ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

来し方と行く末ーー2022年の暮れに寄せて

 

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個人的な年末の行事

この記事は日記なのでその日あった事を書く。(最近そういうの多いな)

今日は大みそかの前日、年末も押し迫ってきて餅つきなどをやっていたのでした。

別に毎年のルーティーンなだけですけど、一応(以前のツイートから)画像を並べて何やってるかを図解してみようか…?

 

お米を研いで水に浸しておく。ていうか水が冷たくて手がかじかむ。

当日は、早朝から蒸し器で蒸していく。(背景に見える蓋つきフライパンみたいなのは焼き芋用)

蒸しあがったら餅つき機でついて、餅を丸めて並べていく。あん餅はこの時点で多くが子供たちのおなかへ消える。

 

午後になって鏡餅が固まったら神棚へお供え。いつもはかき餅も作る(これは黒豆と青のり入り)。今年はパスしたけど。

こういう毎年やってるルーティーンみたいな行事は横に置いといて。

年末なので今年を振り返ってみたりしようと思う。

 

2022年を振り返る

そんなマスコミのお題みたいな真面目なこと考えるのは、これが初めてかもしれない。

2020年末は、ねぴらぼinventionの告知が年末にあって振り返るどころじゃなかった。

2021年末は……ソロコンサートに向けて楽しみとか言いつつ親戚が帰省してきて忙しかった。(挙句にその後、コロナのおかげでソロコンサート現地鑑賞は中止にしてしまった)

 

今年はじゃあ落ち着いているのか?というと、親戚が来なくて静かというのはあるけど、それよりもこの記事を書くのに慣れてきて、流れて来る字幕をある程度コントロールできるようになったから(なんのこっちゃ)っていうのが大きい。

 

自分のこの部屋に関して言えば、今年の出来事というよりそれが一番大きいかも。突発的に来るネタをある程度メモしなくても記憶のどっかにプールできるようになったことで、余裕をもって書けるようになった。

そのせいか何なのか知らないが、切羽詰まってやらなくてよくなったから?か、テンションが落ち着いてきたのか、この記事を書くペースは2020年末までは2日に1つ書いてたりしたのが、だいたい今はひと月に4~5くらいの記事っていう具合だ。

(仕事しながらだと、それくらいが普通なのかもしれない。でも今でも十分プライベートはほったらかしだが。)

2日に1つっておかしいでしょ……?一昨年のあの熱にうかされたかのような謎のテンションは、ずっとやってると寿命を削りそうな危うさがあったし。

 

ではござさんは今年どんな年だったのか?

それは、有観客でソロコンサートとライブを合わせて計3回もできたってことが大きいだろう。コラボじゃなくて。

事務所にも所属しないござさんが、自分で主催するコンサート。ピアノのみだったり、ござの日ライブにはバンド編成だったり。コロナの影響かキャンセルか、配信で見る限り空席も見られたけど、でもとにかくファンの人々にとっても、ござさんにとっても、お互い実際に存在するんだと認識できたのが大きいと思う。

介護職やめるまでのあたり、手だけの生配信されてた頃は、「手だけの人」って揶揄されてたし、ご本人も仕事しながら定年までつづけていくつもりだったらしいし。その頃は音楽活動の将来にどういう展望もなく、元気に配信続けていけたらいいなーという感じだったのだろうか。

 

というわけでござさんは実在した。

それに今年はソロコンサートと連動して、去年リリースされたソロアルバムとセットの公式楽譜集も発売されたっていうのが大きな意味を持つのかなあと思う。

ござさんといえば耳コピでなんでもアレンジしてピアノで弾いてしまうところ、それをリクエストに従い即興でなんでも配信で弾けてしまうところがアピールポイントだ。

というわけか何なのか?推しにファンは似るからか?ござさん界隈には耳コピでなんでも弾けてしまうファンの方が多い(ような気がする)。別に他のファン界隈にも多いのかもしれないが。だいたい耳コピというのが素人には想像しがたいが、ござさんアレンジの複雑な和音と入り組んだリズムを聴き取るのは至難の業だと思う。

でもござさんファンにはそんな事が出来てしまう人が多いというか…

音楽理論に精通してたり、またピアノ弾ける人の割合も多いのは事実なんじゃないかなあと思う。統計取ったわけじゃないけど。

 

そこでござさんから晴れて公式にリリースされた、しかもソロアルバムと連動した楽譜集。これをどれだけファン界隈の方々が待ち望んでいたのかというのは想像に難くない。

ガチでピアノ弾ける方にはこれ以上の大ニュースは無かっただろう。

いわばご本人から晴れて答えが提示されたわけで。青天の霹靂とはこのこと、そういった人たちの言葉にならない感慨を思うと、(耳コピていう技能とは何の関係もない自分でも)ファンやってて良かったなあっていう思いが去来するのだ。

 

ござさんのピアノそしてアレンジが好きで集っているファンに、楽しんでピアノ弾いてねって寄越された最高のプレゼント。

 

なんでしたっけ?「ファンの方たちの音楽偏差値を上げる」ことが目標だって、ござさんはどこかで言われてたと思うんです。

そのためにござさん自ら膨大な時間を擲ったであろう大部の楽譜。ござさんの表現を形にしたいっていう動機もあったかもしれませんが、ファンの待っていたものにここまでの熱意で応えてくれるっていう人を推してきて、ほんとに良かったなあ、幸せだなあってファンとしても思う。

 

自分はピアノは二十年以上のブランクがあるけど、でも再開してみて楽しいから、そんな素人の自分にも演奏できるようなアレンジに編集して楽譜を出してくれるござさんの存在はありがたい。この公式楽譜集は本格的だとしても、月刊ピアノの連載楽譜はもう少し短いし、易しいものも多いのはやっぱ素人かつ初心者にもどんどんピアノ練習してみようよって、発破掛けられてるとしか思えない。

若くない年で趣味を再開しても先が見えていると思われるかもしれないけど。

でもアンパンマンの作者のやなせたかしも、また推理小説家の松本清張も、職業がありながら50歳を過ぎてから転身したわけで、何か新しいことを始めてみるのに年齢はちっとも関係ないと思う。

 

 

このように、ござさんは演奏会で、また楽譜を通して、手だけの人ではなく実際の存在として認識されるようになった。

 

また、最近12月に入ってからは、最近の配信チャットでリクエストが拾われにくい曲を発掘するためか? ツイキャスで自動ランダム選曲?による配信をされてて、Youtube配信とは一風変わった曲を聴くこともできる。   

 

画角が変わっているバージョン。

 

 

 

ござさんの演奏は時間を練習に豊富に割けるようになったからか、さらに鋭く磨き抜かれたような凄みがある。リズムも正確に、またJAZZの揺らぎとかもたれ感もアドリブもバリエーションはますます豊かになり、きっちり配信が2時間余りで終わるからか演奏してても常に全力、疲れたと言うのはいつも最後。(そもそもあのクオリティで2時間演奏できるのがまず人間離れしてるけど)

 

 

自分はまだほかにもステージを期待しているが、言ってしまうと消えてしまうかもしれないのでここでは言及しない。来年かどうかわからないけど、いつかはそのステージも実現してほしいなと切望している。

 

 

それからグランドピアノ配信。去年のソロアルバム告知配信のあたりから以後、実施されていない。今年は告知を除くとござさんの家の電子ピアノ、FANTOM8による演奏である。それはそれで配信機器も充実、また音源も各種取り揃えているらしいから贅沢な視聴環境であることは間違いないが、やっぱそれと生の楽器の音は別物(らしい)。

今年は楽譜の出版やイベントも続いていたから落ち着かなかったと思うが、またいつかやってほしいとも思う。ただグランドピアノスタジオへの往来は配信機器一式をキャリーケース(2つ分?)を引っ張っていくらしいから、自分はそんなに熱望はしてないけど……大変ですよね。

 

 

 

内容が盛りだくさんすぎる余談

カオスな空間

そして、自分は年末の様々な片付けに追われていたところ、何かが視界の片隅をかすめて通り過ぎた。

 

 

……勢いで通り過ぎてしまったけど、戻ってきてみた。

カラオケ……?

いやいやいや………目の錯覚????

なんかメンバーが多いぞ???

 

このメンバーでのわちゃわちゃ配信?まじで?

それって超久しぶりですね?

 

この時を思い出す。

 

これも。なんか思い付きでだれかが無言でしかけ、またそれに無言で合わせるっていう神業みたいな演奏が聴けます。

 

 

あと、このねぴらぼinvention告知配信の後半で、ホテルのアップライトピアノでみんなで連弾したりしてワチャワチャやってたのもなつかしい。

www.youtube.com

 

 

 

別に今回のカラオケツイキャスに関しては、個人のプライベートな集まりだったようですから自分は何も言及することはありません。

 

ええござさんのノリが終始この過去動画さながらのノリだったとしても。

 

ござさんは相変わらず選曲も生配信ばりに各ジャンルからきっちり拾っておられて、単なる個人のカラオケなのにさすがでございました。ぜろいちさんの渋くてかっこよい戦艦ヤマトから一転、ノリノリでシャウトする戦艦ヤマトでアニソン枠。ミックスナッツでPOPS枠。ラップの曲(曲名わからない)もあり、そうしていると演歌でさざんかの宿がきて、さらに宇多田ヒカルのFirst Love。もうすごいしか言えない。

どれも上の紅の動画なみにシャウトしてて、ほんと……

なんていうの、こういう気の置けない仲間と安心して各自持ちネタをぶつけてる風景はほんとに久しぶりすぎて、あー今も変わらないメンバーで集まってるんだなって思うとちょっと安心しました。

他にもいりすさんの安定の歌声も聞け、ぜろいちさんはロックから流行りの曲まで何でも歌えてみんなかっこいい。そんな中ものはっぱさんていうプロの人が混じってて、フライミートゥザ・ムーンから、カンツォーネのオーソレミオまで元の言語で歌ったりしてΣ(・□・;)、そのコーナーだけカラオケ屋さんじゃなくなっていた。ものはっぱさんの歌声はいつもやってるツイキャス配信でも時折聞ける。う〜ん、ほんとすごい…

 

 

来年の抱負

いりすさんとものはっぱさんは今年に比べて来年はもっとアクティブに、もっと外に出て活動していくという抱負を述べられていた。なるほど。

そこでござさんは「ピアノ100倍うまくなる」。

 

なんかそこがござさんらしいですね。

そういうとこやで。推しててよかったと思うのは。

ござさんほどの技巧とセンスを持ち合わせながらまだうまくなるのか Σ( ̄ロ ̄lll)ええ…

 

しかしピアノは楽器としても、アレンジの視点からいっても、極めようとすればその道のりは無限なのかもしれない。

 

じゃあ自分も素人なりにピアノがんばろうって思わせてくれるというか元気をもらえた。

よし自分の来年の抱負は…?えーとスケールをスラスラやれるようになって、あわよくばアルペジオにも手を出し、それからござさんの曲を月刊ピアノ連載と、それ以外の楽譜でなんか1曲弾けるようになること!

ををっ?なんか強気に出たな……絶対無理かもな…まあ目標は高い方がいいし……

 

このブログに関しては目標とかありません。

字幕が来た時にその字幕を逃さないっていうのが目標です。字幕さえ逃さなければ気づいたら出来上がってるからラクです。

 

 

 

冬のとある日の出来事

 

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この記事は日記なのでその日あった事を書く。

クリスマス・イブだったが昭和な土壁とタタミの家でツリーとかパーティーとかは似合わないので、そんな行事はあんまり関係ない。

しかしウチの男子はチキンとケーキだけは外せないらしく(サンタさんはもうばれてるし)、そこでお料理を準備しようとしてこの有様という、非常にテンションの上がらない土曜日。

 

さて無事にチキンもケーキもお料理も準備できたものの、しかし「日本酒も焼酎も合わない料理じゃないか」とばかりに眉間に皺をよせてる高齢者が全部台無しにして、いまいち盛り上がらない夕食どき。せめて雰囲気をと思ってこっそりござさんのクリスマスメドレーを流してみると、途端に厳かな教会みたいになり、ときにウキウキするリズムでそれっぽくなる。

横で高2男子はそんなのいらないからボカロ流してよっていう視線を送ってくるが、スルーする。君たち男子はほんと身も蓋もないよね?

