折しも季節は、天高く馬肥ゆる秋。
風も爽やかに吹き渡る。
汗ばむような陽気が差すかと思えばひんやりと頬に冷気を感じるあたりに、季節の深まりを感じる。
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秋の風景と個人的日記
キンモクセイの木が小さい金色の可愛らしい花をつけていた。
えもいわれぬ芳香が遠くかすかに薫る。
刈り込んだ五葉松も青々と映える秋の空。
しかし。
自分にとっては味覚の秋。
いちぢくに、柿。
近所から早生みかんもゲット。
芋もおいしい季節。
( ↑↑もうそろそろ老木になってきてる家の柿の木)
ついでに自分の最近の顛末を日記がわりに書いておく。
10/9の土曜は稲刈りだった。天気は前の日は大雨だったものの、朝からからりと晴れている。まだ青い稲の葉が残るなか、重く垂れた稲穂の中を刈り取り機械のコンバインが走る。
自分は落穂ひろいをしながら田んぼを回ってモミ袋(←←1個30キロ)をトラックに積む役目、………途中で立ち眩みしたから、ちょっとブロック塀にもたれてた。
はずだった。
気がつくとなぜか青い空が見える。なんでだ。自分は寝てるのか?田んぼ脇で寝てるなんてヘンタイじゃないか。と思いつつ、次に気がつくと家族がみんな集まってきた。
あれ、稲刈りは?
しかしちっとも起き上がれない。
覚えてないけど、どうやらブロック塀にもたれかかったところでそのままコンクリートに倒れたらしい(?)。言われてみれば後頭部がイタイ。ただ、あとで病院で画像撮ってもらったが映ったのはタンコブだけだった。ヨカッタ。手にも覚えがないでっかい傷があったが骨は折れてなかった。不幸中の幸い?
脈も普通、そもそも倒れたのは単なる貧血らしい。いつからそんなお嬢様の専売特許みたいな病名がついたんだろう。そうか、実は自分はひ弱でか弱かったんだ!???
(バシッ)
……真面目にやれという謎のハリセンのツッコミがどこからともなく飛んできたので、ハイもとのペースに戻ります……
そこから48時間は運転もせず安静にって指令が出て、自分の3連休は霧になって消えた。フラフラするのでパソコンにも向かえずブログは書けない。手も知らないうちにぶつけてて内出血、ピアノの練習どころでもない。
とどめに家のWi-Fi回線がダメになった。
その復旧に実質48時間かかって、対策を調べるのにずっとスマホを見てたのがさらにしんどくなった原因なのは否めない。
結局ギリギリ10/10の夜までにはなぜかWi-Fi回線は復活して、今回の配信も聴けた。
滑り込みセーフだった。
10月10日の生配信
とにかく配信聴いて思ったことをちょっと書いてみる。
さて今回、10/10はかつての昭和の東京オリンピックの日。
統計上、一年で一番晴れが多い日を選んで開会式に設定したという謂れのある日。
自分が倒れてた10/8の土曜日から以降、週末の天候は大荒れだったみたいだが、月曜はちょっとだけ晴れ間がのぞいてた。雨の後だからか、涼しいというよりは肌寒いという表現がしっくりくる。東京はもはや11月下旬?の寒さのようで、ござさんの服ははこの間着てた黒いニットに変わっていた。
しかし問題の本質は、今回はその衣装ではない。
ござさんの周りが厳かな空気に包まれる。
ピンと張りつめた糸のような、まっすぐ清らかな音。
音と音の間の一瞬の間隙。
その静寂は厳粛な意思を以て、音楽により一層深みをもたらす。
やわらかい和音の響きが、毛羽立ちが目立つ心をそっと撫でていく。
深層心理の奥底に仕舞い込んだ琴線が微かにかき鳴らされる。
鍵盤を自由に操る様はまるで種蒔く人のよう
目に見えないほどの無数の輝きが、その手から丹念に隙間なく振り撒かれていく
ピアノの音に鬼気迫る精緻さと問答無用の意思を感じる
聴いてて無意識のうちに自分は答えを感じた。
そうだ、ござさんはいつもピアノで語る。
そこに全ての答えはある。
来月に迫ったコンサートがある。その舞台に備えて練習を追い込んでいるからだろうか。何かの執筆も忙しそうだが、生配信の演奏が回を追うごとにどんどんキレが増しているように感じる。
アレンジもリズムも鋭利な刃物が空間を一閃するような切れ味。
しかしござさんの言いたいところはそこではないだろう。
ござさんはその技術を以てではなく、ござさんならではの表現を以て奏でる音楽、それを感じてもらいたい、そう思っているのではないか。
演奏そのものから聴く人それぞれが何かを感じ取ってほしい。
そういう思いが込められているような……
表現方法を色々試しながら、どうやったら伝わるのか試行錯誤しながら。
リクエストに真摯に応えながらもアレンジャーとして表現者として、ござさんは自分自身を全部演奏に込めている。
全身全霊を込めた、というのを通り越して、何かピアノそのものがござさんであるかのような。ござさんの実体はピアノからホログラムのように現れ出た思念体だったのかと一瞬錯覚する。
聴いたことのある曲、よく知ってる歌手の曲、いつも弾いてくれる曲……
そのどれもがござさんによって新しく命を吹き込まれる?
