ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

練習日記 その2

 以前ピアノの練習をはじめたという記事を書いたが、その続編です。練習を続ける限りは、こういう記事は時々書こうかな。途中経過がわかるから。

 

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厳しい現実からの逃避

自分は何か降ってこないとこの日記は書かない。今回練習ずっとやってたら、やたらとイメージが降ってきて急遽書いてる。平日に2日間も有給だったからなのだが、それは他でもない中3男子の入試の送迎があったから。とりあえず休んでみたものの、弁当を作った以外は、送迎以外の時間はずっと余裕がある。何しようかなということでピアノ弾いてみた。というか、ずっと弾いてた。

そもそも中3男子は何の余裕か知らないが勉強もそこそこに遊んでいる(ようにしか見えない)し、最低限の情報以外まったく何もこっちに話してこないので、現状はさっぱりわからなかった。直前の模試はボーダーぎりぎりである。そんなんで遊んでどうするんだ(ジツは能率よく色々やってるのかもしれないが)。

というわけで最近こっちはイライラというか空気がピリピリしてて、どうにも落ち着かないのでひたすらピアノの練習するしかないというか、またはブログに走ってみたりというのはあった。何かしてないとどうにも気持ちのやり場がなかった。とにかく昨日今日は送ってはいったものの気が気ではない。ピアノでも弾くしかない。現実逃避ってやつ。もういいんだ、滑り止めはあるから。と思って自分はもはや諦めの境地に達しているのだった。

本人は?入試会場から出てくるなり、いきなり「うわーめっちゃ喋れるー」といって機関銃のように話し始めた。気が抜けたようだ。で、早々に友達と最近公開のエヴァンゲリオンの新作映画を見に行く約束をしてきたらしい。まったく、早いんだよそういうのだけ。自己採点?してないらしいですよ、そんなんじゃ大体ボーダー乗ってるかどうかもわからないじゃないか・・・!

 

 資料:練習日記その1

 

「ござアレンジ研究会」

 時系列にいきさつを思い出してみよう。

twitter.com

 

このツイートからの引用RTが目に留まり、気になってついついピアノで弾いてみたのが2/23のこと。そうすると面白くてやめられなくなった。

さらに、ピアノを練習し始めたという理由でなぜか、「ござアレンジ研究会」にまで入ってしまった。

 

え・・・何で自分が?
どうゆうこと?
色々おかしくない?

 

_人人人人人人人人人人人人人人人人__
だってアレンジできないんですけど
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄ ̄

 

ここで慌ててずっしーさんの入門書(?)やらござさんのコード解説動画やらを真剣にみてみる。しかしそんなすぐに理解できるわけもなく (´;ω;`)

それ以前に練習をこの間始めたばかりの自分は、この会においては宇宙の塵ほども存在意義は無いはずだ。だいたいねえ、吹部に入ったときは1か月以上走り込みと腹筋腕立てで、楽器すら触れない、基礎練以前の問題だったのにですよ?おかしいでしょ?自分は、そういう昭和な根性、つまり吹部の時の感覚からどーしても抜けられない。

とりあえず基礎練民は黙って基礎練することだ。

まずピアノが弾けない事には話にならない。 

 

 

素人が目指すところとは

 とにかく「アレンジ研究会」だから、

目標:「月刊ピアノのござさんアレンジの曲を弾く」

を設定して練習することにしてみた。その難易度に到達するには自分の体感として相当弾きこまないと無理だが、絶望感はない。いい感じにテンションがキープできそうだ。Twitterで演奏動画upしているらしいし、なるほど、最終目標としてはいい感じである。

しかし基礎練の今の状態から何がどうなったらああなれるのか、想像つかないけどやるしかない。

継続は力なり。

塵も積もれば山となる。

千里の道も一歩から。

↑この間ござさんも言ってたし。という、自己暗示。

 こうでも思ってやってないと、現実と理想は乖離しすぎててテンション続かない。

 繰り返すがアレンジはわからない。こういう色々を妹にLINEなりで聞けば早いんだろうけど、そうするとピアノ練習始めたことを説明しないといけないし、「姉ちゃん、なんで?」って聞かれたら、いったい何て言ったらいいんだ。ちなみに去年の今頃妹にそれとなくござさんって知ってるー?と振ってみたら、知ってたようだった。しかし子育て忙しいはずなので、聞いちゃいかんかったかなとも思う。

 

練習の経過

まだ2月末は寒かった。ピアノを弾いてみても寒いと指が全く動かない。お湯で手を洗ってくるとか、ゆっくりから基礎練を始めるくらいしか対策はない。せめてエアコンつけよ。(←自分の部屋にもそんなの無いぞ)

このようにハノンを少しづつ思い出しながら、またござさんの指練習を少しづつ暗譜しながらやっていた。しかし30分経過するあたりから指が温まってくる。寒くて動かない現象が全く解消される。ござさんのいうウォーミングアップとはこれかいな?

