ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

個人的な気持ち ーござさんのお誕生日ー

 

これを書いてるのは11月12日(土)。

ござさんの誕生日。

 

だが自分は身内とか友人以外にお誕生日祝いを言う習慣がないから、やっぱりどうしたらいいか分からないので普通にいつも通り書く。

何かについて書かなきゃ……と思うと途端に自分は手が止まって1mmも進まないので。いちおうやってみようと試みたけど今週ずっとそれで悩んでて、有り余る時間を無駄に浪費したあげく1mmも進まないままだったので、諦めてそういうお題で書くのは放棄した。

 

諦めるとたちまちスラスラ書けるのはなぜなんだ……

 

やっぱあれですよ。字幕が流れてきてくれないことには書けないから、自分で内容をでっちあげようとするとニセモノができる説を提唱しよう。うんなるほど。

 

しかし自分はござさんという存在と出会えたことは、運命の神様か誰かに感謝したいと思ってる。お誕生日おめでとうとか言うとアレルギーが出るけどそのワードを使わないならいくらでも書ける。(ほんとなんなんだ……)

 

自分は色んな事に首を突っ込むというか、なんでも好きなものは極めたい性質。

 

でもござさんのピアノだけは好きだから調べて聴くというよりは衝動的に気づいたら行動してたという方が正しい。

 

なんでなのか、自分でも理由はわからない。

理性で考えるより本能が反応したとしか思えない。

 

いや?

自分も元々の趣味(読書)とか他の事にももっと時間を割きたいとも思った。

それにYoutubeチャンネルならほかにももっと面白くて話題になってるチャンネルもあるし、ピアノだけでも素晴らしい演奏は色々見れる。

自由に選択できるんだけど。

なぜかピアノだけは、色々聞いても結局最後にはござさんの演奏しか耳に入ってこない。(ただし菊池さんとtjさんはいつも聴いてる)

なんで?

 

理論的には、

Youtubeとは空いた時間で気軽に楽しめばいいものなのだ。

本来は。

それができればもっと楽だったし悩まないでよかったかも、もっと広くyoutubeの世界を楽しめたはず、もっと色んな演奏の魅力に気づけた未来があったかもしれない、としょっちゅう思うがそこは理性で選択できない領域らしく、不可抗力。

 

絵に描いた餅かもしれないが理想像と、感情が矛盾してるからだろうか。

すなおにお誕生日おめでとうございますと言えないのは。

 

そういう言葉で説明できない謎現象は自分の中では初めてだった。

たぶんこの先も一生そういう存在には出会えないのだろうなあと思うと、運命の神様のいたずらか何かわからないけど、感謝したいと思うのだ。

 

なんせござさんのピアノをもっとよく知りたいと思うあまりに、小学生で苦手で辞めたはずのピアノの練習という黒歴史に再び手を染めましたからね。

あまりにも苦手過ぎて今までずっと徹底的に演奏するのも聴くのも避けてたピアノにですよ、もう一度触って練習してみたいと思ったのがほんとわけわかんなくて謎現象。

やってみようと思わせるござさんのピアノの謎の引力。

すごいの通り越して恐ろしい。

 

それにピアノは練習続けることが最大の高いハードルというか地道に続けなきゃいけないのだが、上達するかはともかく練習を楽しく続ける気にさせてくれる、なんですかね?魔法の力。

ござさんの楽しそうに弾いてる姿、音色をひとつひとつ味わって弾いてる様子を見てると、ピアノの理論は知らないけどああいう風に弾いてみたいな!って思うのだ。

ござさんがピアノを楽しんでるところ、というかいろんな機能で音と遊んでるところ、そこにちょっとでも近づいてみたい一心がそうさせるのだろうか。

 

 

 

しかし、ござさんを正面から声を大にして応援できるかというと自分は心のどこかで躊躇している。(じゃあこのブログはなんなのかというと、地下活動家の秘密の部屋なので大丈夫←←??)

ござさんを応援したいのは自分の気持ちからであって、ござさんは静かにそっとしといてほしいのかもしれない、という疑念が頭を去らず、かといって確認もできないし。宣伝のために営業トークするでもなく淡々とピアノを日夜弾いてる姿だけ見ると、まだ介護職してた時代のいいねが一つくらいしかないツイート群を思い出して、ござさんはその状態のほうが合ってるのかもしれないな?と思ったりする。

さいころから続けてたピアノ教室を卒業してもずっとピアノとは関わってきたござさん。就職してもしんどい時もずっと練習、ネットで配信を続けてきたござさん。むしろしんどかったのは仕事でありピアノはしんどいと思ったことは一瞬たりとも無いのでは。

 

 


しかし去年のソロアルバムリリース時の単独インタビュー記事を読んでみると、介護職辞められた当時とは違って演奏家としてやっていくという決意をはっきりと汲み取ることができると思う。

なにしろピアニストとはっきり名乗っているから。

この当時自分は大きなニュースが目白押しすぎて事態を把握できてなかった気がするけど、今思うとござさんはしっかり地に足がついた意見を語っていて、その後の活動も、描いていたであろうビジョンを少しづつだけど実現していってるようだ。

 

職業として芸術家畑でやっていくことの難しさは何よりもござさんが一番よくわかっているだろう。下手に宣伝しても往々にして空回りのことはある。

 

自分のピアノが弾ける友人いわく。

「ハラミちゃんとかまらしいとか、CMで聞いたことあるから動画も見てるよー。よみぃって人も面白いよね。フリーでピアノ弾く系動画最近見てるんだ。かてぃん?誰それ?あートイピアノ弾いてた人?それもちょっと見たよー」

という具合である。

音楽関係ない界隈から見るとこういう風であり、マーケティングはどこをターゲットにするのかとか、どういった戦略でやるのかとか、費用対効果はどうなのかとか、それなりに知識と経験が要求されると思う。

 

そういうのは気にせずに、ござさんはござさんなりの道を進んでほしい、と思ってる。

ござさんは、ピアノの事を語り、ピアノに触ってるときが一番輝いてるので。

 

 

この記事をどう書くか悩んで胃が痛くなり、いつも大体一発書きなのに、最後まで書いては10回くらい削除して書き直しってやってたので先週の11/5の生配信の感想まで全く手が回りませんでした。すいません。これも不可抗力…

正面からおめでとうございますって記事書いて、そのあんまりのニセモノ振りに速攻削除してを繰り返し……

何やってるんでしょうほんと。

 

11/5の生配信はあんまりにもストレートに直球過ぎて、本音を書くしかなかったのもある。

特に月メドレーがね。その後の懐メロもスピッツも(以下略)

それを書いてるとまたこの記事とも矛盾してくる。

というわけで11/5の感想は永遠にどっかに埋めてこようと思います。あしからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/29の生配信ライブ

 

世の中は芸術の秋、ライブやコンサートも目白押し。

ここはござさんのブログなのでござさんの直近のコンサートの広報を貼っておきます。

年明けのソロコンサート、公式から素敵なビジュアルが公開されているので、懸垂幕がわりに冒頭に置いておきますね。

 

 

ござ ピアノソロコンサート2023 "Winter Special"

2023年1月15日(日)

 

ござさんのイメージカラーは、「ござ」から取られた緑色です。

コンサートは真冬の真っただ中ですが、寒さの中に春の息吹を感じるような爽やかなグリーン。若葉の間から木漏れ日が揺れるさま、ござさんのピアノにも通じるようなきらめく光を思わせるイメージ。

めくるめくまばゆい音が即興のピアノに乗せて客席に届けられることでしょう。

 

しつこいようですが繰り返し書いておく。

現在のチケット販売スケジュール:

[オフィシャル先行受付(先着)]

10/29(土) 12:00〜11/13(日) 23:59

販売サイト:ござのチケット情報 - イープラス

 

[配信視聴チケット]
発売:10/29(土) 12:00〜

販売サイト:ござのチケット情報 - イープラス

 

ござさんの公式HP:ござ オフィシャルサイト

 

 

 

プログラミングと人間

選曲が自由…?

