最近ショパンコンクールというのがあった。去年はそんな記憶無かったなと思いきや、コロナ流行のあおりを受けて今年に延期になっていたらしい。そもそも5年に一度しかやってないらしい。なるほど、オリンピックみたいなものか?そういや自分の記憶には関連ある人といえばブーニンとアルゲリッチくらいしか思い浮かばない。
そういう海外のコンクールは自分はNHKのニュースに上がって来たら調べてみるタイプだ。だってピアノ界は畑が違い過ぎて分からないゆえに、興味がいまいちわかないから。バレエならローザンヌで日本人が入賞したら調べてみようかな、みたいな。
繰り返し書くけど、自分はピアノは小6でやめたからいい思い出がない。吹奏楽関連とかオケの曲はたくさん聴いてきたけど、ピアノは今まで徹底して意識的に避けてきた。
それが何で今ピアノ漬けなのかといえば、ござさんがきっかけだったから。じつは多様な魅力をもつ楽器だったんだということに気付かせてくれたのは、ござさんのピアノ動画。
そこへいくとクラシック界はある程度の知識を前提としてる感があって敷居が高いし、職業として音楽家をやっていくには稼いでなんぼなのに業界全体に儲けようという意識が感じられないし、派閥(どこの業界にもあるけど)とかあって閉鎖的な雰囲気があるし、クラシック界は旧態依然としててどうにもなじめない。
それを世の中では一般的に「先入観」という。
とにかく敷居が高いので良くはわからないが、そういうショパンコンクールとかは素晴らしい演奏だなあとは思う(小並感)。
でもそれ以外のことは素人の自分にはわからない。5年に一度開催されるコンクール、つまりオリンピックみたいなもの。オリンピックでは、8位以内は入賞とされている。
(※JAZZのアレンジは人によって全然違うのはなんとなく分かってきたけど、クラシックはアドリブもないし個性の出し方がさらによくわからない)
このコンクールも、テーマがショパンなら、ショパン音楽祭とか銘打って期間を1か月くらい設けてポーランド各地で色んな音楽家がショパンの演奏を披露してて気軽に聴きに行ける、みたいなイベントにしてしまえばいいのに。
そうすれば演奏家にもチケット代の収入が入るし。
あのYoutubeで無料で聴けるシステム、なんなんでしょうか。
あれこそ世界中から注目されてるんやから、ばんばん配信チケを売って、コンクール運営費に回すなり、クラシック演奏家の育成にチャリティー的な使い方するなりしたらいいのに。
無料だからクラシック知らない人も見てくれて裾野が広がる、というには余りにも演奏が専門的すぎて、やってることが釣り合わない。
それくらいに(素人目線では)どの人の演奏も聞いててすばらしい。
実際、音楽祭と銘打つイベントで演奏を楽しむ習慣なら、世界中にある。
たとえばワーグナーの楽劇は「ニーベルンゲンの指輪」を中心としてバイロイト音楽祭で毎年上演されてる。ただしこの出演者はどの人も第一線で活躍する有名なプロの音楽家、分野も声楽だから違うけど。
若手の演奏家には何かオリンピックのメダル的な何かを目指して獲得しようとしてる物があるのは、わかる。スポーツと違って芸術は数字で評価されるものではないし。
しかしこのレベルの演奏家が集まると、そこまで順番とか点数とかで評価する意味は無いんじゃないかなーと思うのだった。
みんなそれぞれに素晴らしい演奏してて、素敵。それじゃだめなんですか?
あくまで自分が聴いてて違いが分からないから、にすぎないけど。
個人的に納得いかないのは予備予選に応募する際の条件。演奏の記録(DVD?)と共に師事した音楽家の推薦状がいるらしい。
何、その推薦状っていうのは?審査員がDVDで参考演奏聴いて判断したらいいのではないの。