ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

後ろ向きな会話

急に肌寒さを覚えるようになった今日この頃。

自分はとある本郷のカフェラウンジに、コーヒーでも飲もうと思ってぶらっと立ち寄った。向かい側のT大の東洋文化研究所の図書室に、予約枠を確保してお目当ての本を閲覧に行った帰り、きれいに晴れた秋の昼下がりである。

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うどん県民の自分が何でそんなとこにいるかって?ちょっとこれに入って移動したんです。使わない時は折りたたんでバックに入る優れものです。

 

店は平日のためかそれほど混んでいなかったので、席についてほどなくすると店員らしき人がメニューを運んできてくれた。

ここはピアノの生演奏が楽しめる穴場だ。ゆったりと流れる優雅なひととき。

そうだな、ケーキセットにしようかな?♪♬ 🍰

ふと店員が差し出してくれたメニューを見ると、そこには謎のメモが挟まれている。

「今から黙って出口まで歩け。会計はしなくていい。」

はっと気づいた時には遅かった。咄嗟に振り返って店の外を見るとそこには怪しげな見知った顔、言わずと知れたJ・Gさんとその仲間Iさんの姿。

さすがは秘密結社、やることがぬかりない。こうしてあえなく自分は逃亡に失敗したのであった。

 

※以下、

J・Gさん Iさん 

【自分は この色(≧▽≦)】

という色分けで会話文が進行します。

 

というわけでここは秘密結社のアジト、都内の某オフィスビルの地下。

 

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まもなく、何やら小ぶりの清楚なスイーツがコーヒーに添えられてテーブルに載せられた。さっきのカフェで注文しそびれたケーキセットの代わりのつもりか?

赤坂見附の名店、しろたえのレアチーズケーキです。ささ、どうぞ」

自分は冷ややかな目でそれを一瞥してから視線を前に戻す。

「ここで出されるお菓子なんて、怪しくて手をつけられますかって……(なんか入ってるでしょ)それもいいですがウチが好きなのは銀座マキシムのナポレオンパイですし。」

「あーっお客さん、すいませんねぇぇ……マキシムはつい数年前閉店しちゃって(泣)」

 

ええぇ…まじで?(立ち直れない)

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「なんか故意に話題を逸らしてません?」

「えぇ……つい心の叫びが……」

 

 

 

「それよりも、ネタは上がってるんですよ。こんなのを巷で見かけたんですけどね?」


「ピアノ界にガセネタに近いデマを振りまくのはやめてもらいましょうか。せっかく今イイ感じで世間一般に広くピアノが、音楽が認知されようとしてるのに!何ですかこの時流に逆らうようなインチキ記事は?」

「音楽に携わる人は日夜研鑽をつんでお互い真剣に切磋琢磨しあって成長してるんですよ。なんですか、その真剣勝負をこんなイベントにでもして有料にしてしまえとかいう荒唐無稽なたわごとは?」

 

「だって他の何の分野でも世界トップレベルの戦いとくれば、鑑賞するには料金がいるでしょ?オリンピックがTVで流れてるのは有力企業がスポンサーについてくれてるからですよ。何するにも資金が無いと始まりません(オリンピックは運営を国がやってるからあれは正確には税金が資金です)。」

「有料にするなら、方法はいくらでもあります。今はブロードバンドで世界中がつながってるのだから、amazon プライムなりYoutube Premiumなり、動画配信で収益を上げる方法はあるはずです。」

 

「しかしこの規模で視聴されてるのは無料だからこそでは?」「色々な人の、色々な演奏で多様な曲を聴いてもらうことで、これを機にクラシックに興味を抱く人もいるかもしれませんよね。」

 

「参加者は何から何まで自己負担じゃないですか?渡航費用から、滞在も何日かかると思ってるんですか?練習場は?」

 

腕に覚えのある若い人は、我こそはと競って名乗りをあげ、決戦に挑むのです。」

「どの世界でも、どんな手段を使ってでも決着はつけられなければなりません。

「このコンクールで実力が認められれば世界中に存在が認識されるでしょうからね。」

 

「実力を認められるって、誰に?」

「審査員です。名だたる演奏家が名を連ねていますから評価は確かです。」

 

「そんな誰かに評価されるのを意識した、勝負が目的の演奏とか興味ないです。」

 

「まあ彼らの演奏を聴いてごらんなさい。そんな周りの顔色を気にしてる人は予選にも上がって来てませんから。」

「結局のところ自分自身を自然に表現できてる人の演奏が一番魅力的なんですよ。」

 

「でもねえ、曲の解釈とかそもそも知りませんし。ネットがあれば手軽に聞き流して楽しめるので、アーカイブも残ってるしBGMにして聴いてますけど。」

 

なんともったいない・・・!」

「演奏動画では鍵盤と手元も映ってて、演奏するときの姿勢とかリズムの微妙な取り方、手の形、音に表情をつける時の色々なタッチがばっちり見えるから、非常に参考になるんですよ?」

「あなたもピアノ練習してるんでしょ?」

「ちょっと見習ったらいかがですか?」

 

「だから、そういういかにもピアノ教室でないと習得できなさそうな専門的なことが動画見たら分かるなら、なおさら有料で動画配信すればいいのに……」

 

「ほらこのへんでブツブツいうのをやめて下されば、名店の天丼が食べれますよ?」

Uber Eatsで出来たてが届けられましたので。」

 

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「もーだからこの話題は平行線ですよ。」

「あの膨大なクラシックの知識は今更習って身に付くものじゃありません。今自分がピアノを聴いてるのも練習してるのも、楽しいからです。それ以上の高尚な目的は自分にはありません。」

 

 

ーーーーーーーー

 

こうして談合は決裂し、無事に自分は秘密結社のアジトから無罪放免となったのだった。よかったよかった。どうなる事かと思った。

 

ふとそこで、ほっとしたので路上のフリーペーパースタンドから何気なく1枚を手に取って読んでみた。

そこには特集記事が組まれているようだった。

 

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ふむふむ筆者は、ピアニスト……?

はあ、パリへ留学……国内外で広く活躍…?やっぱ主な活動の舞台はヨーロッパなのねぇ……などと月並みな感想がちらっと頭をかすめた。

 

ふむふむ……要約すると…?

癒し、喜び、祈り、太古の昔より人々は音楽に助けられてきた。

人間の心に大きな影響を与える音楽。

音楽を通してできる事ってなんだろう。

(中略)

ピアノとは……

10本の指で88の鍵盤をいくつも押さえてペダルも踏み、一度に莫大な情報処理が行われることで脳が鍛えられ……

バランス感覚や記憶力、呼吸の制御能力、瞬発力や集中力、そして豊かな感受性が養われ…

だれでも鍵盤を押さえれば演奏でき、和音の構成も思いのままで交響楽団のような壮大な音楽を作り出すこともできる……

構造は打楽器と同じく音は減衰するけど、その減衰の過程の音色を工夫して無限の表情を創り出す…

 

音楽は世界共通の言語、地球の裏側の人とだってピアノを弾けば、感じてることを素直に意思疎通しあえる。共通の感動を分かち合うことが出来る…

 

何世紀も受け継がれてきた素晴らしい作品をこの楽器で演奏するという事は、まさに時空を超える。

 

 

この記事を読んで、さっきまで秘密結社の地下室で討論してたことは記憶のどっかへ飛んで行った。

記事の内容が素直に意識に入ってきた気がした。

そうだった、自分がいつも聴いてるネットピアノ界でも

「クラシックはあらゆる音楽の基礎となっている」「音楽の基本にして全てがクラシック音楽には網羅されてる」

って誰かが言っていたような(たぶんけいちゃんさんが。)

 

ねぴらぼinventionでも鍵盤楽器調べてみたんだった、ピアノって何百年も改良を重ねながら受け継がれてきた楽器だってことが、それで分かったんだっけ。

 

 

この記事読んで、なんで自分は音楽を昔から(分野は色々だけど)聴いてるのか、ござさんのピアノが本質的に好きなのはなぜなのか、そしてなぜ自分でもピアノ弾いてみようと思ったのか、分かったような気がした。

ござさんのピアノ動画で初めて聴いた髯ダン動画がいつまでも宝物であるように、この記事もずっと大事に持っておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後ろ向きなつぶやき

最近ショパンコンクールというのがあった。去年はそんな記憶無かったなと思いきや、コロナ流行のあおりを受けて今年に延期になっていたらしい。そもそも5年に一度しかやってないらしい。なるほど、オリンピックみたいなものか?そういや自分の記憶には関連ある人といえばブーニンアルゲリッチくらいしか思い浮かばない。

そういう海外のコンクールは自分はNHKのニュースに上がって来たら調べてみるタイプだ。だってピアノ界は畑が違い過ぎて分からないゆえに、興味がいまいちわかないから。バレエならローザンヌで日本人が入賞したら調べてみようかな、みたいな。

 

繰り返し書くけど、自分はピアノは小6でやめたからいい思い出がない。吹奏楽関連とかオケの曲はたくさん聴いてきたけど、ピアノは今まで徹底して意識的に避けてきた。

それが何で今ピアノ漬けなのかといえば、ござさんがきっかけだったから。じつは多様な魅力をもつ楽器だったんだということに気付かせてくれたのは、ござさんのピアノ動画。

 

そこへいくとクラシック界はある程度の知識を前提としてる感があって敷居が高いし、職業として音楽家をやっていくには稼いでなんぼなのに業界全体に儲けようという意識が感じられないし、派閥(どこの業界にもあるけど)とかあって閉鎖的な雰囲気があるし、クラシック界は旧態依然としててどうにもなじめない。

 

それを世の中では一般的に「先入観」という。

 

とにかく敷居が高いので良くはわからないが、そういうショパンコンクールとかは素晴らしい演奏だなあとは思う(小並感)。

 

 

でもそれ以外のことは素人の自分にはわからない。5年に一度開催されるコンクール、つまりオリンピックみたいなもの。オリンピックでは、8位以内は入賞とされている。

(※JAZZのアレンジは人によって全然違うのはなんとなく分かってきたけど、クラシックはアドリブもないし個性の出し方がさらによくわからない)

このコンクールも、テーマがショパンなら、ショパン音楽祭とか銘打って期間を1か月くらい設けてポーランド各地で色んな音楽家ショパンの演奏を披露してて気軽に聴きに行ける、みたいなイベントにしてしまえばいいのに。

そうすれば演奏家にもチケット代の収入が入るし。

あのYoutubeで無料で聴けるシステム、なんなんでしょうか。

あれこそ世界中から注目されてるんやから、ばんばん配信チケを売って、コンクール運営費に回すなり、クラシック演奏家の育成にチャリティー的な使い方するなりしたらいいのに。

無料だからクラシック知らない人も見てくれて裾野が広がる、というには余りにも演奏が専門的すぎて、やってることが釣り合わない。

 

それくらいに(素人目線では)どの人の演奏も聞いててすばらしい。

実際、音楽祭と銘打つイベントで演奏を楽しむ習慣なら、世界中にある。

たとえばワーグナーの楽劇は「ニーベルンゲンの指輪」を中心としてバイロイト音楽祭で毎年上演されてる。ただしこの出演者はどの人も第一線で活躍する有名なプロの音楽家、分野も声楽だから違うけど。

 

若手の演奏家には何かオリンピックのメダル的な何かを目指して獲得しようとしてる物があるのは、わかる。スポーツと違って芸術は数字で評価されるものではないし。

 

しかしこのレベルの演奏家が集まると、そこまで順番とか点数とかで評価する意味は無いんじゃないかなーと思うのだった。

みんなそれぞれに素晴らしい演奏してて、素敵。それじゃだめなんですか?

あくまで自分が聴いてて違いが分からないから、にすぎないけど。

 

個人的に納得いかないのは予備予選に応募する際の条件。演奏の記録(DVD?)と共に師事した音楽家の推薦状がいるらしい。

何、その推薦状っていうのは?審査員がDVDで参考演奏聴いて判断したらいいのではないの。

 

10/12生配信ライブ

1stソロアルバム、NOW ON SALE!!!

10月2日の重大発表、感動でした😭😭😭そのあと実感がわいてきて、思い出してバスタオルずっと握って振り返って感想書いていた(怖いわ)。そうだ!宣伝しなきゃ……これ読んでる人は既にご存知とは思うけど、やっぱ貼っておかなきゃ!

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※資料:重大発表について

そんな具合に重大発表の余韻というか後遺症を、まだまだ自分は引き摺っていた。衝撃で別世界に飛ばされて、ちっとも帰ってこれなかった。

 

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ござさんの近況

そんな中、次の週末の夜。

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あらござさん奇遇ですね自分もその日は忙しかったです(稲刈りで)。

あれっ違う、ござさんが忙しいのは重大発表以来、色んな仕事が目前に迫ってきて手が離せないからですね……!ござさんが介護職辞めてから生配信とyoutube動画以外に純粋に自分の仕事で忙しいという日がくるなんて………!!!良かった……!!このツイート見ただけでも既に感動モードに入る自分。テンションやっぱりおかしい?

