ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

懐古趣味

ある動画が、5/15(土)に投稿されていた。 

 

 それから一週間たったころ。【時系列が逆ですが、すいません】5/23、日曜日の夕食時に何が始まったのかと思いきや。んー自分はゲームに興味ないんですが…あまりにも日頃から野菜食べなきゃとか自分がここでぼやいてるから、運動してるアピールでしょうか(違うがな)

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日曜の団欒タイムに娯楽的配信流すことで、ピアノとは違った方向性もあるところを発信してるんでしょうか……?

ん……?ピアニストが発信………………

いやだからピアノ弾けばよくない……!?

確かにその日は日曜日、配信は混雑してましたけどね。

 

だから方向性がですよ。これが求められてるって思ってる辺り、何か発信しようとしてこっちに行くあたりが、ほんま 才能をピアノに全振り してますね。そういや前にも、なんかつぶやいてたな自分。

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 このぶんだと、腹部超音波検査したら、音符が動いてんのが聴取されるに違いない。しかも自由な動きでその性状は把握しきれないみたいな。

そんで採血したら、血液の組成はこんな感じ?基準値と実測値は自由に想像できるように空欄にしてみました。

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・・・アカンだめだ。真面目な人に怒られる。

 

好き勝手いうのはここまでにしよう。何書こうとしたんだっけ、最初から横道に逸れたぞ。

そうそう、ジブリ動画についてでした。忘れてた。

ござさんのある日のつぶやき。

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自分も、このブログが今日中に書けたらいいですね…(遠い目)←結局書けなかった

動画作成、ふうん。色々イベント落ち着いたから、新しい事を取り入れてるのかな。

………じゃなくて。この後結局投稿のツイートなかったんですけど?

要するに新しい動画編集ソフトに変わって、まだ試作段階だから投稿通知したくない、通知するに値しない習作という事ですか?新しい編集ソフトって何だろう?

CuBaseから別のソフトに変えたのかな?(この2020年10月gaoさんの結婚式二次会的なツイキャスで、冒頭でぜろいちさんがござさんのCuBaseの充実ぶりについて触れている。)

 

 

新しいソフトの機能を片っ端から使っていこうというお試し的な雰囲気はあるかもしれない。今回、曲名は白くすっきりとまとめられている。サムネ画像のレトロな文字フォントも初めてかも。え?背景が白いと同化してしまって途中の曲名が読めない?だから習作なんでしょ。

 以前は途中で出てくる曲名など、蛍光色だったり赤と黄色の配色だったり、陰影のエフェクトついてたりしてインパクトたっぷりだったのに。Youtuberたるもの派手にしていかなければいけないって言ってなかった?

※過去のインパクトたっぷりな動画リンク。ご覧の通り。

 

  

というわけで目下、新しいソフトで動画編集の練習中のようだ。今は。といってもソフトを変えただけだから、素人目にもわかるようなはっきりした違いは別にないのかもしれない。スペックとか設定とかそういう使う側の話かも。とにかく動画編集は大変な作業のようなので(それが楽しくて好きという人は一人しか知らない、それはけいちゃんさん)作業環境が改善した?のなら良かったです。

  

 

今回の動画のサムネ画像はレトロな場所でレトロなフォント、ジブリの字がちょっと怖そうまである。

 

とにかくそれはどっかの屋内のピアノだった。絨毯敷いてる。スリッパ履きで、どうやら駅のストピではなさそうだ。ふむふむ。

ん?大正時代の名建築。旧古河邸?

 

そこで思い出すのが、月刊ピアノ5月号に載ったインタビュー「ネットシーンに光る逸材奏者」の話題のアー写。その記事の隅にはロケ地が書かれていた。

撮影協力:大谷美術館(旧古河邸)

 (※雑誌は転載できないのでこのサムネ画像を参照)

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さすがは月刊ピアノの記事。イープラスのチケット画面にも同じアー写使われてるし、ちゃんとロケ行ったんだな、ソロライブって準備も本格的だわと、ちらっとこの時頭を掠めた。

今回の動画の背景にはビデオ回してるいりすさん以外に、三脚とか機材を準備?してる人が映り込んでいる 。インタビュー記事の取材担当者の方々が準備してる間に、ついでに弾いてみたってところか?

