ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

本領発揮 その1

 

目の前には明るく黄金色に輝く海と空が広がっている。

その空を大きく羽ばたいて飛んでいく、平和の象徴の鳥、鳩。

その体は空の色に呼応するように美しく彩られ、尾羽はこぼれんばかりの花束になって舞い落ちる。

 

 

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※リンク:【作品解説】ルネ・マグリット「幸福の兆し」 - Artpedia アートペディア/ 近現代美術の百科事典・データベース

(上記リンクより抜粋)……1943年から44年にかけてマグリットの絵画は、これまでよりもカラフルで簡潔になっていく「陽光に満ちた」時代に移るが、その時代の作品である。平和の象徴である鳩が生き生きとした色彩の花々とともに描かれている。

これはドイツ占領下のベルギーでの生活におけるマグリットの疎外感や自暴自棄を表現したもので、本人の不安な内面とは正反対の希望的な表現をしている。マグリットは第二次大戦の近々の終結を予見していたとも考えられている。

 

毎日世界中のどこかで戦争があり、今日もどこかで人が死んでいる。

それは別に最近に限った事ではない。

そういう悲しいことが少なくなりますように。(なくなることは決して無いにしても)

 

 

 

 

そして、季節は巡る。

いつの間にかカレンダーはめくられて春を迎えていた。桃の節句の時にはまだ桃の花は咲いてなかったけど。(あの節句は旧暦に沿ってるからかもしれない)

 

しとしとと温かい雨が降る。

ござさんの言葉を借りるとこんなふうになるだろうか。

(↑これ日付が8月で真夏だったΣ(゚д゚lll) まあいっか)

姪っ子の家に植えられたさくらんぼの木が、花をいっぱいに咲かせている。姪っ子たちは花より実がなるのが待ちきれなくてソワソワしているようだ。

庭のスイセンはようやく満開、白い花が風に揺れる。

畑のいちごものびのびと葉を伸ばす。いちご狩りができるのももうすぐ。

 

冷たい空気がぴんと張り詰めていたのが、一気に割れたよう。

冬の景色が色彩も動きもないモノクロの静かな世界だったのが、みるみるうちに命を吹き込まれて動き出している。

節分の頃に咲いていた蝋梅はその役目を終えたかのように影をひそめ、冬眠から覚めた蛙がひょっこりと土の中から顔を出す。

空は高く晴れ渡り、どこかで雲雀が鳴いている。

※音声リンク:ヒバリのさえずり.wmv - YouTube

 

何か月ぶりかで窓をいっぱいに開けると暖かい風が吹いていて、思わず頬がゆるんだ。

着る服も1枚軽くなり、選ぶ服の色も明るくなり、思わず鼻歌を口ずさんでスキップしそうになる。

 

 

そんな季節の変わり目を感じる時。

ござさんは、暖かい風に乗って滑るように飛んでいくつばめのように、留まる事を忘れた渡り鳥のように、その翼は空を切って遥か彼方へ駆けていく。

寒い季節苦手なんですよね確か。このうららかな陽気に誘われて快調に作業が進んでいる様子が目に浮かびます。

 

しかし、昨今のござさんの多忙さは表面上に知られているだけでも想像を絶するものがあるような。過労で倒れないといいけど、と密かに思っている。(ねぴらぼメンバーの4人は多かれ少なかれ同様な状況だとしても、いくらなんでも憂慮すべきじゃないのか?)

 

ござさんの抱えてる今の仕事といえば。

月刊ピアノの連載記事とアレンジ楽譜の作成、

ござの日ライブの練習と準備、

それに向けてのアレンジ曲の編集と楽譜の作成、

同時進行で立川のコラボライブの練習と打ち合わせ(リハとかも)、

その合間を縫ってTwitteryoutubeに動画を投稿、

さらに毎週の生配信。

で、毎日の家事とか確定申告がこの間に入ってる。

 

 自分ならタスク管理できないでパンクしてるという自信がある(関係ないけど)。

しかし前回のツイートで宣言されていたように、音楽的なつぶやきからラーメンとか洗濯物のことまで気軽にやりたいといわれていた通り、言いたいことを自然にやれているようで、その辺の気がかりがなくなったようだから良かった。そんなことでストレスを抱えられていたんだと思うと、ファンとしてはやりきれないから。

 

 

 

 

で、ござさんが実際どうやってるのかというと、息するようにこんなのをTwitterに上げてくるのであった。なるほど、アレンジはどんどん思いつくから手を止める暇はないので効率がいいってわけですね(白目)!

・・・・・・やっぱさ、ござさんは宇宙人だった説を提唱したい。

 

ツイートその1

その1の動画を見て自分もと思って鍵盤を触ってみたものの、ござさん特有の(途中で調が変わりまくっているのか?)予想もつかない和音の連続に自分は動画をそっ閉じした。サラッと弾けるとかっこいい事はわかったけど、そもそも演奏としてサラッと、という風にならない。アルペジオ風和音でまず引っかかる。

 

 

ツイートその2

 

その2の動画は

「指が白鍵で平行移動するだけの、簡単な曲」

という、その甘美な誘惑が「ふうん、ちょっと練習してみようか!」っていう気にさせられる魅惑的なキャッチコピーを伴っていたので、うっかり自分は中途半端にやってみようとした。のが間違いだった。

簡単かな、これが!????

これから簡単詐欺と呼ばせていただこう。

まず3和音で移動するだけ、なんか耳障りいいけどあのスピードで3和音。まあ、無理ですよ。で、それに跳躍を伴う左手。歯切れの良いリズムだけ聞いてたらどう見ても吹奏楽曲のオープニングファンファーレで「かっこよ~~~!!!」ってなるところですが、その和音を全部鍵盤で一人でやるってなると話は別です。

自分は鑑賞要員にまわることにした。

(おまけ……民族風っていうので想像した曲、どっちもイギリスの作曲家)

リンカンシャーの花束:グレインジャー(この曲の冒頭部分)
https://www.youtube.com/watch?v=nnVDkqFbWUs

吹奏楽のための第2組曲ホルスト(これも冒頭部分)
Holst: Second Suite for Military Band in F major Op.28-2 - YouTube

 

 

講座ふうのつぶやき

 

と……トッカティーナ……これかな…?(←カプースチンという単語を以前のござさんの配信で初めて知った勢)
カプースチン - トッカティーナ / Kapustin: 8 concert etude op.40-3 Toccatina - YouTube

 

アレですね、ずっしーさんに名付けてもらったあの奏法じゃないですか、これは?

【※詳細はずっしーさんのサイトで解説されています。この中でもカプースチンに言及されている。】
16ビートパラディドル奏法とは | ずっしーの音楽教室

 

ござさんのPOPSやロックのアレンジに見られる独特の動き。

左手が生み出す独特の密度の高いリズム感、

そして息もつかせない疾走感。

 

これこそが聴いていて心地よい緊張、そしてどこか満たされた感覚になる、正体と言っていいだろう。

 

 

 

 

ござさんが目指してるのが何かはわかりましたけどね。でもこのドラムの刻むビートはあくまでドラムなわけです。ドラムというのは、普通、バンドにおいてリズムパートを担当する楽器です。

つまり、ドラムの仕事はリズム担当。

ほかのベースラインやら旋律やらは、通常ベース、ギター、キーボード、ボーカルといったぐあいに色んなパートが担当するわけです。

 

でござさんが何やってるのかというと?左手でこのドラムのビートを限りなく再現(正確には右手で補いながら)しつつ、さらにベースラインと和音、旋律を合わせて一人で鍵盤で再現する。

らしい。

 

ちょっと言っていいですか。

やっぱりござさん宇宙人だったんですね。

こういう発想でアレンジしてるあたり、しかもそれが出来てしまうあたり、なんかこう人類の限界を突破してますよね……

(心のつぶやき)

このビートがドラムを想定してるとはっきりご本人も言われているのだから、しかもあんなに打ち込みも得意なのに、このビートはむしろドラム(スネアとハイハットも)の音色で打ち込みで作って動画を編曲すればいいじゃないですか?あ、でもそうするとストピとライブでその技が使えなくなるから詰むんだな。

 

 

何やっても楽しそうなござさん。

これが本来のござさんの姿かもしれない。

ついてるいいねの数と再生回数を見れば一目瞭然。軽くバズっている。

これを見ているとやっぱりござさんのアレンジのファンは潜在的に相当いることがわかる。いや?潜在的にじゃないな。現にござさんのTwitterフォロワーは45000人いるわけで、本来のござさんアレンジが好きな人が聴きに来ているといっていいと思う。

 

そもそもバズっているというよりは。

この間のコードアンケートのような、

「我こそはネットピアノ界でも指折りのコードの使い手である!」

「誰か、こだわりのコアなリプくれる猛者はいないのかぁ!??」

という鎌倉時代の武士みたいな古風な口上に対し、正々堂々と名乗りでてくるファンを探してるかのようなツイート。

 

今までひっそりと物陰に潜んでいた人たちが、前回のコードアンケートの時にござさんに呼びだされたのをきっかけに、それからは度々気軽にふらっと立ち寄っている気がする。そして黙っていいねを押してる気がする。

 

ござさんの世界観が歪曲なく、その本来の姿を認知されてきた……

じゃなくて。

2019年のストピブーム以前からござさんの生配信を聴いたりTwitter見たりしていたファンの人達がいよいよ本格的に戻ってきてくれたのだと思う。

もともとござさんのアレンジが好きでフォローしていたコアな音楽ファンの人たち。

 

ござさんいわく「昔よく上げていたツイート」ってこんなのを指すのだろう。

例1:

例2:

 

例3:

例4:

例5:

例6:

 

ござさんの本音を言えば、この時代のころのまま、ただ静かにピアノ弾いて、アレンジを楽しんでいたかっただけかもしれない。しかし音楽とは聞いてくれて反応してくれる人、共感し感動してくれる人とのやりとりがあってこそ。

最近そのファンの人達とのキャッチボールが、頻繁に楽しそうに行き交ってる。

 

 

音楽的には部外者だが、自分はそのようすを傍からほっこりした気分でながめている。

 

この頃と今の状況を比べてみて、何がすごいって。

仕事をやめて時間がある分練習し放題、また色々体験されたり調べ物する時間もたっぷりありそうだから新しく吸収されるものも無限大にありそうなところだ。

 

自分はひとことで言えば楽しそうなござさんを見てるのが好きなんだ。

いつまでも見ていたいんだ。

 

 

 

本領発揮その2

自分は別にクレーマーでもなければ難癖つける厄介な客でも何でもありませんよ?

ここをたとえば近所の郵便局の窓口としましょう。

 

今日の夕方、ウチにこんなお知らせが届いたんですよ。

 

告知……?

 

 

ござの日はもうお知らせ終わったし、あの東京会場のレストランは80~100席くらい?で増やしようもないだろうから追加のチケ販売ってのもないだろうし。

何だろ。一人で予想ごっこでもやるか。

東京会場の配信やります、かな?

それとも現地販売の限定グッズがある?

ソロCD2枚目の発売?

最近音楽史の本とか読んで勉強していたようだから、アレンジ講座的な本の発行?

もしくは月刊ピアノのござさんアレンジ楽譜を集めて出版?

またはさらに広い部屋に引っ越し?

それとも、実は入籍してましたとか?(←はよ彼女くらいできんのかーい!と余計なお世話でやきもきしているどこぞのおばちゃんより)

事務作業してくれるスタッフさん雇ったとか?

新しくグランドピアノでも買ったかな?

