ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

未踏の地

それは2022/2/25のこと。とある告知について配信があるらしい。

ござさんの様子がほのぼのと温かな気持ちにさせてくれる。

 

自分もござさんが最近終始前向きに活動されてて話題に事欠かない様子であるのを拝見すると、仕事が、予定があるっていいことだなあって思います。外部からの仕事依頼って、世の中から必要とされて初めて生まれるものなので。

 

しかし。告知とは一体なんだろう?

 

このツイートの時点で、告知なのだからどこかスタジオで、スタッフさんもついての配信だということに思い至るべきだった。自分はうかつにも「へぇー、外っていつもの貸しスタジオの生配信スタイルかな?久しぶりだよねー」とぼんやり考えていた。

 

そしてピアノはスタインウェイらしい。

このピアノには見覚えがある。スタジオでスタインウェイならこの時と同じ場所だろう。

アルバム・ソロライブに関しての追加発表があります 2021/10/29 - YouTube

 

前回の10/29と同様、ござさんは絶対にテンション上がりまくりに違いない。だってグランドピアノですよ?スタインウェイですよ?

「うわーい!いいピアノで弾きまくるぞーー楽しみ―!え?しまった今回のメインは告知だった、テヘペロー」

と無邪気にウキウキし、地に足がつかなくてフワフワしてる様子が目に見えるようだ。

(実際、告知の中で「スタインウェイですよ!??皆さん♬」とウキウキやってる)

 

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

 

ござの日ソロライブ

思えば告知放送も回を重ねてきてござさんは要領を得てきたようで、最初の告知:介護職をやめた2年前の放送を振り返れば、あの時ペンギンかぶってでさえ「緊張する!」と言われていたのが、今回むしろ視聴者は(ソロコンサート告知の時と同様)手玉に取られていいように遊ばれていた。

ただやりすぎて?前回の告知で引っ張り過ぎだとクレームでもあったのだろうか。

いたずらっ子のように不敵な笑いを浮かべて白を切るござさんに「早く告知スタートして!」と、宇宙の彼方=隣で配信管理してるG興業さんからツッコミが入ったようで、早々にお知らせが始まった。

ありがとうG興業さん。

 

というわけで告知内容は去年に引き続き、ござの日ライブについてであった。

 

ただし去年と違う点がある。

 

今年はお客さんが入る。しかも関西開催。

今度は大阪でもやるらしい。ござさんは生まれて初めて大阪に来るらしい。

(※ござさんにとっては初めての関西)

以前Dr.Capitalとコラボされた時に「どうですか!演奏旅行いいですよ!海外行きませんか!絶対評判になるよ!!」って熱烈に言われてたのに「いや~旅行興味ないし……」とそっけない返事してた気がする。特に遠出もしたことないって言われてて、理由を聞かれて「だって旅行行ったらピアノ触れないじゃないですか?練習できないの嫌です」とか言ってたような?

(※それは2020/11/3の有料配信でした。このトーク部分は省略されてますが配信ダイジェストは動画として残っています:まいど!Dr. Capitalの部屋Vol.2【GUEST:ござ】ダイジェスト - YouTube )

この理由がいかにもござさんらしいわ、と思って自分は配信聴きながらうんうんと深くうなずいていた。

 

今回の会場は COOL JAPAN PARK OSAKA  WWホール。客席が1000席を超える、浜離宮ホールの2倍のキャパシティを持つ大きな会場だ。

施設案内 | COOL JAPAN PARK OSAKA

 

以前のPIANICも関東だったし、ソロコンサートも東京都心だったので、今回関西圏のファンの方は喜びもひとしおのことと推察する。人口としては広義でいえば東京に匹敵するわけで、待っていたファンは多いはず。ここで……

 

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(画像:大坂城 - Wikipedia より)

 

僭越ながら、お祝いボード🎉的なのを勝手に作りました。

 

石橋を叩くござさんのことだから一つづつではあると思うが、こうやって新たな遠征先を開拓していただいて、全国に幅広くいるだろうござさんファンに生で演奏を聴いてもらうきっかけになったらいいなと思う。