 

 

感動的な夜

そうしてちょっと遅めの洗い物と片付けも終わろうという頃にそれはやってきた。

 

 

そこにANSWERというワードとyoutube更新っていう文字列が見えて咄嗟にリツイートしてみたのだった。ほかでもない、9/12日本遺産コンサートでござさんと共演された中孝介さんのカバーナンバー、先月発売のアルバムにも収録され、12/3のコンサートでも歌われた曲。

(………既にサブスクでも聴けるのだが、自分は現地で聴きたかったなあという謎のこだわりから、聴き流すにとどめていた。地方住民の自分はコンサートを逐一聞きに行くのは無理で諦めたはずなのだけど、なんかこれに関しては割り切れなかった。←←←どうでもいいつぶやき)

 

果たしてyoutubeを見てみると、実際のアルバム収録スタジオ?での風景らしき映像と共に、演奏が聞こえてきた。そこで自分は思い出したのだった。上記の通り気持ちが割り切れてなくて当時素通りしたツイートを。

 

このスタジオも同じ場所、つまりyoutubeの音源は中孝介さんのアルバム収録、またサブスク音源と同じはずだけど、上記の通りヒネクレていた自分は、実際の演奏風景を目の当たりにしたことでやっと音が耳に入ってきた気がする。(ほんと意地っ張り…)

中孝介さんは色々なジャンルをカバーされているがベースは奄美民謡の歌い手さんであり、切々と歌い上げるさまが印象的。

(ANSWERの原曲は槇原敬之。シンプルでくせのないふんわりとした歌声に乗せて、淡々と情景が描かれてるというのが自分の先入観だった。)

 

 

このyoutube動画では最後の部分で、モノクロの世界からカラーに突然変わる。

まるで命を吹き込まれたみたいに。

 

解像度が鮮明なモノクロ映像、隅々までスタジオ機器に埋め尽くされた部屋で真剣にミキシング風景とモニタを眺める人たち。演奏の合間に挟まれるメイキング過程のような様子。楽譜を指しながら忌憚ない意見が交わされ、細部まで入念に調整を重ねる二人。しかし表情の端々に笑顔が見えるのが和やかな現場の空気を想像させる。なぜか横に並ぶCACIOの6000円キーボード。

音源はたぶんCDと同一だけど一気に曲が身近に感じられた。(気のせいか?)

 

原曲を分析して、アレンジに合わせてコード進行を検討した過程が、曲の一挙手一投足にありありと現れている。なんか言い方変ですか?でも話すように音で表現する二人は、歌声に、ピアノの音に、またアレンジの音作りの過程で彼らが出した答えが、解釈の中に全て込められている。

中孝介さんの渾身の声が自在なダイナミクスで語り、ござさんの和音が行間を、言葉の裏を情感豊かに描き出す。一瞬たりともお互いの呼吸を逃すまいと微細な残響まで聴き取って、音を全身で受け止め合いそれぞれの個性を生かそうとするかのよう。

丁々発止のやりとり…というより二人は、お互いを包み込むやわらかな波動のようだ。

ござさんの音は静かなバラードでもはっきり意思のある芯の透った響きを持つ。寡黙なしかし慈愛のこもったストーリーテラーのように。

その静かな物語に乗せてのびやかに、しかし熱い情念を忍ばせて中孝介さんの声がどこまでも響く。

 

2番の「何も言わないで」あたりからのピアノが1番とは違ったリズムを淡々と刻む。

淡々としてるようで、そのリズムは原曲にもあったのかもしれないがより際立っていて、歌詞が描く何気ない日常とそこで揺れ動く感情を見事に浮き上がらせている。

 

アイコンタクトを取りながら最後の音が消えるまで一糸乱れぬコンビネーション。

お見事。

 

 

最近の歌手って歌が微妙じゃない?と頑なに昭和を回顧気味だった自分は、それ聞いて歌も悪いもんじゃないな、と改めて視野の狭さを痛感した。もっといろんなことに目を向けなきゃなと思った。

そんな感銘を与えてくれた動画(前から曲はサブスクで聴けたのになんなんだ)、クリスマスに投下してくれるってなんかのご褒美でしょうか。

ウチにはもう小さい子はいなくて家中が静まり返るなか、しんしんと冷え込む夜に二人の演奏が心に染みた。

 

 

 

初見さんに優しい仕様

時系列でいえばこちらの方が先だった。色々書く順番が前後してるけど発作的に書いてるので気にしない。

 

自分が言いたいもうひとつの大ニュース。

 

 

今までさんざんこのブログで

「ござさんは音楽以外はポンコツ(ご本人の発言引用だからええやろ)」

「すべての才能を音楽に全振り」

「音楽に関しては天才だからちょっとくらい隙があったほうが人間らしい」

「その腕と頭脳は国宝、無形民俗文化財だから、それだけ維持できたらいいだろう」

 

とかなんとかこき下ろしといてすいませんでした。

いや、今までそれは事実だったし、それらの事実はござさんの事業収入に直結するよなと思ってファンとしてはただならぬ危機感を抱いていたから書いたのであり、ただ徒にござさんをバッシングしていたのでは毛頭ない。

 

せっかくだから公式サイト、直接リンクも貼っとこう。

よっこらしょっと……目立つようにしてっと。

 

自分が今までこのブログでさんざん書いてきたのは、演奏家とか芸術家とかクリエイターは、業界内で請負専門アレンジャーならまだしも、単独で活動しててファンがいてこその形態を取っているなら、肝心なのは新規ファンがついてくれる又はリピーターとして残ってくれるっていうのが事業継続には必須事項だと思ったからだ。

息長くやっていくならファンも長い目で見てくれるリピーター獲得は必要不可欠。

 

ここで細かく挙げるより見ていただいたらわかる事だけど、ディスコグラフィーにコラボ楽曲一覧がリンク貼ってたり、またソロアルバム連動の公式楽譜集とかグッズサイトとか、今まで過去のツイートに埋もれてた情報が整理されてアクセスしやすくなった。

初見さんもこれで知りたいときに知りたいことを手に入れられて、リピーターになってくれるかもしれない。

また従来のファンも、公式サイトの掲載写真が追加されてたり、またここまで網羅されてる情報に通じてる人も少なかったかもしれないので、いろんな意味でファンに優しいサイトになっていると思う。

 

特筆すべきは、TOPページのSCHEDULE 欄に次の月刊ピアノ発売日も入ってて、そのままYAMAHA月刊ピアノ公式サイトへ飛べることだ。そこでござさんのお手本演奏動画も聴ける。ござさんのピアノアレンジに興味を持ったようなピアノ弾ける人にも情報が手軽に届くように変わってて素晴らしい。

 

こうなってくるといよいよこのブログも存在意義が薄れてきたなあ……。

でもTwitterと一緒で地下の秘密つぶやき部屋なので好きなことをシレっと叫ぶくらいはいいだろう。大目にみてください。

 

 

 

月刊ピアノとござさんのファン

さらに時系列が遡るが、ござさんの月刊ピアノ連載は2020年1月号からだからちょうど3周年らしい。

 

ござさんファンとしてさらに声を大にして言いたいのは、あれほど複雑な和音を操り超絶技巧で即興アレンジを次々と配信とかで演奏し、また様々なコラボステージで多彩な演出をしてきてるござさんだが、月刊ピアノの連載楽譜は、素人でも初心者でも演奏できるござさん独自のアレンジ楽譜だということだ。

 

ここでポイントは月刊連載記事だということだ。毎月新しい楽譜が、ござさんの楽しくわかりやすい解説と一緒に記事になって載ってるというわけ。

(ソロアルバム連動の公式楽譜は、ソロアルバムに準じてるだけあって敷居が高いかもしれない。一曲が長いし。)

といってござさんアレンジを弾いてみることに二の足を踏んでる人も新しくファンになった人も、およそ指定速度で弾けば40秒ほどで演奏できちゃう手軽なアレンジ!

楽譜も1ページ、だいたい4段に収まってて「これならできるかも?」っていう長さ。

コードとか難しい知識も不要。

テーマはいつも2~3か月にわたって一つの曲を複数アレンジで連載されてる。

みんなどこかで耳にしたことのある親しみやすい曲ばかり。

でも毎回ちょっとひねったアレンジで飽きない。

 

ていう、そういう楽しみ方ができるのは、ござさんファンならではだと思ってる。

月刊ピアノを売ってるような本屋が近隣に無い人には、YAMAHAの雑誌だから通販でも買える。というか年間購読も可能。本屋に行かなくても配達してくれる便利システム。

そういう敷居の低さを備えつつ、弾いてみるとまぎれもなくござさんの和音、曲の進行。弾いてて「わあー(´;ω;`)」ってなること請け合い。

曲にならなくても、譜読みして音を押さえてみるだけでも、いちいち「わあーー-」ってなって感動する。

ござさんの曲は聞くだけじゃなくて自分でも再現できるところが最大のポイント。

そこは大いなる特色であり売りなのであって、ござさんはもっと大きくアピールしてもいいんじゃないかなあと思う。

 

 

実際にピアノ弾いてるファンが少ないとしても?

今は電子ピアノっていうツールがあるのだから、家庭の住宅事情的にスペースがあれば、また家族の事情によるかもだけど集合住宅でも理論的には演奏可能なのであって、宣伝のやりようによっては新たに演奏してみようってファンが増えるかもしれないよね?と思う。

さすがにござさんアレンジだけあって、月刊ピアノ楽譜でも曲として仕上げるには素人には敷居が高いですが練習の過程もまた楽しいもの。

 

連載が始まったのは確かにこの記事がきっかけ。もう古い話だ。

 

その後連載が始まったのがちょうど3年前。

 

※ ソロアルバム連動楽譜以外にもござさんはいくつかアレンジ楽譜をオンライン販売している。まあそういうピアノに普段から接してるような人はおそらくこの楽譜情報はご存じだとは思うが、念のためリンクを貼っておく。


公式サイトが整備されたので、自分も改めてござさんの多角的な魅力について再度書こうかなと思った次第です。ほんと一時期、新しいファンはもういらんのだろうかって疑問に思ってたので……あっいえなんでもありません……

 

 

 

 

余談

 

これにしょうもないリプを返した気がするが当然である。個人事業主にしてこれからも数々のイベント出演が控えてる身であれでば、風邪ひかないように体調管理するのは基本のキだ。何この寒空の下ウロウロしてるんでしょう。

 

え?ネタだって?紛らわしいネタは不要です。面白くないやつだとかなんとか、何とでも言ってください。

 

 

 

ござさんは基本、大関ワンカップと貝ヒモとかつまみがあればいいんですよね多分。

(2018年の情報)

 

このようにクリスマスっぽい何かがあればいいかー、と軽率にフラッと探しにいくと案の定売り切れていたっていうパターンじゃないでしょうか。

夕方に行くから売り切れてるんですよ。せめてお昼までに行けば当日売りもいっぱいあったでしょうに。

マジレスはウザい?だからサイゼでも入っとけばあったかいお料理も食べれたかと……

 

というか1日10時間とか単位で練習したり楽譜作ったりしてるピアニストさんにはクリスマスとか世の中の行事はあんまり関係なくって、気がついたら夜になってただけっていう説が濃厚ですね。

あんまりマジレスするところじゃなかったですねたぶん。

すいませんでした失礼しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

古き良き時代

 

AさんとBさん

そこはとある日本家屋の一角。

窓の外にはちぎった綿のような雲が浮かぶ。

寒空の下、縁側に出るとぴりっと乾いた空気が肌を刺す。

慌てて閉めたガラス窓の向こうには、満開のさざんかの木が見えた。まるで生き急ぐように、紅色の花弁はこぼれんばかりに華やかな彩りを競う。

 

折しも和室のTVからは「懐かしの歌謡曲」という番組が流れ、さざんかの宿が聞こえてきた。

 

「でもさざんかといえば『たき火』の歌じゃなあ……そう思わんか?」

部屋に戻り、半纏を羽織ってコタツで暖を取る二人の人影。

机の上にはミカンと煎茶の湯吞みが並ぶ。

 

 

 

「いい天気じゃのう、ばあさんや~~」

「……何を失礼な。こんな部屋でミカン食べてますけど、ウチはばあさんじゃありませんし」

「悪い悪い、冗談じゃ~」


 

 

「今日、インターネット老人会なるワードを耳にして、懐かしいなと思ってね。そうすると自分らは、年齢はともかくインターネット老人会立派な正会員だし」

 

「確かにインターネットを始めたのはWindows 97、98、MEとかの頃でしたものねえ」

ポストペットのモモにおやつあげたりとか」

「そうそう」

「謎の文字だけチャットサービスとか」

「あったあった」

「DOSV端末もまだまだ現役でしたねえ」

「ベテラン勢はまだパソコン通信とかやってたなあ」

「プロバイダはNiftyBIGLOBEで、ブラウザはIEにネスケ

ADSLなら最先端、ダイヤルアップ回線だったしとにかく遅くて重い」

テレホーダイの時間になるとさらに混んでた」

「そこら辺にWindowsやらPhotoshopの正規ソフトが堂々と落ちてて拾いたい放題」

「ただ、2ちゃんだけは怖くて入れない(´・ω・)」

 