 

……きりがないな。やめとこ。

 

 

お知らせって言えば。

自分はずっと待ってたんですけどね。ほかでもない、ござの日ライブの大阪公演の生配信チケットのことですよ。確か、3/19(土) 12:00発売だったんでね。

 

普通のイベントやライブをこうやってTV放映でもなくCMを入れるでもなく、チケを買えば高音質・高画質で遠隔地の自分も現地の様子を手に取るように楽しめる制度。

それが生配信ライブ。≪初めてこの制度を利用したのはコロナが流行し始めてから、自分は2020/7/24ねぴらぼが初めてでした。あれのイメージビジュアルは想い出なので今でもスマホの待ち受けに使ってる≫

本来であればそういうイベントや公演の様子はTVラジオ中継、または雑誌の特集記事・グラビアで様子を知るっていうのが、今までの世の中では一般的だった。

それが生配信でアーカイブ付きで楽しめる制度ができたのは、自分の人生の中で江戸時代から明治維新っていうくらい、全く新しい時代の到来でした。辺境の住民、うどん県の片隅に住む自分としては新しい人生の楽しみ方を知ってとても感謝している。

 

それでね、3/19発売っていうから自分はそのチケが買えるようになるのを心待ちにしてたというか?いわば玄関で正座しておとなしく配信チケ発売のお知らせが届くのを待ってたわけです。ちゃんと鍵開けてね。そんな家の前の通りに出てウロウロして待ち受けるみたいなことしませんでした。

 

で、玄関のマットの上で正座してたらいつまでたっても来ないんですよね。約束の時間になっても、呼び鈴が鳴らないんですよ。で、しびれが切れて足が痛い!ってやってたらいきなり何か落ちてきたんですよね。

どっかの天井の隙間から大きな金属のタライが。

もう頭に直撃して、待ってたお知らせの配達の事も忘れて記憶が飛ぶとこでしたよ。

だって視線はじっと玄関を見てるわけじゃないですか?

誰も上から、しかも金属のタライが落ちてくるって思わないでしょ?

 

しかもね、その後結局お知らせは来なかったんですよ。ちゃんとチケ発売って指定の時間に待ってたのに。係員さん、お知らせの配達状況、どうなってます?

 

 

落ちてきた大きな金属のタライってのはこれの事です。

なんか四次元空間から落ちてきました。天井にはそんな穴空いてませんでしたし、全然前触れもありませんでした。

 

 

以上、近所の郵便局の窓口に駆け込んできて早口でまくしたてるクレーマーの様子

 

………ふう。とりあえず待ってたのに配達が来なかったのは言ってきたし。またなんかお知らせあれば分かるだろう。

 

しかし……なんかとんでもないものが落ちてきましたよね。めっちゃ頭に直撃して目から火花出ましたもんね。

 

なになに、4月24日?

ござの日ライブの直前じゃないか。

しかもその前にも確か延期になったストピイベントが千葉勝浦であるじゃないか。(あれの主役はあくまで一般参加のひとで、ござさんはゲストって立ち位置らしいけど)

 

あれ、よく見たらタライにチラシが貼ってるぞ。

 

eplus.jp

 

というわけで4次元の隙間から降ってきた何かというのは新たなコラボライブだった。

色々リサーチしようとしてたアンテナの、完全に死角を突かれた気がする。

ねぴらぼ3のお知らせないなーと思ってたらこっちだったのか。確かに、けいちゃんさんも朝早くの仕事を抱えてのコラボは物理的に無理があるなーとは思ってたけど。

 

これの仕事の話がどっから来たのかは深く考えないとして。

ネットピアノ界のそれぞれが新たな境地を開拓して独自の方向に歩を進める中、もうござさんも以前の様な気楽なコラボ演奏とかしないんだろうなー寂しいなあと思ってたところの、しかもござさんにとっては初めての方もいる中でのコラボイベント。

 

自分としてはほんとに金属のタライで頭をしばかれて叩き起こされた感じです。春のうららかな日差しの中、ぼんやりと大阪に思いを馳せていたので。

 

よく考えるとござさんにとってはねぴらぼinvention、PIANIC以来のコラボライブだ!

わーい、またベースラインを延々と楽しそうにやってるござさんとか、絶妙に他の人と息を合わせてタイミングをうかがったりしてるござさんが見れるんだー!

ダメだ一人でニヤニヤヘラヘラと笑いが止まらない(←単なる不審者)。

ベーシストにしてドラマーにしてピアニストのござさん、本領発揮する場面がきました。

ん?

祝う方向が違う?

全くもって、自分はもっともらしいこと言ってますが何か?

 

 

 

 

ここでまじめにメンバーの4人について考えてみよう。

 

ただJacob Koller さんはジャズアレンジを弾いていることしか分からないのでここでは書きません。全然動画を見てこなかったので知らない事は書けないからです。

なんで動画見てなかったのかというと?何となくですけどジャズアレンジという分野がござさんとかぶる!と思って、今までござさんのピアノで満足してたので聞かなかったのだと思われる。しかし同じ曲でも色々なアレンジとかアドリブがあるのがJAZZの特色、と最近思うようになったのでもっと聞いとけばよかったとも思うが後の祭り、また4月のライブまでに色々聞いてみます。

 

菊池さんのことは、これ読んでる人はだいたいご存じだと思うので余計なことは書きません。

菊池亮太さんの演奏は自分はござさんと2人でセットだと思ってるので、動画はなんとかほぼ全部聴いてる。最近生配信やライブ配信までチェックしきれてないけど。菊池さんこそいつ倒れてもおかしくない活躍ぶり、体調にはお気をつけて……

自分としてはござさんと菊池さんのコラボは大好物、以前のこういうやり取りが大好きだった。今回のライブがどういう内容になるか分からないけど、絶対こういう凄いコラボになる事は間違いないから、とにかく楽しみ。

【生配信】菊池亮太さんとピアノとたわむれるコラボ配信! 2020/10/16 - YouTube

【投稿動画その①】【ござ×菊池亮太】怪しい2人がジャズの名曲セッションしたら最高な事にwwwwwwww【ピアノ】 - YouTube

【投稿動画その②】【ござ×菊池】きらきら星を即興で連弾したら驚きの展開に!?【都庁ピアノ】 - YouTube

 

 

菊池さんは色んな人とも連弾やってて、そういうコラボ動画を多数投稿している。

今回の出演者の石井琢磨さんとの連弾動画もある。場所は石井さんの故郷の徳島県鳴門市、鳴門大橋をバックにしょって素晴らしい眺望。

 

また、石井さんのチャンネルでの、同じ場所での連弾動画もある。

【菊池亮太】渦潮の前にあるストリートピアノで超高速グリーグ弾いてみた! - YouTube

 

 

石井琢磨さんとは?

自分の視点で言えば、ガチクラシックのピアニストさん。なんとウィーンにピアノで留学中、演奏は自分みたいな分からない人が何か言っても意味ないがガチクラシックの人。

というイメージが強かったがYoutubeチャンネルを覗いてみるとPOPSも色々弾いていて、ピアノ動画もピアノ以外の要素がたくさんあって、………とにかく見てみたらわかる、動画としておもしろい。クラシックピアノはわからない自分でもおもしろいからつい見てしまう動画のクオリティ。

ござさんと菊池さんが動画でほぼピアノ演奏をメインに据えるとすれば、こっちのチャンネルはそういうピアノを含むバラエティ番組として面白い。

ピアノの演奏はもちろん最高。

「コロナが流行し出してチャンネルに動画をたくさん投稿するようになった」そうで、登録者数も最近いきなり伸びてきたとのことだけど、さもありなんである。ピアノ分からない自分が見てもめっちゃ面白いので。おちゃめなキャラが魅力的。

 

【自分の独断と偏見による石井琢磨さんのチャンネル紹介】

メインチャンネル:TAKU-音 TV たくおん - YouTube

・生配信動画:【ネピクラ】7# TAKU-音 TV ピアノLIVE【4万人ありがとう】 - YouTube

・クラシック動画:【髙木竜馬】ドビュッシー『小組曲』/ Debussy: Petite suite - YouTube

・POPSストピ動画(季節が違うけどすいません):【海外ストリートピアノ】天使が舞い降りた!?恋人たちのクリスマスを弾いたら大盛り上がり!【マライヤキャリー】 - YouTube

・動画として面白い:【海外カフェ】日本人が外国で突然ピアノを弾かせてとお願いしたらまさかの反応が?!【悲愴ソナタ】 - YouTube

 

さてウィーンの国立音楽院で留学生活を送る石井さんだが、最近こんな動画を投稿されていた。

今回のイベントに出演されるのはこれが原因だと思われる。つまり戦争の影響から飛行機の都合上ウィーンに帰れないらしい。これもしばらくの間だけとのことだったけど、来日されることはそうそうないと思うので、現地のチケットが取れた人は貴重な経験ができるはずだ。

 


 

しかしねぴらぼを初めてやってみた2020年7月の時とはござさんと菊池さんはチャンネル登録者数が全く違うはずである。ああいうアットホームな時期は終わったし、今回はお客さんが入る。そこが最大の違い。

 

会場の公式サイトも載せてみた。

それぞれたくさんの登録者数を抱えているのでこのチケットも争奪戦になること必至と思われる。

www.t-sg.jp

 

 

 

 

ござさんも言及されてるように、ピアニストの活動の場は広がったし、ファンの層も色々な人が聞くようになったと思う。自分の様な全くピアノ興味なかったのになぜか聴いてる人とかもいるし。

ねぴらぼinventionでもピアノの新たな可能性を追求する、みたいな事をやってたので、今回のライブが色々なジャンルの出演者がいる中でどのようなステージになるか、楽しみである。

 

 

ジリリリーン。

と、そこに玄関の呼び鈴が鳴った。ウチに玄関から入る人は宗教の勧誘か初見の配達員の人くらいだから、間違いない。アレだ、ござの日生配信チケのお知らせが届いたんだ、わーい!いらっしゃーい!!!

 

ガラッ………

そこで玄関を開けると配達員の人がなぜか残念そうな顔をして立っていた。

手には一枚のチラシ。

あれ?お知らせ持ってきてくれたんじゃなかったんですか?

 

 

はあ……?

諸般の事情って何ですかーーー?

これ言うなら発売開始の予告時間前に言ってなきゃダメなやつやん。

 

いや別に自分は絶っっっっっ対に配信チケ買うから、別になんでもいいんですが………

 

ござさん相変わらずネタに事欠かないですね。

これからチャンネルでの生配信以外のこうした公式な仕事も増えてくるのに、なんか心配しか感じられない。

 

大丈夫か!?

 

 

 

 

 

 

 

番外編:東日本大震災は、自分にとって遠い地方のできごとだった。

 

11年前のその日は金曜日だった。

自分はその頃働いていた某病院で事務員をやっていた。

時間は夕方6時ごろ、残業もそこそこに帰り際にみんなで談笑していた時。

デスク脇の一角には古いブラウン管TVが置かれ、夕方のニュースが流れていた。画面にはどこかの田園風景と冷たそうな色の川。川面にはなぜか波しぶきが立っている。

 

田んぼのビニールハウスも、大きな波が次々となぎ倒していき……?

船も波に乗って田んぼを行き交い…??

 

?????