ピアノ界隈ではござさんの膨大なレパートリーは、自由を通り越して他者の追随を許さない域にあると思う。実際に同様なことをできる人を自分は知らない。なぜならその維持保全には、日々の絶え間ない研鑽によるメンテナンスが欠かせないからだ。

どれほど微に入り細を穿つきめこまやかな練習を重ねればいいのだろう、想像もつかない。

ござさんのピアノはただ凄いのではなく、息遣いまで聞こえてきそうな生身の感覚によって維持されている。

 

 

 

出来ないといってあきらめる前にまずやってみる。

自分の体で、感触で限界を知る。

 

そうやってござさんは常に視線の彼方に見える地平線上のボーダーラインに挑戦してきたのだろうし、そこまでの距離を知ることで、領域というか視野に幅、厚みが出てきたのかもしれない。

 

ひたすら感覚でピアノのすべてを推し量るござさんに、AIの世界は一線を画しているのではないだろうか。取るに足らない存在、気に掛けるまでもないのでは。

AIは利用するために開発されたのだろうけど、ではござさんにこれを利用する意味があるのだろうか、というと、いささか物足りない部分があるように感じる。

 

AIはそういう種類のプログラムだ。指示を与えて何かを生み出すもの。

その人工回路に、人間の演奏とは決定的に乖離しているものがある。

それは感情が存在しているかどうかだ。

感情を介さなければ、音階の羅列にすぎない。まるで信号が青の時に流れる自動音声のよう。感情が存在しない音階というのは、音楽とは言わないのだ。

ござさんにかかれば鉄道の発車メロディーのような明らかな打ち込み音源でさえ命を与えられて動き出すというのに。

 

よってござさんのアレンジは、機械には再現不可能な音楽ということになり、AIは今の所ござさんの練習の補助としても、またござさんの音楽を脅かすものとしても、どちらにもなり得ない、と自分は思う。

単なる素人の持論だけど。

 

AIさながらの人力によるアレンジパターン習得過程も、配信画面越しに間近で拝見できましたし。

たとえば、今話題のアニメ、チェンソーマンOPのKICK BACK」。個人的には、ウチの高2男子はチェンソーマンは表現がエグいから見ないそうで、自分もOP映像見たが確かにアニメはご遠慮したい。夢に見そうだ。そこで米津玄師の新曲MV見て復習した。

人間とは思えない左手の16ビート(?)から繰り出される原曲さながらの演奏。

「う~ん聴いてみたけど弾いた事ないんだよな~」

とぼやきながら、

「サビ思い出せないな~」

と頭をひねりつつ、しかし一瞬にして出来上がる伴奏とアレンジ。ござさんのいう弾いたこと無いというのはつくづく参考程度にもならないと思い知った。

 

 

そうだった、生配信のリンク貼り忘れてたので置いておきます。


 

というわけでこの記事は10/29(土)の生配信ライブの感想である。(←遅い)

 

ありえない演奏といえば?

この回、ほかにもござさんのヘンタイ……いや超人的ピアノが聴ける曲がある。

上記の、KICK BACKの左手のビートも色々完コピですごかったんですが。

 

生配信ライブ1:56:18~の剣の舞。

ここの左手がやばい(語彙力)。具体的にいうと、右手メロディーが無い箇所以降の左手の跳躍がやばい。

海辺で世界的プロと「最速クラシック曲」ガチ連弾したら観客が大爆笑!?【ストリートピアノ】【たくおん×菊池亮太】天国と地獄/剣の舞 Session with a world-class pianist - YouTube

今回のござさんの左手の動きと全く同じパートを、鍵盤の真後ろから見れる動画として。菊池さんすいませんリンク貼らせていただきます。

この動画、菊池さんとたくおんさんの連弾となっているが後半部分は剣の舞(頭出し済み)となっている。そこの3:38~で菊池さん曰く「ヤバい跳躍」と銘打ってくれてる箇所のことだ。

ん?わかりにくい?

Khachaturian: Sabre Dance / Ozawa · Berliner Philharmoniker - YouTube

本家のオケも貼っとこう。(みどころは華麗なシロフォンのソロでもトロンボーングリッサンド降下でもなく)オケでいえば、ここの箇所(頭出し済み)でメロディの合間にズームアップされてるティンパニをたぶんピアノの左手で再現されてるということだ。

いやだからピアノの左手だけでね?

人間としてなかなかありえないことやってますよね?

 

そこでポッカーンと魂の抜け殻になって眺めてる自分の前に、さらに熊蜂の飛行が現れて、自分はあっけなくなぎ倒されていった……

 

もうちょっとひとりごと言っていいですか。たぶんこの2曲はシフラ編曲版だと思う。

シフラとは?超絶技巧アレンジで知られるピアニスト。
ジョルジュ・シフラ - Wikipedia

 

自分がござさんを知ったのは、ござさんが介護士をやめた直後、つまり2020年2月ごろ。その少し前の撮影としてyoutubeに上がってる熊蜂のストピ動画がある。横浜の関内ストピ。ただしござさんのチャンネルではなく単なる個人の方が上げてるのでここにリンクは貼らないが。ござさんのピアノがすごいのは薄々わかってたけどこの動画で嫌っていうほど思い知った気がする。

 

今回の生配信で久しぶりにこの2020年の熊蜂のyoutube動画を見てみたが。

あの時の新鮮な感動と衝撃はそのまま。

でもやっぱり今のござさんの演奏のほうがずっと、何倍も生き生きしている。

それからの期間、練習を積んできたから?

ござさんには演奏難度とかいう楽譜についてる縮尺みたいのは関係なくて、人体実験でじっさいに肌で限界を察知してきたのはあるだろうけど。自分も若いころは「テクい時代」があって難易度で音楽を聴いていた側面はあった。

でもござさんの演奏には「テクい時代」の論理とは別の尺度で推し量るべき別の顔がある。

 

自分はそっちに魅入られたようになって、心を掴まれたまま動けない。

 

 

坂本龍一さんの曲はいつぞやは「弾ける曲、あるかなあ~~」と言いながら、今回メドレーでやってくれるくらいにはレパートリーが豊富だ。

なんで坂本龍一さんなんだろう?

アレじゃないですか、同じ天才肌の編曲者として血が騒ぐんじゃないでしょうか。

YMOではキーボード奏者だったわけで、同じ楽器を操る立場から、自然と派生してアレンジを思いつく、とか…だって時代からいうとござさんはYMOをリアルタイムでは知らないはず。

その音作り自体に共感というか共鳴したのでは?