 

それよりも(生配信の後だけど)こっちの方が純粋にござさんの気持ちを表してる気がして自分は嬉しかった。

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上の重大発表の記事で振り返った通り、ござさんのピアノ人生は数奇な運命をたどってきたと言って過言ではない。仕事の傍ら趣味でやっていた時は、ただ何らかの形で音楽に携わりたい一心でピアノを続けていたと(2020年の重大発表で)語られていた。しかしピアノ専業に絞って活動する今、仕事というのは好きだけでは色々通用しないというか、現実問題好きな事ばかりやってはいられないのが世の中の常である。

そんな中ござさんはピアノ弾くの楽しいって感じてくれてて、改めて自分は安心してござさんを推せるなーと確信した気がする。推しててよかったなーと思う。

仕事としてピアノ弾いてて、楽しいですって!?

なんかこう、ファン冥利に尽きますよね(´;ω;`)ブワァ……

 

とにかく自分は週末の(稲刈りの)疲れから体力的に死んでて、この日10/12も生配信に這ってでもリアタイしようと四苦八苦してたいたその時。ござさんも各方面に忙しい中、半ばウトウトしてたのか面白い事に???www

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更新??行進で演奏?

パンで、レタス?

パンデイロ - Wikipedia これかな?(ラテン音楽のタンバリン)

(途中でウトウトってあるあるですよ超共感…ウチはこのブログをウトウトしながら書いてて寝る前にセーブし忘れ、原稿用紙5枚分くらい消えてるってのがあるあるです…)

仕事はしんどいこともあるでしょうけど、ござさん頑張ってください。キューバ音楽、この分野はネットで調べても日本語での情報はあまり見つかりませんでした。「日本にはほとんどラテン音楽の文化が入って来てない」(9/7の生配信から)ことがわかる。

えーとラテン音楽の源流であるアフリカ音楽のベースはクラーベと言うリズムで、それが(奴隷貿易により連れてこられた黒人により)ソンとサルサと言う音楽分野に………

自分はここまでが限界です(≧◇≦)

 

 

10/12告知配信ありがとうございましたピアノ配信

 題名長い😂ややこしいなあwwwww

ござさんの服が新しく黒いシャツになっている。パリッとした生地のスタイリッシュな黒です。(ほんまファッション偏差値爆上げですね…ペンギン時代と比べても詮無いことですがデサントの黒いスウェット(ジャージ)とかだったのになあ凄いですねえ)

あれ?去年から持ってたと言われてますが、それは去年の紺のシャツの色違いでしょうか。この頃の?

 

 

シチュエーション

さて、秋の夜長を楽しむ季節。自分はは大好きな夏が遠ざかっていくから物悲しく寂しい気分。

 子夜呉歌 其三  李白 

長安一片月  長安 一片の月
萬戸擣衣聲  万戸 衣を擣(う)つの声
秋風吹不盡  秋風 吹きて尽きず
総是玉関情  総て是れ 玉関の情
何日平胡虜  何れの日にか 胡虜を平らげ
良人罷遠征  良人 遠征を罷めん

長安の夜空にさえる一片の月。八百八町すべての家々からひびいてくる砧の音。秋風はいつまでもいつまでも吹き寄せる。
月、砧、秋風、すべて玉門関のあなたを思わせるものばかり。
ああ、いつになれば、えびす(胡人=異民族、ここでは遊牧騎馬民族匈奴)をたいらげて、あなたは遠い戦(異国への遠征)から帰れるの。

(中国詩選集第8巻 李白下 P127 より)

参考リンク:子夜呉歌 - 中国の漢詩 - 漢詩・詩歌・吟詠紹介 - [学ぶ] - 関西吟詩文化協会

そこまでこの漢詩に深い意味はありませんけど、寂しい雰囲気があるなあと思って貼ってみました。内容は深く考えないでください、くれぐれも。

 

ショパンは怖い

秋はショパンコンクールの季節。らしい。知らんけど。(ショパンコンクールの優勝者はブーニンしか知らないっていうくらい知らない)

ござさんの配信で半ば常連の感があるのはエチュードが多い。自分はそれらをこっそり楽しみにしてる。自分にはまず演奏不可能、ござさんはそれを練習のメンテナンス代わりにしてるだけかもしれないけど、練習曲と銘打っていながら音楽性を感じるところが好き。難曲揃いという噂のエチュードをリクエストあったからってすぐ弾いてて、それでいて練習曲でありながら演奏に表情をつけてるところが好き。

………ん???

「音大とかでクラシック勉強してる人はすごいですねえ」

プチッ(# ゚Д゚)ノシ ←ハリセン持った手 まだ言ってる…

それはともかく。

やっぱショパンの曲は難曲揃いなのか、雨あられのようにショパンのリクエストが飛び交い、果てはショパンメドレーやらアレンジやらチャットに書かれてるのを見て

ショパンの流れはイヤだ

やだやだやだやだ

怖いよー

って、うちの姪っ子(5歳児:年長さん)かい!て言いながら木枯らし弾くんかーい!

たぶん、「ショパンの曲はごっそり体力を削られるから」避けたいんじゃないですかね。以前この生配信:その異様なテンション、ずっと飛ばしっぱなしの所から「酔っ払いショパン」の愛称がついた(どこでそう呼ばれてるかは置いといて)このライブでショパンの曲てんこ盛りだったときに、「だいぶヒットポイントを削られた」とか何とかいわれてましたもんね。この時あくまで介護の仕事しながら、しかもペンギンマスク=視界が500円玉の状態で弾かれてた事を思い出すと、驚異でしかないのだけど。

twitter.com

 

昭和の偉人

今回は亡くなられたすぎやまこういちさんの曲特集だった。(もういちいち解説のリンクを貼るまでもありませんよね)巷で言われてるようにあのゲーム曲の数々はオケを想定しながら作曲されてたらしい。RPGの舞台である中世ヨーロッパを彷彿とさせる、ワーグナーっぽい壮大な音楽。

しかし、そこに至るまでに色々な経験というか仕事の場数をこなされていたようだ。亜麻色の髪の乙女とかCM音楽……どれもヒット曲ばかり。原曲は案の定自分が生まれる前のものが多い。なるほどわからん。このように、すぎやまこういちさんの活動の分野は多岐に渡っている(ということを初めて知った)。

こういう曲もある、有名な競馬のファンファーレ。
2018.5.6 第23回NHKマイルカップ ファンファーレ(生演奏) - YouTube

(懐かしいなあ高校の吹部の演奏会で余興にトランペットでこれ吹いてたなあ、そのバックにイケメンな子が馬のコスプレして舞台を走ってたなあ、なんで高校生が競馬の曲知ってたんだろう、あっ…(察し)当時はなんせ男子同士で鍋を囲みビール飲むのが嗜みでしたからねえwww自分はその演奏会で中学のセーラー服着ておニャン子クラブの歌を踊ってたなあwwwいろんな意味でヤバかったなあwwwww)

 

なんでござさんはそれを何でも弾けるんだ?(普通逆でしょ)と思ったら介護施設での経験からだった。そう思えばこうしてリクエストを幅広く拾えるからやっぱその経験は貴重だったと思う。ござさんの守備範囲こそ幅広過ぎてこっちがカバーしきれないほどだ。

ゲーム曲がオケを想定しての作曲なら、それをピアノで再現ってある意味ござさんの十八番でもある。さらに追悼番組風にというか、ござさん的にレクイエムの意をこめていたのか徹底して原曲を尊重して再現したふうな演奏。

ござさんはアレンジも凄いけど原曲の再現度も凄い。

ゲームを思い出して楽しかった記憶が……とは自分はならなかったけど。ドラクエの音楽は大好きであのキャラクター達も大好きだが、ゲームは難しくてファミコンは兄とその友達に独占されてやらせてもらえなかったし。ついでにスーパーマリオボンバーマンツインビーも超苦手だったからゲームにいい思い出がない。要するに何しても要領が悪いとも言う。

 

髭ダンはcrybabyほか新しく入荷もされたようですね。転調しまくりとかいう素人にはよくわからん特徴は置いといて、ネピサマでも流行の曲はいくらか取り入れられていたので他の曲もお願いしたい所だ。

とそこで、「今在庫確認してるんですけどね~見つかんないんですよね~すいませ~~ん💦」などと、ござさんが唐突に女子店員と化している。

誰のモノマネだろう?さしずめIさんと色々服を買い込みに行った時に服屋の店員さんに言われたのだろうか?だってどっから仕入れたのでしょうね、この表現力は一体ww

そもそも、自分がござさんを知ったきっかけは髭ダンメドレーだったのでその存在は特別なものがある。初心に還りたいときはあのストピの髯ダン動画を聞くと、色々な雑念が落ちる気がするので。

 

 

 

今日のメインイベント:若者のレパートリー

最近流行の曲を覚えたと言ってござさんがおもむろに演奏し始めたのはこちらです。

そっちかい。全然知らなかったので必死で調べました。

twitter.com

ござさんは基本ニコニコ動画出身だからレパートリーもそっち寄り=アニソンとかゲーム音楽寄りの曲が恐らく本領だと思う。自分も漫画の推し作家いるしTwitterのアイコンはそのキャラだが、自分は30年来のその作家のファンだから流行文化とは毛色が違う。

この流行の曲なるものについてウチの若者つまり高1男子に突撃取材を試みたところ、快く返答してくださいましたので調査結果を書いておきます。

以下高1男子の談話:()は自分のツッコミ

「え……?「シル・ヴ・プレジデント」?しっ知ってるけど(←なぜかうろたえる)……あれやろ元々はアニメのOPだっけ?(いや違うだろ)」

「流行かどうか?ああ流行ってたよ夏に。今は?別のが流行ってる。あの動画はもう化石だから(そんな……)

「なんで流行ってたか?あれはそもそもTiktok(どうせ知らないよねという顔)バズって、………(その後の説明が色々ありすぎて覚えきれませんでしたすいません)

「僕は全然好きじゃない。ああいう動画は興味ない。絵面がさあ……ねえ?アニメじゃん?(あんたアニメ好きじゃん?)」

「僕も年寄りやから最近の若い者の好みは分からん」(あんたが年寄りなら自分はどうなるんだ)

「♫♪~~~(歌ってみた)……(途中で噛む)」

「ププッ」

「………(#^ω^)💢💢」

 

ふう。やっぱ若者文化はこんなところで中年のおばさんがいちいち調べるより現場の声を聞くに限る。リアリティが全然違う。

しかし高1男子から珍しい意見:

「あの敷物の人も流行の曲取り入れるようになったんか、すごいじゃん」

敷物の人ねえ……アイコン見たんですね…あえて今はそこにツッコミは入れませんけど。

なんかこんな意見初めて聞いたんですけど?(奴に言わせればCrybabyももう過去の産物らしいが)よくわからんけど今っぽい曲を弾いてる認定されたようで良かったというのか何なのか。

結局流行の入れ替わりは、今や新曲はサブスクでダウンロードが標準となった昨今では生き馬の目を抜く勢いで世の中の流れは変わってるので、それに追いつくべく流行曲を練習してるといくら耳コピガチなござさんでもカバーするには限りがありそうなので、そっち(流行曲)をガチで追うのは諦めた方がいいような気がしてきた。

夏に流行ってた(過去形)のはもう鮮度が落ちた扱いされたし。そんなんにはついていけませんので。

それよりも地味に今回の生配信の最初の曲がこれだった。JAZZアレンジがかっこよすぎて分からなかった(元から知らなかったので当たり前)。

 

こっちも弾いてくれたけど、このアレンジもかっこよかった。

(これも競馬だなあ、元ネタはゲームだけと)この曲に至っては高1男子に言わせれば「流行通り越して一般教養だからみんな覚えてってか、知ってるよね?」って言われたから、オタク扱いはされなかったのでセーフ。(なんのこっちゃ)

この2曲もどっちも凄い再現度です。おかげで際限なく自分の脳内でシルヴプレジデントがぐるぐる回る。どうにかしてほしい。

 

 

ラテンを勉強する季節

ござさん、去年のDr.Capitalの部屋でラテンのリズム講座あったじゃないですか?クラーベとか言ってませんでした?今も動画で残ってたと思うんですけど。

まいど!Dr. Capitalの部屋Vol.2【GUEST:ござ】ダイジェスト - YouTube

リベルタンゴの演奏が、久しぶりだなあと思ったのは自分だけだろうか。相変わらずラテンアレンジでかっこいいけど。

ござさんはござさんで、いつ弾いたのか思い出せないようだ。

連弾で上の パートを弾いていた記憶…?

