ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

ねぴらぼの思い出(ただし思いつき)

なぜかねぴらぼ副音声版の公開が終わってから思いついてこんなのを書いている。

 

※以前書いた副音声版の感想(副音声公開は2020/9/26、感想書いたのは2020/12/3)

 

去年この副音声版の感想書いたのは、副音声が公開されてからさらに2か月以上後、年末の12月になってからだった。それだけこの情報量の多い配信を消化するのは時間がかかったということだけど(何ならinventionの副音声はまだ感想書けてない)、アーカイブ公開期限ということで1年が過ぎたので、改めて思い出してみることもある。

 

公開期間が1年もあるといつでも見れる、と心にちょっと余裕ができていた。実際自分は雑念が入ったりして初心に戻りたい気分になると、このねぴらぼアーカイブを見に戻ってきた。それと初めてござさんを見た動画、つまり髯ダンのストピ動画。

 

(ねぴらぼ公開前後の時期はアーカイブが7/30までと一週間しかなかったので、その時は自分はござさんが出演してる前半を集中して聴くのが精いっぱい、全く時間足りなかったし、あの時はアーカイブがなくなる事を納得するまでに一定期間を要した)

 

でも後日(ネピサマが終わってから)、副音声版が作られていたことがわかり、いつでも当時のござさんに会えるようになったのが嬉しかった。これで初めて大舞台に立ってスポットライト浴びてたござさんに、いつでも会える。それで自分もあのころを思い出せるから。ねぴらぼを生で(画面越しにだけどリアルタイムで)見ていたあの頃を。

 

 

 

ござさんの言葉を借りれば

「こんなモーションして演奏してたのか…全く記憶にございません」(副音声版より)

 

 

今だから当たり前に実施されてる有料の生配信ライブ(観客の有無はあれど)。

だけどあの当時そういった発想は世間に全くないといってよかっただけに、発表が衝撃だった。(ライブの構想は前年の年末から練られていたらしいが)自分には青天の霹靂。

ござさんのリアルライブが緊急事態宣言の影響で中止になり、出口が見えないというか世の中に閉塞感があったと思う。学校は休校、マスクは売り切れ、ステイホーム需要でオートミールやレトルト食品も売り切れ……どこに行くにも理由が要ったし、ニュースで飛び交う情報も猫の目のように変わっていって、これからどうなるかという理由のない不安があった。

 

今思えば自分の世界はござさん一色に塗りつぶされていたので、不安はあれど楽しくてしょうがなかったから個人的にはコロナの被害は精神的には軽減されていたのかもしれない。でもそんな風に楽しみにしてたリアルライブの予定が潰れただけに、そういう意味では絶望の淵だった。ござさんのシンセは壊れるし(電源アダプタがだけど)。泣き面に蜂。

 

だから、ねぴらぼは精神的な栄養を奪われた世の中にもたらされた一服の清涼剤。

というよりその衝撃度からいうと、精神的な難民となって暗闇を彷徨っている群衆に投げ込まれた照明弾みたいなものか。

 

そもそも当時のござさんの告知が不自然だった。何か言いたくてたまらないというか、バラしたいのがわかるwww。

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それに告知方法からして楽しかった。同じ日の同じ時間にピアノ配信が4人もかぶってる!どれ見ればいいのか忙しい!とファンは右往左往しつつ、よく見ればどの配信にもひらがながある。何なんだ。このヒント誰が考えたんでしょう事務員Gさんでしょうか。ちっともわかりませんでした。

 

ござさんの告知配信はそれにも増して楽しかった。なんと生放送で録音しながら一人合奏。もう一つの10/3の一人合奏はメンバー限定動画なので、ござさんの 変態的な 素晴らしい即興演奏を見ることができる、今となっては貴重な動画となっている。

 

あの前後を思い出すとねぴらぼを挟んでござさんは、まだ前の家で、生配信では垢抜けないキャップに眼鏡に嵌めるタイプのサングラス。ジャージに短パン。この時点で顔出ししてないからサムネ画像もむこう向き。

 

この告知配信でぽつぽつと本音のような弱音のような?心情を吐露されてるのを聞いてて、当時の自分はとりあえず泣いていた。

ZEPP羽田ってとこでやる事になって、今までのライブが一番多くて30人だったのに今回キャパ3,000人とか言ってまして、ちょっと頭おかしいんじゃないかなって思います。でも無観客でやるということで、緊張が緩和されて伸び伸びと自分らしくやれればいかなって。」

 

「今年の1月までは普通に働いてた一般人だったから。趣味でピアノ弾いてましたから。ライブも30人から、それがいきなりキャパ3000人とか、こんな数奇な運命をたどるんですねえ……眼鏡曇ってきた…」(エアコンの効いた室内で眼鏡曇るとか、ありえないでしょ)

 

Youtubeでピアノ仲間とか色々な人に出会いましたから」

 

「当たって砕けろです。ライブ終わったら散り散りになって爆散してるかもしれない」

 

 

ええっ!!!ござさん爆散してしまうのか!??いやだ!無事でいて!