 

波の色は真っ黒だった。

東北関東大震災 - Tsunami No.04 - YouTube
(※生中継のNHKニュース映像。この2:20~の様子を繰り返し流していたらしい)

 

波は船とか……家とか車とかを乗せて、というか巻き込んで、そのまま道路と橋、その上で立ち往生しているトラックや運転手さんを今にもひと飲みにしそうに見えた。

 

その後、別のニュースでは海のように見えた港の岸壁から滝みたいに流れ落ちる車。

 

一目見ただけでは何のことか理解できなかった。ただその場でTVを見ていた人全員であっけにとられ、ええっ???とみんな我に返り、そこからとにかく全員家路に急いだ。スマホもなかった時代、仕事中に耳にしたのは「東北で地震あったらしいですよ」「そうですか」程度のものだったから。ロビーのTVでNHKのニュース流していたはずだがそんなものは見ていない)

 

他にもたくさんニュースはあったはずだけど、この映像を見た時の事をよく覚えている。

 

 

 

地震津波原発事故

 

 

毎年この時期になると回顧される話題。

そこで自分が思ってることを書いてみた。そもそも東北に行ったことのない部外者の立場ですけど、自分なりに思ってること。

 

その日は2011/3/11、東北で大きな地震があったらしい。それから津波

自分はネット環境がなかったから毎日ひたすら新聞、TVで調べていた。

詳しい情報が手に入るにつれ被害の規模が明らかになっていき、未だ聞いた事もないような情報が毎日報道されていた。

 

数字で挙げると。

 

避難民の数は最大47万人。

地震マグニチュードは9.0。最大震度は7、広範囲で震度6以上。

揺れに伴う液状化現の発生。地盤沈下による満潮時の冠水が復興作業を妨げた。

津波の高さは最大で15m以上。内陸まで遡上した高さは最大で40メートル以上。

死者・行方不明者は計18425人。

建物の全半壊は40万戸以上。

停電は最大800万戸、断水は180万戸。

津波の浸水面積は561km²。

津波の被災農地は2万ha以上。

漁船被害は2万8612隻、被害漁港は319港。

被害総額16兆円~25兆円。

(引用:東日本大震災 - Wikipedia

と、統計的にいうと日本の災害史上記録的な地震だったことは間違いない。

 

TVで繰り返し流されていた被災地の状況。

津波によって家の基礎のみ、もしくは基礎から根こそぎなくなっている住宅。

津波の海水が排水されないまま残る中、濁った水にがれきが浮かぶ光景が地平線まで広がる。また、そういったがれきが一面に広がって道も無いさまは第2次世界大戦の資料画像かと見間違う。今まで普通の生活が送られていた場所がその時を境に跡形もなくなり避難を余儀なくされているのを見て、まるで戦争と一緒だな……と思った。

何か協力しなくちゃ、と思って日赤を通じて手縫いの雑巾を贈った記憶はある。

 

しかしそれはTVや新聞のメディアの向こうに流れていた光景だ。

 

自分の住むうどん県は西日本。地震のゆれはなかったし、津波も来なかった。どちらかといえば避難してきた人を医療機関で受け入れ、また公営住宅を避難先として提供していたような部類に入る。

自分の周辺では普段通りの生活が続いていて、地震はあくまでニュースの中のことだった。

阪神大震災の記憶が頭をよぎったがあの時もあくまで当事者ではなかったから。

 

 

自分が覚えている震災の時のイメージは、ACのCMだ。

このCMの内容がどうこうというより、これらのAC関連しかCMで流れないという不自然な空気がむしろ不安だった。

何か発言するのは不謹慎という空気。状況が分からないからやめておこうという雰囲気。

 

 

※別バージョンのCM動画。
【東日本大震災】から1週間後を特徴的づけるCM - YouTube

 

また、中古車売り場の在庫が空になってみるみるうちに街から消えた。中古車販売店の店頭に軽トラが1台のみという光景がよく見られた。

 

 

これらを見ながらなんとなく思った。新聞やニュースで言っていることは表面的なのではないか。言えない事があるからこのACのCMで済ましているだけじゃないのか?っていう疑念が自分のどこかにあった。

 

報道されてないことって何だ。

想像するのも怖い。

 

女の人の生理用品は絶対足りてないはずだけど?

赤ちゃんのおむつやミルクや水も足りてないよね?離乳食の子はどうなってるの?

病院が軒並み潰れてるのに地震津波の患者さんはどこでみてるの?普段通院してる人も薬とかインスリンなくなるんじゃないの?ていうか透析患者さんは?

保育園とか介護施設障がい者施設は大丈夫なの?

4月になったら学校始まるのにどうなるの?

 

【資料リンク】避難所についてのちに考察されている。

「雑魚寝」の避難所は変わったのか?欧米との差は歴然【東日本大震災10年】 | ハフポスト NEWS

避難所の確保と質の向上に関する検討会 第2回 : 防災情報のページ - 内閣府
→ この中の「資料2」を参照:注意、PDFです(東日本大震災における避難所の状況)

 

※現場の様子の例1:東日本大震災、体育館避難所で起きたこと/佐藤一男 - SYNODOS

例2:避難所生活での困ることや問題点は?具体的な内容と対策について紹介|HOME ALSOK研究所|ホームセキュリティのALSOK

 

それに(当時)誰も指摘しないけど原発はどうなったの?

 

その後自分がネットを使えるようになったのは2013年末のこと。

それで調べてみて知った事も多かった。

実際の津波の映像。

地震津波の具体的な被害の実態。

津波被害があった地域は全く復興していない。(それには住宅が建てれない地域になったとか、事情もあるだろう)

 

その後仮設住宅は、Google mapsに映るのを見る限り、減ってはいてもいまだに完全になくなってはいないという事実。

仮設住宅から出られても以前のコミュニティはなくなり孤独な生活を強いられる人もいるという現実。高齢になってから新しいコミュニティを築くのは難しい。

 

 

 

ただ実際に災害を体験もしていないし住んでいるのもうどん県の自分は、当事者の人達の実際の気持ちは理解したとはいえないだろう。

実際に体験した人の気持ちにはなり得ないから。

 

だから自分はせめて忘れないようにしようと思う。

こういう災害や事件は忘れられたときに風化すると思うから。

忘却は罪。

 

人も、亡くなっても、他の人の記憶や思い出の中にいるうちは、まだ生きていると思っている。

 

 

歴史は繰り返す。

教訓にして同じことをしないようにするために、何ができるかを考えるのがせめて自分にできることじゃないか?と思って、Youtube動画を時々見ていた。つくづく自分たちは準備や意識が足りないな、と思って家族間で何気なく話題にしてみるようにもなった。

 

 

ただ、教訓にできる事ばかりとは限らないけど。

 

戦争で空襲があったときの死因はほぼ焼死や火傷後の感染症

 

阪神大震災での時の主な死因は建物の崩壊による圧死。

 

それを教訓に、この東日本大震災の時も自分の職場(病院)からも、D-MAT隊(救急医療を担う)が東北地方へ派遣されたらしい。でも実際にはD-MAT隊は早々に帰還した。

「やる事が無かったから」だそうだ。

津波による溺死が90%以上を占め、D-MAT隊が対応できるケースがほとんどなかったかららしい。

 

対策を講じたとしても想定外のことは起こるもの。

阪神大震災を経て防災という概念がおこり、耐震化が叫ばれるようになり、災害時の医療が見直されても、それまでの対策が正解だとはいえないということだ。

事態は常に変わっていくし、臨機応変に対応するしかない。

 

今後どういう災害が起きるかもわからないし。

 

常に考えることで新しい対策やアイデアも生まれるだろうし、忘れない事で、世代を超えて問題は共有されなければならない。

(昔からの神社が高台や標高が高いところにあるのはそういう理由らしいから。)

 

 

 

 

当時ニュースに正確な情報が出てこなかった件:原子力発電所

 

・資料:環境省_原発事故由来の放射性物質

福島原発事故による放射能汚染とどう向き合って生きていくか?(PDFファイルです)https://www.r-info-miyagi.jp/site/wp-content/uploads/2012/02/8cfc1c4cc87fcabfe56e5be19b6961f6.pdf

 

 

ここからニュースの記憶が少ないのでさらにうろ覚え状態ですが、確か発電所は当初地震の影響は無く安全、と言われていたはず。

周辺地域へは「念のため」一時避難をするように通達があっただけだと思う。

それで地震の後片付けも家財道具も何もかも置いて避難させられた、周辺に住む人々。

 

しかし、同時に避難した人々へは緊急対応としてヨウ素剤が配られていたはずだ。当時のニュースが見つけられなかったけど。という事は政府と東電は、急性放射能障害を念頭においていたことになる。そこについての説明もなかったと思うし、真相は闇の中。

 

でもそのあと発電所電源喪失による水素爆発とメルトダウンを起こし、放射能の影響で帰宅困難地域になってしまう。

 

 

何か想定外の事が起これば次からは未然に防ぐ対策を講じる。

しかし原子力発電所という事故が許されない環境では、想定外という単語は通用しないのである。

失敗は通用しない。

試運転という言い訳をしても後の祭り。

 

 

実際の放射線の影響は上に貼ったリンクにくわしい。

つまり実際の影響といっても様々で、それよりもこうした事実をマスコミが伝えず、風評被害が広がっていることの影響が大きいと思う。

 

しかし発電所の周辺では今も居住可能地域は制限されている。

実際に発電所周辺地域では放射能汚染を「除染」したあとの削り取った地表をどう処分するかが問題になっていたはずだし、解決したという話は聞かない。中間処分地として一時的に周辺に置いておくていうのは聞いたが。

 

津波の被災地でもある発電所周辺地域。

 

他の被災地は徐々に地図も新しく塗り替えられていく。実際に津波がきた標高の低い土地を整地したとしても土地の運用がスムーズにいっているかどうかは別問題として。

発電所周辺をGoogle mapsの航空写真モードで見る限り、津波被害後の復興はさておき帰宅困難地域に指定されていない地域も含めて、実際に住んでいる人は発電所作業員と医療機関職員くらいなのではないか。(単なる想像。)

 

そういう地図情報からもわかるのが、そのあたりにどんどん増えていく黒い袋。要するに放射能汚染された周辺の地表を最終的に処分する場所が決まらず、中間処理地として屋外に放置しているだけではないのかなあ。実際の住民が戻ってこないのをいいことに。あまり大きな話題にならないので置きたい放題というところでしょうか。(単なる想像)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東電旧経営陣、二審でも無罪主張 原発事故巡る強制起訴: 日本経済新聞(2021/11/2)

 

 

今も裁判の決着はついていない。

最終判決がでたとしても、実際の決着はつかないままだろう。

 

 

 

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花は咲くという曲が、当時震災の追悼の意味で作られたときいた。

そんなきれいな曲作っても復興は早まらないし、原発の事実から目をそらしてるだけじゃないか、と当時は反感しかなかったけど、毎年その曲を聞くと思い出すという意味で、一つくらいそういう曲あってもいいなと思うようになった。

津波に遭った建物が、震災遺構として保存されてる例があるように、記憶からなくしてはいけないと思ったから。

 

 

 

ピアノについて休止中

 

視点がござさんに近づき過ぎていると思うので、距離を置いてみる。

 

時間が経つと落ち着いて冷静になれるかもしれない。

 

いつ再開するかは分からない。

落ち着いたらまた書きます。

ネットの歩き方(ネット社会その4)

 

ござさんのYoutubeチャンネルは現在登録者数29万人。この数がネットピアニストとして多いかどうかは、今回のテーマではない。

※登録者数が多いチャンネルは、なぜ多いのか?

※チャンネルの動画の内容はどうか。

それらの話題は今回は関係ない。

 

29万人といえば。(ちょっと前の)うどん県の県庁所在地の人口に迫る規模である。そんな人数がYoutubeチャンネルという同じコミュニティにいるって言っても、想像がつかない。

ござさんのチャンネル登録者数は、確か2019年9月の菊池さんとの都庁ピアノ連弾動画つまりストリートピアノ動画投稿を皮切りにあっというまに増えた。リアルタイムでそれを見ていたわけではないが。

2019年3月には2万人だったのが。

2019年12月には6万人。

2020年1月上旬には10万人。

2020年2月末で16万人、4月末で20万人。

 

こうやって瞬く間ににござさんを取り巻くファンのコミュニティは広がり、そして多様化した。

その過程でお互いに齟齬が生じたというか矛盾が生まれたのは、必然だったのかもしれない。

 

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

 

ござさんはもともと仕事をしながらネット活動をしていた兼業ピアニストだった。

【自分的に勝手に解説】当初は活動の舞台はニコニコ動画、投稿名義も無し。その場合 _ (アンダーバー)という名義が自動的に割り振られ、ついた愛称が"あんだば先生"。ここですでに親しみと敬意をこめて「先生」と呼ばれているのが個人的に好き(なんのこっちゃ)。その後視聴者投票により(という点も個人的にツボ)、愛称が正式に(?)決められ、「ござ」さんと「セロニアス(JAZZ奏者)」さんに絞られた。それらを合体させて「ござにあす」さん、その後省略されて「ござ」さんという呼び名に落ち着いたようだ。

この徹底して自分の意思がない活動ぶり。呼び方に関してだけど。当時から、生配信でもずっとリクエストから弾くスタイルだった。あくまでピアノを聴いてくれればそれでよかったのかな。

そんな時代からござさんのネット歴は10年以上にわたるが、当時のござさんはもっと自由にツイートしていたと思う。つけられたいいねの数がそれを物語る。ひよっとして一桁だったりする。気楽で身軽な世界。

 

でもその時代から、ネットピアノ界の変化と共にござさんを取り巻く環境は激変した。

 

そんな中、ござさんからはネットのマナーといったことについて自ら発言されることは最近全くなくなった。しかし、はっきりと言及されたことが2回くらいある。(言い方を変えれば2回「しか」無い。)

それらをまず思い出してみよう。

 

 

スーパーチャット問題

 

※スパチャリクがあった最後の生配信(メンバーシップのラーメンプラン限定)

通常ピアノ放送リクエスト募集中! 2020/09/17 - YouTube

第1回ねぴらぼとネピサマが終わった頃のこと。

ござさんの生配信ではリクエストを弾いてくれるっていうのが看板だったが、視聴者数の増加に伴ってリクエストも増える一方。スーパーチャットに書いてくれたリクエストは全部弾くという方針だったため配信時間はどんどん長くなっていた。4時間は当たり前、時に5時間を超えることもある世界だった。

ちょっと落ち着いて考えてみよう。無理ですよね、間で休憩挟みながらもそんなこと?