それは千本ざく…モゴモゴっフガ…

(突然2人の謎の勢力に連れ去られてズルズル引きずられていくのだった)

 

ふう……あーびっくりした。

以前はリベルタンゴ、毎回のように(?)弾かれてましたよね。そんな曲は他にも…昔はレギュラー扱いだったのに最近ちっとも聞かない曲沢山あると思うので、そういうのも聴きたいところだ。しかしリクエストはとっくの昔に自分は心が折れたので、あの滝コメにチャレンジする気力はさっぱりない。

 

 

 

同時視聴者数の件

チャット欄から絶妙にリクを拾いながら各分野を網羅することで、スパチャリクの内容に準じるライブにしようとしているんだろう。

 

でも同接を増やすならその方法は簡単だ。

流行ってる曲を弾けばいいだけだ。

もしくはまたペンギンマスクをかぶればいいだけだ。でもあれは視野狭窄だし、暑すぎて健康に問題を来すからダメだと思う。

 

しかし。流行の曲といっても……上記の若者のレパートリーで書いた通り、サブスクが主流というか(有料)ネット配信のみの曲がメインとなりつつある世の中、流行ってる曲の定義はさらに入れ替わりが激しい。流行り物はすなわち水もの、すぐ廃れていく。

 

ござさんの真価が発揮されるのはそこ=流行曲ではない、と思う。流行りものだろうが昔のだろうがなんでもお望み通りにリクエストに応えるのが本領だから、リクエストくると嬉々として弾いてる気がするから。

 

良く売れてるメジャーな曲を弾けば配信の視聴者は増えるだろうけど、その分一瞬で飽きられる(例:夏に流行った曲は化石by ウチの高1男子)。

他にも要因は色々考えられる。

今の所潜在的需要は一通り発掘されたから増えるペースが落ちた。

今はショパンコンクールがトレンド。

ネットピアノ界のすそ野が広がってファンが分散していった。

何でもネットで出来る時代、ネット配信そのものがより普及してYoutube全体に視聴者が分散した。

他の配信ツールも含めて音楽愛好家自体が色々な媒体で色々な音楽を聞くようになった。

 

考えるときりがない。

枚挙に暇がないってやつである。

 

というわけで、そこに対策を施すのは徒労に終わる確率が高い。

つまりムダってことだ。

ようするにそういうネット界全体の相対評価を真面目に考えるよりも、ござさんはござさん自身の価値を高めていけば、自然と評価は爆上げしないでも分かる人には分かってもらえるだろうということだ。つまりこつこつ活動していけば評価はキープできる、つまりいきなり人気が暴落することは無いと思われる。

 

色々世の中を見渡すと気になることは多々あるだろうけど、とりあえず今できる事は個性をアピールする事かなあと思うのだった。

 

それが出来てる限り、ピアノアレンジという畑ではござさんに敵はない。

そのアレンジを実際に演奏で実演できてるっていう意味でも、今の所敵はいないから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所沢駅

秋も深まる神無月の頃、暮れなずむ夕暮れの空。

とある都内某所のビル街に何気なく佇む、地味な事務所の一室。そこでは何気ない日常の会話が繰り返されていた。(↓↓↓この記事でも登場した部屋、登場人物も一緒。)


目次:リンクで各項目へ飛べます。

 

 

 

取材の成果

ここは謎の秘密結社のアジトーーただし掲げている看板は(株)G興業ーーその一室でTVのローカル番組を横目にしながら、黒縁眼鏡にサンダルの人がパソコンとキーボード片手にせっせと何かを編集していた。

それはアジトの主、J・Gさんだ。

「あーもう月刊ピアノ連載の締め切りが…!毎月地味に大変なんだよね……!」

隣で大きな革張りのソファに深く埋まりつつ、共同出資者のIさんが雑誌を片手にだるそうに振り返った。「うーん、日曜の生放送がいったんなくなったことで、ファンの方々は寂しい思いをしてると思いますけど……?」と、すげない返事をする。

Iさんが手にしている雑誌は「ストリートピアノ(仮称)」。

その片隅にこんな記事が載っていた。

”ピアニストの今を伝えるコーナー”

twitter.com

雑誌にはあわせてファンの声も掲載されている。

「最近のスマホってびっくりするくらい性能高いですよね。ほんの4~5年前からすると、ウソのようです。あ、ストピの撮影環境の改善にご尽力いただきありがとうございます!ストピは設置場所がバラエティに富んでいるので、GZさんの動画をより生の音に近づけていただけるのは、遠方で聴きに行けない民としてはありがたい限りです。」

 

 

さっきから壁掛けの大きな液晶テレビでは夕方のローカル情報番組が流れているが、今日は所沢駅でストリートピアノを取材しているらしい。そこには地元民と称して街頭インタビューで意見を述べる、怪しげな人物の姿

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「んーなんか、このファンの人どっかで見たような……うどん屋だっけ……」

「なっなんで…ヤツが地元民としてこんなとこにいるんだ……?そこは所沢だぞ……?」

「しっかし、髪形なんてまたピアノからは関係ない、的外れな事言ってんなこの人……」

「リュックの肩ひもとか、長くのばして背負うのが流行なんじゃないんですかぁ?」

「まだ言ってるよ Σ(゚д゚lll) リュックどーでもいいだろ(でも荷物おろして弾けばいいのになぁGZくん……)」

 

そこで連載記事の執筆を終えたのか、J・Gさんはおもむろに大きな革張りのソファに腰かけ、休憩代わりにTVのスイッチを切り替えてYoutube動画を流し始めた。

 

 

 

その空間に訪れる気まずい静寂。

 

どちらからともなく顔を見合わせるIさんとJ・Gさん。

(なるほど・・・)←心の声

 

「しかしさあ、GZくんはヘアアイロンどこやったんだろう?」

「えーーー?僕はちゃんと電気屋に一緒に買いに行きましたよ!!!」

「じゃー何でこんなことになってるの!」

「うーーーん……動画のラストでは、ばっさばっさと髪振り乱してお辞儀してますねぇ……」

「そうだよねえ、あれ以上ぴょこぴょこお辞儀してるとまるで鹿威しみたいになっちゃうよねえ……」

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「(J・Gさん話題逸らしましたね…もっと現実を見てください……)」

 

 

ほーん……。

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と、アジトの向かい側のビルにオフィスを構える雑誌「ストリートピアノ(仮称)」編集部では、G興業の動向をくまなくチェックしてるのであった。

 

ファッション服飾問題はG興業では長年の懸案であったが、いちおうジャージや家族のお古は廃止し、襟付きのシャツを推奨することで解決を見たらしい。しかしIさん、J・Gさんお二人の尽力もむなしく、こと普段の髪形に関しては相変わらずマイペースぶりを発揮してるGZさん。(多分あのセンターパートでゆるパーマをやりたいから伸ばしてるんですね)

これは人類史上永遠の問題だろうから、解決はしないものと思われます。

しかし自分がこれ以上陰で暗躍してると、その辺り勘のいいJ・Gさんに何かかぎつけられてもまずい。怪しまれると困る。この辺でまじめにピアノについて書いとこう……

 

 

 

リアルな音、お洒落なビジュアル 

上のツイートにある通り、ストピ撮影において(スマホが変わって)画質と音質がよくなったらしい。(あれ?デジカメは?)ある意味ピアノ動画の画質と音質は生命線だと思うしその改善は長年の懸案だった。ピアノ専業の道を選ばれて、その行く末に道筋が見えてきた去年末ごろから確かストピの録音も生配信も、機材を大幅に改良されていたので、さらに綺麗に聞こえるのはファンとして嬉しい。

と言うか現実のござさんのピアノの音は特徴的でとんでもなくきれいなはずなので、動画においてその音がちょっとでもリアルに近づいてくるのは、まるで横で聴いてるみたいな臨場感を生む。実際ストピ演奏の現場に遭遇できない遠方住民には、ござさんの演奏をより身近に感じられる、こうしたちょっとした変化でも嬉しいものだ。

 

それから動画の見た目もすっきりしてる。

今年の五月ごろ投稿のジブリ動画以降、動画編集ソフトを一新されたそうで、それ以後動画編集において試行錯誤されてきたことと思う。今回は動画としても編集がすっきりしてて、ロケーションも綺麗な新しい駅だ。

なんかこう、去年2020/8/13、(メンバー限定のメーキング動画で)動画編集過程を語っていた中でYouTuberたるもの、ギラギラな感じにしていかないと、この先は生き残って行けません」文字の縁取りが作業の9割を占めるといっても過言ではない」「容赦なくギトギトな感じにしていきましょう」と語られていたのとは路線が違ってきた気がする。

こういう意味でも、最近垢抜けてきたなあ。

 

ロケーション

せっかくお洒落なビジュアルなので、この動画のなんちゃってポスター作ってみた。

f:id:tushima_yumiko:20211016105423p:plain

(※駅の画像出典:所沢駅 - Wikipedia)(※ディズニーは自分の撮影)

 

所沢は西部遊園地と西武ドームがある自然豊かな土地柄(多摩湖があるから)、あと菊池さんが初のソロコンサートやったのもここにあるホールだったというイメージだ。

それはさておき、この駅は去年?リニューアルを終えて全面的に新しくなったばかりの綺麗なショッピングモールが併設され、その真ん中にストリートピアノが据えられている。その人気ぶりから、期間限定で9/4~9/29だったのが今のところ12月まで延長になったようだ。ござさんにもぜひまた訪れていただいて演奏してほしい。

施設も新しくてきれいだし、ピアノは設置者の所沢市が「親しみやすいように」と木目調のものを募集したそうだし。レトロな紋様の入ったKAWAIのピアノ。

tokorozawanavi.com

 

ござさんの音、その演奏の神髄とは

新しい施設にお洒落な木目調ピアノ、そして垢抜けた動画編集。

ござさんも演奏した感触が

「ホールみたいな残響で弾いてて気持ちがいい」

との事。

ホールみたいな残響で音がピカイチ綺麗なストピといえばこれ(2020/11/23投稿)の右に出るものはいないが、今回の動画は場所とピアノの音がきれいなことに加えて録音がいいときてるので、さらに自然なピアノ演奏を楽しめます。

 

だからござさんのピアノの音も綺麗で儚げな、さわったら壊れそうな繊細な存在かと思いきや?

今回の録音から動画の音質がよりリアルで聴いてる音に近くなってきたらしいが、それで改めて思い知らされる圧倒的な迫力。ディズニーメドレーということで原曲はどれもオケ曲だったりするが、オケを再現と言うよりオケを凌駕する迫真の演奏だった。

選曲も即興でありながら名曲揃いで感動を呼ぶ。最初はゆったりJAZZから入ったりして無理なく聴ける構成が考えられているのも、聞く立場になっているからだと思う。

一曲ずつにも物語性を感じるが、動画全体の曲の構成もゆったり聴かせる曲にアンダー・ザ・シーを入れて聴いていて楽しくなるし、ラストは最終奥義・黒鍵ワイパーでばっちり決まってる。素人の自分は過去に髯ダン動画のイエスタディで黒鍵ワイパーが華麗にキマッてるのを見て、家でこっそりピアノでやってみて手が無事死亡しました。どういう物理的現象で音が鳴ってるのか?手がイタイ(>_<)

 

そして、多分主役は左手だ。

右手で普通なら両手分の和音を押さえてるので、左手で存分にJAZZのストライドなりその他あらゆるパターンのベースで曲ごとに表情を変えつつ、バシッと音の根幹を支えることが出来てるのだと思う。

だからあんなに迫力があるのだろう。

 

知らない間に、気が付いたらぐいぐい引っ張られて連れていかれるような謎の吸引力。

一曲ごとに起承転結を感じる豊かなストーリー性。

聴いてる人を捕まえて離さない、問答無用の説得力。

 

そして遠くにいてもすぐわかるであろう、はっきりと粒のそろった美しい音色。アップライトピアノは音がこもるはず、そして響きがいいとはいえコンサートホールとは根本的に音響が違う、そして駅の雑踏の中。……のはずだがその中にあって、豊かな響きと人の感性の本能に訴える表現は堂々としていて威厳さえ感じさせる。

 

 

子どもの行動は真実を衝く

twitter.com

自分の趣味はこれだ。ござさんのピアノに無意識に引き寄せられてくる人を探すのが好きなのだ。(ストーカーではない)

この動画でも通りすがりの人が、恐らく帰宅途中の慌ただしい平日夕方に、足を止めて聞き入ってる人がいる。子どもたちも。彼らに付き添っていた大人は子供たちをそっと見守るように距離を置いてピアノを聴いている。

自分の経験から言うと、子どもは(特に未就学児)人から指示された通りには行動しない。ここで立ち止まって聴いてる子たちは、この演奏に何か感じたから聴いてるのだと思われる。

