プロローグ:
前回の記事、11/17の「光と影」冒頭で書いたとおり、最近のモヤモヤから「ござさんの演奏が2次元の白黒のペラペラに聞こえ、左から右へ通り抜ける症候群」だったのが、けいちゃんさんとござざんの「残酷な天使のテーゼ」動画に゛たたき起こされた゛ 風になって現実に戻ってきた。そこから、ござさんの動画がいきなりフルカラーのサラウンドで聞こえ始めて困った。
この動画が11/18けいちゃんさんからの投稿だった。
で、翌日の11/19けいちゃんさんが「めちゃめちゃいい動画ができた」とか、「協力してくれたピアニストの皆さま」とツイートをしていたが、皆さまというからには3人以上で連弾でもしたのかな?と思った。
誰と?
けいちゃんさんはただのイケメンではない。
学歴的には単なる音大卒なのだろうが、そういう事ではない。何というか天性の創作力をもつ、自由な感性の芸術家?とでも言おうか。超絶技巧、さらに独特のリズム感と世界観。フリースタイルピアニスト。踊りながら演奏してたりとかあったし、どうなってんの。
事務員Gさんとのコラボ生配信をチラッと見た限り、フリースタイルが瞬間風速的に面前を吹き抜けていって「えっっっ?」と目を点にしている感がある事務員さん。大概自由な事務員Gさんにまで「あー、(アレンジが)自由なんすね、ほんとにね。」と言われ、また「フリースタイルってどういうことかわかりました。wwwww」などとお言葉をいただいていたくらいなので、相当、先入観とか固定概念とか無いと思われる。
ここで考えた。 前回も言ったけどござさん以外がテーマになった途端、さっと真面目にシリアスに書けるのはなぜだ。これも5分とかかってない。何で?
(追記)それは、感情的にならず客観的に見れるからかも。境界線を引き、冷静な立ち位置で。落ち着いて瞬時に分析できるから、どこに出してもOKな公的な意見になる。
*けいちゃんさんって?「はい、演奏が面白いからついつい聞いちゃうんですよね。」
*菊池さんは?「色んな意味でプロ意識がすごいです。すごい以外にないですよね。」
*じゃあござさんって?「…………(目が泳ぎ、言葉に詰まり、胸がいっぱいで何も言えない)」
この通りの体たらく。だめだこりゃ。
→ほんとござさん以外がテーマになると、どこまでもさらっといけるよね自分wwwwwwあっさり答えが出たんだけどwwwwwwwwwww悩んでたのにwwwwww
ーーー(追記終わり)ーーー
自分は、けいちゃんさんの動画は聞いてみて面白いのでいつもチラッと見ていた。さすがに演奏すごいなあと思ったり、(ござさんの1人合奏みたいに)打ち込み入力したと思われるパートと合わせてキャッチーな曲になってたり。うっかりいつの間にか聞いてしまうという方が正しい。何で面白いのかは、わからないけど。
今日11/20upの動画には思う所があり、けいちゃんさんのイメージと共に書いてみた。
今回、千本桜だというのはツイートされていたが、過去の投稿動画を含む、編集版であった。協力してくれたというのは、編集動画に登場してくれた皆さんから頂いた出演許可に対してのようだ。
しかしその編集が神がかってる……。自分がこんなの書いてるのは、ござさんが登場してるからというよりは何だろう。けいちゃんさんの人柄に対して?
うちのアホな中3息子が通りすがりに曰く「こぉーーんな編集カンタンじゃん」←そんなわけないやろ。
それぞれのピアニストさんの個性がでている箇所を選んで切り抜き、絶妙につなげている。早さとか音量とか違ったはずだが、どういう編集したのかぴったり合っている。それぞれの演奏に対するリスペクトが感じられる。
ほかにもいろいろネットピアニストさんはたくさんいるが、ここに取り上げられた7人は、少なくとも紛れもなく、けいちゃんさんのいう「日本代表の7人」と言って、間違いではないと思う。とりあえず。
はい、前回の自分の記事「光と影」で、何か演奏やニュースを聞くにつけ「これがござさんだったら云々」と思ってモヤモヤし、感情がなくなったくだりを書きましたが、この動画みて、さらにガーンと目が覚めた気がした。
だから他の人と比べるのはよくないのです。(自分でも書いてたけど)
Twitterでも挙げられていた通り、この動画のテーマは「絆」とかそういう意味。
そこで、ござさん推しの自分としては。
音楽って勝負じゃないなと思った。ござさんのモットーともつながる物があるのでは。
仲間として尊重し合い、切磋琢磨するというか。
ここまでは、こういった趣旨の動画を投稿してくれたけいちゃんさんに敬意を表して。
ー個人的に感想を書くなら?ー
これ、ミニネピサマかな?
