ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

夏休みの宿題

 

これ書いてるのは7/31(から)。

 

今日youtubeで生配信してるチャンネルを挙げると?

ネットピアノ配信でいうと、

ござさん、

いりすさん、

ヒビキさん、

事務員Gさん、

たくおんさん。

瀬戸一王さんも動画をプレミア公開してた。

(昨日の土曜はgaoさんと、ものはっぱさんもコラボ生配信をやっていた。菊池さんは機材トラブルがあったようなのでこのリストからは割愛した)

 

ピアノ以外にも、

フジロック(同接人数2、3万人~13万人くらいだった)

長岡の花火大会(これが同接3万人位いた方に驚いた)

あといろんな楽器演奏の生配信やらよく見かけるBGM専門チャンネルの配信やら、チャンネルを数えだしたらきりがない。

 

「家で無料で手軽に聞けるyoutube配信」だけでも、これだけある。

今は夏で祭りの季節だから?注目イベント多いから?

それだけじゃないだろう。

 

 

結局何が言いたいのか。

youtubeチャンネルは昨今ますますジャンルが多岐に渡ってるかもしれないが、ピアノ配信ファンはどっかに分散したのかというと、ある一定数からは絶対減ってないという事実。

寧ろ増えてるチャンネルも多い。

つまり彼らはピアノチャンネルの固定ファンとも言い替えられる。

 

結局配信者さんが個性的であったり配信内容や動画の演奏に特色があるチャンネルは、ずっとファンが離れないという事かもしれない。目新しいというよりも飽きられない内容が重要というか。

 

そこでござさんのチャンネルでいう個性って何なのか。

それは1にも2にも即興アレンジだろう。

即興じゃなくても、ござさんの操るコード進行にはたぶん繰り返し聞きたくなる仕組みが隠されているのだろう(たぶん)。

(クラシックピアノの繊細なタッチを聴きたい人はとっくにクラシックチャンネルに居を移したと思う。クラシック演奏家も最近youtubeでどんどん発信するようになって、ピアノチャンネルでもよりファンの嗜好が細分化ていうか、はっきりしてきた気がする。)

 

というわけでござさんの特色は特徴的なアレンジ。

1人で鍵盤ベースもドラムもできてしまうことにも言及しておかなければならない。

打楽器機能も合わせればどんな合奏もありだ。

 

 

では演奏以外の面は?

 

去年からツイートされているように、ラテン音楽の本を読んでみたり、またさらに踏み込んで民族音楽の本も購入したり、リズムとか音楽史とかについても調べられているようだ。

そういうつぶやきが専門的すぎて余りリプしたことがないので、ここでこっそりとコアな内容を考察することで、ござさんの目に映る音楽の世界にちょっとでも迫ってみたい。

 

 

いわば

某放送協会 Mテレによる教養番組:

「GZ先生のバーチャル音楽講座---夏休み特別講習

の録画分を出してきて復習してる感じである。

 

 

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

 

ござさんが最近やってること

 

 

このデスクワーク、どういう案件なのかは知らないが、相当長引いていたようだ。

ここで↓↓終わりそうな雰囲気を醸し出しておいて次の配信(7/23)でもまだ終わっていなかったから。

 

最近の一連のTwitterにおけるつぶやきがこのデスクワークでやっている内容そのものなのか、または気晴らしに全然違う内容をつぶやいていたんだろうか?

でも単なるつぶやきにしては妙に一貫性があるので、デスクワークと関係してるんじゃないのかなあと勝手に思ってる。

 

 

 

 

B'z だけど!?カトリックの教会で敬虔な祈りを捧げたくなる響きでございます。17世紀といえばバロック音楽(1600年~1750)。音楽とは宮廷や教会のためのものだった。

15世紀~1960年代までの音楽史が分かる「今日の料理」を弾いてみた - YouTube

→→ござさんのこの動画によればバッハの一人勝ちの時代である。(いやいやヘンデルさんもいるやろ? ヘンデル 「水上の音楽」 アラ・ホーンパイプ バロック管弦楽団演奏 - YouTube )

 

いえ、自分は断じてキリスト教徒ではございません。特定の宗教を信じる思想はまったくありませんので。トイレには神様がいると思ってるけど。

要するにバロック音楽に関係するデスクワークやってるのかなあ……?

 

 

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※いきなり始まる資料コーナー:古楽器について

ところで。ピアノという楽器はこの17世紀のウルトラソウル動画でも(たぶん)使われている音色の、チェンバロが原型である。ルネサンス期~バロック時代に(つまり15世紀頃~18世紀にかけて)隆盛した楽器。

解説と演奏:ピサ・チェンバロ | 1580年~1600年頃 イタリア製 | 民音音楽博物館コレクション Vol.1 - YouTube

演奏動画:・J.S.バッハ:ファンタジー ハ短調 BWV 906 チェンバロ:伊藤一人 - YouTube
【チェンバロ】6つのパルティータ 第2番「カプリッチョ」BWV 826(バッハ)【倉敷市芸文館】 - YouTube
【チェンバロ】インヴェンション 第1番 BWV 772(バッハ)【倉敷市芸文館】 - YouTube

 

チェンバロ(独: Cembalo,伊: clavicembaloは、弦をプレクトラムで弾いて発音する鍵盤楽器である。英語ではハープシコード (harpsichord)、フランス語ではクラヴサン (clavecin) という。ー--引用:チェンバロ - Wikipedia 

 

 

派生した楽器も色々ある。

ヴァージナルという楽器もあるようだ。針のような部品が弦をはじくことで音が鳴るという構造はチェンバロと似ているが、外見が箱みたいな小さな形。

解説:ヴァージナル(Virginal)

演奏動画:【ロンドン・ナショナル・ギャラリー展】フェルメールの《ヴァージナルの前に座る若い女性》に描かれた楽器と同じ様式のヴァージナル - YouTube

 

※この楽器は17世紀オランダの画家フェルメールの絵によく登場している。絵画も音楽もバロックが隆盛の時代。

 

鍵盤弾いてるから楽器はピアノ?と思いきや、よく見ると小さい箱みたいなのを演奏してる。床は大理石や地元のデルフト陶器で豪華な装飾が施され、また楽器の蓋には絵画が描かれている贅沢な仕様だ。

大航海時代東インド会社の香辛料貿易がもたらした莫大な利益。それにより黄金時代を迎えていたオランダ(=ネーデルラント連邦)の新興層である、富裕な市民の暮らしぶりがよくわかる。

宮殿や貴族の邸宅等のサロンや教会での宗教音楽(=バロック時代)から、市民階級へ音楽を楽しむ習慣がこうして広がっていったのだ。

(しかし古典派までは、音楽とはまだまだ王侯貴族など特権階級が楽しむものだった。ヨーロッパでは。)

【※画像リンク:上段左から】

音楽の稽古 - Wikipedia
ヴァージナルの前に立つ女 - Wikipedia
ヴァージナルの前に座る女 - Wikipedia
A Young Woman Seated at the Virginals - Wikipedia

 

 

クラヴィコードという楽器もあった。もっと小さいというか平べったい形をしている。響きはチェンバロと似てるけど、その形から机に置くことができるので、家庭で練習用として広く使われていたらしい。

解説動画:大塚直哉さん 古楽器を語る(3)18世紀末のクラヴィコード - YouTube

演奏動画:静寂の音響 クラヴィコードの世界【浜松市楽器博物館】 - YouTube

※これの電子楽器版がクラビネット。いわゆるアナログな電子ピアノ。(クラビネット - Wikipedia )

 

 

ここまで資料引用コーナー。

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音楽史のたどってきた道

「今日の料理」動画はもう3年以上前の投稿だが、ござさんはその時点でああいう風にアレンジできるくらい、既に色々音楽史に精通していたんだなーと思う。

 

最近もこんなの出していた。

 

おやっ?ここにもフランドルって文字列が??

※ついでにこの動画のモルダウの項に出てくる地名の位置関係を書いてみたwwwww時代は大雑把に16世紀で、あくまで目安。

 

マントヴァーナがヨーロッパ全体に広がっていった様子がよくわかるなあ。

 

ー--ただしルネッサンスとかバロック時代は、単に西洋史上の区分である。

今日の料理動画では便宜上西洋史の流れに従ったのだろうけど、西洋史自体が歴史のおおきな流れでいえばほんの一部の話に過ぎない。

 

 

地球のすべての音楽と歴史

ひょっとしてござさんは地球上に存在する音楽を全部調べようとしてるんじゃないでしょうね。でも確かに自分も中世以降の西洋音楽史以外のことは何にも知らないな。

だって不自然ですよね?学校では、西洋史東洋史にあれだけ分量を割いておきながら、世界史の授業ですらも、南アメリカ大陸の歴史って一瞬で終わりましたもんね。音楽史なんてかすりもしなかった気がする。

欧米以外の地域の音楽史の教科書での扱いなんて、推して知るべしだ。

 

というわけで最近ガチでやってるようです。

ござさん、マジですか。

 

ここで掲げられているアフリカ大陸の音楽史

 

植民地と音楽

歴史が絡んでるなら言わせていただく。

アフリカ大陸は中南米、そしてインドと東南アジアとともに大航海時代以降、植民地支配にさらされてきた。それぞれの植民地には違った歴史の経過があるが、アフリカ諸国では特にギニア湾岸からシエラレオネあたりにかけての奴隷海岸から、1500万人は下らない数の働き盛りの男性が奴隷として売られていき、被った人的・経済的・文化的損失は計り知れない。(奴隷海岸 - Wikipedia )これで近世以降のアフリカ大陸は国力を削がれ、今もプランテーションなどのモノカルチャー経済だったり内戦が続いていることからの貧困から抜け出せないでいる。(もっとも最たる例が南アフリカだろう)

これらの植民地へキリスト教を布教しながら支配してきたヨーロッパ諸国にはそういう意味で賛同できないし、旧植民地に教会が建ってるのを見るとキリスト教の教えは自分は信じる気になれない。(勝手に自分の国で奉斎してればって思うが、キリスト教抜きに世界史は成り立たないからなあ)

だから西洋史、宗教史は自分は昔から調べまくってはいるけど断じて好きなわけではない。以後、キリスト教関連の話題ではテンションが低い。

 

 

しかしこうした歴史を抱えるアフリカだけど、奴隷貿易の流れに乗って中南米に伝わったリズムはJAZZやラテン音楽の礎となった。

ラテンリズム紹介 #2 ソンクラーベ SON Clave - YouTube

(例えばこの動画で引用したソンはアフリカからキューバに渡り、現地の音楽やスペイン入植者の白人文化などと混ざって、Mamboやchachacha等あらゆるラテン音楽の基礎となっていった)

まいど!Dr. Capitalの部屋Vol.2【GUEST:ござ】ダイジェスト - YouTube

(これの2:00ごろから実際のソンクラーベをJ-POPで解説してくれてる)

 

それにアフリカ各国の音楽にも独自のものがあるんだなあ。と、このツイートのスクショを見て気がついた。

 

こういう経緯があるとしても、ヨーロッパ文化は美術も音楽もキリスト教とは切っても切り離せない関係にあるので宗教をスルーするわけにはいかない。東洋文化が仏教などと切っても切り離せないように。(しかし16世紀の宗教戦争のあたりを考えるとほんとに宗教って何ぞやって思う、オランダはその間宗教的に迫害されていた側だ)

(※宗教といえばキリスト教以外の宗教について語りたいところだけど、どんどん音楽から乖離していくからやめる)

 

中世の祈り

さて気を取り直して宗教(=キリスト教)音楽に戻ろう。

アヴェ・マリアといえばシューベルト。自分的には。というかピアノ界隈に足を突っ込むまでは作曲者も知らなかったくらい、宗教音楽には縁がない。上記の通りキリスト教を毛嫌いしてたから。

 

ピアノ配信を聞くまでカッチーニ版とグノー版があることも知らなかったので。このツイートでようやくそれぞれを聞いてみて、実はみんないい曲じゃん!ということに初めて気づいたwww

 

カッチーニって人は1545生~1618没のイタリア人だからまさにルネサンスが終わろうとしてる頃、宗教戦争真っただ中の時代を生きている。ルネサンスで教会の権威を頂点とする価値観が覆り、人間らしさそのものを再発見するムーブメントが起こった時代。また、腐敗したカトリックの教会組織の在り方に疑義を抱いた事に端を発する宗教戦争も熾烈を極め、カトリック教会はまさに存亡の危機に瀕していた。そんな時代に書かれた曲かというとそうじゃなくて実は旧ソ連の作曲家によるものだという。なんでわざわざそんな昔の作曲家を曲名に冠したのかは知らない。(言われてみれば、冷戦時代を描いた東欧の映画音楽みたいな響きがしないでもない…??)

 

でもそんな背景を抜きにしても、原曲には静謐なゴシック教会の冷たい空気が流れてる。少し背筋が伸びる気がする。

結局いつの時代も為政者のやることはともかく、一般市民は敬虔に、純粋に神様を信じていたんだなー。そう思うとちょっとだけキリスト教への見方が変わった。

 

 

こっちは、要するにこの時代にもSwing奏法が!ってのを発見したという事ですか?