動画の最初に登場する通りすがりの3人のお子様。その中の下の年齢と思しき二人は横で手遊び?を始めるが、上のお兄ちゃんはあたかも魂を持って行かれたかのように、ピアノの音に、そしてござさんの躍動する手に釘付けになって動かない。下の子二人が横で遊び始めても、そこに「あのピアノ、イイよ!聴こうよ!?」と勧誘するかのように途中で話しかけている(本当は何言ってるのかわからないけど)。

こういう小さい時になんとなく感じた「いいなー」という記憶が大きくなってからの興味に結びついたりするので、子どもがじっと聴き入ってる時に無理に連れて行こうとしない保護者の方、素敵です。(時間の余裕があったのというのもあるでしょうが)

 

ござさんのピアノはそうやって老若男女問わず感性に訴える魂の演奏だと思うので、過去の動画にも子供たちが引き寄せられてきているものが見られる。たしか2つありましたよね?リンク貼っておきます。何回聴いてもござさんのピアノは迫力満点です。

そしてどれ見てもなるほど子どもって音楽の本質を理解してるなあというのが分かる。魔法使いに操られるかのようにござさんのピアノに合わせて動く子供たち。

子どもが音楽をどう分かってるのかというと、ピアノの演奏が終わると子供たちもピタッと止まる所です。体でリズムを感じてるんですかね。ござさん介護施設職員でしたが、この子供たちへの視線を見てると保育士でも良かったんじゃないと思うくらい(今となっては実現不可能ですけど)。

 

この動画でもピアノの周囲で遊んでる子供たちが、気づけばじっと静かになっている。(スマホ持って撮影してるからだけど)最初は走り回ってたのにそのうちじっとして聴き入ってるようです。

 

 

 

プロデュース活動に余念がない件

10/2の重大発表以降、ござさんのTwitterアカウントにこれがトップで固定されたのは記憶に新しい。ござの日ライブ以来の積極的な姿勢と言って差し支えないだろう。

twitter.com

 

今回のYoutube動画摘要欄にも同様の告知内容がきっちり盛り込まれていた。

 

この告知は、他のYoutube動画のコメント欄トップにも固定で掲載されている。要するにござさんのYoutubeホーム画面開けると「人気のアップロード動画」として冒頭に上がってくる、再生回数上位の動画のことである。知らない人のYoutube動画ホーム画面を開くと、まずこの再生回数多い動画を聞いてみるってケースは多いのではないだろうか。それを想定してというか、そこに絞って……つまり初見さんを想定してまるで絨毯爆撃(たとえが悪いが)のように軒並みコメント欄トップに告知をのせている。

 

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今回のライブとCDは確かに広く告知してなんぼのもの、数を売ってこそなので、こうして正面から売りに出てくれてファンとしては嬉しい限り。自分がこんな地下部屋でいくら叫んだところで、Twitterでいくら言ってみたところで、通りすがりのござさんを知らない初見さんにはやはりご本人のアカウントから人目に付くところで発信してもらう以上の宣伝は無いわけなので、ほんと告知コメント眺めるたびにこっちは嬉しくて勝手に一人でニヤニヤしている(←アブナイ人では決してない)。

あのござさんが宣伝するなんて?

こんなはっきりきっぱり自分を売り込むなんて。

【※過去のディズニーメドレー動画、2020/10/8投稿。(2020年1月川崎ストピで演奏されたと思われる)まだ帽子にサングラス時代、演奏終わったら逃げるように立ち去る(のは今も同じか……)。曲の解説も無く「演奏聴いてくれたらいいです」だった時代のスタイルを色濃く残す。】

 

これで、Youtubeの最新動画と人気動画には軒並み告知が載ってることになる。それを見た人はTwitterやってなくてもみんなライブの存在とCD発売を知ってくれることでしょう。芋づる式にそのまま、これをきっかけに他の動画見てくれるかもしれないし。自然な感じで宣伝出来ててイイですね!

 

 

うんうん画面もすっきりさわやか、白シャツも綺麗に映える!

ばっちりです!

 

おや・・・?

ん・・・?

あれ・・・・・?

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この # は一体?

#ピアノ当チャンネル紹介動画

って何ですか?

 

別にそんなベタなツッコミするつもりはなかったんですけどね。いつもストピにつけられてる#が、#ストリートピアノと#ピアノだったのでそれをいつも通りつけただけだったんですよね。それに下のリンクの説明コメントが連続しちゃっただけなんですね。それは偶然で、けっしてわざとボケたわけじゃないのは見たら分かるから大丈夫です。だいたいござさんのボケはいつもわざとじゃなくて気付いたらやらかしてる系がほとんどでございましょ?もう慣れました。

 

 

じゃなくて当チャンネル紹介動画のキャッチフレーズと共にいつもリンク貼ってくれる気づかいは、初見さんに向けての温かいお気持ちとして、見ててありがたく思っているところでございます。

しかしそこに貼られてるURLはこちらの通りとなっております。

https://www.youtube.com/channel/UC2Kb6k-aGIaKxlNPkrdcoHA

このリンクからどちらのサイトに飛ぶかと申しますと、ござさんのYoutubeページのトップ画面にリンクされているだけでございます。

 

↓ ここ。

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大変申し訳ございませんが、ござさんの細やかな心遣いは今のところ何の意味もなしておりません。

現状、リンク貼るだけ無駄な事態となっております。

 

 

おそらく貼りたかった動画リンクはこちらの事と思われます。

「当チャンネル紹介動画」

https://www.youtube.com/watch?v=FsIOsWyjz7U

動画タイトルで出るタイプのリンクで貼ってみるとこんなの出ました。

4分で分かる「 ござ 」 / Goza's Piano Channel - YouTube

 

この動画のトップに出てくるキャッチフレーズ

「すべてのジャンルのピアノを弾きたい」

その通り、ござさんのチャンネルはジャンルが非常に多岐に渡りすぎていて、また動画数も非常に多く、初見さんが一瞥してその全容を把握できる規模ではありません。

ですのでござさんがこの動画を貼る重要性を意識していただいてるのは非常に結構なことですが、だからこそ………

ちゃんとURL貼ってください。

 

あ、ちなみにこの紹介動画が投稿されたのは2019年5月12日となっております。まだストピにすら出ていないころです。仕事は表向き介護職員の時代、シンセはまだFA08、ねぴらぼ?グランドピアノライブ?なにそれ?という時期です。

 

この頃とはあらゆる意味でござさんの環境も立ち位置もお変わりになったことと存じますので、このへんで新たなセルフプロデュース活動の一環として新しい自己紹介動画でも作成なさってはいかがでしょうか。いまのござさんの演奏とこれからの展望を盛り込んで作成すれば、初見さんにこの上ない宣伝となることは間違いないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

重大発表

こちら雑誌「 ネットピアニスト(仮称)」編集部速報班の詰め所より、ござさん番記者がお送りします(茶番劇ではありません)。いつも2次元の記事でお送りしてますが、今回いやでも盛り上げたいので、まず記事のBGMを設定しました(そこからか…)。ござさんの発表配信聞きながら読めばいいやんって所ですが、自分は超盛り上がる雰囲気にしたいんです。という無駄なこだわりです。

今回の記事に最適と思われるBGM

時代と分野は違えど稀代のメロディメーカーとして名高い2人の作曲家、親しみやすい旋律と豪華絢爛な作風のアーノルドとチャイコフスキーの名曲で、ござさんの門出をお祝いするモードです(≧▽≦) 他にも華やかに盛り上がる曲を含めてベスト5でどうぞ〜〜!!!

①【第六の幸福をもたらす宿〔管弦楽版〕マルコム・アーノルド ロンドン交響楽団
第六の幸福をもたらす宿〔管弦楽版〕ロンドン交響楽団 The Highlights of "Inn of the Sixth Happiness"/Malcom Arnold - YouTube

※解説:1958年のアメリカ映画(邦題「六番目の幸福」)の劇中曲として作られた映画音楽。映画の舞台、中国では四書五経からくる思想により、幸福は「長命、富貴、健康、徳行、天寿」の5つがあるが、六番目の幸福はそれぞれが自分自身で探すものとされている。

(この名曲については説明不要ですよね…)
チャイコフスキー: ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23 リヒテル / カラヤン / ウィーン・フィル - YouTube

③ 【祝典序曲 ショスタコーヴィチ(リンクは吹奏楽版、管弦楽版)】
ドミートリー・ショスタコーヴィチ /祝典序曲 Op 96 (吹奏楽編) - YouTube
Shostakovich - Festive Overture in A Major, Op. 96 | Nobel Prize Concert 2009 - YouTube

【楽劇「ワルキューレ」よりワルキューレの騎行 ワーグナー
ワルキューレの騎行 - YouTube

⑤ 【交響詩「ローマの松」から第4部 アッピア街道の松 レスピーギ
アッピア街道の松は「すべての道はローマに通ず」で知られる進軍行路の一つ、アッピア街道をイメージしてます。遠くからローマの軍隊が遥かにあらわれ、夜明けとともに華々しく堂々と街道を行軍していく様子を描いています。現代も街道の石畳の遺構は残っている。【※第4部は16:05~から。】
レスピーギ「ローマの松」ニューヨークフィル - YouTube

 

 

目次:リンクで各項目へ飛べます

 

 

吉報 

この記事でも書いたが、今回と似たような展開の菊池さんのソロライブ告知は、発表まで10日間の猶予があった。

今回ござさんの匂わせツイートが9/13。そこから約20日間。10/2に告知があるとの発表動画からでも2週間。長すぎる、待ちきれないという声を散見したが、逆に10/2まで待てばおそらく告知内容が明らかになることははっきりしたので、別に安心して待ってればいいんじゃない、半月なんかすぐだよねと思っていた。(個人的には自分の推してる漫画が単行本が出るのが2~3年に1冊、一時は10年の間隔が空いたので、2週間とか良心的じゃないか?と思える、待つのは何とも思わない派である。)

 

告知サイトも早々に作られている。内容は重大なはずなのに、サムネはどこまでも地味。いや、2週間前の予告からこのサイト公開してるんですからもっと派手でもいいのでは……?

 

上の予想記事にも書いたけど、告知の告知以降、自分の張っていたヤマ。

全国ツアー

ソロアルバム発売

ファンクラブ発足

オフィシャルグッズ販売決定

アレンジ楽譜出版

ラジオ番組

教育テレビの冠番組

告知が大掛かりだったから、前髪を切ったとか包丁とまな板買って自炊始めたとかはリストからは外れた。しかし、どれも決め手に欠ける……。まな板といえば……そんなのは違いますとでもいうかのように、ツイートで先手を打たれた気もする。まな板なくても自炊してます的な宣言でしょうか?

twitter.com

 

 

ござさんのたどった遥かな足跡

繰り返しになるけど、しつこいけど書く。ござさんのニコニコ動画コミュニティは2009年から。当時学生時代「受験終わって暇な一般人がピアノ弾いてる」と発言されていたような時代から(最初はニコ動のHNも無かったし)、演奏スタイルの変遷を経て約10年。

そんな投稿初期(2010年頃録画?)の動画も見てると、当時からすごかったんだなあと思う(いわゆる「テクい時代」)。前回の9/16生配信でも演奏されてた音ゲー分野の曲。

 

このころから動画を見ていたファンの方には今回の一連の告知はどのように映ってるのかなあ、とござさんをプロ宣言発表した頃に知った新参ファンは色々想像するのだった。

 

twitter.com

一歩ずつ歩いてくると、いつの間にか遠くまで来ていた。ござさんの活動はそんな表現がしっくりくる。

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そんな中、ピアニストとしていつ頃から意識されだしたのか定かではない(2019年9月の都庁ピアノ動画の投稿が発端の一つではあるだろうが)。

介護職をやめる前後の時期は顔出し(=ペンギン)で配信されてたし、当時の自分はピアノ演奏を聴きながら目の前の現実とのギャップに憤ってて苦しんではいたが、じゃあこれからどういう未来が待ってるのかと予想するにはあまりにも不確定要素が多すぎて、自分の目の前に広がるスクリーンは依然ずっと灰色だった。

 

2020年3月投稿のこの動画は、それまでの働いてた時代の部屋の様子が記録として残されてる。自分達普通の一般人と何ら変わらない環境というより究極に過酷と言ったほうがぴったりくるこの部屋は、確かカビと虫が凄かったはず(2020年ネピサマ振り返り配信より)。印象に残ったのは、

・脱衣所がない

・窓の外には洗濯物

・定番のジャージとTシャツ

・とりあえずペンギン(この翌月までは配信もペンギンだった時代)

・超絶素敵なJAZZの調べにのって聞こえるダニーボーイ

この部屋はそんなピアノと介護の兼業時代だった頃を、しみじみと思い出させるのだ。

 

この動画の頃、つまり去年ソロライブを計画するもコロナウイルスの影響で中止になった頃と今現在のござさんを比べてみると、決定的に違うものがある。

それは肩書き。

初見さんにインパクトを与える、肩書き。

もっと大きな仕事の依頼に向けて第一印象からアピールできる、肩書き。

はっきりいって自分のようなファンには肩書きは一番どうでもいいが、活動の規模を今以上に広げるには必要不可欠なものでもある。

 

