ーSTEINWAY&SONS ライブ ー
この通知の時から何となく「これはやばいぞ……!」とざわざわした予感はあった。
スタインウェイピアノ配信! 2021/02/23 https://t.co/gbADNGVJKW @YouTubeより こちらで本日21時から(予定)スタインウェイ(予定)の予定です
— ござ 🎹 (@gprza) 2021年2月23日
スタインウェイ。ござさんの通知でこのワードをみることになろうとは、誰が想像しただろうか。そりゃ感想書かざるを得ないでしょ。大体無料で聴いていいのかそれは?
と、配信聞く前は余裕綽々。へぇーそれって値段が高いピアノ?具体的にどう違うの?程度の認識だった。
目次: リンクで飛べるようになってます
- 果たしてその音色はやばかった。(語彙力)
- 謎の組織G興業の次の一手
- 「何か形に残るものにしたい」
- ピアニスト2年目の挑戦
- 「熊ん蜂の飛行」(しかもシフラ版)
- 今回のメインは卒業ソングメドレー。
- ≪余談ーーマグロ投下未遂≫
- ≪さらに余談ーー素人のつぶやき≫
果たしてその音色はやばかった。(語彙力)
最初から高貴なJAZZの枯葉に驚き、さらに渚のアデリーヌの高音にやられてそこから後は意識がすっ飛んで行ってしまったので、感想はリアタイではなく後日書いている。ねぴらぼでござさんの新曲聴いた時と似ている。
何やっても上の空とはこの事。
とりあえず感想をリアタイで書こうとしたのだがどうにも魂の抜けた感があり、小学生の素直な「すごい!」的なことしか書けなかった。そういう素直な気持ちはもちろん大事だと思うが、コレジャナイ感にあふれている。もうそこは潔く諦めて落ち着いてから書くしかない。
【出るはずのない袖がシャツから出てるwww】
あのふわっとしたグレーのシャツ?はこのライブで着てたな。2020/10/23「はな金突発グランドピアノコラボ放送」
https://www.youtube.com/watch?v=83Banrwdqgw
でもこの時はサングラス(←正確に言えばこのライブが最後)にキャップっていう昔ながらのファッションだった。この時のシャツを、何で今になって引っ張り出してきたのかよくわからないけどwwwシャツの評判についてはチャットやコメント欄に詳しく挙がってるwww
謎の組織G興業の次の一手
かねてから規格外の規模だと囁かれていたねぴらぼinvention。実際それは大きな話題となって成功裡に終わった。実はG興業の主J・Gさんは、その道では経験豊富なダントツのベテラン。周到な準備と綿密に検証を重ねるリハに定評がある。その多岐にわたるネットワークを生かして各界の専門家を招聘し、組織の総力を結集して作り上げられたステージ。
スタイリストさん監修、かつ情報量のハンパないファンブック。
数々の新曲初演。趣向の凝らされた演出。
今までにない規模の使用楽器と演奏曲ラインナップ。
…どこから語っていいのか、どこを切り取っても話題に事欠かない。それを思い出すにつけても、ねぴらぼのアーカイブ、引っ張らないでさっさと公開してもらえますでしょうか。第一回やったんだから当然出来ますよね(DVD化は無理だとしても)。
このように、秘密結社だったはずが表に出てくると途端に地下組織感がなくなった今日この頃ではある。あの怪しさはどこいった?
