ござさんを知ってからの心理的葛藤
目次
1・ペンギンマスク
2・重大発表の衝撃
3・前言撤回
4・仮説:ほかの人の演奏なら好きになっていたか?
5・これからの展望
1・ペンギンマスク
ピアニストごささんを好きになってしまったのだから何も気にしなければいいのだが、どうしても気になる点がある。
目を閉じて聴けば、タキシードを着て、コンサートホールか素敵なバーで演奏しているのに、視覚的にはYoutube生放送やツイキャスで、アパートと思われる部屋でペンギンマスク(←こっち向くと怖い Σ(゚Д゚))を被って演奏する一般人。またストリートピアノではダサいパジャマみたいな姿。
(注:ペンギンは2020/4/28を最後に一旦やめたようです。暑いからでしょうね)
こんな凄腕の人が演奏家として世の中に評価されないなんて、理不尽だ!とやり場のない憤りを抱え、悶々とする日々だった。
2・「重大発表」動画の衝撃
そんな中、2月のある動画で最近仕事を辞めたと発表していたことを知った。
- 5年間仕事してた?・・・サラリーマンだったんかい!介護職だったんかい!
- そして、音大出てない!文系大学?・・・そんなら自分と一緒やん!
- さらに、演奏歴はピアノ教室に通ってただけ?(ついでに部活は吹奏楽) ・・・はあ?世の中そんな人いっぱいいるやん!?ていうかそれも自分と一緒やな(汗)←自分はピアノは小6でやめたけど( ̄∀ ̄)
てなった。ほら、普通コンクール入賞とか留学とかあるでしょ経歴が。こんだけ弾けるんだから。どういう事なの?(妹は音大出てるのに箸にも棒にもかかりませんけどそれは)
(7/26追記):
妹曰く「ああいう人(=ネットピアニスト)ほんと尊敬するわ~」と言っていたが、妹よ気にするな、彼らは才能が人間じゃないのだ(やっぱりほら宇宙人だから)。社会人になって東京で一人暮らししながら、ピアノとか音楽活動を続けるのが大変なのは、(上京後、音大を出て社会人生活になった後もずっと一人暮らししてたから)妹がよくわかってるはずだ。地方住みの自分とは発言の意味が違う。
うすうす想像はしていたけど、本当に仕事してる社会人だったのがショックだった。なかなか現実には信じられなかった。
あらゆるジャンルをこなし、更にアレンジを駆使した演奏スタイル。言い方を変えれば、こういう現在の演奏形態はむしろ、音大に行っていたら身についていなかったかもしれない。また、仕事と掛け持ちしながらこういった演奏レベルをキープするのは相当な努力あってのものだろう。ピアノが相当好きじゃないとできるものではない。
(色々な考えが瞬時に脳内を巡った。ただ一つ言えるのはござさんの演奏が好きってことだけ)
・音大の存在意義って無くない?
・この経歴で今まで自分が聞いてきた、音楽を職業とするピアニストのほぼ全員より魅力的な演奏に聞こえるのは気のせい?
・この人よりすごいと思うのはリヒテルとアルゲリッチかなーそれとエフゲニー・キーシン位だな
・でもそれらのクラシック専門家とは経歴も演奏ジャンルもちがうし、やっぱり比較できる人がいないから、ござさんをどういうカテゴリにも分類できなくて、評価に苦しむ。
このように、自分の今までの人生観とは違う世界が広がっていて、色々価値観が崩壊したが、気を取り直して、わけわかんないけど、好きになったんだからいいじゃんと、解釈することにした。
というか人間の、無限の可能性を感じた。(大袈裟な…)
やればできるんだ と。
3・後日追記★★★前言撤回★★★
ござさんといりすさんほか、ピアニストさんのツイキャスを拝聴していると、ピアノの知識がある人ほどござさんの凄さがわかるそうだ。
言ってる事が天才過ぎることが分かるっていう事だろうか。ピアノ好きなだけだとわからない何か。 野球で言えば高橋由伸選手的な。
「キレイな打撃フォームのお手本ですか?だからこうするんですよ。わからない?だから、こうですって」
と周りに説明しようとして、結局理解してもらえなかったという話。
つまり、可能性というよりは天賦の才能というか、やっぱり人間じゃない疑惑(笑)自分は吹部でクラだったんだけど、管楽器のたとえばB♭管の譜面をEs管用に移調してたら、譜面に起こすだけでめっちゃ手間かかったのに。
ござさんはある曲を弾きながらチャットをチェックして次の曲を決め、今の曲を弾くと同時に、次の曲を脳内で編曲しつつ再生してる??何だそれ。
結論---やっぱり天才のやってることはわからないので、真似できないだけだった。
4・仮説:他の人の演奏なら好きになっていた?
