それは確か晩秋の色も濃くなってきた11/19のこと。
冬みたいな急な冷え込みに驚き、熱いお茶を淹れて一息つく時間。今年は何しろ格別に寒くなるらしい。ほぼ変温動物である自分は、冬になると半分冬眠してるようなもので、動きは鈍くなり体調も芳しくなくなる。
というわけで(どういうわけ)、エネルギー補給、美味しいものを食べて元気を出そう。スイートポテト風みたらし団子に豆大福、初冬にぴったりのゆず餅。
味覚の秋と言おうか?実り多き秋、収穫の秋に感謝をこめて(稲刈りは本当に大変)、和歌を引用してみよう。
あしびきの いたくら山の峰までに 積める刈穂を見るがうれしさ
(大江匡房 江帥集)
などと、自分の周りではいつもの風景、普段通りの時間が流れていた。深まる秋、迫る年末。自分はござさんのソロアルバムとコンサートを指折り数えて待つ毎日だった。
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再び飛び交う号外ニュース
11/19、職場が年間で最も多忙な時期の週末、さらに年末の準備も始まり疲れてフラフラしていた金曜の夜。
自分はとある噂を耳にした。
とあるHPにイベント情報が掲載されているという。
??? ← ← 第一印象。
何ですって?
この事を耳にし、自分は思わず頬をつねった。
痛い (>_<) !
どうやら嘘でも夢でもないみたい・・・?
ござさんのTwitterアカウントで発信があったのは、その数日後のことだった。
【告知】こちらのコンサートに出演します!よろしくおねがいします!
— ござ 🎹@11/24ソロアルバム1/15ライブ (@gprza) 2021年11月21日
『日本遺産物語コンサート』2022年2月19日(土)16時開演
かつしかシンフォニーヒルズ
特設ページ https://t.co/fcuQ9450ha
出演者:
元ちとせ/ 中孝介 / 城南海 / ござ(pf)
「ござHP先行」のページはこちらhttps://t.co/aoWuDXHeze
ほんとに夢じゃないんだ……?
どうにも状況が把握できないので整理してみましょうか。
2021.7.26、奄美大島が徳之島、沖縄本島北部、西表島などと共に世界自然遺産の指定を受けた。それを記念してのジョイントコンサートがあるらしい。
時は2022年2月19日。
場所は東京は葛飾区。
出演は元ちとせさんに城南海さん、中孝介さんなどの沖縄にゆかりの歌手の皆さん。
それと、ピアノのござさん。
ここまで、今までのござさんから想像できる要素があまりない。それほどに自分にとっては寝耳に水だった。最近そんなのばっかり。いい意味で驚かされっぱなし。
強いていえば、仕事が来たのはこの間の小早川秋聲のTV番組つながりかもしれないが。
落ち着いてニュースを読んでみた
つまりソロライブに続いて、2月にリアルライブがあるということだ。しかもTVと連動した大きな企画?いろんなところに大々的に広告も打っていて、ジョイントコンサートだから共演の方々も自分でも知ってる人たちだ。リアルライブだが配信は無いようだけど、要点はそこではない。だいたい、首都圏を中心にこれから活躍していこうというござさんのライブは、辺境の住民の自分は全部は追いきれないのでその点は割愛して考える。
8/16放送のTV番組の伴奏では、題材が絵画展だった。今回のモチーフは奄美の自然と、世界自然遺産の登録記念だから文化と自然という違いはあれど、歌とピアノの演奏で華を添えるという点では趣旨が似ているかもしれない。
コンサートのサイトには奄美とあったが、厳密にいうと世界自然遺産に指定されたのは上記に書いた通り奄美大島だけではなく南西諸島の多くの島を含む。サンゴ礁で有名な地域のはずだけど今回ユネスコに登録されたのは海ではなく陸地の自然、多様な固有生物という点からのようだ。(海洋ゴミによる汚染、温暖化やヒトデによるサンゴ礁の死滅などの現状が深刻という意味か。)
自分が知ってたのはアマミノクロウサギ、西表島のイリオモテヤマネコ、沖縄本島北部のヤンバルクイナくらいだが、上記のリンクから辿ってもっと多様な固有種が生息してるのに驚いた。それらは絶滅危惧種にも指定されてるから、もっと幅広い観点つまり海の自然そして沖縄や南西諸島の文化も含めて注目してもらって、広く多くの人に考えるきっかけにしてもらうっていうのが今回のコンサートの趣旨だろうか。
山と海の自然は連動してるはずだし(マングローブとか)、ユネスコの指定から海が外れた事を考えると海洋汚染が深刻な事態になっていることは間違いないようだし。
という考察は置いといて、ござさんのピアノは主役に寄り添うことでも本領を発揮すると思う。今回の主題が沖縄であるならコンサートは沖縄歌謡、沖縄民謡がメインだと思われる。何の分野が来ようがござさんは徹底的に研究して、歌の持つ可能性を最大限引き出すような演出をしてくるはずだ。セッションにおけるござさんのピアノには、もはや自分は根拠のない確信みたいなものを抱いているので、このコンサートを実際に聴きに行けないからといってヘンな心配は1ミリもしていない。
絶対大丈夫。
これでさらに違うジャンルの界隈にも、波紋が広がっていくように
「ござさんに演奏してもらうといい仕事ができるよ!」
みたいな評判っていう形で存在を認識してもらえるといいなあ。
そうすると次の仕事もまたやりがいがあるのがもらえそうじゃないですか?
違うジャンル
ソロライブとソロアルバムの発売という、ござさんのピアノ歴最大と言ってもいいニュースに最近自分は胸を躍らせていた。しかしここにきて8/16のBS番組に続く、明らかに今までの仕事つながりとは関係ない(BSフジっていう共通点があるだけの)仕事が飛び込んできた。
その事実が事実として認識できるにつれて、自分は背筋が伸びるというより冷水を背中に浴びせられた気分である。
なぜか。
ピアノ界以外にもござさんの仕事が広がっている今、というかネットピアノ界自体が色々な媒体、色々な業界と連動して活躍の舞台を広げている昨今。すなわち逆にピアノ界以外の方も演奏や動画を聴いてくれる機会が飛躍的に増えたと言っていい。
ということは仲間内でのみ通じるような謎の暗号やら、内輪だけで盛り上がるノリは初見さんが見ると何やら分からなくて敬遠される原因になるという事だ。
ということは?
やばいじゃないですかまずこの部屋が。
イニシャルとかつけて実在の人達を題材にわちゃわちゃと書いて遊んでたのに。
内容も、言いたい放題にもほどがあるレベルで書きまくってましたし。
ひえぇぇぇ。
でも前言撤回するのは自分の主義に合わないので……これからは節度をわきまえ、ちゃんと書きます……
と、ここで思い出される11/6の生配信の後半でのトーク。
要するにますます誰が見てるか分からないネットピアノ界隈、最低限のルールとマナーっていうのを思い出して行動することにしようと思うのだった。
ござさん関連で発言する
=誰が見てるかわからない界隈
=つまりござさんファン全体の傾向としてとらえられる
=つまりござさん自身の評価も同様だと思われる
ということを念頭に置いて、とりあえず細々とこの部屋は続けて行こうかなあと思う。
なんせ今も大掃除もほったらかしてまでこんなのを書いてる有様なので、この部屋を取り上げられると自分はおそらく窒息してしまうため、こっそり書くのはお許しいただきたい。