オペラの上演くらいでしょそんな長時間の演奏。しかも一人って、無理があるでしょ。

それに対してはどこかで線を引かなければならなかったと思う。

 

 

 

普段ピアノ弾いてるだけでほぼ何も発言しないござさんだったが、必要な時はこうやって各方面に角が立たないよう完璧な対応を自らしてくれるというのが、チャンネル運営に関して全部一人で切り盛りしてるござさんらしいなと思って自分は安心した。

 

この後実際に生配信がグランドピアノで再開したのは2020/11/5。(家での生配信はその後2021/5/12のPIANIC後までさらに期間が空いた。)でもその後リクエストの影響で配信時間が伸びてござさんが消耗したりしてる現象は見られない。

ちゃんとある程度決まった時間で配信を運営されているようだ。

もう昔みたいな 変態的な  奇抜なアレンジとかはなかなか見られないけれど。いや?アレンジ自体は今も十分斬新で奇抜だと思うが、選曲が落ち着いてきて…ないか。

 

 

 

ファン同士の関わり方、ファンとしてのネット上での立ち回り方について

2021/11/6 の生配信アーカイブ(メンバーシップのラーメンプラン以上の方限定)


 

※この生配信で書いた感想


※この配信の1時間33分ごろ?からの話題について。

 

スパチャリクを廃止したのでリクエストは当然チャットに流れるわけだが、その数が膨大になっていた状況を受けての話かなと思う。

今までもじゅうぶん多かったが、さらに滝のように流れるチャットコメント。

また、リクエストの他にもチャット欄におけるやりとりについて、ござさんは言葉を選びながら釘を刺している。

※参考資料:嫌われるリスナー | リスナー学(この内容はあくまで一般論、一致しない点もある。あくまでここに引用したのは参考資料としてだし、実際のやり方はそれぞれのリスナーが各自で決める事である)

 

ではファンはどうすればいいのか?

「何もしなくていいです」byござさん

と結論付けることで特定の人や行為を名指しすることなく、ファン一人一人が今までの事を振り返れるように配慮された言い方をされていた。

結局ネット上では会った事も無い人同士がコミュニケーションしているわけで、そこには暗黙の了解というか良心に基づいた見えないマナーがあってこそ円滑に運営されるものだ。

良心に基づいて。

相手の立場に立って考える。または、配信者さんならどうして欲しいと思うかを考える。

そうするとおのずから振る舞いは決まってくるというもの。それはネット上でもリアル社会でも変わらない。

 

演奏自体はのびのびと楽しそうに、配信でいろんなアレンジを弾くござさん。色々解決しながら配信を滞りなく運営されていて、やっぱり聞いてるほうも安心していられる。

 

 

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ふう。ここまで読んで堅苦しいことばっかりで、息が詰まりますよね?

脈絡もなく出してきたこの広い海の写真でも見て、リラックスして下さい。

 

これ以後がもっと堅苦しいので。

 

 

 

今回の問題提起:Twitter上でのやりとり

ある日、ござさんからTwitterで問題提起がなされた。

 

今回言及されているのはマナーというより

「ござさん個人の意思」

と表現した方が正しいかもしれない。

 

そしてそれは同時にござさんのファンの一部の人達の意見でもあるだろう。

 

 

このパワーっていうのがなかやまきんに君絡み?だというのは置いといて。

 

今回はTwitterのリプ欄についてのようだ。

ござさんのネット動画投稿歴や配信歴は長いが、Twitterに現れるのは2015年?くらいからのようだ。それでも十分古く、ファンがまだ少なかった時代だといえるだろう。

この頃~ファンが急激に増え始めたここ1~2年前までのござさんのつぶやきはもっと何気ないものや音楽的なもの、日常の自炊ツイートから人間味あるものまでバラエティに富んでいた。言い換えればもっと気軽につぶやかれていた気がする。

そこで音楽的なツイートには有識者らしき人がぽつりぽつりとリプしていて、それにござさんがまたリプし音楽的な知識交換でさらに盛り上がるという光景が見られたようだ。

 

この時代にリプしていた方々のアカウントは今ほとんど見かけない。彼らはどこに行ったのだろう?

ござさんの今回のつぶやきは、彼らともう一度気さくに音楽的な何気ないやりとりをしたかった、だけなのかもしれない。

 

本来Twitterとは気軽につぶやき、そこへ通りすがりの思わぬところから反応がきてやり取りする、というようなことを楽しむネット上の交差点みたいな場所のはずだ。

 

それがござさんが出歩くとたちまちファンに取り囲まれて(アイドルかな?)、会話したい人は人混みからござさんを見つけだせず、「まあいっか」と通り過ぎていくという現象が起きてる気がする。

またはその人混みに紛れるのは諦めて、ござさんが通りかかるたびにできるその人だかりを近くのビルの3階あたりから遠巻きにじっと眺めてるのかもしれない。

 

ござさんのTwitterフォロワーは45000人を超えている。それに対し、今ござさんのツイートにリプしている数は多くても200人前後。いいねをつけている人も多くて1000人前後。

しかしフォロワー自体の数は減っていないということは、みんなファンを辞めたわけではなくただ黙って潜っているだけと考えられる。

ほんとは話しかけたい人達。

そしてほんとは応えたいござさん。

 

有識者の方がリプしてるツイートは過去になかったわけではない。しかしそのリプは押し寄せて詰めかける人だかりに埋もれているといえなくもない。

・このベースに関するツイートには、引用RTで多数の感想が寄せられている。なるほど、引用RTなら目立つ。

 

・これにも有識者の方からのリプというか提案が、わずかだけど寄せられている。

 

 

 

じゃあ最近ござさんのファンになっただけでピアノも音楽の事もなんにも知らない自分みたいなファンは黙ってればいいのか?(アッ別に自分のことだからって怒ってるわけじゃないですよ決して。)

という当然沸き起こるに違いない質問に対しては自分にもリプ可能なつぶやきをしてくれるということで決着をみたようだ。

つまりこのツイートでいうところの焼き肉のタレやゴミ収集についての件。

自分的には洗濯物についても追加してほしい。

 

 

 

回答編

自分みたいな一般人もリプしていいよコーナー

上のツイートと同時に上げられてきたのが焼き肉のタレ。

なにげにツッコミどころがある。ごまだれってさあ、しゃぶしゃぶ用でしょ?焼き肉のタレはふつう、味噌風味の醤油だれか、レモンですよね?誰ですかごまだれつけてるのは?Gさんからの直伝ヒミツのたれでもあるんですか?

………とこんな具合に焼き肉のタレときた途端に饒舌になる自分みたいな音楽分かってないミーハーな人もいるので、こういったツイートがくると非常に喜びます。大喜びでいじりまくりです。(……この部屋でだけど)

 

このツイートも見てて思った。古来からござさんのツイートにはラーメンが多いし生配信でも「このアレンジは家系ラーメン風で……」と話題に上がる事は1度や2度ではない。そっか、メンバーシップのラーメンプランってここから来てるんか。なるほどみんな大好きラーメンだものね。ござさん健康診断のこともちょっとは思い出して下さいね。あ、ソロコンサートに向けて体絞ってたから大丈夫か。

 

これは……なんですか?鬼滅のアニメからのネタですか?

 

自分はこのようにリプできる話題には大喜びでツッコみまくりである。(←この部屋でだけど)。

 

 

音楽有識者の方向けコーナー

あっハイわかりました、この話題にはお口チャックですね。なるほどわからん(←正直な意見)。

 

 

 

で、実際に有識者の方向けコーナーを見ると、いるじゃないですかリプしてる人が(当たり前や)。ここで実際のリプが少ないのは、有識者の方であっても様子を見てるのか、実際にリプしてそれにツッコミが来るのを避けるためにわざと黙ってるのか、そういう日和見態勢なのかなと思った。

 

そもそもござさんの出してきたお題が試験的というか…(←自分が分かってないだけ)

「お久しぶりです。どうしてました?」

「いやあ、ござさんこそ。いつも生配信は拝見してましたよ。相変わらずのアレンジ、すごいっすね。」

こんな感じで、お互い懐かしすぎてどうしたらいいのかわからず、まず挨拶から始めてるようなぎこちない雰囲気が否めない。

お互い奥ゆかしすぎる……(←いや部外者のミーハーが何いってるんだ?)

 

ここで黙ってる人多いでしょと勝手に想像してるのは、このアンケートに寄せられた回答数を見てのこと。実際に回答を入力してるだけでも1900人もいる。通りすがりだけならもっと多いかもしれない。

1900人ですよ?

いつものツイートについてるいいねは、1000余りあれば多い方なんですよ?有識者でない人が押した分も含めても、どっからでてきたかというとそれは

「人混みがすごすぎて近くのビルの3階くらいから遠巻きに眺めてた人」

なんじゃないですかね。

 

何が言いたいかというと。

この有識者の方むけツイートの需要はけっこうあるに違いないということだ。必ずやお喜び頂けるはずだ。ついでにいうと昔Youtubeによくあがってた講座系動画も、絶対に需要あるはず。

なぜならそれらの講座系は再生回数が優に10万回を超えるものが少なくないからだ。Twitterにこれらの動画が上がった当時はどれも再生回数、RT数共に相当バズってたはずなので、Twitterをフォローしてる人達はこれ系の動画を待っているに違いないと思う。

 

 

こういう近況報告をしてくださってるのには多分リプしていいと思われます。いつも専門的もしくは焼き肉のタレのことを言ってるわけではないんだし。ござさんの音楽活動には多様な顔があるのを思い出した。なんだろ、前も世界史資料集買ってたけど、何か本を執筆中なのかなあ?

 

「技法」より「実際の実演」…?ふうん?自分的に文法がどうこういうよりも気がついたらこれ書きあがってるのと言ってること似てる?(違う)

 

 

こうやって宣言されたことだし、またそのうち有識者の方向けの 変態ぶりを遺憾なく発揮している 非常に専門的なツイートが上がってくるのを楽しみにしてます。で、それにつけられる専門的なリプを見学し、自分の様な初心者かつ若輩者はちょっとでも何かそこから得るものがあるように聞きかじって勉強したいと思います(初心者なりにコードの事を分かりたいという意思はある)。

 

 

 

 

 

 

 

 

未踏の地

それは2022/2/25のこと。とある告知について配信があるらしい。

ござさんの様子がほのぼのと温かな気持ちにさせてくれる。

 

自分もござさんが最近終始前向きに活動されてて話題に事欠かない様子であるのを拝見すると、仕事が、予定があるっていいことだなあって思います。外部からの仕事依頼って、世の中から必要とされて初めて生まれるものなので。

 

しかし。告知とは一体なんだろう?

 

このツイートの時点で、告知なのだからどこかスタジオで、スタッフさんもついての配信だということに思い至るべきだった。自分はうかつにも「へぇー、外っていつもの貸しスタジオの生配信スタイルかな?久しぶりだよねー」とぼんやり考えていた。

 

そしてピアノはスタインウェイらしい。

このピアノには見覚えがある。スタジオでスタインウェイならこの時と同じ場所だろう。

アルバム・ソロライブに関しての追加発表があります 2021/10/29 - YouTube

 

前回の10/29と同様、ござさんは絶対にテンション上がりまくりに違いない。だってグランドピアノですよ?スタインウェイですよ?