いや違うな、ござさんが自分自身を投影する舞台として選ばれた曲の数々。
名曲たちが思いもよらぬ姿に変貌を遂げて、聴く者の前に提案されるのだ。
それは全員が賛同するものではないかもしれないが、しかしござさんはそういう試行錯誤を経ながら将来を模索しているように見える。
生配信で一つとして同様な曲、同様な演奏はない。自分はそういうござさんの変容を目をそらさずに目と耳で記憶し、次にどのような境地に至るのか見失わないように追っていきたい。
ござさんの見ている世界(今回はDTM)
さて先日ござさんがなにげなくツイートしていたようだ。その日はその後いくつあるんだっていうくらいいろんなつぶやきが聞けて、楽しかった。
ディキシーランドJAZZっていえば、えーとなんだっけ、そうそう聖者の行進とか?自分がござさんを知って以降、JAZZでググってみて得た知識はそんなかんじだ。19世紀のラグタイムから、ニューオリンズでディキシーランドJAZZが生まれ、そのバンドがシカゴなどに伝えて、SwingJAZZになった……んだっけ。
今日はなぜかディキシーランドジャズの打ち込みに挑戦していました。この時代のぶっきらぼうな曲の終わり方が好き pic.twitter.com/YOa6rQmh1x
— ござ 🎹 (@gprza) 2022年10月13日
しかしこの曲知ってるし、何だろと思ったらAll Of Meだ、こないだの10日の配信で弾いてくれていた。でも配信の演奏は原曲よりというかオーソドックス気味だったけど、この打ち込み音源は管楽器もそれぞれイケ散らかしていて(語彙力低下してるな……)、ノリノリ具合というか踏み外し具合が半端ない。
この動画の途中にもAll Of Meがあるので(頭出し済み)、リンクを貼ってみた。
Dixieland Selection - Classic Jazz Compilation - The Most Beautiful Melodys of Traditional Jazz - YouTube
器楽系打ち込み、うまくなった気がする。特に努力したわけではないけど https://t.co/zXe6Dfg0EV
— ござ 🎹 (@gprza) 2022年10月13日
管楽器系打ち込みならこの時点で(第1回ネピサマ)、さすが金管楽器経験者、凄いなーと思って見てた。(でも楽器経験者でもこういう作業ができるかって別問題だよね)
ホーンセクション(金管楽器)の打ち込みをしたのもみじ以来で久しぶりだったんですけど、難し楽しい。ベロシティと打点をバラして人間味を出したり、ちゃんとアーティキュレーションを入力するのがミソですね pic.twitter.com/xEizrjR58p
— ござ 🎹 (@gprza) 2020年8月9日
今日の副産物。こんなオケを3曲ほど作りました。ピアノで適当に合わせるの楽しすぎる pic.twitter.com/u8PXCUgxIu
— ござ 🎹 (@gprza) 2020年8月9日
ござさんにはござさんのこだわりもあるらしい。
オケ曲、POPS、ロック、JAZZのアドリブ、……ピアノ曲以外も弾きこなすござさんは常々指が10本以上ほしいと思ってるだろうし、打ち込みでリアルな楽器の音も表現できるなら、いつもできないことをここぞとばかりにやるでしょうね。
演奏勢がやる打ち込みというくくり、面白い特性が出てそう。自分の場合だと、ピアノでできること・できやすいことはまずやらない(やる意味がない)、みたいな。ピアノの音色は基本使わないし、使ったとしても人間に不可能なフレーズが必ず入る。即興でできることもまずやらない。 https://t.co/03ix1LThSk
— ござ 🎹 (@gprza) 2022年10月13日
しかしござさんの守備領域はDTMっていう広い世界に及んでいるので、素人の自分は聴いてみてはふうん、とわかったふりをしてる・・・
アコースティック楽器やっているとサイバーな感じに憧れがち https://t.co/xomZs5yvXn
— ござ 🎹 (@gprza) 2022年10月13日
ござさんは、youtubeのチャンネルの再生リストにこんな項目作ってるくらいだから。
なんでこれで介護士だったんだろう、あ、シフト制だからピアノの時間が確保できるんだったっけ、と今になって思い出す。
DAWを使い始めるとミックスの大切さも多少なりとも分かるからこれは全ピアニストにおすすめしたい。演奏の中身も大事だけどミックスは動画における「聴き映え」に冗談でなく体感で3割以上は影響している。ピアノだけ弾いてると感じないけどエフェクトまじ大事。本当に大事。
— ござ 🎹 (@gprza) 2022年10月13日
DAW ダウ=デジタルオーディオワークステーション。パソコン(とキーボード)で音楽制作をするソフト。これでDTM=打ち込みによって作曲された音楽を作るってわけですね!?(合ってるのか?)
