ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

8/23生配信の感想

ござさんの言葉は音楽を以て語られる。母国語が、音楽用語。しかも相当なマニアックさ。当然、自分にはそれを分かりやすく解説する術はない。(開き直り)

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こういう「理論は知らないけどなんとなく聴いてると分かる気がする」ツイートなら、まだ自分のデッドライン境界線上。ぎりぎりイメージだけはついて行ってる。

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ござさんの演奏には、ちょっと切ないニュアンスが醸し出されていることが多い。

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  去年のねぴらぼ直前、夏本番直前の演奏。

夏のどこまでも青い空、吸い込まれそうな突き抜けた深い色。この歌、爽やかなのに少し物悲しい気分になる。

 

しかし、この辺から完全にござさんの母国語になってて(・∀・)何言ってるのかちょっと分かんない💦借用和音って何ですか。

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 そこで突如流れて来る家事風なツイートにかろうじて親しみを見出すことで、自分は言語の理解に努めてる(←←問題はそこじゃないんだ)

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去年もそういえばあったですね😆😆家事関係のつぶやき。

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去年の10/31の tj さんとものはっぱさんのコラボ配信では、ござさん後ろのベッドで洗濯物畳んでるし、そういう生活感というか地に足がついたところが好き。ただ、キッチンには包丁が無いらしい。それじゃ自炊はできないじゃないか!

 

 今回の配信でクラシックのカノンや幻想即興曲のあたり、こんなコメントがふとござさんの口をついて出た。
「点描画…いや水彩画のような演奏でした。(濃いめラーメンに対し……何の事やら…)

 最近(正確には8月に入ってから辺り)、生配信のござさんのアレンジが本領発揮してるというか、本来の姿に戻ったというか、こういうの待ってたというか。

JAZZ風?でもワンパターンではない。何か一つのテーマを決めてアレンジしてるのでもなさそうだが配信を通して聴いてみると統一感が出ている不思議。(あくまで、ひたすら自分の主観で言ってるが)

 

ござさんが演奏を絵に例えるなら、自分の脳裏にはある風景が浮かぶ。

 

ぽつんと一粒の雨粒が水たまりにおちて一つ大きな輪を描く。次々と落ちて来る大きな雫が描く輪は水面に何重にも重なっていく。

いつしかその水面は大きな湖水となっていて、自分がそっと足をのせると魔法のように幾重にも波の輪が拡がり、面白くて水の上でステップを踏むと、それに合わせて共鳴するように水面に不規則な紋様が生まれる。

 

 淡くて薄い描写から、色が重なってくると違った趣の絵になってくる。

 ござさんの作り出す和音は複雑で味わい深い。聞けば聞くほど、リスナーに考える余地を与えてくれている、含みを持たせた表現。

 

自分は初めて聞いたドライフラワーの曲。 

ドライフラワーの歌詞をちらっと見て思った。

一見、別れる歌みたいに聞こえる。

しかし歌詞の中の主人公は、付き合ってた人の事、心のどこかで実はまだ好きなんじゃないかな?(独断と偏見による解釈)

そこにござさんの切なさがにじむような演奏が流れてくる。ふと窓の外に静かに降り始めた雨の音を聞き、思索は逡巡するのだ。

 

いつだったかブログ書く過程でJAZZの成り立ち?とかを調べたことがあったが、そこには歴史的背景としてアメリカで奴隷として働かされていた黒人による、明るいばかりではない音楽が起源だったことを思い出した。

だからこんなふうにふと立ち止まって、人生を振り返って噛みしめるみたいな気持ちにさせられるのかもしれない。

今回もほぼ全編そのような落ち着いた演奏。

自分の好みも最近変わってきたことにこの辺で気付いた。昔(若いころ)は賑やか、全力疾走みたいな、技術的に難しい曲をやるのがいい演奏と思っていた時代もあったけど、音楽表現はそれだけじゃないなということにござさんのピアノ聴いていて気付いた。JAZZを徹底的に避けてきたからここ最近やっとJAZZに慣れて来始めた?のもあるかもしれない。

まだまだ世の中自分の知らない事ばかり。そういう未知の領域に足を踏み出すのは、引っ込み思案(←どこがだ?)な自分にはためらわれるので、ござさんの演奏から少しづつ色々な世界に視界を広げようかなあと思っている。

 

ドライフラワー

それこそ新入荷のアレンジ、自分には未知の世界。

あれ?新入荷?それはたぶんネピサマのための準備ですね!(という妄想)他にも入荷したらしい。それは・・・

 

 

ござさんによる今日のキーワードコーナー。

(そんなの毎回あったっけ?)

夜中三兄弟。

・ヨルシカ

・ずっと真夜中でいいのに

・YOASOBI

と、髯ダンのCry baby。

 

今回も相変わらず……

 まずござさんのピアノ聴いて「すごいなー」と思い、

どんなんやねん?と原曲がどうしても聞きたくなって聴きに飛び、

そのすごさに驚き、

ハッ!??と気づいて、

これソロピアノで弾いてたんかい!!という事を思い出して、

再び配信に戻って驚く。

 この永遠ループを繰り返しておりました。ええ、知らない曲が配信で出てくると大体やってしまう永遠ループです。性懲りもなく。

あ、はい。そもそも原曲ですか?自分も全然知りませんでした。自分ははっきり言って吹奏楽ジャンルとわずかなアニソン以外、何もかも全部ござさんの配信と動画で曲を覚えてますので、ござさんが入荷してくれない限り知らない曲と歌手さんばっかりです。

今回はどうも一度に3曲も耳コピで最近の曲を覚えてくださり、感謝の念に堪えません。

(自分の歌手を知らない具合といったら……米津玄師さんを知ったきっかけが紅白で大塚美術館からのゲリラ中継してるのを見たから。っていうくらい、誰も知らない。高1男子がそれ以来米津さん!と大騒ぎしてるのを見てもなお、自分は迫害していた。今思うとすまなかったって気がしてる)

  

 

 

余談:絵に例えると・・・

≪ござさんの例えをそのまま想像するとどうなるか?バージョン≫

多分本質は違うと思うんですよね……?

だって……

キュビズムっていえばピカソ。それからブラック

シュルレアリスムなら、ダリとか?

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(邦題:燃えるキリンThe Burning Giraffe - Wikipedia )

 

違うでしょ・・・( ̄д ̄)

 ござさんの演奏はそんな現代芸術じゃなくてもっと原点に返った古典派を踏襲してそう。

洋画ならルーベンスとか。

日本画なら浮世絵のあたり、菱川師宣、鈴木春信とか。(リンク:鈴木春信 - Wikipedia )

 

 

 

 

  

 

 

 

  

なりたい自分(思春期ではない)

そもそも自分がピアノをもう一度触ってみようと思ったきっかけはござさんが楽しそうにピアノを弾いていたから。今までのピアノのイメージと違って楽しそうだった。

 

自分が弾いていたころやってたのはエリーゼのためにと、トルコ行進曲をやった記憶がある。それからソナタソナチネツェルニーをやっていた。で、ショパンの別れの曲をやっていたが難しくて、つまらなくなってやめた。

要するに、そもそもごはんよりも何よりもピアノが好きそうなござさんと違い、自分は基礎練として渡されていたハノンを全くやって無かったから、できなくて当然。

何でハノンをやらなかったのかって、そもそも基礎練がつまらなかったし。

というわけでyoutubeでござさんを見つけて驚き、ござさんの指練習なるものを見つけて「ハノンと違うやん」と思って興味がわき、再度ハノンも弾いてみると訳なく弾けて拍子抜けしたのが、最近ピアノを再び弾き始めたそもそものきっかけ。

 

というわけで憧れの演奏といえばござさんだけど、素人の自分はそことは関係ない。

上達できなかったトラウマがあるので、練習してないとなんとなく落ち着かないからにすぎない。

そもそも何やっても究極に要領が悪いし。

練習したからといって何が変わるわけでも無い。

 

 

JAZZに至っては吹部時代も含めて徹底的に避けて通ってきたので、いちから調べている有様。

特にコード。Dr.Capitalの部屋とか、ずっしーさんの動画とかござさんの解説動画で何となくコード進行が曲のイメージとか構成とかのカギを握るのは何となくわかったけど、それを楽譜から読み解くにはいちいち書いて行かないといけない。

はっきりいってできる気がしない。普通のコードはいいですよ。でもござさんの動画とか見てるとサブドミナントマイナーとか分数コードとか何やら出て来るじゃないですか?

