観客を入れるということ
※今日のBGMは、tjさんのBGMチャンネルの動画。作業用BGMとしてマジ優秀なんですけど。すごいです飛ぶように筆が進む。(普段、tjさんのピアノは中々聞く時間が取れなくて勿体ない。ブログ書くときは復習がてら、ござさんの動画を聴きながらだし。そうすると、ござさんの演奏に胸ぐらを掴まれたようになってドキドキしながら書くので能率が悪い事この上ない)
今回、突然お題が降ってきたので突貫工事でこれを書いている。我慢するのは精神衛生上よくないから。そう考えると、なんでも好き勝手言えるこの部屋があって、自分はまだ救われてるのかもしれない。
🎉ござさんの新たな門出🎉
ーいよいよその時はやってきたー
ござさんの演奏を聴くとドキドキするのだが、なぜかこの記事の改訂版は8/16の納涼ミニコンサートを聴きながら書くことにしてみた。能率下がるがww(下のリストには入れなかった)あの頃はリアルイベント自体が考えられなかったうえでの、ござさんが考えてくれた特別感ある生配信だった。 まだサングラス、まだ前の住居、まだ音響も前のままの、生配信。そこから半年しか経ってないんだなあ、と思いながらこれを書いている。
まず、ござさんの今までの活動を振り返ってみよう。
2020・5・30 リアルライブ→ 4/19中止発表
2020・7・24 (第1回)NET PIANO CO. LABO.
2020・8・29 「NET PIANO SUMMER FESTIVAL 2020」
2021・1・30 「NET PIANO FUYU MATSURI 2021」
2021・2・11 (第2回)NET PIANO CO. LABO.「INVENTION」
客観的かつ大ざっぱに、主要なイベントを書いてみるとこの通り。(11/3にはDr.Capitalとのコラボもあってバラエティに富んでいる)
これらの、従来開催されたイベントの共通点:
ネットでの生配信ライブ。
コロナウイルス流行の影響から、無観客ライブ。しかし本来の活動ベースがネット配信だったござさんにとっては、ネピサマとネピフユは面目躍如、本領発揮できたともいう。要するに今までは、ござさんを見るのも演奏を聴くのも、当たり前だけどネットを通じての画面の中だけだった。
ござさんの音をライブで現実に聞ける。
ござさんの姿を舞台で現実に見れる。
そういうチャンスはいつかは叶う「将来の夢」のような位置づけで、自分にとってはまだまだ現実味がなかった。
しかし、「将来の夢」という足音は自分が思ったより遥かに速く近づいてきた。というより、音もなく忍び寄ってきたのだ。気付いたら静かに扉をノックする音が聞こえる。
しかしその音に答えていいのかどうか自分はわからない。今答えると、いろいろなものをなくすかもしれない。
いや・・・?そんな足音、ちょっとは聞こえていたかもしれないぞ。もっと耳を澄ましていればよかった。
来月くらいに色々起こるかもしれん
— 菊池亮太(Anoatari) (@komuro_metal) 2021年3月5日
ピアニストとしての出発点。
ここ最近の演奏には音楽家としての矜持がはっきりと感じられる。
これは11/17、グランドピアノライブが始まった時期のブログ。この冒頭で汽車に乗って旅立つ風な描写をした。色々な活動による経験を停車駅になぞらえて。(悩んでた時期だから本文はクラいが)
これにも書いたが「ほんとうのみんなのさいわい」を探す旅に出たござさん。
乗り込んだ汽車は銀河鉄道ござさん号。一度走り出すと二度と始発駅には戻らない。燃料は後から後から補給され、だんだんとスピードを上げていく。その黒く光る躯体は、銀色に輝く波の中を滑るように進んでいく。
一面に青白く光る河原の石、透き通った水をたたえた天の川。その無数の光が波に揺らめくさまはござさんのピアノそのもの。見渡す限りの水面が静かに明滅しているようで、見る者に柔らかく瞬く光が投げかけられる。
次に停まるのは白鳥の停車場だ。
(いわゆる白鳥座のことだが、その鳥はライブ開催地周辺に所縁がある事でも知られる)
ピアニスト2年目。
もう試運転でもテストでもない。いよいよござさんが出発に向け合図の汽笛を鳴らす。そこには覚悟の響きがこもっている。
国内最大級のストリートピアノイベント開催決定! YouTubeのトップピアニストが集結!【PIANIC -STREET PIANO Festival-】https://t.co/aZj4QasfHk#PIANIC @PIANIC_fes #菊池亮太 #けいちゃん #ござ #さなゑちゃん #ハラミちゃん #よみぃ #avexportal
— avex portal (@avex_portal) 2021年3月8日
ござさん
リアルライブ
おめでとう!
