ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

6/16 生配信ライブ

 だめだ……。

ござさんの生配信をBGMにこれ書こうとしても、3秒も持たない!

どこから聴いても、どうしても気になって、そっちに意識が行く!全然聞き込めない!

無常にも動いていく時計の針。湯水のように消費される自由時間。こうしてその残りは刻一刻と無駄にすり減っていくのであった。

 

目次:リンクで各項目へ飛べます。

 

 

体調不良からの回復が遅すぎる件

 そもそも先週は体調を崩していた。たかだか感染性腸炎と甘くみていたのが命取りだった。さらに生配信後、週末も忙しかった。

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田植えといえば。

さ苗とる山田のかけひ漏りにけり ひくしめ縄に露ぞこぼるる新古今集 夏歌 225)

実際は、この和歌に謳われるような優雅なものではない。田んぼに入って苗の隙間を植えていくとか、「これは泥エステで足をきれいにするために……」とでも思わないとやってられない。泥と筋肉痛、日焼けと三重苦になるはずが、曇りだったので日焼けは免れたのが不幸中の幸い。

とにかく配信の日は6/16、まだ体調は元通りには程遠かった。自称健康推進委員会により、早寝早起きキャンペーン真っ只中。そんな中無情にもいつもの生配信の日はやってきた。でも、通知がいつもと違いません?みなさんそう思いません?

リクエスト募集?そんなの最近やってたっけ?

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「ピアノ配信リクエスト募集中!」

 そうだった、以前はこれが生配信の題名だったことを、すっかり忘れていた。素で忘れていて、うっかり自分でRTしたこのツイートにリクエストをつぶやいてしまったではないか。

それからこの待機中の画面も、今となっては懐かしい。

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この画面は他でもない、去年の納涼コンサートとかネピサマで使ってた待ち受けじゃないですか。背景に流れる大きな古時計の曲まで納涼コンサートと一緒じゃないですか。(アレンジ違うけど)あんまりにも綺麗すぎて、思わずスマホの壁紙に設定してしまった。

ひらひらと飛ぶ青く光る蝶と、幻想的に明滅する地面。

去年7月のねぴらぼ後、ネットピアノ界は色んなやり方を模索していたのかな。ネピサマ等の予告動画からし「今までと何かが違うぞ」「何が始まるんだろう?」っていうワクワク感で一杯だったことを思いだす。

  

試行錯誤

そうやってござさんは今も、これからの進み方、行く道を模索してるのかな。ござさんはござさんにしかできない事っていうか、自分らしくやっててくれたらいいと思う。

地味で分かりにくいと言われればそれまで。しかしござさんらしくやっていたら、そこに魅力を感じてファンはついてきてくれるはずだ。

ござさんの場合は音楽活動自体が最大にして唯一最強のアピールポイントだから。

ござさんは何かアクション起こすにも腰が重い。いつも石橋を叩いている気がする。言い方を変えれば地に足がついているともいう。その変貌ぶりに思わず目を剥くような衝撃的ニュースはないけど、でも一歩ずつ、少しづつござさんは進化してる気がする。だから、自分は安心して見守っていられるんだ。

 

 ござさんアレンジ依存症患者

 今回いつもの「皆さんが知ってる曲を弾く」路線から、180度方向転換しているようだ。自分がこの間から、まるで小姑よろしくこの部屋でブツブツ小言を書いていたからか?(絶対違うwww)カービィの戦艦ハルバートなんか「完璧に弾くことが決まってて」(どういう意味だwww)と言いながら練習して、曲の後に復習までやってでも弾いてくれた。

レパートリーが2000曲なんて、いくらアレンジとコードをいじれば無限に弾けるとはいえ常時弾ける曲数には限界があると思う。生配信でレア曲がリクされてきたら、それを見て「そんな在庫(=レパートリー)あったかな?」と思いだしてもらって、今回のように復習しながらアレンジをメンテナンスしてくれたらいいんじゃないかなあ。

 

 さて、「指慣らし」のコーナーを経て、(とはいえ序盤のザナルカンドとかニエンテまでは、自分的に華麗なるアレンジコーナーとでも言おうか、ここだけミニ演奏会状態でずっと聞いていられる)その次に、時代もジャンルも縦横無尽のアニソンメドレーが展開されていた。

ここから昭和歌謡コーナーあり、洋楽ゾーンに至ってはござさん全然知らないといいつつ各分野をかじりつつ触りだけでも披露してくれている。 

いつもおなじみアニソン。ハイジにキャンディキャンディ、それからガッチャマン。あ、ドラえもんもいつもお世話になっております。今から夏の季節、これらの保冷バックにもお世話になることでしょう。

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ガッチャマン・・・?なんか論点ずれてきたぞ。

とにかく いつもなら最後のノーストップメドレーでレア曲を弾いてくれる事が多かったと思うが、そのいつものレア度をはるかに超える、自分でも「いや聞いた事ないぞこのアレンジ……?」という、どの分野もレア曲ばかり。あんまりにも最近の配信で聞かないのも多すぎて、自分は久しぶりに生配信聞くときの癖が出た。つまり、ござさんの演奏聞いて

「すごいじゃん!かっこいい!原曲ってどんなんだろう!」

と勝手に盛り上がり、次々と原曲を聞いてみるも

「原曲もいい曲ばかりで素晴らしいのだけど、うーん?」

てなって結局ござさんの配信にもどってきてしまう現象。

ござさんを知ったころはどの演奏聞いてもこの状態になってすぐ原曲へ脱線し、挙句に原曲で満足できず結局ござさんの配信へ戻ってもう一回ピアノ聞いて最終的に満足するというオチが多かった。

今回知らない曲が多すぎて、かつどのアレンジも真に迫りすぎてずっとこの現象だった。この無限ループに陥ったのはいつ振りだろうか。いちいち原曲に飛んでたので、生配信の全容を聞き込むのにさらに膨大な時間を浪費した。ちょっと自分にツッコミ入れていいですか?