珍しくござさんがアピールしていた事。

生演奏のいい所。(配信の環境だとそこまでの音のダイナミクスを表現しきれない)

「ホールで生のピアノ演奏を聴いていただくと、弱い音で弾いたりという繊細な表現も感じてもらえるから」
byござさん

 

ただ、生配信チケットもあるそうだ。都合が合わなかったりする人は絶対に存在するから、コロナウイルス流行以降の現象なので複雑な気持ちもするけど、とにかく配信があるのはありがたい事以外の何物でもない。

 

 

公演は大阪と東京の2回ある

5/30にもやるらしい。場所は東京、去年のござの日ライブの会場だったレストラン。そもそも日付が5/30ということは当初2020年に中止になったござの日ライブをリベンジするつもりのようだ。

この、(介護職をやめた時点で予定されてた)ライブのリベンジ。

 

要するに伏線回収だ。

自分もこの時から精神的にカレンダーはめくられないままだ。

このキーホルダーもまだ押し入れにあるはず、売ってほしいなあ(願望)。

そういう自分の、どうしても1歩を踏み出せなかった気持ちとは裏腹に、その後ねぴらぼや色々なピアノ界の波に否応なく飲まれていくござさん。

いや?ござさんはただ流されて漂っていたわけではない。

しっかりと自分のペースは堅持して絶対に崩さなかったし、周りから何といわれようができる範囲以外のことは決してやらなかった。世の中は激流に乗って変わっていくが、その中で自分を見失わないござさんを見ていて、自分は時々ハッと我に返り、安心してついて行けばいいんだな!となんとか正気を保っていた感がある。

 

 

ござさんの音

スタインウェイの華やかな響きに乗って、ござさんの手から生まれる音一つ一つがまばゆく輝く。

2回目の単独ライブ、おめでとうと周りから祝福されるべきイベントだが、ござさんのピアノは何を語るよりも雄弁だ。

そう。何も言わなくても、その音が全てを物語る。

 

どの曲も、いや音ひとつひとつが喜びに沸き立っている。

 

その澄みきった様子は、源流から生まれたばかりの雫のよう。

まだ世の中を知らない、何にも染まらない清冽な流れ。

 

 

 

せせらぎが集まり、やがて滔々と流れていく雄大な川のようだ。

でもスケールが大きくなっても、ござさんの音はどこまでも見渡せる透き通った水なのだ。

生き物が住めないくらいに?

でもちゃんと生き物は色んな所に潜んでいる。居心地のよい自分の住処を定めて。

 

 

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(参考画像:四万十川 - Wikipedia )

 

 

浜離宮のソロコンサートでは、アルバム発売記念だったので演奏曲もアルバム収録曲が多かった。しかしござの日ライブは、また別にプログラムを検討中との事。

新曲かな?

「新しい曲はいくらでも考えつくので」(生配信にて)と発言されていたし、コード進行を意のままに操れるのだから多分本当に発想は無限にわいてくるのだろう。

または、新しいアレンジを考え中かもしれない。

その影響なのか何なのか、配信が終わってみれば演奏曲はソロアルバム収録曲以外はクラシック曲であった。わーい大好きですクラシック曲。ござさんのレパートリーはクラシックの色んな分野にわたってるので。

 

しかし1曲ごとに感想書いても終わらないので、イメージを書いていく。

ただ冒頭が威風堂々だったことだけには言及したい。(ホルストと並んでイギリスを代表する作曲家、エルガーの曲である。ほんとは冒頭はもっとかっこよく勇ましいパートもある。)

この曲は、言わずと知れた卒業式の定番。(え?自分だけ?)吹部だったのだけど、卒業式のBGMとして、この威風堂々の中間からのゆったりした所をリピートでずっと体育館の隅に陣取って演奏してたから。ござさんもそんな卒業シーズンをイメージして(動画も出てたし)これを弾いてくれたのかな?と勝手に想像した。

 

ソロアルバム収録曲も、CD収録版がスタンダードナンバーだとすると今回の告知では華やか祝福モードだった。というか告知全体がなのだけど。コードを工夫して明るい感じに変えてるのか何なのか分からないが、夕さりまで「夕方の薄暗く物悲しい雰囲気 」というよりは、太陽が沈む瞬間までまばゆく輝く空、という具合の華やかバージョン。