本を読み解く方がずっと楽(ラクな方に行ってもしょうがないんだけど)。パッと開いてページを見るとなんとなくそこのストーリーとか話の流れはパッと見たら分かるのであまり読まなくていいから。なんかイラスト見てる感じ。

というわけで頭で考えるよりやってみた方が身に付きそう。やるとしたらござさんアレンジ楽譜のJAZZ版(今年の月刊ピアノ5月号。今さらというツッコミはなし)。本当はJAZZのメインはアドリブ、らしいけどそんなことをやってる余裕はないので楽譜が弾けるようになってから考えます。

 

 

究極に要領が悪いので。

スポーツは全てダメ。字も下手。料理とか手芸もダメだった。

ただ本読んでる時間だけは楽しかった。だからずっと本を読んでいた。誰かと比べられることもなかったし、本の中なら何にでもなれた。本にはあらゆる世の中の事が詰まっていて、自由に想像が広がっていた。

 

ピアノはトラウマ。子供の頃にきっぱりと訣別したつもりだった。

 

 

そこで、大人になって去年のある日見つけたピアノ演奏動画。

 

ござさんが触ってて楽しそうだったピアノ。

だから自分も触ってみた。

本以外にも世界が広がる気がしたから。

触っててどうなるかは自分も知らない。

 

ネピサマの世界をまとめて一区切りつけたら、ピアノでやりたい事とか考えてみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/16生配信ライブ

 立秋も過ぎ、お盆も過ぎた今日この頃。

前線が日本に停滞してる影響で(太平洋高気圧は何やってるんでしょう)雨続きですが、今年も出かけられず夏らしい事は何もできていないので、涼しそうな写真でもいかがでしょうか。徳島の大轟の滝(2017年撮影)。

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突然ですがちょっと目に余ったので愚痴ります。

今年も夏らしいイベントがない。

つまり地元のフェスMONSTER baSH(モンスターバッシュ)は2年連続中止。開催4日前にして中止が決定し(遅いな)、既にステージも組み終わった中、当日(8/21)晴れた空の下で分解作業しているのかと思うとやりきれない。↓フェス開催地M町の方向。ほどよく雲が広がって日差しを隠し、熱中症予防にも適していたはずの気温。コロナさえ流行ってなければ。

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出場予定だったアーティスト、行く予定だったファンの人は無念だったと思うが、悪いけどうどん県も患者増加ペースは最悪です。ここに緊急事態宣言地域から大挙して観客が来県したとしたら、もし体調が悪くなられてもこの辺の医療機関に受け入れる余裕はない。経済損失とか言う意見もありますけど命と比べることはできない。

そんなわけで自分はせっせとネットピアノ界隈の配信ライブをチェックする日々。そこでYoutubeをふと見ると、ロックフェスが配信ライブをやっている。場所は苗場、フジロック。フェスの本命キタ!??と思って配信画面を開くとなんとお客さんが普通に入っている。そのあまりの密集ぶりに、なんかコロナ流行以前の光景のような錯覚を覚えた。

これ見て少々キレました。自己中なのもいい加減にしろ。今の世の中イベントを中止・延期・無観客開催などやってる中、みんなどんな思いでそれを決定したと思ってるんだ。

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Youtubeからのスクショ。8/20の風景。去年過去のアーカイブかと一瞬目を疑った。)

そういうのはコロナが収束して、何の心配もなく楽しめるようになってからでいいじゃないか?まず、2メートルおきの間隔取れてません(間隔取っても感染は防げないけど)。

きっと観客はみんな………

全員ワクチン2回接種済み、数日おきにPCR検査、現地まで自家用車で個人で移動、かつ道中ではSAも含めて立ち寄り一切せず。(会場に隣接して立ち並ぶテントがありますね、おかしいな)当然現地では飲食店他コンビニから公衆トイレまで他の人と接触するところは一切使用しない。ーーー以下略。

 ぐらいやってるんでしょうね?おそらく県を跨いで都会からやってきたであろうこの人達が、地元に帰ってさらに状況が悪化するのは目に見えている。2週間後の感染者数の推移が見ものです。彼らの地元にももう治療可能な医療機関は無い所が多いのでは?

この分じゃコロナ流行が終息する未来は遠いな。

愚痴コーナー、終わり。

 

 

 

さてYoutubeに戻って……夏らしく花火大会がテーマの曲でも聴こうっと。ござさんアレンジの作曲家繋がりで、ヘンデルの曲から。

 ヘンデル組曲「王宮の花火の音楽」より、歓喜

 

 

今回は8/16の生配信ライブの感想です(前置き長すぎ定期)

冒頭の演奏は、配信の前日BSのTV番組で流されたヘンデルの曲だった。(原曲のアリア: G. F. Händel, Lascia Chio pianga. Soprano; Julia Lezhneva - YouTube)この天使のような歌声のアリアも美しいけど、ござさんにかかるとピアノっていう楽器を使った別の曲みたい。TV番組ではあくまでBGMであり音量も抑えめで陰に隠れていたござさんぽい音色が存分に味わえる。

単なる主題歌の伴奏音楽ではない、聴いていて一歩心に踏み込んでくるような、心のどこかを鷲掴みにして持って行かれるような不思議な和音。

視聴環境的に番組を見れてない人も、特別展のHPに掲載された絵を眺めながらござさんのピアノを聴けば、TVで見た以上に感動が湧き上がる。そんな素晴らしい演奏で今回の配信は幕を開けた。

 

かと思えばトークはござさんらしさが炸裂している。なんか手の感じが分かってきました。癒し系の日とか激しい曲もいける日とか。今日は力押しではなく…しっとり系?」手の感じって、何なの。そういう観念的な感じで片づけられると……ござさんに有意義な表現を期待したのが間違いでした。そういやトーク中のござさんはIQ3。自分はまじめに演奏聴いて考えます。

  

 7月ごろは、特に目を引くようなブログの字幕は流れてこなかった。それは最近は原曲通りのアレンジで弾く傾向があるって、(7/17?の)生配信で言われていたからだと思う。つまりゲーム音楽アレンジCD収録の影響か。依頼が来た仕事に関しては依頼通りのイメージでアレンジする必要があるわけで。(ござさんのアレンジならどうやっても絶対素敵な演奏になるに決まっているのだけど)

 ゲーム音楽アレンジの記事(追記:好評につきCDの追加販売が決定したそうです)

 このCDレコーディングそしてTVの主題歌アレンジと、最近今までにないジャンルの依頼案件が舞い込んでいて自分は驚くやら嬉しいやら。今回、TVの主題歌の依頼内容を紹介してくれる声も、心なしか弾んでいるように聞こえる。そうですTV出演はこれが初めてです。(自分は舞い上がって職場のlightなござさんファンの同僚には番組の録画DVDを配り、他の人達にも「ウチの推しがこの間初めてTV出てたんです~」とドヤ顔で宣伝しておきました。)

  ただ自分は、そもそもござさんが掲げてるメイン看板はアレンジだと思っている。(ベース演奏とか一人合奏も得意だし、ストピとかライブでもアレンジが前面に出されてる) 

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   スポーツ観戦にはルールなどの知識が要るのはわかる。さらにその競技の経験の有無で、観ていて面白いかどうかも違ってくる。

では音楽は伝えやすい方なのか?

伝わってますよござさん。

個人的には音楽こそルールや理論などの知識がなくても(あればなお良いが)、言語とか人種とか国境を越えて理解しあえるものだと思う。

でも唐突に呟いたりして、ござさんどうしたんでしょう?自分の表現で相手に感動を伝えられたんだという確かな手ごたえを掴んだのかな。そんなことはネット投稿を始めた当初からの事だと思うが、何をきっかけに実感したのだろう?菊池さんのサントリーホールのソロピアノ聴いて頑張ろうと思った?いや、違うな。

そのきっかけがTVへのアレンジ楽曲提供とCDのレコーディングだと思う。

ござさんはネットピアノ歴は長くとも、演奏は今まで自宅配信と投稿動画が中心だった。(ストピブームはここ1~2年のこと)今回ひょっとして、ご自身の演奏を依頼案件を通じて客観的に聴くことができる初めてのケースだったのではないだろうか?生配信はいつも見直さないというし。そして聞く立場になってみて、客観的な評価をもらって初めて自分の音楽の世界観は他の人にも共有してもらえるんだという実感が沸いたのではないか。その伝え方は他の人にはできない、ござさんからじゃないと発信できない音楽がある。

 

  ここで去年のブログをまたしても貼る。しつこいけど貼る。ござさんの発想というか才能というか、 自分の語彙力で説明できない分を絵に頼る(あきらめの境地)

 ござさんのピアノは天賦の才。それと想像を絶する努力がもたらす奇跡みたいな演奏。泉のように次々とわきでてくるアレンジのアイデア

神様に魅入られた存在。(別に宗教は関係ない)

  (コードとか分かってないし)どうせ難しい事はわからないし、というか難しい事を考えながら聴きたくない。なんていうんですかね?

理性で感情を抑えていたくないというか?どの曲も素直に黙って聴いていたいというか。ござさんの作り出すストーリーをずっと聴いていたい。その音をずっと全身に浴びていたいのだ。

  

じゃあ感情のままにござさんの演奏を表現してみよう…(夜中にこっそり)

 

甲子園で勇ましく爽やかに流れてるはずの「栄冠は君に輝く」がJAZZ風?にアレンジされていた。配信の開始早々、この演奏にある意味自分の意識が全部持って行かれたと言っていい。

これを即興でピアノ曲にするの?

しかもJAZZ風に?

どうやって?

