ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

その② 7/7 七夕ライブ

たなばたの夜の空。

 通例、この日は今の日本では梅雨真っただ中ということになっていて、天の川のきれいな輝きは滅多に見られない。今年も例外なく厚い雲に覆われ、ニュースではゲリラ豪雨に注意するようにと繰り返されていた。七夕とは元々は旧暦7月7日、つまりお盆の頃を指すらしい。

(このブログを書いているのは7/22(木)→)梅雨も終わった空には、辺境の地ではネオンもなく、夜中になれば車の通りも途絶えて空一杯に大小の星が瞬く。肉眼でも天の川がはっきり見え、その周りを小さな輝きが埋め尽くす。こういう時はいわゆる夏の大三角を探すといい。ベガとアルタイル、デネブってどれだ?一等星が多くてわからない。昔子どもと見た星座アプリをかざしながら、夜道を歩いていく………

  

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※リンク:夏の大三角 - Wikipedia
※参考リンク: 夏の大三角と天の川 - ぐんま天文台

 

最近ブログ遅れてたのは ↓↓↓ こんな風に悩んでたからですが………

 

  反省していた自分はこの日、7/7たなばた配信の感想を書けてなかったので聴きながら家事やっていたら、知らない内に台所はきれいに掃除できてしまった。おそるべし、ござさん効果。

twitter.com

 

こうしてみると気持ちの整理がついた気がするので、外野の事は置いといてピアノの感想書きます。

  目次:リンクで各項目へ飛べます。

 

 

 

今回の配信は宇宙を飛んでいる

その日はたなばた祭り、星祭り。夜空を見上げてひそかに願いを託す。

そんな感傷的な気分はどこかに忘れてきたような、原曲を超える勢いでテンション上がる、キメキメのござさんアレンジである。

「綺麗・・・✨✨」

そう思って聴いているといつの間にか運転席に座っている。目の前には複雑な操作盤。

スペースシャトルへようこそ。この機体はあと10秒で発射されます。シートベルトをお締めください」

機械的なアナウンス……発射って何だそりゃ?と思う暇もなく、その謎の乗り物は轟音を立てて動き出した。窒息しそう、押しつぶされそうな重力加速度に思わず目をつぶり、次に気がついたときには窓の外には星空………いや違う、星が近いぞ!

「本機はただいま銀河系を抜けました……」

そうしてスペースシャトルボイジャー1号の如く永遠の旅に出たのだった。

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参考画像:ボイジャー2号(想像図)
リンク:ボイジャー計画 - Wikipedia

 何が言いたいかって、こういう勢いで今回の配信は全編どっかに連れていかれる勢いでアレンジが疾走してるんです。(←何言ってるかちょっとわかんないですね)

 

(((なんか手が滑りました。はい、まじめにやります。)))

真面目な話をするとこれ書いてるのが7/23(金)……遅いな。ではなく、オリンピックの開会式の日です。というわけで7/7の生放送ではオリンピック関連の曲特集だったのでした。

 ↓↓↓ オリンピックファンファーレの原曲。自分も吹部でやってましたが、名曲です。

 

 ござさんが高校時代にこれやったとするとEuph(ユーフォニアム)で中低音担当、バーンと支える低音部もばっちり再現されている。旋律で動くラッパ部分も16分音符なのにシレッと和音でやってる。エチュ-ド25-6みたい?それと、途中でひらっと回る左手がポイントです(なんか違う)これはロス五輪の曲だが、自分はリアルタイムで聴いたわけではない。しかしWAになって踊ろうも五輪の曲だったのは知らなかった。これもいい曲ですが歌手はH-jungleでしょ。浜ちゃんと小室哲哉でしょ。そうですよね?・・・違うらしいですね。すいません、V6でした。

横ではスポーツ観戦ファンの高齢者が五輪開幕を待ち切れず、TVで高校野球県大会を見て盛り上がっている。日の丸の旗も持ち出してきそうだ。いつも卓球の選手を追ってて推しは石川選手だって。「来週月曜日初戦だから!」はいはい。

え?自分は郷土の選手を応援します。新体操で確か中学生時代から強化選手だったな。

とにかく競技を見て選手を応援しよう、そうしましょう。色々周辺が騒がしいですがオリンピックはスポーツの祭典だから。ただ、これ以上無駄にうろうろしてる人に感染症を広められたくないので、無観客試合になったのは賛成です。

 

 

セット商法

 いつもながらジャンルの振れ幅がすごすぎて、底知れない奥深さを感じる。

「セット販売がお得です。今なら一つ頼むと4曲ついてきます。」

ござさん、スーパーの呼び込みですか?しかもセットで4曲連動アレンジ。今ならお得!どうですかそこの奥さん!

呼び込み君のメロディ(ポポーポポポポ♪)の一人セッションが超楽しい!! - YouTube

あれ、違います?これじゃない? 

菅野よう子メドレーだけは自分はコメントできません。その道に詳しい方に解説はしてもらう方がいいでしょう。こっちは全く畑違いのため。)

※セット商法についてはその③で述べます。 

 

 

指が足りない

  ピアノって、両手使うと一度に10の音を同時に出せる、つまり10の音で和音を組み合わせられる。理論上はそうだが実際即興で効果的なコード進行を考えながらやるとなると別問題だ。コード進行?どんな工夫してるのかは自分は分かりません。(自分がござさんの曲を演奏すると和音が複雑すぎて練習を何度やっても曲にならない、覚えられない)

思い付きでやる辺り、その天才ぶりの片鱗が見える。

単に音符に置換するのではなくて、原曲の歌の跳ねた感じからビート感から抒情的な雰囲気、効果音に至るまで。低音部は音圧となってあたりの空気を震わせて迫ってくる。また、高音の儚げな音はござさん曰く「感動的な〆」である(夜空のムコウ動画から)