「……??なんか今、会話の頭数増えてなかった?」

「???気のせいじゃないの」

「ふうん……」

 

「ていうか古代に遡りすぎでしょ。もうちょい10年くらい時代を進ませましょうよ、せめて2000年代まで…」

「ござさんもその時代は2ちゃんでセッションして大活躍だったですねえ」

「もうちょい後の時代になるとござさんの活動はニコニコ生放送がメインで、_さん名義で登場しますし」

「あの、_さんってナンデスカ?」

「ニコニコではHNを登録しないでも放送できたんです、その時自動的に割り振られた記号が _です」

「じゃあ最初はござさんは名前無かったわけですね、放送も終始無言でリクエスト拾ってたらしいですし」

「ほかにも2ちゃんではbansou さん、つまりバンソウさんとか色々名義が一定してませんでした」

「つまり_ はアンダーバー、略してあんだば先生って愛称がついてたのはそこから」

「『ござ』さんて名前はその後のリスナーアンケートで選ばれた名前ですよね」

 

 

「あの頃の生配信のアットホームな雰囲気も懐かしいですねえ」

「同接10人~100人位の世界だったそうで、リクエストも気軽に拾えたのでは」

「変わったアレンジとかも面白そうでした」

「現在とは弾いてる曲もだいぶ違いそうですね」

「要するに2ちゃんとニコニコをメインフィールドとしてたござさんは、ゲーム曲とかアニソンとかがメインレパートリーでした」

「今はファンも増えたし、ああいう配信はもう無理なんだろうなあ」

「うーんそれはちょっと寂しいかも(;ω;)」

 

 

「そういやこの間もござさんはレパートリー表からランダムで拾っていく配信をツイキャスでされてたな」

「個人的にあのやり方が合ってたんじゃないの」

 

※以前、この記事の後半でもチラッと書いた


 

「実際あれは、レパートリーのメンテナンスやってたんでしょ」

「10年以上同じどころか増えていくレパートリーを完全に維持するのは難しいしね」

「あれですか、棚の手前に新しいのを置くと奥のが取れなくなるっていうあれ、そうそうローテーションだっけ???」

「違うんじゃないですか、在庫と帳簿が合ってるか定期的に見て、欠品を確認とか」

「それ棚卸しっていうんじゃないの」

「そうかも」

 

「なるほど、逐一在庫を調べてたら意外な発見があったり、実は帳簿に載ってなかったりして、そういう作業をすることで思い出すこともたくさんありそうですね」

「ほら、最近来月のコンサートに向けてガチで練習されてるでしょうし、決まったプログラムの曲を弾き込んでるとこういった記憶の断片とかはどっかに行ってしまいそうなので、この合間の配信は必要不可欠なのかもですよ」

 

「あのツイキャス練習配信は、直接の目的はレパートリーのメンテナンスですけど、結果としてインターネット老人会の文化を今に伝えるという意味もありそうですね」

「そういやそもそもそういう話題でしたね」

文化というのは継承する人材があって、それを受け入れられる土壌があってこそ成立するものですから」

「お祭りとか、継承するのが困難な民俗行事とかは、重要無形民俗文化財とかの形で大切に伝えられてますしね」

(※大切に継承される地域の行事の例 生里のモモテ 文化遺産オンライン )

 

「ふうん、メンテナンスしないと自然と淘汰されていく文化ってことか……」

「だからござさん自体が重要無形民俗文化財みたいなもんなんじゃないかな」

「国宝っていう噂も聞きましたけど」

「それって修理するのも厳格なルールがあるじゃない、ちょっと違うかも。無形民俗文化財は、構成する色々な要素が絡んでて、ものというよりはある現象を継承してるというか」

 

「われらインターネット老人会の文化が忘れられたといっても、世の中には何の影響もないのかもしれないけど」

「でも音楽ってその時代を思い出す玉手箱というか、タイムマシンというか、思い入れがある人にとってはかけがえのない宝物だったりするから」

「聴いてる人にとっても宝物だけど、何よりもござさん自身にとって、その時代に親しんだ音楽とそれを取り巻く環境は、まさに若いころ(いや今もお若いです)、青春の真っただ中を共に生きた思い出の生き証人なんだろうな」

「(アニソンとかになると俄然生き生きと輝きだす姿を漠然と思い出している…)」

「アニソン然り、ゲーム音楽とか東方とか音ゲーとかボカロとか要するにニコニコ動画の分野というか……あと学生時代に覚えたJAZZもそうなんじゃないかな」

 

 

「ござさんから発信されるものを鑑賞するのも文化の継承の一環だけど、それを分析して体験するっていうのも継承活動のひとつだよね」

「分析して体験ってなんですか」

「ようするにござさんアレンジを自分でも弾いてみてその秘密に迫ってみるってことですね」

「そんな変態じみた偉大な編曲なんて素人に分析なんかできるんですか?」

「なんかわかんないけどとりあえず弾いてみることですよ、ほらアルバム曲と連動して公式楽譜集も発売されてますし。あれは絶対ファンにも弾いてみてよって言われてるんですよきっと」

「うーんそういや、月刊ピアノのアレンジ楽譜連載に関して、ファンの音楽に関しての偏差値を底上げしたいとかなんとか言われてたっけ……」

「そうそう、それそれ。弾いてるうちになんか分かってくるかも」

「そんな単純な問題かなあ……」

「いいからやってみましょうよ」

「やってますよ、月刊ピアノのアレンジ楽譜見て、和音を押さえてみては『わああ~~、ござさんの曲と同じ響き~~(そりゃそうだろうな)』って遊んでます」

「じゃなくて、なんか曲弾いてみましょうよ」

「ええっ!!?なんでそうなるの??だいたいこの部屋はインターネット老人会の太古の時代を懐かしむ良スレじゃなかったんですかぁぁぁ!??」

「過去の歴史を振り返るのも重要だけど、それだけじゃおなかいっぱいにならないでしょ。人生、前を向いて生きなきゃ。新しいことに挑戦していかないと、懐古厨って言われますよ」

「いいじゃないですか別に懐古厨でも……懐古厨ってのは過去に固執して現在を否定する嫌われ者のことですよ……ウチはござさんの曲聴いてるだけで幸せです…」

「だいたいねえ、ござさんの楽譜はソロアルバムの楽譜集も、過去に出されてた単発の曲でも、必ずyoutubeに参考演奏の動画がそれぞれ上がってますし。いい演奏はまずいいお手本の演奏聴いてインスピレーション受けることが大事。ほらほら上達する手段は目の前に並べられてますよ、チャンスです」

「いうてもござさんがあれだけの年月をかけて血のにじむような鍛錬と研究を積み重ねてつくりあげた音楽の世界は、素人にはちょっとかじるのも骨が折れますし」

「愚痴を言っても始まらない!ほらつぶやいてる暇があったら練習しましょ!どっかに隙間時間はあるはずですよ、そういうのを活用することです」

「それって何億年かかるんですか案件ですね……」

 

 

 

実際の生配信から見る

懐古厨は過去に固執しすぎという説もあるけど、忘れ去られた記憶を呼び戻すのも概して悪い事ばかりではない。

 

12/18の生配信でも、いにしえの風習が復活していた。

画面に映る鍵盤が演奏してるシンセの鍵盤と連動して、押した音が画面上に流れるていう、要するにMIDIデータ画面、ござさんいわく「以前流行ってた」やり方だ。

 

 

 

 

流行ってたのは要するにこの時代である。(生配信からの切り抜き動画)

 

 

Youtube投稿動画だとこれもMIDI画面。


 

この過去の動画や配信を見ても分かる通り、鍵盤は画面に対して水平にも表示できる仕様のはずだ。なんで今回だけ縦なんだ。

……それは、たぶんどういう和音で弾いてるのかが筒抜けになるというか?即興アレンジには一定の割合で発生するコードと違う音も全部見えるからというか……ござさんの秘密大公開っていう状態だからかもしれない。昔とはリスナーの人数規模も全く違うし。なんせスロー再生すれば、楽譜無くてもあわよくば鍵盤通り、同じように演奏できますものね。理論上は。自分は素人なのでそんな名人芸みたいなのとは無縁ですが。

 

 

いにしえの記憶、昔は2ちゃんといえばトイレの落書き、Twitterもその派生みたいなひとりごとをつぶやく場だった(らしい、知らんけど)。

フォロワーさんが増えてからは独り言の連投みたいなのは減ってる() とはいえ、ござさんこそ、その時代からの生粋のネット住民という意味では今も変わらないキャラのはずだ。

最近服装もすっかり垢ぬけてお洒落になり、Twitterの内容もピアノの演奏もなんか万人向けになった気がするけど、ござさんは重要無形民俗文化財なので、その演奏の希少性は絶えず修復して守られなければならないのであった(なんのこっちゃ)。

この間されていた、ご本人曰く「ハマってる」練習方法の、ランダム方式配信。

 

たぶんこのランダム方式練習は、今回(12/18)の生配信ではっきり成果が見えている気がする。チャットから自然に(?)拾われていてもちょっと珍しい曲が選ばれているから。

ほっとけば記憶の網の目から落ちていく曲ばかりの所を維持修復していくのは大変な作業である。文化財保護活動にはただ敬服するばかり。

 

最近の曲が無いじゃないかって?

洋楽メドレーされても、比較的新しい曲認定されてたのがBTSの曲とかAviciiさんの曲で、1970年代に引っ張られがちって言われてましたねえ。昔「洋楽なんて全然知りません」発言されてましたけど、どのへんが?って思わず心の中でツッコミいれました。

じゃなくて新しい曲が無いですけどね。

 

この動画の通りすべてのジャンルのアレンジを手中に納めて自由に演奏したいっていうのが最終目標だとしたら。そんな膨大な音楽の海を制覇するべく探索の旅に出ているござさんには、主に新曲を中心に習得するっていう作業は物理的に無理なのでしょう。

4分で分かる「 ござ 」 / Goza's Piano Channel - YouTube

 

「ピアノ以外の部分はポンコツ」ですって……?

まあそうかもしれないですけどね……否定はしないですね……

論点はそこじゃない。

ござさんは新曲レパートリーを売りにしてないようなので、自分もそれは気にしていない。新曲アレンジ聴きたいならとっくの昔に他チャンネルに鞍替えしてるでしょうし。(というか新曲もちょっと気になるので原曲聞いてみたり色々してるが、結局ござさんのアレンジに戻ってくるっていうループ中)

それは置いといて。(置いとくんかい)

 

「洋楽なんて軽ーく再生数が1億回超えるって。Happyとか、10億回やで。なんでって?そりゃ英語で歌ってるし。日本人も英語で歌うたえば世界中の人がきいてくれるのになーもったいないわ(←身も蓋もない理論やな)。」

とは、ウチの洋楽好きな男子の渋いお言葉。(日本の歌は米津さんなら聴くらしい)

なるほど、洋楽にも新しいかどうかは関係なく需要はあるんだ……いやそれは英語で発信してるから、らしい。奴の持論によれば。

古今東西の名曲を自由にアレンジするござさんはその辺の日本以外に発信すれば全く違う視聴者層をすぐにでも獲得できそう。しかし、ござさんは自宅にこもって異文化を摂取することには余念がなさそうだが、違う言語圏へアピールする気は毛頭ないらしい。

(男子の言葉を借りれば)もったいない。

(同上)すぐに再生数に反映されるだろうに。

 

 

めっちゃ横道にそれた。

だからインターネット老人会なんですって。

なんにしても色んな意味で現代のトレンドは追わないのがござさんチャンネル。

選曲は少数派向けで決して視聴者数増加には1mmも貢献してなさそう。

でも一般人向けに受ける方向に行くと、ござさんチャンネルの命であるサブカルていうかニコニコ動画ジャンルのアレンジ演奏が放つ精彩は一瞬にして色を失うだろう。

 

菅野よう子さんじゃなくて 坂本真綾さんメドレーとかをご覧ください。一目瞭然です。名曲が多いのに演奏履歴は過去に埋もれ、リクエストが通らないことで有名だったこのジャンル(?)も最近よくメドレーにして弾いてくれます。今回もレア曲ぞろいです。さらに「Tank!は菅野よう子さんが作曲しただけであり、歌手である坂本真綾さんメドレーには入れることができないんですすいません」と毅然と言い放つ、謎のこだわり。(だってさあ、最初菅野よう子さんとか~~、って言ってたじゃん……)

 