って一瞬戸惑ったのは杞憂に終わった。今回の感想を書こうとするとここから考えないと始まらない。規則正しいスポーツマンらしいメロディも優しく置き換えられてリズムは揺らいでいる。微妙にアドリブも入って、アスリート界のテーマソングがこうなるのかって、ある意味カルチャーショック。

 こうやって軽やかなJAZZ曲で配信は始まった。アニソンも、洋楽も、心が軽やかに駆け上がっていくようなJAZZアレンジ。「皆さんが好きなのはJAZZ『風』アレンジなんじゃないんですか?」っていう疑惑はどこかへ消えたのか、吹っ切れたのか?Evrythingはアドリブの展開も本格的なJAZZに仕上がっている。その出来に自ら首肯するものがあったのか、単体の動画として投稿してくれた。そういうの待ってたんですよ。(勢いで自分も単体でブログ書いてしまった)

さらに情熱大陸。(自分は少しのフレーズを一か月かけて必死に練習して何とかというレベルなのに)アツいラテンのリズムはどこかへ忘れてきたという風なアレンジ、これその場で考えて弾けるんだ、何で?( ̄∇ ̄)←自分と比べるな「いつもはフォルテッシモ!ていう勢いだけど、そうはいきませんよっと…フフフw」 「しかしこういうアレンジの方が難しいんですよね」・・・???いつものが勢いと迫力にあふれた演奏とすると、感情を制御するのが難しかったっていう意味だろうか。

 

この、盛り上がってもあくまで抑制されたアレンジの情熱大陸に驚きつつ、しかしそれは序章に過ぎなかった(自分基準)。要するに、ダニーボーイについて書きたい。

ダニーボーイ=ロンドンデリーの歌。「出所が分からないくらい古い歌」とござさんが言うので調べたら、ほんとに出所が分からないくらい古かった。(※リンク: ロンドンデリーの歌 - Wikipedia )それは代表的なアイルランド民謡=ござさんのアレンジによく登場する童謡とか民謡の部類。アイルランドはすなわちヨーロッパに残る数少ないケルト人が住む所だ。 Danny boy以外にも庭の千草とか、スコットランド系なら蛍の光とか構造が似てるのか?ケルト系の民謡には日本人にとって郷愁を覚える、懐かしい景色を思い出させるようなものが多い気がする。

 (※ケルト人は現在、この地図の濃い緑の地域が主な居住地。広義で言うとアイルランドスコットランドは全土にケルト系言語が分布しているともいえる。(リンク:ケルト人 - Wikipedia )

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 ダニーボーイの抒情的な旋律は声楽や管楽器で歌われることが多いが、ござさんのピアノはそういう表現の枠を超えて胸に迫ってくる。

 静かに始まるイントロ。

ござさん特有の不思議な、しかし魅惑的な和音が響く。

その合間の絶妙な空白にえもいわれぬ表情で耳に残る音。

囁くような、ひそやかな雰囲気。

一転してトレモロ(?)により劇的に演出されるメロディ。それまで計算され抑制されていた感情は解放されて、聴いていて細かく波打つ音に自分の気持ちはどこへともなく連れて行かれそうになる。

そして残照が消えゆくような、繊細なラストの音。 

 

その余韻に浸っていると、このまま自分の心の宝物にして、大切にしまっておきたくなる。誰にも教えたくない秘密の場所に。生配信で多くの人が聴いているのに……でもそう思うのだ。 

 

 そこからいつもと違うハ長調のSummerに、明るく軽やかな響きに夏の終わりの微かな輝きを感じて心を打たれる。

続いて海の見える街から星影のステラまでが曲の配分的にも自分にとっては小さな真夏の演奏会に思えてならず、上を向いて歩こうの軽快なアレンジ辺りからラストまでをずっと延々繰り返して聴いている。去年の8月16日はござさんが配信で用意してくれた納涼コンサートだった。今年はこの演奏が自分にとっては夏のコンサートだ。

 

自分にとってはござさんのピアノは癒されるというよりは、人生に彩りを与えてくれる存在。外出もままならない、楽しみといっても楽しみようがない最近の世の中だけど、ござさんがピアノを弾いている限り自分の視界は暗くも灰色にもならないだろう。

弾いてくれる曲の数だけ様々な表情があって、その度にハッとさせられ、楽しい気分になり、また情熱的な盛り上がりに胸が高鳴る。

Youtube動画という娯楽的なもの、というよりは感性の根底を揺さぶられる危険な存在(あぶないという意味ではない)。少なくとも単なるピアノ演奏とは認識してない。

  

 

 ※参考リンク:過去のダニーボーイの投稿動画 

 

2020年3月頃、学校は休校になり緊急事態宣言も出されて、そんな中で何か動画作れないかという事なのか動画の前半はなぜか家の中ツアー状態。演奏はペンギンマスクかぶってるがピアノは超絶ステキな感動アレンジだった。

ダニーボーイはその後ござの日ソロライブでも弾いてくれた想い出の曲。 

 

  この頃ペンギンマスクで撮られた別の投稿動画もあった。Lo-fi風一人合奏の、星野源さんの曲のアレンジ版。

もう一度思い出してみよう。

状況だけ見ればこの時より比べものにならないほど悪くなっている。

でも一人一人にできる事といえばこの時と同じく地道におとなしく対策するしかない。ござさんは当時、この動画を投稿することで黙ってそれを提言してくれていたんだと思って、自分もステイホームでござさんのピアノで楽しく過ごすことにします。 

 ぶっちゃけ問題、ござさんのピアノがあれば他に何もいらない。別に出かけられなくてもちっとも構わない。旅行に行っていた頃を思い出すとさみしいけどそんな事は今どうでもいい。仕事以外は完全に引きこもってる自分を見て高齢者には「どうしちゃったんだろう」と思われてるだろうけど、出かけることはタブーなのだからいいじゃないか、ほっといてほしい。 

 

  

余談:

 最近30代そこそこにしてなんと健康診断で高脂血症を指摘されたござさん。こう書くとネタにしか聞こえないが、れっきとした事実。30才ちょいで血液検査異常なんてあってはならないこと(大げさ)。介護職やめると同時にコロナ流行でステイホームの風潮になってしまい、突然ある日外出しなくなって運動量が下がった影響は否めないと思う。

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しかしどうしてもラーメンが好きらしいござさん。健診の2次検査で上のツイート通り合格点をもらって号泣してる感があるwww。

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そんなに泣かなくても……

というわけで今回の生配信でも、検診以後思う存分ラーメンを堪能してることが空かされたわけですけど、いちいち素敵な演奏の合間にラーメン風評価挟むのやめてもらっていですか。「演奏終わった最後の音でふっとラーメンが頭をよぎった」もうそれ幻なんじゃ?

Everything ……濃いめで固めの家系ラーメン

上を向いて歩こう醤油系、煮干し系。薄め、やわらかめ

かわいらしいアレンジ的な。

この配信が終わった所で所詮ラーメン屋開いてない(20時閉店?)。だからね、寝る前にラーメンは禁忌ですよ。食べる内容を改善してもそれじゃ意味ありませんし。食べるタイミング考えると寝る前こそサラダチキンで終わるべきでしょ。ラーメンは配信が無い日、通常の時間帯にお楽しみください。

そもそも家系って何ですか?次郎系とかとは違うんですか?うどん県民には何が何やらさっぱり。とにかく都会はラーメンの選択肢がいっぱいあって羨ましい限りです。

つまり家系とは濃いめのこと…また濃いめな渾身のアレンジ演奏聴いてみたい。

  (↓↓ がんばって調べました)

 

  

 

さらに余談:

    こうしてピアノの演奏を楽しみ、コンサートやライブが開催できるのも、当面は日本は平和だからである。コロナ流行の影響を除けばだが。

    

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 少なくとも日本では音楽を聴こうが、本を読んで考えようが自由、逮捕されたりしない。憲法で思想の自由が保障されているから。

 ここで、横から高1男子が何やらしつこく尋ねて来る。どこで聞きかじったんだ?

男子「あ、あ、アフガニスタンが……!」

自分「え?何って?(最近ニュースになってたな)」

男子「んーーーー……聞きたい事、忘れた!」

自分「(そこが大事なんやないかい)←ツッコミ」

高1バカ男子には自力で調べてもらうとして、要するに最近アフガニスタンではイスラム過激派(タリバン)に政権を奪取され、TVや本、映画や音楽などの情報や芸術に接することはできなくなったということだった。もし発覚したら逮捕されるからだ。

さらに女性は、10歳までしか教育も受けられず、就労もできないらしい。 

・外務省のページ: アフガニスタンの現状と問題   
BBCニュース日本語版:【解説】 タリバンとは何者か 米軍撤収のアフガニスタンで復権 - BBCニュース

日本で暮らす身からすると絶望的な状況。以前から周辺諸国に難民が流出していたとしてもこれで決定的最終通告という感じがする。ただしこの件で神様にお祈りして救いを求める系の発言は、第二次世界大戦後のイスラエル建国に端を発するキリスト教イスラム教の争い(つまり今に続く中東戦争)を想起させるので、敢えて宗教色は排除したい。

  タリバンの台頭はつまりアメリカとロシアの代理戦争の体をなしてきているので、この問題はそう単純なものではなく、簡単に解決もしないだろう。日本は難民受け入れには断固否定的だし、一般人の自分になどできる事は何もない。心の中で思い出しては問題提起するくらいしかできない。

 

繰り返すが日本では音楽を鑑賞していて逮捕されることは無い。それは幸せな事なのだとせめて認識しておこう。

連想するのは、ミレーの「晩鐘」。お祈りするとすれば、ウチは農民だし、この絵のように農民が収穫に感謝するところになぞらえてみた。

一説にはこの絵にはジャガイモしか収穫物が描かれていないため貧しい農民の現実を表しているともいうが、でも僅かながら賜った食料に感謝している姿は、今の現実すなわちござさんの音楽を楽しんでいる自分を投影できる気がするのだ。

それはもう僅かながらではなく、いくら感謝してもしきれないくらいの感動をもらっているから。

※参考リンク: 晩鐘 (絵画) - Wikipedia

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懐かしの切り抜き動画

  ござさんの生配信の歴史は古い。その発祥は10年前、ござさんがまだ学生だった頃にまで遡る。ニコニコ動画アーカイブやその他も含めるとその量は膨大である。

目次:クリックして各項目へ飛べます

 

  

ござさんの得意分野

  その中で言うとごく最近の部類に入るのかもしれないが、ござさんのYoutubeチャンネルにはBGMのカテゴリに分類された、生配信切り抜き動画というジャンルが存在する。

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 ご自分で言われてる通りござさんの本領はそこである。

リクエストを無茶振りされても何が起こっても、アレンジのバリエーションでどうにか解決するところ。さらに、曲間の繋ぎとかも含めて一つの組曲か何かみたいに配信全体に統一性まで持たせている。どんな曲を弾こうが全体的に見るとまとまっている不思議。

 

