ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

NEO PIANO Acoustic ー予習編ー

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

NEO PIANO Acoustic

この記事ではこのコンサートについてまとめてみます。

略して

#ネピアコ  

とお呼びいただきますようお願いいたします。

 

公式アカウントからの告知ツイート。

 

※唐突ですが追記します。この部屋は自分の備忘録なので、けいちゃんさんがTwitterに投稿して下さったリハーサルの模様もお借りいたします。

 

けいちゃんさんは、

2020.7.24の初回NEO PIANO CO.LABO. のライブ、通称ねぴらぼ。

2021.2.11の第二回NEO PIANO CO.LABO. ーINVENTIONーのライブ、通称ねぴらぼinvention。

このシリーズには当初から参加されていたメンバーである。

耳コピによる即興アレンジで、クラシックからJAZZまであらゆるレパートリーを持つという意味では、ござさんと全く同じ演奏スタイルをもつ。

音楽活動のスタイルはござさんとけいちゃんさんは、それぞれに新たな道を歩みつつあるなかで、また再びねぴらぼスタイルの舞台で共演することになって自分は胸にこみ上げるものがある。

リハーサル動画を投稿してくださったのがけいちゃんさんとあって、どうしてもここに動画を保存したかったので追記しました。

 

初回ねぴらぼからもうすぐ四年。

けいちゃんさんとござさんはそれぞれに、様々な公演や制作活動を行ってこられましたが、再びふたりのセッションが見られるとあって胸の高鳴りを抑えきれない。

鍵盤を縦横無尽に駆けまわるふたりのアレンジが交錯するとどのような音が生まれるのか?

ちなみにけいちゃんさん投稿の動画でござさんが弾いてるのはBoz Scaggsの、We're All Aloneである。ござさんは先週日曜の生配信でも演奏されていたのでリンクを貼ります(頭出し済み)。

来週は本番ですがピアノ弾いてますリクエスト募集中! 2024/04/21 - YouTube

 

美しくも憂いを含んだ響きが胸を打つ。時代を超えて語りづがれる名曲だが、ござさんのリハでの演奏は、夢のように儚く美しいJAZZアレンジ。

うっとり聞き惚れているうちに30秒の動画は終わる……もう一回……と、永遠に聞いていられるこの動画。ていうか永遠にリピートしてて止まらない。これがカセットテープだったら(例えが古すぎる)、既に絶対に擦り切れているに違いない。

 

ーー《追記コーナー終わり》ーーーーーー

 

 

さて、この記事のお題はNEO PIANO Acousticである。

日時:2024年4月28日(日)

場所:サントリーホール

開演:13:30~ (開場 12:30~)

 

さて、サントリーホールで5人のピアニストが集うコラボコンサートですが、当日券は売り切れとなっています。

しかしチケットをお持ちでない方、当日の都合がつかなかった方にも朗報です。

コンサートは生配信でも聴けることになりました。

すばらしい響きのサントリーホールでの生演奏。

グランドピアノによる5人のピアニストたちの夢の競演をご自宅でも鑑賞できます。

 

↓↓↓配信チケットご購入がまだの方は下記URLからどうぞ。

NEO PIANO Acousticのチケット情報 - イープラス

 

 

出演メンバーは

石井琢磨さん

菊池亮太さん

けいちゃんさん

ござさん

Budoさん

の5人となっています。

 

 

さて、勝手にタイトルロゴを考えてみた。

 ↑ ↑ ↑ 音ゲーぽくてなんか違うな…?

 

 ↑ ↑ ↑ ロックバンドのフェスぽくてやっぱ違う……?

 

↑ ↑ ↑  クラシックホールでのアナログでアコースティックなライブのイメージ……?

 

NEO PIANOライブのたどってきた足跡

さてこの NEO PIANOライブは形を変えてシリーズ化(と言っていいのか)している。

というより、初回の2020/7/24のライブはコロナ流行の影響で当初予定していた有観客ライブが開催できず、無観客での半ば見切り発車となった。

リアルの空間で直接ライブやコンサートを鑑賞できることが当たり前だった中に突然発生した未曽有の事態。

そんな時期に、

無観客ライブ、

生配信のシステム、

視聴者の受信環境など……

何もかも手探りで行き当たりばったり。

緊急事態宣言によって芸術の公演存続自体が危ぶまれ、現実に観客を前に公演できない中でどのように活動を維持するのか?