アニソンで有名な水木一郎さんの訃報に際して追悼する旨のチャットが流れてきて、「それについては一家言ある」とばかりに持論を展開するござさん。

『しんみりすることはない。アツイ男でしたから。』

『本人がおられなくても、曲はいつまでも生き続けるから、あんまり寂しくないです』

そう誰にともなくつぶやいて演奏してくれた曲はどれもござさんの愛着が込められてるように感じた。リズムがこの配信でピカ一のキレ(?)、ベースラインもばっちり効いててどの曲よりも弾いててござさんが楽しそうだったのが印象的。

ほんとにアニソン好きなんだなあ……って再認識した。

 

というわけで(どういうわけ)、そっくりそのまま自分もそういう持論を展開させていただきます。

名曲も懐かしの曲も、季節を感じる曲も長い音楽の歴史の層からみんなござさんが見つけてきてくれて命を吹き込んでくれるから、素晴らしい曲もさらに生き生きして見えるので。

亡くなっても、だれかの心の中にいる限りは、覚えてくれている限りは命がある。

ほんとに亡くなるのは誰からも忘れ去られた時。

ござさんは(独自の選曲で)自分らリスナーに色々な音楽の楽しみ方を提案してくれているみたいに思う。全く新しい切り口から、知らなかった曲を聴けるので自分は退屈しない。ていうか知らない曲にもいちいちかっこいいな、とか今の裏拍やらベースやらが好きとか、こっそりと自分にしか分からないようなニッチな突っ込みを入れて楽しんでる。

 

 

いろんな曲に日の目が当たるようにっていう工夫はランダム練習配信以外にも、人力でも解決しようとされてるようだ。

つまりチャットから拾う昔ながらの手法。

それで拾うのに限界があるからランダム手法を思いついたのだろうけど、それでも最後のメドレーではひたすらチャットを見てる。生配信の途中では拾えなかったジャンルとかレア曲とかを拾おうとして?目を皿のようにして画面を見るござさん。

 

その手法は相変わらず敷居が高く、拾われる可能性は限りなく低い難関で、初見さんはチャットの速さと飛んでくるリクのジャンルのカオスぶりにびっくりしてリクエストされてない気がしますが、でもござさんはござさんなりに、だれも傷つかない方法でいかに平等にファンに接することができるかを考えてくれてるのだろう。

最後のリクエストタイムを心なしか前倒しにしてまで時間を確保してる感がある。

何もかも解決できる魔法のワードはないから。

 

 

 

 

緩やかに減衰する

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

ござさんのyoutubeチャンネル登録者数が漸減してる件

12月に入ってから登録者数が(正確なペースは分かりませんけど)減ってるようです。だいたい、2022年に入ってから29万人前後でほぼ固定でしたので。増減の推移を見るというよりは、緩やかに減ってると見るべきかも。

 

どういう風に減ってるのかというと。

ござさんのチャンネル登録者数は2019年からストピ動画の投稿と共に激増してたので、最近ストリートピアノ動画もUPされていない事からその視聴者さんが主に減ってるのだと思う。

 

というかストリートピアノ動画のファン、ネットピアノ動画界隈のファンが全体的に流動化してたのがそれぞれのチャンネルに固定してきたのだろうか?ござさんの生配信の同接数でいえば、2021年2月のねぴらぼinvention配信ライブの直前が、3700人くらいで一番多かった。それ以後、コロナによる行動制限も緩和されて行った中、ファンを増やしてるチャンネルもありますがござさんのチャンネルは今の人数から増えることはないだろう。

 

※裏付けとしては。

徹底的にござさんの事しか書いてない自分のブログが、ねぴらぼinventionの時と比べて今はアクセス数がだいたい5分の1になり、そこから以後は全く減らないのを見るとござさんファンの数が一定に固定されてきたんだなあと思う。

(え?言い訳はいいからもっとブログを更新しろって?すいません言い訳でした……)

 

ー----以上、現状報告。

 

 

個人的なつぶやき

チャンネルの登録者数とかファンの増減は、自分にとっては自然現象です。

ござさんがまず明らかにそれらの数を稼ぎに行ってないので、自分も数には興味ありません。気にはなりますが個人が気にしてもしょうがない。そこは発信するならござさん本人からの領分。

 

ござさんが音楽活動を続けていく手段としてyoutubeからの収入は不可欠だとは思いますが。どちらにしても自分で確定申告ができ、簿記2級をお持ちのござさんにはそんな収支は素人がツッコミ入れずとも計算できてるはず。グランドピアノを買わないのもランニングコストを考えてるのかなあと思う。一応防音部屋なのにね。

 

Youtube以外の仕事は何かと入ってきている気がする。

やってることが職人肌のござさんの活動は、音楽業界の人には需要があるのだとしたらそこが真の売りどころなのか、そういうところに売り込めてるのだったらいいのだけど。

「すべてのジャンルをピアノで弾きたい」という野望を抱いて日々アレンジの腕を磨いてこられたのが今生きてきてるのだったらいいのだけど。

 

何の仕事が来ても、その現場やセッションにぴったりフィットするような音楽を提供できてる、と思う(単なるファンのひいき目)。配信のないコンサートの様子はわからないけど。否定的な意見は今の所ネットには流れてこない。

いやいや?身近な身内に訊いても意味ないぞと思った。

そこで、色々評判を聞いてみたけど、どこで誰に訊いてもござさんについてはチャンネルの行く末は安泰ではないという声はあっても、ピアノや人柄が嫌いという意見はついぞ聞かなかった。(あるとすれば純粋にクラシックピアノファンで打鍵のタッチにこだわりがある人だけだった。)

そこでネットに発言もしない否定派の人がチャンネル登録を解除か、生配信を聴かなくなった層なのだろう。

配信の同接数差、多かった時と比べて約2000人余り。(正確には3700-1400=2300?)

自分はそこからさらに減らないだろうかと気を揉んでいるけど。そのうち外部からの仕事依頼がもっと色々増えないかああ。考えが甘いかもなあ。

 

 

ござさんの活動自体は当初からずっと変わってない。

ファンが増えるに従って、聴いてる人の層が変わっただけ。

 

まだ介護職だった昔から(といっても2019年だけど)こんなこと言われてるし、一貫してその堅実な姿勢が変わらないところと、膨大な練習量がその演奏活動を支えてる。

 

ご覧の通りござさんの活動ベースはそこです。

ピアノを聴いて生配信やストピ動画でミスタッチ多いからダメって書いてる人は的外れと考えます。

え、ファンの負け惜しみ?何とでも言ってください。

演奏技術を追求する方針ならとっくにグランドピアノ買って練習に時間を全振りしてるでしょうけど。

ござさんのメインの活動はアレンジであり配信の演奏はそのアウトプット、維持活動、追及してるのは演奏もだけど音楽理論だと思う。イメージするコード進行とかを演奏してみて検証する場というか。そこから作曲とかが派生してると思う。

 

コロナが流行する前、ござさんの登録者数もまだ少なかったころは純粋にコードだけのツイートとかも多かったみたいだ。

 

 

ていう具合に。(自分は素人のため何のことやら意味はわからない)

 

なのでその当時の、音楽に関する自由な空気だけは取っておきたかったのだろうか?

 

はっきりと、しかし婉曲にやんわりとファン界隈に通知されていた。(この一連のツリーで)

 

わかりました、自分もこの部屋でこんなこと書いてますけどコード分からない民なのでリプせずに遠くから見てます。

 

ではその後にツイートされてるこのアンケートに答えてる人はというと、10人いない。

 

ござさんのやってる職人技っていうのは一般市民にむけてはその割合の需要。しかしリプしてない人が多いだけという可能性はあるけど。でも、圧倒的に少数派だろう。

 

何が言いたいかって?

最近もこの方針は変わってないから、配信の視聴者とかはある程度減るだろうなというのは分かってたと言いたい。

しかしどのくらい業界に実際の需要があるのかは分からないけど仕事に結びついてるのなら良かったと思うんですが。

じゃああのコードのツイートにリプできた10人以下の人以外はファンじゃないんだろうか。

 

 

……ここまで考えてみて、俄然声を大にして言いたくなった。

冗談じゃないですよ自分は断然ファンですからね。

ござさんの髪のハネが気になるから直せとか、グッズ販売の追加はないのかとか、コンサートやるならサイン会もしてほしいとか、ていうか正面から写ってる生配信もやってほしいとか、………

別にそんな事ちっとも言ってませんし(ほんとに)。

こうあってほしいっていうイメージはファンが投影する理想であって、その理想像が好きなんじゃありませんし。

通知不備とか誤字脱字とかは言ってたらきりがないのでこのさい不問にします。

 

えーでもござさん漢字好きなんだ。という事実を知って自分も血が騒ぐwww

 

こんなネタツイートされたりしてましたしねやっぱりね。

 

 

違った。

自分はござさんのピアノが好きなんです。

色々安心できない要素はあって気になるけど、ピアノが好きだから聴いてるんです。方針に賛同できなくて聴かなくなった人もいると思いますけど自分はそこまで吹っ切ることはできませんでした。

聴いてると、人間たるもの必ず持っている感情っていうやつに訴えかけてくるので。

ファンサが貧弱とかそういう世俗的なことはどうでもよくなるんだよね(それじゃいかんと理性がどっかでストップしにくるけどあんまりセーブになってないな)

 

 

この間ツイキャスで珍しい曲をパソコンのレパートリー表から拾っていくというのを試験的に?されてたので、今回の12/10の生配信でもそのやり方を踏襲されていたようだ。

長所はその通りリクエストに飛んでこない埋もれたレパートリーを発掘できる事だけど、その代わりチャットからのリクエストが拾えないのが短所だと思うので、やっぱこれをやるときはあのツイキャスの通り生配信まるごとそういうテーマで概要欄にでも書いておいてからやらないといけないかもと思った。

これを唐突にやると、途中から配信聴いてる人はわからないでチャットにリクエストを飛ばしてしまうので。

 

 

 

ござさんの生配信での即興演奏はチャンネルの中でも看板コンテンツです。

異論はありませんね?

同様な生放送をされているチャンネルは多々ある中、その中でも指折りの内容の演奏が聴けるていうのは商売やってる中ではかけがえのない強み。

 

じゃあ何も問題はないのかというとそれも山積しているとは思いますが。

いわく、コロナ流行下のステイホームの風潮がなくなって長い配信を聴く人自体が減った。

それに子育てや介護に忙しい世代には、手軽に隙間時間に聴くには生配信は長い。子供向けのジブリとか童謡とかあっても、子育てで忙しい世代はそれのみ単体の短い動画のほうが使い勝手がいい、かもしれない。

 

内容が単一化してきたという意味ではござさんがExcel?にリストアップのメモを作ってランダムにピックアップされていたので、実験的ではあるけど解決の糸口にはなるかもしれない。リクエストの敷居が高かったから。どうせ無理でしょって思ってた曲とか、全然知らない曲とかたくさん聞けて、個人的には嬉しい限りです。

 

 

個人的な感情と本能

そんな理屈と世俗的な分析は置いといて。

上に書いたとおり、ござさんの演奏には感情というものがあるなら反応せずにはいられない何かがある。

自分がござさんのピアノを聴いてるのはそういうわけだ。

 

……何の説明にもなってないですね。

まあいっか。

しかもどうやって感情に訴えかけてくるのか、たぶんござさんは無意識だし。こだわりのコード進行は、とかここはこうキメを持ってきて、とか譲れないところがありそう。

恣意的にやってなさそうなんですよね(想像だけど)。

 

12/10の生配信で言えば。

売る目的なら、せめてクリスマスメドレーからピックアップして…ってやつのリストは全部網羅してるべきところを、元ネタはガチの外国で言う教会で歌う讃美歌ぽいやつ中心で、他のはPOPSに分類されてたりする。「クリスマスメドレーです」って銘打ってやるなら色んなのを全部盛りにしとけば評判もいいでしょうに。

そういう「どうやれば不特定多数の人に売り込めるか」っていう発想が根本的にというか元から欠如してるような希ガス……

 

あっ何でもありません。

なんでこう注文ばっかり書いてしまうんでしょう。

自分は戦メリと、B’zいつかのメリークリスマスと、ハチさんのクリスマスモルグと、厳かな讃美歌がいっぱい聴けてもういう事ありませんので。それから最後にマライアキャリーの恋人たちのクリスマスも拾ってくれて(ちゃんと覚えててくれたことに驚く)、左手のベースが効いててかっこよすぎでしたし。そのあとそりすべりも弾いてくれて、自分もアンダーソン好きなのでそれも楽しかったし。

ござさんも前からお好きな曲なんですね。都庁のメドレー動画でもお気に入りって書かれてましたしね。

さらに、ジョンレノンのHappy Xmas(War Is Over)を最近練習(ピアノじゃなくて歌を)してたのでそれが一番嬉しかったし。この曲が好きすぎて、最近ベトナム戦争の本とマネーロンダリングの本に走ってて、そのうち感想書くかもしれない勢いでハマってる。(←←そっちか)(ピアノで弾いてみたとはならないんか)

 

なんかつくづく個人的な感想だな。

ていうか感想書くブログだから別にいいのか…??