肩書き以上に去年と比べて決定的に違うのはピアノの演奏だと思うがそれは後述する。

 

ソロライブ中止を受けてその後ござさんが展開した活動は多岐に渡っている。そうやって一つ一つ段階を踏み色々な経験をすることで、肩書を増やすだけではなくピアニストとして演奏家として様々なものを吸収されてきたと思う。

去年からの経過をざっと挙げてみても、どの場面でもござさんのピアノは生き生きとしていたし最大限特色が生かされていた。

2020/5/30 ソロライブ(中止)

2020/7/24 第1回ねぴらぼ(無観客配信)

2020/8/2 ラジオ出演(ねぴらぼについて) J-WAVE SELECTION NEO PIANO SEEKERS  

2020/8/16 youtubeライブ(納涼コンサート)

2020/8/29(と9/1) ネピサマ2020

2020/9/6、9/13 事務員Gさんらとyoutubeチャンネルでコラボ

2020/9/13 浜松YAMAHAでストピ等演奏(いりすさんのツイキャス

2020/10/15 菊池さんとyoutubeでコラボ

2020/11/3 Dr.Capitalの部屋に出演

2020/11/5 毎週グランドピアノでyoutube生配信開始

2020/10〜11/10ごろ ハラミちゃんさん、菊池さんと対談・連弾収録(月刊ショパンに掲載、翌年1〜2月)

2020/12/19 ねぴらぼinvention告知配信(事務員Gさんのチャンネル)

2021/1/7、8 朝♪クラさんへYoutube動画提供

2021/1/30 ネピフユ

2021/1/30 TEPPENの番組へピアノアレンジ提供

2021/2/11 ねぴらぼinvention(無観客配信)

ーーーーーーーーーーーーーーーー

2021/5/3 ござの日ライブ(無観客配信)

2021/5/8~9 PIANIC

2021/8/16 TV番組の主題歌アレンジ・演奏

2021/8/28 ネピサマ2021

2021/9/15 BEMANIゲーム音楽のCD発売(特典盤でのソロピアノアレンジ・演奏)

(赤字は恐らく仕事として依頼料をいただけていると思われる案件)

 

 

嘘つけない性格がよく分かる件

自分が思いつきで予想ブログを書いて以降、更に毎日ござさんからツイートが飛んできた。もう自分でも予想記事で追いきれないくらいに。あれかな、菊池さんが告知配信まで毎日のヒントのツイートしてたから、それに準じるもの、という意味でしょうか?ござさんのはヒントも何も直球そのままのツイートでしたが。いつもはぐらかしてファンを直視することも無く、生配信ライブでも正面を向くことも無く、ツイートも滅多にせず生存確認が必要じゃないかと心配になるレベルでいつも音沙汰がないのに今回なぜか毎日ツイートがくる。よっぽど言いたいんですね分かります。自分はこの間、いつござさんが口を滑らすかと思って気が気ではなかった)

このしつこいほど繰り返される「告知配信どうぞいらして下さい」のメッセージ。あまりにも前代未聞クラスに直球過ぎて、こっちが困惑するんですけど。

では怒涛の毎日ツイート、どうぞ!(゚∀゚)

まず動画付きツイートでピアノの練習をひたすらやっていることが示唆された。何を意味するんでしょう。

twitter.com

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さらにここでRTでも告知案件をねじ込んでくる徹底ぶり。

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3つくらいあるという告知に加えて、さらに何かあるというダメ押し宣言。どんだけ?

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ダメ押しに当日もツイートは投げられてきた。こっちが緊張しますって。

twitter.com

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さて泣いても笑っても告知当日。ここまで言われたら期待していいのか?実は月刊ピアノの連載が新しいコーナーになったとかいうお知らせとか……?とか色んな期待と不安と焦りが迫ってきて、その日は自分は一日中ウロウロと挙動不審だった(そんな時に限って関係ないブログを書いてみたりwwwとにかく落ち着かない)。

さて発表配信の時間、自分は高1男子の送迎も家事も一時停止して正座待機。

 

発表配信聴きながら伏線サルベージする計画

① 場所

当日の配信直前、まだツイートあるんかい!と思いきや動画つきだった。ござさんの演奏にうっとりしている場合ではない。自分はぎりぎりの宿題の提出(9/16の記事)に追われていたが、横目で動画を見たところ、どうやら配信の現地なのかスタジオらしい。それも、いつもの生配信でおなじみのスタジオではない。

twitter.com

ピアノの後ろの特徴的な青い扉、平らなイス、ピアノの横のマーク、凹凸のある木の壁。それにツイート動画のピアノに映り込んでる誰かのサンダル。え?10月にもなってサンダル?スタジオにサンダル履いてくる人は一人しかいないでしょ。それは事務員Gさんですね、なるほど。

(さて、このスタジオ見て何か思いません?つまり場所はここです。)

www.youtube.com

ここを初めて知ったのは2020年のネピサマで事務員Gさんが配信してるのを見てからだった。その後色々な配信で使われていて、色々思い出深い場所だ。

※資料動画:2020/12/18の配信(メンバー限定)。この配信でGさんは何かを企んで楽しそうにござさんと6000円キーボードなど駆使しながらコラボ演奏されてます。

この配信のラストで、どうしても口を滑らせたいござさんと、歌舞伎役者かっていうくらいの迫力でそれを止めにかかるGさんがご覧いただけます。爆笑です。ここでの伏線はねぴらぼinvention告知配信のことでしたが、それとは明らかに別の事もこの配信で堂々と口を滑らせているござさん。「おんなじ曲ばっかりばーっと弾きまくってて疲れました」というような趣旨のことを言っている。譜面台には即興演奏のござさんには不似合いな楽譜。ねぴらぼの練習なら一人でスタジオに缶詰になればできること。この時、スタジオでやってたのはCDとかの案件ではなかったか。翌日のねぴらぼ告知配信でも、お料理をつまみながら手でマルとか作ってるあたり、この時もバレバレでした。

そんな思い出の茶番劇は置いといて、ここのスタジオの特徴はなんといってもグランドピアノが音が綺麗(←語彙力)なことだ。ここで発表とピアノ配信!ラッキー!と、予告ツイート動画見ながら既に自分は舞い上がっていた。(レンタル料というコストがかかっているはずで、ござさんには感謝です)

 

② 髪形

今回の告知配信でのござさんは、ちゃんとスタイリストさんが綺麗にセットして下さっておりました。

ござの日ライブが終わってから以降も去年秋みたいな短さに切ることもなく、何となく伸びっぱなしだったのはなぜなのか?どうせ緊急事態宣言だから美容院に行くのを怠ってるだけじゃんと思っていた。今まで落ち武者だの、髪が跳ねてるだの散々(書いてないけど)心の中で悪態をついてまして、大変申し訳ありませんでした。正座して反省します。

ござさんはねぴらぼinventionで「センター分け気に入りました!」と、このパーマのゆるくかかったショートボブみたいな髪形が気に入ったことを当時語られていた(生配信か何かで)という事を、すっかり失念していました。思考の片隅にも残ってませんでした。

資料:

twitter.com

あ、自分はこのスタイリストさんがセットしてくれてるゆるいウェーブ?個人的に大好き!ただね、伸ばしてる途中の髪形でストピに行くときはストレートアイロンの使い方をもっと練習するといいんじゃないかな……特に女子は外見から入る人もいるんじゃないかな……(小声)

 

③ 衣装

配信直前のツイート動画見て「いつもの地味なTシャツなんだ、ふーん」とうっかり自分は騙されておりました。このスタジオならまた帽子にマスクにヘッドホンで事務員Gさんと連弾でも始めるのかと思っておりました。油断し過ぎです。配信が始まって着ていたのは他でもない、どこかで見た渋い紺にラメっぽいストライプのシャツ……7分袖…?ネピサマかーーー!と思い出すまでにしばらく時間を要して、開始早々配信の流れに若干乗り遅れた感は否めない。(だってネピサマと違って前閉じてるから、もう分からないじゃないですか?)

いわゆる「某ピアニストの方に一緒に買い物に行ってもらい、何軒も衣装屋をはしごしてあれこれ考え、Youtuberっぽく派手な(他にいつ着るんだ的な)を選んでもらいました」ってやつ?某ピアニストさんって誰でしょうね?Iさんとかいう人でしょうか。

自分的には、ござの日ライブの「攻めてた」衣装着て、というか衣装に着られてた感のあるあの頃より、心なしかこなれてきた気がして余裕があるように見える。去年のねぴらぼから以降「ファッション初心者」からだんだん垢抜けてきた気がして、それでマスクはいつ取るんだろうなあとそれだけが気になる(小声)

いつも前置き長すぎ問題(定期)。

 

「重 大 発 表」は情報過多

重大発表配信は、回線トラブルを警戒してか(Voltaスタジオさんからだと心配無いだろうに)なぜか予定10分前から開始するという、尋常じゃない念の入れようです。こっちが緊張して自分は上記の通りいっぱいいっぱいだったのに。配信の待ち受けサムネ画像は月刊ピアノ5月号と53の日ライブで使われたアー写の別バージョンみたい。更にこっちを鋭く睨んでるみたいで、多分これ見た時点で自分はフリーズしてた疑惑。冷静にこれを見て待ってろっていうのが無理。

と、パッと映る例のVoltaスタジオと、衣装を着こんだござさん。カメラ目線を探してこっちをぴょこんと向き、なぜか髪形を気にしてセットしなおす(やっぱりお気に入りなのか)。いつもと違う事しないでもらえます?びっくりするから。

配信のチャット欄では「引っ張りすぎです」という嵐のようなツッコミが乱舞していた。しかしYoutubeのアニソンメドレーのラストの「告知あり!Coming soon!」でいいように躍らされていたのに続いて、自分らファンは単にござさんの掌の上で転がされていたに過ぎなかったのだ。ちょうど、筋斗雲で千里の彼方へ飛んでるように見えて、所詮お釈迦様の掌から出られない孫悟空さながらに。

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自分も勝手に予想リストを作っては気が気ではなく、それを眺めて青息吐息をついていたので、まんまとござさんの術中に嵌められていたといえるだろう。
情報解禁日が決められてる系だから、他の公式サイトと発表のタイミングとか時間の歩調を合わすために、勝手に喋るわけにはいかなかったんでしょうけど。

しかし告知配信の蓋を開けてみると、いいかげん焦らされて胃が痛いファンと、言いたくてたまらないござさんとのただのコント大会と化していた。

「大丈夫ですよ、別に引き延ばしてなんかいませんから。ただニヤニヤして皆さんを焦らしつつ楽しみながら……」

楽しむんかい!

「配信初心者なんで、何言ったらいいのか……」

10年以上配信やってて、どのへんが初心者?

「もしかして情報が漏洩してます?」

ござさんの表情から既にダダ漏れです。

「もうちょっと僕が弾いておかなきゃいけない曲は…?」

なんでしょうそのわざとらしい表現はw大草原ですwwww

 

こうやって3000人あまりがビミョウに生殺し状態のまま告知を待つというカオスな状態となっていた。やんやと飛んでくる、リクエストなのか野次なのか分からないチャットコメントを華麗にかわしながらピアノを弾くござさん。

Voltaスタジオのピアノのえもいわれぬ素晴らしい響きにのって、ござさんの手は感情のまま生き物みたいに鍵盤の上を滑っていく。

一つ一つの音をかみしめるかのように、

これまでの思いをこめるかのように。

リクエスト、野次、ドキドキハラハラ……そんなカオスと化したチャット欄に、一瞬

「昔のやつ!」

というコメントが見えた。その時演奏されていた「昔のやつ」とは?この曲だ。

twitter.com

自分には見える。こういう大草原の遥か彼方から大地を揺るがす地響きを立てながら、大群が地平線を真っ黒に染めながら大挙してやってくる様が。

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(画像出典:モンゴル国 - Wikipedia)

同時視聴者数3000人余りって、いつも2000人余りだからざっと見ても約1000人同接人数が多いのだ。それはどこから来たのかというと昔から聴いてた人に他ならないと思う。

今回ござさんの身に一大事が起こることを察知して、10年の時を経て昔から配信聞かれてたファンの方が一気にやってきたのだろう。「昔のやつ!」という、思わず口をついて出たかのような心の叫びにも似たコメントの背後に、チャットに浮上してない人も含め相当な人数の気配を感じる。そういう人達も告知配信楽しみに待っててくれたんだな、と思うと自分のような新規ファンとは年季の入りようというか期待の度合いの違いを感じて、ござさんに「みんな、・・・待ってたんやで!」と思わず画面のこちら側からそっと呼びかける。横から見て、どうやっても危ない人と化してる自分。やばい。