世の中全体がその是非を問われた時でもあった。

この NEO PIANOライブが暗中模索しながら拓いてきたオンライン配信公演というツールはそのまま、演奏家と聴衆の葛藤を受けて形を変えながら変遷してきた。

振り返ってみれば、コロナ以降ネット発信してきたピアニストの経歴の一端がわかる。

(※この記事の最後に資料部屋を置いて過去の NEO PIANOライブとそのときの自分の感想記事も貼っておいた。)

 

5人の出演者

ここで、出演者のうち三人の連弾動画が載っているこの動画をみてみよう。

けいちゃんさんは動画編集の手法に特色があることで自分の中では要注目なのだが、この動画はひとつのテーマでけいちゃんさんがいろいろなピアニストと連弾してみた動画となっている。

人によってまったくアレンジも、奏法も、音も違うのがよくわかるだろう。

今回の出演者でこの動画に見える三人に加え、石井琢磨さんとBudoさんが入ってどのようにクラシカルな演出になるのか楽しみである。


 

では50音順にいきます。

石井琢磨さん

クラシックホールでのグランドピアノセッションということで、演出の主軸となると思われるのは、去年2023年7月のSummerPiano Junctionに引き続き、石井琢磨さんだと思われる。

ウィーン国立音大を卒業された経緯から、Youtube動画にはウィーンの歴史あるロケーションで撮られた演奏が多い。ピアノ演奏にも由緒正しいモーツアルト由来の古典派の気風。どこまでも奥ゆかしく品性を保っていて正統派の演奏。

何を演奏しても、ピアノをピアノとして扱っている。

絶対にピアノとしての音色から、軌道を外れない。

クラシック音楽をそれだけ深く研究し、真摯に向き合っているプロとしての矜持が感じられる。

曲を知り尽くしているからこその思い入れが半端ない。

しかしYoutube動画の演出はそのようなミュージックビデオから面白い企画ものまで、どれも見ていて演出が楽しい。

たくおんさんの目的は「難解で知名度のないクラシック曲をより身近に感じてもらって素晴らしさを知ってもらう事」なのかもしれない。コンサートホールのツアーも好評のようであり、実際に聴いてもらってクラシック曲のすばらしさを肌で感じてもらうというたくおんさんの願いは少しづつ叶っているのかもしれない。

 

参考リンク:クラシック曲が中心のミュージックビデオ動画

"Classic MV" - YouTube

 

ところで今回は複数のピアノによる演奏会ということでたくおんさんの連弾動画を聴いてみた。共通する出演者ということで菊池さんとの連弾動画。

その前に。たくおんさんは地元である徳島県内の各地でこのようなチャリティー的な性質のイベントやホールでのコンサートを多々開催されている。芸術を研究するだけじゃなくて一般に幅広く普及するべく地道な活動もされているのである。

特にこの鳴門で演奏された連弾は、鳴門大橋の目の前の山(にある道の駅)までわざわざグランドピアノを搬入し、当日は地元の子供たちに参加を募ってたくおんさんと連弾するというイベントの中の一環であった。当然たくおんさん一人で企画したのではなく、開催には地元新聞社などが関わっている。

言い得て妙である。

東京やウィーンで発信してるだけじゃ対象者は限られる。ネットが広まったとはいえ、たくおんさんが追求する生のピアノ演奏の音というのは実際に聴いてもらってこそ。

そのためにたくおんさんは地道な活動を経て発言力を大きくしていった、ともいえる。

【菊池亮太】渦潮の前にあるストリートピアノで超高速グリーグ弾いてみた! - YouTube

海辺で世界的プロと「最速クラシック曲」ガチ連弾したら観客が大爆笑!?【ストリートピアノ】【たくおん×菊池亮太】天国と地獄/剣の舞 Session with a world-class pianist - YouTube

 

別のストリートピアノ動画。これも菊池さんと。

お互いクラシック曲を知り尽くしているからこそ、そして鉄壁の演奏技術と表現力があるからこその遊び。

【菊池亮太】ガチクラシック曲であるハンガリー舞曲を連弾してみた!【ブラームス】 - YouTube

【ドッキリ】本場のプロに突然ガチクラシック挑んだら大変な事にwwwwwk【石井琢磨×菊池亮太】ラデツキー行進曲/ヨハン・シュトラウス一世/Radetzky-Marsch - YouTube

 

菊池亮太さん

石井琢磨さんがクラシック音楽におけるこのコンサートの軸。

すると菊池さんはクラシック音楽に重きを置きながらも他ジャンルへの架橋となる存在だ。

石井琢磨さんーBudoさんのクラシック奏者ルート

菊池亮太さん(クラシックと他ジャンルの融合ポジション)

けいちゃんさんーござさんのJAZZその他あらゆるアレンジを主体とするルート

という3つの流れに大別できるかなあと思う。

 

石井琢磨さんと菊池さんのクラシック演奏の共通点というと?