(号泣・・・・!)
ここで自分が何で泣いているのか。夢にまで見たライブの仕事が実現したからだ。 ござさんが現実に観客の前でステージに立つ。(もう一度言う。納涼コンサートでさえ僅か半年前)
その詳細は後に書いた。自分の意見は最後に。
以下・・・実務モードで考えます。
何でこのツイート、avex公式から出ているんでしょう。あ、ハラミちゃんつながりですか。ちゃんとイベントの公式アカウント、公式HPもあるんですね。さすがです。
いまだ誰のアカウントからもコメントがでてないですけどね。
ねぴらぼを事前に情報統制して、サプライズしたかったのはちょっとわかる。そうやって注目を集めて話題性をさらいたかったのだろう。
でも、今回全く状況違うでしょう。avexまで絡んできているのに、その知名度を使えばサプライズの必要性は皆無、引っ張ることも勿体ぶる必要もなかったと思うんですけど。公式アカウントがツイートしている以上、もはや秘密でも何でもない。だから素直に各メンバーからアピールだのプレゼンだの何かの公的発言さえしてくれれば、真っ向からいくらでも応援コメント書きますが、公式ツイで発表とは、順番が逆です。
こんな状況で応援リプとかしませんから、自分。そんなコメント公式ツイに付けたくない。(だいぶヒネクレてきた人)
で、イベントの質疑専用Twitterアカウントが設置されて疑問に答えてくれる……わけもなく。HPはきっちり作りこまれているが、肝心なところはもろに抜けている。
出演するのは全員ネットピアニスト。
普段の活動ベースは全員ネット配信や投稿動画等のYoutube。今回のチケット販売もeープラス。なのにHPには現地チケットの情報のみで、もう発売開始したのに配信についての情報は皆無、どこにも見当たらない。
つまり、もう配信はないということでよろしいでしょうか?その場合自分は大人げありませんけどこのイベントは存在しなかったと認識します。聴いてないライブの感想をここに書く趣味はありません。実際のレビュー等も見るに堪えないのでそもそもTwitterその他ネットからの情報も遮断するかも。そういう楽しそうな実況はせめてまたの機会、配信ライブがもしあればその時に聞きたい。
また追加情報があるなら、いつ出るのか。具体的にはどういう内容が追加になるのか。
and moreメンバーを伏せておくのは常套手段だからそこは問わない。伏線の貼り方としては王道でしょ。
そして、この6人のビジュアルが、それぞれ鍵盤をモチーフにイメージ写真作ってんのに…ござさんあくまで公式写真はペンギンですか。一周回ってその発想イイんじゃないとさえ思えてきた。だって、演奏聞く前から、ござさんを知らない人にもインパクト抜群です。否応なしに「誰?」と興味を持ってもらえる、初見さん向け最強ツールに見えてきた。どうこう言ってもご本人の方針がそれなんだから周りが何か言う筋合いはない。
ちょっと待った。落ち着いてこの現象を考えてみよう。
無観客かどうか
自分がショックを受けてるのは多分この点。観客を想定しているライブなのに、自分は絶対に行けないから。今まではネピサマとかは皆自宅からだったし、ねぴらぼは関係者以外誰も呼ばれてないから、安心して「みんな同じだなあ」と聞くことができたのだと思う。第1回ねぴらぼでござさんの「アリーナーーーーー!」に対していりすさんのリスさんが「きゃ~ござさ~ん!かっこいい~~~!!!」とやっているのも、自分は画面越しに寂しく、また微笑ましく見ていた。