と、気が気ではなかった。

 

 

そんな自分の無用な心配をよそに、ねぴらぼの規模がネットピアニストのライブにしては前代未聞(自分基準)なのはわかってきた。念を入れた告知配信、本来は観客入れる予定だった会場の規模が3,000人レベル、e-plusっていうメジャーなチケット販売ルート、写真付きの取材記事、そこに登場する3人とペンギン、駅のデジタルサイネージ広告(イメージ画像の作成にもデザイナーさんが関わってる)、そしてござさんはスタジオで1か月くらいグランドピアノで練習漬け。

 

そのテンションに引っ張られるように自分も気付いたらブログをひたすら更新していた。6月のブログは告知配信の1つだけなのに、7月のねぴらぼ関連からブログの更新速度がやっぱおかしい。そんな何かに取り憑かれたように書きっぱなしなのも、ねぴらぼの影響が大きいから。(リハ配信からして衝撃でしたけどね。ござさんほぼ顔出し事件。リハも何も演奏が全く入ってこなくて自分は大変でした。)

実際本番を聴いてみて、ねぴらぼはそれほどにカルチャーショックだった。

とにかくござさんが爆散してなくて良かった。

 

告知配信が青天の霹靂なら。

ライブ本番は常識を覆されるというか度肝を抜かれるというか。

(ライブ当日の情景)

それまでYoutube動画のストピと生配信しか聴いてこなかった身としてはこういうバンドも入った、曲目もライブ構成の演奏は初めて聞いたから。こういうピアノ演奏も初めてなら、プロのスタッフに囲まれて仕上げられたステージにござさんが上がってスポットライト浴びて演奏してるとこを見るのも初めて。

このために買ったヘッドホンでパソコンで聴きながら、(はじめてござさんの音聴いた時から考えて)やっとビジュアル的に矛盾しなくなった!と思ってもうずっと泣いていた。

 

 

さて果報は寝て待てというが、おとなしく待っていたご褒美か?(いやこんなのをちまちま書いてたくらいだからおとなしくは無かったな……)


とにかくこれで思っても無かった副音声版というご褒美とともに、アーカイブが我々ファンのもとに公開されたのだった。

 

 

 

さて。その後続編としてねぴらぼinventionとその副音声版も作成されるという数奇な運命?をたどったこの企画。しかし自分的に初心に戻りたいとき、ござさんの事を思い出したい時はいつでも聞きに来てたのは冒頭でも書いた通り。

あって当たり前、帰ってこれる存在みたいになってたねぴらぼアーカイブなのでなくなるとなると寂しい。

そこで期間終了の前にゆっくり聴こうと思った。

一年間副音声版を聞く時間があったのでむしろ副音声のわちゃわちゃトークはほぼ暗記してしまっていたため、公開最終日は色々考えずに純粋に演奏聴きたいというか、静かに別れを惜しみたいと思ってピアノ練習を午前中に終わらせてからカフェでぼーっと聴いていた。

 

一年間もアーカイブあって今更別れを惜しむでもないけど。(ていうか今更なんでこれ書いてるんだろう)

 

 

でも最後まで納得いくまで聴いたら自分の中でけじめがついて、過去を思い出すというよりは前に進んでるござさんに気持ちがついて行けるかもと思った。・・・のかな?動画としては告知配信で照れながら心境語ってるござさんを見てみれば思い出せるし。

 

ござさんは前に進んでる。着実に。

 

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こんな発言するくらいだから、よっぽどだ(別記事でも書いたけど)

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ござさんが珍しく自分でこんな発言するからにはいよいよおおごとですね(←そのまま)

そんなござさんを形容して。(そのままツイートしたけどもう一回書く)

賽は投げられた。

リンク:賽は投げられたとは - コトバンク

 

発表の内容は3つもあるしわかりませんが、ござさんがその橋を渡るなら自分も渡る。

行き先にはいい事が待ってるはずだ。