「うわーい!いいピアノで弾きまくるぞーー楽しみ―!え?しまった今回のメインは告知だった、テヘペロー」

と無邪気にウキウキし、地に足がつかなくてフワフワしてる様子が目に見えるようだ。

(実際、告知の中で「スタインウェイですよ!??皆さん♬」とウキウキやってる)

 

 

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ござの日ソロライブ

思えば告知放送も回を重ねてきてござさんは要領を得てきたようで、最初の告知:介護職をやめた2年前の放送を振り返れば、あの時ペンギンかぶってでさえ「緊張する!」と言われていたのが、今回むしろ視聴者は(ソロコンサート告知の時と同様)手玉に取られていいように遊ばれていた。

ただやりすぎて?前回の告知で引っ張り過ぎだとクレームでもあったのだろうか。

いたずらっ子のように不敵な笑いを浮かべて白を切るござさんに「早く告知スタートして!」と、宇宙の彼方=隣で配信管理してるG興業さんからツッコミが入ったようで、早々にお知らせが始まった。

ありがとうG興業さん。

 

というわけで告知内容は去年に引き続き、ござの日ライブについてであった。

 

ただし去年と違う点がある。

 

今年はお客さんが入る。しかも関西開催。

今度は大阪でもやるらしい。ござさんは生まれて初めて大阪に来るらしい。

(※ござさんにとっては初めての関西)

以前Dr.Capitalとコラボされた時に「どうですか!演奏旅行いいですよ!海外行きませんか!絶対評判になるよ!!」って熱烈に言われてたのに「いや~旅行興味ないし……」とそっけない返事してた気がする。特に遠出もしたことないって言われてて、理由を聞かれて「だって旅行行ったらピアノ触れないじゃないですか?練習できないの嫌です」とか言ってたような?

(※それは2020/11/3の有料配信でした。このトーク部分は省略されてますが配信ダイジェストは動画として残っています:まいど!Dr. Capitalの部屋Vol.2【GUEST:ござ】ダイジェスト - YouTube )

この理由がいかにもござさんらしいわ、と思って自分は配信聴きながらうんうんと深くうなずいていた。

 

今回の会場は COOL JAPAN PARK OSAKA  WWホール。客席が1000席を超える、浜離宮ホールの2倍のキャパシティを持つ大きな会場だ。

施設案内 | COOL JAPAN PARK OSAKA

 

以前のPIANICも関東だったし、ソロコンサートも東京都心だったので、今回関西圏のファンの方は喜びもひとしおのことと推察する。人口としては広義でいえば東京に匹敵するわけで、待っていたファンは多いはず。ここで……

 

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(画像:大坂城 - Wikipedia より)

 

僭越ながら、お祝いボード🎉的なのを勝手に作りました。

 

石橋を叩くござさんのことだから一つづつではあると思うが、こうやって新たな遠征先を開拓していただいて、全国に幅広くいるだろうござさんファンに生で演奏を聴いてもらうきっかけになったらいいなと思う。

珍しくござさんがアピールしていた事。

生演奏のいい所。(配信の環境だとそこまでの音のダイナミクスを表現しきれない)

「ホールで生のピアノ演奏を聴いていただくと、弱い音で弾いたりという繊細な表現も感じてもらえるから」
byござさん

 

ただ、生配信チケットもあるそうだ。都合が合わなかったりする人は絶対に存在するから、コロナウイルス流行以降の現象なので複雑な気持ちもするけど、とにかく配信があるのはありがたい事以外の何物でもない。

 

 

公演は大阪と東京の2回ある

5/30にもやるらしい。場所は東京、去年のござの日ライブの会場だったレストラン。そもそも日付が5/30ということは当初2020年に中止になったござの日ライブをリベンジするつもりのようだ。

この、(介護職をやめた時点で予定されてた)ライブのリベンジ。

 

要するに伏線回収だ。

自分もこの時から精神的にカレンダーはめくられないままだ。

このキーホルダーもまだ押し入れにあるはず、売ってほしいなあ(願望)。

そういう自分の、どうしても1歩を踏み出せなかった気持ちとは裏腹に、その後ねぴらぼや色々なピアノ界の波に否応なく飲まれていくござさん。

いや?ござさんはただ流されて漂っていたわけではない。

しっかりと自分のペースは堅持して絶対に崩さなかったし、周りから何といわれようができる範囲以外のことは決してやらなかった。世の中は激流に乗って変わっていくが、その中で自分を見失わないござさんを見ていて、自分は時々ハッと我に返り、安心してついて行けばいいんだな!となんとか正気を保っていた感がある。

 

 

ござさんの音

スタインウェイの華やかな響きに乗って、ござさんの手から生まれる音一つ一つがまばゆく輝く。

2回目の単独ライブ、おめでとうと周りから祝福されるべきイベントだが、ござさんのピアノは何を語るよりも雄弁だ。

そう。何も言わなくても、その音が全てを物語る。

 

どの曲も、いや音ひとつひとつが喜びに沸き立っている。

 

その澄みきった様子は、源流から生まれたばかりの雫のよう。

まだ世の中を知らない、何にも染まらない清冽な流れ。

 

 

 

せせらぎが集まり、やがて滔々と流れていく雄大な川のようだ。

でもスケールが大きくなっても、ござさんの音はどこまでも見渡せる透き通った水なのだ。

生き物が住めないくらいに?

でもちゃんと生き物は色んな所に潜んでいる。居心地のよい自分の住処を定めて。

 

 

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(参考画像:四万十川 - Wikipedia )

 

 

浜離宮のソロコンサートでは、アルバム発売記念だったので演奏曲もアルバム収録曲が多かった。しかしござの日ライブは、また別にプログラムを検討中との事。

新曲かな?

「新しい曲はいくらでも考えつくので」(生配信にて)と発言されていたし、コード進行を意のままに操れるのだから多分本当に発想は無限にわいてくるのだろう。

または、新しいアレンジを考え中かもしれない。

その影響なのか何なのか、配信が終わってみれば演奏曲はソロアルバム収録曲以外はクラシック曲であった。わーい大好きですクラシック曲。ござさんのレパートリーはクラシックの色んな分野にわたってるので。

 

しかし1曲ごとに感想書いても終わらないので、イメージを書いていく。

ただ冒頭が威風堂々だったことだけには言及したい。(ホルストと並んでイギリスを代表する作曲家、エルガーの曲である。ほんとは冒頭はもっとかっこよく勇ましいパートもある。)

この曲は、言わずと知れた卒業式の定番。(え?自分だけ?)吹部だったのだけど、卒業式のBGMとして、この威風堂々の中間からのゆったりした所をリピートでずっと体育館の隅に陣取って演奏してたから。ござさんもそんな卒業シーズンをイメージして(動画も出てたし)これを弾いてくれたのかな?と勝手に想像した。

 

ソロアルバム収録曲も、CD収録版がスタンダードナンバーだとすると今回の告知では華やか祝福モードだった。というか告知全体がなのだけど。コードを工夫して明るい感じに変えてるのか何なのか分からないが、夕さりまで「夕方の薄暗く物悲しい雰囲気 」というよりは、太陽が沈む瞬間までまばゆく輝く空、という具合の華やかバージョン。

 

抑えきれない喜びと期待、その気持ちをを隠すことなく全身で表して、手は勢いのあまり現に鍵盤の上を跳ねまわっている。

「いくらでもアレンジの発想は出てくるので」

その言葉通り、ノリノリだからか耳慣れた上品なクラシック曲が並んでいるはずだけどどの曲も魔法の様にござさんの手から意表を突く、それでいてJAZZ等を織り交ぜながら不思議と美しいアレンジが次々と滑り出る。

結論から言ってござさんのアレンジが、演奏がやっぱり一番好き(語彙力)。

またこういう斬新な素晴らしい演奏がライブで聴けるのだな、しかもアーカイブもあって一週間聴けるのだから、つくづくファンやっててよかったな、ござさん推してて幸せだなと思う。

 

ござさんはござさんでソロライブの影響はこちらが思う以上に広範囲にしかも良い形で循環しているようだ。

やっぱり、お客さんに目の前で聴いてもらうって、いいことなんだよ、うん。

(自分が心配してたのは運動不足だったので、2年前のコロナ流行初期の体重増えてたかなの時期よりずっと最近体を絞られていたし、一安心です。)←親戚のおばちゃんか

 

 

 

以下余談コーナー。

 

別名:ここからが本題コーナー。

 

 

雪国にて

【※セリフは、Iさん、Gさん、GZさん、運転手 という色で区別してます。雰囲気で読んでください。】

 

黒い車

告知配信が終わり、スタジオの裏口からござさんと、配信をサポートしてくださっていたGさん、Iさんたちが出てきた。どうやらタクシーを拾って帰るようだ。

そこへ滑るように走って来て、静かに横付けされた黒いセダン。

「あれ?タクシー会社の名前が点灯してないな?これ、流しの個人タクシーですか?」

「はい、どうぞお乗りください。行き先は?」

「XXX駅までお願いできるかな」

「では出発します。シートベルトをお締めください」

 

そして音もなく走り出した黒い車は、そのまま夜の闇に消えて行った。

 

「あれ?このタクシーどこ行ってるの?そっち行くと首都高に上がるよ?」

「はい、行き先はこちらとなっております」

そして運転手から1枚の地図が渡された。

そこにはこう記されている。

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「ここ・・・?」

「どこ・・・・・・?」

 

「行き先は、永平寺 - Wikipedia です。」

「えええ?」

だからどこだよ!??

3人同時にハモっている。

 

永平寺禅宗の道場です。あなたたちには坐禅で修行していただきます」

3人は顔を見合わせ、そして悲鳴に近い声が上がった。

えーっあの豪雪地帯のお寺だよね?なんでそこで僕たちが修行なのーーー!?

 

憤って騒ぐ3人に、運転手から1枚のチラシが手渡された。チラシというか……

 

「単なるスクショじゃないか!」

「スクショは肖像権保護に反してるから訴えますよ」

「正直に証拠まで残すとはどうゆうことだ!」

 

永遠に解決しない件

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「違反は分かってやってます。しかしこっちも対策の仕様がありませんでしたので。」

「どういうことですか?」

 

以下、チラシをもとに今回の生配信で指摘できる点を挙げていく。

・概要欄の内容が完全にいつもの生配信のまま。

・チャンネル紹介動画リンクも、いつも通り単にチャンネルトップページへ飛ぶだけ。

生配信に「"生配信もやっているので"よろしければ是非チャンネル登録…云々」というコメントを載せているのはどういうことか。

・でも過去の生配信にも最近ずっと概要欄にこのコメントが載っている。Σ(゚д゚lll)ガーン

・# も生配信につけてるいつものやつと一緒。

・今回はアルライブに関連した新しい#を考えて然るべき。

・告知後に修正もできるから、本来ならここにリアルライブの宣伝を追加で載せるべき。前回10/29追加告知配信にはちゃんとコンサートの詳細が載ってる。

・配信中に「ライブの詳細については公式HPを……」と言ってるからHPリンクは?と探して、概要欄に貼ってないから普通の人は何やら分からずチケを買いに行けない説。自分みたいにブラウザに既にブクマ登録してでもない限り。

 

「いいですか?これは精神的な問題です。告知配信の中で、チケ発売日など諸説が飛び交っていたようですね。あれだけ準備する時間がありながらこの失態はどうした事でしょう?横で聞いていた人たちも、慌てるというより笑いながらツッコミを入れておりましたね」

「・・・・・」

「・・・・・」

「(3人の心の叫び:そんな重箱の隅をつつくような事言わんでもーーーー!)」

 

「このライブは有料イベントです。聴きに行く人はチケットに代金という対価を払って行くことになります。それに対するサービスはすでに告知から始まっていると考えるべきです。」

「有料サービスを提供する場合、今回配信チケもあるのですからそっちは販売枚数の制限なしにいくらでも売れることになります。ここで分かりにくい告知、はっきりしない売り方をしてると、ふとしたきっかけで興味を持ってくれたかもしれない通りすがりの人にチケを買ってもらうチャンスをみすみす逃しているようなものです。」