自分は自分で年季は入っていないが、なんでござさんを応援したいのかというと、その目的は小さな部屋の片隅(引越しはしたが、ピアノ部屋と寝室が相変わらず兼用)でひっそりと(Youtube登録者は増えたけど)ピアノ配信してるござさんを日の当たる所に引っ張りだすことだ。稀有な才能だけに、絶対に世間の日の目を見てほしいんだ。ござさんのピアノは素敵ってことを、ひとりでも多く、沢山の人に知ってもらいたいんだ。だからこんな地下部屋にこもって自分はせっせと書いている。微々たるものだけど自分に出来る精一杯の応援。

 

 

重大発表の全容と、その考察

そんなこんなで、やっとこさ告知コーナーです。

結論から言うと、この重大発表で、自分がござさんを知った時から抱えてた矛盾と願望はほぼ解決、かつ現実のものとして(部分的に)叶ってしまった。

その情報量の多さに、聞いてて自分の脳内処理能力は早々にSTOP。脳内作業スペース(メモリ)もいっぱい、作業の速さ(CPU速度)もガタ落ち。要するに思考はフリーズ状態。黙って聴いてればいいんだと分かっていても情報処理は追いつかない。

回らない思考回路でぼんやりと答え合わせをしてみたり…

全国ツアー ソロコンサート(1/15) 

ソロアルバム発売(11/24)

ファンクラブ発足

オフィシャルグッズ販売決定

アレンジ楽譜出版

ラジオ番組

教育テレビの冠番組

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オフィシャルHP開設

公式ロゴ 公開

脳内フリーズ状態から復帰したので、なんとかこの記事を書いてます。自分の中ではその場では色々現実として処理しきれませんでした。

発表の際のピアノの和音がまた不思議な、どことなく不安にさせる謎めいた音。そんな謎の魔法使い登場!みたいな音使わなくても…これ以上引っ張らなくていいから…

 

・ソロアルバム発売

去年の2020年12月あたりからCDについては存在が噂されていた。今回発表されたタイトルについても各所で語りつくされた感があるけど念のため書きます。自分もこれからのござさんにぴったりだと思う。

「EnVision」

(将来起こり得る良い事を)心に[思い] 描く、想像する

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この時点で事件勃発の感。

・ソロアルバム。しかも、1st。(これからの長い音楽家人生を示唆してるような…)

・CDだから、とびきり高音質。

オリジナル曲も念願の収録。というかねぴらぼ以来の宿願。

・さらに限定販売でござの日ライブのDVDがセット販売になってる版もある(告知配信の演奏曲はだいたいがこのライブの曲)

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CDが出るってことは、個人製作の流通じゃないってことは、こうやって店頭に並ぶという事だ。夢みたいです。嘘じゃないよね?と自分の頬をつねるという昭和な行動に出てしまった。だって、

ござさんの名前をCDショップで見かけるなんて、

手書きのPOPが店頭に飾られるなんて、

ほんの1年前は誰が想像してたでしょう?

 

・有観客でソロコンサート開催(アルバム発売記念)

これは自分の希望というよりござさんの宿願だったに違いない。

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昔のソロライブ(at:新宿のピアノサロン。観客定員:約30名)のようす。この時は人数の規模的にもたくさんリクエストに応えたりしてアットホームな雰囲気がうかがえる。今回はそれとは規模が違うけど、目の前で実際にファンの人たちに演奏を聴いてもらって、ファンの人達は実際に拍手でござさんのピアノに声援を贈ることができる。

介護職やめてピアノ専業になってから、その後最初のソロライブが中止になってから実に1年半以上。長い道のりだったと思ってるのはござさん自身のはずだ。

昔のファン:「生配信が手だけしか見えないから、ござさんって手しかない人だと思ってた」

ござさん:「PIANICで『清新の風』弾きますって言ったら、ワーッて拍手が沸き起こって、『あー実際にファンの方っているんだなあ』っていう事を実感しました」PIANIC後の振り返り配信より≫

今んとこ、こういう認識が横行してますので、ぜひソロライブで(客席の間隔はあるにしろ)ホールを埋めるお客さんの歓声拍手を生で聴いていただき、ファンの存在を実感してもらいたいところである。

ーーー以下、自分のひとりごとーーー

いわばここで自分には最後通牒がつきつけられた。「実際にござさんの有観客コンサートが開催されたら行くか?」え?抽選?ここでは当たった場合を想定して考察します(←すでに気が早い)。コロナウイルス流行下では職場(医療機関)的に県内の離れたところへさえ行くのは憚られていた。東京へ、コンサートなんてもってのほか。しかし緊急事態宣言は解かれたが職場が何というかはわからない。職場がネックなのだ。

え?職場?じゃあ抽選当たったら仕事辞めちゃえばいいじゃん。というわけでこの間から別の職場も並行して調べてる(←すでに気が早い)。転職する間はどうやって食いつなぐのか?高1男子の塾代?なんとかなるっしょ(だから気が早い)。

そもそも。抽選が当たればの話です。今回配信の予定がなさそうなので、外れたらおとなしくCDを聴いて楽しみます。

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何か言いたいことがあればこのいりすさんクリームソーダが黙って話を聞いてくれるでしょう。(あっでもこれ期間限定のやつだった……!)

 

・オフィシャルグッズ販売決定

これも自分的に宿願だった。やっぱファンはいつも推しのグッズを手にして活動したいものだから。応援してる実感が沸くというか……

ライブで使えるグッズ。

身近な普段使いできるグッズ。

ファンがピアノの練習してる時も使えるようなグッズ。

ちょっと想像しただけでも色々な種類が思い浮かぶ。楽しみですね…!

それにグッズは(売り方にもよるかもしれないが)本来は利益率が高いはず、たくさん売ってもらって、Youtubeルート(スパチャとか)に依存しない収益体制の一助になればいいなと思う。自分はそういう意味でござさんの直接収入になるだろうと思ってグッズ販売を首を長くして待っていたのだけど、一向に気配がなかったのでせっせとスパチャを飛ばしてる。だからグッズできたら晴れてござさんに投資できる体制が整うというわけ。

ご実家と何の交流の痕跡も無く、あくまで介護職だった時代から収支は全部自分だけで回してただろうから、ここで資金が途切れたら終わりなので気が気ではなかった。いつまでもメンバーシップ代とスパチャに依存はしていられないはずで、別の収益体制が少しづつ出来つつある事にちょっと安心。コンテンツは常に新しいものを打ち出す必要があるけど、その端緒に就いただけでも大事件だ。

さてそこでグッズの話がでるにつけ、思い出されるのはこのアクリルキーホルダーである(しつこいな)。そもそもこれは、最初は去年の中止になった2020/5/30のソロライブで来場したファンに配られる予定の記念品だったと聞いた(その頃の生配信より)。在庫数、およそ500個。今年の2月、確定申告をござさんがやった時も(簿記2級持ってるから)、ちゃんと在庫として計上されてるからその存在は確実である。

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今回の浜離宮朝日ホールが定員500人余りとなってるところから、今回ライブの抽選に当たって来場したファンの方にやっぱり記念品として配るためにお取り置きされてるんじゃないかなあ、と自分は思う。

このキーホルダーだって黙って押し入れで眠ってただけではない。早くファンの人に手に取ってもらいたくて首を長くして待ってるに違いない、と思うのだけど……?

これを言いたくて、ねぴらぼinventionの公式グッズが売り出された時すっ飛んで見に行ったら4人のメンバー共通グッズのみで、しかもその中に(ゴム製)キーホルダーまであって、『違う!それじゃないんだぁぁぁ!』と心の中で叫び、やりきれないので自分で勝手にプラ板でキーホルダーをこっそり作っていた……。(ねぴらぼグッズは意地でも買うもんかと思ったから)

・・・自分は結構めんどくさい性格である。

 

 

・公式ロゴ公開

今までのござさんのビジュアルイメージって?

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これはTwitterアイコン。ただのいらすとやさんのござの絵。

また、Youtubeチャンネルのアイコンにはネズミさんのイラスト。

はたまた2019~2020年の一時期はペンギンマスクで生配信をやっていた。

・・・どれやねん!

個人的にはネズミさんのアニメっぽいイラスト、目も緑色でかわいくて好きですけどね。ビジュアルが統一されてないから人に説明するのに戸惑うんですよね。さらに歴史を紐解くとHNも色々変遷をたどってるからわかりにくい。

というわけで、活動の幅を広げるために統一イメージが必要って事にようやく気付いていただけたのか、誰かからの助言をいただいたのか、やっとできました公式ロゴ。

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ロゴと言うか公式マークというか。グッズも公式に発売されたら、このイメージはTwitterのヘッダーあたりに固定してくれないかなあと切に思う。黒鍵が並んでてピアニストっぽいです。

この辺にもデザイナーさんが入ってるのだろう、グッズのどこに使われてもかっこいいイメージ。ライブチケットにも使われるかも。あー楽しみ。(抽選もまだだけど)

ていうかこのデザイン、どっかで見ましたよね?そう、言わずと知れたござさんのサインからのモチーフですね。この手書きのサイン(分かりにくいな!)から。こうやって昔手書きで書かれてたサインが、ちゃんとロゴになってデザインされるってほんと、現実かなあ、目が覚めたら夢で終わってるんだろうかと思ってなかなか受け入れられなかったですねえ。

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・公式ホームページ開設

・プロ活動の狼煙

ちょっと見ていただけます?ホームページのリンク貼ったら、ござさんの名前出てくるんですけど…!(当たり前です)

ござ オフィシャルサイト

ホームページのリンクをサムネ形式で貼ると写真まで出てきたんですけど…!(トップに写真が設定されてるから当たり前です)

goza.jp

 ↑↑ この誘導URLまでちゃんと公式HPのリンクになってる…!(同じURLが連動して表示されるから当たり前です)

わーわー騒いですいません!(落ち着け)これでファンの方は迷子にならずに最新情報にアクセスできる!おめでとう!(テンションおかしい)

そんな冗談は抜きにして、ネットピアニストとして、しかもプロを名乗るなら公式HPの整備は必須項目。公式ロゴもできたし(畳ではなく)、Discography的なCDの紹介(ソロアルバムあるから書ける)、ライブ情報(ソロコンサートあるからOK)、それから公式情報として去年ソロライブ中止以降、一番充実したと思うのはプロフィール欄。ここを初めて見る人が準備知識として知るには十分に魅力的な、充実した内容にできたのではないか。(問い合わせ窓口はTwitterプロフ欄にあるのと同じかな?)

ロゴもかっこいい、HPデザインもプロの方が関わってるようでかっこいい。しかしHP開けてまずびっくりするのはTOPにご本人の写真が堂々と掲載されてることだ。さらに他に載ってる写真も、どれもござさんの自然な表情が引き出されててかっこいい。「自然光を効果的に使って素敵に撮ってくださるカメラマンさん」だったそうです。これで、もう「ござさんって手だけの人なんでしょ」とは言われないだろう!

≪資料:写真を撮ったロケーションについて。旧古河邸という素敵な洋館でした。≫



ここで撮影された写真をもとに決定されたのは何だったのかと言うと。下記の通りです。大事件かと思って身構えていたら、CDジャケをこのかっこいいアー写を元に決めたって事だった。

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やばいんでしょうか、それは?かっこいいなら、いいじゃないですか?

CDジャケがかっこいいとかファン冥利に尽きます。そんな変な笑い方しないで下さい。

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とにかく。マジでちゃんとしたHPです。ござさんについて世間に流通してる情報は公式にまとまってる物としては今までなかっただけに、やっとその拠り所みたいな場所ができて、自分は感無量です。

それだけではない。ござさんの活動のフィールドが拡がっていくにつれ、流通する情報も真偽のほどが定かではないものも増えるだろうし、「公式サイトはどうなっているか」はその判断の基準になる。Youtubeのコミュニティ欄という狭いところ以外にも、リアルタイムでご本人からの情報が発信される基地みたいのは必要だろうと思ってた。

何しろ去年の2020年2月の重大発表以後にござさんを知った時、軽い気持ちでネットを検索したものの、見事にプロフィールその他主要な情報は何も流通してなかった。唯一Twitter探し回った挙句見つけたのがこれ。詳しく書かれてるけど余計謎が深まったとも言える。とにかくこの経歴でどこをどうやったらあの演奏になるのか……謎。

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ニコニココミュニティにはそこそこ詳しいプロフィールがありましたがあれは10年前の情報、学生時代でしたし。今のござさんについて未来の予定を知ることが出来る場所は必要だろう。

 

・そもそも公式ホームページは存在することを忘れてはならない

公式HPは元々あります。2020年3月から。というかずっしーさんが手作りで作ってくれた公式サイトです。

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デザインもパステルを基調にYoutubeアイコンのネズミさんが笑ってて、可愛い。

このサイトは、ブログ欄が月刊ピアノ連載を更新した時に投稿される場所として自分はチェックしてる。しかし他のコンテンツが魅力的な題名のわりにずっと準備中なんですよね?