待ちくたびれて首が長くなりすぎてどこかへ行きそうだった問題

 しかし生配信アーカイブはメンバーシップの特典である。メンバーに入って無ければ配信後数日で見れなくなってしまう。そのため初見さんには偶然生配信を通りすがりに見つけるしか、聴いてもらうきっかけが無かった。 それにしてはここ一年以上生配信の切り抜き動画は投稿されてないし、昔の切り抜き動画はYoutubeチャンネルでも遥か下の方まで探さないと見つからない有様。

ストピ動画だけ聞いて初見さんが離れてはいないか?そこにやきもきして、色んな意味で自分は胃に穴が空きそうだった今日この頃。

というわけで、今回も生配信が感動だったなあと浸りながら感想書いている時に唐突なこんなつぶやきが来て、思わずありがとうって泣きながら言ってる謎のリプを返してしまった。ただの怪しい人やん。

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しかし……生配信は「トークの自分の声を聴くのが苦手」か何かで振り返って聴かないって言ってたっけ?それはいいとして、これで投稿動画として残るから初見さんにも通りすがりでもメンバーシップじゃなくても、最近のグランドピアノ配信のアレンジの凄さを聴いてもらえる!と思って自分は色めき立った。

  小躍りして喜ぶどころかバック転して(←できない)キメポーズでも取ろうかと思ったくらい(高1男子に笑われるからやりません)。 

 

 配信だと前後に謎のトークが入るが、動画だとそれも無い。サムネ画像も渋くてかっこいい。

 JAZZの詳しい事はわからないけど、旋律とサビに続く攻めるウォーキングベースとアドリブ、聴いていると照明暗めのジャズクラブで聴いている気分。ていうかJAZZクラブでのピアノ演奏を(配信で)聴いてるとその姿を勝手にござさんに脳内変換してしまい、実際聞こえてくるピアノがなんか違うので「あれ?」ってなる現象が多発中。

  

しかし。なんで今回動画切り抜きに至ったんでしょう?珍しく、アレンジがなのかアドリブがなのか知らないが演奏に納得した部分があったから切り抜いたのかなあ。他にもこの回はJAZZアレンジがすごかった分色々切り抜いてほしいところだが、ござさんが納得しないと無理だろうと思って高望みはしないことにしたのだった。

まあいいや。この動画が、ツイートから投稿までが異様に早かったのは、摘要欄に「こんな即興演奏が生配信に来ると聴けます!!!」っていうリンクを珍しく貼っているが、それは次の生配信まで、メンバー限定動画にはいってしまうまでにやらないと意味がないから。 急ぎますよね。

 

あれ?書いてて思った。

摘要欄にリンク貼ってるじゃん?ということは、今回の生配信はずっと投稿動画コーナーに一般人も見れるものとして置いていてくれるってことでしょうか?

 …………え?今何て?

ガ    \ヽ从//
 バ    ∧_ ∧
 ァ   ('Д';):.
    ,r'⌒と.jミヽ
   ノ ,.ィ' `ヽ/
 /      i! /

 

今、動画投稿欄に唯一置いてる生配信動画、つまり2020/1/3のものは引っ越し前でFA08時代の演奏だし(あれも秀逸な演奏だったには間違いないけど)。

ということはグランドピアノの生配信としてずっと一般公開してくれるんだ!(多分)

まじですか!!?

ちょっとお祝いに騒いでます。

🎉🎉🎉🎉🎉!!!

🎊🎊🎊!!!

 

 おめでたいので花火もあげとく。(花火つながりの動画)

 ٩(๑˃̵ᴗ˂̵๑)۶ ヤッターーーー!

 

  

 なんか花火の動画だけだといやにもったいぶった感じですね。もうちょっと劇的にかっこいい動画も貼っときましょうか。2001年宇宙の旅のオープニングテーマ。

 

 (※原曲はリヒャルト・シュトラウス交響詩ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭をつかっている。全部演奏すると35分と長い)

 

騒ぎ過ぎかな……シレッとメンバー動画コーナーに入れられる可能性も残ってるけど…まあいいじゃん。 

 ひとつだけいいですか?

JAZZアレンジ動画というよりは、最後のラーメントークが不自然にちょっとだけ残ってる所が、ござさんの人となりを全て表現してると言っても過言ではない(大げさ)

 

余談

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いくら健康にいいからって、サラダチキン食べ過ぎです(鶏胸肉をレンチンしたら手作りできるのに)。一通りコンビニ系バリエーションは制覇して倦怠期へ入ったという。マンネリ化したカップルか?不肖ながら自分はあんまり存在を知らなかったので今さらですが探してみました・・・

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資料部屋: 過去の切り抜き動画

結論:昔からござさんの即興アレンジはすごかった(語彙力)

Youtubeの動画欄の下の方に埋もれているリンクを貼ってみる。けっこうたくさんあった。自分は何か作業するときはJAZZメドレーを流すのが好き。 間でこっそり入ってるコメントが実は面白い。

 最初らへんはJAZZの解説動画として一曲だけ切り抜いた動画が見られる。コードの解説もあり、とっても親切。(今回のEvrything動画もこっちの部類かもしれないが、コードじゃなくて、グランドピアノだし演奏をじっくり聴く系かな?)

 

  2019/5/19投稿:ジャズ弾いてる時何考えてる?!演奏を文字で実況!「Fly Me To The Moon」

 
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 2019/5/26投稿 実況!ジャズピアノソロ!カントリーロード

  

 2019/6/17投稿 ノープラン即興演奏あるある(ピアノ)【I am (報ステ)】

 

 

 

 

また、生配信切り抜き動画といえば厳密にはこっちを指すかもしれない。つまり実際生配信の一部分、10~20分程度、あるジャンルをテーマに即興アレンジした箇所を切り抜いたもの。

こっちの方が奇想天外なアレンジになってるし、曲の繋ぎとかを聴くだけでも楽しめる。またセッションの自動演奏の楽器も色々変わっていって面白い。ござさんのエレキベースも昔から相変わらずかっこいい。

 

2019/10/11 投稿【リクエスト即興ピアノ】 アレをアレしただけですべてが南国風に!?【BGMにどうぞ】

アレとはスチールパンで各ジャンルの曲を……何風だろ、サンバ風っていうんだろうか。一番はまってるのはUnder the seaかなあ…

 

 

 2019/10/17投稿 【作業用ピアノ】 ルパン・コナン・スペイン・千本桜のワルツって想像できますか?【即興生ピアノ】

このいらすとやさんのかわいいサムネ画像からは想像もつかないようなオシャレアレンジ。よく考えたらワルツだった。この外見に騙されてはいけない。曲名もよく見ると各分野の人気曲てんこ盛り。

 

  

 

  2019/10/25投稿【作業用ピアノ】アニソンゲーソン17曲を即興でJAZZアレンジしてみた【ユージュの伝言・宝島・マリオ他】

これも今回(2021/8/16)の配信と共通するものがあるかもしれない。全編JAZZアレンジという点で。自分は家事するときはこれが定番。それかクラシックの16ビート動画。御多分に漏れず袖はよれよれである。(←どうでもいい)

 

 

  

 2019/11/10投稿 【クラシック】 ペンギンが難曲リクエストに即興ピアノで挑んだ結果…?

 ※2019/10/30の生放送(ペンギンマスクでの生配信2回目)から。クラシックも難曲も、ござさんにかかれば「なんとなく」「テキトーに」「JAZZ風もいっかー」というノリで、聴いてみるとすばらしい。さらに、長い曲は絶妙にハイライトだけ即座に編曲されて親しみやすく仕上がっている。

 

   何度も言うようだけど、ペンギン時代の生配信は全部そうだったけど、ペンギンをかぶりチャット欄からリクを拾いながら、どうやってこのレベルのアレンジを即興で演奏してるのかってところである。ペンギンという被り物してればYoutubeの画面に映えるとはよく言ったものだが、それはござさんのチャンネルに限った芸当であることを申し添えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1日遅れの号外

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号外(ごうがい、newspaper extra)とは、突発的な事件、事故、災害やスポーツの試合結果など、世間の関心度が高いと判断されるニュースを逸早く伝えるために、街頭で販売または配布される新聞である。( 号外 - Wikipedia  )

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

寝耳に水

あるお盆の昼下がり。菊池さんのサントリーホールライブも無事終わり、自分は感想の記事を書くのに追われていた時。

その話題は前触れなく唐突に降ってきた。

twitter.com

 

 (情報量が多すぎて一旦フリーズ…………)

(いつ収録したんだろう?忙しかったのはこの事か?)

TVでござさんのピアノが流れるって?

色々ショートカットで考えた結果こういう結論に至った。しかし知らないワードが多すぎる。ふむふむ録画予約はしましたよっと………

 

本格的美術番組という予告

さて、TVの番組内容は小早川秋聲という画家について。20世紀前半、京都を中心に活躍した日本画家。旅を多くしたこともありその絵には国際的な色彩が強いようだ。( 小早川秋聲 - Wikipedia )

特別展が8/7~9/26まで京都で開かれており、今回はその広報的な番組らしい。
小早川秋聲 旅する画家の鎮魂歌(レクイエム) | 京都府京都文化博物館

※その後、東京と鳥取へ特別展は巡回するらしい。

 

ござさんが担当するのは主題歌のアレンジ。歌っているのは歌手の佐賀龍彦さん。

twitter.com

 

 

参考資料:番組情報の記事 

twitter.com

  

とりあえず予習できる範囲で調べてみた。小早川秋聲は大正~昭和期に活躍した日本画家らしい。絵の特集番組というか展覧会の広報的なのは、自分も日曜美術館とか美の巨人たちとか見ていたので結構好き。友人に新婚旅行の土産は何がいい?と聞かれて、ルーブルの図録って頼む程度には絵が好き。ただし今回は日本画、うーん自分が好きなのは長谷川等伯伊藤若冲だなーと勝手に妄想しながらその日は暮れていった。

【 勝手に資料コーナー:長谷川等伯 - Wikipedia    伊藤若冲 - Wikipedia】 

 

 

 公共の電波

 さて菊池さんのライブの感想も書いて自分の中で納得した所で。ござさんの予告のあった番組の時間、13:30に向けて録画予約もばっちり、さてリアタイで見ようと思ってTVの前で陣取った。高齢者たちは出かける用意であわただしく、高1バカ男子はなぜか買ってほしい物リクエストを言ってくる。……ちょっと一言。

何で今なんですか?静かにしてって言うのってそんなにダメなんですか?