さて、ここはG興業のアジト。
地下のオフィスに置いてあるTVからはCMが流れていた。聞こえてくるのは「ねぴらぼ饅頭~♪」……?BGMはもちろんヘビーメタル風ソーラン節。
TVの横で、工場から上がってきた新しい試作品 "ねぴらぼ饅頭ウグイスあん風味" をつまみながら「僕はワインとチーズがいいなぁ。」とぼやくJ・Gさん。いやいや何言ってんの自らお薦めしてたでしょうが、饅頭を。
で、横で饅頭の豆大福タイプをほおばっているGZさんの方へ向きなおり「そうそう、ねぴらぼでやってたオリジナル、編曲できた?アレに使うやつ。楽譜とサンプルデータにして、出力しといてくれるー?」
「あーはい出来てますよ。もう一個饅頭いいですか?こし餡も捨てがたいなあ~」
「それから、次の生配信ライブはスタインウェイのスタジオ予約したから」
「!!?(ここで食べてた饅頭がつまるGZさん)……なんでそうなるんですか?」
「だって面白そうじゃん。ねぴらぼはねえ、ほらDVDとか保存できないでしょ大人の事情で。せっかくGZくん、あんながっつり練習して仕上がって来てるんだし勿体ないって。この際いいピアノでやって演奏スタイルがらっと変えてみたら?目新しくなるでしょ、ライブ自体が。新しい人も聞きに来てくれるかもしれないよ」
「あ、あの……そんなまた、J・Gさん思いつきみたいに……」
「いよっ!!新生GZくん登場!」
≪🎉🎉🎉🎉🎉 ここで一斉に周りから鳴らされる ← どっから出てきた?≫
「………💧(←だめだこりゃ聞いてないやJ・Gさん、と諦めた)」
「それはそうと、ストピ動画の編集できた?最近ライブはグランドピアノばっかだから毛色の違うアレをUPしたら面白いよね。でも対象になる人が限定的かなあ?大丈夫?」
「ええっ僕的には神曲にして名曲ぞろいなのに…?じゃあ解説がんばってつけますよ。アレもソレも盛り込んどかないと…」
(↓↓ ※実際upされてきた動画について)
「何か形に残るものにしたい」
要するに饅頭食べながらJ・Gさんが言ってたアレは、年末のねぴらぼ発表配信からずっとGZさんによって語られてる「来年何かあるかもしれない」ってやつですね。
アレか!アレだよ!(←何だよ)
ジャズ的なアプローチで曲を作る初の試みでできた曲。このリード譜から色々発展させていく感じのアレです。配信ではない別の場所で発表する(かも) pic.twitter.com/kFnU11IA1E
— ござ 🎹 (@gprza) 2021年2月24日
その ”形に残るもの” に向けてたぶん引き続きがっつり練習中なのでしょう。今回「放送前にだいぶ弾いてる」そうで、つまりスタインウェイスタジオの真の目的はおそらく「アレに向けての練習」であり、配信もその練習の一環かな。アレ関連から派生したスタインウェイライブ。素敵じゃないですか。自宅配信ではできない生ピアノライブを、グレードアップの音で届けるという公共の福祉も兼ねて。
そのアレというのは、多分これのことです。(代名詞ばっか)
ちょっと奥様お聞きになりまして?何かもうすぐあるらしいですよ?
「形に残る大作」ですって。(権利の関係上ねぴらぼDVDではない)
それは何かって?決まってるじゃないですか。アレですよ。(だから何だよ)
ピアニスト2年目の挑戦
ーー千里の道も一歩から
※ちなみにヤマハのピアノでの音の印象。この記事の中間部分にまとまって書いてる。
また、10/16の菊池さんとのコラボライブでは「色んな音色が選べる中、ピアノの音を弾いたら負け」などと言っていた。シンセ2台のセッションでは確かにそうだった。
しかし今回は、ピアノと正面から向き合って対峙している。楽器として大切に扱ってるというか。 その存在を慈しんでいる。
「ピアノに合わせて適材適所でアレンジは変えていくべき」
……そんな趣旨の発言、今まで少なくとも自分は聞いたことない。(FANTOM8でのアレンジで曲の表情を変えて楽しむのが今までのござさんの生配信の醍醐味だった)
「まだ今一つ友達になれてない」
……この辺がござさんて奥ゆかしいですよね。今日のご機嫌はいかがですか…?から始まるんですね(その元ネタは菊池さんとの連弾だから少し趣旨が違うが)全く新しい世界に足を踏み入れるから、慎重に様子を見てるんでしょう。石橋叩くござさんらしいです。
リスナーにとっては今回も単なるスタジオでの生配信に過ぎないのかもしれない。
しかしござさんにとっては、もはやネットという枠を超えて、リスナーという観客を面前に据えた初のステージと言っても過言ではないだろう。ねぴらぼライブは確かに機材、音響、選曲からメンバーから妥協を許さないプロのステージだった。 その大きな舞台を経て迎える新たな局面。すなわち今回のスタインウェイピアノのライブは、ござさんがピアニストとして2年目の新たな一歩を踏み出すにあたっての試金石といえるだろう。