さらにYMOを追ってただけでは分からない映画音楽も網羅されてるし。

 

映画「ラストエンペラー」、それはある皇帝だった男の生涯。

ござさんが弾いてくれたのはそのラストシーンで流れている。老いた主人公が、玉座から持ち出されたコオロギを映画冒頭と同様に受け取るシーン。その裏に流れる無常ともいえる歴史のうねり……

邯鄲の夢。(※ 故事成語: 邯鄲の夢とは - コトバンク )

そんな悲喜交々の感情も織り交ぜて、ござさんのピアノは静かに語り続ける。

 

 

米津玄師さんの曲を何度もメドレー弾いてくれるのも、全く同様な理由だと思う。

音楽の分野はボカロをもとにしてるという点が違う点だけど、作曲、編曲者、クリエイターとして共鳴?尊敬、リスペクトしてるからにほかならないだろう。

どの曲も、テクいだけじゃなくて、音符を追ってるんではなくて、感情の緩急を駆使しながらその楽曲の真の姿を顕にさらけ出す。

 

ござさんならではの解釈?

でもござさんの指が触れた途端、その楽曲は鮮やかな色彩をまとい、水を得た魚の如く勢いよくしなやかに音の海を泳いでいく。

ござさんに温かい視線を注がれて丁寧に解釈・アレンジされた曲たち。米津さんの曲はとりわけ慈しまれてるのがよくわかる。

 

余談だが。

髭ダンの曲も全く同じことがいえると思う。投稿動画でも生配信でも、髭ダンの曲はひときわ精彩を放っているからだ。

 

最近の曲はコード進行も複雑、昭和の楽曲のほうが素直なつくりでいい曲が多いと常々語りながらも、これらの米津さんと髭ダンの曲は逐一新曲を習得されていることからも、並々ならぬござさんのそれらの楽曲への熱意がうかがえる。

KICK BACKの入荷なんて超早かったし。なんも理論がわからない自分が見てても、弾いててほんと楽しそう。

 

 

 

自分が思うござさんとピアノの関係

 

ピアノといえば?

クラシック音楽。現代音楽に至ってもあくまでその語法を踏襲されている。

壊れ物に触れるかのような繊細なタッチ。

華奢な響き。

端正な和音で重低音が鳴り響き、厳粛な空気に支配される。

馥郁たる上品な薫りをまとったやわらかな音。

何百年もの間研究と解釈、演奏技法の検討が重ねられ、その歴史の重みを感じる音楽は誰からも愛されて、どんな場面にも映える。

 

でも、クラシックのピアノ教室を子供の時にやめ、吹奏楽とか一周回ってござさんのピアノに出会った身からすると、クラシックピアノはあくまで音楽のひとつの側面にすぎない、と思うのだ。

 

詭弁?

 

そう、これはあくまで自分の一個人の意見。

どっちがどうとか言うことではない。

 

自分はござさんが作り出す、あらゆる感情をのせた音楽、世の中のあらゆるものを映し出す音にひきつけられる。

ござさんが今までみてきた色々なひとの人生が、経験値としてすべて音楽に織り込まれているからだろうか?

あの優しい音は、それだけ色々な苦労をみて、辛酸を舐めてきたからこそ出せるものではないだろうか。

 

 

 

秋の夜に物思う

 

白雲に羽うちかはし飛ぶ雁の数さへ見ゆる秋の夜の月

古今和歌集191 読み人知らず)

現代語訳:白雲の浮かぶ空を羽を重ねて飛んで行く、雁の数までもはっきり見える秋の夜の月の明るいことよ。

 

石ばしる滝のしら玉数見えて清滝川にすめる月かげ

千載和歌集 秋歌上284 皇太后宮大夫俊成)

現代語訳:岩石の上を走り流れる滝の飛沫の数がかぞえられるほどに見えて、清滝川には澄んだ光とともに美しく月の姿が映っている。

 

 

 

冷え込みが増した秋の夜は虫の音も鎮まっている。

 

月夜の幻想的な空間は静寂に支配されていて、ただ黙って自分は庭の柿の老木の、地面に落ちて伸びている影を眺めていた。

 

空を見上げると、満月の半分にも満たないように見える月が、流れる雲にその姿を隠す。

 

一瞬消えたかと思う光はまた雲の陰から差し込んで、夜空に皓々と輝いている。

 

 

追いかけて・・・

 

チャゲアスの、この歌の歌詞がちらりと脳裏をかすめた。

 

[LIVE] 太陽と埃の中で / CHAGE and ASKA / CONCERT TOUR 1990-1991 “SEE YA!” - YouTube

(歌詞)CHAGE and ASKA 太陽と埃の中で 歌詞 - 歌ネット

 

 

姿が見えたかと思うとまた見失いそうになる。

 

 

 

背中を追うことしかできないけど。

でも、追いかけている時間が幸せなんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ネット上のピアノ奏者さんをひとことで表すと

 

独断と偏見で、自分の考えるネットピアノ奏者さんを言い換えてみた。

リアルコンサートが広く開催されるようになって、ネピサマとかなくなったためこの界隈の人々を俯瞰できる記事を最近書いてないので、勝手に短くひとことずつ書きます。(ひとことじゃない人もいます)(ちなみに自分は主にござさん単推し派です)

 

【※挙げている奏者さんは自分の選択によるもので、ネット上のすべてのピアノチャンネルを網羅してるわけではありません。かなり偏ってるのをご了承ください。】

【よって、登録者数などには比例しません。そういう基準で聴いてないので。】

【貼ってるリンクはチャンネルトップです。】

 

 

tjさんのBGMチャンネル 

瞑想の世界への道しるべ

tj piano music - BGM channel - YouTube

 

 

tjさん 

暖炉の灯りとぬくもり

tjpiano - YouTube

 

 

ござさん

深淵の底に潜む情熱

https://www.youtube.com/c/qbqnqsquq

 

 

菊池亮太さん

ピアノとはすなわち生涯修行し研究するもの

https://www.youtube.com/channel/UC49Kaj6V3vBLsAZnAlDDVSw

 

 

ずっしーさん

ピアノ界の頭脳と叡智を司る

ずっしーの音楽教室 - YouTube

 

 

gaoさん

持てる能力を全て楽しんでもらうことに費やすエンターテイナー

gao - YouTube

 

 

事務員Gさん

ZIMUIN G - YouTube

 

 

いりすさん

天上の音楽

いりす - YouTube

 

 

けいちゃんさん

未だ全容をつかめない、全貌を現していない人。その行く末は誰も知らない。

https://www.youtube.com/channel/UC_DopZ9OANqNGho0wFwADqA

 

瀬戸一王さん

実直。清廉。ゲーム音楽界の広辞苑

https://www.youtube.com/channel/UCveINmmZS2ER1ZAXNDgvAnQ

 

ぜろいちさん

超絶技巧が紡ぐ、シェーンベルクを彷彿とさせるガチモダニズム

ぜろいち / Zeroichi's Piano Channel - YouTube

 

 

ものはっぱさん

シンプルかつ普遍的

ものはっぱ / MonoHappa - YouTube

 

 

Jacob Kollerさん

独特のJAZZのセンス。なのにたぶん誰にもわかりやすいJAZZ。

観客に自ら近づいていくという存在が、まさに究極に音楽の原点。誰もから愛されずにはいられない人柄が生みだす音楽は、聴衆にぴったり寄り添ってくれる。

Jacob Koller Japan - YouTube

 

 

かてぃんさん

語学が拓く未来。

プロデューサーが作った偶像ではなくありのままの姿で、ピアノという楽器をクラシックの厚い幕の中から世に知らしめたことに快哉を叫びたい。

Cateen かてぃん - YouTube

 

 

よみぃさん

事務員Gさん

ピアノという楽器を、さらに音楽と全く関係ない人も巻き込んで、ネットが一般的でなかった時代からこつこつとファン層を開拓した人々。ネット界の真の立役者。今気軽にネット上でピアノを、音楽をたのしめているのは彼らのおかげ。

(その中には自分が知らない人々も含むので広く言及するのは避ける。)

 

 

ネット界は生き物のように明日はまた違う姿へ変貌を遂げる。

一瞬たりとも目はそらせない。

 

 

 

 

 

 

10/23 生配信ライブなどの感想

 

自分がござさんのピアノを聴く(聴かずにはいられない)のは、自分の知らない世界を案内してくれるからだ。

 

 ーーー完ーーー

 

 

 

 

10/23生配信の感想終わり。

 

え?それだけじゃ何のことか分からない?でもこれで全部簡潔に言い表せていると思うんだけどなあ。

 

なんでござさんのピアノ聴いてるんだろう。

当初聴き始めたきっかけは偶然動画を見たからで、わざわざ探してたわけじゃなかったし、理由はいまいち自分でも分かってないのかもしれない。

なんでって??

