今回の記事はござさんと菊池さんが2台ピアノコンサートを開催された件に関して。
よく考えたら(考えなくても)一つの節目だなと思ったので急遽書いてみる。
【コンサート行ってない民なので演奏の感想ではない。あくまで個人的ひとりごと。】
昨日開催されたこのコンサートについて。
~チケット販売中~
— 勝浦市芸術文化交流センター Küste(キュステ) (@Katsuura_Kuste) 2023年7月8日
■菊池亮太×ござ ピアノライブ
■7月16日(日)
■開演14:00/開場13:30
■詳細はこちら👇https://t.co/JaOLJAO5w0#勝浦市 #Küste #菊池亮太 #ござ #ピアノ pic.twitter.com/S8w9YO3mfT
このイベント告知がござさんのござの日ライブ前日というタイミングだったので、(自分はどのコンサートにも行ってないから関係ないが)あんまり深く考えていなかった。
千葉県勝浦市菊池亮太×ござ ピアノライブ https://t.co/cwr8z9nCSb 明日ライブなんですが、7月のライブが告知解禁されましたのでお知らせいたします!菊池と一緒に勝浦いってきます!
— ござ @本が出ました (@gprza) 2023年5月26日
7月はこの勝浦を皮切りに、ござさんは
7/23 Summer Piano Junction | ござ オフィシャルサイト
7/28 FUJI ROCK FESTIVAL '23 | ござ オフィシャルサイト
7/29にはネピサマ………と、立て続けに公演、本番が控えている。
【大発表】
— 菊池亮太🎩(Anoatari) (@komuro_metal) 2023年7月16日
ネピサマタイムテーブル公開!!!
いよいよ祭りが近づいてきました!!!
盛り上がって行きましょう!!!#ネピサマ pic.twitter.com/MVExMoYFRG
(↑↑↑ ここでざさんの公式サイトのリンクをまず貼れるようになって、時代の変遷を感じて感慨深い。というわけでこのブログの意義はなくなってきたので休載にしようと思ってたけどたまには何か書きたい)
しかし、7月って梅雨明けごろかー、勝浦ってどこだっけ、関東?遠いなー、菊池さんとござさんの2台ピアノ?フジロックも同様な編成だったような…あの二人のコンビいいよねー………
と、その時はそこで思考回路が止まっていた。
深く考えてなかったですね……
勝浦市ってどこなの
そもそも勝浦市ってどのへんなの?というか何県なの?と思って調べてみた。
(画像引用:千葉県 - Wikipedia )
千葉県だから関東なのね、ふーんと思ってたらそういう問題ではないらしい。
茨城からはともかく東京とか埼玉とか?西関東からだと遠い?らしい。
そんなに広いの千葉県?
日本一小さいうどん県民なので距離感がいまいちわからないけど、千葉県の太平洋側で隣の市には鴨川シーワールドとか九十九里浜とかがあるリゾート地?
土地勘ないのでわかりませんけど。
太平洋側で鰹料理が名物ってところは、四国の高知県とかぶってる(料理方法は違ってるが)のでちょっと親近感。
告知サイトによると
7/15は駅ピアノでストピフェス、7/16(日)はコンサートらしい。
イベント前にこの記事を書いて情報拡散に努めるのが本来だけど、思いついたのが今なのですいません。
そもそも勝浦という地域性から、本来のターゲットは地元の人?なのではと思って、そうするとあまり拡散して地元民が入れないと元も子もないと思ってここで記事を書くことに二の足を踏んでいた、というのはある。
蓋を開けてみるとたぶん地域おこし事業の一環だから、地元住民以外の人に来てもらうのが目的だったかもしれなくて、もうちょい事前に記事書いて宣伝とかなんかしとけば良かったと思ったけど後の祭り。
とにかく自分のペースでまとめます。
7/15(土)駅ピアノフェスティバルin勝浦2023
※イベント公式サイト:千葉県勝浦市 千葉県勝浦市駅ピアノフェスティバルin勝浦2023
勝浦と聞いて今になって思い出してきたのは去年もストピフェスにゲストで出演されてたなってことだった。千葉県にはいろんなところにストピがあって、そこで一般から出演者を募集してフェスを開催し、表彰された人は県のフェスに出れるというイベント。
一般から出演者を募れるところに文化振興の土壌があっていいなあと思う。
設置の由来にも思い入れを感じる。
千葉県勝浦市 千葉県勝浦市JR勝浦駅のシンボル 赤い駅ピアノ
うどん県にもピアノ弾けるひとはたくさんいると思うけどストリートピアノを囲んで日常の中で音楽を楽しむという気風がない。
そもそも田舎では移動は車で、電車を使わない。かろうじて県庁所在地の駅くらいはにぎわっているけど地域限定。車で移動するから通りすがりに音楽聞いて他人と感想とか共有するって文化がそもそもない。(開催されるコンサート上演数とか内容も、都会と比べると10000倍くらい差がある。)一般人でピアノ弾ける人は田舎にもいるのかもしれないけど。
去年の2022年は、コロナによる移動制限がまだあって観客も少なかったのかもしれない。ござさんからもイベント後のお知らせだけであった。
おはようございます。いろいろあって事後報告となりますが、日曜日は勝浦にてピアノを弾かせていただきました。あいにくの雨でしたが、せっかくなので雨の曲や桜の曲を交えつつの楽しい時間となりました。 pic.twitter.com/LDIp2UGlR6
— ござ @本が出ました (@gprza) 2022年4月4日
さて今年はござさんは、菊池さんと二人でストピフェスのゲスト、そして2台ピアノコンサートというプログラムで招待されていた。
ストピでは連弾という形での演奏だったようだ。
ござさんと菊池さんで連弾・・・?