 

ディズニーの曲の吹奏楽風というかオケの構成みたいな重厚な響きも贅沢でしたし。

そういう原曲を彷彿とさせるアレンジも素敵でしたけど、

自分の個人的に好きなのは何といってもござさんの変態的な ……独特なアレンジセンスが炸裂してる、この配信で言えばクラシックの即興JAZZアレンジですよね(異論は認めません)

 

反対にJAZZStandard曲の中にもモーツァルト風とかバッハ風をねじ込んできたりしてるので、そういうのも聴いてて面白くて好き。

 

変態的な ……独特なアレンジ、前回の12/5の生配信のえっと KICK BACK のクリスマス風味と、人生のメリーゴーランドのMichel Camilo的なラテン風味とかもツッコミどころしかないし。

それから最新アニメのガンダムのOP曲でYOASOBIさんの祝福も練習されてるみたいだったし(というかほぼ完成っていうのでは)。

12/5の生配信は、ノンストップメドレーだけでも1時間くらい弾かれてて、その反省点を生かしてなのか12/10はちょっと短めでしたね(やりすぎるとすぐ3時間とか4時間になりますしね)。そうそうそのくらいで留めとくのがよろしいかと存じます。

 

なんか最近煩悩が多すぎて普通に感想を書いてなかったけど自分も感想をどっかで言いたかったというか。だからここに普通に書けばよかっただけなんだけど書く機会がなかったんですよね、書く気分にならなかったですね煩悩が多すぎて。

 

 

ござさんのチャンネルの行く末というかネットピアノ界の行く末がどうなるのかがわかりませんけど、とにかく自分はお年寄りになってもずっとござさんのピアノ聴いてるのが人生の目標なので、息切れしないようにぼちぼち応援しようと思う。

ここの部屋はそういう意味で思いついたときにしか書きませんのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

番外編ーーファッションの変遷

 

 

今回の記事は下記の、去年書いたものの分類に入ります。要するにファッション関係です。

(2021年のござの日と、PIANICごろの記事です)


まず上記の記事から読んでから、今回のをお読みになってください。よろしくどうぞ。

 

このころのござさんは自分が記事の中でいじってる通り、インタビュー記事でも写真に出てるように、シャツもおそらく配信用に新しく買ったものだと思われるし、それにアイロンがかかってるかどうかも定かではなかった。

世界初のストリートピアノフェス『PIANIC』開催直前! けいちゃん、ござ、さなゑちゃん、ハラミちゃん、よみぃが意気込みを語る | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス

 

アイロンとかどうでもいいですって???

いやいやネット配信時代と違って人前に出る職業になった以上は、アイロンとか糊がパリっと効いた服を着てるのは大前提です。どっかの一日中部屋に引きこもってブログ書いてるなんとかうどんって人みたいなオタクとは違うんです。

そうそう、ちょっとづつ身なりに気を遣うようになっていただけていたようで、嬉しい限りです……

 

 

思えばござさんががっつり公共の電波じゃないけど有料配信にその姿を見せたのは、第1回ねぴらぼが初めてじゃなかったでしょうか。

NEO PIANO CO.LABO. (20/07/24配信) メンバー4人のソロパート映像 - YouTube

あの時の4人の着てたいわば私服がすでにそれぞれの性格を端的に表してる。

 

かてぃんさんはおしゃれな黒一色のスーツでまとめられていた。スタイリッシュ。

けいちゃんさんはこのためにオーダーして新調したという、金糸の刺しゅう入りのジャケットを含む衣装。すごい。気合入りまくりである。

菊池さんはいつも通りこだわりの帽子と黒いブーツ、全身黒一色。帽子も体の一部。

ござさんは………ジーンズメイト

なんでですか。

と今にして思えばツッコむところだが、当時はござさんのサングラスがない!!帽子もない!!服もおしゃれ!!!!!ってなって、実写化(っていうのか)に慣れてなかった自分は大騒ぎだったので。

あのジーンズメイトの服もゆったりしててお気に入りのようでしたし、またyoutubeの生配信とかで着てくれないかなあ?そんな妄想はさておき。

 

ほかの方々はファッションについては心配いらない。

それより、ござさんがガラッと垢抜けてきたのは、スタイリストさんが舞台衣装をコーディネートしてくれるようになってからである。

そこからだんだん、舞台以外のインタビューやら舞台裏とかのオフショットとか生配信の普段着も、公的写真だけじゃなくてなんかこなれて来たように感じる。

え?自分がさんざん、冒頭のコント記事をはじめ色々いじり倒したからじゃないのかって?こんな地下の秘密工作員みたいな部屋はモグリなので大丈夫、関係ないでしょう…

 

そういう舞台以外の色々な服を段取りしてくれたのはおそらく事務員Gさんといりすさんに違いないと思ってる。たぶん。ござさん自分で服とか買いに行きませんものね、ていうか自主的に外出をしなさそうですし。

 

 

色々垢ぬけてきた感じのござさん。ピアノもおしゃれ。

相変わらず顔が見えませんけどそこは問題じゃないってことにしときましょう。

 

 

このコンサートは奄美大島の民謡をテーマにしたもので、ござさんはゲストとして登場されていた。生配信は無かったのでステージ上でどんなだったかは知らないが、写真を上げてくれたので雰囲気はちょっとわかった。つまり同郷の方々が中心となって出演されていたらしい、アットホームな感じ?

そこでござさんは綺麗な青色のジャケット……

スーツ?

 

スーツだ……!

最近ねぴらぼメンバーも各々に活動の場を広げられているので、ござさんのスタイリストさんは現在誰が担当なさってるのかわからないけど、スーツで青って攻めた色だけどござさんにぴったり合うタイトなジャケットで素敵じゃないですか……!

奄美大島がテーマだし海をイメージされたんでしょうか、他の方々の中でも差し色みたいでいい感じですよね?

 

 

その後このスーツは色々活用なさってるようです。池袋でのSTAND UP!CLASSIC FESTIVAL'22 in TOSHIMA 、通称スタクラで。この時は天気は雨だったらしいですが、ござさんと菊池さんでセッションされ、アンコールも盛り上がったみたいで良かったです。

ござさんのインに着てるシャツが微妙に違ったり、ベストがなくなってちょいカジュアルふうだったり、……

 

この記事は着こなしについてなのでひたすらござさんの服を眺めるしかしません。

(菊池さんは、いつも黒で統一してるのに微妙に風合いとか素材が違う衣装を組み合わせてて素敵です。ご自分でコーディネートされてるのでしょうか、帽子にもこだわっておられますよね)

ござさんのスーツには日本遺産コンサートの写真でも小さく映ってますけど、襟にバッジがついてます。Twitterのアイコンでもおなじみ、いらすとやさんのござをモチーフにしたと思われるタタミバッジです。

このバッジの由来についてはまた来年触れることができたらいいなあと思っていて、ここでは触れません。願掛けみたいに、その話題は取っておきたいからです。

 

 

また日本遺産コンサートでご一緒だった中孝介さんのコンサートへも、ゲストで出演させていただいてたようです。今回も着こなしのアレンジがちょっと違います。

 

インのシャツが今回もござさんのイメージカラーの緑色ですが、柄というかスタクラのシャツとは色合いが違う、さわやかなストライプで、色白なござさんに一層映える衣装です。今回のコラボ演奏も盛り上がってたのだったらいいなあ、と思う次第です。

 

着こなしの肝は髪型と靴、とも言いますが。

髪型も普段はサラサラの真っ黒なストレート、生来いじってなさすぎて、「カラーとかやったことないから髪に関しては健康だと胸を張れる」みたいなことをまだサングラスで生配信されてたころに言われてた気がする。靴も、おしゃれな明るいブラウンの革靴でイイ感じです。

 

しかし中孝介さんとの12月のコンサートでは、バッジはタタミじゃなくて、何でしょうね?ペンギンかなあ。ペンギンの上のバッジはピアノなんじゃないでしょうか。さらに胸にはペンダントまで下がってました。

 

え?それよりお二人のコラボ演奏について思いを馳せろって?

まあこの記事は番外編ファッション回なんだしいいじゃないですか。

四六時中眉間に皺寄せて小難しいこと考えてると、そのうち眉間の皺が元に戻らなくなりますよ。

 

アクセサリーといえばこの時が最初だったっけ。ブレスレットか何か。あれ、手元が見えませんね。この時も青系?のインナーで、ござさんによくお似合いだった気がします。

 

こっちの写真でどうぞ。ござさん正面から写ってる写真ピックアップしたりしてすいません。自分もこの写真いきなり見たらびっくりするのでそっ閉じです。このブレスレットが、黒いジャケットにまた似合ってて、色白のござさんにもぴったりで、いい感じ。

 

※ブレスレット、この告知配信でもつけられてますね。(メンバー限定公開です)

出張グランドピアノ配信! 2022/10/15 - YouTube

 

なんかそういうさりげない組み合わせされるようになったんだなー、ほんと着こなしが垢ぬけてきたなー、と思う。

 

 

今回、緑色のシャツの上にペンダントもつけられてましたけどあれもペンギンかもしれないですね(テキトー)。だってよく見えないし。ステージ上でのああいう小さいアクセサリーは、お客さんからはあんまり見えてないだろうしそこは問題じゃないですよね(テキトー)。

 

なんだっけ、前回のバッジはタタミ。Twitterのアイコンだから。

今回はペンギン。生配信でマスクかぶってたし。今となってはなつかしい。

でもyoutubeのヘッダーイラストはネズミさん。youtubeの視聴者(匿名)さんに描いてもらったという本格的イラスト。かわいい。

しかし公式HPに載ってる公式マークはどれでもない、”ござ”の文字のモチーフ。

 

………結局ござさんのメインビジュアルはどれよ!???

って言いたくなるんですけど?

ござさん、そういうとこやで。

そこが全く定まらないとこがチャンネル登録者数が固定したままの原因なんやで(絶対違う)。

 

看板キャラクター的なビジュアルが3つあるって思えば、今となっては覚えてもらいやすくていいんじゃないですかね。

ゆるキャラ?みたいな感じ?

かわいいメインキャラクターっていう存在を設定すればわかりやすいのにっていう説もありますが。まあそれももっともな見方ですけど。

ござさんみたいな音楽アレンジマニアが運営するチャンネルのファンになってもらうには、かわいいゆるキャラはなんか方向性が違うし。そういう一見さん向けの入り口をカワイイ感じで設定すると、チャンネルの全貌、特に生配信を知ってもらうにあたって障壁でしかない感じがしますし。

ござさんのチャンネルはイメージキャラクターみたいなひとことで語れる魅力では言い尽くせないので。

なに?ファンがそんな事言ってたらチャンネルは停滞したままって?

まあまあ、ゆるキャラにチャンネルの命運を賭けるのはナンセンスです。

そこは問題じゃない。

 

 

うーんあと考えられるのはあのペンダントはスタイリストさんがコーディネートしたんじゃなくて、誰かからの先月のお誕生日プレゼントだった説……?

それならそれでさっさと言ってほしいなあー。

ていうかそんなこと別にいう事じゃないし……って思ってそう。うんウチもそう思う。まじめなござさんのことだし、いつのまにか入籍とかしてそう。あっ発表忘れてました、みたいな?うーむでもそれだと家を引っ越ししてないとおかしいんだよね…やっぱないなそれは。

この発言自体がセクハラだな、やめとこう。

それよりも次の配信でも、今考えてる斬新なアレンジとかについて滔々と語ってそうだな……うん、そうに違いない……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

疑問と答え

 

 

 

この日記は11/20に、ござさんのお誕生日に放送する配信のことを書いて以来、更新していない。

 

11/13(日)は池袋でSTAND UP!CLASSIC FESTIVAL'22 in TOSHIMAの野外ステージへ出演なさったり、その後もお忙しかったようなので、自分はピアノのスイッチを切って別の趣味部屋にこもっていた。ござさんからの発信が無い時は、自分は別の方向へ興味が行くみたいだ。

 

オートで切り替わるセンサーみたいな感じ?

自分の意志じゃないていうか。

だってこの日記は字幕が来ない事には書けませんし。

 

そもそもの話。

生配信の感想を書く意味があるのか?ってずっと考えてたのも手伝ってなのか?