説明に困るなあ……

 

でも冒頭の通りだと理由があって聴いてることになるしなあ……いやその通りなんだけど……?

まあそこは、謎のブラックホールが開いてるということにしときましょ。(←安直)

 

 

ござさんを知った当初はセオリー通り生配信でリクエストしてたんですけど、やがて自分の見識の狭さ、知識というか価値観がお粗末すぎることを徐々に悟り、なんか気が引けてリクエストするのを最近はやめてる(吹奏楽がテーマの時だけAIみたいに自動リクエスト機状態になってるのはご容赦ください……)。

 

ござさんは有名曲からマイナーな曲、あらゆる分野、民謡や童謡、果ては生活音まで凡そ音で表せることのできる音楽という存在に対して平等に接してるのに。

自分が今まで見てきた世界はなんてちっぽけだったんだろう。

自分のものを見る目はなんて貧弱だったんだろう。

そう痛烈に感じたので、自分は先達の諸先輩方の叡智がもたらすありがたいリクエストを感嘆の目で眺めてる。

さらに、それがござさんの手にかかると、思いもよらない稀に見る自然現象みたいに、まるで出会えることが奇跡ともいうアラスカのオーロラみたいに変貌を遂げる。

その時だけ邂逅できる美しいきらめき、万人を唸らせる圧倒的な迫力、スケールの計り知れない深淵な世界が広がっていくさま。

歴史には刻まれないかもしれない音楽の過渡期にあって、今しか目撃できない変容する瞬間に臨めることは、ファンの在り方としては幸運なのだろう。

 

リクエストなんておこがましいから、静かに聴かせてくれるだけで幸せ……

 

そうは言ってもござさんの発する原始的な鼓動みたいなものが自分の心拍とリンクして、無意識に反応するのは止められない。

 

何が言いたいか?らいおんハートがやばいんです(語彙力)。

 

その前の夜空ノムコウも、youtube動画からして大好きだというのに。この動画、コロナの間ストピが閉鎖されてたのもあるけど本当何回聴いたかわからない。

画面の右のほうでうなずきながらニコニコして聴いてる人がいる、まるで音に心躍らせてときめいてるみたい。自分もその人の表情と全く200%同感。動画聴く時は絶対その人の表情見ながら、勝手に「うんうんそうだよねー、イイよねこのアレンジ、素敵~~!!!」って心の中でつぶやいてる(単なる怖い人やな)。

ござさんは曲の表情を掌中に納めて自在に操り、全ての聴衆は何かに魅入られたかのように微動だにしない。カメラで写す人もなくうっとり耳を傾けているように見える。

 

 

このスタイルの動画、最近出されてないし(というかこれしか無い)、配信が長くなるためかこういうアレンジを放送でやってくれることもあまりなかった。

 

なので今回配信の冒頭で、夜空のムコウって来て自分はそれだけでドキドキするわけです。さらにこの動画ともJAZZアレンジというか構成ががらっと違う。一体どれだけ発想が湧いてくるというのか。しかもストピも配信も即興である。もうどうなってるのか分からん。

さらにらいおんハートに胸が騒いで心中穏やかではいられない。間奏を挟んでござさんには何か期するものがあったのかそこから一気にビートの渦に巻き込まれていった。心拍とリンク……?おかしいぞ通常の心拍の2倍の速さじゃないか、いやでも何か魂が引きずり込まれるような……

プツッ…………音信不通……………

 

って感じでね?要するに謎のブラックホールが開いてたわけですよ。そこからどうやって生還したかわかんないですけど。

もう言いたいこと言ったから感想終わりでいいですよね……え?イントロ除いてもまだ2曲しか語ってない?でもそこに全ては集約されてたので。

 

ブラックホールって意味では、この回はメドレーごとに違うブラックホールが開いてましたね……いわゆる絶対にBGMにできないやつですね。全編思いもよらない展開になるので目を離せませんし。

 

ここの花がテーマのメドレーは絶対自分は泣きが入るの確定なので家事のお供にもできません。夜中に静かに聴くしかありません。

選曲もすべて気持ちに刺さる。ござさんが曲にこめた思いが心に深く楔をうちこむ。素通りできずただ聴き入っている。片手間に絶対できない。

「バラードでしっとりいきましょっか~」とちょっと雰囲気変えるくらいのノリで、ござさんは普段軽く笑い飛ばしたりしてはいるが。

バラードにはそれはそれで、ござさんは一つ一つの和音に情念を封じ込めて切々と訴えてくる。ソロアルバムの題材となった滝廉太郎の曲もここでは端正に麗しく謳われている。ボカロもアニソンも、何か目に見えない感情の波に乗ってひたひたと押し寄せる。絶対ハンカチをちゃんと用意して正座してからメドレースタートするしかない。

 

そもそもござさんの音がひとつひとつ胸に迫ってくるのにそれでバラードやってたら、もう(以下省略)

 

ほかにもジブリゲーム音楽っていう別々のブラックホールがあってね、どっちでも好きな方に巻き込まれてくださいってふうにぽっかりと渦巻いてる、そこだけ円く空いた空間……ジブリは説明不要でしょ、BGM流れるとそのシーンが鮮やかな色彩でキャラクターのセリフとともによみがえります自分の場合は。

この回、ござさんはなんかスイッチ入ってたんでしょうか?

でも絶対無意識ですよね、ござさん本人は「コード進行が……同じつながりで次はこの曲で……ここにこうアドリブを入れて……」としか考えてなさそうです。自分的にはもののけ姫の曲が出てきてそこで抜けられなくなりましたけど……

 

ゲーム音楽はいわずもがな。

自分みたいな経験の浅いのは発言を避けますけど、ござさんいわく「任天堂ものを避ける縛りでやってみた」とのこと。おかげでいつものゲームメドレーとは違った趣の曲がたくさん入ってると思う。(なんで即興でアレンジしながらそんな基準で曲を選べるのかは謎)自分でもレパートリーにあったっけ、って思うレアなのもある気がする。

ニコニコ動画時代のおなじみの曲、いわゆるボカロとかアニソンと一緒でこの分野もすごい勢いで世代交代してるというか、ウチの高2男子に言わせればファイファンって何?ファイナルファンタジー?RPG?ふうん知らんけど」だそうで、新しい曲を覚えれば新しい世代は反応してくれると思う。しかし古いゲーム曲も埋もれさせたくないような名曲ばっかりだと思うので、連綿と配信で曲の面影を継いでもらうように願うしかない。自分は全然リクエストできなくて申し訳ない気持ち。