正確に言えばJAZZのスイングとも微妙に違うのかもしれない。リズムの揺らぎはフランスの奥ゆかしさみたいのを表現してたのかも?(素人の発想)

 

ただ、ネーミングが分らないと調べられないですよね。楽譜と演奏が違うと混乱しますよね。確かに。ネットはあくまで速さが命であってすべてを網羅してる世界ではないですし。やっぱそういう時は本ですよね(←本信者)

【※とりあえず引用コーナー】

バロック音楽および古典派音楽の時代に行われていた演奏手法である。記譜上では均等に書かれている2音の長さの一方を長く、一方を短く演奏する奏法であるイネガル奏法 - Wikipedia )

 

イネガル(鍵盤楽器音楽の歴史、第103回)|影踏丸|note

 

 

ここで、誰に何を伝えようとして困っていたのかは知らないが、いつも自分でやってることをいきなり言語化しろっていわれても無理っていうのはよくわかる。

しかしなんでコード進行を言語化しようとしてたんでしょう。そういう書籍の執筆でもされていたんでしょうか。もしそうだったら、説明が「そのまま~~だから」ってなってしまって詰んだでしょうね……結構洒落にならないようなwww

 

 

中世文化とフランドル伯領

しかしこれでルネサンスまで遡ったので、またバロック音楽から現代にかけて復習スタートなのね?と思いきや。

そういう問題ではなかった。

まさかのそれより前の時代にさかのぼるのであった。

(ござさんマジですか←2回目)

 

ふむふむ?

ルネサンスより前の時代=中世の封建社会では、世で広く言われてるように絶対的価値観は教会(カトリック)が司っていた。教皇の権威は皇帝を遥かに凌いでて芸術的表現は否定され、民間の音楽を目にする場面は騎士団と吟遊詩人(=十字軍)だったりする。

この時代、絵画はというとつまり聖書の写本の挿絵や教会の祭壇画であり、しかし宗教の制約で表情や写実性にとぼしい。

そんなわけで中世はヴェネツィア以外興味なかったので全く知らないんだよね……

参考動画:・アキテーヌ公ギヨーム9世(世俗の吟遊詩人)
Guillaume IX d'Aquitaine : Farai un vers pos mi sonelh - YouTube
Guillaume IX - Farai un vers de dreyt nien - YouTube

・ギヨーム・マショー
Guillaume de Machaut - La Messe de Nostre Dame - YouTube

ブルゴーニュのギヨーム・デュファイ(グレゴリオ聖歌
Dufay / Missa Ave regina caelorum デュファイ / 「アヴェ・レジーナ・チェロールム」 - YouTube

ルネサンスからバロック音楽へ至る源として見るとこれらの曲にも意外と表情はある気がしてきた(素人の感想)。

 

ただギヨーム・デュファイ(ブルゴーニュ楽派の時代)はルネサンスに片足つっこんでから、人文主義的に変化があるのかと思ったら聖歌だった。

(個人的には東洋とかイスラムのほうが、古代~中世は芸術が生き生きしていて魅力的だと思う。科学の面でも同時代のヨーロッパよりはるかに進んだことやってるしなあ)

 

( ※参考リンク: ブルゴーニュ公国 - Wikipedia )

領地にすっぽりとフランドル地方が入っている。その毛織物産業を背景とした、安定した政治経済力を背景に芸術家が集まってきたのがブルゴーニュ楽派(後のフランドル楽派)らしい。

(※参考文献:ホイジンガ「中世の秋」 堀越孝一ブルゴーニュ家」など)

 

 

この曲数を整理するなら、手元の辞書代わりにyoutube動画は便利である。(実際に動画付き辞書って売ってないし)ほんとに動画あったし。ネット上には解説もあったし。すごいなあ。

 

自分にとっての宿題は中世だった。苦手すぎて今まで避けて通ってきたからだ。ここが終わったら宿題は終わったようなものである。(ほんとかな)

 

 

要するにアレですね

これなんかひとごとのように「今のネットピアノ界隈の人々がちょくちょくやる」とか言ってますが、他でもないござさんが毎回配信でやってらしてるアレですよね。

こないだもラジオ体操とかSummerが混ざりまくってませんでしたかね?

このへん、バッハさんが絡んでたことを新しく覚えただけで、大昔からござさんやってたから別に楽勝ワードなんですよね?

 

ということはこのワードも試験=今書いてる本?に出てるってことですか。

がんばって覚えときます。

( ※動画リンク:Yuzo Toyama: Rhapsody for Orchestra (1960) / Yuzo Toyama & NHK Sym. [1982 Live] - YouTube )

 

 

打楽器奏者にしてバンドメンバー

 

リズム感がどう見てもドラマーのそれなんですけど?

 

そういう同業者と遭遇するためには、関連イベントで知り合うだの自分から界隈で仲間を募るだのやらないと会えないと思うんですよね?単にネットで発信してないだけで趣味でやってる人は山のようにいるんじゃないでしょうか。シンセに指ドラム機能が搭載されているのだから使いこなしてる人口も一定数存在すると推測します。

指ドラムでセッションするとかいうイベントがないから実際に会わないだけで。

2ちゃんでもセッションされてたんですし、色々発信してみたら見つかると思うんですけど。

ござさん、# つけなさすぎでは?

 

なのでござさんの指ドラム、鍵盤ベース、その他鍵盤打楽器で色々やってる動画を集めてみた。

 

 

そういえば珍しくPRしてた事もあったなあ。

これはござさん知った時から自分も思ってる。コラボとかセッションする相手の特性を見て即座に合わせていってるから。で、その相手の演奏が最大限引き立つようにこっそり演出してる気がする。セッションも、ござさんはキーボードでバンドのどのパートでもできるから、相手を選ばない。

 

 

ドラム以外にエレキベースもすごい。

 

一人合奏バージョン。

 

これもエレキベース。なぜかペンギンマスク。

(※どうでもいい解説:なぜベストを尽くしたのかとは (ナゼベストヲツクシタノカとは) [単語記事] - ニコニコ大百科 )

 

 

というわけで、鍵盤で何でもできるござさんならではの生配信も貼っておこう。
(※両方ともメンバー限定動画)

 

こっちは展開がゆっくりですが出来上がりが予想つかないという意味でやっぱすごい。

 

 

というわけでござさんの多方面の才能が発揮されてるであろう何らかのデスクワークやってるんだな、と思って………

と思いきや入ってきた続報はデスクワークではなく演奏だった。その青い扉と特徴的な木の壁はアレですね。G興業さんの根城だな。

 

 

※過去の別角度動画

 

 

録音されてないござさんのオリジナル曲といえば「そして鐘が鳴る」ですが……

でもこのレコーディングの件は事前にお知らせも何もありませんでしたし、何かの劇伴とか伴奏とかBGMなのだろうかと思ったりする。

CDの録音だったらもっと日数かかってるだろうなと思うし。

それなら打ち上げにお寿司食べてる写真も無いし。

 

とにかく告知を楽しみにしてます。

 

(あー夏休みの宿題終わった……学生に戻った気分……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/23の生配信

 

Web回線上のピアノリサイタル会場。

ウエルカムドリンクのごとく、ささやかに流れる音楽。

約束の時間になると続々と集まってくる人々で客席(=モニターの前)はいっぱいだ。

演奏されていたのはカブトムシ。

夏だから?

ござさんのきらきらした音と独特の間合いで再現されるaikoの歌。

切ない和音。

恋する気持ちで胸いっぱいの乙女の気持ち。

(リアル乙女だった若かりし頃カラオケでいつも歌っていたなあ)

 

甘酸っぱい旋律を聞きながら、

挨拶の声のさざめきに紛れて自分もこっそりコメントする。

「ござさん、こんばんは」

 

 

 

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ござさんは最近何やってるんだろう?

ござさんの動向はこのバーチャルインタビューにまとめてみた。


主にTwitterからの情報だけど、このバーチャルインタビューによればござさんは最近書籍を執筆しているという疑いがある。この番組 ↑↑↑ の中では本人はうなずいてないけど、状況証拠から間違いないだろう。

 

今回生配信の冒頭トークでさらにはっきり言及されている。

曰く

「ずっと机に向かってるから、生まれてこのかた初めてのレベルで肩凝ってる」

「今んとこ家でやるデスクワーク的な仕事たくさんあるんで」

「2.5件くらい案件抱えてますね、告知できる日はまだまだ先ですけど、いずれお出しできます」

「楽譜書いて、Wordで文章書きながら、作曲ソフトで打ち込みしつつ、イラストソフトで簡単な図を描いて、…色々要領つかむのが大変です」

さらにラストでは、

「デスクワークの成果が皆様へお届けできる日を楽しみに……あと半分くらい、あとちょっとでイイ感じになるんで、それをお待たせしてる関係者の方々へお送りして…」

ほんと嘘つけない、隠し事できない性格ですね。

そーいうところが(以下略

 

………ふむふむ?

アレンジかオリジナルの楽譜書いて、Wordで解説書いて、デモ音源のデータを打ち込みして、イラストで図解をやってるわけですね(たぶん)。

書くか寝てるかっていうくらい忙しいわけですね。

要するに楽譜集か、または各種アレンジの解説本か?

 

その過程でこうなっちゃうわけですね。

 

なるほどね。第一言語が音楽のござさんならではです。

前回の配信でも、左手は何やってるのかわかんないって言われてましたし。JAZZ風アレンジにしたいと思えば左手が自動でJAZZ風にやってくれるから考えなくていいとか何とか。

考えなくていいくらい、練習してアレンジが自分のものにできてるってことでしょうか。(そんな簡単なことじゃないよね)

 

話が横道にそれた。

 

 

今回書いてるのは7/23の生配信について。

ピアノ配信 リクエスト募集中 2022/07/23 - YouTube

 

 

帰ってきたメインコンテンツ

生配信が始まって早々、

「えっ?」

と自分は一瞬耳を疑った。

曲目はラジオ体操。

夏休みだから?

 

≪いやいやいやそんな訳ないだろ。絶対遊びたいんでしょござさん!わーいラジオ体操だーー!!≫

と自分は画面を見ながら一人で叫んだ。

 

ラジオ体操は数年前、視聴者数もチャンネル登録者数も少なかった頃のお馴染みのナンバー(?)である。そのころの配信の常で、どの曲もアレンジが意表を突くものが多い。

ピアノ生配信でラジオ体操が出てくる時点で既にシュールな空気が流れてるww

※ここには最もオーソドックスなラジオ体操を挙げておこう。(どっちも夏ではない)
顔出し一人ピアノ リクエスト受付中! / Piano live 2019/11/21 - YouTube
顔出しピアノ リクエスト受付中! / Piano live 2020/04/20 - YouTube

?t=秒数

 

爽やかな夏休みの朝、ご飯を食べて、近所の集会場に行く道に眩しく差し込み始めた日差し、カードにハンコもらって帰ると冷たいスイカが食卓に並んでいる……という昭和の夏休みを思い出す見事なラジオ体操が優雅に演奏され……てると思ったら今回はSummer(菊次郎の夏)と混ざっていた。

そういうお約束である。

 

髪型もおしゃれになって、服も垢抜けて、生配信の曲目も(スパチャリク廃止した事もあって)一般的な内容に変わった。それもファンが増えたから、もうござさんは人気者なんだなと思って自分は生配信を静観していた。

 

しかし。

最近こうやってシレっと辺りを見回して(?)、時々遊びをねじ込んでおられますね。

そのまま順調に、もっと自由になんでも好きにやっちゃってください。

ござさんの生配信の醍醐味はこれである。

次に何がくるか分からないところ。

有名な曲も、思わず唸るようなひねり方をしてくるところ。

というかそれはピアノで弾くものなの?っていう曲も入れ込んでくるところ。

 

ござさん曰く「魔改造してみましたテヘッ。」

 

何をいまさら?

元の調子に戻っただけですね。

 

また曰く「一人でこういう 遊び あんまりやんないから、配信の時間は貴重です」

………遊びって言ってるところが、生配信ほんとに楽しいんだなって手に取るように分かって聞いてる自分も幸せです。

そして引き続き斉藤和義さんの曲を……って言いながら遊ぶござさん。

ラジオ体操に続きSummerごちゃ混ぜメドレー、気づいたら夏の曲メドレーになっているから遊んでるだけではなく実は緻密な計算に基づいていて、自分らは単にござさんの掌の上で転がされていたのだった。えー??またSummerアレンジですかー?って思って本当にすいませんでした。

 

 

そしてこの爽やかなSummerアレンジメドレーとは別に、配信の最後にJAZZ風夏の曲メドレーもやってくれた。ラジオ体操よりも辺りを気にしてなくてwww、さらにのびのびと魔改造して遊んでる所が楽しそうで何よりです。

もう何でもありだ(いつものことだ)。

曰く「和音をJAZZ風に変え、左手をウォーキングベースにしたり、ラテン風の曲とか、ブルースの曲も入れて、……」って遊んでるのだろうか。シレっと唱歌とかまで入ってきたぞwwwでもどれもその場で考えたにしてはがっつりJAZZだ。どういう仕組みなのかさっぱりわからない。

 

前回(7/16)の生配信だったか、ジブリのラテンアレンジ解説のあたりで、「特定の曲のアレンジ(特に左手)をあんまり練習すると、その曲だけにしか使えない左手パターンという形で覚えてしまうので、そういう事態に陥らないように、何にでも使える汎用パターンを身につけるよう心掛けていると言われているから、遊べて楽しいとかいいながらも選曲には明確な意図が、またアレンジには細心の注意を払ってそうではある。

 

この汎用性のある左手パターンとコード進行を駆使してるから、たとえば夏メドレーとかいうこの間からしょっちゅう来るリクエスト、そしてこの夏いっぱいはついて回るであろうテーマも、歌手縛りだったりアレンジにテーマを持たせたりしてて、毎回聞いても毎回楽しい。

ござさんの生配信はいつ聴いても新鮮なんだ。

そして次は山下達郎メドレーだ。

それはなんか夏と関係あるんですか?

