この日記は11/20に、ござさんのお誕生日に放送する配信のことを書いて以来、更新していない。
11/13(日)は池袋でSTAND UP!CLASSIC FESTIVAL'22 in TOSHIMAの野外ステージへ出演なさったり、その後もお忙しかったようなので、自分はピアノのスイッチを切って別の趣味部屋にこもっていた。ござさんからの発信が無い時は、自分は別の方向へ興味が行くみたいだ。
オートで切り替わるセンサーみたいな感じ?
自分の意志じゃないていうか。
だってこの日記は字幕が来ない事には書けませんし。
そもそもの話。
生配信の感想を書く意味があるのか?ってずっと考えてたのも手伝ってなのか?
11/26(土)にも放送してくださったんだけど、感想の字幕は来なかった。
いや、字幕は来たが、自分の悩んでた答えとは別のが来たので、
「それじゃないって……」
って思って、その時の字幕は流れていくままに海へ放流した気がする。
その時の感想は鮭が川へ回帰してくるみたいに戻ってきたので書き留めてみようかな…
11/26(土)の生配信は、前回配信の11/12(土)がスタクラコンサートの前日であり、それから二週間空いていた。まだまだコンサートの予定は目白押しであり、練習に、また打合せやリハーサル?などあったでしょうし、今後ますますスケジュールはタイトになっていくことだろう。
《ござさんのピアノは膨大な練習量を以て維持されていると思うので、今後何よりも大好きなのであろうピアノに触れる時間も、ちょっと減っていったりするのかなあ、でもござさんは昔から自己管理きっちりなさっているし、うまくやっていくんだろうなあ……》
と心の中で自分はこっそりつぶやいていた。
はたして、11/26(土)の配信は、
詰まった予定のコンサート練習で予定の曲を弾いてるのが響いてるのか?放送の間が空いたから、即興演奏で遊びたかったのか?
っていう感じの、選曲基準も自由度満載の圧巻のボリュームだった。
すごい。
と、自分はその時思った。
2時間わずかにトークを挟みながらずっと弾いてて、
「え~、まだ引き続き色んな分野の曲を……え???もう2時間?もうそんな時間ですか、嘘でしょ?全っ然、弾いて何ですけど?まだ1時間でしょ?」
って名残惜しそうに鍵盤を触っている。ござさん、往生際が悪いです。
「あれ、いつの間にか外が暗いですね、ちょっと時空が……?」
そんなの歪んでません。
楽しそうにやってても、きっちりいつも通りいろんなジャンルを網羅している。ゲーム音楽、菅野よう子さんのアニソンとか花は咲く、クラシックのラヴェルの曲、J-POPのSPEED、JAZZスタンダード、ボカロ曲……
しかもどれも微妙に最近聴いてないような曲も弾いてくれる。リクから拾ってくれたのか、ご自分でレパートリーを思い出されたのか。まるで逐一、次回弾くとよさげな最近ご無沙汰の曲をチェックでもしているのではないかと思うくらい。
ござさんの守備範囲が広すぎて、自分はとっくにリクエストで曲を提案できるラインから脱落した落伍者になり果てている。
凄い勢いで飛んでくる謎のレア曲リクエストと、それをさっさと拾ってアレンジするござさん。
チャット欄で繰り広げられる丁々発止の死力を尽くしたバトルを、手に汗握って眺める自分。次はどうなるのか分からないし一瞬も目を離すことはできないからだ。
ワールドカップとは別の意味でもはや芸術の域に達したバトル。
そういやずっと我が家では自分以外はサッカーの話でもちきりである。
サッカーW杯はサッカーマニアのウチの高齢者と兄に言わせると
「オリンピックよりもW杯!うーん血が騒ぐわ!断然世界一盛り上がるイベントやで。要するにお祭りや。アレのためなら会社休む。は??当たり前や、ちっとも分かっとらんな。海外の盛り上がり見てみろ、みんな血道を上げて応援するんや、TVの前で静かに拍手してるお前らとは気合の入り方が違うんや。」
「ところでオフサイドって何???」
「ーーーーー(ルールの説明)」
「よくわかんない」