こっちは番組始まってびっくりしている所なんですけど?

とにかく後で録画でちゃんと見ましたけどね。 

 

 何にびっくりしたかって、番組冒頭の数秒、告知にあった主題歌?と共にござさんの映像が突如流れたからだ。恐らくござの日のライブ映像、ちょっと加工されてるけど。サブリミナル効果のように、え?と思ったまま番組の内容がイマイチ入ってこなかった。

京都の写真が次々映される中、主題歌と伴奏のピアノが流れている。ナレーションと歌がメインだけど、聞こえてくるピアノの和音とリズムが間違いなくござさんぽい。 

 その絶妙な和音の展開にそう来るのか―と唸りつつ、番組は画家の代表作を次々と鮮明に映し出していく。調べてはいたが、改めて大画面で見るその美しさに思わず息をのんだ。特別展のホームページでもこうはいかない。

番組の終盤でこんなコメントがあったが、

「音楽もそうだが絵画も実物には独特の迫力がある。実際に体験しないと分からない魅力がある。」

その通りで、音楽も今のご時世、配信が主流だが本当は目の前で演奏されている音楽を聴きたいし、絵画も一緒で複製とか図録の誌上からではわからない本物だけが持つ存在感?というか、画家の筆跡やタッチ、画材の感触や色彩の見え方とか、そこに行かないとわからないニュアンスはあるのだろう。コロナ以前は自分も演奏会とかこういう特別展とか結構行っていたけど、そういう理由があるからだ。

この 小早川秋聲という人は大規模な回顧展はこれが初めてだそうで、開催地はゆかりのある京都だった。今まではっきりした評価が行われてなかった事もあるからか、出典は個人蔵の作品も多いそうだ。関係者のあいだで大切に保管され伝えられてきた名画の数々。

牡丹を飾られた軍馬を描いた「愷陣」

幼い子供の夢の世界だろうか、着物の柄も美しい「未来」 

鶴と水墨画に出て来そうな文人が描かれた屏風絵「薫風」

そして告知にも使われている「長崎へ就く」 

母親の実家の経済力を背景に、ふんだんに使われた金泥や高価な画材。また大正期に世界各地を外遊して回ったというのもその経済的援助があっての事と思われる。 

それはさておき、代表作とされている「國之楯」の他の作品を見ていくとどれも生命力にあふれていて画題の視点も多様なのに気づかされる。外遊をしてきたとの事もあり、長崎へ就くなどはおそらくオランダで描かれたもの、ほかにも絲綢之道とか各地で描かれた国際色豊かな絵も多く紹介されていた。

Wikipediaを見てみてもあまり「國之楯」以外の、戦争以外についての画業にほとんど触れられていなかったので 、確かに今回の回顧展は画期的なものがあると思った。

 

これらの存在感たっぷりな絵のバックに、ボーカルの「私を泣かせてください」という歌(ヘンデルの歌劇から)が流れ、ござさんのピアノが特徴的な和音で独特の色彩を添えている。作品を引き立たせてしみじみとした情感あふれる空間を演出し、それでいて一ひねり加えてひそかに主張するピアノ伴奏。

それからフルートとピアノの「愛の夢」につながっていくBGMが素敵すぎる。 

 小さいころのエピソード、「おやつよりも紙を欲しがった」というくらい絵を描くのが好きだったというあたりが、ござさんぽくありませんか・・・?常に鍵盤から離れられないあたり、分野は違えど共通するものを感じるんですけど。

 

 

自分なりに持っていた夢

すごい画家だったんだなあ………と感慨に浸っているとラストでアナウンス役の佐賀さんから、伴奏はピアノのござさんと紹介されている!しかも字幕付き、再度ござの日の映像つきで!

というわけで「TVをつけたらござさんが出演してた」というシチュエーション、ピアノメインではないけどある意味達成できた気がする。

ござさんを知った当初からの自分の夢。

「ソロライブのステージで演奏してる姿を見る事」

「TVやラジオといった公共のメディアでピアノが流れる」

どちらも達成できたといえなくもない。しかしソロライブは観客有りでやれてないし、今回メディアで演奏は流れたがピアノメインではない。

 

しかし落ち着いて考えてみよう。こういった編曲や楽曲提供といったスタイルは、もっともござさんの得意とする分野だったのではないか。それから大好きなベースラインも含めて。以前から「仕事来るならこういうジャンルかもな、そういうやつの方がござさんにはぴったりかもしれない」とは思っていた。ピアノ1本で勝負するならコンテストなりに出ればいいわけで。しかしござさんの世界はピアノだけにはとどまらないし、コンセプトが「聴いてる人に合わせる」というか「セッション相手に合わせる」というのがメインな気がする。ソロピアノで勝負するのもいいけどこうやってボーカルの人、また番組のお題すなわち絵画を引き立たせるように寄り添って弾いてる時がござさんが本領発揮してるのかな、と思う。

 

また、この会場となった京都文化博物館(の別館)も一見の価値あり。旧日銀の京都支店だったらしい煉瓦造りの重厚な建築物である。 京都の特別展の会期は9月26日までだったと思う。まだまだイープラスその他プレイガイドでチケット販売中。 

 

・・・イープラス? 

特別展の主催者をもう一回確認してみた。

主催:京都府京都文化博物館京都新聞、BSフジ、ライブエグザム

 

ライブエグザム?ZEPPの運営会社のアレですか?ござの日のイベント制作会社だったアレの事ですか?

それ繋がりの権利関係で、番組の中でござの日の映像が使えたのかもしれない。今までの活動も何らかの意味があるんだなと思った。今回TV番組に関わった事で、業界の音楽制作担当者には存在を知ってもらえたわけだし。

TV、ラジオ、映画その他のコンテンツには必ずと言っていいほどBGMや主題歌というのが存在する。またお店に行ってもたいてい何らかの音楽が流れている。ござさんのアレンジは「ここでござさんの演奏だったらなあ!」という場面で、どこでもぴったりに合わせて来る気がする。

 

今回の仕事で何が重要って、G興業さんでも何でもない、何のつながりもない所からの仕事っぽい点です。要するにこれを機に新たな仕事ルートが拓ける可能性が残ったということです。

仕事が来るのは大事です。というか死活問題だからです。バックも後ろ盾もないござさんにはまず仕事です。

大きなビッグイベント、名前が前面に出る大きな仕事も結構ですが、大衆はすぐ忘れるというか飽きっぽいのでござさんにはこのように地道に業界に名前と腕を売り込んでいただき、存在を認識してもらって少しづつ信頼を得て行けば、道は開けるのではないかと思った次第です。Youtubeのシステムに依存してる現在ですが、Youtubeというプラットフォームがいつまで機能するか、ござさんの生涯を通して収入源として機能するかは不透明ですし。)

 

 

 

 

 

 

 

サントリーホール

 自分はござさんファン。動画も配信もほぼござさんのしか見ない。ござさんの音が好きすぎて。ピアノを聴くというよりは、ござさんの音を聴いているという方が正しい。

 しかしござさん以外にピアノの音というか演奏が気になる人が一人いる。だからいつも配信とか動画とか謎のツイートも含めて全部チェックしている(こっそりと)。

その人は菊池亮太さんという。何でこんな勿体ぶった書き出しなんでしょう?今回、サントリーホールのライブは節目だなあと思って柄にもなくかしこまってみたのです。(ちなみに8/18まで配信チケットは購入可能だと思います。)

 

目次:リンクで各項目へ飛べます。

 

 

 

 

ござさんファンから見た菊池さん

 菊池さんの第一印象

 菊池さんにはいつもござさんがお世話になっております(といっておもむろに2019年のコラボ動画を貼ってみたりする)

 


自分がござさんを知ったのは2020年の2月。その当初、菊池さんのピアノはこの2つの動画でしか聞いた事がなかった。当時の感想は「菊池さんて怖い人」だった。服装は真っ黒。ピアノの演奏はひたすら怒涛の連打音(今聞くとそれだけではないのだけど)という感じで怖かった。コード進行など当時の自分は知る由も無く。

 

 しかし確か去年の第1回ねぴらぼの前の頃に「怖いだけの人じゃない」事に気付いた。


(この時、配信機材を一新されて音響がよくなったことも関係しているのかどうか、色んな表現ができる人なんだと気付いた。弟さんとのセッションも必見である。それからこの頃6~7月の生配信のどこかで「本体がどこか行った!」と帽子を慌てて探してるのを見て、「それが本体なんだな。なるほど」と腑に落ちたというか納得した。人間らしい一面を見つけた気がして、急に親しみがわいてきた。)

 

菊池さんの演奏と、人柄

 それからねぴらぼ、ネピサマ、(11月の無観客の)コンサートホールでのライブからネピフユとねぴらぼinventionと続いていくわけですが。

一貫して徹底されているなと思うのは、どうやったらファンの皆さんに楽しんでもらえるのかを追求、実践されているところ。かといって押さえるべき所はきちんとする。仕事として完璧。プロ中のプロ。今回のコンサートも まず告知方法からして面白すぎです。参考までに当時のブログ。膨大な練習量に支えられていると思われる、超絶技巧。その演奏は誰をもうならせる。どこまでもストイックに音楽を探求する姿勢から、無限に生まれていくピアノアレンジ。