 

 

夏とラジカセ

山下達郎といえばクリスマスイブ?それって冬じゃん。

というか…ラスト・クリスマス?それはWam!だ。

クリスマス…キャロルの頃には?それは稲垣潤一だ。

というくらい自分にはなじみが薄い。

えーとほら奥さんが……誰だ、岡村孝子じゃない…そう竹内まりやだ。しかし。有名人の夫婦で奥さんがタケウチさんといえば、武内直子とトガ氏義博夫妻のほうが自分の中では通りがいい。

でも山下達郎の、どの辺が夏なんだ。(夏っていえば前回のサザンメドレーとかでしょ)

 

サマーウォーズの曲はわかる。夏の農村と青い空って感じで。

でもSPARKLEってRADWINPSだよね?君の名はのスパークルだよね?そっちにも楽曲提供してたの山下達郎は?

え?違うの?

 

その辺りでチャット欄にシティ・ポップですね」というコメントが見えた気がした。

 

シティ・ポップって何だ?

 

そのジャンルが流行したのは主に80年代らしい。主要なアーティストは大瀧詠一山下達郎吉田美奈子荒井由実竹内まりや大貫妙子南佳孝…… ほんとだ山下達郎が入ってるぞ。竹内まりやも入ってる。大瀧詠一って誰だ?なんか名前が昔っぽいな。(………ござさんのレパートリーを見る)「君は天然色」の人か。

[Official] 大滝詠一「君は天然色」Music Video (40th Anniversary Version) - YouTube

ジャケットが思いっきり夏だった。

 

……シティ・ポップの主要アーティストはほとんどが東京出身者もしくは東京を拠点に活動した者たちだった。従ってシティ・ポップで歌われる「シティ」とは高度経済成長を経た「現代の東京」であり、それもリアリズムから一歩引いた、広告都市的な消費の街というフィクション性を多分に含んでいた。そうした「シティ」における、お洒落なライフスタイルや都会の風景、時には都市生活者ならではの孤独感や哀愁を、良いメロディと洒落たコードに乗せて歌い上げたのがシティ・ポップだった

シティ・ポップが成立した背景には、日本人の生活水準の向上と、変動相場制導入と円高による海外の文物の流入、いわば東京の国際都市化という社会的変化がありシティ・ポップの盛衰は日本経済の盛衰と重なるところが多い

ー-中略ー-

 ( シティ・ポップ - Wikipedia より)

 

真夏のビーチや海沿いのハイウェイ、スイミングプールなどのデザインがジャケットにあったらその曲はシティポップだそうだ。

夏っぽいってそういうこと?

確かに夏の海辺とか夜の高速とか、これをカーステレオで聴きながら走るとぴったりかも。(都会に限るらしいが)

でもイメージがざっくりしすぎじゃない???

「明確な定義は無い」「定義は曖昧」「ジャンルよりもムードを指す」だそうだから、やっぱり分類はざっくりしてるのか………

 

メドレーの冒頭の Loveland, Islandも動画をググってみた。

サントリービール『純生』CM 1981 - YouTube

これもイメージがめっちゃ夏。曲の内容もリゾートっぽい。

 

シティ・ポップのターゲット層を調べると、こういう具合だ。

……東京のみならず横浜から湘南にかけてのリゾート色の強いエリアもシティ・ポップの射程内へ入るようになった。自家用車を所持し、こうした音楽的環境へ加わるために必要な機器をすべて所持する余裕のある、裕福な都会の職業人をモデルにしていた。(上記wikiより)

しかしリゾート地へ車で出かけ、そこにウォークマンとかステレオを持ち込んで音楽を聴くおしゃれな習慣なんか、自分はち合わせていなかった。

自然のある場所にポータブルな音楽を持ち込まなくても、自分的に身の回り全部が自然だったし。音楽ってTVからしか流れてこなかったし(でもチャンネル権はなかった)。生活のBGM?昼はセミ、夜はカエルの鳴き声です。

 

また、シティポップはこういう分類もされていた。

AORー-アダルト・オリエンテッド・ロック(Adult-Oriented Rock)「大人向けのロック」「アダルト志向のロック」を意味する。ソフトロックとも称される( AOR - Wikipedia )

要するにバブル時代全盛期ってことですね?

 

なんとなく山下達郎を自分がほぼ知らない理由がわかった気がする。

彼らの曲が流行ってた80年代は大人じゃなかったからな。小学生だったから車も乗らず、音楽機器はなぜかピアノはあったけど、裕福じゃない田舎の子供だったからだ。彼ら裕福な職業人向けのCMとか見ずに、TVで日本むかし話とカトちゃんケンちゃん見てたからだ、たぶん。

夏休みはその辺の湧き水で遊んで、田んぼでトンボつかまえて、井戸で冷やしたスイカ食べていたから。(80年代前半なら牛とヤギとニワトリがいたかもしれない)コンビニもマックもない田舎、東京での流行なんて外国の出来事かってくらい情報が無かった。

 

90年代になってから家に小さな四角いラジカセが来て、友達からカセット借りて録音していたような……。という理由で当時の自分の好きな特定の歌手は無い。

このシティポップのサウンド聴いて自分が思い出すのはこっちだ。(バブル末期…?)

ZOO Choo Choo TRAIN PV.flv - YouTube

(同じ理由で、YMOも知らなかった。それもアナログな電子ピアノでテクノポップとかいうジャンルで、当時は最先端だったと思うけど)

 

夏メドレー動画でもちゃんと弾いてくれてるんだけど当時は知らない曲?でかたづけてたんだろうか。(原曲を今聞くと歌唱力半端ないなあ。Tatsuro Yamashita - Ride on Time (1980) - YouTube )

 

定番夏JPOPメドレーピアノで弾いてみた - YouTube

この動画ではベースも指ドラムも楽しめる。途中でなんか見えるが気のせいである。

 

 

リアルなライブ体験の需要

この自分にとっては謎の山下達郎ゾーンを抜けるとカーペンターズの世界だった。

 

透き通るようなボーカル、フォークソングの原曲の持つ素朴で美しい世界、ござさんの作る音は原曲よりも本物らしい。聞こえる音のニュアンス全部を拾っているから?こう展開するともっと盛り上がるなあってところでちゃんとそのキメがくる。

ござさんは最近配信はずっと家の電子ピアノである。RolandのFANTOM8。タッチはより本物のピアノに鍵盤の感触を近づけてると思うが、内臓音源でいえば前のFA-08の方が豊富だったらしい。今のこのピアノは外部音源=ソフト音源が主らしい。

しかしおそらくソフト音源と思われるその演奏を聴くにつけても、電子ピアノであるにしても、ござさんの音はござさんらしい。

べつにカーペンターズなら、というかほかの歌手の曲も原曲音源はたくさんyoutubeにあるのだが自分はござさんの音が聴きたくて配信に来てる。

 

 

ミスチルの(たぶんハモって歌っているのであろう)メロディの和音も忠実に、というかあの魂の叫びみたいなボーカルまで完コピしてて当時を思い出す。

ミスチルスピッツジュディマリあたりまでが日本の音楽界が元気だった最後の時代というか、エネルギーを感じたんだよなあ。そこからネット主体というかサブスクに時代が移行してCDは主流ではなくなり、渋谷のHMVは閉店してアーティストのオリジナリティが問われるようになる中、なぜかライブ業界だけは盛況を続けてたと思う。

普段の音楽の楽しみ方はウォークマンやカーステレオで持ち運ぶもの、からさらにスマホやデジタルプレーヤーとイヤホンでポケットに入るサイズになって音質や容量も比べ物にならないほど良くなった。

 

しかしライブで感じる感動、生の音と生の歌のリアリティは時代が変わってもかえがたいものらしい。そこでしか感じられないものがあるからみんなライブに足を運ぶのだろう。

クラシック分野もCDが昔から出回っているが、コンサートが相変わらず人気なのはそういうことだ。

 

 

ござさんの演奏は、そういうライブならではのバンドの呼吸、楽譜では表されない(そもそも即興のござさんアレンジに楽譜は無い)間合い、そこであったらいいと思う音、諸々の原曲の魅力を詰め込んで再現し生まれ変わらせている。原曲もいいがそれ以上にござさんのピアノが胸を打つ。どういう仕組みかは知らない。

 

今年も色々ライブは目白押しである。しかし昨今の感染状況で妹の帰省もどうなるかわからない。ロックフェスも行われているらしいが自分には関係ない。

またしても職場から謎のメール、通称県外へのお出かけ制限が出る中、よく考えたら推しがござさんでよかったなとしみじみ思う。最近も忙しい中を縫って、定期的に生配信をやってくれるからだ。メンバーにさえ入ってれば、期限もなく楽しめるから。

 

 

最近パソコンとネットがつながらなくて(結局本体が壊れてたみたいで)、いつもの状態で配信を楽しんだりこの記事書くことができなかった。

定期的にござさんの配信を楽しめる環境というのは地味なようで自分には生命線でした。また安定して動画を聴けるようになって、この記事もすらすら書けるようになって息を吹き返した次第です。

繰り返すけどござさんの音は自分にとってビタミン剤。

無いと精神的に生命のバランスが狂うようです。

 

またこれ書けるようになって嬉しくてどっから書いたらいいかわからずぎこちないですがそのうち慣れる…と思います。

 

 

 

 

 

 

番外編ーーー図書館とレファレンスサービス

 

★★★番外編です。ピアノのことについて今回は全く触れてません。

★★★興味ない人はスルーしてください

 

 

つい最近、図書館って言葉をTwitterで目にした。

珍しい、そんなワードをネット上で見かけるなんて。とその時思った。

いつだっけ、そういや随分前のことに思える。

 

(確かまだ梅雨の戻りでもなんでもなくて、暑かったと思う。前日の自分のツイート見ると夏真っ盛りみたいなことになっていた。)

 

 

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

 

素晴らしい対応の司書さん

そのツイートとはこれのことである。

 

 

 ↓↓ このことについてまとめた記事もあるようなので貼ります。

 


 

今日、このツイートの話題がネットニュースに載っていたようだ。

自分はそれで思い出した。

Twitterで最初にそのつぶやきを見て思った自分の意見も思い出した。

というわけでとりとめもなく書いてみる。

 

事務員Gさんのツイートを要約するとこうなる。

ある地名を偶然知って、その起源について

「東京のまあまあ大きい図書館で、専門資料室でかなり調べた」

が分からなかったらしい。そこで司書さんが、図書館側で調査することを提案してくれたらしい。このいきさつや調査を図書館に依頼した結果はツイートのツリーに詳しい・

 

果たして事務員Gさんは

「司書さんに調べてもらったの人生初なんだけど、すごく嬉しかった」

そうである。それは調べたかったことがものすごく専門的な思いもよらない内容まで明らかになったこと、何より専門資料室で調べまくっていた事務員Gさんに司書さんが調査を提案し、親切に対応してくれたことによるものだろう。

そしてこのツイートは

「皆さんも活用してみては!すごいよ司書さん!!」

という言葉で締めくくられている。

 

 

 

自分がこのツイートを見た当初思ったことは、

「司書が調べてくれるのは当たり前じゃん?」

だった。そう鼻で笑う気分で、その時は何を言いたいのかわからなくてツイートを素通りした。その後、今日これをまとめた記事がネットのニュースに載ってるのを見て思った。

「それはニュースになるような特異な出来事だったんだ…?」

さらに元々のツイートを再び見に行って気がついた。

「いいねが6万、RTが1.5 万…?バズってる……!」

ツイートが当初からバズってたかどうかは記憶にない。そのまま素通りしたから。

 

 

 

司書さんの主要業務

この「司書さんが調べてくれる」サービスを、レファレンスサービスという。

レファレンス(reference)

とは、英語で参考・参照の意味を持つ単語である。リファレンスとも。

レファレンスサービス(reference service)とは、図書館利用者が学習・研究・調査を目的として必要な情報・資料などを求めた際に、図書館員情報そのものあるいはそのために必要とされる資料を検索・提供・回答することによってこれを助ける業務である。また需要の多い質問に対してあらかじめ、書誌・索引などの必要な資料を準備・作成する作業もこれに付随した作業であると言える。

リンク:レファレンス - Wikipedia

 

つまり事務員Gさんが受けたサービスはこのレファレンスに当たり、このツイートがバズってるということは、まだまだ世の中の認知度が低い業務といえる。「東京のまあまあ大きい図書館」だったのに。

 

 

司書さんの業務は、利用者が本を借りたり返したりする際の処理業務だけではない。

 

・資料の収集・整理保管・調査・研究

 予算によりその図書館のテーマに沿った蔵書の構築
 資料を収集し書誌情報を整理する 
 それを元にしたオンラインによる蔵書データベース(OPAC)の提供
 専門図書館では所有資料を元にした研究も行う

※ 例:

東洋学文献類目:京都大学管轄の東アジア人文情報学研究センターが主宰する学術文献データベース。東洋史の1936年以降の論文をほぼ網羅している目録。

【センターが受け入れた学術雑誌に掲載された中国学関連の論文及び センター所蔵の単行本(書評論文の対象となっている図書も含む)を、 年次ごとに分野別に整理した文献目録データベースの冊子版】

リンク:Bibliography of Oriental Studies on the Web [Version 7.4α]

 

・利用者への啓蒙・啓発

 児童書の読み聞かせ
 テーマや季節による本の展示・貸出
 広報活動

 

・レファレンス業務

 ーーー上記参照。

館内資料を活用し、また他図書館と連携して専門司書が問題解決にあたる。

 

 

 

要するに世の中では司書さんは本の貸し借りカウンターにいる人ってイメージが強いのかなあ?