11/26(土)にも放送してくださったんだけど、感想の字幕は来なかった。

いや、字幕は来たが、自分の悩んでた答えとは別のが来たので、

「それじゃないって……」

って思って、その時の字幕は流れていくままに海へ放流した気がする。

 

その時の感想は鮭が川へ回帰してくるみたいに戻ってきたので書き留めてみようかな…

 

11/26(土)の生配信は、前回配信の11/12(土)がスタクラコンサートの前日であり、それから二週間空いていた。まだまだコンサートの予定は目白押しであり、練習に、また打合せやリハーサル?などあったでしょうし、今後ますますスケジュールはタイトになっていくことだろう。

 

《ござさんのピアノは膨大な練習量を以て維持されていると思うので、今後何よりも大好きなのであろうピアノに触れる時間も、ちょっと減っていったりするのかなあ、でもござさんは昔から自己管理きっちりなさっているし、うまくやっていくんだろうなあ……》

 

と心の中で自分はこっそりつぶやいていた。

はたして、11/26(土)の配信は、

詰まった予定のコンサート練習で予定の曲を弾いてるのが響いてるのか?放送の間が空いたから、即興演奏で遊びたかったのか?

っていう感じの、選曲基準も自由度満載の圧巻のボリュームだった。

すごい。

と、自分はその時思った。

 

2時間わずかにトークを挟みながらずっと弾いてて、

「え~、まだ引き続き色んな分野の曲を……え???もう2時間?もうそんな時間ですか、嘘でしょ?全っ然、弾いて何ですけど?まだ1時間でしょ?」

って名残惜しそうに鍵盤を触っている。ござさん、往生際が悪いです。

「あれ、いつの間にか外が暗いですね、ちょっと時空が……?」

そんなの歪んでません。

 

楽しそうにやってても、きっちりいつも通りいろんなジャンルを網羅している。ゲーム音楽菅野よう子さんのアニソンとか花は咲く、クラシックのラヴェルの曲、J-POPのSPEED、JAZZスタンダード、ボカロ曲……

しかもどれも微妙に最近聴いてないような曲も弾いてくれる。リクから拾ってくれたのか、ご自分でレパートリーを思い出されたのか。まるで逐一、次回弾くとよさげな最近ご無沙汰の曲をチェックでもしているのではないかと思うくらい。

 

ござさんの守備範囲が広すぎて、自分はとっくにリクエストで曲を提案できるラインから脱落した落伍者になり果てている。

凄い勢いで飛んでくる謎のレア曲リクエストと、それをさっさと拾ってアレンジするござさん。

チャット欄で繰り広げられる丁々発止の死力を尽くしたバトルを、手に汗握って眺める自分。次はどうなるのか分からないし一瞬も目を離すことはできないからだ。

ワールドカップとは別の意味でもはや芸術の域に達したバトル。

そういやずっと我が家では自分以外はサッカーの話でもちきりである。

 

サッカーW杯はサッカーマニアのウチの高齢者と兄に言わせると

「オリンピックよりもW杯!うーん血が騒ぐわ!断然世界一盛り上がるイベントやで。要するにお祭りや。アレのためなら会社休む。は??当たり前や、ちっとも分かっとらんな。海外の盛り上がり見てみろ、みんな血道を上げて応援するんや、TVの前で静かに拍手してるお前らとは気合の入り方が違うんや。」

「ところでオフサイドって何???」

「ーーーーー(ルールの説明)」

「よくわかんない」

「ルールも分からんニワカは黙っとけ」

らしいですけど。高齢者と兄は対スペインの試合前に、午前3時に起きてTV前にスタンバイしてたらしいですし、その気持ちは本物ですね……結局その後ふつうに会社行ってましたし、すごいなあ。

でも自分は、ござさんを君たちサッカーファンを凌ぐ熱量で応援してるつもりなんでね(君たちにネタバレしてないだけで)、そっとしといてほしいです。

いやいや対抗してどうする、やっぱなんでも応援するって気持ちは大事だよね。

でもオフサイドの仕組みはもうちょい丁寧に教えてほしいな…絶対チャンスってとこで審判に止められてると思うんだ……

(↑ ラジオでも応援曲特集やってた、rajikoプレミアム入ってる人は追いかけ再生可)

 

 

……違うな、なんか話題がそれたですね。

ござさんはそれからも、ノンストップメドレーも1時間圧巻の迫力でやりきっていたようです。

この回、どのメドレーも自分は初めて聞く?曲も多くて、新鮮な気がしてずっとリピートしてました。このジャンルと言えばこの曲ってのをやってくれつつも、もうちょい掘り起こしたレア曲、〆は豪華に盛り上がって、とか……

でも何の曲を弾こうか考えながらやってる、とも言われてた気がする。

「普段とは違った、隠れた名曲を弾こうとしたりね」などという発言もあった。

JAZZの曲とか、「皆さん知ってますか?」がござさんの口癖だし、自分にとってはその通り、リクエストもできない分野だし。

今回、ついに知名度調査」ときた。

そうか、自分がさっぱり知らないのがばれたのか。もう逃げても無駄ってことか。

しかし。

6問ほどJAZZの問題が出されたが、一人もチャットに正解が無かったりして、でもござさんは「大丈夫です」とのたまう。

大丈夫なのかそれは???

挙句に曲のイントロを弾くものの、問題出した本人が黒本めくっても何の曲かわからないっていうオチもあったので大丈夫という意味なのかもしれないが。

というか、JAZZって言ってもFly Me To The MoonとかAutumn Leavesはみんなファンも知ってるわけで、どこからが準マイナー曲、どこからが真のマイナー曲なのかを見極めたかったのかもしれない。

 

かくしてござさんご自身により、JAZZにおいては1軍、2軍、3軍と曲名のランクが決められたのだった。有名曲と知る人ぞ知るマイナー曲をどう弾いていくのかはどの分野でも言えると思うけどな。

はてなマークが浮かぶような曲ばっかりやってるような気が……」

確かにゲーム音楽、アニソン、昔のアイドルの曲とか洋楽も、コアなファンならではのおなじみ曲っていうのは他分野のファンには知られていないものだ。クラシックも、一般社会にはなじみが薄い曲が多い。

それらの知名度がさまざまな程度に分かれた曲を、ちょうどいい塩梅でバランスよく演奏に織り込み、需要に対する平均的な満足度を高められる放送づくりを目指す、と……

聴いててうっすら分かってたけどそれ意識しながらあの速さのチャットでリクエスト拾われてるんやなと思うと、自分は涙を禁じ得ない……(´;ω;`)

 

そこで「何の(レアな曲を)ぶっ込むかということで」ボカロ曲が話題に上がるに至って、これまたついにメモが出てきた。なんでも、最近勉強熱心になったらしく

「自分が演奏できる曲の再把握に努めている」

とのこと。

いやいや、勉強熱心といえば中世から時代を横断して現代にいたる音楽史のまとめやら、南米の各地のラテン音楽の特徴を分類するとか、分厚い参考書を読み解いてまで去年から勉強しまくりですやん。

なになに、その勉強熱心とは違う???

 

ござさんの生配信でメモと言えば。

昔の登録者2万人くらいまでの、同時視聴者10人とか100人?くらいの時期の生配信を思い出すと、チャットが緩やかだったのでほんとにその時リアルタイムでコメントにある曲をリクエストとして拾われていたようだが。

だいたいペンギンマスクをかぶり出したころ??くらいから、生配信でスーパーチャットさんにリクエストを書かれることが多くなったからか???スーパーチャットのコメントをメモに全部書き、生配信の後半ではそのリクエストを弾いてくれるという前後半の2部構成みたいなことになっていた。

 

しかしここでいうメモとは、

ござで御座います。-ニコニコミュニティ

 

このページにござさん自身が挙げられているレパートリーの中からご自身が抜きだされた、最近弾いてなくて忘れそうだけど弾けば思い出せるかもしれないリスト、のメモという意味になる。

それらを抜き出したのが?110曲くらいあるらしい。

このニコニコサイトにあるリストの数どころじゃないんですけどそれは。抜き出したんじゃないですねたぶん。あのリストはまだ学生時代?アップライトピアノの時代、10年以上前の記録だから、その後生配信で弾きながら覚えた曲が増えて、その後時代と流行の変遷とともに忘れ去られようとしてる曲を思い出したいってことだろうか。

そしてござさんはパソコン画面に何やらエクセルファイルか何かを表示して、次々に弾いていく。なるほど、自分は全然知らないぞ……ふむふむ余計な口出しはしないで黙って聴いていようっと…

 

なんにせよ、リクエストから拾う以外にもござさんは色々模索しているということか。

ペンギンマスクかぶって職業として音楽活動に専念する発表からもうすぐ年明けると満3年になる。ペンギンマスクかぶる以前と比して、現在に至るまでファンの数・配信の同時リスナー数・配信の内容もがらっと変貌していく中、楽譜もなくコード進行だけで曲をアレンジしているござさんの演奏スタイルは時々こうやってメンテナンスしていく必要があるのかもしれない。

はっきりと楽譜集みたいなデータベースとしてござさんが覚えてない以上、どこかで補修していかないとその記憶は流失して時空の彼方へ忘れ去られたままになる。

 

 

そんな工夫を生配信の中で取り入れながら、なおかつ最後のメドレーコーナーで楽しそうに1時間近く弾いてるのを見て、冷静な分析を重ねるプロ意識の向こうに、

「夕方の5時ですよ~~って家に帰るように近所の親切なおばちゃんに促されつつ、え~~でも~~って言いながら友達とやってるサッカーが面白くてついつい家路に就く時間が遅くなる小学生」

みたいな無邪気な一面が見えた。

ほんとピアノ大好きなんだな、ってほっこりした。ノンストップメドレーも、もうそろそろ時間ですよって引き際を、あと1曲……って名残惜しそうに鍵盤さわってるみたいな感じ。

 

自分がござさんのピアノをずっと聴いていたいのも、そんな楽しそうな音が聞こえるからなんだろうなあ。気持ちがこもってるもんなあ。

 

サッカーの話題でネット上にそんなコメントを見かけた。

ちょっと音楽とは分野が違いますけど。

でも論理的には一緒ですよね。好きだから続けられるし、一生懸命情熱を注げるのも、好きだからってことですよね。言われてやるんじゃなくて。言われてやってるようだったらそこまで身にしみ込まないと思う。

 

 

 

疑問と答え

でも自分は最近ござさんの生配信自体、感想が出てこなかった。

偽造するとでっち上げのものすごく中身のないペラッペラのができるので、自力では考え出せないし、どうしようもない。

なんでだろう?

 

11/26の生配信も上記の通り問題点が的確に洗い出され、ござさんの熱量というか迫力があふれていて、最近コンサートにイベントも目白押しだし演奏活動の充実ぶりを如実に物語ってるまさにSUGOI生配信であった。

とにかく演奏が、どの曲も原曲再現度がすごいんです。

さすがコンビニ入ってもBGMが流れてるのを聴いてコード進行を追ってしまい、何買いに行ったのか忘れてしまうというござさんならではの神業。

まさに完コピ。

自分はどの曲も原曲を聴いていた当時の思い出まで瞬時によみがえって、ついついノリノリで聴いてしまいます。

 

昨日やってたこのブラックビスケッツが20年ぶり再結成して変わらない姿で歌ってるのを聴くと、学生時代がオーバーラップしてじゃあ千秋の歌ってるポケビも復活してほしいなとか、色々思い出すのと同じ現象だ。

 

でも自分はござさんの自由自在に音の世界を飛び回る、めくるめく七色の世界みたいな演奏が聴きたいんだ。

ねぴらぼ以前、まだペンギンかぶってるかサングラスにキャップ姿で生配信してたころまでの時代はどの配信聞いてもチャット欄に書かれた質問にござさんが応えたり、音楽的な解説コーナーがあったり、また一人セッション配信もたまにやってたり、音色も色々変えたり、………

ほんとに楽しそうだったんですよ。

だから見ててもこっちも楽しかったんですよ。

別にわざと過去形でかいてるわけではありませんけど。

シンセのいろんな機能を駆使して、また知らない曲はその場で耳コピして弾いてみるというようなのどかな風景もたまにありましたね。

 

でもあの時代はござさんは自由だったけどそれは諸刃の剣でした。

曰く、後日語られた話によれば2020年のネピサマ前に引っ越すまで住んでた部屋が湿気とカビがすごかった。

また曰く、「働きながらピアノを続けていくにあたり何を犠牲にするかってプライベートです」(←←←どこで言われてたのかはっきり覚えてないけど)介護施設での仕事は体力的に熾烈を極めていて、かろうじて残業がないから自由時間をピアノに全振りできていたのかもしれませんけど。でもピアノを弾くのも体が資本なのであり、常に危険と隣り合わせの危うい状況で10年以上ピアノを続け、配信とか動画投稿をやってこられたのはもうなんか人間業を超えている。