ござさん今回は「アリーナーーーーー!!!」ってやるんだろうか。そもそも会場がアリーナじゃない問題。出演者6人もいるんだし、やらないだろうなあ。それはワンマンライブまで取っておいてほしいなあ。
ねぴらぼinventionで、ござさんは「無観客でやることで演奏に集中できる。より質の高い音楽を届けられる」…?みたいなことを言っていたような。ほかのメンバーだっけ。
それはそれとして、やはり面前に聴衆を入れて、演奏に反応というかすぐ拍手で評価が返ってくるステージって本来の音楽の在り方だし、出演者にとっては理想の舞台だよなあと思う。
これは出演者の視点。
配信で見るのと生で見る
逆に観客の立場から。
配信・・・ネピサマで考えたのに大体準ずる。アーカイブがあるのもあっていつでも、どこでも、だれでも、有料ならお金さえ払えばいろんな楽しみ方でずっと見れる。
リアルライブ・・・従来の音楽イベント全部。その時そこに行かないと見れない。野外フェスならさらに行ける人は限られる。(条件が厳しかったりして)クラシックコンサートだと正装というドレスコードが暗黙にあり、小さい子はそもそも立ち入り禁止。しかしこのような制限を前提にしても、生で音楽を聴くというのは代えがたい感動を与えてくれる。それは大きなコンサートホールでも、野外フェスでも、またふとした通りすがりにストリートで行われている音楽イベント:ストピ含む)でも本質は変わらない。
みんなその音が与えてくれるその臨場感、一体感、直接響いてくる音楽っていう魔法にかかっているようなものだ。
路上でこんなの始まったらびっくりするでしょ?
https://www.youtube.com/watch?v=8DzVCOGxAp8
(ピアニスト フォルテさんのチャンネルから。)
ここで一言。自分は行けない。
なんでこんなに冷静に考えているのか、対岸の火事みたいに他人事なのかというと絶対にいけないからだ。
自分の職場が医療機関。院内食堂がある程度にそこそこの規模の病院。うちの職場で職員がコロナウイルスに感染したら地域の医療はたちまち麻痺する。また、職員がコロナウイルスに感染して病棟にそれを持ち込んでもいけない。そのリスクから、患者に毎日口を酸っぱくして「県外に行くな」だの「人ごみにでかけるな」だの詰問している立場からば、こんなイベントに行くとは口が裂けても言えない。
それ以前に、職場の院内メールでは
「県外にやむを得ず出るときはあらかじめ申請書を提出して許可を得るように」
「複数人での会食も避けるように」
「医療機関の職員として品性ある行動をしよう」
などという、何が言いたいのかわからない、戦時中かな?みたいな謎のコメントが書かれている。要するに色々行動を慎めと暗に諭されているのだ。わかりましたよ出かけませんから。
そんな風にあきらめモードなのは、たぶんねぴらぼと同様合同ライブ、セッションだからだろう。
自分の中での最終目的地はそこではない、と割り切れているから、ぎりぎり冷静な気持ちで踏みとどまれているのだ。
では実際にござさんのワンマンライブが観客ありで開催されたら、自分はどうするつもりなのか?容易に想像がつく。
真顔で職場に「県外移動申請書」を提出。
同僚にも真顔で有給取得を宣言。
県外に行ったら2週間出勤停止。
で、実質2週間出勤停止なんて非常勤職員にしてみたら実質解雇もんなんだけど、「別にいいです」とか言って辞表出してそう。そのあと普通に就職活動してそう。たぶん医療機関の事務系ならどこでも行けると思うので(非常勤ならいっぱいあるらしい)実際あんまり心配してない。
で、たぶんござさんへ手紙とか用意してると思う。それからサバ缶(笑)の差し入れ。