とにかく菊池さんのピアノは自分は好きなのだ。一見真逆の様に見えるが菊池さんにはござさんと通じるものがあると言うか、自分の中でござさんと菊池さんは2人1組で成り立ってるというか。(※以前書いた記事でも似たようなことを書いた) 

ピアノを前にして弾いている限り圧倒的な存在感で、あたりを払うような堂々たる雰囲気を醸し出している。

 それなのにTwitterでは人間らしいつぶやきを書いていて、より身近に感じられるのも魅力の一つなのかもしれない。

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自分の正直な気持ちを忌憚なく言っている。裏表のないその態度、ファンからの意見を実際取り入れるかは本人が決めるとして、ファンと交流しようとしている点が自分から見ると新鮮に映った。

 

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自分を飾らずに、本音をファンに発信してくれている。だから、応援する側もその気持ちに寄り添う形で応援できるのかも。このファンとの距離感というか、信頼関係があるからこそ形成されているともいえる独特の空気感。

心底うらやましいなあ、と思う。

 ただ一つコミニュケーション取れてないなと思った件。

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 このツイート。1000枚限定販売のCDとは何ぞや?配信を含むとコンサートのチケットは1000枚以上売れることは確実なのに限定販売とは。販売方法も後日発表と後述されているし。反響を想定されていなかったとしか思えません。菊池さん、どれだけ期待されているか自覚された方がいいと思いますがね。ある意味菊池さんらしいと思って見ていて微笑ましかった。(後日希望者には全員販売されると決まったようで良かったです)

 

 

東京は赤坂、サントリーホール

さて、菊池さんのソロコンサートだ。

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菊池さんがこのような姿勢でファンに向き合ってくださっているので。自分も(配信ですが)襟を正して演奏を聴きました。

【ちなみに自分の配信環境】:Windowsのパソコンで、サウンドカード装着のヘッドホン。つまり楽器とか現地の物音も含めてリアルに音を拾ってくれるので、音だけについていえば目の前で聴いているかのような臨場感をもとに感想を書きます。

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まず開演前の配信画面を開けるとCD販売サイトのバナーがあった。なるほど、CDを知らなかった人もここで購入できるという、ファンに優しいシステムというわけだ。(1000枚限定販売問題がよほど骨身に染みたんですね分かります)

  そうやってヘッドホンを装着しながら、待ち受け画面の菊池さんのかっこいいアー写を眺めてこっちが緊張するやら、息をのむやら。いつの間にか手には汗がにじんでいた。すると突如画面が切り替わった。いよいよだ・・・!

 

ホールの客席を背景にした一台のスタインウェイ。大きな木の舞台にピアノだけが静かに佇む。開演直前、水を打ったように広がる静寂。そこに案内係と来場客が絨毯を踏み、着席する音だけがかすかに響く。≪コロナ流行前にコンサートに行っていたころのホールの雰囲気を思い出した。上演直前、まだステージも暗くて客席のわずかな照明を頼りにプログラムを読みながら始まりのブザーを待つ間の、何とも言えない昂揚感≫

客席総数2000席あまり。見たところ客席が埋まっているのはその半数?さらに間隔を開けて着席しているところを見ると、来場者は実数500~600人だろうか?記念すべき菊池さんのソロライブをホールで生で聴けた人達である。その人たちが物音立てず息をのんで見守る中、ピアノに当たるスポットライトがさっと照らされてステージに現れた菊池さんに割れんばかりの万雷の拍手が贈られる。(菊池さんは以前からバンドの一員としてお客さんに向き合う事があったとしても)ピアニストとしての演奏を聴きに来てくれたファンを前に、演奏家なら誰もが憧れる大舞台に一人立って拍手を贈られている。そこに深いお辞儀を返している姿。このシーンで自分はというと演奏も始まってないのに一人画面の前で、拍手するというよりはタオル持って半分泣いていた。いや今から演奏始まるのに泣いてどうする。

菊池さんはというとちょっとはにかんだような、でも自信に満ちた表情を一瞬浮かべたように見えた。帽子にそっと触れたのは、やっぱり本体だから触っておかないと演奏が始まらないのでは…?

(※自分はちなみにピアノは小6でやめた素人です。ピアノの詳しい事は何も知らない人目線で行きます。ご了承ください。)

 

ピアノ職人、菊池さん

曲目はストピでもおなじみ、ねぴらぼでもやっていた菊池さんの看板とも言える曲が並んでいた。直前の不安そうなツイート、曲の合間の「緊張しますねー」というトークとは裏腹にきっちりこのスタインウェイのコンサートグランドを掌中に収めて自在に操っているように見える。ライブ冒頭のノクターンからのJAZZはピアノとの会話を確かめてでもいるような、そして菊池さんの世界にいざなう導入装置だったというわけだ。

カメラワークも手元の角度や少し俯瞰から引いて見る全身の映る角度、ステージ全体が映る遠景と、多様な画角で菊池さんの演奏の様子が余すところなく楽しめる。

いつもストピや生配信で演奏されている定番曲もこの舞台でとっておきアレンジ(だと思いますが………)で披露されると改めて素敵だなあと再認識するのだった。ねぴらぼなどでも聴いて圧巻だな流石菊池さん、と思ったが今回はそういう舞台演出もなくピアノ一台だけのステージ。シンプルに構成された空間に響く低音がいい。なんといっても低音が曲を支配する。なんと言おうが低音が、それから繊細な旋律が菊池さんの渋い演奏を劇的に演出している。なんかこう色彩が抑えられた渋いイメージ、きらめく高音は控えめ、そういう華やかな雰囲気は影をひそめている気がする。

一言いいですか?かっこいい。BLAVO!会場に行けませんでしたので部屋で一人でこっそり叫んでいます。

 

 ここで休憩の代わり、自己紹介の代わりらしいリクエスコーナー菊池さんと言えばリクエスト。

リクエストコーナー、すなわちそれはファンへのご褒美タイム以外の何物でもない。謎のブラックボックスに入っている、自分が送った曲名のメモをひょっとしたら菊池さんが拾って読み上げてくれるかも………!とか、そもそもみんな何をリクエストしたんだろう!とか………こうやって気が付いたら菊池さんの思惑通りワクワクさせられていたというわけで、ほんと上手いですねさりげなく盛り上げるのが。

リクエスト曲ーー グリーグのピアコンとか、うっせえわクラシック版に、マゼッパ。

 

曲を読み上げるたびに苦笑する菊池さんと、温かい笑い声があがる客席。ファンに愛されてるなあ菊池さん。「みなさん、容赦ないですね」「お詳しいですね」そらそうでしょ、このライブチケットを買いリクエストしてるような人はみんな筋金入りの菊池さんファンですから。

リクエストメドレーは、菊池さんの面目躍如といったところだ。そのアレンジよく思いつくなという自由自在ぶり。( そういやこの間のストピでも、その片鱗を遺憾なく発揮していた。曲目は今回は関係ないが)

 

 

(ここで本当は菊池さんのオリジナル曲が演奏されているが、曲名も含め演奏には菊池さん、ファンの皆さんの並々ならぬ思い入れがあるはずで、第三者が首を突っ込んで書いてるこんな感想文では、それについては語らない。ここで軽々しく語るにはあまりに素敵な曲で、あまりに素敵な演奏だったのでファンの人ひとりひとりの胸の中で反芻するにとどめて置いたらいいのではないかと思う。)

 

 菊池さんの友人

白鳥。それはサン・サーンスの作品中でも屈指の名曲である。

※勝手に解説。フランスの作曲家サン・サーンス。ヴァイオリンの難曲である「序奏とロンド・カプリチオーソ」や「死の舞踏」などで知られる人気作曲家である。白鳥は、遺された数ある作品の中でも特に演奏頻度が高い「動物の謝肉祭」からのピックアップ。有名なのは菊池さんも語っている通り、パブロ・カザルスの演奏に代表されるチェロの演奏とピアノという組み合わせだが、今回はピアノソロ版である。

 

何が難しいのかというと、多分右手でアルペジオ、左手で伴奏しながら両手のどこかの指で自然に旋律をつないでいくのが至難の業のようだ。確かに。しかしそんな事は感じさせず夢のように幻想的な右手のアルペジオから、時折顔をのぞかせる優美な旋律。そのまま別世界に連れていかれそうな雰囲気だ。

はっきり言ってCDも持ってる、チェロの音も好きなこの曲はピアノソロ版を聞いたのは初めてなのに、こっちのが素敵と思ってしまったのはどうした事だ。

最後のクライマックに向けて徐々に消え入るように柔らかくなっていく旋律、G(ソ)の音を頂点としてラストは夢の泡がぶつかってはじけるようなはかない高音の分散和音の余韻を残して終わる。

 

なぜかこの曲を聴いていると泣きたくなった。それは原曲の良さだけではないはずだ。

多かれ少なかれ聞いているファンは同様の思いが胸を去来したことだろう。

検索したらYoutubeにこの編曲版の動画は2つ見つかるはずだがあえてここにはリンクは貼らない。菊池さんがご自分で「ピアニストとしての節目のステージ」とおっしゃった舞台で演奏した、その思い入れを尊重したいと思うから。過去の演奏はそれには替えられない。なぜか演奏しながら客席を眺める菊池さん。そこで聴いてくれているかなあとでもいうかのように。

「この曲がいいなと思ったら松田怜という名前を覚えて帰ってください。」

 

 