 

抑えきれない喜びと期待、その気持ちをを隠すことなく全身で表して、手は勢いのあまり現に鍵盤の上を跳ねまわっている。

「いくらでもアレンジの発想は出てくるので」

その言葉通り、ノリノリだからか耳慣れた上品なクラシック曲が並んでいるはずだけどどの曲も魔法の様にござさんの手から意表を突く、それでいてJAZZ等を織り交ぜながら不思議と美しいアレンジが次々と滑り出る。

結論から言ってござさんのアレンジが、演奏がやっぱり一番好き(語彙力)。

またこういう斬新な素晴らしい演奏がライブで聴けるのだな、しかもアーカイブもあって一週間聴けるのだから、つくづくファンやっててよかったな、ござさん推してて幸せだなと思う。

 

ござさんはござさんでソロライブの影響はこちらが思う以上に広範囲にしかも良い形で循環しているようだ。

やっぱり、お客さんに目の前で聴いてもらうって、いいことなんだよ、うん。

(自分が心配してたのは運動不足だったので、2年前のコロナ流行初期の体重増えてたかなの時期よりずっと最近体を絞られていたし、一安心です。)←親戚のおばちゃんか

 

 

 

以下余談コーナー。

 

別名:ここからが本題コーナー。

 

 

雪国にて

【※セリフは、Iさん、Gさん、GZさん、運転手 という色で区別してます。雰囲気で読んでください。】

 

黒い車

告知配信が終わり、スタジオの裏口からござさんと、配信をサポートしてくださっていたGさん、Iさんたちが出てきた。どうやらタクシーを拾って帰るようだ。

そこへ滑るように走って来て、静かに横付けされた黒いセダン。

「あれ?タクシー会社の名前が点灯してないな?これ、流しの個人タクシーですか?」

「はい、どうぞお乗りください。行き先は?」

「XXX駅までお願いできるかな」

「では出発します。シートベルトをお締めください」

 

そして音もなく走り出した黒い車は、そのまま夜の闇に消えて行った。

 

「あれ?このタクシーどこ行ってるの?そっち行くと首都高に上がるよ?」

「はい、行き先はこちらとなっております」

そして運転手から1枚の地図が渡された。

そこにはこう記されている。

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「ここ・・・?」

「どこ・・・・・・?」

 

「行き先は、永平寺 - Wikipedia です。」

「えええ?」

だからどこだよ!??

3人同時にハモっている。

 

永平寺禅宗の道場です。あなたたちには坐禅で修行していただきます」

3人は顔を見合わせ、そして悲鳴に近い声が上がった。

えーっあの豪雪地帯のお寺だよね?なんでそこで僕たちが修行なのーーー!?

 

憤って騒ぐ3人に、運転手から1枚のチラシが手渡された。チラシというか……

 

「単なるスクショじゃないか!」

「スクショは肖像権保護に反してるから訴えますよ」

「正直に証拠まで残すとはどうゆうことだ!」

 

永遠に解決しない件

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「違反は分かってやってます。しかしこっちも対策の仕様がありませんでしたので。」

「どういうことですか?」

 

以下、チラシをもとに今回の生配信で指摘できる点を挙げていく。

・概要欄の内容が完全にいつもの生配信のまま。

・チャンネル紹介動画リンクも、いつも通り単にチャンネルトップページへ飛ぶだけ。

生配信に「"生配信もやっているので"よろしければ是非チャンネル登録…云々」というコメントを載せているのはどういうことか。

・でも過去の生配信にも最近ずっと概要欄にこのコメントが載っている。Σ(゚д゚lll)ガーン

・# も生配信につけてるいつものやつと一緒。

・今回はアルライブに関連した新しい#を考えて然るべき。

・告知後に修正もできるから、本来ならここにリアルライブの宣伝を追加で載せるべき。前回10/29追加告知配信にはちゃんとコンサートの詳細が載ってる。

・配信中に「ライブの詳細については公式HPを……」と言ってるからHPリンクは?と探して、概要欄に貼ってないから普通の人は何やら分からずチケを買いに行けない説。自分みたいにブラウザに既にブクマ登録してでもない限り。