(小声:自分はござさんの配信で知った曲ばっかりだけど、ほんと映画音楽に劣らずあらゆるジャンルが揃ってる気がするなあゲーム界って、ピコピコ音とかで弾いてもらっても面白いしね←←←こっそり期待……)

 

 

でも真のブラックホールはいつも最後のノンストップメドレーだと思うんですよね。

 

ここに、その日拾いきれなかったとござさんが自覚してるぶんのジャンルも全部一緒くたにされて入れられてると思う。

それぞれの曲になんかござさんに降りてきてる。どの曲が特にすごかったか?そんなの選べるわけないでしょ、選別もできないです、全部聞いてくださいとしか……見る限りミックスナッツが全部ノールックでどっかに魂飛ばしてたとか……?でも思うに全部の曲がそれくらい執念がこもってたというかすごかった(語彙力)。

 

ござさんは自分の中に流れてる音楽を弾いてるだけなんだろう。コードとか理論は後で補っただけなんだと思う。だから指が足りない論が発生するんですね。

クラシック演奏家とはそこで袂を分けたのだ。

楽譜は決まってて、表現と解釈は伝統的なものに基づき、演奏技法は……

ござさんのイメージする世界はそんな枠とは違うところに羽ばたいてると思うから。

 

他の音色でFANTOM8なんだから配信でも色々できるなとは思うけど、あれはそういえば「作曲もできるタイプ」として買ったと購入時言われてた。そのため元から将来オリジナル曲や編曲を本格的にやることを視野に入れてたのなら、配信であの各種音色を選べる機能を使うのはあくまでオプションでありござさんにとっては本来の業務じゃないことになる。

……え?ショルキーもあるじゃんって?あれはイベント用でしょうねえ……いつか出してくれるといいですねえ…

 

 

だいたい今の演奏で自分は満足、楽しいからかメンバーシップ限定の過去アーカイブも聴こうっと!と、たまに昔の配信を聞いてみると、そこには自由自在にアレンジを楽しむござさんがいる。

しかし何かが決定的に物足りない。

当時とは介護職との兼業か、音楽の練習のみに打ち込めるかの環境の違いはあるだろう。でも今の演奏の方が段違いに真に迫ってて、自分は断然大好き(完全に個人的意見)。

昔の配信もニコニコ動画要素がてんこもりだったり、コード進行が自由だったり、みどころはあるのかもしれないけど音楽専門家じゃないから自分はその辺はわからない。

とにかく自分は今のござさんの姿を追うのが好き(なんのこっちゃ)。

 

 

なんでここまでバシバシ鍵盤命中率が高いのか?ミスタッチまじで少ないんやけど、リズムもありえないくらい怖いくらいキレキレでどうしたん?と思ってたら、新しいアレンジ曲を作って、動画を撮影されてたようだ。

 

 

 

いつものストピで即興演奏というよりは、ショパンシンドロームに続いてがっつりアレンジ編成を練って演奏・録音するという意味で、第2弾動画といえるのかな……

スタジオ動画には他にも単体の曲だったり、メドレー動画も撮られてるけど。

ござさんは動画の中でも語らないので、サムネに超絶って書いてるからには、渾身の超絶アレンジなのだろう。

 

超絶技巧以外にも。ござさんのもつ人間離れした能力、すなわち変拍子とか、クラシック以外のアレンジを盛り込んでくるところ(あれ・・・でもこれっていつもじゃん)、変わったコード進行(なのかどうかは知らない)?、ラテンアレンジで熱く盛り上がって終わるところ……

最近研究されてた分野なのもあるのか?ござさんの持てる能力炸裂といった感じ。

 

でも動画の展開を語らないでピアノで語るから、ござさんからのセリフはいつも通り無いのだけど。

そこの構成をキャッチーに面白くしたら動画自体の再生数はもっと伸びるかもしれない。しかしそこを端緒としてリスナーになってもらうには、ござさんのチャンネルはあまりにも奥が深すぎる気がして、やっぱ演奏そのものに感銘を受けてハマってもらわないとな、と思った。自分もコードとか語られたらそこは分からんし(←正直)。表面の面白さで売らないのはござさんの演奏スタイルには合ってるのだと思う。

 

学術的に例えれば理系、その中でも研究室にこもって検体を相手に日々地道に観察を続けてそうな根気の要る分野で、長い年月かけて何か追及してるタイプ?

絶対キャッチーな売り方は合わないような気がしてきた。

こんなことファンの自分が外野からつぶやくことじゃないんだが。でもござさんは、自分なりに確実に研究を積み重ねてる気がして、自分は安心して見守ろうって思ってる。

 

 

 

 

 

第2回NEO PIANO Far Beyond 2023/1/21(土)開催決定!

 

秋も深まるころ。

ござさんから季節の挨拶代わりのアレンジが、ファンへ贈られてきた。

ささやかな季節の移ろいを懐かしい曲に載せて。

 

なにげなく風の香りに感じる季節の深まり。山も裾野を色とりどりに粧い、空には高く鰯雲が広がり、池には雁が北の国から渡りくる。

そんな情景を和紙の装飾で表現したような、繊細な四季折々のご案内をいただいた気分になる。

 

 

洋風な季節感も、おしゃれな和音でアレンジされている。

(洋風ってなんだ??クリスマス風だよね、なんか自分いちいち言い方が田舎のおばちゃんなんだよね、そのまま田舎のおばちゃんですけどね。職場で髪のカラーがアッシュ系?みたいな人に、それ灰色なの?って聞いたら「違います~~!せめてシルバーって言ってください~~~!」って言われたΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン)

 

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

 

さて、そんな秋も深まってきたある日。

 

こういったお知らせが突如舞い込んできた。

青天の霹靂もいいところだ。

そこで自分は、来る11/13のスタクラに向けてインタビューでもなさってたんですね、なるほどと勝手に納得していた。

このメンバー的に、今の所共通点といえばそこだろう。

という読みは外れた。

ヒントはござさんの衣装を見ればわかる。………まわりくどいですね。

 

第2回NEO PIANO Far Beyond  2023/1/21(土)開催決定!

 

NEO PIANO Far Beyondとは。

去る2022/4/24に立川ステージガーデンで行われたセッションコンサートでした。

第2回の開催に合わせて、前回公演の配信映像が1年間の期限で再び公開されることも決まったそうです(この再配信チケットは販売がまだです)。

 

このトーク収録でござさんが着用してたセットアップ(?)は、第1回NEO PIANO Far Beyond でござさんが来てた服だった、ということだ。

 

前回の感想は下記にリンクをまとめました。4回セットです。え?長い?だって、1回にまとまらなかったんです……今までに一番長かったのがねぴらぼinvention?それが2万字超えてたのに、それ以上ってやばいでしょって思って……

※資料部屋:第1回NEO PIANO Far Beyond の配信を聞いた感想

NEO PIANO Far Beyond その①前書きと、たくおんさん - ござさんの魅力を語る部屋

NEO PIANO Far Beyond の感想その② クラシックと菊池さん - ござさんの魅力を語る部屋

NEO PIANO Far Beyondの感想その ③ Jacob KollerさんとスタンダードJAZZ - ござさんの魅力を語る部屋

NEO PIANO Far Beyondの感想その ④ ござさん編 - ござさんの魅力を語る部屋

 

NEO PIAN

Oシリーズ(と勝手に名付ける)のセッションは、ねぴらぼ第1回、ねぴらぼinventionからの流れで開催されたコンサートだ。

 