「え?公式ホームページに正式情報は掲載した?もう一回言いますけど生配信画面の概要欄のどこに公式HPのリンクがあるんですか?通りすがりの人はそこからアクセスできない限り、わざわざ検索してまでチケを申し込んではくれませんよ」

「職業として音楽活動を続けていくなら最低限大切なラインはお守りになる事です」

 

 

 

こだわりと想い出

「去年もござの日ライブのチケは、メンバーシップのプラン別に売り方が違ったりしてましたね。」

(※参考資料:当時のようす)


「今年も何か売り方を工夫してたりするんですか?」

「それは告知通りです」

「まあいいですよ、ウチはラーメンプランですけど特にお知らせ無かったですし。なんか別に売られてたのかもしれませんが、それはその人たちに、優先されて然るべき何らかの理由があってのことなのでしょうから。」

 

タクシーのセダンの窓には、暗い夜の景色が流れていく。時折垣間見える小さな街灯の明かり。木曽川を渡り、白い雪を頂にかぶる山脈を眺めながら窓外に走り去る景色は、みるみるうちに雪深くなっていった。

 

 

運転手が誰にともなくぽつんと呟く。

「でも今年も5月3日にライブするのでしょう?それなのになぜ、5月30日にも公演を予定してるんですか?」

 

大型トラックのヘッドランプがすれ違いざまに眩しく光りながら、轟音と共に暗闇の中へ遠ざかる。どこかでクラクションが聞こえる。

 

「確かに5/30なんて月曜日の平日なんですけどね。あのレストランの客席は多くて100席ほどですし。でも僕、去年の誰も座ってなかった客席をいつも思い出すんです。」

 

「去年ライブが無観客になった理由もコロナで不可抗力でした。僕、この間の浜離宮のソロコンサートでお客さんにピアノ聴いてもらって、ほんとに嬉しかったんですよ。」

 

「音楽を誰かに届ける、気持ちを伝えるってこういう事かって思った」

「気持ちは伝えられたと思いますよ、お客さんの様子から確かにそう感じました。」

「だからあのレストランで今度こそ、本来そこに、目の前に居るはずだったお客さんに座ってもらって僕のピアノを聴かせたいんです。本来そこに居るはずだった人たちに」

「これは待っててくれた人たちへの、僕からの1年越しのプレゼントなんです。」

「この贈り物を渡せないと、僕の中での時計の針は止まったまま進みません」

 

 

やがて黒いタクシーは山深い寺の前で停まった。

雪が降り止む様子はない。

 

 

修行

人里離れた深山幽谷の中、大木が鬱蒼と立ち並ぶ静寂な空間。広大な境内に数々の堂宇が整然と建つ。積雪深はゆうに1mを超え、あたり一面見渡す限り全てがすっぽりと白い雪に埋まっている。

 

 ↑↑ 参考動画のニュース映像。イメージです。

 

 

そこの縁側に作務衣一枚で裸足という、冬にあるまじき姿で座っている3人組。

「ねえ、いくら何でもこの格好あんまりじゃありません……?」

「僕北国育ちだから雪とか寒さは別になんでも……でも暖房無いと寒いわー!」

「さっ寒いの大っ嫌いなんですけど!もー無理なんですけど!ピアノ練習したい!」

 

そこに静かに響く声。

「さっきからあなたたちは雑念が多すぎです。静かに修行に励んでください。」

「僕は告知配信でピアノ弾いてただけですーーー!」

 

 

そこに静かに来客の到来が告げられた。この雪深い山里に?いや、メール情報が届けられたようだ。

 

 

ちらっとそれを一瞥する。

「・・・・・(フフッ)」

 

「(え、ちょっと何、鼻で笑われたんだけど!??)」

「(それってアレだよね、譜読みの呟き?)」

「(そうだったぁ!予約投稿にしてたのを忘れてたぁぁ……!)」

 

「新しい曲を練習なさってるんですね。来るござの日ライブへ向けて着々と動かれているようで、ファンとしてはどんな演奏に仕上がるのか期待に胸が高鳴ります。」

「(3人の心の声:じゃあいいじゃん・・・?)」

 

『コミュニティ限定動画にでも上げれれば』っていうのはどういう認識ですか?練習のついでですか?コミュニティ限定動画については、ござさんが音楽活動専業の宣言をされてからファンは皆楽しみにお待ち申し上げておりました。」

 

「メンバー限定動画は第1回ねぴらぼ前後に投稿してくださいましたね。あの各方面に忙しい中、スタジオでのJAZZ動画をUPされたりして、ファンとしては申し訳ないというか、ただ頭が下がる思いでした。またその演奏がかっこよかったので(語彙力)」

「でもそれ以来メンバー限定動画をお待ち申し上げてるんですけど、この動画の時にも言及されておりましたがどうなさったんでしょう?もう半年以上経ちますけれど……」

 

「要するに、単にござさん忘れてたんじゃないんですか?」

「・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・(全員、ヘンな汗が背中をタラーッと流れ落ちる)」

 

「まー過去のいきさつを掘り返してツッコミ入れても現状には関係ありませんしね。生配信アーカイブが見れればそれで自分は満足です。でも、メンバー特典として、それで満足してない人たちはメンバーシップ会員から黙って解約して去って行かれてると思いますよ。それは単純にござさんの減収につながりますけど、経済的にご自分の首をご自身で締めてるのはいいんですか?」

「ござさん一人で回してる現体制ではこれが限度だと思ってますので、これ以上ツッコみはしませんけど」

 

「このツイートの後、『譜読みはどういう過程を経ているのか』と自問自答されながら譜読み過程をWordに記録していって、『新しい曲はどのくらいの期間で譜読みできるのか』をツイキャスで練習されてた気がしますが。フォーレの30分くらいある曲?を確か2~3日?一週間?かけて仕上げられてその結果を生配信で報告されてましたが、その辺がきちんとしてていかにもござさんらしいなあ、と思ってました。」

 

「今回譜読みされてる新しい曲をひっさげて、ござの日ライブへ向けて準備なさってると思いますので、今まで積み上げてきた色々なことが結果として発揮されてるなあと思って、こっちもワクワクしながら動静を注視しているところです。練習、がんばってください。」

 

 

雪は静かに降り積もっていく。

暖房は無い。

永遠とも思われる時間が流れる中、3人は黙って目を閉じた。

反論は諦めた方がいいと踏んだらしい。

 

 

「マジで重箱の隅をつつくばかりで大変申し訳ありませんが、自分はこういう形でしか応援できない性格なので。」

「え?その性格、重くてうざい?ほっといてください。」

 

ござさんには絶対に音楽活動を続けてほしいんです。職業にする以上、ファンの存在は言わば生命線です。それを音楽以外のわけのわからない事が原因で、みすみすファンを逃すようなことはしてほしくない。」

「ござさんのピアノは唯一無二ですから。」

「一人でも多くの人に聴いてほしいと思って言わせていただきました。」

 

「続報が届いたので坐禅の修業は3時間に増えました。瞑想に励むように。では。」

 

 

音のない、何一つ動かない水墨画のような世界。

どこかで杉の梢から重たい雪が落ちる音がした。

 

雪融けのかすかな知らせ。

春も、もうすぐそこ。

 

 

 

 

 

2年間

 

今まで見て聴いてきたことを思い出してみることにした。

その時の気持ちと一緒に。

 

自分がござさんを知ってからほぼ2年。

ござさんがネットに動画を上げるようになってからだけでも12年なので、自分の思い出というのはほんの短い間、瞬きするほどのわずかな期間にすぎない。

でも、色々あったなあ。

驚いて何が何やら分からなかった
 ( ↑ ※ござさんの第一印象)

 

ドキドキして期待に胸躍らせていた

 

どん底まで落ち込んで上がってこれなかった

 

おもちゃ箱を開けてみたらびっくり箱で、その下にひっそりと隠れてる宝物を見つけた

 

分厚い雲が空を覆っていて光も見えなかった

 

クラッカーを鳴らして一人で薬玉 🎊 割ってみたかっ

 

色々な思いで胸が詰まって何も言えなかった

 

2年間を振り返ろうと思ったけど、こんな具合でとても一言では語れない。

 

でもこの世界を知ったことは自分にとって人生観を塗り替えるような大事件。

その影響は、生きてる事に意味を見いだすきっかけになったくらい大きなものだった。

 

 

今までもござさんにはここには書ききれない沢山のものをもらった。

 

でも今までより、これからのござさんの姿がどうなるかを想像するのがもっと楽しみ。

 

 

この記事で書きたいことを要約するとだいたいそんな感じ。(要約できてるのか?)

 

 

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

 

 

ござさんを知った当初の衝撃

2年前の自分の衝撃は、だいたいこの動画に集約されている。

 

 

楽譜がない。まずこの点で色々自分の中でバグっていた。

クラシックの演奏会ではみんな暗譜で弾いてるけど、この放送は確か「リクエストに応えて」みたいなやつで……?

で、楽譜は……?どうやって弾いてるの……?(後にござさん以外の人の生配信を色々知ったが、みんな楽譜無しで次々弾いててさらに混乱した)

とりあえず目に飛び込むペンギンマスク。でもウチの(当時中3)男子は、このペンギンマスクの期間はござさんの配信を見ていた。『Youtuberって面白くてなんぼだよね』…なるほど。(しかし実際は視界は500円玉でマスクの中は蒸し暑い、劣悪な環境だったはず)

どう見ても自分の部屋。後ろにはベッドと洗濯物が丸見え。たぶん1Kと推測。

いつもよれよれ伸び伸びのTシャツとかジャージ。確か家族のお古だったような。

そこに場違いに最先端・高性能のキーボード。操作キーが明滅してここだけ近未来感。

さらにこの画面から流れて来る生配信を聞いていると、自分の思考回路に流れてる常識というフィルターが行方不明になった。

JAZZ Barでチャージ払って聴くようなswingスタイル。

超絶技巧クラシック。

その他想い出の昭和歌謡やら洋楽やら、お気に入りの歌手の曲からアニソンなど、ファンは自由にリクエストしているようだった。

そしてそれを片っ端からなんでも弾いている。

だいたいつなぎ部分はどうやって考えてるんだ。

「何なのこのペンギン?」

(当時中3)男子のこの問いに自分は言葉に窮した。

何って言われても。

こっちがききたい。

 

 

 

ござさんにとっての転機

それは2020/2/15のこと。

 

 

・アレをアレした……音楽活動が趣味だったのをメインにした。

・実はアレでした……職業は介護職でした

・アレをアレします……メンバーシップ制度を開始します

・アレもアレします……

  *過去のYoutube生配信アーカイブをメンバーシップのプランに準じて全部公開

  *リアルソロライブ開催予定(いわゆる中止になったやつ)

でも今思うと、この時計画されてた具体的な演奏活動といえばソロライブだけだった。その後の発表でも定員30人の予定だったし、結局それはコロナの影響で中止。というのは客観的事実だったにしても。

 

それまでの安定した職業を捨てて、趣味で稼ぐという選択をするのはよっぽどの決断だったと思う。

いわば清水の舞台を飛び降りるようなもの。

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(画像リンク:清水寺 - Wikipedia )

 

ござさんの動画や配信の中には、介護施設でリクエストされて弾いてたであろう曲が多い。戦中戦後~昭和に歌われていた歌謡曲唱歌、民謡や童謡。ござさんはこれらの分野を、面白おかしくというよりは愛着を込めて動画にアレンジし、懐かしく思い出すように配信で演奏している。

施設で利用者さんが「聴きたいな」と思う曲のリクエストをもらい、

その場で心を込めて演奏する。

介護時代にやってたと思われるこうしたやりとりは、ござさんの描く理想的な演奏家のスタイルだったのでは?(介護現場が体力勝負の厳しい世界だということを踏まえて、あえて言う)

 