「ルールも分からんニワカは黙っとけ」
らしいですけど。高齢者と兄は対スペインの試合前に、午前3時に起きてTV前にスタンバイしてたらしいですし、その気持ちは本物ですね……結局その後ふつうに会社行ってましたし、すごいなあ。
でも自分は、ござさんを君たちサッカーファンを凌ぐ熱量で応援してるつもりなんでね(君たちにネタバレしてないだけで)、そっとしといてほしいです。
いやいや対抗してどうする、やっぱなんでも応援するって気持ちは大事だよね。
でもオフサイドの仕組みはもうちょい丁寧に教えてほしいな…絶対チャンスってとこで審判に止められてると思うんだ……
盛り上がる #ワールドカップ 🔥#サッカー の応援歌と言えば⁉️#アイーダ ⚽️
— TUNING ROOM (@RoomTuning) 2022年12月4日
ということで今日は『#ヴェルディ』特集です‼️
コメンテーターはユーフォニアム奏者 三宅孝典さん♪#FIFAWorldCup #サッカー日本代表#αstation #オオサカシオン #OsakaShion #吹奏楽 #音楽家の方のヴェルディ
(↑ ラジオでも応援曲特集やってた、rajikoプレミアム入ってる人は追いかけ再生可)
……違うな、なんか話題がそれたですね。
ござさんはそれからも、ノンストップメドレーも1時間圧巻の迫力でやりきっていたようです。
この回、どのメドレーも自分は初めて聞く?曲も多くて、新鮮な気がしてずっとリピートしてました。このジャンルと言えばこの曲ってのをやってくれつつも、もうちょい掘り起こしたレア曲、〆は豪華に盛り上がって、とか……
でも何の曲を弾こうか考えながらやってる、とも言われてた気がする。
「普段とは違った、隠れた名曲を弾こうとしたりね」などという発言もあった。
JAZZの曲とか、「皆さん知ってますか?」がござさんの口癖だし、自分にとってはその通り、リクエストもできない分野だし。
今回、ついに「知名度調査」ときた。
そうか、自分がさっぱり知らないのがばれたのか。もう逃げても無駄ってことか。
しかし。
6問ほどJAZZの問題が出されたが、一人もチャットに正解が無かったりして、でもござさんは「大丈夫です」とのたまう。
大丈夫なのかそれは???
挙句に曲のイントロを弾くものの、問題出した本人が黒本めくっても何の曲かわからないっていうオチもあったので大丈夫という意味なのかもしれないが。
というか、JAZZって言ってもFly Me To The MoonとかAutumn Leavesはみんなファンも知ってるわけで、どこからが準マイナー曲、どこからが真のマイナー曲なのかを見極めたかったのかもしれない。
かくしてござさんご自身により、JAZZにおいては1軍、2軍、3軍と曲名のランクが決められたのだった。有名曲と知る人ぞ知るマイナー曲をどう弾いていくのかはどの分野でも言えると思うけどな。
「はてなマークが浮かぶような曲ばっかりやってるような気が……」
確かにゲーム音楽、アニソン、昔のアイドルの曲とか洋楽も、コアなファンならではのおなじみ曲っていうのは他分野のファンには知られていないものだ。クラシックも、一般社会にはなじみが薄い曲が多い。
それらの知名度がさまざまな程度に分かれた曲を、ちょうどいい塩梅でバランスよく演奏に織り込み、需要に対する平均的な満足度を高められる放送づくりを目指す、と……
聴いててうっすら分かってたけどそれ意識しながらあの速さのチャットでリクエスト拾われてるんやなと思うと、自分は涙を禁じ得ない……(´;ω;`)
そこで「何の(レアな曲を)ぶっ込むかということで」ボカロ曲が話題に上がるに至って、これまたついにメモが出てきた。なんでも、最近勉強熱心になったらしく
「自分が演奏できる曲の再把握に努めている」
とのこと。
いやいや、勉強熱心といえば中世から時代を横断して現代にいたる音楽史のまとめやら、南米の各地のラテン音楽の特徴を分類するとか、分厚い参考書を読み解いてまで去年から勉強しまくりですやん。
なになに、その勉強熱心とは違う???