図書館で働く職員は色んな人がいるが、その職員 = 司書ではない。

むしろ、非常勤職員も多いのが実際の現場だと思う。

そしてレファレンス業務が行えるのは資格を持った司書であり、現実には図書館における司書の在籍率は低いのが現状で、それが世間の認知度の低さを招いているし、全ての原因は図書館および芸術・学術分野への予算の低さが背景にあると思う。

 

もう一度言う。事務員Gさんが行ったのは

「東京のまあまあ大きな図書館」

でありそこになら各分野の専門司書さんがいただろうと思われる。

しかしこれは全国に共通する点ではなく、そんな恵まれた施設はほんの一握りである。

 

事務員Gさんが言うように、

「司書さんはすごい」

のであって、とにかく

「図書館へ行ってみよう」

という意見には全く賛成だ。

 

 

ネットの功罪と司書業務の意義

しかし図書館は特に自分の地元では活用されているとは言い難い。

地域の住民に無料で開放されている資料があるのに?そこに行けば得られない知識は無いのに?

なんでか。

・ネットの隆盛により紙ベースの資料は使われなくなった、また読まれなくなった

・わざわざ本を借りに、また調べ物に図書館に行かなくなった

ことが挙げられるだろう。

すると必然的にレファレンスサービスを利用する人も減っていると思われる。

 

自分もネットがブロードバンド回線で使いやすくなってから、特にスマホが使えるようになってから、つまり10年前くらいから調べる=ネットであることが多くなってきた。

分からないことがあると考えるよりも秒で調べてたのだが。

地図と国語辞典と漢和辞典は手放せなかったのだが。

そういう資料が手元になくてもネットでは便利に情報が手に入る。

特に手軽さ、最新情報の速さ、画像や動画などを組み合わせた調査能力においては他のメディアを遥かに凌駕し、全く追随を許さない。

 

ググる」という言葉が使われて久しいが、これは「Googleで検索する」という言葉の略語のようだ。そのくらい調べ物をするならネット、という手法は市民権を得ているらしい。

 

でもネットには致命的弱点があるのだ。(これは図書館好きな自分の贔屓目ではない)

それは情報の正確さだ

情報の発信源はネット上においては様々であり、マスコミ発信であっても個人発の情報でも眉唾ものの噂、流言蜚語などが多く混じってそれを見分けるのは不可能な場合もある。また、転載や伝聞により事実が歪曲されて伝わったりする事もある。

あらゆる分野の情報を網羅するネットにより百科事典の類は不要であるとの意見もあるが、ではネットは万能かというとそうともいえない。

 

また検索する人の主観が入ることによる、無意識の調査漏れもあるだろう。

検索方法には and 検索や or 検索を駆使して事実に近い情報をピックアップする技術が求められるが、あくまで検索ワードを選ぶのは人間であってネットではない。

 

レファレンス業務が活躍するとすればこういう場合においてだろう。

自力では調べるのに限界があるとき。

調べたい内容が専門的でどこをどうやって調べたらいいのかわからないとき。

 

こういう時に、図書館は便利なのである。

紙の資料は逆に言えば最新の情報ルートには乗らないものも網羅している。

事務員Gさんのように地域的な情報はその地元でないと資料を持ってないこともある。

専門的な内容は専門図書館に行かないとないかもしれない。

(美術館や科学系博物館の附属図書館、大学図書館など)

 

図書館同士でも資料の活用において連携したりするから、個人で調べるよりは調査の精度が上がるのは間違いない。

 

結局自分も事務員Gさんと言いたいことは一緒である。

司書さんてすごいんだよ。

みんなもっと図書館行こうよ。

 

静かなところで雑誌読むとかの目的でもいいじゃん。

エアコンついてるから行く、でもいいんだよ。

 

そんな暇が無いなら?たいていの公立図書館は住民にオンライン蔵書目録を公開してるから、蔵書があるかどうか、貸出中かどうかわかるはず。

 

もし貸出中なら?

次に借りたい人ってことで予約ができるはずだ。それがネットで可能かどうかは図書館によるかもしれないけど。

蔵書がなくても、他館から取り寄せ可能かもしれない。

 

前提としてこれらのサービスは基本的に住民へ向けて税金を使って無料で提供されているのだ。

もっと図書館の資料を手足のように使いこなしてみようよ。

使いようによってどのようにでもなる施設なんだ。

あそこは単なるハコモノ施設でもないし、司書さんは単に座ってるだけではない。

図書館って。

知りたいっていう好奇心が刺激され、満たされる面白い場所なんだよ。

 

 

今みたいに住民に開かれた図書館になる前はーーー。

 

 

そもそも近代までは、というかヨーロッパにおいてはルネサンス期にグーテンベルクにより印刷術が発明されるまでは羊皮紙という羊の皮に書いた本でそれも聖書が大勢を占め、ものすごく本というのは貴重なものだった。権力者が集める財産みたいな側面があった。それは博物館とか美術館の所蔵品にも言えることだけど、近代になるまではそういう貴重品は市民の利用に供されるものではなかった。

 

↓イメージ(写真が)

 

こういう昔の図書館というのは威厳とか静謐さは感じるが、全ての市民に明るく開かれた施設という方向性は感じられない。書棚も威圧的に高くてとても手に取って見やすい場所とはいえない。どちらかといえば権力者がコレクションを誇ってた名残が見える。

 

 

 

では住民に開かれた図書館とは?

 

2022/7/16に移転オープンしたばかりの石川県立図書館

 

上記の通り開架数30万冊、書庫も含めた収蔵能力は約200万冊。

各所にちょっと読めるスペースと椅子。

書架もデザイン的。

興味を引く配置。

まだ新築で評価されるのはこれからだと思うけど、コンセプトとしては図書館の概念をいい感じでぶっ飛ばしてて面白いんじゃないでしょうか。

建物にふんだんに光を取り込みつつ、書架には当たらないように工夫されている。

日光は資料の劣化のもとなので、そこを考えて設計されてるのがすばらしい。

 

 

 

うどん県は図書館ほか文化がほぼ絶滅しているので省略。

でも地元なので、調べ物をする時にはまず県立図書館へ行くけど。

 

 

 

金沢と同じ規模の県立図書館が海の向いのO県にある。

開架図書30万冊、閉架図書150〜200万冊。

専門分野の司書さんが7人いてそれぞれレファレンス業務に対応してくれる。

蔵書検索も県内の他の図書館と横断して検索できる。

ホームページの岡山大百科もすごい。

児童書も13万冊所有していて書架も閲覧スペースもかわいくて利用しやすい。

とか色々で、年間利用者数は毎年100万人を超えているとのこと。

自分もコロナ以前はここにフラッと行っていた。

 

★図書館を横断して検索するだけでなく、受け取る図書館も選べる。

 

★ビジネス目的ユーザーへのアプローチ。

 

★地元の情報もどんどん発信。

 

★他図書館、たとえば学校図書館との連携も盛ん。

 

県を代表する公立図書館として、県内の公立図書館の紹介も網羅。

※特に市町村立図書館は本館と分館があるところも多く、より身近に利用されている。

 

ビジュアルつきで行ってみたくなる。もれなくタグも付けている。

 

 

目的があれば最強の味方になってくれるところ、

目的がなくても色んな意味で楽しめるところ。

 

というより利用する人の数だけ楽しみ方がある、

それが図書館。

 

時間がなくて忙しい世の中だけど、

たまには行ってみようよ、図書館。

 

 

 

 

 

7/9の生配信

 

最近ござさんの配信を聴きに行くと、この画面が出迎えてくれる。

 

暗い紺色の背景のなか、透き通った碧色の羽を持った蝶が飛び交う幻想的なシーン。不思議な白いキノコに焦点が当てられ、その中をヒカリゴケみたいに地面が静かに青く明滅する。

 

( この待機画面の初出は2020年の第一回ねぴらぼ後の納涼コンサート配信)

 

くつろげる空間

平日の仕事で疲れた時でも、土日の休日でも。

疲れてても落ち込んでても。

優しく深い青い色を目にすると、気持ちが落ち着く。

 

背景に微かに流れているのは「大きな古時計」のござさんアレンジ。

BGMを聴きながら、音もなく光る青い地面を見つめてじっと配信が始まるのを待っている。

世の中生きてるといいことばかりじゃなくて、悲しいこととか分かり合えないこととかが大部分を占めるんだけど、そんな荒んだ日常の終わりにそっと暖かい案内の灯りをともしてくれる場所。

 

 

 

ござさんの配信はまずMC無し、演奏からで幕を開ける。

繊細で美しい音色と抒情的に仕上げられたフレーズ。

そこに盛り込まれた、ござさんなりの溢れんばかりのホスピタリティ。

 

このオープニングの2曲ほどの演奏が無言のうちに語りかけてくるようだ。

「今日もみなさまお疲れ様です。ピアノの演奏で少しでもお寛ぎいただければ幸いです。」

とでも言うように。

 

 

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ござさんの配信運営は(というか動画もだが)、徹頭徹尾リスナーありきである。

リクエストを丁寧に拾うござさん。

  ど〜〜しよっかな〜〜〜

と言いながらも、弾く曲もジャンルも見事に平均して重ならない。もしジャンルがかぶったら、選曲を綺麗に前回から外してくる。 

  前に何弾いたか全然覚えてないですねえ〜〜〜

とシラを切りつつ、毎回のテーマとかも勘案して冷徹にリクエストを取捨選択していると思う。そう、あくまでリクの拾い方が平等になるように、だ。

季節感も散りばめながら毎回丁寧に配信の計画は練られているに違いない。

 

 

 

季節のモチーフ

 

夏の夜はまだ宵ながら あけぬるを 雲のいづこに月やどるらむ
 (清原深養父 古今和歌集 夏)

 

たなばた(の日を少し過ぎていたけど)だからといって冒頭で吹奏楽版を弾いてくれた。

最初の打ち上げ花火を模したスネアの一撃は流麗なアルペジオに変えて。

原曲は酒井格が高校生時代に作曲したもので、明快でわかりやすいリズムとメロディ、和音も素直な印象でこのままコンクールの課題曲って言っても違和感ない。中学生の演奏でもすごい映える。

ござさんがこの長い曲をここまで完コピしてるのは絶対現役時代に演奏してたからだと思う。冒頭のテーマ提示部の真っ直ぐな疾走感。SAXが奏でる織姫とEuphの彦星の、切なくロマンティックな掛け合い。展開部から終末にかけて一気に畳み掛ける所で左手に16ビートを仕込んで盛り上がってキメる。

手が足りないと言いながらまさに完コピ、思い入れが半端ないでしょ。

季節感に則れば毎年弾いてくれる可能性が高い。1年に1回と思うと中間部の切ないところも別の響きを持って聞こえてくる。

 

この曲つながりなのか、最後のノーストップメドレーにも吹奏楽関連のレパートリーが多かったのは気のせいか。ロッキーからエルクンバンチェロと007(どれも恐ろしい再現度、聴いててゾーってなる)ってそのまま定期演奏会のプログラム??それか、野球応援の季節だからかなあ?

 

 

今回の季節感のテーマはたなばたと星だったのかもしれない(途中から逸脱してるけど)。

モーツァルトの原曲を踏襲しながらも史上最高にキラキラしてるきらきら星変奏曲(Youtubeの動画タイトルみたいだな)。さらに見上げてごらん夜の星を、でキラキラ度爆上げである。

ござさんがピアノを弾くたびに、その音のしずくはカゴに入れられて夜空にふり撒かれていく。そうして夜が更けるにつれ、見上げると静かにまたたく星々で暗い空は埋め尽くされる。

曇ってる日に聞いても、目を瞑ると眼前には満点の星空に輝く大小の星が広がるのだ。

 

そしてござさんの16ビートを刻む左手に誘(いざな)われ、銀河鉄道999から君の知らない物語、さらに木星から天体観測、星間飛行と宇宙空間の旅に飛び出していくござさん。

ウソですちょっと盛りました。

でも今回どれも左手のビートがキレキレで、その勢いだけで自分も気がついたらこれ書いてるといっても過言ではない。視聴者のニーズに寄り添ってくれているけど、やっぱりこういうござさんの思い入れがあるであろう曲をやってる時が文句なしに生き生きしてるんだよね。弾いてる姿も聴こえてくる音も。

原曲にもアレンジ楽譜の五線譜にも書けないこぶしのようなものが効いている。(?)

