ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

衝撃の威力―ござさんオリジナル練習動画

ピアノの練習の誘惑 ≪自分の近況です。≫

目次:

 

それはちょっとした気の迷いから始まった。

思い出してみると、そういえば自分は2/15のござさんの生配信ライブ記事の最後で、おまけのように何かつぶやいていた。ピアノの練習に興味出てきたとかなんとか。そういう意味では過去を思い出せて、ブログって便利だなあ。このとき「ピアノが気になっていた」というのは、姪っ子がうちに来て練習してる今の課題:ドラえもんの「虹」(菅田将暉) がすごく感情がこもってて、聞いてて感動する気分(←語彙力)になったからだ。

ちなみに以前の課題曲:ショパンのワルツを弾いてた時と比べたら、そうだなあ学校の朝礼の歌の伴奏と、結婚式のBGMぐらいにはテンションが違う。やっぱ好きな曲を弾いてるときは、音が断然いい表情をしてて、いきいきしてる。

 聞いてて「いーなあ、うらやましい。自分にもできそうじゃん?」と、つい思った。

 

Youtubeを見ながらでもできる!「永遠に続けられる基礎練習」”

まずこの動画について言及しよう。自分がござさんの動画を片っ端から見ていく過程で、数あるコード解説その他講座系動画の中からなんでこれに目を止めたのか。どうして聞くだけではなく演奏しようと思うに至ったのか。

それはずばり。題名にもある通り、「 (Youtubeを) 見ながらでもできる!」という点に興味があったからに他ならない。しかも動画の摘要欄に

・指周りがよくなる
・左手が強化される
・スタミナが付く
・調性感覚が身につく

などのメリットが紹介されており、ござさんはなんとアニメを見ながらやっているというではないか。じゃあ自分も何か動画見ながらやっていいんだ…!なんて魅力的なの!

その昔ハノンをさぼってたせいで左手の動きが致命的な弱点となっていて、更にスタミナもない自分にはいろいろな問題が一気にカバーされる理想的な練習だと感じた。

 

www.youtube.com

 

正確にはこれをいつ見つけたのかは覚えてない。ござさんの投稿動画は全部チェックしたから。しかし実際はじめて練習したのは去年のネピサマ以降、9~10月ごろなのは覚えている。ひとしきり練習してみて、それから手持ちの月刊ピアノ9月号にのっていたござさんアレンジを弾いてみると、練習動画を見る前より断然さらっと弾けた気がした。それは自分でも驚くくらい、意外なほどに効果があった。ただしかしその時の自主練マイブームはそれで終わっていた。

だいたいその時期、月刊ピアノ9月号を買った動機が「ねぴらぼのカラー特集記事がのっててござさんのカラー写真もある」というただそれだけ、ピアノの練習意欲とは全く関係ない。つまるところ、結局ござさんの練習動画を弾いてみた印象も「へーすごーい」止まりだったのだ。

 

なんで今更ござさん練習動画をやることになったのか?

Twitterの「ござさんアレンジの曲」を弾いてみた動画

ござさんのアレンジというのは楽譜になって発売されている。それをもとに、ピアノが弾ける人がTwitterに短い動画で演奏をupしているのを見かけるようになった。

それで初めて実際に「ござさんその他動画配信者の方以外にピアノ演奏をネットにupしている人」の存在を知ったといっていい。演奏している楽器もさまざま、曲も色々、難易度も千差万別だったが共通してるのはおそらく全員社会人だということだ。つまり姪っ子みたいに習い事の次元ではなく、自主的に家で練習していると思われる。

ここで一言。大人になってもピアノって練習していいんだ?それは結構なカルチャーショックだった。田舎では大人になっても趣味で楽器の練習をつづけている人はそんなにいない。(自分が知らないだけかもしれないけど) 大人になっても運動を続けている人は結構見かけるが。

弾いてみたって、またまたー……と思って聞いてみたら良さげなアレンジ、自分もいけそう?と錯覚する。

 

 