今回ござさん本人以外の人達(つまり秘密組織のJ・Gさんとか、Iさんとかその辺)が真剣に考えた末、「アカン……ござさん本人に自己プロデュース任してたらずっとピアノ弾いてて『これが僕の人となりを知ってもらう唯一の方法です!』とか真顔で言ってそう……一生やってそう……違う……そうじゃないんだ…」ってなって、新しい公式ホームページ開設にこぎつけた気がする。イメージを一新するって意味でも。

ござさんは本来ピアノが弾けたら幸せな人種で、ピアノで何弾くかは(リクエスト取って)聴いてる人が楽しめてるかどうかが基準みたいだし、自分から主体的に何かを発信するってそもそもしてませんでしたよね(自分が知る限りは)。発信するとしたらピアノを通じてで、逆に言えばピアノ一本で勝負したいというか、それ以外の面を基準に評価されたくないという意思さえ感じる。(そもそも母国語が音楽だし。

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あ、他の言語もイケるようですけど、どうせこの読んでる本が音楽関連でしたので…

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とにかく準備中だったコンテンツはずばり「ござさんのように弾くには」だったから、まあ永遠に基礎練してる自分には直接は関係ないっちゃない。

月刊ピアノ連載の投稿のお知らせはこれからもこっちに書かれると思うので、チェックはしようと思う。しかし………じゃあ新しい公式HPに、こっちのサイトのURLは載せて然るべきなんじゃないの、と自分の中でどっかが引っかかってる。


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と、告知配信についての考察はこんなところでしょうか(いちいち長すぎ定期)。

 

聴いてても楽しみな情報満載。

ファンとして満足度100%、期待度500%。

ござさんも言ってて楽しそう、色々思いうかべて嬉しそう。ずっとニコニコ笑ってる。こんなに感情全開にしたござさん、初めて見た。

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以前の介護職辞めた時の重大発表もねぴらぼ告知配信も、顔というか表情が見えませんでしたから。ねぴらぼ前なんて「どうなることやら……終わったら爆散してるかも」って悲観的なこと言われてましたけど、今回そういう不安げな雰囲気は感じられなかった。

チャット欄にも自分の知らないアカウントが散見される。つまり、多分昔からござさんを推してきた人たちが「良かったです………!」ってコメントしてて(一人や二人ではなく)、その人たちや自分らファンみんなの気持ちっていう追い風を大きく張った帆いっぱいに受け、恐る恐るではなく喜びと自信に満ちて滑るように海を渡っていく、ござさんっていう船。

 

 

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まだこれは旅立ちのシーンに過ぎないし、これからもござさんの音楽家人生には色々な事が起こるだろうけど、ござさんはピアノを弾いてる時が一番楽しそうだしピアノなしには2日と持たないし(というのは前のシンセが壊れた時実証されてる)、そんなござさんを見てるのが自分は一番幸せだから、ずっとその活動を見守っていたいと思う。

 

 

 

余談

この辺でこっそりつぶやきたい。

やっぱりここに至るにはござさんのご両親の協力が不可欠だったんだって、つくづく思う。

何もしない、という協力が。

 

(以前の記事にも書いたけど)ござさんはコンビニで流れてる曲も覚えちゃう。(コードが分かってるからかもしれないが)「ゲームボーイしか持ってなかった、ゲーム機は友達の家にあったから遊びに行ってやっていた」にしてはあらゆるゲーム音楽よく覚えてるし、だいたい小学校のパソコン部屋で作曲ソフトで作曲してたらしい。年長さんの終わり頃でピアノを始め、1年生のころ遊びに行った児童館で幻想即興曲を聞いたのでそのまま覚えて家で練習してた、など・・・

ござさんの過去の話を挙げていけば、このように枚挙に暇がなく際限なく出て来る。

 

よく考えよう。こういう子供は本人の意思もあるだろうが小さいうちは特に才能のある子ほど親が期待するものだ。それは自然な現象だけど親の期待度と本人のやる気がリンクしてるとは限らない。余りに期待され過ぎて子供が「もーいっか」というやる気ないモードになってるのを何人も見てきた(特に野球界とピアノ)。

そこでござさんの腕を以てすれば小さいころからピアノ習ってる子がたどってるはずのルートを歩んだ形跡が、どうも全く感じられない。そこに親が介入した形跡も全くない。実家にはアップライトピアノのサイレント機能付きで、ピアノ教室で習ってた。部活は吹奏楽、大学は文系から普通に就職。

これだけ見れば自分と同じですけど?

っていうくらい、経歴が普通。

 

いまのござさんの自由な演奏スタイルそして音楽に向かう真摯な姿勢は、このご両親のピアノに対するスタンスなくしてはあり得なかったと改めてつくづく思う。

ほんとにピアノ好きなんだなあ、練習が楽しかったんだろうなと思わせる、家庭環境。

それでいて人間としての基本的な所はきちんと教えられている気がする。

 

ござさんのいちファンとして、感謝しかない。

 

親としてもその姿勢、尊敬する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/16 延期じゃなくなったピアノ配信

 

 ※この記事は9/16生配信についてです。(つまりストピ動画より前)

 

この配信前後というか9月はウキウキ、ソワソワしっぱなしだった。自分のブログも時系列が思いっきり混乱してる。とりあえず散髪した(昭和やな)というのでワクワクしていたら……自分は去年の今頃のようなのがさっぱりして良かったかなー……別にピアノ聴ければ何でもいいんですけどね。

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ソワソワしてたのはCD聴いていたからだ。勢いでCDジャケまで作り、ノリでこんなの書いていた。色々順番がおかしい。ほんと時系列わけわからない。

 

暑さ寒さも彼岸まで。というわけで9月に入ってからめっきり涼しい。過ごしやすくなった途端にぞろぞろ出て来る蚊その他の虫には閉口するが、何といってもほぼエアコン無しでピアノ練習ができるのが自分には一番大きい。ござさんも幾らか快適にお過ごしだといいんですけど。過ごしやすい秋は文化の秋、スポーツの秋……テンプレ過ぎて何を今さら感がすごいなあ……(近所の学校では文化祭とか運動会も縮小とはいえ開催されてて良かった)

自分が子どもの頃は……秋になると、……友達と近所の山に登ってあけびとザクロを採っておやつにしてた。ワイルドというか野生児だ(春はつくしをバター炒め)。ただしワイルドって言っても、ウチの高齢者よりは自分は断然おしとやかである。
団塊の世代であるウチの高齢者いわく、

昔は学校にプールなんてない。夏になったら、ため池で泳ぐんや。ため池はそこらじゅうにあるからな。腹減ったらそこらのドジョウやフナ捕まえて食べとった。でも高校になると水泳の授業はそこら辺の島まで遠泳や。

 

 

なんか方向性が違うぞ・・・?

秋は何とも言えず寂しい季節だ、自分としては、大好きな夏とお別れする季節。

この歌とか?

八重むぐらしげれる宿の寂しきに人こそ見えね 秋は来にけり(恵慶法師(拾遺集 秋・140)

うらぶれた誰も訪ねてこない宿・・・それは自分のブログ(地下活動家だから)。でもこれでは余りにもやりきれなさが漂ってる。

 

木の間より漏りくる月の影見れば心尽くしの秋は来にけり古今和歌集・秋上・184〉

この歌では秋は物思いにふける季節と謳われている。今の現状はこっちがしっくりくるな。

 

これに書いた通り発端は、ござさんの告知を思わせるつぶやきだった。そのつぶやき以降、色々想像はつきなくて落ち着かない。しかし「次の配信では告知してくれるんだな!楽しみだなあ」程度に自分はワクワクしていたのだが・・・

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ござさんの生放送自体が、すんなり始まったことはあまりない。なんでもないように見えるが、いつも配信の設定段階で色々一筋縄ではいかない何かがあるらしい。と思ってたら今回は単に用事を忘れてただけのようだ…………

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よくある刑事ドラマの一幕

ーー法廷にてーー

原告:視聴者「えーっ??延期???折角、昨日から時間空けて都合つけてんのに!」

弁護士「こんな事は初めてですし……被告は以後気をつけると言っていますので…」

被告:ござさん「ほんのちょっと、用事を忘れてただけなんです……!」

検察官「忘れるなどという責任感の無い発言では、情状酌量の余地は認められません」

判事「被告に配信停止1か月の刑を言い渡し……」

「バタン!!」大きな音を立てて事務官が現れ、報告書を携えて何か弁護士に囁いた。

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被告:ござさん「どうかこれにてお目こぼしのほどを…」

検察官異議あり!やはり被告には、ファンを右往左往させて惑わせたかどで何らかのペナルティを……!」

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判事「結局ファンの皆さんは配信が始まって喜んでるから、いいんじゃないですか?」

斯くして法廷は幕を閉じたーーー

 

まー過ぎた事は忘れよう。喉元過ぎれば熱さを忘れる。(しかし…これが仕事の案件で、ダブルブッキングとなると致命的だから、これからスケジュール管理はきっちりお願いしますよマジで・・・大きな告知するような仕事きてるなら、尚更のこと)

 

前置き長すぎ問題(定期)。

秋がやってきた。ちょっとした街角の木の葉の変化に、空の高さと澄んだ空気にふと気づく。ござさんの配信では、そうした季節の何気ない変化を感じることができる。

冒頭は童謡だが今回はゆったり抑えめのJAZZアレンジ(ちょっと転調してクラシック風?)。こういうもの寂しくてやるせない、心のどこかにすき間ができたような雰囲気が苦手なんですよね、秋が来ると・・・ござさんのアレンジはそんな原曲から一転して渋いJAZZになっていたのでそんな気持ちは忘れることができるのだけど。

この曲は、後日動画でも投稿されていた(こっちは熱いアドリブバージョン)。

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色んな秋がある・・・この投稿動画だと紅葉が燃えるような景色が見える。それより、小さい秋見つけたといえば去年の今の時期も生配信で演奏されていた。

(※ただし、事務員Gさんの生配信にゲスト出演で。この日は(下記リンクの)浜松YAMAHAへストピルームに演奏しに行った帰り、みんなで生配信のゲストとして参加されていた。その中で突然ラジオ番組「MUSIK BARISTA」水曜のレギュラーMCである事務員Gさんが「今からラジオの収録です」と言い始め、気がついたらみんなソロ曲を収録をしてもらっていたという変則的生配信。この中でござさんのソロが「小さい秋見つけた」。収録を意識してかドラマチックというか胸を抉られるような劇的アレンジ。)

※資料動画:このツイキャスの帰り。

twitcasting.tv

 

横道それすぎ問題(定期)。

なんだっけ。ライブの始まりはゆったりJAZZからってことですね。

じゃなくてJAZZに扮したアニソンでしたね。

JAZZのガチなファンもいれば自分みたいな昭和の曲を懐かしむファンもいて、若いファンもいる・・・という状況の中、公共の福祉を目的としてピアノを弾いてるござさんが選んだ手法は、

「飛んでくるリクをJAZZで弾いてみよう」

というところだろうか、どの曲も原曲は素晴らしいがござさんの手にかかると落ち着いた雰囲気に統一されていて、いつのまにか独特の世界に惹きこまれていくのだ。

ちびまる子とかサザエさんなんぞ………!とかいう声をどこかで聞いた気もする。でも踊るポンポコリンの原曲をリアルタイムで知ってた世代から言わせてもらうと、

「あの原曲をここまで自分の手中に収めて自由自在に操るござさん凄い」

ってなるんですけど。日曜日のアニソン特集からあらゆる分野のアニソンコーナー、めっちゃ楽しいです自分は。

その極意は、JAZZの理論と言うか語法も大切だが、雰囲気というかJAZZ演奏家やJAZZの歌手を思い浮かべながら、その手法をそのまま踏襲するのも(特にアドリブなどでは)大事になってくるんだそうな。え―ーー?コード進行とかJAZZの縛りは多いと思いますが、多分脊髄反射でやってるんでしょうねその辺は。素人には真似できません。

ちびまる子はさくらももこさんがデビュー前、漫画雑誌りぼんに投稿して新人漫画家賞をもらった頃から知ってるし…踊るポンポコリンなんて紅白で生で見てたし……んで、ござさんはあの原曲をお洒落なJAZZにしてしまって驚くというか……

(ここで正統派ビル・エヴァンズのWaltz for Debbyを挟んでおきつつ)

キン肉マンも自分は多分リアルタイムで見てた世代ですから……メインで見てたのは自分ではなく多分兄ですけど、家にはキン消しが段ボール一杯?あってみんなでドンジャラで遊んでたし……

(さらに葛飾ラプソディ最終回モードで感動の渦に巻き込んでおいてから)