しかし、それで稼いで生きていくとなると話は別だ。

芸術とか技能の腕一本で世の中を渡っていくのはそう簡単ではない。そういう甘い世界ではないのだ。そこでは実力以外がものをいうシビアな現実。

でもそれを分かってて、あえてござさんは仕事をやめたと考えると、自分は絶対に音楽の道で成功してほしかった。

これで時間や体力の制約がなくなりピアノ練習その他音楽活動に100%注力できる環境が整ったのだから、この時点での演奏があのレベルだったことを考えると、そこからさらにあらゆる方面に充実するはずである。(という勝手な信念を抱いていた)

ここまでの才能があるのにみすみすそれを埋もれさせてるのが見るに忍びなかったし、見る人が見ればもっと活躍の場は絶対に広がると思っていた。

この断定的思考はどこからきてたのか?何の根拠もない、素人の野生のカンと言われればそれまでだけど。

でもこの素人の野生のカンをもとに、何かしてないと自分は居ても立ってもいられなくなって、なんか追い詰められるみたいにしてこの部屋に色々書き始めた、ような気がする。

 

 

この後、自分が2月末にござさんを知った時点で登録者数が16万人。この後4月末で20万人になるから、コロナに関わらずピアノというよりはネットピアノ動画の人気はうなぎのぼりだったと言っていい。

※ござさんの活動はずっと以前、初投稿の2009年からネット上では長いキャリアがあるわけだが、上記の通り自分が知ったのはずっと最近のことで、自分はござさんのいう古いファンつまり「化石さん」ではない。それを踏まえて書いていく。

 

 

 

 

苦手なコード論

さて、それは2022/2/19のこと。土曜の夕方、その日は冷たい雨がずっと降っていた。

冬の雨は嫌い。

冬枯れの景色がさらに雨に濡れて、見ていると気持ちまでも氷みたいに冷えていく。

 

そうはいっても現実は待ってくれないものだ。

寒いから温かい料理をと夕食準備に奔走している所に、何か不穏なものが視界をよぎった。正確にはTwitter上に何かあがっている。

リンク貼ってみようかな。うーん見るからにやばそう。

 

実際に動画聴いてみると、素人には理解不能ながらもかっこ良かったです(語彙力)。ぜろいちさんのアレンジはこんな感じでいつも一瞬ギクッとするけど、実は理論的にきちんと展開されているということだ。

【駅ピアノ】世界一前衛的でカオスな「千本桜」を弾いたら通りすがりの人からリアル投げ銭が!?【音楽語法解説付き】 - YouTube

 

このぜろいちさんの新作動画、投稿された直後に自分はもう一回、別の場所で聴いた。

 

それはとあるピアノの生配信の中で流されていたもの。

某飲食店の職員さんがピアノを弾きながらこの曲を熱心に研究されている様子。ぜろいちさんも「それはペンタトニックコードで……」と何やらコメントされていた。(この飲食店は某所ということにしておく。)

 

ペンタトニックコード……?

コードとか言われても自分は詳しくは知らないんですけど。

そう思いながら自分は夕食準備の洗い物に追われていた。しかし何かがひっかかるぞ?

ござさんのアレンジ講座動画で見かけたのかな?

そうかもしれない。

いや、ござさんの動画見ても特にコードが全く分からないから覚えてないはずだ。

(コード分からなすぎて、最近地道に基礎練でスケールやったりしてどういう調があるのかを全部覚える所からやってるくらいだから)

 

 

でもえーと、コード……んーと何だっけ………

 

 

 

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※雪だるまがなんか言ってるけど気にしないで下さい。そもそもこれは10年程前の大雪の時の写真なので、今年はうどん県近辺には雪は積もっていない。

 

じゃなくて。

ペンタトニックコード、どっかで聞いたな?と思ったら。

 

これかな?

総再生数1億回超え!ネットピアニストたちの動画を楽譜にしてみた結果・・・!? |ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス ~ 楽譜/書籍/雑誌/音楽ソフト/通販 ~

 

これは言わずと知れたネットピアニスト8人衆さんの楽譜のリンク。

この中に皆さんの参考演奏動画が並んでいるがその最後に、ボーナススコアの紹介と参考動画のリンクが貼ってある。

このボーナススコアとは?

言わずと知れたずっしーさん考案の「魔法の伴奏」のことである。

 

魔法の伴奏の初出はこれだろうか。

 

この動画の理論がつまりペンタトニックコードだった気がする。

自分がござさんを知った当初(2020年2月末)、ござさんの動画を片っ端から見ると共にこの楽譜ページから8人のピアニストを知って、この魔法の伴奏もそれこそカセットテープだったら擦り切れてるっていうくらい聴きまくった記憶。

このときは自分はピアノ練習を再開しておらず、演奏するのは大嫌いな部類だったがさすがにこの魅力的なキャッチフレーズに飛びついた。

「どんなに適当に弾いても曲っぽく聞こえる」

しかし当時まだピアノ練習を再開してなかった自分は言われた通りチラッと黒鍵を弾いてみたが、全く理論を分かってなかったため面白くなくて、すぐやめた。

それよりも演奏は置いといて、メイキング動画の方に飛びついたのだった。(※今は上記のYAMAHAのページからしか再生できない限定公開扱いである。ずっしーさんのチャンネルからも削除されているので動画リンクはここには貼らない。上記YAMAHAのリンクから動画に飛んでください。メイキング動画は一番下のほうです。

 

 

きっかけを思い出すーーなんでネットなのか?

そもそも自分はYoutubeは少しは見ていたが、それまではあくまで吹奏楽関連のCD代わりに使っていただけのサブ的存在だった。

それがなんでござさんの動画を見つけることになったのか?(直接的にはおすすめに上がってきたからだけど)

当時の状況をよく考えてみると?

コロナ流行の影響で仕事以外全部の予定が消え、外出もできなくなり、なんとなく手持ち無沙汰になってYoutubeを見ている時間が増えたから。

つまり家でいる時間が増えた。これに尽きる。

自分だけでなく世の中全体的な傾向だったのではと思う。

 

その後コロナ流行は収束せず、その感染の動向に一喜一憂することになるのだが。

でも未だかつてないほどYoutubeその他ネットに注目が集まるきっかけになったことは間違いないし、コロナが無ければ自分がござさんを知ることも恐らく無かったに違いないと思うと複雑な心境だ。

 

 

当時の記憶

そんなわけでピアノも当時は大嫌いだったのになぜかピアノ動画を見始めた時期。

ござさん以外の人達の存在も知り、色々聴いてみていた時期。

 

この魔法の伴奏の動画(メイキング含む)をもとに、思い出してみます。

当時の自分の認識を。

まず、当時の自分の楽器弾く人をみる基準が「上手いかどうか」だった。つまり、技術的に上手いかどうか(自分は弾けないのに何なのこの矛盾)。このへんが当時はまだまだ表面だけで他人を見ていたと言わざるを得ない。

ただし、このピアニストへの視点は約半年後の第1回ねぴらぼで180度真逆に覆されるわけですが。

つまり。(※この時点ではござさんしかまともに聴いてなかった)

いりすさん・・・ぞうさんのアイコンかわいいな。でもなんか演奏ぎこちないなー。

tjさん・・・綺麗な演奏だなあ、なんとなく。

gaoさん・・・ピアノは愛ってどうゆうこと?上手いけど。(左側に手が回ってるのを見落としていた)

ものはっぱさん・・・なんかお洒落な感じ。指輪とか。(そこじゃない)

ござさん・・・わあー1音目から違うー!ステキ!(先入観しかない)

菊池さん・・・上手すぎてなんか怖い人だなあ(別の意味で先入観)
(※当時菊池さんが怖かったのはこの動画が理由。上手すぎるから。)
【神回】不審者と変質者が駅で「名探偵コナン」を即興連弾したら史上最高の盛り上がりにwwwww【新百合ヶ丘駅ストリートピアノ】 - YouTube

ぜろいちさん・・・上手いけど別の意味で怖いな演奏が(これも先入観)。近寄らないでおこう(食わず嫌い)。顔出ししてるけどかっこよさそう(論点はそこじゃない)。

ずっしーさん・・・この謎理論を考案したってだけでなんかすごいなあ、頭よさそう(短絡的思考)。手がキレイであこがれるなあ。(演奏は……?)

(※↑ すいませんずっしーさんの第一印象を追加しました、やっぱ一発書きはダメです)

 

すいませんクレームあったら受け付けます。

あくまでこれは第一印象です。この動画でござさん以外の人の存在を知ったので。

今読むと笑うしかないwww。無知とはおそろしいものです……

 

 

 

ねぴらぼメンバーのイメージ

そんな中、コロナ流行の前だと思われる動画がある。ねぴらぼの企画が持ち上がった時のスピンオフ的な動画なのではと思うのだが、これもまたそれぞれのピアニストの個性をはっきり表していると思う。

(※けいちゃんさんのチャンネルから動画をお借りしました)


 

演奏は魔法の伴奏動画以上に、この時すでに全員特徴がはっきり表れている。

 

※第一印象と、当時見てた動画:

かてぃんさん……ヤンキーの格好でストピ動画あげてた人かなーピアノすごいのに、面白いキャラだなー
・ヤンキーの動画:【ピアノドッキリ】もしもヤンキーがプロのピアニストだったら。。(♪小さな恋の歌/piano performance in station) - YouTube

・オタク動画もある:【卒業式ピアノドッキリ】もしもオタクがコンクール全国優勝者だったら。。(♪残酷な天使のテーゼ/piano prank in graduation♪Cruel Angel's Thesis) - YouTube

けいちゃんさん……すごいイケメンな人だなーいつも黒い服着てるのは制服かなー(違う)

・いつもの黒い服の動画:【ストリートピアノ】駅で「紅蓮華」を弾いたらこども達が合唱して奇跡的な演奏になった!?/‪Demon Slayer:Kimetsu no Yaiba-“Gurenge” - YouTube

・そういやござさんの動画にも出てたような:【丸サ】演奏中にまさかの飛び入り!?けいちゃん&瀬戸一王さんと夢の連弾!!【大きな古時計】 - YouTube

 

 

 

ねぴらぼメンバーもこの頃とは全員色々変わった。(下で述べる)

 

しかし、自分はあくまで今もござさん単推しですけどね。

全員の配信、投稿動画やツイートを追う時間が無いので。

気になる人はいても物理的に全部を聴いて網羅するのは無理です。

というか、これ書くのにもござさん以外について書けないのでしょうがないともいう(菊池さんを除く)。

ござさんと菊池さん以外について書くと?

超客観的な、読売新聞の社説みたいなものすごく正面からの正論みたいのができる。いや、新聞はまだ書く対象をリスペクトしてるけど、自分が書くと身も蓋もなくバッサリ切り捨て、フォロー無し、救いようがない記事ができるのでダメ。そしてたぶん秒で書きあがる。そこには感情が存在しないから。

 

菊池さんだけは、なんとか投稿動画だけは聴いている。それと寒いギャグツイートを。(自分の中では菊池さんの演奏は、ござさんと二人でセットだから。)

というか菊池さんは第1回ねぴらぼの前?くらいに生配信で自己紹介していたり、自宅で弟さんとセッションしてたのを聴いてみて、人柄とか演奏とかのイメージがガラっと変わった。配信で話を聞いてみると第1印象よりずっと人間味にあふれてる人なのかもしれない、もしかして怖い人じゃないなと思ってそれから演奏を聴くようになった。

 

 

けいちゃんさんとかてぃんさんの動画や配信は全然聞いてないし、これからもチェックするつもりはない。

 

なぜ?

 

(上の理由以外だと)彼らは、演奏が個性的かつ魅力的なのに加えて、自己を発信する方法を知ってるなと思ったので。

 

自分がチェックしなくても、もう十分すぎるくらい世の中に存在を知られてるし、社会的に評価されてるし、マルチメディア方面へピアノの実力を広く知らしめている。

 

彼らは、

演奏家としてどういう個性を磨くべきか?