ここに挙げられている人たち、そこまで普段聞き込んでないのだけど、今回特集してくれてることで、それぞれが魅力を発揮してる。
新たな個性がある事に気付かされる。
例外は、ふみさん。チラッ…(ΦωΦ)…よし、誰も見てないな…そーっと過去記事貼っとこう…
↓↓ いや、それ丸見えだからw
ござさんは……1人だけはっきり聞こえる。音が。(自分だけ?)あいかわらず爽やかな格好で素晴らしいアレンジだけど、シレッと夜に駆けるとか、混ざってますね…ほんとお茶目ですね…けいちゃんさんがなにか仕掛けても、即座に消化してる。そのアレンジに、思わず唸る。
(うちの中3男子は菊池さんが好きなのか、寄ってきては「うわぁあああ何だそのアドリブーーーこわいーー」と叫んでましたけど、よっぽど好きみたいです。気になるんでしょうねえ。好きじゃないと寄ってこないし。最大限の賛辞いただきました)
★★参考資料コーナー★★
ねぴらぼの感想で書いた、けいちゃんさんについての記事の部分を切り取りました。
今読んでみても、この時の印象はそのままけいちゃんさんを表してる気がする。それほど、ねぴらぼは衝撃的だった。逆に言えば、ねぴらぼまでは普通のイケメンだった(すいません)
ーーー以下、引用です。ーーー
↓↓↓
けいちゃん(動き出すラボラトリー、world&Me)
特に私がここで述べるまでもありません。何もかも 完璧です。けいちゃんさんは投稿動画や、生配信ライブなどの演奏とは、こういったライブ演奏は完全に別物みたいです。後述しますが、ご本人も「本番になるとスイッチ入る」と言われてますね。すいません今まで侮ってました。「ただのイケメンでしょ」って思ってました。
何かイメージわいてきたので、上のほうで「感想は特にない」と書きましたが前言撤回。少しだけ、けいちゃんについても述べます。
何がアドバンテージかというと、この2曲そして次のKABURAYA(は合作ですが)がオリジナル曲って事です。なんというキャッチーな創作力。例えばworld&Me、このまま加工しないでニュースステーションか、NEWS23のOPに使ってほしい。
なんで今人気伸びてるのか、納得です。
けいちゃんの演奏:アヴァンギャルド=前衛的にして、大胆不敵な挑戦者。なのに、親しみやすいという2面性。
絵に例えると・・・アンディ・ウォーホルのシルクスクリーン技法による版画。(代表的なモチーフ:マリリン・モンローとか。)
「この国の素晴らしいところは、アメリカでは最も裕福な消費者は最も貧しい人と同じ商品を購入するという伝統から始まったことだ。」(引用:https://www.artpedia.asia/andy-warhol/)という発言にもあるように、ウォーホルは、「芸術とは、(知識階級、ホワイトカラー、セレブリティ等の)『高貴な人々』のみが享受する、限られた閉じた世界のジャンルではなく、『世の中すべての人に平等に』存在するべきだ」と考えていた。
というわけで、けいちゃんさんの演奏にはそういった普遍性がある。
敷居が低いというか、無い。
音楽的な知識がなくても、聞いただけで聴衆を引き込んでしまう魅力がある。そして形式にとらわれていない。これからどのようにも変化していける可能性を感じる。
参考作品:「25のマリリン・モンローの明るい顔と暗い顔」大塚国際美術館にて。陶板複製。