ござさんの生配信でメモと言えば。
昔の登録者2万人くらいまでの、同時視聴者10人とか100人?くらいの時期の生配信を思い出すと、チャットが緩やかだったのでほんとにその時リアルタイムでコメントにある曲をリクエストとして拾われていたようだが。
だいたいペンギンマスクをかぶり出したころ??くらいから、生配信でスーパーチャットさんにリクエストを書かれることが多くなったからか???スーパーチャットのコメントをメモに全部書き、生配信の後半ではそのリクエストを弾いてくれるという前後半の2部構成みたいなことになっていた。
しかしここでいうメモとは、
このページにござさん自身が挙げられているレパートリーの中からご自身が抜きだされた、最近弾いてなくて忘れそうだけど弾けば思い出せるかもしれないリスト、のメモという意味になる。
それらを抜き出したのが?110曲くらいあるらしい。
このニコニコサイトにあるリストの数どころじゃないんですけどそれは。抜き出したんじゃないですねたぶん。あのリストはまだ学生時代?アップライトピアノの時代、10年以上前の記録だから、その後生配信で弾きながら覚えた曲が増えて、その後時代と流行の変遷とともに忘れ去られようとしてる曲を思い出したいってことだろうか。
そしてござさんはパソコン画面に何やらエクセルファイルか何かを表示して、次々に弾いていく。なるほど、自分は全然知らないぞ……ふむふむ余計な口出しはしないで黙って聴いていようっと…
なんにせよ、リクエストから拾う以外にもござさんは色々模索しているということか。
ペンギンマスクかぶって職業として音楽活動に専念する発表からもうすぐ年明けると満3年になる。ペンギンマスクかぶる以前と比して、現在に至るまでファンの数・配信の同時リスナー数・配信の内容もがらっと変貌していく中、楽譜もなくコード進行だけで曲をアレンジしているござさんの演奏スタイルは時々こうやってメンテナンスしていく必要があるのかもしれない。
はっきりと楽譜集みたいなデータベースとしてござさんが覚えてない以上、どこかで補修していかないとその記憶は流失して時空の彼方へ忘れ去られたままになる。
そんな工夫を生配信の中で取り入れながら、なおかつ最後のメドレーコーナーで楽しそうに1時間近く弾いてるのを見て、冷静な分析を重ねるプロ意識の向こうに、
「夕方の5時ですよ~~って家に帰るように近所の親切なおばちゃんに促されつつ、え~~でも~~って言いながら友達とやってるサッカーが面白くてついつい家路に就く時間が遅くなる小学生」
みたいな無邪気な一面が見えた。
ほんとピアノ大好きなんだな、ってほっこりした。ノンストップメドレーも、もうそろそろ時間ですよって引き際を、あと1曲……って名残惜しそうに鍵盤さわってるみたいな感じ。
自分がござさんのピアノをずっと聴いていたいのも、そんな楽しそうな音が聞こえるからなんだろうなあ。気持ちがこもってるもんなあ。
サッカーの話題でネット上にそんなコメントを見かけた。
ちょっと音楽とは分野が違いますけど。
好きならもっと追い込め。もっと追い込める。
— Keisuke Honda (@kskgroup2017) 2022年12月3日
でも論理的には一緒ですよね。好きだから続けられるし、一生懸命情熱を注げるのも、好きだからってことですよね。言われてやるんじゃなくて。言われてやってるようだったらそこまで身にしみ込まないと思う。
疑問と答え
でも自分は最近ござさんの生配信自体、感想が出てこなかった。
偽造するとでっち上げのものすごく中身のないペラッペラのができるので、自力では考え出せないし、どうしようもない。
なんでだろう?