いや、ついでにしては演奏の仕上がり方が尋常ではない。

 

 

 

 そこは旧古河邸。

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 リンク:旧古河邸 | 公益財団法人 大谷美術館

 ( ↓↓ここだけ歴史オタクの発作)

 今は都立公園の一角を占め、建物自体はホテルニューオータニ等の経営者の資本が入ってるが、古河邸というのはそもそも旧財閥の本宅だったようだ。設計はイギリス人建築家、ジョサイア・コンドル古河財閥の創業者は奉公人から身を起こして足尾銅山の事業に成功し、この建物ができた大正初期には第1次世界大戦の軍需景気で財閥として頭角を現したそうな。実際の戦場とはならなかった日本ではその空前の好景気に支えられ、各種工業生産の躍進、それから文化もアール・ヌーボー様式とかが流行した。ただそれは都市部、そしてこういった上流階級のみ。人口の大部分を占める地方の農民とりわけ小作農は物価の高騰と飢饉にあえいでいた。都市部の労働者にも労働基準法など無い時代。

ほぉーん。足尾銅山といえば日本で初めての公害被害で有名じゃないか。実際その対応に追われてはいたようだが、軍需景気で財をなすあたり、結構左寄りの自分は全く賛同しない。

あれ?本題から逸れた。ピアノだったな。ダメだ、財閥っていうと脊髄反射でなんか書いてしまう……

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天井は漆喰に彫刻が施されている。動画の背景に写ってた、たぶん食堂だと思われる。暖炉の上の木の彫刻も見事の一言。

 

 自分の中では大正時代は近代だから最近の部類だけど、東京の戦前の建物で関東大震災も、東京大空襲も免れてここまで庭園と共に保存状態がいい建築物は稀だ。そういう意味でストピ動画の背景としては贅沢と言うに尽きる。

いや、厳密にはストピではない。動画の冒頭で「施設の特別なご厚意により撮影・演奏しております」ていうテロップが地味につけられている。施設のHPを確認すると、なるほどピアノが設置されているとも、演奏できるとも一言も書いてない。それどころか、見学に要する目安は20分以内ですって。今回は特別に撮影の申し込みをして、許可を得ての演奏ということだ。

 

グランドピアノの音が、吹き抜けのホールによく響く。

「和洋が調和するこの空間に置かれたピアノも建物と共に長い時間を歩んできた」

要するに大正時代を思い出せってことですね。所有者は転々としたが、ここには実際に財閥本家の人たちが住んでいた。

豪奢な衣装をまとい、舶来の銀器が並ぶ食堂で会食する人たち、羅紗の壁紙を貼った撞球室で葉巻を楽しみながらビリヤードに興じる主人と客。サンルームで乳母に絵本を読んでもらう子供たち。大勢の使用人にかしずかれ、正装して時には夜会に観劇にと馬車を仕立てて出かける夫妻。その後ろの大階段を、レースの裾を衣擦れの音をさせながら静かに降りてくるのが見えるみたい。

曲はいつも慣れ親しんでいるはずのジブリのメドレー。なのだけど、どこか典雅な格調高い雰囲気をまとっている。まるでその時代、ここで生きていた人たちの生活の中で流れていたかのように、背景にとけこんでいる。映画音楽、その中でも壮大な曲を選んでいて、この建物とピアノが見てきた激動の時代を振り返っているようだ。

題名がなんか違う。「ジブリ弾いたら調和しすぎてやばい!」のではなく、「ジブリ音楽をここまでアレンジして調和させるござさんがやばい!」の間違いだと思う。

 

 

 

 

今までのジブリ動画ー2019/8/25の配信ではジブリメドレーがある。また、2020/4/20のメンバー限定だけどツイキャスでオケをバックにした豪華メドレー。それからストピでは2020/11/9に大塚駅のストピでメドレーを10分ちょうど縛りでというのをやっている。

 

 

 このストピが、録音機材を変更したからかそれまで録音されたストピ動画と段違いな音質、そして演奏も素晴らしいのだけど、そこからグランドピアノ練習期間を経ての今の(おそらく3~4月撮影の)ござさんの演奏はさらに神がかっているとしか言いようがない。

アレンジもすごいが演奏自体が1段ギアが上がった感じ。

ソロライブに向けて磨き上げられてきた、ござさんの"今"が表現されている。

 

 

 見どころポインツ。ラスト付近でくるっと回る左手、その後手前に引くように低音を弾き、それからふわっと上がる左手。要するに左手が好き(ひたすら伝わらない)

 

 

 

 

 

≪資料部屋≫

旧古河邸の設計者:イギリスの建築家、ジョサイア・コンドル

 ジョサイア・コンドル - Wikipedia

 

 

【代表的建築物】

実際に戦前華族たちが正装して夜会に出かけていた場所。

鹿鳴館

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鹿鳴館 - Wikipedia

 

  

旧岩崎家住宅(三菱財閥茅町本邸を整備)

 旧岩崎邸庭園 - Wikipedia

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