菊池さんの言葉を借りれば「この腕は国宝なんだから」大事にしなければならないんです。

サラリーマンとしての安定した収入というステータスは音楽専業になったことと引き換えに失われてしまいましたけど。

 

 

しかし、ファンの母数が増えた以上、そしてござさんが

「できるだけ平等にファンの希望に応えたい」

と考え、

「すべてのジャンルのピアノを弾きたい」

と野望を抱いている以上、ござさんの活動内容はどんどん一般化していくのもやむを得ないのかもしれない。

そうすると一人セッション配信、録音機能を使った一人合奏、スチールパンのみの配信とか、JAZZオンリー、ワルツのみ、とかいう特定ジャンルの放送とかも特定のファン向けだからという理由で今後はもう無いのかもしれない。

また、シンセに入ってる特殊音、例えばオルゴール音とかアナログ時代のピコピコゲーム音、エレピ音、クラビネットとかそういう音色縛りの設定で演奏してたのも面白かったのに。

それから、まだ持ってるにちがいないシンセの前の機種Roland FA08、またショルダーキーボード、あとオタマトーンも持ってるはずだけど、そういうござさんの持ってる音楽ツールを駆使して色々遊ぶ配信とかないのかなあ。ないだろうな、そういう余剰の時間で遊ぶ暇あったら絶対全部ピアノの練習に費やしてそうだしなあ。

 

 

なんか長くなった。

つまり。

・ござさんの国宝の手を維持する活動、

・自分らファンの楽しみにしてるござさんのあらゆる方面への音楽的才能、

・それから職業として、演奏家・編曲家としてyoutube以外の世界に訴求していくべき、ござさんの演奏やアレンジの特色。

これらを全部並行して演奏に反映してほしいっていうのは、現実的じゃないっていう結論に至ったのだ。

自分の中で。

 

諸葛亮孔明劉備に天下三分の計を説いたけど(隆中策 - Wikipedia )、そんな三国鼎立の危ういバランスは砂上の楼閣だ。

 

何もかもござさんに望むのは潔くあきらめよう。

と思って、最近生配信の感想も前みたいに自由に考えることはできなくなった気がする。聴きたいのも昔の自由な配信だ。(と思っていた。)

でも昔の配信を聴くと、しかし最新の生配信の演奏の破壊的かつ圧倒的な素晴らしい演奏の前には、その昔自分があれだけ衝撃を受けた生配信もなぜか色褪せて見えたりして、結局最新の生配信に戻ってきてしまうっていう謎ループに陥っていた。

 

それだけ、介護職を離れて自由にピアノが弾けるようになってからのござさんは無敵、ということかもしれない。

仕事と兼業でもあれだけのクオリティの演奏、また解説動画を投稿してたりしたのだから、そういったあらゆる足枷から解き放たれたござさんの真の姿が、数々の舞台経験などを経てさらに磨き抜かれてきたというか……時間制限もなくなってピアノの練習に没入できるようになってレパートリーの研究というか、音そのものが精彩を増したというか……

 

それは時系列に配信を聴けば一目瞭然、自分がここで少ない語彙を弄して素人っぽく語るまでもないことだ。

その反面あきらめにも似た感情があって、つまり生配信についてこれ以上自分が語ることももう無いなと思って、感想を書こうという気にならなかったのはあるかもしれない。

 

 

 

そんなある日自分の目に飛び込んできたあるお知らせ。

ござさんが自ら「画期的」と語る練習があるらしい。なんなんだ。

 

練習と言えば、菊池さんとの対談の中で、「MP3データで保存した楽曲を、i Tuneのイコライザ機能でベース音域を取り除いて、自分でベースラインを弾く練習やってます」とか、マニアックなことは語られてたけど、それかなあ?

※参考リンク:【菊池亮太×ござ】ピアノ超絶技巧の二人の練習法を披露!月刊ショパン2月号ストピフリーセッション - YouTube

 

基礎練習動画は色々作られてたけどなあ……??でも、配信するんだからいまさら基礎練習するわけじゃないよなあ……???

※参考リンク:Youtubeを見ながらでもできる!「永遠に続けられる基礎練習」 - YouTube

※参考リンク:結構大変!?クラシックもジャズも弾いてるピアニスト(兼YouTuber)の練習風景がこちら【解説付き】 - YouTube

 

 

果たしてござさんからのお知らせは、セルフリクエスト方式であった。

(なんて呼んだらいいのか分からん)

※上記リンクは最初のアーカイブであり、配信録画は3つに分かれている。

 

アーカイブ②:2000曲のレパートリー表からランダムで弾いていく無言練習放送 / ござキャス - ござ 🎹 (@gprza) - TwitCasting

アーカイブ2000曲のレパートリー表からランダムで弾いていく無言練習放送 / ござキャス - ござ 🎹 (@gprza) - TwitCasting

 

上記のツイキャスから、画面上にござさんが掲げている注意事項を転載してみる。

・この配信ではアイテムのお礼・読み上げは行えませんのでご了承ください。

・コインなどいただけると助かります。

・約2000曲からランダム選出なので次の曲は僕も予想できません。

・題名がヤバい曲が時折入ると思いますが気にしないでください。

 

アイテムはどちらにしても投下できなかった。なぜかOFFモードになっていたからだ。

それより2000曲のレパートリーとご自身で掲げられているのは、つまりご自身で作られたレパートリー表のデータをベースにされているという意味だろう。

レパートリー表は、2020/8/6の生配信まで、つまりスーパーチャットのコメントでのリクエストシステムがあった配信で「ご参考に」という意味で概要欄に貼られていたExcel形式の一覧表のことだ。メンバー限定の配信動画なので、ここにレパートリー表のリンクは貼れませんけど。

 

そのレパートリーからランダムで拾う配信。

つまりいつもの生配信だと高速で流れていくチャットのコメントからリクエストを拾うのも、メドレー形式にしても珍しい曲を拾うのには物理的限界があるからか。

メジャーな曲は一般に広く演奏されている。

ござさんの生配信に求められているのは珍しい曲、他では聞かない曲とか珍しいジャンル、という意味で練習配信にされたのだろうか。

 

それはまあ当たり前ともいえるけど。職業としてやっていくうえで肝要なのは独自性というか他の人がやってないことという点に、才能の商品的価値があるわけで。

どこに行っても聴ける演奏をやっていたのではチャンネルの行く末は暗いというか未来が無いなという意味でもあるだろう。

 

自分は一瞬、そんな地道なことしなくてもござさんなら目新しいアレンジは湯水のように思いつくはずなのだから生配信でも面白くやる方針でやればいいのに?という疑問が脳裏をよぎった。

 

いや、そうじゃないぞ、方向性はそっちとは180度、逆を向いている。

ござさんはあのニコニコ動画のコミュニティを作った10年前にさかのぼる、とは言わないけど今弾かなくありつつある、つまりアレンジも忘れつつある曲のメンテナンスをセルフでやりたいのかもしれない。

そんなござさんでも忘れてるかもしれない曲は、当然自分とかファンからしょっちゅうリクエストで飛んでくるわけもなく、たまに流れてきたとしてもチャット欄からそれを的確にピンポイントで拾うのは至難の業である。

 

というわけで、どういう仕組みか知らないが、そういう自動で拾うソフトなのか、はたまたAIがやってるのか、とにかくExcelのレパートリー表から、何らかの方法でランダムで曲をピックアップしてもらって弾いていく、という練習方法のようだ。

 

それ見て自分は一瞬、傷ついた。

だってファンの流すチャット欄のリクエストにござさんは見切りをつけたって意味ですか?ござさんはファンのこと信用しなくなったんですか?配信者とファンの間に一番重要なのは、無言の間に構築される、目に見えない信頼関係じゃなかったんですか?

って一方的な被害妄想らしきものが浮かんだからだ。

でもそれはあくまで被害妄想だ。

 

ござさんが、生配信で最近どうやったらリクエストを平等に拾えるのかなあーと、演奏する曲の選択を工夫しながら拾ってるみたいな内容を喋ってた気はする。それと、膨大なレア曲を含むレパートリーの管理メンテナンス。

【この両極端にして絶対相容れることのない命題を、一番誰も傷つかない方法で克服し、しかも放送という形でファンも楽しめるようにするにはどうしたらいいのか?】

とござさん自身が、現状の課題を打破すべく考えた今の時点で出来うる最善の対策なのだろうか。

 

ついでに言えば、最近コンサートやイベント続きで決められた曲や一定のアレンジを繰り返し練習しているだろうから、自由に即興で練習できる枠を確保しておかないと、ほんとうに洒落にならないレベルでレパートリーが脱落・破損していくのかも。

つまり週一回くらいのペースで生配信はやりたいというよりも、ござさんにとってはアレンジのうえでは死活問題なのかもしれない。

 

自分はござさんのレパートリーにあらゆるジャンルの名曲を教えてもらってる部類のほうであり、そんなレア曲のメンテナンスには関われないので、次々とAI?が拾うレア曲の数々をなんかお釈迦様の神々しい光か何かみたいにありがたく聴くのだった。

リクエスト投げる立場にはなれないから。

せめて、公式にござさんが「レア曲」としてるこのツイキャスの曲の数々を覚えれば、ござさんのレパートリー維持にちょっとでも貢献できるかもな?と思いながら。

 

と、そこで自分の余計な邪推が頭をもたげる。

「このリストは、あらかじめござさんがレパートリー表から拾ってきてExcelにまとめてて、そっからランダムでピックアップするっていう機能だけ、なんかのソフトを使って画面に曲を順次表示してるんじゃないだろうか」

ていう余計なお世話的な想像が。

いや、……こんだけの演奏曲を全部的確に「レア曲だな」とかいってピックアップしてくるのだけでも、そんな暇ないはずだ。

そんなのは単なる自分の余計な想像なのでどっか押し入れにでも戻しときます。すいません。

 

それはファンの立場からの気持ちだった。

 

ござさんがその実験的な練習を経て得た感想というのはまた違ったものだった。

 

つまり原曲どおり弾くのは、自由にアレンジする大事なベースになってるということかな…?原曲の構成(コード進行とか…?)を正確に把握してないと応用もできないっていう意味ですか。

 

ござさんの生配信は質量共に他の人には無理な境地に達してると思います。

なので超えるべき相手はこの場合過去のござさん・・・?

超えるというよりは、改善点を探す際の比較対象として過去のござさんを挙げるしかないといった方が正しいような…。

 

自分は過去の配信とか動画で会えるござさんの演奏も好きですけど、そうやって常にリニューアルをセルフで掛けていくござさんの姿勢が好きなのかもしれないなあ。

コード進行とかわかりませんしレア曲のリクエストもできませんが。

そうやってじっくりと自分と向き合ってるござさんの静かな時間は、何よりも自分にとって大事です。

 

 

 

結論

 

さらにござさんは将来のビジョンも掲げられていた。

 

ござさんにとってピアノは、というかピアノを通して触れ合う音楽っていうものは、年取って動けなくなって亡くなるまで、その瞬間までいっしょにつきあっていきたいものってことですね。だって第一言語ですし、ピアノが。

自分も動けなくなってなんか認知症にでもならない限りはござさんの音楽をそばに置いて聴いていたいです。

これはシャレでもオチでもなんでもなく、日ごろ職場が病院で、認知症の人とかたくさん往来する現場で見てる印象としては、年取ってもイキイキしてる人っていうのは例外なくなんかの生きがいを生涯もちづづけてるからです。

定年退職したり、突然それまでの仕事(しかも結構重要なポジションとか)をやめてその後趣味とかない人って認知症になってることが多いことが気がするので。

 

いい意味で人生の中に刺激があるって大事だと思う。

 

芸術の表現というのは年を重ねて人生経験が増えるに従って、ござさんの言う通りいぶし銀のような味わいを増していくものだ。

 

 

 

寄港地

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

 

ござさんにとって音楽とは何なのか、目指すところはどこなのか

 

大海原を悠々と、うねる波を乗り越えて進んでいく一隻の帆船。

風向きを読みながら舵を切っていく。

嵐の恐怖も顧みずに。

盗賊の危険もものともせず。

 

画像引用リンク:ダウ船 - Wikipedia*1 最後に注釈あり

 

帆に風をいっぱいにはらませて、荷を満載した船は長い旅に出た。

天体を頼りに航路を読みながら舵と帆で進路を取る。

しかし後戻りはできない。

 

いわば、賽は投げられたのだ。 ( 賽は投げられた - Wikipedia )

 

 

ござさん。

プロの活動というのは後ろ盾もコネクションもない、正真正銘の腕一本勝負です。

無風の日も向かい風の日もある、転覆の危機もいずれやってくるでしょう。

 