そこで、ある日自分としては転機となる動画を見つけたのだった。

ござさんアレンジ研究会とそのツイート 

「ござアレンジ研究会」

……なにその楽しそうな集まり。

 そんな集まりを年末ぐらいにTwitterで見かけて、どうせアレンジできるくらい上手な人が入ってるんだろうなあ(それは事実だ)ものすごく遠くから別世界を眺めるようなつもりで見ていた。何やら月刊ピアノのござさんアレンジを実際に弾いてたり、またほかのアレンジも演奏してるらしい。

その時は、まさか自分がピアノを再開するとは微塵も思ってなかったのでまさに別世界だった。

しかし、それでもいやでも目に入ってきたものがある。

 

♬♪それはネピフユ直前のこと。

自分は年明けからネピフユフェスの予習記事をなぜか3つも書き、他のも書き、ねぴらぼの予習もしなきゃで、テンションおかしすぎてぐったりしていた。ござさん以外の人を全部予習し、代表曲を調べ、キャラも把握してフェスでの立ち位置やらその影響やらを考え……そうすると、いつものござさん記事の妄想モードではいけない。そんな真面目モードになってると、慣れないことするから疲れるのだ。ねぴらぼ予習記事(1/24up)も真面目だったから疲れた。

そんな中、とある1/28のこと。TwitterのTLに何気なく流れてきた動画がある。それはいわゆる弾いてみた動画。

「ござアレンジ研究会」さんによる、

# ネピフユ 「全ピアニストさん応援演奏リレー 」動画

 

あくまで個人の方の弾いてみたなのでここにリンクも動画も貼らないけど。でもどーしても書きたい。ネピフユ予習しまくって、だいたい皆さんの演奏の特徴を把握してた自分にはあれもそれも「なるほど……!それ代表曲だよね!」と納得、それぞれにイラストまでついてさらにイメージがしっくりきた。ていうか動画編集って大変と聞いたがどうなっとるんだ個人の人がやったんかすごいな。って驚いた。

いやそこで驚いているどころではなかった。とりあえずTwitterには誰のを弾いたのか、曲目も載っていたので目を通す。ふむふむなるほど。キラキラ星はもちろんtjさんでしょ、かの有名なタルトワルツはものはっぱさんで、アシタカせっ記は事務員Gさん。あれかっこいいよなあ。で、neuニエンテ。ふーんなるほど。ござさんといえば、ニエンテだよね。

 

ん……ニエンテ?

 

ニエンテ?

何?ニエンテ?

それってソレッテSORETTE……ヤメテー自分の中でイタリア人が登場したじゃないか。

見えんて?ヒケンテ?弾けんて?で有名なニエンテ。(←いいかげんしつこいな)

なんでそれが弾いてみた動画に入ってるんだ?そう思ってまず動画のそこから聞きに行った。という不純な動機。ほんますいません。ええもちろんほかの演奏も聞きました。カプースチンとかWorld&Meとか、聞けば聞くほど、いろんな意味ですごいの一言。楽譜は?とかも、色々謎。どうなってんの。

もっと言えば、へえーなんか現実的、身近だなと思った。一般人が、ござさんファンつまり自分と同様な普通の人が動画をUPしてる。

それ見て家でピアノ弾いてる人ってたくさんいるんだなー。いいなー。とは思った。

 

 

その後、 さらに気になる「弾いてみた動画」が出現。

「アレ研練習ルームより 2021.2.16」

 ここでまた一言いいですか?すごい。だってやってる曲がなにしろござさんアレンジですよ。(今までの投稿動画は知らない)さらに自分で編曲とか、もう何やってるんだかわからない。そのほか挙げられてる曲名がまたおかしい。

「一人Lingus」……?

一人で?おかしいでしょ。ござさん並みにちょっと素人からは考えられない奥義が繰り出されている。やっぱ遠くから見ることにしよう。

 

 

 そんな中、2/20にある動画がUPされていた。お題は月刊ピアノの2月号アレンジ

「ハイ・ホー  リスト風」

弾いてみた動画?いつものやつ?と思いきやなんか途中で止まった。楽しそうな字幕ついてる。どうやら4人での演奏動画のようだ。素晴らしいコミニュケーションというかチームワーク。仕事から帰ってすぐ弾いてupなんて普段から練習をちゃんとやり込んでいるんですね……!とか色々びっくりし、演奏の仕上がりにもびっくりし、楽しそうだなあと羨ましくなり・・・・・