11/26の生配信も上記の通り問題点が的確に洗い出され、ござさんの熱量というか迫力があふれていて、最近コンサートにイベントも目白押しだし演奏活動の充実ぶりを如実に物語ってるまさにSUGOI生配信であった。
とにかく演奏が、どの曲も原曲再現度がすごいんです。
さすがコンビニ入ってもBGMが流れてるのを聴いてコード進行を追ってしまい、何買いに行ったのか忘れてしまうというござさんならではの神業。
まさに完コピ。
自分はどの曲も原曲を聴いていた当時の思い出まで瞬時によみがえって、ついついノリノリで聴いてしまいます。
昨日やってたこのブラックビスケッツが20年ぶり再結成して変わらない姿で歌ってるのを聴くと、学生時代がオーバーラップしてじゃあ千秋の歌ってるポケビも復活してほしいなとか、色々思い出すのと同じ現象だ。
準備はいいかな?エーコラ!!@musicday_ntv pic.twitter.com/1PPxuT2wcd
— 天野ひろゆき (@1ribottiamano) 2022年12月3日
でも自分はござさんの自由自在に音の世界を飛び回る、めくるめく七色の世界みたいな演奏が聴きたいんだ。
ねぴらぼ以前、まだペンギンかぶってるかサングラスにキャップ姿で生配信してたころまでの時代はどの配信聞いてもチャット欄に書かれた質問にござさんが応えたり、音楽的な解説コーナーがあったり、また一人セッション配信もたまにやってたり、音色も色々変えたり、………
ほんとに楽しそうだったんですよ。
だから見ててもこっちも楽しかったんですよ。
別にわざと過去形でかいてるわけではありませんけど。
シンセのいろんな機能を駆使して、また知らない曲はその場で耳コピして弾いてみるというようなのどかな風景もたまにありましたね。
でもあの時代はござさんは自由だったけどそれは諸刃の剣でした。
曰く、後日語られた話によれば2020年のネピサマ前に引っ越すまで住んでた部屋が湿気とカビがすごかった。
また曰く、「働きながらピアノを続けていくにあたり何を犠牲にするかってプライベートです」(←←←どこで言われてたのかはっきり覚えてないけど)介護施設での仕事は体力的に熾烈を極めていて、かろうじて残業がないから自由時間をピアノに全振りできていたのかもしれませんけど。でもピアノを弾くのも体が資本なのであり、常に危険と隣り合わせの危うい状況で10年以上ピアノを続け、配信とか動画投稿をやってこられたのはもうなんか人間業を超えている。
菊池さんの言葉を借りれば「この腕は国宝なんだから」大事にしなければならないんです。
サラリーマンとしての安定した収入というステータスは音楽専業になったことと引き換えに失われてしまいましたけど。
しかし、ファンの母数が増えた以上、そしてござさんが
「できるだけ平等にファンの希望に応えたい」
と考え、
「すべてのジャンルのピアノを弾きたい」
と野望を抱いている以上、ござさんの活動内容はどんどん一般化していくのもやむを得ないのかもしれない。
そうすると一人セッション配信、録音機能を使った一人合奏、スチールパンのみの配信とか、JAZZオンリー、ワルツのみ、とかいう特定ジャンルの放送とかも特定のファン向けだからという理由で今後はもう無いのかもしれない。