Σ(゚д゚lll)ハッ
そういえば。
ござさんと菊池さんの連弾、大好きなんですよね!
(小泉構文みたいになってきたな)
2人ともピアノが第一言語だから、トークすると二人ともアレですけどピアノだと芸術に仕上がるんですよね!
Youtubeにも数々の動画が上がってますがどれもすごすぎる。
まず打合せしてるとは思えない。演奏の序盤もなんとなく調を合わせてるのか?雰囲気づくりなのか?(JAZZは雰囲気づくりからってござさん言ってたな)気づいたらナチュラルに曲の演奏が始まっている。二人とも楽譜もないのに、そしてお互いどう出るかわからないはずなのになぜか合わせてる。終盤への導入まで会話しなくても行けてる。
素人の自分には説明できません。
ストピのフェスということで千葉県内のピアノ愛好家の皆さんが集っていたと思われ、そこでこういう自由な演奏を披露できたのは、コロナ流行期にはなかなかお客さんも集められなかったと思うので、音楽の本来の楽しみ方に回帰しつつあって良かったと思います。
ストピに来る人って趣味というか人生の中で楽しんでる気がするんで。コンクールに勝つため(それって受験にも似てるし)に人から評価される演奏を追求してるのとは違って、純粋に楽しんでる気がするんですよね、ストピに来る人って。その人たちと、ござさんと菊池さんのピアノに対する姿勢はよく似てると思うので。
コンクールに出る人も音楽を楽しんでるとは思うが、目的がいい賞を取ることになってしまってると、なんか違うと思う。
資料:過去の連弾動画を時系列で貼っておきます。(今回のストピフェスの動画は貼れないので、各自Twitterで検索してみたら連弾動画は上がってるのではないでしょうか)
2019年9月:これが初顔合わせらしい。それがまず信じられない。
怪しすぎる二人が都庁ピアノで丸の内サディスティックを即興連弾した結果... - YouTube
2019年秋(と推測):途中の短調に転調したところで驚く(?)菊池さんがみどころ。
【ござ×菊池】きらきら星を即興で連弾したら驚きの展開に!?【都庁ピアノ】 - YouTube
2020年1~2月:最初の演奏はお互いのごきげんようの挨拶らしい。途中のアレンジの解説もくわしいので分からないなりに見てみるといいんじゃないでしょうか
黒ずくめの男性二人がスペインをピアノ連弾する事案が発生!with菊池亮太 - YouTube
2020年1~2月:すごいのでとにかく見てみてください(こなみかん)
【ストリートピアノ】超絶タンバリンと「ねこふんじゃった」演奏したらまさかのサンバで神降臨!?【大石竜輔×ござ×菊池亮太】 - YouTube
2020年7月:JAZZの曲チキンの2台ピアノ版セッション。第一回ねぴらぼのリハの合間らしい。要するに休憩中はピアノ弾くらしい。それって休憩(以下略)
【ござ×菊池亮太】怪しい2人がジャズの名曲セッションしたら最高な事にwwwwwwww【ピアノ】 - YouTube
さて今回の詳細はワカリマセンケド、ござさんと菊池さんの連弾ということで、理屈抜きで現場で聴かれてた人は楽しかったのではないだろうか。
ファンとしては一安心。(親か)
菊池亮太×ござ ピアノライブ
次の7/16(日)はコンサートホールでの2台ピアノライブだったそうだ。
(画像引用:公式サイト 千葉県勝浦市 千葉県勝浦市菊池亮太×ござ ピアノライブ )
ここで自分的に勝浦と聞いてなんか思い出したことがあった。
というか今思い出した。
勝浦ってそういえばここじゃないの?
— ござ @本が出ました (@gprza) 2020年2月18日
これが2020年2月。この後ひなまつりストピイベントは結局中止となりござさんは実際に行くことはなかったのですが、この会場は今見るとKüste のホールでは?