菊池さんの世界

※ クラシック曲についても割愛します。ピアノ嫌いだったので全くピアノ曲を聴いてこなかった自分としては、ピアノ曲に対して何か独自のことをかけるとは思えず字幕は流れてこなかったので。感想をでっちあげるわけにもいかず素直にあきらめることにしました。そもそもリストを研究したいあまりドイツに旅行に行きたいくらいの菊池さんの演奏は、何も語らずそのまま聴くのがいいのではないでしょうか(←開き直り)

 

そのあとまさかの再びリクエストコーナー。ここでイメージだけのリクエストで完全即興に近いメドレーを演奏されていた。お口直しではないけど楽譜通りのレパートリーの合間に自由にアレンジできるコーナーがあることで、ファンよりも菊池さんのほうが水を得た魚のように生き生きとした表情で伸び伸びとやっていたのが印象的。JAZZっぽいのもいいですよね。

 

 ここで割愛せず書くとしたらオリジナル曲の、パガニーニの主題による変奏曲のほうだ。なぜこの曲を自分が知っているのかというと当然ピアノからではなく、吹奏楽版のCDを持っているからに過ぎないが。こんな編曲もあるくらいには有名な曲だ。(東京佼成ウインドオーケストラ:バーンズ作曲 パガニーニの主題による幻想変奏曲)これを聞き倒していたので自分は曲の構成的にはよく覚えている。

 

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ピアノ曲ブラームス、リスト、ラフマニノフ版があるらしい。そっちは聞いたことないからYoutubeで復習してみた。

そういうロマン派?の作曲家のバージョンも聞いてみると、菊池さんの編曲は最初からあっと驚く和音ばっかりだ。ねぴらぼのラストでボレロのソロ回しで、菊池さんの番が来た途端ヘンな和音をシレッとねじ込んでた事を思い出した。

「試してみたかったんです」

なるほど実験的なわけですね。変奏曲だというのでテーマが様々に形を変えながら続いていくのだが菊池さんらしさ全開でした。旋律だけは原曲の面影を残しているが、吹奏楽アレンジにこんなの無いし(こんな激ムズアレンジ管楽器では無理だ)。

 

 

ソロライブはどうやら去年のねぴらぼ告知配信(2020/12/19)より前に決まっていた、というようなことを、ライブ告知(2021/4/3)後の生配信かどこかで言われていた。そこで思い出すのは去年のソロライブだ。今回と同様リビングルームコンサート。ただし無観客だったが。このライブで演奏を目に留めてくださった音楽関係者筋から、今回のコンサートの仕事の話がまとまったのかもしれない。やっぱりわかる人にはわかってるんですよ。(一人で納得)

 

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ソロライブ自体は決まっていたとして、そこからねぴらぼなどを経て演奏も進化を遂げた菊池さん。

自分の印象上、怖いというイメージはもうない。力強い演奏はそのままに、変幻自在にピアノを操る職人といったところか。もちろん菊池さんならではの演奏技術あってのものだ。

それよりTwitterなどに見える本音なのか日常のつぶやきなのか、人柄を見る限りどこまでもピアノが好きで料理も得意(と言っていいのか)で正直でうそがつけない、まっすぐな音楽マニアなところが感じられて、Youtubeの演奏を聴いているだけでは見えてこない新たな一面を知れた気がする。

音楽マニアなところ以外はござさんとあまり共通点があるかというと無い気がするが、自分の中ではあくまで2人一組である。なのでござさん単推しな自分だが、菊池さんの行く末も(こっそり)応援するつもり。

 

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ライブが終わって一言いただきました。「またやりたい」とおっしゃられているので、楽しみにしています。

 

いつかウイルスとの戦いに打ち勝ったら。

自分もリアルライブで演奏聞きます!(←←生活圏外に出られない病院事務員) 

 

 

 

 

 

 

 

駅前通路にて

それはとある8/6のこと。昼間の外の気温は何度なんだろう?地面はフライパンみたいに焼けているように見える。日なたにでると手が火傷しそうだ。蜃気楼などという夢見がちなことは言ってられない。テレビでは、マスコミのコメンテーターが軒並み言っている。

「今年最高の気温を記録!」

「外で運動するには危険な暑さ、エアコンを効果的に使って……」

というアナウンスが繰り返し流されていた。

その割に東京では、炎天下オリンピックが開催されてますけど?何で夏なんだろう?秋にやればいいのに。と素朴な疑問が自分の脳裏をかすめていった。ござさんはどうせ部屋に引きこもってピアノ弾いてるから大丈夫、という妙な安心感はあったけれども。

案の定そこにストピのお知らせが来た。実に前回の7/4の投稿から1か月ぶり。今考えたらその間はCDのレコーディングで缶詰だったのだ、なるほど。(え?前回の動画、感想まだじゃないかと?はい今回一緒に書きます)

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常に考えていること

 それより8月6日は、広島に原爆が落とされてから76年目に当たる日である。なぜかテレビで関連番組があまりなかったので、自分で関連する本を読んで戦争を回顧するキャンペーンを独自に展開していた。いや?戦争は回顧するものではなく今も現在進行形で世界中で行われているから、せめてその悲惨さと無意味さを認識しておくといった方が正しい。

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戦争関連の本は他にも持ってるが、この辺は特に本の横が真っ黒になるまで読み込んだ。「原爆の絵」っていう本は広島の原爆資料館で手に入れた、被爆者が体験をもとに描いた絵の本。絵と回顧文だけなのに、内容が悲惨。これらの本は主に大人向けだが子供向けにも本格的絵本がある(小学校高学年以上向け)。

所詮自分一人にできる事など何もない。個人は無力なのだが、時々ふと思いついたように戦争だの何だのブログやTwitterで呟いているのは、せめて忘れてはいけないと思ってるから。忘却は罪だ。(日本軍もアジアで散々ひどい事=南京事件とかをやってるのでそっちの本も読んだりしている)

 

 

ピアノのプロフィール

さてピアノの感想書こうかな。

今回8月7日投稿の動画について書く前に、前回投稿の動画の事を書けてませんでしたのでそっちから考えます。場所は同じ大宮駅だし。 

  ※ ↓ ↓ 前回7/4投稿の動画リンク

 

埼玉県の大宮駅前、商業ビルArche大宮に設置されたストリートピアノ。

そこは駅構内でも改札前でもなく、ちょうど駅前の通路?で色々な人が行き交う場所のようだ。そういやこの風景どこかで見た事あるぞ?と思ったら、この少し前にけいちゃんさんがここでの動画を投稿していたのを思い出した。

( ※↓ ↓ けいちゃんさんの投稿動画)

 

 

  この時は気づいてなかったが最近調べてみると………

ここのアップライトピアノ福島県双葉町にあったものだが、そこが原発事故による帰宅困難地区となったため、個人的にそのピアノを譲り受けた方がArche大宮とコラボして、ストリートピアノプロジェクトとして企画を立ち上げたらしい。

twitter.com

 ※関連リンク: 『Arche Kizuna Piano』プロジェクト始動 - 大宮アルシェ | ARCHE

 大宮ストリートピアノ | Haruka Records

 

 福島原発事故による帰宅困難地区となった所は、震災の復興さえできないままに実質住んでいた人たちは永久に故郷又は住んでいたところにある日突然帰れなくなった。当初はそんな発表無かったのに。そこにあった故郷の思い出、家や田畑、家畜を全て置いたまま。ペットも。

そこのある家に取り残されていたアップライトピアノが、個人的に譲り受けられ、その後ストリートピアノとして活用されているというわけだ。

  つまり、このピアノは東日本大震災を乗り越え、そして原発事故をくぐり抜けてきたって事になる。 しかも、このプロジェクトは今のところ無期限らしい。(ござさんがこの点を知っていたかどうかは分からないけど)

ちゃんと修復・調律してもらって、譲り受けられた方の足跡はロゴマークとして側面に残り、人通りの多い所に据えられて色んな人に弾いてもらい、色んな人に素敵な音楽を届けている。今までの流転の経緯はあるが、このピアノは楽器としては幸せな第2の人生を歩み始めたと言えるのかもしれない。

 

コミュニケーション

さて動画の感想を書いてみよう。7/4のクラシック動画、8/7の夏曲メドレー。

どちらにも共通するのは、とにかく聴いてる人はたくさんいるが、誰もスマホ等で撮影していない。みんなござさんのピアノに釘づけ、並んでガン見。特にクラシックメドレー動画の方では、前代未聞の事態が起こっている。

聴いていた人に捕まえられて話しかけられていたことは以前2、3回あった気がするが、今回は何とリクエスされているのだ。(いつもストピ動画はいきなりピアノ演奏から始まり、終わると脱兎のごとくその場から急速離脱で走り去るござさんが)

クラシックの演奏を後ろで聴いてる人たちがお互いにうなずき合ったり、ピアノを弾く真似をしながら拍手していたり、………ござさんの演奏について語り合ってるらしい。
みんな異口同音にいいねえこの曲、すごいよねえこの人って盛り上がっている(と思う。)自分の趣味は、ござさんのストピを通りすがりに聴いて思わず足を止め、ふらふらとその演奏に引き寄せられてくる人を画面の中に見つける事。今回そんな人ばっかりで自分はある意味満足 (*´▽`*)。

果たして演奏が終わったその時、後ろでしゃがんでガン見したり腕組みしていたジャージ半パン、白いキャップのおじさんがすかさず話しかけてきた。

「リクエストしたいんですけど!」

Σ(゚д゚lll)リクエスト?ナイス、おじさん!