 

そして「星に願いを」から垣間見える、降るような星空。

ここで目くるめく銀河への旅に終止符が打たれたのであった。

 

 

 

驚愕のJAZZアレンジ

繰り返すけど、毎回言うけど、自分はJAZZのことは何も知らない。イメージは「バーとかカフェとかでBGMにかかってそう」だったし。(そこで水戸黄門弾いてる人がいるのも知らなかった)

吹部だった時にそのジャンルの存在を知ったけど、部活では当時管弦楽曲のアレンジが流行ってたので「JAZZって難しそう」ってなって避けて通った。あの時そっちを聞いてればなあ、絶対今の音楽の嗜好も変わってたに違いない。

とにかくまともにJAZZのことを知ったのはござさんの配信からだったので、それからピアノの練習もちょっとしながら必死に調べた。しかし、和音がⅡ - Ⅴ - Ⅰ の展開となるとか、アルペジオも独特、とか演奏のメインはアドリブで奏者によって違うとか、楽譜もコード進行以外の決まったものはないとか、swing– jazzの一種がビッグバンドだとか、

そんだけかい!………結局ちっとも分かってないじゃないかぁ!

 

頭で考えてもしょうがないので、実際にJAZZの演奏をYoutubeで聴きまくることにした。ござさんのチャンネルにもJAZZの再生リストがある。

Great Jazz Videos - YouTube

これ聞いて覚えろってことですね!?(ちっとも頭に入らないけど)

 

聴いてる分にはござさんのJAZZは、以前配信でも言われてたように「ハスキーな外国人のJAZZシンガーが哀愁漂わせて」(だったっけ)歌ってるところを想像しながらやってるらしい。そう思うとsummer timeのアドリブなんかまさにそれである。

というかやっぱコードをいちいち考えてるよりも、主にコードを押さえてる左手は自動的に動いて演奏してるから、脳内の思考はマルチタスクになってるというんじゃ無いらしい。しかし覚えてるJAZZ–standardが確実に減ってるらしいから、ござさんのレパートリーの根幹を成すジャンルとして、その天然記念物レベルの希少な曲の数々の保存に努めていただきたいところである。

………ん???

………自動的に左手が動いてるってどういうことですかぁぁ!!

まじめにJAZZについて覚えようって悩んでたのに……なんか疲れたな…アイス食べよっと。

でもsummer timeから後が文字通り圧巻であった。理論的に説明できませんけど。原曲からさらに高速になって突っ走るウォーキングベース、見てても目にも止まらないアドリブ、……

何よりも上記のJAZZ動画リストにある代表的演奏というかトップ奏者たちの人生の年輪を重ねてきているであろう味わい深い音色に、ござさんのピアノは肉薄してると思うのだけど気のせいか。

しかしやっぱりJAZZの練習は実践してこそらしいので、また配信で JAZZっぽいじゃなくて思う存分やりたい放題 本格的アドリブ満載の演奏もやってもらいたいところだ。

 

ちなみにセット売り商法はござさんの場合、理にかなってると思います。

メドレーで繋ぎも含めて考えてるござさんは、ノーストップでやる方が調子が出るだろうから(?)、1曲ずつリクエストを拾わなくていいのは助かるのでは。

このチャット見ながら次のテーマを考えてる間のつなぎがすでにお洒落だし。

なんであの繋ぎをいちいちノールックでチャット見ながら弾けるのか。謎。

 

うん、これで言いたいことは大体言った。

個人的に言えば季節を感じる曲で夏といっても、中々サザンの曲は拾われなかったので、今回のメドレーは貴重だ。勝手にシンドバットとか、夏通り越してラテンのアツいリズムになってる。もっと個人的には?夏といえばTUBEですがそっちはさらにマニアックですしね…

 

 

巧妙な罠に果たして抗えるのか

ノリノリで生き生きしてるござさんといえば、最後のアニソンからノーストップメドレーにかけてだろう。

ここでもあくまでリクエストに平等であろうとするござさんは、あらゆる年代の曲を拾おうと余念がないようだが、母をたずねて三千里とハイジがアニメもテーマ曲も名作なのは論を俟たないとして、シレッと最後にマッハGoGoGoを入れてくるので全く油断できない。

え?でも自分この曲、サビを歌えるのはなぜだ世代じゃないのに?

ござさんはこういうネタは全部ニコニコ動画仕入れてるのは疑いがないが、自分は絶対知らないぞ、何でだろwww

そんなどうでもいい疑問は置いといて、さらにイントロクイズを始めるござさん。めっちゃ嬉しそうなのが隠しきれてません。

なぜかござさんと同世代よりも結構上の人たちが配信見てるのを、イントロクイズというレクリエーション的なキャッチコピーで誘い出そうとしてるだけなのです。

決してその罠にはまってはならない。

と言いながらそのあまりのリズムのリアルさにまんまとチャットに書き込んでたのは、はい自分ですwwwwだって思わず脊髄反射してしまうんだよね!??再現度半端なくない??

さんさんさん♪♪さわやか3組〜〜とか?反則だよね…なんでござさん知ってるんだ?あ、ニコニコ動画か…

 

 

ノーストップメドレーになってからだけどこの曲もアニソンだ。

どうでもいいけどござさんの配信でも時たま?登場してたかもしれないこの曲、幽遊白書のOpだって今回初めて気がついた。

今かい!!!?

いや、有名曲やろ?って感じだけど、あんなにアニメも見てたはずだけど……あまりにもリアルタイム世代すぎて、自分の中の90年代DNA(何だそりゃ)がござさんの演奏のおしゃれさに「なんか違う」ってダメ出しをしてた可能性が微レ存。

キレキレのリズム、おしゃれな演奏、なのに半ズボンのアロハみたいな服……?て言う意味でも自分の脳内がバグってたのはあるけど。

ほら、90年代ってさあ、こんな感じなんだよね…??
例:不思議の海のナディア ED Yes,I will... - YouTube
(  〃 フルバージョン)Yes I will - Nadia and the Secret Blue Water - ending full version - YouTube

 

あ………アニソンといえばこれも今回弾いてくださってました…貼っとこう。

 

 

今回も1番ござさんが生き生きしてたのは最後のメドレー。

10−4とかチャルダーシュとか月光はガチのクラシックだった。それは置いといて配信開始2時間を超えるあたりから別のスイッチ入ってたとしか思えない。

メルトとコネクトまでは、ござさんのレパートリーでおなじみなのはわかってる、その次のだんご大家族って?って原曲聴いたら癒し系なんだけど壮大なだんご物語みたいになっとる。

それから気がついたらなんでもJAZZふうになってて開いた口が塞がらない。

突然変わる曲調についていくので精一杯、なんで即興でできるのか、それは宇宙の真理。永遠に解明されない謎。

 

 

ござさんがござさんである所以

 

いつ聴いても、

どの曲を聴いても、

 

はっとさせられる斬新さと、

説得力があって心に刺さる響き、

誰にでも愛される明るい曲調とえもいわれぬ美しい音色。

 

 

これらの独創的なござさんの世界に彩られて、毎回おなじみの曲も知らなかった曲も知らぬ間に惹きつけられる不思議な表情をもち、それでいて初めて出会うような初々しい印象があって聴いていていつもはっとさせられる。

 

どの時代の曲も生まれ変わったかのように、

新しい命を吹き込まれたかのように音が歌う。

リズムが身を翻して奔る。

 

生配信でいつものござさんに会えるのは、その源はやはり生配信を通じての即興を継続しているからに他ならないだろう。その繰り返しだ。

 

生配信はござさんの生命の源。

リクエストはそのまま血となり肉となる。

 

 

 

 

 

音楽作りの現場とバーチャル講座

 

とある梅雨明けの夕暮れ。

 

驟雨がアスファルトをしっとりと黒く染めて行った。

濡れていっそう艶を放つ、道端の苔。濃い緑が鮮やかに映える。

どこかで小さく鳴いている蛙の声。

 

辺りにはむせかえるような湿気がたちこめている。

畑から漂う土の匂い。

水田の苗を揺らして吹き渡る風は、熱気と爽やかさがない混ぜになった夏の空気を運んでくる。

 

 

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謎のインタビュー番組

高2男子を塾に送ったその帰りのことだった。

風通しがないと言っていいウチの茶の間、そこには壊れかけのブラウン管TVがある。果たしてスイッチをガチャガチャ回すも全く映る気配がない。うーん叩いてみようか?(バシバシ)

むっとした空気がこもる部屋の中ではうちわが手放せない。首筋を汗が流れ落ちた。

 

 

パッと映った画面はいつもおなじみGちゃんねるである。

ん???なんか、対談番組やってるぞ?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

なぜかネクタイにワイシャツという、正統派サラリーマンの格好でキャスターやってるIさんの姿が映し出された。あれ?Iさん、Gちゃんねるでアナのバイトでもやってるのだろうか。

 

「えー梅雨が明けて久しい中、早速夏本番の日差しが眩しいですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?エアコンを適切に使って熱中症対策を万全に。では早速今日の特集に参りましょう」

 

ふむふむ?

 

「GZさんは即興演奏の配信が人気のネットピアニストですが、本日のお題は『最近話題をさらっている、ピアノとまっっったく関係ないGZさんの一連のつぶやきについて』です!本日はゲストにご本人をお招きしてお話を伺うことになっております!ではGZさん、どうぞ〜〜〜!!(←異様にテンションの高いIさん)』

 

ほほう???


果たして、ネクタイにピンストライプシャツ姿のGZさんがスタジオに顔を見せた。相変わらずそこに停止線でもあるかのように立ち止まりながら、全方向にひたすらお辞儀しまくりである。

 

 

「こんにちは〜GZと申しま〜す!今日は宜しくお願い致します!!」

「去年もこのチャンネルの対談に出演されてましたね、GZさん?」

「あの時は確かファッション特集……まあ、昔の話はいいじゃないですか?過去は振り返らないに限りますよね!」

「過去って言ってもほんの1年前なのにねえ…(とこっそり過去記事を貼る、ペター)」

 

「そういや最近もやってたなあ(ペター)」

 

「今日は僕、何で呼ばれたんですか?」

(机の下でIさんにムギュウウウウと思いっきり靴を踏まれるGZさん)

「なんか最近お忙しそうですねGZさん??」

(露骨に眉間に皺を寄せて)

「はあ、………」

「ピアノの練習に加えて他にも仕事抱えてるんですか?」

「僕いろいろとピアノ以外にもやることありますし」

「それは鬼滅のネタを出したかっただけかと思ってました」

「僕はネタに生きてるんじゃありません」

「デスクワークって言えば月刊ピアノ連載記事と楽譜のとは違うんですか?」

「う〜んそうといえばそうだし、違うといえば違いますねえ〜〜…」

「(GZくん昔はもっと正直でしたよね…時間の流れが人を変えるんだなあ…)なるほど、皆様お待ちかねの事務仕事の謎はもうすぐ明らかになるってわけですね!?」

「まあ僕17歳ですし、今から人生はたっぷり時間あるんで。そんなに気忙しく追求することないじゃないですか、鷹揚に構えていきましょうよ」

「( ̄∇ ̄)………」

 

 

GZさんが忙しい理由

「事務作業って、GZさん書籍でも出版されるご予定がおありなんですか?このキャッチコピーを考えてる風なのは本のオビを考えてらしたのでしょうか。」

「ピアノ本にホラー映画のキャッチコピーは関係ないですよね」

「GZさんなら『涼しくなるフレーズ!夏に使えるひんやりアレンジ!』とか、『真夏にぴったりなスリラー音楽 使い勝手のいいショート版』とかいくらでも本出せそうですけどねえ」

「ひとりで弾いてはいけないピアノアレンジってことですか?そういう怖いアレンジは僕得意じゃありませんしね。僕は聞いてて元気が出るような、また心を打つようなアレンジが身上なんです」

「(そうかなあ…)」← Iさん心の声

 

「それよりもほらこれは、本の表紙デザインでしょ、きっとそうですよね」

「デザインだのイラストだのは本職に頼みますよ。僕が絵描くとどうなるか1番よく知ってるのは、Iさんじゃないですか」

 

 

(↑ 例:実際の絵)

 

「でもピアノのアレンジャーにして書籍の著者本人が描く絵とか、味があっていいよね」

「えーーーとでは次の話題に行きましょうか」

(言いながら次のフリップを見て、しまったという顔をするGZさん)

「このかわいいサンリオキャラクターについてはいかがですか?新しくGZさんチャンネルの看板キャラに設定するとかじゃないですよね。某ピアノチャンネルさんとこでいつも登場してますもんね。この間生配信されてましたが」

「全然関係ないですよ、今日モスに食べに行ったらこんなポスターあったから、へえーと思ってちょっと出来心でググっただけです」

「しかしなんでまたサンリオキャラをググったり………」

「ほっといてください」

「そういやマイメロの曲なぜか弾けましたよねGZさん?」

「人間が成長するにはエモい和音とコード進行を探究する心ってのが不可欠ですから」

「はあ………なるほど〜〜〜……」

 

「ふむふむ……でも漸く事務仕事から解放されそうだということで、これで心置きなくピアノに集中できそうですね!」

「そうですねえ、ここまでの道のりは長い旅路でした」

「しかしそんなモンエナをキメたりしなくても……ステージの本番前じゃあるまいし」

「失敬な。飲んでたのはコーラですよ」

「それはキメてるっていうんですか?」

 

