秋の夜はござさんの演奏とともに更けてゆく
学校の運動会も文化祭も修学旅行も中止の今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。うちの中3息子はマニアック仲間とオタクなトークで盛り上がっているようなので、楽しそうだからいいかな。宇宙の広さは?とか。それ中学でいらないでしょ。それよりもあなた達、受験勉強。
自分はといえば職場のレポートも大詰めで死にそうだった時、そこになんか気になるツイートが。
— ござ 🎹 (@gprza) 2020年9月21日
・・・この 既視感 は何。↓↓ 前にもあったなこういうの。↓↓ ってことは、今回も動画編集の予告かな?わーいやったー!!いやいや、自分はさっさとレポートを・・・
(これは確かねぴらぼの前の6月ごろ、J-POPメドレーの投稿があった時のツイート)
明日上がる予定です😊😊ちなみに新ピアノだけど音色は変わりませんでございます pic.twitter.com/2yWR585GRf
— ござ 🎹 (@gprza) 2020年6月15日
久々にしびれる演奏ができた😂😂😂
— ござ 🎹 (@gprza) 2020年9月22日
何か、すごそうな動画が撮れたのか?という予感はあった。生放送で、あれだけ「はいダメでしたー」を連発していたござさんがこんなはっきり言うとは。一体どんな出来栄えなんだ。
というわけで、やってきました、9/24(木)。ござさんの動画公開日。
この間の生配信ライブの感想を「感想なんかどうでもいいから、みんなで演奏を聴きながら呆気にとられていたい」と書いていたら、早くも実現してしまった。つまり、プレミア公開だから楽しいチャットコーナー付きである。・・・自分はこの間、コメントしないって決めたぞ。(もうすでに迷ってる)
最初から月光ソナタ第1楽章。
一番に思い出したのが、去年の、ペンギンマスクを多分初めて使ったと思われる2019/10/27のライブで、月光を弾きながら寝てた時←自分的にそう見えた。だってガバッと起きる様が、講義でうとうとしてて、指名されて気付く大学生みたいなんだけどw ←それ自分だな(_ _).。o○…
狭い視界で演奏しつつ、さらに同時に鍵盤ノールックでペンギンの隙間からチャットコメをチェックするのに追われて疲れたのだと思われます。ペンギン、暑そうだったし。しかもこの時まだ介護の仕事してましたよね。要するに色々限界の中配信してたはずで、それだけで十分すごい。しかしそんな最悪のコンディションの中、怒涛のショパンメドレー。英雄ポロネーズ、木枯し、10-4とか、すごすぎる。
そこから、約一年経っての今回の演奏。
ペンギンがないから演奏にも支障がない状態で、仕事に拘束されないからコソ練も思う存分やりたい放題。
そういう前とは違った環境でござさんが本気で演奏する、一人合奏ではないガチのピアノアレンジ。新しい楽器FANTOM8の素晴らしい音色にのせて。自分は去年から知ってた訳ではありませんが、もう最初のこの曲で胸に刺さってくる。
音の絶妙な”間”が醸し出す幽玄の世界。
月の世界へ誘われる。
世にネットピアニストは多々あれど、
他の追随を許さない独特なアレンジバリエーションと、多彩な発想。それを音楽にして自由自在に操れるだけの、圧倒的な演奏技術と表現力を備えた不世出の音楽家。それがござさん。
これまでにもその才能の片鱗は垣間見えていたというか十分発揮していたというか、最近ねぴらぼに始まり特別ライブ、新居での素敵な生放送など、思う存分ござさんの世界観を堪能したつもりだった。
しかし今まで自分が見ていたのは、ほんの氷山の一角だったのかと錯覚せんばかりの、息をのむ圧巻のパフォーマンス。
月光から、ムーンリバー、そしてラヴェルの月の光。さらに気がついたら右手と左手が別の曲になっていて、一体どうやってるのか謎。自分はピアノ曲は全くわからないけど、そういう原曲どうでも良くなるレベルで、ぐいぐい引き込まれる。泣かずにはいられない。
メドレーの選曲、曲順、アレンジ、どれをとっても脱帽のセンス。また徹底的に凝っている動画編集。3カメラ体制。なんとサムネ画像のまま、動画が動いてる。(←なんて言ったらいいのか…)
動画の最後のあいさつ文まで、おしゃれ。モノクロの洋画のラストっぽい。行書体で「ご視聴ありがとうございました」とかやってたのは遠い昔の事。
今回JAZZと共にクラシック曲が多めですが、自分はござさんの演奏はクラシックとは根本的に別ジャンルと考える。別記事でも書いたが、「分野?そんなの、どうでもよくない?音楽を追求してるとこうなるんです」と言っているように聞こえるから。
ござさんっていう音楽ジャンル。
ショパン動画では、3小節で脱線してたし。
※ クラシック畑の方々は、解釈が演奏家によって違うとはいえ、不文律があるというか、予め決められた制約の中で動かなければならない。聴衆も演奏に対し、意識のどこかにステレオタイプを持って聴いている。原曲は長い歴史を経て受け継がれたアーカイブであり、それをどう解釈しどうやって表現するかというのがクラシック演奏家の本領。
歴史家が、今までの定説を土台に、自分の新しい解釈を少しずつ加えていくのと一緒。(ガラッと違う説を唱える人は学会から認められない。)
だから、ござさんはあくまで「クラシックを弾く」というより、自分路線を貫いて欲しいと思ってる。
クラシックって、人から「評価」されるって印象があるんですよね。曲の元のイメージがあり、それを基準としてあっちの人のが上手い、こっちの人の解釈がすごい、コンクールで何賞とったから云々みたいな。
じゃなくて、ござさんの音楽は、
「聞いてる人みんなを感動させるために存在してる、何か」
なのかなと思う。
※そもそもYoutubeって、娯楽だよね?←いや、それを超越した世界を持っている。
感涙にむせび泣きたいところだが、さっきからていうか始まる前から?、ござさんのコメントがチャット欄に!
やったー一緒に聴きましょう!と思いきや、
「カップそば作ってる」!?
やきそば?ラーメン?ていうコメントが時々流れてきて、自分はシリアスモードに入りかけてたのに、演奏開始前からコケた。
ウケすぎて、思わず釣られて「サラダも食べてください」とかいうアホなコメントをしてしまった。
ついこの間「絶対チャットにコメントなんかしないぞ!」と決心したというのに…意思弱すぎる、自分。
するとその呟きを見透かしたかのような、
「切り干し大根食べてます」というござさんのコメント。
ござさん、照れ屋さんなのでしょうか。みんな素敵ーっていってましたけど。まじめなコメントしましょうよ、演奏について。
このようにチャット欄を盛り上げようという魂胆ですか!?チャット欄もカップ麺関連コメントで埋め尽くされて、最初聞いただけでは全っっっく素敵な演奏が入ってこなかった。たすけて、、、。絶対おちょくられてる。足元を見られているリスナー。動画を見るのをやめれないファン心理を逆手に取り、いいように遊ばれているとしか思えないwwwww
(心の声)→ でも、禁止されたのは、演奏に関係ない要望であり、「関係ないコメントだけ」だったらいいんだよね…だってござさんがカップそばって言ったんだし…