何やってんだか。

 

この、原曲聴いて「うーんイマイチ……」と思ってしまう現象を、

ござさんアレンジ依存症

とでも名付けようか。どの曲も驚異の再現度。すごすぎて自分の脳内で勝手にアニメの背景にござさんのピアノがOPとして流れ出す始末。

 ただし、自分はあくまでアナログ派。紙ベース。本が基準。特にスレイヤーズ!とか、全巻暗唱できるくらい読み込んだ。自分の基本的にふざけてる仕様はここから来てるんじゃないかとひそかに思ってる。今でも全巻そのまま手元に持っている、そのくらい好き。
(このシリーズ読み込み過ぎて本がボロボロ ↓↓ )

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 EDMって何なの

 つまりダンス音楽、シンセ等を用いたクラブ音楽のことかな?
エレクトロニック・ダンス・ミュージック - Wikipedia

 洋楽コーナーでも各種分野を丁寧に解説してくれるござさん。しかし自分は全く不案内。少し聞きかじったことがあるかも、程度。メタルロックとか、わかんない。

なんせDeepPurpleって聞いて思いつくのはこのCMっていう位には詳しくない。
プリッツ 松浦亜弥 CM - YouTube

すいませんでした、ちゃんと本家の動画も貼っておかないと……
ディープ・パープル - スモーク・オン・ザ・ウォーター(LIVE 1974) - YouTube

そこへWake Me Upが流れてきた。Aviciiさんという人の作曲らしい。どっかで聞いたことあるぞ、またしてもウチの高1男子の仕業だったような。

とにかく彼によると「洋楽は英語で歌ってるから再生回数は人気曲だとすぐ億を超える。日本語の歌なんて所詮世界が狭いんだよね」(この会話lo-fi動画の時にもしてたな)

ほぉーーーーん。人気がある曲がいい曲とは限らないじゃないか。しかし海外に訴えかけるには英語で表記すると読まれやすく聴いてもらいやすいというのは合ってる。何も考えてないのか何なのか?男子ってお腹減ったーって言ってるだけじゃないんだ、よく分からない生き物です。

とにかく尋ねてもないのにEDMの解説をしだした高1男子。ふむふむダンスミュージックなんだね、電子音楽の。にしてもクラブの存在も知らんような田舎の男子がよくそんな単語知ってるな。

結局新しい音楽分野、若者の文化らしいですよ。ござさんもご自分で言ってます。

そういう認識があるならlo-fi動画に続いてこの分野のメドレー動画でも弾いて投稿してみてはどうでしょうか。ござさんのアレンジ力を以てすれば可能だと思うんですけど。

 

  

 人生経験

 介護施設のことを懐かしそうに振り返りながら話すござさん。

施設でも利用者さんのために、ある時は合唱やカラオケの伴奏として、ある時はレクリエーションのBGM的に弾いていた時もあるのかもしれない。「リクエストに応えて」とか「施設によって人気曲は違う」などと言われていたので。そりゃこのレベルで再現して演奏してくれたら利用者さんも楽しかっただろうなと思う。自分がアニソン聞いただけでこの有様、ましてや様々な経験を積んできた高齢者の方々は、その曲を聞くと胸に迫るものがあったりするのではないか。

 

病院の事務部門にいる自分だが、昔病棟の患者さんとも話す機会が少しあった身からすると、病院と違って生活の場である介護施設は、より人の生死が身近にある場所だ。持病を持つ人も多いし、きれい事ではないシビアな現実をござさんはいくつも見てきたのではないかと思う。

「色んな利用者さんがいました。特に物が捨てれなくて家がごみ屋敷状態となり、行政の指導が入って施設へ送られてきた方とか、あと家族関係が複雑な方などその人によって色んな事情がある」

 

 QOLという言葉があって、つまりQuality of Life 、生活の質と訳される。人間長生きしてればいいというものではなく、健康寿命が大切というか病気になったら、介護が必要になったらなったで、どのように生活の質を維持するか、ひいてはその人らしく生きるためにはどうすればいいかというのが問われる時代である。

そういう視点で言えば、まさしくござさんは利用者さんにとって、ピアノ弾いてくれるだけで、いや話聞いてくれるだけでもQOLを爆上げしてくれる癒しの存在だったんじゃないかなあ。

 

 ござさんにとってピアニストはその才能からすると天職だと思うが、介護施設という場所も、利用者さんの立場になってサービスを考える職場という意味では、またそれも天職だったのではと思う。

どういう演奏をしたらみんなに喜んでもらえるか。

それは結局場所や聴衆がどう変わっても演奏家には永遠の課題なんじゃないかな。