動画編集の作業は時間がかかって大変というが、たぶんこのソフトでの調整が大変なのだろう。ござさんのメンバーの方は、チャンネルのメンバーシップの項目から、2020年8月に投稿されてる中島みゆきストピ動画のメイキング解説があるからそれ見ると何をいじってどうやってるのか、ちょっとわかるかもしれない。
ちなみに自分みたいな素人は、演奏の自然な録音をいじって調節するなんて!?そんなの詐欺行為だ!?と思ったり……っていう発想はまったくのお門違いらしいです。
ていうかストピであれば雑音、普通のスタジオ録音なら微妙な音の調整によって、本来のピアノの音、理想的な響きに近づけるっていう意味で、大事なのかなあ。
ー--以上素人のつぶやきでした
告知とは
さて。
10/10の生配信でも仄めかしておられた15日の生配信、別の場所でやりますと言われていた。
別の場所といえば、ござさんの生配信なら家のFANTOM8ではなく、グランドピアノスタジオ?なんだろうと思っていたところ、告知もあるらしい。
明日は予告通りいつもと違う場所での配信になりますが、告知も同時に行う予定ですのでお楽しみに。
— ござ 🎹 (@gprza) 2022年10月14日
告知ってなんだろう。
この間から執筆してた1日5000字ペースの何か?
今日から新曲練習開始。練習していて楽しい曲を作ったので練習していて楽しい(気づいたら8時間経過)
— ござ 🎹 (@gprza) 2022年10月5日
この新曲にかかわる何か?
新曲っていえば・・・
CDとか?
コンサート?
全国ツアー?
それとか、教育テレビで定期の冠番組?
それか自分のラジオ番組?
よくわからない。最近あんまりブログ書いてないので、この辺の予想の詰めが甘い。
無駄な想像はやめといて、もうすぐ始まる告知配信を静かに待ってみよう。
ここでこの配信サイトですけどね。
youtubeのござさんチャンネルの冒頭にはリンクがないんですよね。
このツイートリンクから入るか、
本日の告知&グランドピアノ配信コチラになります! https://t.co/CK5endsDvi
— ござ 🎹 (@gprza) 2022年10月15日
もしくはyoutubeのメニューから、「登録チャンネル」から入って、自分の登録してるチャンネルの最新動画一覧を表示させると、このリンクがある。
この二つしか事前に配信リンクを知ることはできない。
つまり、Twitter通知設定してるか、チャンネル登録してる人にしか分からないシステム。
なんで?(Twitterのお知らせもぎりぎりだったよな)
そんなに広く知らしめたいことではないのかなあ。
オンライン発売してたアルバムの楽譜集を、出版しますとかそういうのだろうか。
それなら本屋さん、楽器屋さんに並ぶし、それこそ数売らないといけないんだから、何にしても宣伝しなきゃいかんでしょ。
ござさん、そういうとこやで!!!
(あーまたしょうもないツッコミを書いてしまった)
すいませんそういうキャラはやめたんでした。
この去年の告知配信後にツイートされた動画でも見て、幸せな気分に浸りながら静かなキャラに戻ることにします……
告知配信沢山の方にお越し頂きありがとうございました!!ありがとうございました!! pic.twitter.com/JO5xAVIx5t
— ござ 🎹 (@gprza) 2021年10月2日