知識がなくても聴いてて楽しい。理屈抜きで本能的に音楽に入り込める。

石井さんの演奏はどちらかというとぎりぎり理性を以てクラシック界の境界線は超えてないといったところか?

その境界線を石井さんはどうやって超えてるのかというと、それは演奏以外の動画の面白さであったり、演奏会での演出であったりすると思う。しかし何よりも、石井さんのピアノの品格ある音が多くの人を惹きつけているのは言うまでもない。

 

では菊池さんはどのように聴衆を惹きつけているのだろうか?

それはつまりピアノアレンジです。

もう一度言う。ピアノの多彩なアレンジこそが、菊池さんのピアノの身上だ。

クラシックピアノを深く研究し(そのために音大の大学院に入り直して志す分野の研究を改めて修めている)、その土壌の上でピアノならではの音楽技法を駆使しまたアレンジの可能性を追求している。

バンドのキーボード奏者として色々な曲を経験していることも、菊池さんのピアノの表現の幅広さに大きく関与しているといっていいだろう。

菊池さんのピアノはJAZZのバッキングもみどころ。

世界的プロとジャズの名曲を即興連弾したら大喝采!?【都庁ピアノ】Fly Me to the Moon - YouTube

クラシック曲はオリジナル曲を発表している。

Paganini Variations - Ryota Kikuchi/菊池亮太 - パガニーニ変奏曲【LIVE at Suntory Hall】 - YouTube

ストリートピアノにも名演奏は枚挙に暇がない。

ラフマニノフの神曲メドレーを大学生のリクエストに応えて制限時間内に弾いたら都庁騒然!?【都庁ピアノ】improvised Rachmaninov Medley on the street piano - YouTube

 

この二刀流ともいえる菊池さんのピアノ、はっきりいって表現できないものはない。

自分は自信をもって断言する。

地球上にあるあらゆる事象をピアノで芸術的に表現して見せることも容易なはずだ。

菊池さんは有言実行なんですよね。

ほかにも色々ピアノへの熱意がすごすぎです。

連続Youtube動画500日投稿とか、人間としての限界を超えてる。

このように息するようにあらゆる表現をピアノで難なくこなしてしまうと思われるので、どのメンバーと2台ピアノセッションになるかわかりませんが安心……いや想像を超えて度肝を抜かれる事態になることだろう。

 

菊池さんの実態、それは完璧かつ常識外れの奏法、無限とも思われるクラシックの知識、とかいう王道だけではない。

アレンジの作法ぎりぎりというかこっそり素人には分からないレベルのマニアックさで何かをねじこんでくるいたずらっ子気質である。

よく耳を澄ましてみよう。

菊池さんの操る音にはよく考えると首をひねらざるを得ない、ひと癖もふた癖もある謎の音や謎リズムがこっそり間違い探しみたいに隠されている。それを探すのも、単なるクラシックコンサートとは違った楽しみ方である。

 

けいちゃんさん

さて、たくおんさんと菊池さんがクラシックと他分野の融合ジャンルなら、けいちゃんさんとござさんはあらゆる分野のアレンジに軸足を置く。

というかけいちゃんさんとござさんはピアノという楽器と鍵盤というツールに留まらず、音そのものをシンセを使って自由に操る。

けいちゃんさんの聴きどころはこの色んな障壁が取り払われた独創性だ。

けいちゃんさんの最大にして最強の看板は、創り出すフレーズのキャッチーさとオリジナリティ。(自分はそのまま広告代理店に出せるレベルだと思うが)究極で普遍的かつ親しみやすいのだ。CMにそのまま使えるじゃんというくらい、耳になじんで記憶に残るメロディライン。そして曲の全編を彩る前衛的で抽象的な和音。

 

Youtube動画も当初から、映像作家さんですか?というレベルでどれも面白い。ご本人も動画編集はどんだけ時間かかっても楽しいと言われていた。

Youtubeチャンネルの比較的初期の動画ですでにこの完成度。すごすぎない?