コロナ流行の影響で有観客でコンサート開催が難しいとなり、ZEPP羽田で無観客上演されたのが第1回だった。こういうセッションも見たこと無かったし、主催されるほうも無観客って未知の領域だったようで、いろいろな意味で実験的な、自分にとってはもはや思い出のライブ。

これはイメージ画像として当時携帯待受け用にTwitterで配布されたもの。この手は出演者4人の手をそのまま写真から加工して合成したという、レアな画像である。

 

 

2021/2/11同様に無観客公演となった第2回:ねぴらぼinventionでは公式サイトも作られている。

NEO PIANO CO.LABO. "Invention" 配信ライブ特設サイト

 

この回のイメージ画像として(上記サイトから引用しました)

 

 

今年の4月、第三回つまりNEO PIANO Far Beyond、略してねぴふぁびではこのinventionのキャッチフレーズとは違う概念で、つまりFar Beyond、遠くこえてという意味が込められているらしい。

 

 

第2回NEO PIANO Far Beyond の展望

そこで今回の告知をもう一回見てみよう。Twitterから告知画像をどうぞ。

 

というわけで今回新たに出演されるのは、瀬戸一王さんでした。

 

わ~~~い、瀬戸一王さんいらっしゃ~~~い!!!

(バシッ)

…………謎のツッコミが入ったのでまじめにやります。

 

ちなみに他のメンバーについては、ここでの解説は省略します。ねぴふぁびの時もすでにどのメンバーも大活躍されていたということもあり、特筆すべきことはないだろうと思われます。

LovePiano事業によるストピは2017年ごろから次第にブームになっていたそうで、コロナ流行でリアルにコンサートが開催できなくなったものの、新たにネットという活路を見出して、ピアニストさんたちはそれぞれのカラーを生かしてファンも増え、各々が確固たる路線を定めて歩き出しているからだ。事務員さんとかござさんみたいにそれより前のニコニコ動画時代からネット配信されている人たちもいるが。

 

有観客での公演が制限無しになったことで、コンサートやイベント、ラジオやTV番組などへネットピアニストさんは出演の幅を広げている。ピアノに興味なくても街角でストピに遭遇したり、また各メディアで見かけたりする機会も増えた。

 

今回の公演概要にはストリングスありとか、クラシック主体とか、そういった文言はない。

たくおんさんは純粋にクラシック奏者なので、その分野のレパートリーが来るのは間違いないとしても。

 

瀬戸一王さんといえば、ゲーム音楽だ。

ということはござさんとか菊池さんというゲーム音楽のガチ勢とのコラボが見られるという事でよろしいでしょうか。

 

瀬戸さんのYoutube動画に上がっているのが主に全部ゲーム音楽

ポケモンからカービィゼルダ音ゲー、その他アニソンも含めてカバーされてるのはほぼゲーム音楽

しかも全部(たぶん)耳コピ、ござさんと同じくガチである。

瀬戸一王 / Kazuo Seto - YouTube

公式サイトには、オンラインゲームUndertaleのBGMアルバムリリースと、記念コンサートの情報もある。

瀬戸一王 Kazuo Seto Official Website

 

 

ゲームを全く知らない自分が何を言っても全然説得力がないので、この動画をはっておけばいいだろう(安直)。

2020/9/13、事務員Gさんの日曜日生配信、この日は中野VOLTAスタジオからの、電子ピアノ、CASIOキーボードも合わせた3台体制という変則編で放送されていた中でのござさんと瀬戸さんのコラボがすごい。

 

この配信の、1:32:52~からのコラボをご覧ください。

自分が色々御託を並べるよりよっぽど説得力がある。

なんといっても。ポケモンのボス戦(シロナ戦)と、216番道路っていう瀬戸さんとござさんそれぞれの18番が、CASIOキーボードとグランドピアノっていうセッションでの演奏で聴けるのだ。

※資料動画:それぞれのyoutubeから

pokemonメドレー版:川崎で3人のチャンピオンとポケモンバトルしてみた【ストリートピアノ】【ダイゴ戦、シロナ戦、アイリス戦】Pokémon Champion Medley - YouTube

シロナ戦単独動画:【ピアノ】シロナ戦 弾いてみた【ポケモンDP】Pokémon Diamond and Pearl Cynthia Battle - YouTube

 

216番道路:Route 216 from Pokémon DPPt (Piano cover) / ポケモンダイパ216番道路ピアノアレンジ - YouTube

 

グランドピアノを圧巻の迫力と精緻さで操る瀬戸さんもすごいが、その怒涛の演奏にCASIOのキーボードでピコピコ音色を使いながら和音と装飾音を挟むござさんもすごい。

そしてその場のみんなに先輩?いやお兄さん?いやお父さん?みたいな温かい目で見守られてる瀬戸さんが初々しくていい感じ。(ピアノ関係ないな……)

 

ーーーと、過去を回顧してみたけど、今回のライブ会場ではどのようなセッティングになっているのかはわからない。グランドピアノがスタインウェイベーゼンドルファーYAMAHAの3台を装備してる会場というのはわかったけど、シンセは持ち込みできるし、今回はクラシック曲中心にという制限も言及されていないのでどういう編成で来るのかはわからない。

自分はCASIOのあの6000円のキーボードで、いやそれじゃなくてもいいから、シンセのゲームボーイ音源とかでも楽しいので、そういうセッションが楽しみです。

 

 

他のメンバーについては……

みんな現在進行形過ぎて言及できないんですよね。

 

菊池さんは修行とか言って全国行脚の旅に出てしまったし。

たくおんさんは5月にチャンネル登録者数が10万人だったはずなのに8月末には20万人になってて、コンサートも多数出演、ウィーンの音楽大学は修了されたらしく演奏もどんどん磨かれて、ここで概観を述べたところで来年の本番辺りではまた状況が変わってると思われるし。

ござさんも次のコンサートが決まり、またなんか執筆中らしいので新たな告知情報を懐に隠してるなと自分はにらんでる。

 

とにかく一夜明けると情勢ががらりと変わってる事もあると言って過言ではないネットピアニストの世界。

 

公演情報について概観したようで、なんも分析できてないじゃないかというツッコミは置いといてください。

また公演の際に、感想を書くと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

AIについての一考察

 

最近AIってよく聞くので、そういや何だっけ?って思った。

 

漫画で囲碁が話題になった時に、人工知能棋士とネットで練習とか対戦とか言ってて、現実の棋士とどっちがどうなのか、っていってたのは聞いた事がある。

スパコンとか研究分野でもAIの競争は熾烈だ。

参考リンク:人工知能 - Wikipedia

 

最近身近なニュースで見るAIといえばこれだろうか。単なる運搬ロボではなくてAIによる接客機能を搭載してる。


※参考ニュース:すかいらーくグループがフロアサービスロボットを「ガスト」「しゃぶ葉」1000店舗以上に導入 次世代のテーブルサービスを提供 - ロボスタ

 

AIがここまであらゆる頭脳労働をこなし、学習機能に基づいて思考や分析ができるなら人間の労働者が要らなくなるじゃんと昔思ったこともあった。

しかし現実にはそう単純な問題ではなく、上記の接客ロボは人手不足と言われてる外食産業においては普通に有能な即戦力として機能してる。IMEとかATOKなどWindowsの言語入力システムだって言語変換を学習して予測するプログラムであり、ある意味AIだ。自動車業界でもAIが搭載された無人車による自動運転が現実化に向けて動き出している。

Youtubeに出てくるお勧め動画や関連広告も、ユーザーの閲覧履歴を学習して自動で動画を選別するAI機能によるもの。

いわば使いようによってはAIはもはや現代世界ではなくてはならないものになったと言っていいだろう。

而して労働者の雇用減少につながるのかという議論もある。

 

では頭脳労働の分野ではどうなのか。従来、その方面ではAIは存在し得ないと考えられていたようだ。

なぜか?