この時はストピイベントに遊びに行こうかなという感じだったと思うので、ここに至って市が主催するストピフェスにあらためてゲストでご招待いただき、あまつさえホールで菊池さんと一緒の2台ピアノコンサートが実現するって、ござさんの今までの地道な努力が認められた気がして自分は言葉がないです(やっぱり親目線でしかない)。
ということをイベントが終わってから思い出す始末。(まあマイペースなんで)
そもそも自分はコンサート行ってないのだがなんでこんな記事を書けるのかというとござさんの演奏は安心して聴いてられるからです。どうなったんだろうという心配がないから。今までのコンサートでの演奏も勘案しても演奏が止まる、進行が滞る、とかなかったですし。
そういう運営上の不安よりも何より演奏自体が最近舞台慣れされてきたと感じるというか堂々とされてきて円熟味が増してきた感じがするので(直近で聴いたのは京都の平安神宮でしたけどあれもプログラム無しで自由な構成にされてたはず)。
菊池さんとのライブ無事終了しました!二台ピアノを二人で思う存分弾きました!ライブ後は勝浦坦々麺に舌鼓。 pic.twitter.com/EEyuUxPpnq
— ござ @本が出ました (@gprza) 2023年7月16日
ござの日ライブと同様のスリムなジャケットにシャツがお似合いで、青いライト照明が当たってなんかホラーな写りですが、他にちゃんとした写真あったやろと思いますが細かいことはいいとして、大好きなラーメン(?)も堪能されたようで良かったです。
……あったあった、菊池さんはちゃんとした写真を載せられてますのでツイートお借りします。
ござさん@gprza との二台ピアノコンサート無事終了しました!
— 菊池亮太🎩(Anoatari) (@komuro_metal) 2023年7月16日
自分たちも予測不能なコンサートでしたが、ゴールした時の爽快感がやべえ🔥
とても楽しいコンサートでした!#ござ菊池 pic.twitter.com/3Rp6UgOo0W
菊池さんとのトークをシュールにござさんがまとめるという流れだったそうですが、演奏(アンコールのみ)とかトークの動画は #ござ菊池 のタグでTwitterに上げられてますので各自検索してお楽しみください。公式さんからの動画が無いのでこの記事には貼りません。
ござさんと菊池さんの2台ピアノとくればさらに敵なしです。なぜなら背中合わせでもばっちりなので今回向かい合ってのコミニュケーションにより万全の体制だからです。
参考ライブ:菊池亮太さんとピアノとたわむれるコラボ配信! 2020/10/16 - YouTube
いわゆる阿吽の呼吸。言葉がなくてもピアノで会話。背中合わせに闘う戦友。
この時のライブがすごすぎたので他にももっと聴きたいと思い、この配信第二弾を心待ちにしてたのですがそれはなく、今思えば配信でされてたのもコロナ流行期で有観客ライブができなかったからなので、こうやってホールでお客さんと演奏を楽しむことができればそれが最高なわけで。
配信は電子ピアノでの音色選びも楽しかったですが、ホールでのグランドピアノ演奏はそれはそれで至上の豪華さに彩られてるから。
この二人の演奏は入場料を払ってでも聴きたい人いると思ってたので、それは実際にねぴらぼに始まるセッションで証明されたし、あとねぴふぁびでも。
今回二人のセッションだけのコンサートだったわけですが、(関東の人いわく)遠隔の地の勝浦にも沢山のお客さんが来られてたようなので、二人のコラボはアレンジを解する音楽通の人だけでなくて商業的にも成功するんだと思った。
マニアックなアレンジの極地にいる二人の演奏会なのでどうなるんだと思ってましたけど杞憂に過ぎなかったようで良かったです。
そこはお二人とも、お客さんにどうしたら楽しんでもらえるかという点に長けたプロだった、ということを失念していた。
Twitterに上げられてる公開許可されたアンコール曲は子犬のワルツでした。動画を見る限りワルツの軽快な曲調に則りながらも、ござさんがわずかにJAZZ調にリズムを崩してきてそこに菊池さんが寸分たがわず歩調を合わされてて、華麗なエッセンスを加えられててお洒落。(動画はTwitterで検索のこと)
可愛らしい曲と言いつつ大人な雰囲気の仕上がりになっている。
菊池さんの場合:
ショパン エチュード Op.10−4 を弾いてみた Chopin Etude Op.10-4 by Ryota Kikuchi - YouTube
ござさんの場合:
pop'n music 少年は空を辿る(ムラクモ/Murakumo) piano cover - YouTube
2人とも上にも書いたが演奏に円熟味が出て来たというか、上記の動画の(ござさんによれば)テクい時代は過去のものになって、人生の経験を音に乗せた、いわゆる脂が乗り切った演奏になってきたというか……
いやまだまだ脂は乗り切ってない。
2人の音楽人生はまだまだ新しい展開を見せるはずで、これからの活躍が注目される。
(なんかアナウンサーみたくなったがあくまでコンサートには行ってない民)