けいちゃん「World & Me」【Official MV】/Piano Instrumental “Keichan” - YouTube

危険すぎる革命のエチュード/Chopin Etude Op.10-12 dangerous arrangement - YouTube

この「初音ミクの消失」は1日に1回しか弾けません【ピアノ】 - YouTube

 

最近のYoutube動画も相変わらず映像作家さんレベルで発想が面白い。そして見てて楽しい。(自分の中では)路上ピアノ動画三部作。 

路上で「月の光」を弾いたら女性が近づいてきて…【ストリートピアノ】ドビュッシー - YouTube

路上で「幻想即興曲」を弾いたら女子高生が1万円札を持って近づいてきて…【ストリートピアノ】ショパン - YouTube

路上で世界一癒されるといわれるクラシック曲を弾いたら…【ストリートピアノ】 - YouTube

《※アルバムと連動したミュージックビデオはほんとうに映像作家さんが関わってるぽいのでここには貼らない。それは面白くて当然なので個人の発想とは別だからだ》

 

そこで今回のNEO PIANO Acousticコンサートにけいちゃんさんを呼んだコンセプトは何なのか?というお題が浮上してくる。

 

つまりクラシック曲を斬新にアレンジするコンサートっていうコンセプトを体現してくれる立ち位置がけいちゃんさんなのでは、と思う。

けいちゃんさんのソロピアノ動画も、どれもアレンジが難解だが都会的な演奏でスタイリッシュ。(リズムは違うけど発想が)ボサノバとかシティポップの方向性に似てる気がする。

エレベーター前のピアノでABBAのDancing Queenを弾いたら歌声が…【ストリートピアノ】 - YouTube

あまりにも難しすぎるあの名曲を弾いたら人々が…【ストリートピアノ】 - YouTube

マジで難しすぎる「踊/Ado」を街で弾いたらヤバいことになった【ストリートピアノ】 - YouTube

 

ござさん

自分は個人的にはござさんファンなわけです。いつもは超単推し熱血ガチござさんファンなのです。というわけでここのコーナーだけ不自然に充実すると思いますがやむを得ない。

上記の通り石井琢磨さんーBudoさんから菊池さんをクラシック奏法のルートとするならけいちゃんさんとござさんは多様なアレンジで攻めるルートと述べた。

ござさんはけいちゃんさんよりさらにあらゆるキャラ設定を内包している。苦手なジャンルはあるのか?そんなジャンル分けはござさんの中では意味をなしてなさそうです。

新作ゲームトレイラー風「チャルメラ」を弾いてみた - YouTube

【ピアノ講座】ショパンの「別れの曲」を演歌風にアレンジする方法!(解説つき) - YouTube

 

そして菊池さんと同様かそれ以上にギリギリ攻めたラインを突っ走る。何がギリギリかって、使ってる和音がぶっ飛んでると思う。それからあらゆる実験的要素が詰め込まれてる。テンプレ的展開はひとつもない。

ちょっとオシャレな「学校のチャイム」2台ピアノアレンジ! - YouTube

Take5をTake2→Take11まで色々な拍子で弾いてみた - YouTube

【上級者向け?】コード(和音)とモード(音階)の違いが何となく分かる「うれしいひなまつり」アレンジ - YouTube

 

あらゆるジャンルの奏法を駆使して、ベースラインから和音のバッキングから時々アドリブの高音の味付けまで、何から何まで担当しそうなのがござさん。

ござさんの左手演奏論についての動画です。

【ピアノ講座】Lemon(米津玄師)の左手講座 - YouTube

ポピュラーピアノの左手講座 - YouTube

 

また、2021年5月9日河口湖畔で開かれたPIANIC-STREET PIANO Festivalのフィナーレの連弾で、ござさんは一人だけ電子ピアノでエレキベースパート(?)を担当している。

Digest video of ”PIANIC-STREET PIANO Festival-" - YouTube

この時ベースライン弾いてるところがどう見ても楽しそうです。

 

よって、セッションのバッキングなりアドリブなり、独創性を加味したいと思うときにプラス要素としてござさんはそういう演奏パートに入ると思う。より豪華に、より感動的に、よりおしゃれに、より迫力を持たせて……

どうすればもっと演奏がすばらしいものになるのか?ござさんの求めるところはそこであり、よってござさん的に完成された演奏とかいう概念はなく、どこまでも追求してそうなところが底なし沼みたいである。

 

 

ござさんと参加者のみなさんの連弾動画

けいちゃんさん:お互いにスマートな和音の使い手らしく、かっこいい仕上がりです。

駅で「残酷な天使のテーゼ」を弾いてたら撮影者が乱入してきて会場騒然www【ストリートピアノ】【けいちゃん×ござ】 - YouTube

【丸サ】演奏中にまさかの飛び入り!?けいちゃん&瀬戸一王さんと夢の連弾!!【大きな古時計】 - YouTube

 