AIの単純な学習機能によるワンパターンの繰り返し作業では対応できない分野だから、というのがその理由かもしれない。しかしAIとはプログラミングによるもので、日進月歩、生き馬の目を抜くような速さで開発が進むIT業界においては遅かれ早かれ時間の問題だったのか、芸術分野においてもAIが話題に上り始めたようだ。

人間の存在を脅かすAIには倫理的問題が……?

そんな議論するくらいなら最初からAIなんて作らなきゃよかったでしょ。

人間て単細胞なの?

ってどっかから天の声が聞こえてきそうだが、作られてしまった存在は消せないのでやっぱり向き合って考える必要があるんじゃないか。

核技術と核兵器みたいなものだ。

 

芸術分野ーー絵の場合。

 

絵については、作成された絵の著作権はどうなるのか(ソフト会社に帰結するんだろうか)、またAIが持つ学習機能を転用して既存の作家のなりすまし行為も可能、など法的整備がどうなってるのか気になるところ(詳しくないのでここまでにしとく)。

 

文章もAIが作ることができるようだ。確かに単純に心理や情景描写ならできるかもしれないなあ。新聞記事とかニュース原稿ならAIが作ることも可能かも。

 

では音楽においては?

著作権とか法的関係についてはおいといて。

ござさんは以前夏ごろにAIについてつぶやかれていた。

AIによって現実に演奏家の活動が淘汰されることを危惧していたのかもしれない。

ピアノの演奏に関してなら古くから自動演奏ピアノなるものも存在し、演奏を録音、再演することも電子ピアノならとっくに家庭でもできる(はず、たぶん)。アコースティックピアノでもそういう機能があるものもある。

 

ござさんはここで人間が演奏する価値、つまりござさんなら即興演奏?とか人間ならではの特性を生かす方向とかそっちにシフトしようとしてるのかなあ。

というか即興演奏ならござさんの面目躍如たるところ。

 

アコースティックピアノの演奏そのものにおいては、ござさんはあくまで動画上の表現というか、ネット上に流す音源としてとらえてて、AIとは対抗しないというかこのミックス作業は人力でやるところ、と認識されてるように感じる(というかAIはまだ進出してない分野…?)。

 

作曲もAIはできることに関しては、「いい感じ」と言われてて否定されてないようだ。というかござさんはAIの存在を危惧もしてないように感じる。

AIには学習機能があって、感情も備わってるけど、傍目に見る限り、人間の考えてる思考回路を完コピはできてないと思う。

 

作曲にしろ演奏にしろ、音楽を表現するのにもっとも関わってくるのは感情だと思うので。

その機微まで、AIで表現できるとは自分はまだ思いたくない。

人工知能はあくまで人間の思考の補助的存在だと思いたい。

っていうのは人間の勝手なエゴイズムなんだろうけど。

 

 

 

10/15生配信 グランドピアノスタジオ出張版

 

なぜか10/15(土)の生配信についてもう一回筆を執っている。

一回書いたのに、なんで?

 

10/15配信では重大告知があった。

開始前から、配信URLがござさんのチャンネルにも表示されてないじゃんとか、でも公式ロゴがサムネに使われてるということは重大発表でしょ、事前周知徹底しなきゃとか色々と気になってはいた。しかし些末な事だしと黙ってたけど。

告知内容は2回目のホールでのソロコンサート開催おめでとう🎉🎉というものだったが、その時点でチケット先行販売が同時スタートしたというのに、連動して公式サイトが更新されてない。配信終わってからも、配信概要欄の内容もTwitterの冒頭のピン止めツイートも変わらない。

アカンでしょ。

と思って、気がついたらあの記事が出来上がっていた。

( ↓ ↓ あの記事 )

取り急ぎ、初見さんがあの告知配信だけ見て「何のことやら・・・?」ってならないような早わかり記事。

だって初見の人が配信見てコンサートのことを気に留めてくれたとして、ござさんの基本的情報調べようと公式サイト見ても、肝心のコンサート情報が無いんじゃ「あれ・・・?」ってなってチャンネル登録すらしてくれないかもしれませんでしょ。

それじゃ本末転倒なんですよね。

あんな素敵なスタジオで告知配信したとしてもね。

(その後youtube配信の概要欄とコミュニティに同様の告知が掲載され、公式サイトもTwitterのピン留めツイートも更新されて、晴れておめでとうと言えるようになったのであった、めでたしめでたし。)

 

 

・・・ハッ( ゚д゚ )!

10/15の配信リンク貼ってなかった。(前回の記事には貼ったけど)

ペタっ。

 

さて。

今回の告知配信、場所は横浜にあるらしいPiascoreさんのスタジオ。

そこでは、以前から配信者さん向けに機材や撮影込みでツイキャス配信セットのサービスを展開していたようで、何回かあのピアノの演奏は有料配信で聞いたことがある。

あそこの配信サービスはツイキャスだったはずだが、今回どういう交渉してyoutube配信にできたのか。そんなマネジメント関連のことは気にしないとしても。

ピアノは個体差があるし、そこでござさんが弾くとどうなるのか?

ひそかに気になっていたところではあった。

 

というわけで、この記事はピアノは素人の自分の完全な個人的つぶやきです。つきましてはツッコミは受けつけません。独断と偏見による主観をベースにどんどん勝手に書きます。

 

アンティーク調のグランドピアノ。

たしかシャープで硬質、知的な響きがしてたような記憶……過去のツイキャス配信の演奏は、配信者さんのチャンネルで切り抜き動画として残ってるものもある。

豪華な響きというよりは渋い音、シンプルでスタイリッシュ。

よって今までの自分の中でのあのピアノは、イコールものはっぱさんだった。あれで弾くJAZZ、ぴったりじゃんと思って配信の感想まで書いてしまった。

(参考リンク、当時の感想は今とは違う事言ってるかもしれないがそれは横に置いておく、修正もしてないから聴いた印象そのまま)

 

 

 

しかしピアノは個体差もあるがそれ以上に奏者によって表情を変える。

ござさんが弾くとはっきりござさんの音だった(語彙力)。

色んな配信者さんのツイキャスでも、それぞれに違う印象の音で、なんで同じピアノでそんなに違う音になるのか?は素人の自分にはさっぱりわからない。

ただ、表現において個性っていうのは最大の魅力なので、様々に違う演奏をしかも配信で楽しめる今の環境は、(コロナ流行までは)過去に全くピアノを聞いてこなかった初心者の自分にとっては贅沢な環境だ。

CDで往年の名演奏家のピアノを聞くのもいいけど、配信のほうが鍵盤とか指とか見れるし。素人には「ふうん、そうやって弾いてるのかー」と思うことも多い。

 

素人の印象…?

ここですいませんけど全く関係ない動画を貼る。(動画内の関係箇所を頭出し済み)

このフォルテさんの最近の動画、ドッキリ演出がほんとなのかどうかは置いといて。この頭出し箇所の場面で素人を装いピアノを音出ししてる場面。

フォルテさんは素人を装ってるのだろうけど、ほんとに素人から見ればはっきり専門家だなってわかる。その音ひとつだけ聞いてもはっきり響いてて、「あ~なるほど」って思う。この音たちが集まって綺麗な演奏になるんだなって思わず首肯する。(あくまで私見………)


 

 

とにかく一音出すにも神経使ってるピアノ初心者から見れば。

ござさんの演奏ってほんと……なんていうの?