果たしてその試みはどうだったのか。その答えはピアノの音に全てが集約されている。
ピアニストたるござさんにとって未知の世界、新たな境地を切り開く舞台だ。
そのねぴらぼが配信ライブだったのだから、今回の生配信だって、一つの演奏会。自分は予告ツイートを見た時からそのつもり。なんせござさんライブの音響レベルは配信機器からして最高峰だから(自分基準)ステージで演奏してると思っても何ら遜色ない。
一つ一つ確かめるみたいに味わうように鍵盤を押さえるござさん。
無邪気に、純粋に、そして真摯にピアノと対話してる。
言葉そして表情の端々に思わず覗く、隠し切れないワクワク感。
それはまるで、初めて出る冒険に胸を躍らせる少年のよう。
「違いを楽しむ。いいピアノですから(しみじみと)」
「長所短所というより特徴を感じたい。」
などという何気ない発言がまた、いい音色のピアノが弾けるんだという純粋な喜びにあふれている。
「スタインウェイってコンサートホールに置いてたりする、自治体が予算があれば購入する高い楽器のこと?でも違いがよく分かんないんだけど。どう違うんだろ」と思ってた素人の自分でも、今回の音の違いは分かった。
低音の重厚さが違う。しっかり主張してさえいればいいと思っていた低音域だけど、それに響きが加わるとこうなるのかと思う。迫力があるのにきびきびとシャープな輪郭。低音にも表情がある。生き物みたいに意志をもってうねっている。
それにも増して明らかに分かるのは、万華鏡みたいな高音の響き。鋭いようで、その澄んだ音は丸いガラスのような柔らかな輪郭を持つ。
雨だれの水滴が一粒水面に落ち、静かに波紋が広がるかのような余韻を醸し出している。そしていくつもの音が響きあう様は、その波紋がいくつも重なり変容していく様子を彷彿とさせる。どれだけ残響が重なっても決して濁らない、どこまでも透明な世界。
やっぱり音は人柄を表すというから、ござさんの純粋にピアノが好きなんだという気持ちが体現されていて、あらためて自分はそんなござさん好きだなーと思う。
ござさんの手から放たれる音は、スタインウェイの弦に乗ってまぶしく輝く。
その音に彩られた、瑞々しい一幅の絵画のような世界。
カラヤンさんの言葉:
「音色に酔いしれてはいけない。常に冷静でなければならない」演奏する側はそうやって常に自分を分析してなければ、という意味なのか?
でも自分は酔いしれていていいですか?
低音の渋い音。高音の輝き。以前のヤマハのピアノの音を書いたのとは違う、何て言ったらいいのか華麗なめくるめく別世界に連れていかれて帰ってこれませんでした。(ござさんはいちいち弾いては違いや感触を楽しんでいたようです)
そこへ来て今回は猫背のござさん、いつになく鍵盤をガン見。その理由は?
「いつものピアノと反発係数がちがうから、手の着地地点がわからないので目視大事。今日は無意識に弾いてると、間違う。」…いつもは無意識なんだ…それでチャット見ながらシレーッと弾けるんだ…それは今回置いといて。もう一回弾くとできるということは、この反発係数に慣れさえすれば思いのままに弾けるのでは?というわけで自分的にこのライブ、シリーズ化希望。そんな予算あるのかは置いといて。
「熊ん蜂の飛行」(しかもシフラ版)
ちなみに1年前の同じ曲の動画がyoutubeに上がっている。しかしござさんのチャンネルではないのでこんな所にリンクは貼れないし、ござさんは過去は振り返りたくないだろうから、そっとしとこう。個人的には、その演奏と比べるとござさんの進歩ぶりにビビる。ピアノが違う点を差し引いても、とても同一人物とは思えません。
これもおかしい案件。だいたい、自分が吹部だったころ熊ん蜂の飛行が吹ける子は管楽器仲間でも「気持ち悪い(褒めてる)」扱いだった。そんでピアノでしかもオクターブで動くとか、まあまあ頭おかしい。
「菊池さんを召喚しないと」とか言ってたら「おおおー」って菊池さんキタwwwというかモデレーターさんありがとうございます。豪華なモデさんだなwwwしまいにスパチャまで飛んでくるし、「菊池センパイ」とか呼ばれてるしやっぱりさ、二人は付き合っちゃえば…(小声)
Everythngでただでさえ輝いてる中さらに静かに黒鍵ワイパーって、反則。
ビッグブリッジの死闘から、蠍火からのニエンテ。この辺、無理ゲーエリア。
ねえ何で拾うんですかそういうの?知ってて拾ってますね?わざとですよね?ほかにもいろいろなリクエストが流れている中、喜んでやってる説。人体実験とか言いながら、そういう限界に挑戦するのが好きなのか?