菊池さん:ござさんの動画で連弾として上がってる中で群を抜いて数が多いのが菊池さんとの連弾です。どれもお互いのギリギリラインを攻めすぎてて一触即発何が起こるか分からない緊張感あふれる雰囲気。見えない火花が散っている。お互い譲れないこだわりを存分に主張してておもしろすぎます。

スタジオの2台ピアノでJAZZスタンダート曲のチキンを演奏。今回のコンサートに一番近い設定かもしれない。
【ござ×菊池亮太】怪しい2人がジャズの名曲セッションしたら最高な事にwwwwwwww【ピアノ】 - YouTube

2人の初めての連弾。そうとは思えない意気投合ぶりです。
怪しすぎる二人が都庁ピアノで丸の内サディスティックを即興連弾した結果... - YouTube

都庁ピアノ連弾からもうひとつ。単なるきらきら星ではない。いろんな曲がこっそり隠されている。
【ござ×菊池】きらきら星を即興で連弾したら驚きの展開に!?【都庁ピアノ】 - YouTube

ストリートピアノ動画からいくつか貼っておきます。どっちも謎和音とこだわりのマニアックなコード進行の連続です。

【神回】不審者と変質者が駅で「名探偵コナン」を即興連弾したら史上最高の盛り上がりにwwwww【新百合ヶ丘駅ストリートピアノ】 - YouTube

黒ずくめの男性二人がスペインをピアノ連弾する事案が発生!with菊池亮太 - YouTube

【神演奏】即興でルパン三世連弾したらあまりの演奏に観客が驚いた!?【都庁ピアノ】【ござ×菊池亮太】 Transcendental technique Lupine III duet - YouTube

 

いかがでしたでしょうか。ふたりのはじけっぷりをご堪能いただけたことと思います。今回のコンサートはクラシックホールのため、こうした踏み外し方はせずお行儀良くされるのでしょうか。そんなわけもなく、自由に和音で遊ぶ二人の姿がみれたらいいなと楽しみにしています。

 

さてござさんの楽しい展開の動画を最後にもうひとつ貼っておこう。ござさんの描く音楽の世界は何が起こるかわからない。最後までわくわくさせてくれる、生粋のエンターテイナーだ。

呼び込み君のメロディ(ポポーポポポポ♪)の一人セッションが超楽しい!! - YouTube

 

Budoさん(ここでは詳しく書きません)

自分はBudoさんの動画をあまりチェックできてないので、ここで詳しく言及するのは避けます。当日の演奏を聞いてみるのを楽しみにしたいと思います。(コロナ流行で緊急事態宣言とか出ていた時期に何かの拍子でパジャマでピアノ弾いてる人の動画として見たことある気がするが系統的に聴いてたわけではないし)

適当に述べることはしたくないので。

なぜなら、Budoさんは石井琢磨さんと同様にクラシック音楽演奏家であるので、自分は完全に門外漢だから何かを述べる立場にないからだ。石井琢磨さんはクラシックの枠にとどまらない面白い活動を展開してるのでピアノじゃなくてその独自性については上で述べた。

しかしBudoさんは純粋にクラシック奏者であるので、クラシック曲について自分は詳しくないため、Youtube動画で予習して本番に備えたい。

 

結局ネピアコのききどころって何なのか

それぞれの奏者についての足跡を分かる範囲で辿ってみました(長くなりすぎた)。

セッションの醍醐味とは、JAZZとクラシックで楽しみ方が大きく分かれる。

クラシック曲の複数台ピアノは、二人じゃないとカバーできない原曲が大編成の曲とか、例えば交響曲とかバレエ音楽やオペラなど、二人ならではの豊かな和音の響きと迫力が聴きどころだろう。豪華な雰囲気を楽しめるはずだ。または抒情的な響きも二人だとより表現の幅が広がり、味わいが深まると思う。

JAZZ風アレンジによる複数台ピアノセッション、今回はベースとかドラムパートの人の参加はないようですが、しかしござさんと菊池さんとけいちゃんさんは各々ペースラインやドラムパートの左手カバーなどを得意としていますので、そういったセッションがクラシックホールの音響で演奏されるのは楽しみである。

また、彼ら三人はクラシック以外のあらゆるアレンジを得意としているため、クラシック曲を他ジャンルのアレンジに、また他ジャンルをクラシック風にという演出もあるかもしれない。

4/28日のネピアコまであと数日のため、それぞれの奏者さん達はどのように演出を仕掛けてくるのか?