Twitterにはまだまだ動画があって楽しめる件

「とにかく無限作業編だったので、何にも動画の編集とか投稿もできないし、ちょっと昔弾いた曲でもTwitterから RTして皆様にお楽しみいただこうと思ってたんです」

「なるほど夏っぽいですねえ〜」

「あと最近グラピ配信してないし、生ピアノの弾いてみた動画もRTしました。録音の音質が全然今と違いますけどそこは目を瞑っていただけるとありがたいです」

 

「ゲーソンつながりでこれもどうかなと思って…」

「普通じゃないバージョンもあったなーほんとゲーソンっていうと無限に出てくるよなあ…」

(ハッと我に帰るGZさん)

(うんうん分かるよわかるわかるっていう顔で I さんが横でうなづく)

「アニソンゲーソンその他のアレンジ動画はこのGZさんのモーメントにまとめられてるのでよろしかったらご覧ください〜!」

リンク:Twitter投稿動画 / Twitter

「ああっそれは昔のツイート……!!動画だからまあいっか……」

 

 

「それに七夕の日は、季節感も出さなきゃと思ってこんなの出してみました」

 

「それ四角形!」

 

ーーーここで唐突に流れるエンドロールーーー

【おまけ:資料】
アレガとは (アレガとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
『化物語』ED【君の知らない物語】supercell 本家音源 4K 高音質 Full AAC-LC - 320kbps - YouTube
supercell 君の知らない物語 歌詞 - 歌ネット

 

提供:Gちゃんねる
出演:アナウンサーに扮した Iさん
   GZさん

 

しかしエンドロールと共に聞こえ始めたEDテーマはなぜかGet Wildーーー

GET WILDをガチ全力で演奏してた結果手が全て残像になった【ゲットワイルド】 - YouTube

 

 

 

MテレのGZ先生

ふう、何だったんだ今の座談会みたいなのは?と思ってチャンネルをガチャガチャ回すと別番組が始まった。何やらどこかで見たような?スタンドカラーの黒いシャツに前髪をピタピタにセットしたGZさんが、スタジオで座ってるふうな番組である。

なになに、肩書きは放送協会Mテレチャンネル・バーチャル講座の非常勤講師?

いつの間にそんなことになってたんだ!道理でまじめそうなスタジオセットだなと思ったら!さっきの番組と全然違うじゃん!あ、この番組はVTRなのか(納得)。

 

アウトプット

※ 参考リンク:トリスタン和音 - Wikipedia

 

ふむふむGZさんは月刊ピアノの連載楽譜を通じてリスナーの音楽偏差値上げたいとか言ってたし、こういう講座番組でGZさんの発想を身近に感じられるのは嬉しいことだ。

 

にしても最古の記録とか追求したがるのは何なんだろう。作曲編曲してるとそのへんを突き詰めたくなるんだろうか。この進行、いいよねー!じゃダメなのか。

でも自分の手持ちのエモいコード進行とかキメの和音とか??(よくわからん)っていうのは、たくさんあるに越したことはないだろうけど。使いこなすには理論から入ってないと、すぐには出てこない気がする。

GZさんのレパートリーの膨大さからいって、ベースというかバックグラウンドには相当な知識、理論と経験があることは今までの配信歴からいっても明らかだし。

こういうちょっとの疑問も逃さない研究者肌なところが、あのいつ聴いても新鮮な感動を覚える演奏につながってるんだろうなと思って、自分は陰でこっそり、ありがたく講義を拝聴することにする。

やっぱりルーツを探さないと理論も追求できないのはあるだろう。

 

 

(この白いボールって何だろう、エースを狙えだからテニスか…?)

 

 

即興演奏はGZさんのピアノの真髄だ。

なぜなら楽譜通り弾いているより、アイデアを探ってその演奏が見事キマッた時のほうがGZさんの音は生きている気がするからだ。

ただ生配信の選曲の展開が早すぎてアイデアを探ってる隙が見当たらないけど。

そんな一瞬の攻防の中で、迷いなく、しかも単音のメロディじゃなくて左手もろとも和音ごとどんどんアレンジしていくところ。

そういうところに、決然とした潔さを感じる。

 

寡黙だけど、GZさんはピアノで饒舌に語る。

あらゆる音楽表現を通してGZさんは何を伝えようとしてるのか。

それを少しでも捉えたくて今日もピアノを聴く。

 

 

インプット

GZ先生のバーチャル講座はわかりやすい。なぜなら、実際の例題(曲)とか図解とかを使って解説してくれるからだ。音楽理論わからない民に優しいシステムとなっているのだ。

 

しかしフリップが4枚用意されている。わーちょっと待った。

こうやってGZさんは覚えてるんやな、それを開示してくれるってファンとしては嬉しいな、半年前からって浜離宮ソロコン終わってすぐってこと、ソロコンってほんといい影響しかないよね!!

とのんきに見ていたのが間違いだった。その画像一瞬で通り過ぎるのやめてもらえる?スクショしていいですか?

Wikiが雑に知識を整理するのにぴったりなのはわかる。自分もこの日記に引用する他サイトはWikiがほとんどである。信用できるし、情報も網羅されててしかもリンクフリー。使わない手はない。
でもこの整理の仕方は単なるExcelじゃなくて動画リンクも貼ってスマホで見れるとこがスバラシイですね。Excelに動画リンクで便利🙄?どっかで聞いたな、まあいっか。

 



しかしスクショをよく見てみるとその詳しさにぶっ飛んだ。アフリカ諸国、とか赤道沿岸、じゃなくて国別の音楽の歴史、音楽のジャンル別とかあと民族音楽も整理されてる。

音楽という地球上共通にして無限のバリエーションがある文化、それを比較することの面白さに気付いたのかな。文化というのはほかにも文学だったり服飾だったり料理だったり、国ごととは限らないけど、バリエーションが無数に存在するという意味では同じだ。そういうひょっとしたら有史以前から連綿と受け継がれてきた人類の叡智。

音楽だって、なにも楽譜に記されたものを指すとはかぎらない。

明らかに、労働の場、祭祀や冠婚葬祭、旅など、さまざまなところで自然と歌はうたわれまた音楽は紡がれてきた。古代の壁画にだって楽器を演奏する様子は描かれているのだから。

 

しかしこの規模で整理されてるとなると、もっとこういった包括的な音楽の研究は陽の目をみてもいいと思うんだけど。こういう音楽Wikiサイトとかあってもよさそうなものだけど、今のところ見当たらない。JAZZとかラテン音楽などに至ってはGZさんの言う通り、日本にそもそも情報がほとんど入ってきてないのかもしれない。

 

しかしこの表を見て、難しすぎるわーーー!と思ってたら。

いきなり解説が始まった。

実際の動画つきで。

前触れもなく。

びっくりするじゃないかー!

しかし、こういう動画で解説版って久しぶりだな、うるさくないうっせえわ以来かな(もっとあったっけ🤔)

 

GZ先生のよくわかるバーチャル講座コーナー

Youtubeリンク:16世紀のクラシックから国歌になりJPOPまで受け継がれたメロディがあるらしい - YouTube

 

なんか最後にアニソンが聞こえる…気がする?

(えーい、ややこしいから一覧にしてしまえ)

 

16世紀 イタリア 
「La Mantovana」 ラ・マントヴァーナ 
作曲:Giuseppe Cenci ジュゼッペ・チェンチ

 

ふむふむ。もともとはルネサンス華やかなころのイタリアの音楽だったのですね。

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1874年ごろ チェコオーストリア帝国
「Vltavaヴルダヴァ(モルダウ)  」連作交響詩「我が祖国Má Vlast 」より
作曲:スメタナ

引用ーーわが祖国 (スメタナ) - Wikipediaより

最初の主題には、15世紀から16世紀にかけてイタリアで活動したテノール歌手ジュゼッペ・チェンチ作の『ラ・マントヴァーナ』に由来するメロディが改変されて用いられている[3]。同曲はモルドバモルダヴィア)などにも伝わり、民謡の一節に流用され、イスラエルの国歌『ハティクヴァ』のメロディの基礎ともなっている。スメタナの祖国ボヘミアにおいても、民謡"Kočka leze dírou"に用いられている。スメタナはこの『ラ・マントヴァーナ』に由来する祖国の民謡のメロディを、第1主題として採り入れたものと思われる。

 

なるほど、モルダヴにつながるんですね。

さすがGZ先生、勉強になります!

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1878年 イスラエル国歌(元はモルダヴィア民謡「Cucuruz cu frunza-n sus」)
「ハティクヴァ」
作曲:ガリツィアの詩人 ナフタリ・ヘルツ・インベル

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1848年 ルーマニア国歌
「目覚めよ!ルーマニア人」
作曲:アントン・パンAnton Pann

 

このあたりは、ウイーン会議後の民族独立の機運にも関係してると思う。

国際色豊かなメロディでもあるのですね。

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1822年以前 スウェーデン民謡
「麗しのヴェルムランド Ack Värmeland, du sköna 

↓【カバー曲】

1951年 JAZZスタンダードナンバー
「懐かしのストックホルムDear Old Stockholm」
スタン・ゲッツマイルス・デイヴィスによるJAZZカバーが有名。

 

JAZZにも影響していたのですね。JAZZに造詣の深いGZ先生ならではの指摘でしょうか。

もともとのスウェーデン民謡も美しい曲です。

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1987年 JーPOP(光GENJ I)
「ガラスの10代」 短調のカノン進行
作曲:飛鳥涼

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2000年 アニソンOP
「STORM」 これも短調版カノン進行
OVA真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』のOP&EDテーマ曲。
作曲:作曲:千沢仁 

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2002年 ゲーム「東方Project」より
明治17年の上海アリス」
(『蓬莱人形 ~ Dolls in Psuedo Paradise』トラック.4)
作曲:ZUN

 

そこでこっそりジャニーズからのゲッターロボからの東方をつっこんでくるGZさん。

最後だしシレッと入れとこうという感じですか?www 草超えて森ですwwwwwwwww

ジャニーズの曲の時代、現役小学生で明星とか買ってローラースケートで遊んでた自分としては、さらに作曲はチャゲアス飛鳥涼さんときて、ガラスの10代は素通りできない曲ですけど、動画全体はまじめな作りだなあと思って感嘆していたら最後は通常運転のGZさんだったので安心しました(?)。ニコニコ動画要素満載ですねwww。

 

それよりモルダウの起源とその関連曲は有名としても、その後の曲はよく見つけましたよねとしか言いようがない。

発想が柔軟というかなんというか?だからおよげたいやきくんがJAZZになったり、ショパンが演歌になったりするんだろうけど。

参考動画リンク:

およげ!たいやきくん(Japanese popular song)Jazz cover - YouTube

【ピアノ講座】ショパンの「別れの曲」を演歌風にアレンジする方法!(解説つき) - YouTube

新作ゲームトレイラー風「チャルメラ」を弾いてみた - YouTube

【解説付き】スイカの名産地をニュース番組オープニング風にしてみた - YouTube

 

ああいう自由な作風の講座動画を思い出して懐かしくなった。

 

GZ先生、非常勤講師だとは思いますがまたMテレバーチャル講座で解説してくれたら嬉しいです。

 

 

 

 

静かに燃える魂(6/29生配信)

 

6/29の生配信。

前回の配信で咳をされていた事からもコロナ感染後の後遺症が心配でしたけど、そんなことで気を揉むのは無用だったようです。

すっかり元に戻られて、思う存分ピアノを弾く姿を拝見してようやく自分は心の底から安堵した。ちゃんとこの目で(配信画面でも)お元気そうに喋ってるところを見ないと信用しないタイプなので。前回配信の咳の具合は、体調の50%程度しか回復してなかったらしい、とチラッと本音を口にされていたし。うん、いつもの発言なんて全く信用ならないな。

 

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

 

 

通常運転

別に、重箱の隅をつつきたいわけではない。

 

ござさんはコロナ感染から体調が復帰するとともに、順調にいつもの調子に戻ったのであった。

 

ユニコーンの「すばらしい日々」の演奏を聞いて、去年のlo-fiBGM動画を思い出し、あれ以来メンバー限定動画や限定の練習配信やるって言ってたわりに、音沙汰ないなーとか。

【Lo-fi】決定版!!邦楽・洋楽の泣ける名曲25曲「レコード風」アレンジメドレー【Hip Hop】 - YouTube

 

今回も配信予約枠の開始時間が1970年だったよねとか。

そもそも前回配信も開始時間が各告知でバラバラだったよな、とか。

 

ござさんのTwitterアカウントからござの日の文言がやっと消えたけど、公式HPはそのままで、相変わらず時間軸が5月で止まってんなーとか。

初めての人はまず公式ページ見るのに、全くほんとに。とか。

Youtubeの再生回数上位動画の概要欄もござの日モードのまま直ってないじゃんとか。

 

そんな事ちっっっとも、頭の片隅にも思ってませんから。

そういう基本的なところを押さえてないから登録者数が増えないんだよとか思ってませんよ、ちっとも?全然??

 

この桁数の登録者数になってくると、そんな重箱の隅について考えるよりももっと大局を見る視点が大切ですよね。

新しい視聴者層に訴えるにはわかりやすいキャッチーな方針が必要だ。ファンというコミュニティも常に新陳代謝を図っていかなければ健全さは保てない。新しい風、先入観のないフラットな発想は、通りすがりの人に入りやすい雰囲気だなって訴求する効果があるだろう。気軽に声をかけれる環境って大事だ。

 

まずおおらかな心でピアノを楽しむことだ。

ファン界隈はそのまま推しを反映するというから。みんなで楽しく推せる雰囲気が大事なんだ。

 

ねっ????