あいみょんあいみょん何かを!」

あいみょん……裸の心でいいですか?」

「ああ~!いいですねぇ!!!」

 さらに今度はコンビニ傘を持ったおじさんも話しかけてきた。

「もう1曲いいですか?カンパネラを

と言われてさらっと弾き出すござさん。(こっそり心の声が驚いているけど)横の男子学生?も思わず鍵盤の方に視線を向けてきた。そりゃびっくりするでしょうね、いきなりカンパネラって言われて本当にやるって普通思わないですよね。

 

こういう場面。

自分が去年の2月末にござさん知って以来、ずっと夢に描いていた場面。

ござさんの動画を片っ端から聴いていたのはいいが、その頃すでにコロナウイルス流行で都庁ピアノはじめストピは軒並み休業だったから、実際の聴衆とござさんのやり取りを聞くに聞けなかったのだ。

ストピが再開してからも、間隔を取って、会話はダメとか制約があったし。その間生配信で、家とかスタジオで一人ピアノをひたすら弾き倒しているござさんを見て、そのアレンジを聴きながら、

「生配信じゃなくてもっと実際に沢山の人の前でこれ弾いてほしいなー」

「実際にこの演奏目の前で聴く人がいたら、なんて言ってくれるんだろうなあ」

「絶対びっくりしてくれると思うんだけどなー」

と、ずっと思っていた。

だからストピが再開してからはそういう所に着目していたのだが、依然街に人出は少なく、大観衆がピアノの周りを取り囲んではいけない世の中だったし、やはり目の前の観客のオーディエンスがあるかというとイマイチ乏しかった。横浜駅動画ではブラボーをもらってたりしたけれども。

そんな中で今回、大観衆ではないにしても、ござさんのピアノに興味持ってくれた人がいたというわけで、そういう意味では良かったなあと思うのだ。

 

 

ピアノ演奏を別視点で見てみる。

 今回のストピは場所が大きな駅前ということもあり行き交う人は大抵用事があったり電車に乗る所だったりするはず、その途中でふと足を止めたというシチュエーションの人が大半なのではと思われます。

 ≪ ※以前ストピの定義について書いてみたのがあったから置いときます。≫

 ストリートピアノとは?

 

自分で勝手に考えた定義。

誰でも弾ける。つまり何となく家で練習してるだけの人も気軽に弾ける。老若男女を問わず誰でも。ピアノに興味ある人は誰でも。端的に言えば自分みたいなのが猫ふんじゃったを弾いても別に構わない。

 誰でも聞ける。聞くのは、弾くよりさらに敷居が低い。ストピが設置された真の目的はこっちじゃないのかと思う。つまり駅や公共施設で、そういうパブリックスペース=公共の空間に生演奏の音楽が流れる。そこに通りかかった人には予期しない音楽との出会いが生まれるかもしれない。

ということは、本来想定されている聴衆は「ピアノに関係も興味もない人が偶然通りすがりに演奏を耳にして、理屈は分からないけど聴いてみよっかとなる人達」なのではないか。

※既にピアノに興味を持ってて音楽に詳しい人達は本来のストピの聴衆ではない、と考える。彼らはどうしたらいい音楽が聴けるか知っているからだ。音響の良いコンサートホールに料金を支払って出かけ、ちゃんと調律された状態のいいグランドピアノで本格的クラシックとかを有名ピアニストが演奏するのを黙ってマナーよく聴いている。(しかも往々にしてクラシックコンサートは未就学児立ち入り禁止だったりする)

クラシック音楽のCDは10万枚売れたら大ヒットの部類。クラシックピアニストは宣伝する行為を良しとしない傾向がある。

だからといってクラシック界全体が音楽に関係ない層や一般社会に広報活動を行ってきたのかというとその内容は余りにもお粗末なものだったのではないか、特にピアノに関しては。そういう閉じられた世界、狭いコミュニティから飛び出して、全く逆方向から、さらに未開拓の分野にアプローチしてるのが、ストリートピアノだと思う。というわけで、ストリートピアノ事業:通称Love Piano を展開されてきたYAMAHAさんには感謝しかない。恐らくそれによるピアノブームのおかげで、自分のYoutubeにござさんの動画が上がってきたと思われるので。Youtubeでストピを聞かなければ、ござさんを知る事もなくピアノは嫌いなままだったのは間違いない。

 

  正攻法で行くとピアノの世界に一ミリもかすりもしない人達と、遭遇できる場所。

 それがストリートピアノ。

  通りすがり。駅に行ったら遠くから聞こえた。待ち合わせ場所でたまたま演奏が始まった。こういう、ピアノを聴くのが目的じゃないし忙しいから通り過ぎて行った人も含めて、何となくあとで「どこかで聞いたなー」と思い出してもらえたらラッキー。

そういう生活の1シーンを彩る芸術、音楽。

さしずめ近所の友達の家に行ったらリビングに掛かってる絵、みたいなものか。

Youtubeに投稿するだけならスタジオで、家でピアノ弾いて動画編集して投稿すればいいじゃないか、とも思う。そっちの方が効率的ではある。しかしござさんはストピを弾きに行く。それは去年初めて都庁ピアノで菊池さんと連弾して以来、人前で弾くことの楽しさ、演奏に反応してもらえることの楽しさを知ったからじゃないかなあ?Youtube生配信でもライブツアーでもない、ストピの演奏。これが今のところござさんがまだできてない「観客ありのライブ:しかも観客との距離が近くてコミュニケーションが取れる距離での演奏」の形態に一番近いから、ストピでの演奏を続けるというのはあるのではないか?

  

 さらにBGMとしてスピーカーから流される音楽とは違い、生演奏を聴いてもらえるという点が決定的に違う。楽器そのものが聴衆との間にある空気を振動させて伝わってくる生の迫力。ござさんのピアノをその場で聴くと、文字通り音に圧倒されたはずだと思う。(自分は生で聴いたことないけど)

ござさんはストピでは最初から最後まで100%のボリュームでずっと大音量で弾いている。この大宮のピアノは駅構内ですらなく反響する壁もなく、ピアノはアップライトだから音がこもりがち。近くで新幹線や電車がひっきりなしに轟音を立てて高架線路を通りすぎる。車のクラクション、人の雑踏と話声。その片隅で演奏されるピアノ。基本ストピというと町の一角や駅に置かれるものであり、そういう周辺の音は織り込み済みである。ござさんのずっと大音量の演奏は、そういうロケーションに合わせて故意に演出されたものだと考える。コンサートホールでの演奏と同列に考えると、色んな意味で比べることはできない。それぞれの演奏に特色があり、それぞれに良さがあるから。

  

去年の夏、8月はどうだったのか

  去年9月まではストピは休止のところも多く、つまりコロナが流行し出した春ごろからずっと不要不急の外出は避ける風潮が続いていた。その状況を勘案されたのか、こんなツイートありましたよね。

twitter.com

twitter.com

 ※ ↓ ↓ 直接のYoutubeへの動画リンクもつけておきます。

  確かこの頃まだ不要不急の外出は控える風潮で、ござさんの唯一の外出先がケバブ屋……?だったかな、それをUber Eatsで頼んでたんだっけ?どちらにしてもストピは徐々に再開はしてたけどござさんは出かける様子もなく、出てきた動画はこれだった。

 この時100均グッズを使って合間にペンギン動画がサブリミナル効果で入り、ござさんもチャット欄に交じって動画のプレミア公開。もうおかしいやら驚くやら。ペンギンマスクかぶってござさんが吹き付けてるのは蚊取りアースではなくゴキジェット。何でやねん。

 そんなツッコミはさておき、ござさんなりにできる範囲で一所懸命に夏を盛り上げようっていう気持ちが伝わってきた。

 

 

今年の夏曲メドレー

曲目も去年のメドレーから引き続き同じのが多い。去年は、本当はこれがやりたかったんだという意思というか執念を感じる。

 

 撮影は7月上旬、服装もさっぱりした新しいシャツ。まだ梅雨の時期で蒸し暑いとかいうコメントが画面に流れてますが、もうすぐで梅雨明け、カラッとした夏の空がやってくると思うとワクワクする気持ちは押さえられなかったことでしょう。

§曲目§

少年時代 井上陽水
勝手にシンドバッド サザンオールスターズ
宝島 T-square
Summer 久石譲
Secret base 君がくれたもの ZONE
打上花火 DAOKO 米津玄師

 (最後に夏色(ゆず)も演奏されてます) 

※さらにエンディングの、ベース音入りの宝島は恐らく去年の夏曲メドレーの切り抜きだと思われます。

 

この曲目だけ見ればいつものござさんの配信でおなじみの曲ばかり。

しかしこのストピでは最初から最後までどの曲も情熱的。

夏の熱いノリ。

はっきりクリアに辺りに響き渡る音。

何してるのか本人も分かってない左手。

夏への思い入れをそのまま全部ぶつけたような迫力あるサウンド

間にバラードっぽくsummerを挟み、しっとりとした曲調になったかと思いきや。

そのままSecret baseへつながってさらに盛り上がる。この曲へのござさんの思い入れが半端ないからとしか思えない。

そこから打ち上げ花火への流れが、この動画での一番の見所、最大のヤマだと思う。そこだけ何回も繰り返して聴いてしまう。

気が付いたらその勢いで動画を繰り返しエンドレスで聴いている。(最後のシメのゆずの夏色がなぜかYoutube動画では曲リストから外れているが)

 

この二本の動画、余り期間を置かず撮影されたと思われる。

とりあえず今年はストピで夏の曲弾けてよかった、と思うのだ。去年の夏は家以外でどこでピアノ弾いてたかと言えばねぴらぼだけだったから。(ネピサマと納涼コンサートも家だったし)

それに観客の人と触れ合えてよかったな、と思う。

……にしては。夏メドレーの方の最後のござさんの逃げ足が半端ない件。

ほら、もうちょいリクエストとか、聞いてもいいんじゃないんですか?ちょっと話とか、したら楽しいのでは……?(心の声)