どうやって音が出てるのかがわからない。(もっと言いようがあるだろ)

ござさんの指は軽やかに鍵盤の上を舞い、高音から低音までまさに隅々まで駆け巡っているのだけど、一見して鍵盤を押すのにそんなに神経を集中しているようには見えない。

勢いよくアルペジオが行き来し、軽やかに左手がストライド奏法でリズムを刻んでる様からは想像つかないけど、そう、このピアノのどこから鳴ってるのかと思うくらい意思のあるはっきりした音が、自由なダイナミクスの波に乗って生きてるみたいにはきはき喋ってるみたいだ。

よく透る澄んだ音が複雑な和音の陰からしかしはっきりと姿を見せる。

このピアノのどこにそんな多彩な表情が隠れていたのかと思うくらい、いろんな音が引き出されてきて、もうござさんが弾いてるからピアノが鳴るのか、ピアノが喋るからござさんが応えてるのかわからなくなってくる。

「特徴的な、くせのある鍵盤なのかと身構えてましたが、家の電子ピアノ=FANTOM8と弾き心地があまり変わらなくて、親しみやすくて助かっている」

との弁が演奏の合間で聞かれた。

 

しかしグランドピアノは「酔っぱらってない限りは」購入を検討するつもりはないらしい。

個人的な私見を言えばグランドピアノに関しては、購入のコストもさることながらランニングコストがすさまじいことになると思うのでそういう意味で熟慮を重ねているんではないだろうか。調律とか基本的なメンテナンスも新たにかかるし、まず今の部屋からグラピが置けるところに引っ越すことになるからだ。そういう広い防音部屋、都内……となると家賃がかさむんだろうなあ、という意味で、買った後のコストがすごそうだなと自分は思った。ござさんの普段の経費の感覚からして、そういう綱渡りをするようには見えない。

ピアノは弾き込むほどに音が馴染み(?)、また年数がたつほどに本体の木が乾燥して響きがしっくりくるようになるから、ござさんの今からの長い音楽家生活を考えれば、家での膨大な練習時間も考えると買った方がピアニストとして演奏に深みを与えるのではないか?という意見はあるだろう。

しかしござさんの音楽活動の全容を俯瞰すればピアノ演奏はほんのその一角に過ぎないといえるかもしれない。そもそもグランドピアノは演奏に特化したツールであってござさんの別の顔ともいえる作曲、編曲には主にDAWとFANTOM8を使うのだから。

 

今回の配信でござさんはこうも言っている。

「ピアノとの一期一会の出会いを大切にして……」

 

ピアノは個体ごとに全く違う演奏になるらしい(素人の知識)。そして都内にはスタジオが充実してて、ござさんはどこのピアノともすぐ仲良くなれるし、配信機器も色々購入されたようだ。このマイクなんて普通はスタジオに備え付けの機器なのでは(詳しいことは知らないが)。

 

そしてスタジオに出向き、数々の個性的なピアノを前にワクワクウキウキするござさん。

伝説の白いグランドピアノ 2021/04/01 - YouTube

おしゃれ部屋のグランドピアノ配信! 2021/03/22 - YouTube

スタインウェイピアノ配信! 2021/02/23 - YouTube

(素人の個人的見解によれば、当時自分も全く地に足がついてなくてござさん同様ウキウキワクワクしてたので、今落ち着いて聴いてみればこれらのおしゃれスタジオのピアノは音がとりわけ良いというわけではない。ただ、スタインウェイのピアノはひたすら音が素晴らしい。ござさんもスタインウェイの鍵盤をさらーっと弾いては「うわっ!」とその響きに感動しきりだった)

そういえば定期的にグランドピアノ配信するのは、去年のソロコンサート開催配信のころを最後に行われてない気がする。ござさんは最近ソロアルバムの全曲楽譜集を発売されたが、そこから今年夏にかけて、家のFANTOM8で楽譜作成してたのじゃないだろうか。グランドピアノのスタジオに機材を持ち込んで配線設定し、とやってるとそこにかける手間暇と時間は半端ないのだし、あの定期配信が聴けた日々は贅沢だったのだなあと今になって懐古調になる。

 

今回のグランドピアノ配信、そういう意味でまたとない機会だし、演奏も音響も最高、さらにツイキャスじゃないから公開期間に期限が無い。過去の「重 大 発 表 !」みたいな謎の題名だった過去のグラピ告知配信と違って題名にグランドピアノって入ってるから、初見さんもピアノに興味がある人はアーカイブを聞いてくれるかもしれない。

個人的にはカメラが4方向から、とくに上からのカメラがある点がこの配信では推したいポイントだ。ござさんの素晴らしいアレンジ、人間業とは思えない左手の動きが鍵盤の動きとともによくわかる。どの和音を押してるかわかるから専門家の方々にはそこが注目だと思う。

 

ファンにとっても贅沢だけど、ここでの告知配信、ということで一番喜んでるのはほかならぬござさんその人だ。絶対そうだ。

最初の押さえておかなければならないきちんとした挨拶をまるで脚本を読むように不自然につつがなく終えると、さっそく演奏に入るござさん。途中の重大発表の告知も、主な内容は画像で表示され、わずか5分で終了、ござさんは再び「僕はピアノを弾きたくなってきたので……珍しいピアノだしいっぱい弾きたいし……」と、そそくさとリクエストを確認に画面を見る。

まるで時間が惜しいみたいに。え?時間貸しのスタジオだから?

いやいやいや単に、グランドピアノをずっと触ってたいんですよ。絶対。

演奏の合間のトークでも「素敵なスタジオです」とか「髪型もステキです」等、コメントを華麗にかわしながら、返事もそこそこにもう手は鍵盤の上を彷徨ってて話しながら半分弾いてるのだった。

ピアノのタッチというか鍵盤の相性がよかったのもあるのだろうけど、ほんとグランドピアノと会話しててすっかり仲良くなったござさんは、鍵盤の反発を試すみたいに?感触を確認するように?一瞬、曲のリズムの間隙で手を見ている気がする。

この曲をこう弾くとどうなるんだろう?

こういう和音はどう響くんだろう?

そういう実験が全部盛りというかてんこ盛りというか、いつものおなじみの曲も心なしか新しい装いに身を包み、ちょっと違ったアレンジに仕立てられて、ベースのリズムもさらに歯切れよく、グランドピアノの素晴らしい響きとともに自分たちファンの前に魅力も新たに供されるのだった。

 

そういった遊び心が随所に見られながらも、そしてあのスピードのリクエストを拾いながらも、弾いてくれたジャンルはござさんのレパートリーを余すことなく網羅されている。吹奏楽曲メドレーに、最近封印?されていたソロアルバムEnVisionの曲も満を持して弾いてくれた。これも楽譜集作ってたから演奏を控えてたんだろうか。

晴れて公の場でソロコンサート開催というおめでたい発表もでき(やらかしも特に起こらず)、楽しそうに、快い風に吹かれているかのようにピアノの響きを楽しむござさん。

 

Piascoreのスタジオには照明が切り替わる仕様があるのか、ござさんの背景には青いクロスに様々なライトの彩りが添えられている。それが、ござさんの演奏、そしてござさん自身から立ち昇る幸せな陽炎の陰影と重なって、配信の演出に一興を添え祝福しているかのようだった。