 

「いいですか?これは精神的な問題です。告知配信の中で、チケ発売日など諸説が飛び交っていたようですね。あれだけ準備する時間がありながらこの失態はどうした事でしょう?横で聞いていた人たちも、慌てるというより笑いながらツッコミを入れておりましたね」

「・・・・・」

「・・・・・」

「(3人の心の叫び:そんな重箱の隅をつつくような事言わんでもーーーー!)」

 

「このライブは有料イベントです。聴きに行く人はチケットに代金という対価を払って行くことになります。それに対するサービスはすでに告知から始まっていると考えるべきです。」

「有料サービスを提供する場合、今回配信チケもあるのですからそっちは販売枚数の制限なしにいくらでも売れることになります。ここで分かりにくい告知、はっきりしない売り方をしてると、ふとしたきっかけで興味を持ってくれたかもしれない通りすがりの人にチケを買ってもらうチャンスをみすみす逃しているようなものです。」

「え?公式ホームページに正式情報は掲載した?もう一回言いますけど生配信画面の概要欄のどこに公式HPのリンクがあるんですか?通りすがりの人はそこからアクセスできない限り、わざわざ検索してまでチケを申し込んではくれませんよ」

「職業として音楽活動を続けていくなら最低限大切なラインはお守りになる事です」

 

 

 

こだわりと想い出

「去年もござの日ライブのチケは、メンバーシップのプラン別に売り方が違ったりしてましたね。」

(※参考資料:当時のようす)


「今年も何か売り方を工夫してたりするんですか?」

「それは告知通りです」

「まあいいですよ、ウチはラーメンプランですけど特にお知らせ無かったですし。なんか別に売られてたのかもしれませんが、それはその人たちに、優先されて然るべき何らかの理由があってのことなのでしょうから。」

 

タクシーのセダンの窓には、暗い夜の景色が流れていく。時折垣間見える小さな街灯の明かり。木曽川を渡り、白い雪を頂にかぶる山脈を眺めながら窓外に走り去る景色は、みるみるうちに雪深くなっていった。

 

 

運転手が誰にともなくぽつんと呟く。

「でも今年も5月3日にライブするのでしょう?それなのになぜ、5月30日にも公演を予定してるんですか?」

 

大型トラックのヘッドランプがすれ違いざまに眩しく光りながら、轟音と共に暗闇の中へ遠ざかる。どこかでクラクションが聞こえる。

 

「確かに5/30なんて月曜日の平日なんですけどね。あのレストランの客席は多くて100席ほどですし。でも僕、去年の誰も座ってなかった客席をいつも思い出すんです。」

 

「去年ライブが無観客になった理由もコロナで不可抗力でした。僕、この間の浜離宮のソロコンサートでお客さんにピアノ聴いてもらって、ほんとに嬉しかったんですよ。」

 

「音楽を誰かに届ける、気持ちを伝えるってこういう事かって思った」

「気持ちは伝えられたと思いますよ、お客さんの様子から確かにそう感じました。」

「だからあのレストランで今度こそ、本来そこに、目の前に居るはずだったお客さんに座ってもらって僕のピアノを聴かせたいんです。本来そこに居るはずだった人たちに」

「これは待っててくれた人たちへの、僕からの1年越しのプレゼントなんです。」

「この贈り物を渡せないと、僕の中での時計の針は止まったまま進みません」

 

 

やがて黒いタクシーは山深い寺の前で停まった。

雪が降り止む様子はない。

 

 

修行

人里離れた深山幽谷の中、大木が鬱蒼と立ち並ぶ静寂な空間。広大な境内に数々の堂宇が整然と建つ。積雪深はゆうに1mを超え、あたり一面見渡す限り全てがすっぽりと白い雪に埋まっている。

 

 ↑↑ 参考動画のニュース映像。イメージです。

 

 

そこの縁側に作務衣一枚で裸足という、冬にあるまじき姿で座っている3人組。

「ねえ、いくら何でもこの格好あんまりじゃありません……?」

「僕北国育ちだから雪とか寒さは別になんでも……でも暖房無いと寒いわー!」

「さっ寒いの大っ嫌いなんですけど!もー無理なんですけど!ピアノ練習したい!」

 