でも音楽制作や演奏の合間に、ござさんが関わってこられた数々のこと。

ラテン音楽の研究、

中世から以降の広く世界中にわたって分布する音楽の歴史。

西洋のバロック音楽の書籍。中世史の歴史概説書。

ドラムやベースも鍵盤を通して演奏をこなしてしまう。

ござさんはまた吹奏楽管弦楽など、ピアノ以外の楽曲への造詣も深い。

 

それらのことは、ピアノと演奏技術という意味では直接関係ないかもしれません。

しかし演奏家として生きていくなかで、またクリエイターとしての活動の上では、幅広い経験こそが音楽の表現に深く奥行きをもたらすのだと思っています。

 

 


ダウ船 (画像引用元:冒頭の写真と同リンク)

 

それぞれの寄港地にはその土地独特の風俗、食文化、言語などほかの地にはないものがある。

ござさんの乗る船は、いろいろな土地で色々なものを見て経験し、現地で物々交換しながら多彩な積み荷をつんで次の港へ向かっていくのでしょう。

音楽という広い海を航海していく船乗りのござさん。

これまでの、またこれからの経験、出会う人、目にするもの、それらのすべてが血となり肉となって、ござさんの描く世界観、また演奏を情感あふれるものにしてくれるはずです。

 

 

ござさんの作り出す音楽はセッションで更に輝く

また音楽専業になられてから、色々なステージへの参加もされていた。

ねぴらぼからねぴらぼinvention、PIANICやそしてねぴふぁびと、ござさんの演奏はセッションの場でも常にキーを握るポジションだと思う。

音ゲーコンサートへの参画は今年は縁がなかった。でもまた必ずあの晴れ舞台に、はにかみながら立つござさんを見れる日が来ると信じたい。それはござさん自身が胸中に秘めた決意でもあるようだから。

また先日は、日本遺産コンサートを通して奄美民謡の歌手の方との交流もあったり。

 

でもござさんはネットを始められた当初からセッションが主な活動の場だった、そういう意味では他の奏者と駆け引きしたり何かを得たりというのは、ネット活動歴とほぼ同様の期間、すでに経験を積まれていたともいえる。

こんな演奏とか、一人でお手の物である。というかなんて楽しそうなんだ。

 

いわゆる2ちゃんねるのセッションスレでのbansouさんがネットでは初出なのかな、またはninjamでセッションされたり。このツイートはどこでのセッションかわからないけど。

 

介護職やめられて音楽専業になられてからはもっと具体的にセッションへの思いを述懐されている。

※このころの菊池さんとのセッション配信
菊池亮太さんとピアノとたわむれるコラボ配信! 2020/10/16 - YouTube

 

 

 

音楽専業になってさまざまな舞台でさまざまな人とふれあってきたござさんの音。

 

それはますます澄んだものに、

しかし時には重く暗いどこか憂いを帯びた群青色、

また時には太陽のフレアが爆発するようなエネルギーを放出していて、

その表情は千差万別、人間の持つどんな感情も表現できるかのようである。

 

ピアノのために生きてる、というよりは。

ござさんの人生の中にピアノというピースがぴったり嵌まって、ほかのいろんな出来事と相互的に作用しながら独特な音楽を形成しているんだなあ、とそういうふうに捉えたい。

 

 

誕生日だけど通常配信

さてござさんは毎週定期的に生配信でピアノ放送してくれる。メンバーシップ特典もこれのアーカイブをランクに応じた期間見放題という、ござさんチャンネルの実質的な看板コンテンツである。

 

そこで、youtube界隈の生配信ではよく見かける誕生日配信だが、ござさんファンの自分には関係ない。自分は誕生日についてというよりは、あくまでござさんの演奏そのものにコメントを述べたいといつも思ってるから。

 

自分がござさんを知る前、まだ介護職をされていたころは誕生日当日はこんなふうだったらしいし。公表されてなかったので当然だが。

 

そこでその翌年、一気に登録者数とか増えてからの2020年のお誕生日。

寝てたのか?茶番劇です。どうしてもその話題に触れたくなかったんですね。

まあこのころインタビューされていた月刊ショパン動画ではいまだにペンギンかぶってましたし。ピアノの前でないところでは音楽を語ってないときはとたんに声が小さくなってた気がします……というか音楽に関係ない発言とか聞いた事ありませんでしたし。

 

この去年のときは、後日でしたが誕生日ごろということで生配信もしてくださいました。

 

 

今年は前の週から生配信は通常通りと銘打って宣言されていたのでそうなのかと思いきや。

 


蓋を開けてみればなんか暗闇の中、どこかで見たライトが部屋いっぱいに花火みたいに光ってる。

これかなあ?動くカメラは違うけど、今回はこの時のライティングを使ってたみたいですね。

 

今回、翌11/13のイベント前日という多忙の中、パーティライトとかいう非日常な演出までして下さって、なんだかござさんの誕生日をこっちが祝ってるのか、それとも自分らが逆に贈り物をいただいたのか、どっちなんだという感じだった。

去年のネピサマ、それからソロアルバム告知配信で着られていたシャツ(?)も、特別感がある。

逆に言えば今回のお題をござさんから先にやってしまったので、生配信の内容は普通通りって言いたいのかもしれないな……だって冒頭の曲がなんせハッピーバースデーだからな……しかもシティポップみたいな(?)おしゃれアレンジだし。全部先取りされたので自分はおとなしく黙って配信を聴くことにしたのでした……

 

なんでイベント前日に生配信やってたのかというと?

以前みたいに本番前に落ち着かなくて生配信してみるとかいうことはもう最近なかったのに。※本番前日の配信(メンバー限定):真・ねぴらぼ前日グランドピアノ配信 2021/02/10 - YouTube

今回は「なんでかというと、僕がピアノ弾きたいからです!」だそうで、4/24のねぴふぁび前にも「決まったアレンジを弾いてると自由なことができない」とか言われてたから、生配信で即興演奏することでアイデアとか実験的なアレンジを試してみたいのかもしれないな。

まあ第1回ねぴらぼの直前配信では演奏が熱すぎて(?)爪割れてたから、そういうことがなければいいんじゃないでしょうか……

 

しかし介護職辞められた年は色々経験があって、次の年(去年)は色々ストピに言ったりアクティブにやっていた年だとすると今年は研究?として色々本や資料を読んだり、ソロアルバムの曲の楽譜集を作ったり、動画もスタジオ収録だったり、と語られていた。

なるほどストリートピアノへ出ておられないのはそういうシーズンだったからでしょうか。ストピで演奏したら絶対まわりの人はどよめきながらござさんのピアノに釘付けだと思うし、誰だろう?ってyoutubeを検索してくれるかもしれないんですけど。

 

確かにずっと同じアレンジやっててもね。研究は演奏家なら続けていく宿命なのかもしれないですね。

 

 

ござさんとピアノ

そう、ござさんの演奏は毎回違う。ちょっと違うんじゃなくて、

「あ~あのアレンジ良かったよねー!!今まで聴いた中で一番感動したよ!なんでって(以下略)」

って自分の中でお気に入りランキングに登録するレベルで好きな演奏ばかりのはずなのに、次に同じ曲とか同じジャンルの曲聞いてもほぼ100%の確率で、

「前のもよかったんだけどさー、やっぱ今回のがダントツ大好き~~ほんとやばい」

っていう現象が起きてるくらいには、毎回違う。

 

ござさんは介護職やめられてからというもの、多くの人と音楽で関わりながらさまざまなものを吸収され、すべてご自身の糧とされてきた。切磋琢磨して競うというより、演奏家同士いい意味で影響を与え合ってこられたというか。

それは毎週の生配信においても、ファンから投げられるリクエストをもとに様々なジャンルの演奏を経験することで、いつもご自身のアレンジの研究というかその場で実験というか、未知の分野を開拓されている気がする。それはふつう裏で準備してからなのだろうけどござさんはその場で即興で常に新しいことに挑戦してそうな気がする(素人考え)。

 

年月を経るごとに味わいを増していくであろうござさんの音。

ゆっくり流れていく時間軸の中、ファンとして、その変容していく様をまさに体感できること。

それは数字を追って生き急ぐのではなく、ゆっくりと音の熟成を待っているかのようだ。

 

このお誕生日配信でいえば。細かく言うとどの曲もジャンルはともかくよく演奏する曲を避けてリクを拾う(という器用な事ができる記憶力に感服する)という工夫をされているが、しかしジャンルはよく弾いてくれるものが多い。髭ダン、ゲーム音楽(ポケモン)、B'zは珍しいとして、洋楽とアニソンとか、よく聞くジャンルである。洋楽はいつも避けられていたのか、実は得意だったようで初めて聞く曲も多かったが。あとポケモンも。

 

こうやってファンの投げてくれる珍しい曲を選びながら、毎回ギリギリに攻めたアレンジ?で自分たちファンはその実験に立ち会っているということなのかもしれない。

 

実際の配信での演奏ですか?

上記の通りです。おんなじ分野のメドレーや1曲フル演奏のアーカイブは過去にもありますが、今回の配信でも自分はいちいちアレンジが新しいとか言ってそのピアノにくぎ付けです。どの演奏も耳に新しい。アニソンなんてしょっちゅうやってるはずなのに?

ただし洋楽だけは今までジャンルが広すぎてリクエストを拾うのを躊躇されていたらしい。おかげで幅広い洋楽というか聞いたこと無い演奏も多く聴けた。

 

圧巻なのは最後のノーストップメドレー。ほんとに約1時間やっていた。

拾いきれなかったリクエスト、今回やってないジャンル、もうちょっと掘り下げたいかもしれない曲。さまざまな音、色々なリクエストが飛び交うカオスな空間となっていた。

 

 

去年のソロアルバム発売時の記事なので古いけど、再掲。

 

この記事によれば。

聴いてくれる人がいる、

そしてござさんの演奏で喜んでくれる人がいる、

それがござさんをしてピアノを、音楽を追求せしめる原動力になってるんですね。

 

 

どうでもいいおまけコーナー(読まなくていい)

 

例として挙げる動画その1:

 

 

 

例として挙げる動画その2:

 

 

補足するとすれば。

生配信や動画で致命的にpopsとかの話題の新曲をあまり弾いてないこと(新時代は別です)。

 

弾いてたとしても「これはやらなきゃ」と思って意図的にやってると思う。

ウチの高2男子に言わせればですけどござさんの配信で流れてる曲は全然知らないか、知ってても化石の域を出ません。米津玄師とか髭ダンあたりのメジャーなのは知ってましたがしかし「いつの曲弾いてんの」とのことでした。

 

また、マスクとってくれないし配信でも顔もほぼ見えないこと。

 

動画の概要欄にもツイートにもタグをほぼつけてないこと。

英語表記もしていない。クラシックや洋楽など、英語さえつければもっと海外の人に聴いてもらえるのに。

 

このあたりでしょうか、その辺をちょっと変えれば、チャンネル登録者数だの動画再生数だのは、ちょっと人目につくところに出ればというか売り方をちょっと変えるだけで、ござさんのピアノは聞けばすぐ分かる特徴的な音ですから、そういう数字は簡単にすぐ稼げると思います。

 

 

それでですね、ござさんはそういった数字稼ぐ目的の諸々は一切しない方針のようです。

横から見て非常にやきもきして胃が痛いのですが、しかしここで一時的に数字稼いだからといって何になるんだと思って自分は愚痴をTwitterに書くのは思いとどまりました。

 

ござさんの演奏の特徴からいって、一時的に瞬間最大風速みたいに観測される数字っていうのはあまり意味をなさないと思う。

まあ鑑賞にあたって昭和曲にくわしくなる必要もありませんが、しかしじっくりとそのアレンジを、別に音楽の専門家じゃなくても聴けば分かると思うんで、しみじみ味わう系の人が向いてるのだろうかとは思います。

 

 

別に、勘違いしないでください。

自分はござさんの音楽は、数字を稼ぐ方向に行くと破滅すると思ってる。

じっくり寄り道していただき、今からの長い音楽人生のなかでゆっくりと世界観をひろげて育てていただきたいと思う。

 

どう生きるべきか、音楽とはどういうものなのか、それは相互に作用する終わりのない命題だと思うので。

表面だけ耳触りの良い音楽、それだけじゃないところがあると本能的に思ったから自分はござさんの演奏を聴いてるんです。

 

 

 

 

 

 

*1:インド洋、アラビア海で今でも(エンジンを積んで)使われている木造の帆船。釘を使わない。季節風、通称ヒッパロスの風によって、紀元前よりアラビア半島からインド間航路を行き来していた貿易船