また、シンセに入ってる特殊音、例えばオルゴール音とかアナログ時代のピコピコゲーム音、エレピ音、クラビネットとかそういう音色縛りの設定で演奏してたのも面白かったのに。
それから、まだ持ってるにちがいないシンセの前の機種Roland FA08、またショルダーキーボード、あとオタマトーンも持ってるはずだけど、そういうござさんの持ってる音楽ツールを駆使して色々遊ぶ配信とかないのかなあ。ないだろうな、そういう余剰の時間で遊ぶ暇あったら絶対全部ピアノの練習に費やしてそうだしなあ。
なんか長くなった。
つまり。
・ござさんの国宝の手を維持する活動、
・自分らファンの楽しみにしてるござさんのあらゆる方面への音楽的才能、
・それから職業として、演奏家・編曲家としてyoutube以外の世界に訴求していくべき、ござさんの演奏やアレンジの特色。
これらを全部並行して演奏に反映してほしいっていうのは、現実的じゃないっていう結論に至ったのだ。
自分の中で。
諸葛亮孔明が劉備に天下三分の計を説いたけど(隆中策 - Wikipedia )、そんな三国鼎立の危ういバランスは砂上の楼閣だ。
何もかもござさんに望むのは潔くあきらめよう。
と思って、最近生配信の感想も前みたいに自由に考えることはできなくなった気がする。聴きたいのも昔の自由な配信だ。(と思っていた。)
でも昔の配信を聴くと、しかし最新の生配信の演奏の破壊的かつ圧倒的な素晴らしい演奏の前には、その昔自分があれだけ衝撃を受けた生配信もなぜか色褪せて見えたりして、結局最新の生配信に戻ってきてしまうっていう謎ループに陥っていた。
それだけ、介護職を離れて自由にピアノが弾けるようになってからのござさんは無敵、ということかもしれない。
仕事と兼業でもあれだけのクオリティの演奏、また解説動画を投稿してたりしたのだから、そういったあらゆる足枷から解き放たれたござさんの真の姿が、数々の舞台経験などを経てさらに磨き抜かれてきたというか……時間制限もなくなってピアノの練習に没入できるようになってレパートリーの研究というか、音そのものが精彩を増したというか……
それは時系列に配信を聴けば一目瞭然、自分がここで少ない語彙を弄して素人っぽく語るまでもないことだ。
その反面あきらめにも似た感情があって、つまり生配信についてこれ以上自分が語ることももう無いなと思って、感想を書こうという気にならなかったのはあるかもしれない。
そんなある日自分の目に飛び込んできたあるお知らせ。
ござさんが自ら「画期的」と語る練習があるらしい。なんなんだ。
画期的な練習方法を思いついたので、今日の夜ツイキャスで無言練習配信があるかもしれません
— ござ 🎹1/15日ソロライブ (@gprza) 2022年12月1日
練習と言えば、菊池さんとの対談の中で、「MP3データで保存した楽曲を、i Tuneのイコライザ機能でベース音域を取り除いて、自分でベースラインを弾く練習やってます」とか、マニアックなことは語られてたけど、それかなあ?
※参考リンク:【菊池亮太×ござ】ピアノ超絶技巧の二人の練習法を披露!月刊ショパン2月号ストピフリーセッション - YouTube
基礎練習動画は色々作られてたけどなあ……??でも、配信するんだからいまさら基礎練習するわけじゃないよなあ……???