とんこつラーメン、カレー、焼肉のあとの炭酸飲料、ワルツフォーデビー。(とその後のディズニー)確かに。無理ゲーエリアは凄過ぎて、ここで一息つけたのでリスナーとしても炭酸ていうか清涼飲料水みたいでした。
今回のメインは卒業ソングメドレー。
「皆さんが知らない曲があってもめげないで…」めげないというか新しい曲を知れて、そういう時は楽しいので一向に構わないです。公共の福祉を超えて、こういう選曲は何がきてもあらゆる世代に響くものがあると思う。ござさんが詳しいのは介護施設ではなく実際に学校で伴奏係だったからでしょうね、去年の卒業ソングメドレーがそういう題名でしたね。
この卒業ソングをござさんがどういう意図で弾いてたかというと。下記参照。
「 卒業を迎える方は普通の学校生活はなかなか送れなかっただろうけど、生きてるだけでもうけもんと思ってやっていくしかない。」
この発言に色々ジーンときた。そう、人生楽しい事ばかりではないというか、9割9分は楽しいとか嬉しいという部類とは無縁の事だ。でも生きてれば何がどう転がっていい方に展開するかわからないのだ。コロナウイルスという単語を通り越して自分の中で拡大解釈が広がった。ござさんの人生自体がそういう展開だからなおさらその言葉には重みがある。
蛍の光は寂しくなるから聴きたくなくて途中で撤退していたのだが、今日のを聴いてやっぱ最後までリアタイするべきだと思い直した。
そこで極めつけに
「 スタインウェイさんもご苦労様でした。お礼を言いたいと思います」
と言いながら、ピアノを優しく触る場面。
「ピアニストとしてはいろんなピアノを弾けるのは楽しいことだと思います」
” このピアノの音色に出会えて、ライブの間短い時間だったけど心底楽しかった” とでも言っているような、名残を惜しむような別れ際。
いいピアノとかきれいな音とか色々言いようはあるが、ござさんの実感としてその弾いた感触が素晴らしい出会いだったんだなあと見ていて感じた。うれしそうなござさん見てて、思わず「スタインウェイ自宅にあればなあ……」とつい思った。(小声)
≪余談ーーマグロ投下未遂≫
このようなライブ経過により、最後のほうにマグロ的なスパチャをうっかり投げた気がした。あーあ一年分のスパチャの予算だったのに。だって手が滑ったんですよ。もう今回のライブ聞いてしまうと悔いはありませんよ。ええいどうにでもなれ。
と、感慨にふけるやら予算の喪失に青ざめるやらで、ふと翌日メールを見る。どう考えても、スパチャを投げると届くいつものお知らせメールが来ない。チャットを見直しても自分の投げたやつが見当たらない。 つまり行方不明?なんか知らないがござさんには届いてなくて自分の財布からも出ていないってことか?しっかりして下さいよyoutubeさん。
終わってしまったことは仕方ないので次回にマグロ投げることにするか……いや冷静に考えよう。予算がキープできたらにしようっと。
≪さらに余談ーー素人のつぶやき≫
いきなりですが、ピアノの練習することにしてみた。まず、基礎練を。
とりあえず難しい。(。-∀-)
— かまたまうどん (@pEcXkXhkAeo0D6t) 2021年2月23日
慣れたらいける気もするけど。
「音が低くなってきたら…テキトーに左手を上に」
ちょっと何言ってんのか分かんない。うーんなるほど…🙄?そこへ「何やってんのバッカみたい」的に白い目で見て通り過ぎる中3男子。
いーじゃんほっといてくれ。https://t.co/xWK7a6KwX1
最近弾いてみた動画なるものをよく見かける。正確にいうと、ござさんファンの人がそういう演奏をネットにあげてきた。弾いてみたって、またまたー……と思って聞いてみたら良さげなアレンジ、自分もいけそう?と錯覚する。そういやござさんはアレンジの連載を雑誌に載せてたな。「ござアレンジ研究会」……なにその楽しそうな集まり。(※でもその集まりはそもそも上手い人しかいない事を失念いていたのだが)Σ(゚д゚lll)大人が弾いてる!?いいの?大人がピアノの練習しても。(←小6でやめて今更再開しづらい人)
それはござさんを知ったときの次くらいにカルチャーショックだった。大人も練習していいんだ(←しつこいな)という思い付きから、何を思ったか自分もやってみる方向に走った。心配しなくてもそんなにわかりやすく結果は出ないだろうし。やるとなると、やっぱ世の中基礎が大事。ほぼ何事も基礎で決まる。基礎練さえしとけば知らない間に結果はついてくる。少なくとも吹部的に言えば。そこへ来るとうちにはちょうど、深夜以外いつでも誰でも練習し放題、ほぼ姪っ子専用機と化しているピアノがあるじゃないか。
とにかく毎日ちょっとでもいいから触ることにしてみよう。曲を弾こうとか大それた考えは抱かずに。どんな演奏になるかは置いといて、やることに意味がある。(←自己暗示)
実際のやってみた感想記事を貼っておく。