ちっとも重箱の隅はつついてませんので。

細かい事は気にしない。

 

 

 

ピアノをして饒舌たらしめる

そう、細かいことは気にしない。

営業上は、顧客サービスを抜きにしては事業運営は成り立たないのが通例だけど、ござさんのチャンネルにおいて最大の顧客サービスって何なの?って思ったとき、それはピアノ弾くことだなと思ったので。

 

きめ細かい配慮は大切だけど、それを重視してる人は昨今の趨勢を見て黙って界隈から去ってるかもしれないけど。(特にござさんチャンネルの、メンバー限定サービスの貧弱さはそれが有償だと考えると致命的なのだけど!!)

 

でもござさんは黙ってピアノ弾く。

配信でも投稿動画でも最初から最後までピアノ弾いてて、字幕があれば楽曲解説と「ご視聴ありがとうございました」の挨拶のみ。

 

何も言わなくても。

その演奏が全てを語っていると言っていい。

なによりピアノを弾き出すと俄然別人のようになる。全ての情熱を注いでるのが手に取るようにわかる。

 

ていうか、かつてタコ部屋みたいなとこでコッペパンと焼きそば食べるくらいの休憩しか無かったらしい嘗ての職場、体力と精神力が勝負の介護現場。その僅かな休憩時間にシンセとDAWのマニュアルをノートに写して覚えたり、仕事終わってから深夜まで配信とか動画編集したり。家での空き時間は恐らく全部ピアノの練習。

そんな生活、心底ピアノが好きじゃないととてもじゃないがやってられなかったと思う。ピアノはござさんにとって仕事でもボランティアでもない。ただ音楽に関わることが好きだったから、楽しかったから続けられたのではないか?

 

何も言わなくても、その熱い魂は火の玉となってストレートに画面のこちらに飛んでくるのだ。引っ掛けもフェイクもない。いつも、ござさんは自分らファンに音楽の情熱を真正面からぶつけてくる。

人目を引く宣伝を抜きにして音楽に向き合う姿勢に、ファンは信頼と期待を投影し、実際にござさんはいつも見事に期待に応えてくれる。

期待を通り越してどこか宇宙の彼方へ思考回路も演奏もすっ飛んで行っている、とも言う。

 

ござさんはコンビニ入ってもBGMからコードを考えてしまうくらいだから、配信ができずピアノが弾けなかった時期というのは病気の辛さ以上に精神的に打撃だったのではないか?第一言語である音楽を奪われて、息を吸うことも吐くこともできない日々。袋小路の先にある暗い路地に追い詰められてただ黙ってうずくまっていた姿。

そんなござさんの悔しい気持ちは、先週(6/21)の蔭がある演奏に全部置いてきたんだなと思った。

 

 

見えない枷に繋がれていた魂が解き放たれたからか?喜びのあまり鍵盤の上を滑るように踊る指。

そのピアノの音からござさんの気持ちがそのまま伝わってくる。

画面のこちらで聴いてるほうも自然とござさんお帰りなさいって、口をついて出た。

ファンにとっても、毎週生配信で演奏してくれる事実、それはなんと贅沢なことだろうってあらためて思う。こうやって一歩ずつ進んでるござさんの姿を目の当たりにできるから。いろんな舞台、色んな経験を経て演奏が味わい深くなっていく様を、ごく身近に感じられるのが生配信の醍醐味だ。

 

リズムが跳ねて浮き立ってる。

音の艶が違う。

一片の曇りもない、明るくて綺麗なPOPな原色の音。

静かに聴かせるところは…山深い渓流の湧水みたいに澄んだ音が聴こえる。

深い淵にたたえられた水が堰を切って奔流となるような劇的な展開に驚く。

そう、堰き止められてた色々な感情が一気に迸り出たような。ござさんにとって音楽は第一言語ですから話せるようになって水を得た魚なのでしょう。(なんか違う)

 

 

暑くなればなるほど盛り上がる夏

夏メドレー?こないだの配信でもあったよね?曲とかジャンルがかぶるじゃん?って勘繰ってすいませんでした。自分が悪かったです。

 

水を得た魚といえば。

ペンギンは地上、つまり南極なら氷の上だとヒレのついた足で一歩ずつ歩くしかない。(お腹でも滑れるらしいけど)でも一旦海の水に潜ると一変して魚みたいに自由に泳げる。

自分は南極観測船から遥かその様子を観察してる記録員…?「海でいきいきと泳いでて、イルカとクジラと出会って楽しそうでした」…みたいな。(何言ってるんだか…)

というか夏メドレーっていえば?そして、風になりたいっていえば?こちらのペンギンさんを抜きにしては語れないでしょう。

 

真夏のテンションに盛り上がるペンギンさんがクラッカーを鳴らす!!

!!!………あれ?

 

……などと御託を並べている場合ではない。

風になりたいで爽やかに始まったのは気のせいだった。今回の夏メドレー、なにもかも置き去りにしていく勢いで凄い。

夏の熱気とお祭り騒ぎ。

リップスライムとか打ち上げ花火とか夏祭りとか……みんなで夜店の屋台を冷やかしながら遊んでたの思い出す。(ついでに砂浜にロケット花火並べて点火したり、日付が変わる頃にお寺の誰もいない公衆電話が鳴るのを待機してみたりってやつ…別にヤンキーだった訳ではない)

 

ただ大江千里の曲はポンキッキーズのTV番組でおなじみらしいが自分は世代が一回りずれててその曲は夏の思い出ではない。大江千里っていえばかっこ悪いふられ方だよね?

でも今聞くといい歌詞、小学生の夏の思い出が詰まってそうだな。

そんな田舎の郷愁まで、Summerと夏影で一気に呼び起こされる。

昔のゆっくり流れていた時間。携帯もパソコンもないアナログな世界、夏休みの午前中は涼しいから早く宿題やれって怒られながら、ちっともやらなかった。外で真っ黒になって服も泥だらけ?で遊んでいた。

 

(↑写真サイズが調整できなくてすいません)

※自分的に夏っていえば夏はスイカ

納屋にいっぱい並んだ出荷用のスイカ。ぽんぽんって叩いて明るい音がすると熟れどきだって教えてくれた。それに一個一個シール貼るのが唯一の自分の仕事、トラックに一緒に乗って街の市場へ出荷するのについて行った。

うだるような暑さの昼下がり。井戸には縄でぶら下がった大きなスイカがひえていた。冷蔵庫のよりも冷たかった。それを切り分けてもらい、トレイにずらっと並んだのを我先にかぶりつく。甘くておいしくて、山のように切ってくれてもいつも一瞬でなくなった。

田植えは 邪魔して 手伝ってたし、学校のプールは放課後2時間は泳いで、夏休みになると田んぼでカブトエビとザリガニとトンボとバッタをつかまえて、暑い時はかき氷食べて、海水浴、ラジオ体操、それから近くの湧水で泳いで、近所の店でアイス買い、……

 

アカン。色々手が滑って横道のものすごくどうでもいい所へ突っ込んだ。元へ帰らなきゃ。

しかしござさんの演奏でこういう昭和な田舎の夏の風景を想起させるのはなぜなのか。それは人類の永遠の謎。(なんのこっちゃ…)

 

 

アニソンとゲーソンは聴き逃してはならない

今回の配信でいえばゲーソンが感動巨編、アニソンはバラエティ枠って言ってしまえばそれまで、でもその時代の振り幅とノリ具合がね?全身全霊かけて情熱と気合いをぶつけてる様がどうみてもリクエストの範疇じゃないよね?昔単体動画で上がってた曲:ジャパリパークも再現度がさらに凄い。極めつけに、三千里旅してきたマルコの感動を呼ぶ物語。

気迫通り越してピアノに対する執念?が滲み出る。左手のビートに乗って目にも止まらぬ速さで疾走していくメロディ。その裏で装飾音、ゴーストノート(?)までどの音も絶対落とさないっていう、隙あらば一つでも多く和音に音をねじ込もうという執念。わずかな休符の隙間を正確に感じてることで緊張感がいやでも高まる。

この異様な空気に呑まれるようにして息するの忘れ、どの曲にも(正確にはござさんの演奏に)ワクワクしている自分がいる。

これも時代を超えて色んな名曲が散りばめられているが、どうやってこの弾ける曲ラインナップを揃えたのか素人には想像つかない。面白いコード進行の曲とかをマニアックに集めるとこうなるんだろうか。

でも17歳ですよね??どういうことですか😂(実際には古い曲はだいたいニコ動で覚えられたはずですけど……)

ゲーソンは……アニソンでさえ部外者の自分なので、ゲームは全くの門外漢につきこんなとこで語るのは控えます。しかしそんな素人目線にも今まで配信で聴きかじった曲も動画の曲も、さらにキレッキレになって蘇ってるということを申し添えておきましょうか。

さらに素人目線だけどFFのテーマとかEyes on Meとか、ゼルダの曲や風の憧憬とかRPGの曲はござさんが語り部となって壮大な叙事詩が紡がれていくようで…配信で何回も聴いたことあっても、はっとさせられる。

 

 

 

真のメインコンテンツは最後のノンストップメドレー

スパチャリクがあった頃。さらに、ペンギンマスク被る前はもっと配信の視聴者数も少なくて途中の休憩でスパチャ拾うまでの前半は全部ノンストップでリクエストを拾っていた。初めて聴いたとき、その流れの自然さというか繋ぎの芸術的なアレンジにびっくりして、さらに最後のノンストップメドレーではそのつなぎがスピード感があってとても即興でやってるとは思えず、自分が配信にはまったのはそこからだった、気がする。

自分の知ってるピアノ演奏って楽譜見ながら1曲ずつていうものだったから、ああいう即興演奏ができるっていう事実をござさんで初めて知ったから。

 

トークで色々話してくださって、近況や興味のある音楽分野とか好きな料理とか何でも言ってくれるのも楽しいのだけど、自分はやっぱ無言でメドレー弾いてるござさんのピアノが1番好きなんだなあって思うのだ。

……どっちやねん。

なんと贅沢な悩み。

最近で言うと。配信中のメドレーで拾えなかったジャンルを補完するという位置付けよりは、この最後のメドレーがメインまである。

そういう勢いで最後の演奏に気合い入ってるのだ。

なんせ今回は冒頭に10−4だから。

ほかのどの曲も昔のノンストップメドレーみたいに10〜15秒で代わるというよりむしろそれぞれ渾身の演奏でフルサイズで弾いてくれてて、これこそ贅沢。

つまりござさんんの配信はまるごと全部贅沢といえるだろう(投げやりな解説やな)……

配信で放出しきれなかったエネルギーと情熱を全部ここで燃やし尽くしてる感がある。

静かな情感溢れる曲もうっすらと青白い炎が燃え上がるのが見える。

 

(配信の感想って…いつも同じよね?と思ってやめようと思いつつ気がついたら書いてしまう症候群なのですいません)

 

 

 

ござさんの研究

ござさんの世界はそもそも音楽に全振りしてるので、(昔のフォロワー数少なかった時代のツイートは見なかったことにして)そのつぶやきは音楽について語り出すと突然饒舌である。

全くの素人である自分はそこにツッコミはできないのでのびのびとした呟きを陰から静観してるところであったが、ちょっとだけ。(そのためコード進行のつぶやきはスルーする。いや全部スルーすべきともいう…そんなのにリプできない…)

 

旅の情景

このござさんの「行ってみたい」のはあくまで色々な興味ある音楽を現地で体感してみたいという意味に集約できる気がする。だってそもそも旅行とか、家を離れるとピアノの練習できなくなるから嫌だって言われてましたでしょ?そういう風に色々な場所に思いを馳せるぶんにはGoogle Mapは一瞬で世界旅行できて便利だ。妄想する分には。

ただ、ネットで調べる事はできても、民族音楽は現地の風土を自分の五感で体験してこそだと思うんだ。

現地の空の色、大地の色と景色、空気、水、その国の人々と言語、食べ物、街並み、…全て文化というのはその土地の風土と自然に根づいたもので、絶対にモニタとイヤホンからの情報だけでは分からないと思うんだけどなあ。

地球上のまだ見ぬ世界に触れてみたいという好奇心から人間は旅に出る。

また、そこで得るものによって人間は内面を磨く。

ござさん、パソコンで見るバーチャル体験だけでは色々無理があるんやで。

(……持論に走ってるな?お題はなんだっけ、そうだウイグルだった)

 

 

ウイグル音楽理論

ここで言うウイグルというのは中国の新疆ウイグル自治区を指すと思うが、歴史的にはかつてこの地域を支配したテュルク系民族のことである。テュルク系民族遊牧民であり、有名なのは匈奴とか突厥が挙げられる。その後のイスラム教の広まりにより中央アジアは広くイスラム化していった。

(※テュルク系民族の分布。右の方の緑色がウイグル自治区。中央が空いている所は砂漠。)

画像引用:ウイグル - Wikipedia

新疆ウイグル自治区イスラム化してテュルク系民族の住む地の東方、つまり東トルキスタンと今は呼ばれているが、ござさんの言う「ウイグルの近隣地域とはだいぶ違う」ってどこの事だろう?北方のキルギス、またカザフスタンタジキスタンウズベキスタン、そしてアフガニスタンあたりのイスラム教諸国へはこのマカーム、つまりアラビア音楽理論(?)が来てる。ということは、ござさんはウイグルを中国の漢民族圏と比べてるんやな。

新疆は一応中国の自治区のひとつだし、いま比べてるとしたら中国ってことかな?