※参考リンク:Youtubeを見ながらでもできる!「永遠に続けられる基礎練習」 - YouTube
※参考リンク:結構大変!?クラシックもジャズも弾いてるピアニスト(兼YouTuber)の練習風景がこちら【解説付き】 - YouTube
果たしてござさんからのお知らせは、セルフリクエスト方式であった。
(なんて呼んだらいいのか分からん)
2000曲のレパートリー表からランダムで弾いていく無言練習放送https://t.co/sRXkXTAqUc
— ござ 🎹1/15日ソロライブ (@gprza) 2022年12月1日
※上記リンクは最初のアーカイブであり、配信録画は3つに分かれている。
アーカイブ②:2000曲のレパートリー表からランダムで弾いていく無言練習放送 / ござキャス - ござ 🎹 (@gprza) - TwitCasting
アーカイブ③2000曲のレパートリー表からランダムで弾いていく無言練習放送 / ござキャス - ござ 🎹 (@gprza) - TwitCasting
上記のツイキャスから、画面上にござさんが掲げている注意事項を転載してみる。
・この配信ではアイテムのお礼・読み上げは行えませんのでご了承ください。
・コインなどいただけると助かります。
・約2000曲からランダム選出なので次の曲は僕も予想できません。
・題名がヤバい曲が時折入ると思いますが気にしないでください。
アイテムはどちらにしても投下できなかった。なぜかOFFモードになっていたからだ。
それより2000曲のレパートリーとご自身で掲げられているのは、つまりご自身で作られたレパートリー表のデータをベースにされているという意味だろう。
レパートリー表は、2020/8/6の生配信まで、つまりスーパーチャットのコメントでのリクエストシステムがあった配信で「ご参考に」という意味で概要欄に貼られていたExcel形式の一覧表のことだ。メンバー限定の配信動画なので、ここにレパートリー表のリンクは貼れませんけど。
そのレパートリーからランダムで拾う配信。
つまりいつもの生配信だと高速で流れていくチャットのコメントからリクエストを拾うのも、メドレー形式にしても珍しい曲を拾うのには物理的限界があるからか。
メジャーな曲は一般に広く演奏されている。
ござさんの生配信に求められているのは珍しい曲、他では聞かない曲とか珍しいジャンル、という意味で練習配信にされたのだろうか。
それはまあ当たり前ともいえるけど。職業としてやっていくうえで肝要なのは独自性というか他の人がやってないことという点に、才能の商品的価値があるわけで。
どこに行っても聴ける演奏をやっていたのではチャンネルの行く末は暗いというか未来が無いなという意味でもあるだろう。
自分は一瞬、そんな地道なことしなくてもござさんなら目新しいアレンジは湯水のように思いつくはずなのだから生配信でも面白くやる方針でやればいいのに?という疑問が脳裏をよぎった。
いや、そうじゃないぞ、方向性はそっちとは180度、逆を向いている。
ござさんはあのニコニコ動画のコミュニティを作った10年前にさかのぼる、とは言わないけど今弾かなくありつつある、つまりアレンジも忘れつつある曲のメンテナンスをセルフでやりたいのかもしれない。
そんなござさんでも忘れてるかもしれない曲は、当然自分とかファンからしょっちゅうリクエストで飛んでくるわけもなく、たまに流れてきたとしてもチャット欄からそれを的確にピンポイントで拾うのは至難の業である。
というわけで、どういう仕組みか知らないが、そういう自動で拾うソフトなのか、はたまたAIがやってるのか、とにかくExcelのレパートリー表から、何らかの方法でランダムで曲をピックアップしてもらって弾いていく、という練習方法のようだ。
それ見て自分は一瞬、傷ついた。
だってファンの流すチャット欄のリクエストにござさんは見切りをつけたって意味ですか?ござさんはファンのこと信用しなくなったんですか?配信者とファンの間に一番重要なのは、無言の間に構築される、目に見えない信頼関係じゃなかったんですか?