やっぱりござさん、グランドピアノ好きなんだな。(予算上家に買わないだけで)この回のピアノスタジオはいつもと違うようで、音が少し硬質?それもまたいい。今回のテーマは星と宇宙だから煌めいてる感じが出ていいじゃないですか(自分基準)。

鍵盤から返ってくる感触、残響、ペダルの踏み方を一つ一つ確かめながら。

弾いたらどんな音になってどういう曲に仕上がるのか、ワクワクしてるみたい。

当の本人の言葉を借りれば

「 グランドピアノって楽しい!」

 ってことになる。というか、嬉しそうにはしゃいでいる。

こういう楽しそうなござさんの姿を、ずっと見ていたいんだ。 

 

 

ちなみに管楽器はそもそも構造上、和音が出せない。(弦楽器は別)

 吹奏楽

「たなばた」(正式名称:The Seventh Night of July)は酒井格さんが高校3年生で作曲したらしい。ござさん、以前もフルで演奏していたな。演奏にこめられた気持ちが半端ないというか。部活でやってたんだろうな多分。

 吹部は高校生だと学生が指揮を執る。ござさんも当時指揮やってたそうだし、指揮者は総譜(スコア)を見て曲を分析する。つまりこのたなばた(とオーメンズオブラブと宝島も絶対やってたに違いない)はスコアも熟知してて実際に自分たちで演奏していた可能性が高い。それほどに原曲を彷彿とさせる再現度。そういう意味では、どの曲もその精度に寸分の狂いもないが、たなばたは曲への思い入れが段違いな気がする。「うろ覚え」?まさか。

再現というかね、ピアノっていう鍵盤で木管金管、それぞれの音の特徴を的確に捉えて表現してる。そこにコード進行が関係してるかどうかは知らない。ただ一つ言わせてもらえばディスコ・キッドがイントロだけだったので、原曲を貼ります。

 1977年 課題曲C「ディスコ・キッド」【ブリヂストンタイヤ久留米】 - YouTube

 ヤマハ吹奏楽団 「ディスコ・キッド」 - YouTube

 ここで吹奏楽オタクトーク展開していいですか?勝手に喋りますね。吹奏楽にも定番曲があり、今回のメドレーではほぼその定番にして人気曲を網羅しているといっていい。どれをとっても外せない。特に中学生なら絶対どれかはやってると言っても過言ではない。逆に言えば難曲と言われる部類は今回のメドレーには皆無。どうしようかなあ、課題曲のブログ以前に書いたし、自由曲(その名の通り任意に選べる曲)名演奏のブログでも書こうかなあ。(←そんな暇ないよね)

 

しかし本当のメイン曲(自分基準)はその後に訪れたのだった。お得なセット商法その2、ラヴェルセット。水の戯れは前にも弾かれていたがこれが既に難曲、練習風景動画でもルーティーンに入って無かったと思うけどリクされていきなり弾ける理由がわからない。ベートーベンのソナタは親が家でCDかけてたから覚えたと言っていたが、いつかのツイートか何かで好きな作曲家がラヴェルってなっていたので、昔から練習はしていたのか何なのか。

それからメヌエットクープランの墓、ボレロ、どれも名曲ばかり、うんうん。ダフニスとクロエ。・・・はい?もう一回言ってください?ここでびっくりしたんですよね、ちょっと原曲貼っときますので聴いてくださいね、そんで皆さんにもびっくりしてほしいんですよね。まず原曲の管弦楽版から。

 ラヴェル - 《ダフニスとクロエ》第2組曲 カラヤン ベルリンフィル 1985 - YouTube

吹奏楽編曲版: バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第二組曲より【埼玉栄高】 - YouTube
(この演奏により、ダフニスとクロエ組曲吹奏楽界隈で人気を博した)

この組曲の冒頭「夜明け」を演奏されてるんですけど海の波のうねりのような木管の動きを右手一本でやってるんですね、そんで左手で雄大な低音の旋律をやってます。その後フルートのソロ、更に太陽が昇るさまを描いたクライマックスに向けて最高潮へもっていく。何て言うか去年の12/4生配信のボレロに続き、凄いのを通り越して怖いというか、ゾーッとするというか。

ここでひとこと。

かっこいいです。

  

  

余談:ござさんの若いころ

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若い頃とは?

天体観測:「若いころ、青春時代を思い出す」

星間飛行:「古来より伝わる、いにしえのアニメの名曲」

マクロス星間飛行は2008年だと思うんです。どの辺がいにしえの曲なんでしょう。昭和歌謡の方がよっぽど古来から伝わってますよね。そういった施設での経験からの曲とは違い、ござさんが実際リアルタイムで聴いてきた曲、TV番組やCM、コンビニで流れていた当時の曲を時系列で思い出すと、学生時代~20代を若かったなあと振り返る時期なのかもしれない。

30代に差し掛かる頃って色々なターニングポイントなのかなあ。要するに肝機能ももれなく血液検査で引っかかったし、体には気を付けてほしいと思う。それこそ20代みたいな無理がきかなくなってくる世代に片足をつっこんでいるので。

  

 

「髪を伸ばした方が芸術家っぽいですよね?フフフ………」

合間でこんな見当違いのトークが飛び出してコケるけど。あのね、画家とかと違い、一応演奏風景を生配信で公開してストピにも行き、イベントにも出るならやっぱり外見はさっぱりした方がいいと思うんですけど。「芸術は爆発だ」って言ってた人はいましたけど、その人は演奏家じゃありませんし。(岡本太郎さんでしたっけ?)ござさん、演奏は常にある意味爆発してますけどね。