しかしやり過ぎると、右手は永遠に動かせるけど左手があっという間にスタミナが切れる。こういう時のための、ござさんの指練習なんだな。

 

ルーティー

ござさんの指練習を極限までゆっくりにして一通りやる。指のタッチ、一音一音の長さとかあらゆるニュアンスを気にしてみる。

その後ハノンをやるといきなりハノンやるのより指の周り方が全然違う。そうしてハノンを20番まで一通りやる。ほんとはもっと先までやらないといけない。

温まってくるので、もう一回ござさんの指練習をそれなりの速さで一通り。最初より早くしても破綻しない。

 

よくわからんけど自分なりにこういう順番を設定してみた。

他にも練習曲集があるけど、今のところ買ったのがハノンなのでそれをやる。

まあなんといってもピアノを再開してみて一番驚くのが、ハノンがすらすらいけるところです。自分は習ってた頃は2番あたりまでしかまともな記憶はない。この本を開くのも嫌だったのに、いざ弾けるとなると何時間でも平気なのはどうしたことだ。

これをちゃんとやってなかったので、習ってた時にエリーゼのためにとかトルコ行進曲とかクシコス・ポストとかが全然できず、そこから別れの曲が出てきて壊滅的にできなくて、それで嫌になってやめたような。

 

ハノンは今1部(20番まで)をだいたいやったのだが、やっぱり絶妙に心を折ってくる。20番までといっても初心者には大変だった。そうして疲労困憊、満身創痍な状態でやっと一区切りらしいところへ来た……!と思ったら。

第1部の最後に何気なく書いてるコメントが地味に鬼畜。

「しばらくは第1部の曲を数回繰り返すことが大切」
……なんですと?あんなに大変だったのにwwwまあしょうがない。

「第1部がよく身につけば、第2部の中のいろいろな困難をとく鍵となるでしょう」
……ねえ、第2部の困難って何ですか。あんなに第1部で疲れたんですけど、今からのはさらに困難なんですか?
第1部よくやったな的なコメントなんだろうけど、もうちょっと別の言い方あったと思うんですよね。「ござアレンジ研究会」だのネットでぼやく場がないと、ここで地味に心折れそう。

ジツは曲の練習もひっそりとやってる。まあ基礎練がそれなりに形になってからのことです。

 

 

自分のピアノの環境。

まず自己紹介記事から、以前の状況を思い出そう。

この記事の中間ぐらいに、ピアノ歴について触れている。 これを書いたときは、まったくピアノを弾くつもりはさらっさら無かった。

 

ここに書いた通り、要するに実家なわけです。実家で居候の身なのでピアノを自分で買ったわけでも何でもない、昔弾いてたピアノをそのまま弾いてるだけ。だから慣れてるし部屋も昔のままだから落ち着いて弾ける。ピアノも自分は違うが妹が相当弾きこんでる(そこから20年くらい経過したが)ので年季だけは入ってる。

で、下記の通りよく考えるまでもなく、うちはピアノには絶好の環境だった。自分は実家から出たこともなくいつもピアノ自体は身近にある存在。しかし絶対に今まで弾くつもりなかったし、近寄るのも嫌だった。それくらい辞めてからトラウマだったのになんで今こんなに嬉々として弾いてるんだ?おかしいな。

 

ピアノのある部屋……それは6畳くらいの洋室。家じゅうほぼ全部和室なのに。なぜか自分の部屋にもないエアコンつき。さらに休憩・仮眠できる大きなソファセット。家じゅうで一番建具が上等なのに誰も使わない部屋。照明は豪華なシャンデリア。

そう、そこの部屋の名前は「応接間」。しかしこの部屋に入ってもらうお客さんなんぞこの10年で1人くらい。そもそも玄関も誰も使わない。全員お客さんは勝手口から来るし、宅急便のお兄さんにまで覚えられた。いろいろ謎な造りだなあ。

位置……ほかの部屋から離れてるから家族の苦情もない。隣家からも道路からも隔離状態で、どんだけ弾こうが家族以外には絶対に聞こえない。

使用可能時間……家族が寝てる時間:夜11時~朝6時以外使いたい放題。最近は、実質近所に住む姪っ子の専用機と化していたので、ちょっと自分が触るくらいは何ら支障がない。

種類……YAMAHAアップライトピアノ。80年代の代物。アナログ的に、フロッピーに録音でき、またそれを再生して自動演奏できる機能付きだというのを忘れていた。要するに自分で演奏すると、その鍵盤とハンマーの一連の動きをフロッピーに書き込み、再生するときは鍵盤が自動演奏してくれるという機能。この録音機能は妹がやってた。でもフロッピーごとどっかへ亡くした。

 

相変わらず自分がピアノを弾いていると近寄ってきて、もの言いたげに何か眺めている高齢者。「時間の無駄。バイトでもした方がまし」っていう視線は感じなくなったが、しかし「何で今更再開したんだろう?あれほど嫌がってたのに」という雰囲気を感じる。……ほっといてほしいです。

でも、シフォンケーキのマイブームは継続中らしい。うん、新しいことに挑戦するのはいい事だ。