って一方的な被害妄想らしきものが浮かんだからだ。
でもそれはあくまで被害妄想だ。
ござさんが、生配信で最近どうやったらリクエストを平等に拾えるのかなあーと、演奏する曲の選択を工夫しながら拾ってるみたいな内容を喋ってた気はする。それと、膨大なレア曲を含むレパートリーの管理メンテナンス。
【この両極端にして絶対相容れることのない命題を、一番誰も傷つかない方法で克服し、しかも放送という形でファンも楽しめるようにするにはどうしたらいいのか?】
とござさん自身が、現状の課題を打破すべく考えた今の時点で出来うる最善の対策なのだろうか。
ついでに言えば、最近コンサートやイベント続きで決められた曲や一定のアレンジを繰り返し練習しているだろうから、自由に即興で練習できる枠を確保しておかないと、ほんとうに洒落にならないレベルでレパートリーが脱落・破損していくのかも。
つまり週一回くらいのペースで生配信はやりたいというよりも、ござさんにとってはアレンジのうえでは死活問題なのかもしれない。
自分はござさんのレパートリーにあらゆるジャンルの名曲を教えてもらってる部類のほうであり、そんなレア曲のメンテナンスには関われないので、次々とAI?が拾うレア曲の数々をなんかお釈迦様の神々しい光か何かみたいにありがたく聴くのだった。
リクエスト投げる立場にはなれないから。
せめて、公式にござさんが「レア曲」としてるこのツイキャスの曲の数々を覚えれば、ござさんのレパートリー維持にちょっとでも貢献できるかもな?と思いながら。
と、そこで自分の余計な邪推が頭をもたげる。
「このリストは、あらかじめござさんがレパートリー表から拾ってきてExcelにまとめてて、そっからランダムでピックアップするっていう機能だけ、なんかのソフトを使って画面に曲を順次表示してるんじゃないだろうか」
ていう余計なお世話的な想像が。
いや、……こんだけの演奏曲を全部的確に「レア曲だな」とかいってピックアップしてくるのだけでも、そんな暇ないはずだ。
そんなのは単なる自分の余計な想像なのでどっか押し入れにでも戻しときます。すいません。
それはファンの立場からの気持ちだった。
ござさんがその実験的な練習を経て得た感想というのはまた違ったものだった。
昨日の配信で改めて思ったけど、やはり原曲通り弾く練習はためになる。自分の場合は、アレンジして弾いてばかりいると、必然的に自分にとって弾きやすいスタイルに収束しがちになってしまいがち。「曲を自分に近づける」よりも「自分が曲に近づく」ことで対応力とかが身に付く感覚がある。
— ござ 🎹1/15日ソロライブ (@gprza) 2022年12月2日
つまり原曲どおり弾くのは、自由にアレンジする大事なベースになってるということかな…?原曲の構成(コード進行とか…?)を正確に把握してないと応用もできないっていう意味ですか。
ござさんの生配信は質量共に他の人には無理な境地に達してると思います。
なので超えるべき相手はこの場合過去のござさん・・・?
超えるというよりは、改善点を探す際の比較対象として過去のござさんを挙げるしかないといった方が正しいような…。
自分は過去の配信とか動画で会えるござさんの演奏も好きですけど、そうやって常にリニューアルをセルフで掛けていくござさんの姿勢が好きなのかもしれないなあ。
コード進行とかわかりませんしレア曲のリクエストもできませんが。
そうやってじっくりと自分と向き合ってるござさんの静かな時間は、何よりも自分にとって大事です。
結論
さらにござさんは将来のビジョンも掲げられていた。
サイモンフィリップス(65)とかカリウタ(66)とかジョンスコ(70)の演奏を聴いてると、その年でちゃんと音楽の拍についていけているということに希望が持てる。加齢による衰えを感じさせず、ちゃんといぶし銀に昇華してる感じ。先日の小澤征爾さん(87)もまじですごい。
— ござ 🎹1/15日ソロライブ (@gprza) 2022年12月2日
ござさんにとってピアノは、というかピアノを通して触れ合う音楽っていうものは、年取って動けなくなって亡くなるまで、その瞬間までいっしょにつきあっていきたいものってことですね。だって第一言語ですし、ピアノが。
自分も動けなくなってなんか認知症にでもならない限りはござさんの音楽をそばに置いて聴いていたいです。
これはシャレでもオチでもなんでもなく、日ごろ職場が病院で、認知症の人とかたくさん往来する現場で見てる印象としては、年取ってもイキイキしてる人っていうのは例外なくなんかの生きがいを生涯もちづづけてるからです。
定年退職したり、突然それまでの仕事(しかも結構重要なポジションとか)をやめてその後趣味とかない人って認知症になってることが多いことが気がするので。
いい意味で人生の中に刺激があるって大事だと思う。
芸術の表現というのは年を重ねて人生経験が増えるに従って、ござさんの言う通りいぶし銀のような味わいを増していくものだ。