  というふうに自分の中でむくむくと何かが首をもたげて来た。楽器弾けて楽しそう。仕事しながらでも出来そう。みんなでやり取りしてる様子も楽しそう。

あーっ、気になる。

 

 

 実際に自分も弾いてみた結果

その後。2/23に「ござアレンジ研究会」のアカウントでupされてきた動画。

 なんとそこには前に気になってたござさんの練習動画がピックアップされてるではないか。ということはあの動画はやっぱお勧めなんだな。

前々から気になってたピアノ、しかしどうすればいいか分からないのはあった。ちょっとやってた経験上、難しいのは骨身に染みている。しかもハノンが苦手でピアノが嫌いになったから、再開って言っても何をやったらいいのか分からないので動けずにいた。

でもこの「ござアレンジ研究会」さんがこれやるといーよっていう言うからには、あの動画はやって正解って事なのだ。

迷ってた自分、「弾ける人」との間の海より深かった溝を渡るかどうか考えてたところで、そこをつなぐ橋を見つけた気がした。向こう側に行っていいんだ的な。

 

ほーん。じゃあ、やってみよーっと。(うちのピアノはほぼ姪っ子専用機と化しているので、ちょっと自分が弾くぐらいはいいだろう)

・・・・・・難しいやないかい(泣)

というわけで、極限まで速度を落とし、鍵盤のタッチに気をつけながら、暗譜するまでゆっくり繰り返したりして練習は始まった。ござさんと菊池さんが言っていた。「できない時はゆっくりにして、できるようになってから速さを上げる」とか何とか。その理論は吹部でも一緒だ。なるほど。

難しい。確かにそうだけど、慣れてくるとござさんじゃないけど無意識で出来るぞ。鍵盤見なくてもいける。

そうこうするうちに中3男子が物珍しそうに寄ってきた。で、そっちをガン見して弾きながら鍵盤見てない自分を眺めて、気持ち悪そうに「何やってんの」と冷たく言い放って去っていく男子。いーですよ別にあなたに理解されなくてもwww

 

ここまでやり込むと、以前やってた基礎練がどのくらいできるのかが気になる。しかしハノンもソナチネもその他全部捨ててしまった。というわけで近くの本屋でハノンは新しく買ってみた。自分のために今更ハノンを買うって、ほんと何が起こってるんでしょうねえ、よくわからないです。

ハノンをやってみてまた一言いいですか?

なんでこれが今までできなかったのかわからない。

 確かNo.4ぐらいで飽きてやらなかった想い出。しかしどうしたことだ、ノーストップで永遠に行けるんですけど。なんで?  ござさんの基礎練した後だからですね。なるほど。

 今になってハノンを見ると、基礎の基礎から高度なものまであらゆる大事な練習がつまっている。確かに大事。しかしなんで昔嫌いだったか読んでみてちょっと分かった、気がする。書いてることがいちいち命令形?ていうかスポ根風味なんだよね。

「全部やると1時間かかります。でも練習の重要性からみると必要な時間です。うまくなるには1日もっと長い時間が必要で、そのうち1時間ですからは問題ではありません」(最後のページから要約)などと、大げさというか上から目線というか、こう書かれて「そんなの気にしない、がんばるから」というタイプだったらよかったのだろうが、自分はそうじゃなかったんだなとふと思った。

 

とにかく楽しくない事には続かない。

というわけで、今やってみたら指が回って楽しくてしょうがないので続けられそう。それもこれも、ござさんの練習動画のおかげ。しかもその練習動画自体は暗譜さえすればYoutube見ながらできる代物。たぶんこれなら自分は挫折しないと思う。

返す返すもすごい、ござさんの練習動画。どうしてすごいのか理由は説明できないけど。でも全調の基礎練てことは、吹部でクラリネットだった身としては、全調スケールを思い出すので全く苦にならないというか身近にすら感じる。というかどの楽器でもやってる事は結局一緒だなーと思う。

 

とりあえず、土日と休日が続くというのは素晴らしい。なんのこっちゃ。

こういう練習というものは1日でも休むと感覚がリセットされると相場が決まっているので、練習時間が確保できるのは幸運なことである。

基礎練てかハノン楽しすぎる。

ここではまりすぎて曲の練習にいかないかもしれない(笑)