このピアニストとしての意識以外に、

職業として最低限どういう点を押さえるべきか。

どう発信すれば自分の長所を伝えられるのか。

どこへ広報すれば、自分の演奏を必要としている層へもっとサービスを届けられるのか。

という点に長けている。

 

最もわかりやすいのがかてぃんさんだと思う。

英語に堪能なのは留学経験や海外での演奏経験があるからだと最近知った。そういう言語力が背景にあるにしてもベースはクラシックだ。さらにJAZZの演奏にも堪能である。

クラシック、またはJAZZ界隈で活躍するピアニストなんて世の中には数え切れないくらいいるのだけど、なんでかてぃんさんはそんなに人気が出たのか?

一番の魅力は演奏だと思う。どのジャンルに分類したらいいのか?全く新しい概念。

でもまず、それを聞いてもらわない事には始まらない。

待っていてもお客さんは近寄ってきてくれない。

そこでものをいうのが発信力の差ではないか?

その違いは東大院卒という肩書だけではないはずだ。

ラボと銘打ってメンバーシップ制度を運営しサービスを工夫して登録者=リピーターを獲得したり。

クラシックを看板の前面に掲げるかてぃんさんの動向が、昨今の「稼ぐことに躊躇しているクラシック界」に一石を投じるきっかけになればいいなあ、と思っている。

 

 

ではけいちゃんさんは?

自分は上手く説明できません。

かてぃんさんのレベルを通り越し、音楽の分類という障壁をぶっ飛ばして、なんか人間の本能を刺激する何か?を創作してる人。それを端的に現してるのがオリジナル曲だと思いますが、何の曲でもアレンジを聴けば特徴は一目瞭然です。

けいちゃんさんの曲聴いていると、今の多方面での活躍ぶりは想像していた通りというかやっぱりなというか。コロナの影響で本領発揮できてない気はするが。

コロナが本当に収束して、気兼ねなく誰もが音楽を楽しめるようになった時のけいちゃんさんの活躍をこの目で見てみたいというか、怖いもの見たさ?的な感じはある。一体どうなっちゃうんだ。

 

 

自分の中では2人はござさんのライバルだと思ってる。(←小学生か?)

ライバルだと思ってるなら尚更ちゃんと調べて分析したらよさそうなものだが……そのほうが対策が立てれるよね?

いや、それぞれが自分の行く道をはっきり確立して進んでるから、もはや他の人を分析する必要は無い。

ライバルだと思ってるから、陰ながら応援してます。(表立っては言いませんし動画もチェックできてないけど)

 

 

 

ネットピアニストの活動を考える

じゃあ魔法の伴奏動画で知ったピアニストさんたちについては?

ござさん以外は、さらに自分はチェックできてなくて追えていない。そのため細かい事に言及できないけど一言でいうと?

ピアノに対する敷居が下がった。

さらに、音楽の垣根が色々なくなって、とっつきやすくなった。

2年前のあのころより、どの人も専門領域?を掘り下げて個性がはっきりしてきたというか。聴いてて好みで選べるようになってきたというか?

 

(ここに書いてる感想が、第一印象から変わりすぎてて自分でも可笑しい……)


配信の音質が改善されたり。これはかなり投資を伴うはずで、これからコロナ流行が長期化することを踏まえて皆さん整備されたのだろうか、と思う。

オリジナル曲を作られたり。当たり前だけどこの点が一番個性の違いがはっきり出てきて、どの人も進む道がはっきりしてきたなあと感じる。

生配信ライブを定期的にされるようになったり。よく思い出してみよう。例えば菊池さんがテスト配信から始めてYoutube生放送するようになったのはコロナが流行し始めてから後のことだ。生放送も、配信者さんのそれぞれの個性が感じられて面白い。

(あまりチェックできてないので細かく述べるのは避ける)

 

ござさんのピアノ動画投稿というのは、ニコニコ動画の前に2ちゃんねるのセッションスレでされていたそうだが、そのどちらのフィールドも当時はまだ若者のテリトリー、その中でも主にパソコンに詳しい一部の人達がやっていた狭い閉じた世界だったと思う。

その時代から変わって、今までリアルでコンサートに行かないと聴けなかったピアノがストリートピアノで聴けるようになったことは大きいが、その普及と並行してネットでピアノの演奏が聴ける(しかも好みで選べる)、また関連する知識を得られることがここまで一般的になるとは誰が予想しただろうか。

 

この人達を一言でいうと?

ピアノが弾けて編曲できて作曲もできたりする人達

って感じだろうか。

歌手で言うシンガーソングライター的な。

 

最初の方で述べたぜろいちさんの最近のツイート動画、あれを聞いて「なんかはっきりと無調性な特徴を出してきたな、どうしたんだろう?(前からそういう動画出されてましたけどね)」と今になって気になってきた。

それがこの記事を書くきっかけ?の一つだったかもしれない。

 

ネットピアニストさんについて語り出すとその歴史は遡ればござさんの投稿歴よりも古く、また多方面に拡がりすぎてて自分は正確に書けないのでここでは割愛します。

 

 

 

ござさんの展望

※資料:2021/5/6の記事。PIANICに向けての内容。

世界初のストリートピアノフェス『PIANIC』開催直前! けいちゃん、ござ、さなゑちゃん、ハラミちゃん、よみぃが意気込みを語る | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

 

2021/11/24の記事。ソロアルバム発売に向けて。

ピアニスト・ござ、デビューアルバム『EnVision』発売記念インタビュー! “絵画的”アルバム、その内容とは? | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

 

そして今回のソロコンサートについてのインタビューは、月刊ピアノに掲載されてる記事のためここでは詳細を書くのは控えます。

ござさんを知った当初の状況は冒頭の方で書いたので、ここでは現在進行形で書いてみる。そもそも最初にペンタトニックコードとかいう、自分では解説できないワードを持ってきたのが間違いだった。

 

コードとかアレンジに関していえば、ござさんはそれ自体を工夫して研究するのがメインではなく、あくまで「伝えたいイメージ」があってそれを具現化するツールとして、コード進行を工夫したりアレンジを習得したりしてる気がする。あくまで現場主義、アレンジはその時だけの産物、同じ演奏はできないらしい。

 

ソロアルバム発売とソロコンサートは、2020年の秋から計画されていたらしいので、(ござの日ライブが延期になったことは想定外として)これで今のところの伏線は回収されたと思われる。

これで自分もG興業さんが何か計画してないかなあ、と気を揉むこともなくなった。

※追記:何か密かに計画してるらしいですね。なんですかG興業さん?


 

今は次々と計画されている事があるらしいが(少しずつ明らかになってるが)、自分はそれをゆったりしたソファに座って安心して見ている気分だ。

色々な条件や環境が整って、ござさんの方向性ややりたいことが少しづつ分かってきたからかもしれない。

ただ、その条件や環境はござさん自身が全部自力で管理したうえで整えたもの。

例えばグランドピアノ生配信や動画撮影。設備がありスタッフがいる場所での生配信(告知)もあったが、基本的には全部自分で機材設置、配信準備等を全部こなされている。

何もかも全部自分のできる範囲でできることをしてるござさんは、見ていて等身大の、手が届きそうなイメージがあって親しみを感じる。

正確に言えば演奏の内容とか活動方針とかがファンに寄り添ってくれているからそう感じるのかもしれない。そんな気がするというか。

(演奏自体は、十分常識はずれなことやってるというか人間じゃないレベルに到達している。どうやったらああなるんだろう?そりゃ決まってる、毎日の練習あるのみ。今のござさんは、ずっと練習を積み重ねてきた足跡そのもの。)

 

 

ござさんは絶対に階段を飛ばしては登らない。ただ、足踏みもしないし1段戻る事は絶対にない。その速度がどうなろうが、絶対に次の1歩は次の段を踏みしめている。

 

自分はちょっと距離をあけて、その10段下くらいから、ござさんの足跡を追っていきたい。(決してストーカーではない)

 

というわけでネットピアニスト界の動向とござさんの展望について考えてみた。

しかしなんでござさんの演奏は聴いててやめられないんだろう?なんでそればっかり聴いてしまうんだろう?ござさんの活動方針を置いといても、謎である。

多分その鍵がコード進行だと思うが、自分は全く分かってないので、まずコードを覚える前に調を全部覚えようと思って、スケールなぞやってる毎日です。

 

 

 

登録者数

最近その人数が29万人に増えた。

これに関して自分は純粋にそのままおめでとうと言っているわけではない。

以前にこの数字が変わったのは5月末…?(もっと後だったっけ)

 

 

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でも、「ござさんのチャンネルを登録しようと思ってくれた人が増えている」事実には素直にお祝いを言いたい。で、何かビジュアル的に作ろうと思ったけど自分にそんなセンスはないので、ここにこっそり貼っておく。

 

え…?究極にダサい……?そういうツッコミは受け付けておりません……。

 

ござさんのチャンネル登録者数はこれ以上どんどん増える、という事はもうないだろう。ネットピアノ界自体が、ある程度飽和状態なのではないかと思うから。

ピアノに、そして音楽自体に興味ある人は、すでにどなたかのチャンネル登録を済ましていると思われるからだ。

 

しかしござさんも、どこのスタジオでも自在に配信するツールを手にし、また演奏とアレンジには益々磨きがかかっているのでこれ以上増えることはないにしても減る事は決してないと考える。

他の配信者さんと同様、ござさんも活躍の場はYoutubeを飛び出して多様な舞台に出ようとしているから、自分はそこまで悩んでもいない。

 

 

季節は立春を過ぎて、ふとした暖かな日差しに、また段々遅くなる日没に新しい季節の息吹を感じる。

新しく芽吹く木の芽。

土の中からそっと顔を出すふきのとう。

 

ござさんが苦手な冬が終わるのももうすぐ。(自分も冬は苦手、冬眠中……)

 

 

凍える空気をまといながら、紅梅の蕾がそっと開く。(写真は何年か前の水戸偕楽園の梅)

 

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ここで過去記事から引用。

※参考記事:ござさんに、勝手に贈る言葉 - ござさんの魅力を語る部屋 から

 

 一貫唯唯諾  一貫(いっかん)す 唯唯(いい)の諾(だく)

従来鉄石肝  従来(じゅうらい) 鉄石(てっせき)の肝(きも)。

貧居生傑士     貧居(ひんきょ) 傑士(けっし)を生(しょう)じ、

勲業顕多難  勲業(くんぎょう) 多難(たなん)に顕(あらわ)る。

耐雪梅花麗  雪に耐えて 梅花(ばいか)麗しく、

経霜楓葉丹  霜(しも)を経(へ)て 楓葉(ふうよう) 丹(あか)

如能識天意  如(も)し、能(よ)く天意(てんい)を識(し)らば、

豈敢自謀安  豈(あ)に敢(あえ)て 自(みずか)ら安(やす)きを謀(はか)らんや

 

簡単に意味を説明すると・・・ 

一旦自分で「やる」と決心したからには、最後までやり通さなければならない。

それには強固な鉄の意志が必要だ。

貧しい生活を経てこそ素晴らしい才能は育まれ、

偉業は多くの困難を乗り越えてこそ達成される。

梅は雪の降る冬の寒さにに耐えて、初めて麗しく咲き、

楓は冷たい霜にあたって初めて真っ赤に染まる。

 

もしこの天意に気づいていたなら、

どうして自ら安易な人生を歩むだろうか(いや、そんなはずはない)

 

 

 

 

この歌はござさんが今まで歩いてきた道のり、そのもの。

これからのござさんもこうやって一歩づつ進んでいくのだろう。

 

ひっそりと寒さの影で咲く梅のつぼみ。

でもその花びらはあざやかな色彩をまとう。

 

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ござさんの演奏はネット投稿してきた12年間の積み重ね。

(小さい頃からの練習をバックに)配信や投稿で長い年月をかけて獲得された小さな知識や技術の上にあのアレンジが成り立っていると思うので、他の誰にもできない、ござさんのピアノでしか聴けない演奏がある。

「この腕は国宝だから」
by菊池さん(ござさんが介護職をやめる前の発言だったと思う)

自分も全く同感なので、この記事でその国宝の全容を解明することに努めていきたい。

 

 

 

何にしてもござさん以外のピアノにはほぼこれの字幕は流れてこないので、感想も分析もしようがない。

なぜ?

それが分かってたらとっくに他の人も応援してますが、恣意的にコントロールできないので自分にはよくわかりません。