そこに静かに響く声。

「さっきからあなたたちは雑念が多すぎです。静かに修行に励んでください。」

「僕は告知配信でピアノ弾いてただけですーーー!」

 

 

そこに静かに来客の到来が告げられた。この雪深い山里に?いや、メール情報が届けられたようだ。

 

 

ちらっとそれを一瞥する。

「・・・・・(フフッ)」

 

「(え、ちょっと何、鼻で笑われたんだけど!??)」

「(それってアレだよね、譜読みの呟き?)」

「(そうだったぁ!予約投稿にしてたのを忘れてたぁぁ……!)」

 

「新しい曲を練習なさってるんですね。来るござの日ライブへ向けて着々と動かれているようで、ファンとしてはどんな演奏に仕上がるのか期待に胸が高鳴ります。」

「(3人の心の声:じゃあいいじゃん・・・?)」

 

『コミュニティ限定動画にでも上げれれば』っていうのはどういう認識ですか?練習のついでですか?コミュニティ限定動画については、ござさんが音楽活動専業の宣言をされてからファンは皆楽しみにお待ち申し上げておりました。」

 

「メンバー限定動画は第1回ねぴらぼ前後に投稿してくださいましたね。あの各方面に忙しい中、スタジオでのJAZZ動画をUPされたりして、ファンとしては申し訳ないというか、ただ頭が下がる思いでした。またその演奏がかっこよかったので(語彙力)」

「でもそれ以来メンバー限定動画をお待ち申し上げてるんですけど、この動画の時にも言及されておりましたがどうなさったんでしょう?もう半年以上経ちますけれど……」

 

「要するに、単にござさん忘れてたんじゃないんですか?」

「・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・(全員、ヘンな汗が背中をタラーッと流れ落ちる)」

 

「まー過去のいきさつを掘り返してツッコミ入れても現状には関係ありませんしね。生配信アーカイブが見れればそれで自分は満足です。でも、メンバー特典として、それで満足してない人たちはメンバーシップ会員から黙って解約して去って行かれてると思いますよ。それは単純にござさんの減収につながりますけど、経済的にご自分の首をご自身で締めてるのはいいんですか?」

「ござさん一人で回してる現体制ではこれが限度だと思ってますので、これ以上ツッコみはしませんけど」

 

「このツイートの後、『譜読みはどういう過程を経ているのか』と自問自答されながら譜読み過程をWordに記録していって、『新しい曲はどのくらいの期間で譜読みできるのか』をツイキャスで練習されてた気がしますが。フォーレの30分くらいある曲?を確か2~3日?一週間?かけて仕上げられてその結果を生配信で報告されてましたが、その辺がきちんとしてていかにもござさんらしいなあ、と思ってました。」

 

「今回譜読みされてる新しい曲をひっさげて、ござの日ライブへ向けて準備なさってると思いますので、今まで積み上げてきた色々なことが結果として発揮されてるなあと思って、こっちもワクワクしながら動静を注視しているところです。練習、がんばってください。」

 

 

雪は静かに降り積もっていく。

暖房は無い。

永遠とも思われる時間が流れる中、3人は黙って目を閉じた。

反論は諦めた方がいいと踏んだらしい。

 

 

「マジで重箱の隅をつつくばかりで大変申し訳ありませんが、自分はこういう形でしか応援できない性格なので。」

「え?その性格、重くてうざい?ほっといてください。」

 

ござさんには絶対に音楽活動を続けてほしいんです。職業にする以上、ファンの存在は言わば生命線です。それを音楽以外のわけのわからない事が原因で、みすみすファンを逃すようなことはしてほしくない。」

「ござさんのピアノは唯一無二ですから。」

「一人でも多くの人に聴いてほしいと思って言わせていただきました。」

 

「続報が届いたので坐禅の修業は3時間に増えました。瞑想に励むように。では。」

 

 

音のない、何一つ動かない水墨画のような世界。

どこかで杉の梢から重たい雪が落ちる音がした。

 

雪融けのかすかな知らせ。

春も、もうすぐそこ。