上記で考えたテンプレ演出以外に意表を突くアイデアも出てくるかもしれない。

どのような公演になるか、過去の演奏動画を参考に聴きながら当日を待ちたい。

 

 

 

資料部屋:過去のNEO PIANOライブと感想日記

事の発端はこのとき(2019年11月)に出た話のようだ。つまりコロナ流行前に企画されたライブがもとであり、新築されたZEPP羽田で有観客で開催されるはずのライブだったそうだ。

このとき出たコンセプトは無観客ライブとなってもそのまま上演方針となって受け継がれ、その後のNEO PIANOライブにも生かされていくことになる。

 


①初回ライブ2020.7.24……NEO PIANO CO.LABO. 

出演:けいちゃんさん、菊池さん、ござさん、かてぃんさん

無観客ライブになるという切羽詰まった状況ではあったが。

ストリートピアノ文化の流行とYoutube動画で話題に上っていたネットピアニストが集う話題のライブであることには違いなかった。

そして上演半年後、一年間の期限付きで出演者によるトークの副音声版が新たに配信され、DVD販売等は(たぶん著作権の関連で)なかったけど、長い間にわたってファンに親しまれたライブとなった。

 

 

②2021.2.11 NEO PIANO CO.LABO. -INVENTION-

出演:けいちゃんさん、菊池さん、ござさん、かてぃんさん

コロナウイルス流行により2回目も無観客配信となったNEO PIANOライブ。

しかし第一回よりも多ジャンルにわたるプログラム、使用した鍵盤のバラエティあふれるラインナップ、衣装を含めたトータルコンセプトによるプロデュース。

さらに豪華ホテルで告知配信、記念冊子発行にグッズ販売、何もかも贅沢で充実したライブであった。

このライブもまた無観客でありながら上演半年後に、一年間の期限付きで出演者のトーク(映像付き)あり版が配信され、長く楽しめた公演である。


③2022/4/24 第一回NEO PIANO Far Beyond

出演:石井琢磨さん、菊池亮太さん、ござさん、Jacob Kollerさん

趣を変えてクラシックピアニストの石井琢磨さんとJAZZピアニストのJacob Kollerさんを迎え、編成もピアノにベース・ドラム・パーカッションのバンド編成から、2台ピアノ中心の公演にストリングス部門を加えてクラシカルな演出になっていた。

この回も前回同様に半年後から開始して一年間、アーカイブが公開されている。

そしてこの公演から対策を取りつつも有観客公演へと切り替わっていく。

 

※感想が4つに分かれているが全部貼ります。

 

 

④2023/1/21 第2回NEO PIANO Far Beyond
出演:石井琢磨さん、菊池亮太さん、ござさん、瀬戸一王さん

第二回と違うのは出演者が瀬戸一王さんに変わり、よりクラシック色が強まったこと、そして場所がかつしかシンフォニーホールというクラシック音楽のホールとなり、ピアノの音がスピーカーで拡散されず生の楽器の音がそのまま楽しめる、クラシック色の強い公演に変わっている。

ストリングス部門の方の演奏もこの回はひときわ印象的であった。

ただ瀬戸一王さんはゲーム音楽を得意とするので、他の出演者さんも含め、やっぱり演奏曲のジャンルは多方面にわたっていて、このコンサートの「ピアノの可能性を最大限に追及して引き出す」というコンセプトはずっと生きていると思う。

 

 

⑤2023/7/23 Summer Piano Junction

出演:石井琢磨さん、菊池亮太さん、ござさん、瀬戸一王さん

キービジュアルが公式アカウントから出ていたので貼ります。

この時はメンバーも四回目と同じ、場所もオペラシティということで四回目と同様のクラシックホールであり、グランドピアノの響きを生かした生のピアノの音自体を楽しむコンサートとなっていたようだ。

自分はこのとき配信がなかったので感想記事を書いていない。そのためプログラムもよくわからないのでここで言及することは避けたい。

ござさんファンなので、リハーサル動画が上げられていた中から、ござさんと瀬戸さんのリハの様子のツイートをお借りします。

 

 

 

さて、今回のコンサートは

である。

acousticという名前の通り、今回のコンサート会場はサントリーホール、クラシック演奏会の殿堂ということで、よりグランドピアノの音そのものを堪能する公演になるのではないか。