でもそのウイグル自治区は中国の代々王朝が万里の長城まで作って北方騎馬民族と支配権を争ったシルクロードの要衝。ここは中国というより他民族との覇権争いの最前線、ウイグル人の容貌はイラン系の影響が濃く、古代つまり唐までは中国の支配下だったかもしれないが、歴史的には中央アジアイスラム圏であり文化も風習も当然イスラム風、中国の漢民族の文化こそここでは少数派、比べる必要ないと思うな…

(ここ数年の中国共産党ウイグル情勢についてはここでは省略)

 

インプットとアウトプット

これも最初よく分からなかったんですよね…世界の音楽は以前から調べてるって言われてて、そのアウトプットは演奏とか動画とか配信とか?それとかブログにupされてくるのかなーと思いきや。

 

ほら色々やってましたよね?

このラテンの研究ってのは色んなリズムパターンとそのルーツを調べてたのだと思いますが。

 

Google mapで旅した気になるというよりは。

こういうことを調べていたいんだろうな?というか。浜離宮のソロコン以来モチベーション爆上げとか言われてましたし…それに調べ物はコロナ感染後の療養の時期にもどうせ家で絶対されてたしょうね、何もせずにじっとしてるとかあり得ないと思ってたんですよね。

 

 

ござさんの音楽の世界

自分は単なる素人、どれも全く分からない民なのでいちいちツッコミません。アルカイックスマイルでも浮かべてそっと遠いところから眺めてますのでご安心ください。

ござさん楽しそうだなーって心の中でつぶやくのがささやかな楽しみ(ストーカーではない)。

 

ここに挙げられてる音楽がジャンルも時代も地域もいちいち違うのを見るだけでも面白すぎる。

ベートーヴェン交響曲「運命」……18世紀古典派クラシック
リストのハンガリー狂詩曲第2番……19世紀ロマン派クラシック
Tico Tico No Fuba……19世紀ブラジルのショーロ(下記に引用)
中島みゆきの旅人のうた……昭和J-POP
コンギョ(攻撃戦だ)……2010年の北朝鮮プロパガンダソング
髭男のcry baby……令和J-POP

 

※【ショーロ】(Choro、Chorinhoとも)は、ブラジルのポピュラー音楽のスタイル(ジャンル)の一つである。19世紀リオ・デ・ジャネイロで成立した。ショーロという名前は、ポルトガル語で「泣く」を意味する「chorar」からついたと言われている。ショーロをアメリカでは「ブラジルのジャズ」と称されることがあるが、即興を重視した音楽としてはジャズよりも歴史が古い。ショーロはサンバ、ボサノヴァなどのブラジル音楽の誕生に影響を与えた。

引用:ショーロ - Wikipedia から

 

🤔短調だけど(サビで)長調になる曲…?

そこでどっかで埋もれてた記憶があった。最初クラくて最後いきなり明るくなる……モルダウじゃん!?ロマン派というか国民楽派だけど!

何々……ふむふむ最初はホ短調で最後にホ長調になり明るく希望に満ちた終わり方…?なるほど暗い曲だけどシメが明るいから前向きに終われるんだなこの曲。

まあどっちにしても自分にはそんな発想は逆立ちしたって出てこない。そういう仮定を立てたとしてそんなラインナップの曲思いつかない。

 

 

 

ござさんがコロナで流した悔し涙。

その気持ちの分だけ前向きに動こうとしてる、そういう姿に、6/21の配信聞いていつまでも余韻に浸ってしんみりしてた自分は、あわててエンジンをかけた。

やっぱり気がついたら置いていかれそう、こんなんじゃだめだ。

 

しかし7/10の工事までウチはネット回線切れてて、スマホの貧弱な編集では進まないのでここでとりあえず投稿しときます。

すいませんがご了承ください。

 

この続きやろうとして、片手間では終わらないことに気づいた(要するに一旦諦めた)。

ござさんの出してきた宿題をまじめに考えたい。(今まで講座動画にそんな考え込んだ事ないんやけどおかしいな)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間万事塞翁が馬 

 

思わず、勢いよく拳を振り上げた。

でもその拳をどこに向けるわけにもいかず、行き場がなかった。

ござさんはピアノにその気持ちをぶつけていたみたいだ。

 

しょうがないので自分も、この記事にありったけの気持ちをこめて叩きつけといた。

 

ござさんはコロナ感染のためBEMANIコンサートに出ることができなくなった。

それが分かったときのご本人からのツイート、どんな思いで書かれたか。また事務員Gさんと瀬戸さんに出演を依頼されたことから、当日も出されたお礼とお詫びのツイート、あれも本番(の配信)をどんな思いで見ておられたのか。

 

ござさんの味わった悔しさ、それは単なるファンに過ぎない自分にはわかるはずのない感情なのだ。

 

あの時立つはずだった、立つことの叶わなかった場所。

そこに集結していた、昔からござさんが弾いてきた曲に縁(ゆかり)のある方々。彼らとの共演という夢の舞台。

そのために仕立てたのであろうとっておきの一張羅。

この舞台に向け、寝食を惜しんで、血の滲むような練習を積んできたに違いない難曲の数々。

 

それらが自分の意思ではないところで目前にしてその手から奪われた時の衝撃を考えたとき、自分はとてもござさんにかける言葉は思いつかなかった。

ただ、部屋からも出れず病気の症状で苦しみつつ、一人この事実に泣き伏しているであろうござさん。自分は黙ってそっとハンカチを差し出したかった。無理だけど。

 

掴もうとしてその指から蜻蛉のようにすり抜けていった夢。

形になりそうで雲散霧消していった、かつての演奏の幻影。

 

久しぶりの、6/21のYoutube生配信。

「咳が残ってるだけ」と称して(それまだ症状が残ってるじゃないか)、配信の場に、自分らファンの前にござさんは姿を見せた。こうして冷静に事情を説明して挨拶し、ピアノを弾く配信に顔を出す心境に至るまでには、血を吐くような葛藤を乗り越えてきたはずだ。

 

……冷静に事情を話す?

ちっとも冷静じゃなかったですね。

でも、もう言っても詮無いことです。

過去の話なのです。

現実には終わった話です。

 

だから配信っていう自分の庭というか、ござさんとファンが集う空間では(初見さんもいらっしゃったとは思いますけど)、「喉まで出かかってるはしたない言葉」でも何でも聞くので、思う存分鬱々とした気持ちでも憂さ晴らしでもぶちまけていただいて良かったんですけど。

何でも聞いたのに。

 

 

ファンとしても、悔しかったわけです。

ござの日の緊急事態宣言に伴う無観客化とは事情が違います。

イベントの由来からしてもござさんが1番楽しみにしてたとは存じますけど、ファンの端くれとしてもござさんが音ゲー界の公式イベントなるものに招待されるという事実は誉れであり、参加されるメンバー、演目からしても歴史的コラボになる予感でした(自分は音ゲーのことはよく存じませんでしたが)。

 

自分のモットーとしては、ござさんの演奏は生演奏で聴くと衝撃の印象を受ける。ネット経由で聴く音とは全く別次元で、これを音ゲー界の方々が目の前で聴いたら絶対びっくりするに違いないと、まるでドッキリテレビを見るようなノリで楽しみだったのに。

いや、音ゲーの名曲をタキシード着て弾くござさんの演奏を、その感動を生で純粋に分かち合いたかっただけだったのに。

 

ファンにとっても、そういった幻影は目の前で儚く姿を消したんです。

 

ござさんの悔しさは自分らファンの悔しさです。

他人行儀にかしこまって挨拶してくださらなくても…やりきれない気持ちは配信に置いていって、切り替えて次に進んでほしかったんです…

 

でも、ござさんは律儀に「ご迷惑をかけた皆様、そしてファンの方々へ」とお辞儀しながらもやっぱりいつものござさんであった。

 

気持ちは全部ピアノで語られていたのだった。

 

使ってる和音がいつも以上にひねってる。おなじみの曲も複雑な響きがして、ちょっと立ち止まって考えさせられる。

明るくて素敵な曲もそこに込められてる深い意味を感じる。

喋る声は抑揚もなく不自然に感情が平坦だった。でもその分、ピアノに全振りしている風だった。

和音も、アレンジの展開も、ひねってて奥行きがある。

 

ピアノってなんだろう?

ござさんは、なんで存在してるんだろう?

なんのためにピアノ弾いてるんだろう?

 

ねぴふぁびのござさん。

ござの日ライブで立っていたござさん。

それから今日配信で見てるござさん。

みんな違うんだ。

ござさんって今までのありえない量の練習によって成り立ってる存在だし、

毎日ちょっとずつ違うござさんになってるから。

 

自分も昨日の涙は昨日に置いてきて、

次のござさんはどんな風なのか楽しみにしながら応援するって決めた。

 

悔しさを話の表面で取り繕っても、正直なござさんは何も隠せていない。

使ってるシンセ音源が響くタイプのもの、だけではないだろう。

憂いを含んだ曲調が無言で訴えてくる。

跳ねるようなウキウキする曲の裏にも艶消ししたみたいな、トーンを抑えた渋さが隠されている。

聴いてるだけでござさんの気持ちがダイレクトに伝わってきて、配信の最初の音から、どの曲も、自分は涙なしに聴くことはできない。

 

だいたい選曲に全ての意味はこめられてる気がする。

夏メドレーがいつものラインナップと微妙に違う。そしてどれも夏を代表する歴代の名曲揃いなのに、暑い季節のテンションアゲアゲのノリのはずなのに、メドレー全編にそこはかとなく哀愁が漂っている、気がする。

 

そして「梅雨だし、配信できてない間に梅雨終わっちゃう勢いだし」とか言いながら何気なく始まった雨の曲メドレー。

これこそ叙情にあふれていて、まるで今は雨だけどいつかは晴れるんだよってござさんに言われてるみたいで。

蔭があるからなおさら音が美しく聞こえる。

どの曲も聴いてて鋭利なナイフみたいにグサグサ気持ちに刺さる。

 

それでダメ押しにSummer Rainときた。致命傷だ。それは第一回ねぴらぼの曲じゃないか。あれでマスクだけのござさん初めて見て「誰?」ってなって、セッションも有料ライブも初めて聴いて色んな意味でカルチャーショックだった思い出の曲、メンバーもみんな大好きなんだ。

大好きすぎて自分の時間というか原点はそこから動けないままだ。携帯待受もあれのまま変えられない。

 

 

聴いててなんだか「ござさんは1人で何でもやってるけど1人じゃないんだ、ピアノ界の色んな人と支えあって、切磋琢磨して来ての今があるし、これからも1人じゃない」って思えた。

物理的にだけではなく気持ちの面でみんな繋がってるというか。

 

さらに「レパートリーを維持しないと」って名目で始まったござさん自称最近の曲メドレー。はい、最近の定義が何かはともかく、レパートリーをメンテナンスしないと絶滅危惧種はたくさんありますのでぜひその維持活動に努めていただきたいところです。

これもどの曲も一歩立ち止まって考えさせられるアレンジになってることに変わりはない。

 

まだこの辺は「だいぶ配信の勘?を取り戻したような…」と冷静に語られていた。自分はもう動いて喋ってるござさん、ピアノ弾いてるござさんが見られたことで満足だったので、配信で何弾いてくれても何でも良かったのだけど。

 

ただやっぱりずっと咳き込んでいたし、わざわざスイッチ切ってまで咳き込んでたし、何も症状は収まってないじゃないかと思ったけど。

見てていたたまれないのだけどそういう風に思うのがござさんには「過剰な心配」と取られそうでいやなので、ここでこっそり呟くにとどめておく。

 

(しかしフォロワー数、視聴者数が増えてから以降はTwitterでも配信でも礼儀正しく、ファンに対して平等でありたいからか発言にものすごく気を遣っているのが見てとれた。そのぶん本音とか感情があまり見えなくてファンからは推測するしかなかった所がある)

 

でも今日のござさんはトークこそ表面を取り繕っておられたけど端々でありったけの感情をぶつけられてたし、というか演奏に全てが現れていた。そこに激情家の片鱗が垣間見えて、あーいつも冷静な人ってだけじゃなかったんだと思って人間らしさを感じたというか。

ただ、本音を言わずにはいられなかっただけなのだろう。

 

もっと感情ぶつけてくれて良かったんですけど。何でも黙って聞きますけど。それじゃ初見さんがびっくりするからだめですね、そうでした。

 

このことでござさんには計り知れない損失だった。そうかもしれない。でも過去のことを言ってもしょうがないし、回り道にも意味があった、そう思って次の道を進むしかない。

 

新調されたと語られていた正装のスーツ。

またその衣装でステージに上がられる場面を楽しみに応援しようと思う。

それがどんな舞台なのか?まだ分からないけど。

 

ストピやミニイベントでファンの人と楽しく交流されてるのもまたござさんの本来の姿だが、まだ自分も見たことない舞台で、かっちりスーツでキメて演奏するところも楽しみです。