≪逆に親しみのあるピアノ演奏(て何?)だったら、自分は好きになってたのか?という仮説を立ててみた。≫
例えば、ござさん以外にも、素敵なピアノ奏者さんがたくさん活躍されていることを知った。そういった方々のファンになってたら、絶対楽しかっただろうなあ・・・いいなあ・・・と思うくらいに、みなさん活動の幅を広げている。クラシック以外にも、すごい人いるんだ!と思った。たとえば、
- ハラミちゃん・・・私の世代にストライクな曲を選んでくる。若いのに……そしてファッションがおしゃれ。ピアノ演奏がほぼ原曲を再現してて、当時の記憶が甦る。プリンセスプリンセスの「M」とか、何で知ってるんだろう。
- よみぃさん・・・演奏もいいが人柄が魅力的だと感じた。いつも笑顔で楽しそう。演奏も「こうしたら面白いだろうなあ」と楽しんでる。みんなと仲良くしててコミュ力高い。老若男女に対してオープン。また、投稿動画もバラエティ番組風に構成が面白い。思わず見てしまう、動画編集の切り口。こんだけ自分でプロデュースできてたら芸能事務所いらないと思う。売り方がプロ。
- 菊池亮太さん・・・演奏すごい。私はござさんの演奏コラボはこの人とが好き。 2人とも純粋に楽しんでるから。経歴見たらやっぱりすごかった。最近自宅ピアノライブの音響がよくなったみたいで、定期的に見てみようか迷っている。生放送のクオリティは、詳しくはわからんけどござさんと、この方が頭3つぐらい抜けていると感じる。毎日Youtubeに動画投稿しててすごいと思う。うらやましい。
- ジェイコブ・コーラーさん・・・アメリカ人。ジャズピアニスト。ござさんよりアレンジかっこいいんでは?
とか色々、すごい気になる方は色々いらっしゃいました。
で、皆さんの演奏を聴いてみたけど何か違った。何がといわれても分からない。
結局、私はござさんが大好きな病気なのだろう。皆さま素晴らしい演奏なのだが、ござさんのは、たとえ知らない曲でも感動する。時々泣いてる。1回聞くとたちまちうっとりして、ほかの人のピアノが二度と聞けなくなる病気。依存症といえばいいのか?
しかも好きだったクラシックのピアノ曲も、プロのCDを聞くと抑揚がなく、表現が平坦に聞こえてしまう。どうしよう!!
5・これからの展望
「重大発表」動画によれば、これからは音楽活動を中心に活動されるそうで、微力ながら応援していきたいと思う。少なくとも、仕事してた時と比べて拘束される時間が大幅に減ったはずなので、好きなだけ練習できますね。良かった。
でも、私の中でこのレベルの演奏は、YouTubeで聞くには何かが矛盾する。
《本来なら、ラジオとかTVなどのメディアに定期的に登場したり、どっかの楽団とかバンドに所属して本格的設備で撮った音源(CDとか)が発売されてたり、ライブするならサントリーホールだったり(今の所保留になってる予定のライブが定員50人とは!?)するはずだ》というやり場のない気持ちが、演奏を聴くたびに脳内をぐるぐる回り、どうしても納得いかない。私がそんな心配せずとも、すぐにそういう姿が見れる日が来るでしょうけど。
※例として※ 付き合い始めたときは舞い上がってても3か月経つと現実が見えてきて落ち着くと いう説(⇒比較するジャンル違う)に従って、ござさんを知ってから約3か月様子を見てみました。しかしやっぱり大好き!な気持ちは変わらず、ますます盛り上がってくる気持ちを聞いてくれる人もいないので、この部屋で叫ぶことにしました。