この合間に

「筋肉を鍛えてる」だの

「ピアニストっぽいアイコンがー怖いよー」だの

さらにイントロクイズを挟んで、大多数のわかってないファンを手玉に取って遊んでるござさんであった。

ただし。

イントロクイズが成立するのも、この混乱のるつぼみたいな曲名だけ見たら何の配信か分からないような振り幅の演奏ができるのもござさんならでは。

去年のねぴらぼまでの不審者時代のまだスパチャリクを取ってた頃の配信のトークを思い出そう。今思い返すとつくづく日本語として成立してませんから。そこから考えると聴いてて楽しいトークで配信を運営することができてる、と思う。あのころは4~5時間にも及ぶ配信でしたから、今の2時間に絞った配信時間は内容を充実させられてるという点では意義があるものになってるんじゃないか。スタミナ耐久配信というのでもなくなってる(?)からまず多分だけど押そうと思ってる鍵盤を押せてる気がする(伝わらないな・・・)。即興アレンジだから、ミスタッチ減ったというのとも違うな、難しいな表現するの。

アレンジと再現度がすさまじいので、もっと言えば何でも大体リクに応えれてしまうので、聴いてる人は配信の中で「このジャンルなら気に入った」っていうエリアがどっかにあるはずだ。ござさんはそれを意識してというか公共の福祉を意識して絶妙に毎回ジャンルをばらしてきてる、と思う。

 

というわけで配信の内容に多々希望する声もあるとは思いますけど、ござさんの思うように配信してればいいんじゃないかなと勝手に思ってるのであった。

自分はというとまさしく世代ぴったりリアルタイムで聴いていた宇多田ヒカルメドレーに感動してました。あの独特のリズム感、ボーカルを彷彿とさせるアレンジ、…感動。

過去の投稿動画にも感想書いたぐらい好きだった。


とまあ御託を並べてるのですが、好きな人の界隈と言えば今回の配信のメインイベントは

音ゲーメドレー

でしょう。自分が冒頭に挙げた過去記事通り、この生配信の前に発売された音ゲーアレンジCDのソロピアノ盤をござさんが担当したということでチャット欄もその話題でもちきりでしたので。CDのピアノ音源で実際にゲーセンで遊べるというキャンペーンも実施されているようでしたし。(※キャンペーンは11/10まで)

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各世代に配慮したジャンルを網羅しつつ昔からのファンも忘れないござさん、ありがとう。自分は昔からのファンではないが。

つまりかいつまんで言うと音ゲーはつまりござさんがニコ動投稿し出した学生時代によく投稿されていたので、10年前に動画見てた人達には懐かしい曲ばかりだったはず。今でもいくつかYoutubeにリンクは残ってるが煩雑になるのでここには貼らない。

あと、実際にそれらの曲でゲーセンでプレイしてた人達。

つまり今回のアレンジCDを買った本来の音ゲーファンの方々も配信においでいただいてたようで、チャット欄とかTwitterで楽しそうなつぶやきが散見されたのでそれもファン層が広がった(のか昔のファンが戻ってきてくれたのか)ようで自分としては嬉しい。

 

……ちょっと端折りましょうか。

昔はテクい時代もありましたねって、ござさん今の方が断然テクいでしょ。

正確にいうと昔学生やりながら、または働きながらあのレベルの演奏してたのは驚嘆に値するのでそういう意味では十分テクかった。

しかしそれはあくまでアマチュア時代だったから、今の専業でピアノ演奏できてる方が当然テクニックとしては上のはず、グランドピアノで練習・配信できる環境が整いつつあるという意味でも。

まあ技術を追い求めるのはあのテクい時代でいったん見切りをつけたそうなので、ピアニストとしてはそれ以外の表現だの理論だの後ラテンんの知識とか色々幅を広げかつ世界を深めてほしいなと思うのだった。

 

 

 

 

余談ーーー

この微妙なイラスト加工風の写真は一体??何でこんなことになってるんでしょう。どうせ、カメラに正面から向きすぎていつも同じ角度じゃつまんないから謎のカットにしてみたんでしょうけど……

だってどうしても視線は一点集中するんですよね。いいんでしょうか。罪悪感に苛まれている。これ見ると絶対思い出す人、ほらあのアレ……いや何でもありません……

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ねぴらぼの思い出(ただし思いつき)

なぜかねぴらぼ副音声版の公開が終わってから思いついてこんなのを書いている。

 

※以前書いた副音声版の感想(副音声公開は2020/9/26、感想書いたのは2020/12/3)

 

去年この副音声版の感想書いたのは、副音声が公開されてからさらに2か月以上後、年末の12月になってからだった。それだけこの情報量の多い配信を消化するのは時間がかかったということだけど(何ならinventionの副音声はまだ感想書けてない)、アーカイブ公開期限ということで1年が過ぎたので、改めて思い出してみることもある。

 

公開期間が1年もあるといつでも見れる、と心にちょっと余裕ができていた。実際自分は雑念が入ったりして初心に戻りたい気分になると、このねぴらぼアーカイブを見に戻ってきた。それと初めてござさんを見た動画、つまり髯ダンのストピ動画。

 

(ねぴらぼ公開前後の時期はアーカイブが7/30までと一週間しかなかったので、その時は自分はござさんが出演してる前半を集中して聴くのが精いっぱい、全く時間足りなかったし、あの時はアーカイブがなくなる事を納得するまでに一定期間を要した)

 

でも後日(ネピサマが終わってから)、副音声版が作られていたことがわかり、いつでも当時のござさんに会えるようになったのが嬉しかった。これで初めて大舞台に立ってスポットライト浴びてたござさんに、いつでも会える。それで自分もあのころを思い出せるから。ねぴらぼを生で(画面越しにだけどリアルタイムで)見ていたあの頃を。

 

 

 

ござさんの言葉を借りれば

「こんなモーションして演奏してたのか…全く記憶にございません」(副音声版より)

 

 

今だから当たり前に実施されてる有料の生配信ライブ(観客の有無はあれど)。

だけどあの当時そういった発想は世間に全くないといってよかっただけに、発表が衝撃だった。(ライブの構想は前年の年末から練られていたらしいが)自分には青天の霹靂。

ござさんのリアルライブが緊急事態宣言の影響で中止になり、出口が見えないというか世の中に閉塞感があったと思う。学校は休校、マスクは売り切れ、ステイホーム需要でオートミールやレトルト食品も売り切れ……どこに行くにも理由が要ったし、ニュースで飛び交う情報も猫の目のように変わっていって、これからどうなるかという理由のない不安があった。

 

今思えば自分の世界はござさん一色に塗りつぶされていたので、不安はあれど楽しくてしょうがなかったから個人的にはコロナの被害は精神的には軽減されていたのかもしれない。でもそんな風に楽しみにしてたリアルライブの予定が潰れただけに、そういう意味では絶望の淵だった。ござさんのシンセは壊れるし(電源アダプタがだけど)。泣き面に蜂。

 

だから、ねぴらぼは精神的な栄養を奪われた世の中にもたらされた一服の清涼剤。

というよりその衝撃度からいうと、精神的な難民となって暗闇を彷徨っている群衆に投げ込まれた照明弾みたいなものか。

 

そもそも当時のござさんの告知が不自然だった。何か言いたくてたまらないというか、バラしたいのがわかるwww。

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それに告知方法からして楽しかった。同じ日の同じ時間にピアノ配信が4人もかぶってる!どれ見ればいいのか忙しい!とファンは右往左往しつつ、よく見ればどの配信にもひらがながある。何なんだ。このヒント誰が考えたんでしょう事務員Gさんでしょうか。ちっともわかりませんでした。

 

ござさんの告知配信はそれにも増して楽しかった。なんと生放送で録音しながら一人合奏。もう一つの10/3の一人合奏はメンバー限定動画なので、ござさんの 変態的な 素晴らしい即興演奏を見ることができる、今となっては貴重な動画となっている。

 

あの前後を思い出すとねぴらぼを挟んでござさんは、まだ前の家で、生配信では垢抜けないキャップに眼鏡に嵌めるタイプのサングラス。ジャージに短パン。この時点で顔出ししてないからサムネ画像もむこう向き。

 

この告知配信でぽつぽつと本音のような弱音のような?心情を吐露されてるのを聞いてて、当時の自分はとりあえず泣いていた。

ZEPP羽田ってとこでやる事になって、今までのライブが一番多くて30人だったのに今回キャパ3,000人とか言ってまして、ちょっと頭おかしいんじゃないかなって思います。でも無観客でやるということで、緊張が緩和されて伸び伸びと自分らしくやれればいかなって。」

 

「今年の1月までは普通に働いてた一般人だったから。趣味でピアノ弾いてましたから。ライブも30人から、それがいきなりキャパ3000人とか、こんな数奇な運命をたどるんですねえ……眼鏡曇ってきた…」(エアコンの効いた室内で眼鏡曇るとか、ありえないでしょ)

 

Youtubeでピアノ仲間とか色々な人に出会いましたから」

 

「当たって砕けろです。ライブ終わったら散り散りになって爆散してるかもしれない」

 

 

ええっ!!!ござさん爆散してしまうのか!??いやだ!無事でいて!

と、気が気ではなかった。

 

 

そんな自分の無用な心配をよそに、ねぴらぼの規模がネットピアニストのライブにしては前代未聞(自分基準)なのはわかってきた。念を入れた告知配信、本来は観客入れる予定だった会場の規模が3,000人レベル、e-plusっていうメジャーなチケット販売ルート、写真付きの取材記事、そこに登場する3人とペンギン、駅のデジタルサイネージ広告(イメージ画像の作成にもデザイナーさんが関わってる)、そしてござさんはスタジオで1か月くらいグランドピアノで練習漬け。

 

そのテンションに引っ張られるように自分も気付いたらブログをひたすら更新していた。6月のブログは告知配信の1つだけなのに、7月のねぴらぼ関連からブログの更新速度がやっぱおかしい。そんな何かに取り憑かれたように書きっぱなしなのも、ねぴらぼの影響が大きいから。(リハ配信からして衝撃でしたけどね。ござさんほぼ顔出し事件。リハも何も演奏が全く入ってこなくて自分は大変でした。)

実際本番を聴いてみて、ねぴらぼはそれほどにカルチャーショックだった。

とにかくござさんが爆散してなくて良かった。

 

告知配信が青天の霹靂なら。

ライブ本番は常識を覆されるというか度肝を抜かれるというか。

(ライブ当日の情景)

それまでYoutube動画のストピと生配信しか聴いてこなかった身としてはこういうバンドも入った、曲目もライブ構成の演奏は初めて聞いたから。こういうピアノ演奏も初めてなら、プロのスタッフに囲まれて仕上げられたステージにござさんが上がってスポットライト浴びて演奏してるとこを見るのも初めて。

このために買ったヘッドホンでパソコンで聴きながら、(はじめてござさんの音聴いた時から考えて)やっとビジュアル的に矛盾しなくなった!と思ってもうずっと泣いていた。

 

 

さて果報は寝て待てというが、おとなしく待っていたご褒美か?(いやこんなのをちまちま書いてたくらいだからおとなしくは無かったな……)


とにかくこれで思っても無かった副音声版というご褒美とともに、アーカイブが我々ファンのもとに公開されたのだった。

 

 

 

さて。その後続編としてねぴらぼinventionとその副音声版も作成されるという数奇な運命?をたどったこの企画。しかし自分的に初心に戻りたいとき、ござさんの事を思い出したい時はいつでも聞きに来てたのは冒頭でも書いた通り。

あって当たり前、帰ってこれる存在みたいになってたねぴらぼアーカイブなのでなくなるとなると寂しい。

そこで期間終了の前にゆっくり聴こうと思った。

一年間副音声版を聞く時間があったのでむしろ副音声のわちゃわちゃトークはほぼ暗記してしまっていたため、公開最終日は色々考えずに純粋に演奏聴きたいというか、静かに別れを惜しみたいと思ってピアノ練習を午前中に終わらせてからカフェでぼーっと聴いていた。

 

一年間もアーカイブあって今更別れを惜しむでもないけど。(ていうか今更なんでこれ書いてるんだろう)

 

 

でも最後まで納得いくまで聴いたら自分の中でけじめがついて、過去を思い出すというよりは前に進んでるござさんに気持ちがついて行けるかもと思った。・・・のかな?動画としては告知配信で照れながら心境語ってるござさんを見てみれば思い出せるし。

 

ござさんは前に進んでる。着実に。

 

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こんな発言するくらいだから、よっぽどだ(別記事でも書いたけど)

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ござさんが珍しく自分でこんな発言するからにはいよいよおおごとですね(←そのまま)

そんなござさんを形容して。(そのままツイートしたけどもう一回書く)

賽は投げられた。

リンク:賽は投げられたとは - コトバンク

 

発表の内容は3つもあるしわかりませんが、ござさんがその橋を渡るなら自分も渡る。

行き先にはいい事が待ってるはずだ。