ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

10/15生配信 グランドピアノスタジオ出張版

 

なぜか10/15(土)の生配信についてもう一回筆を執っている。

一回書いたのに、なんで?

 

10/15配信では重大告知があった。

開始前から、配信URLがござさんのチャンネルにも表示されてないじゃんとか、でも公式ロゴがサムネに使われてるということは重大発表でしょ、事前周知徹底しなきゃとか色々と気になってはいた。しかし些末な事だしと黙ってたけど。

告知内容は2回目のホールでのソロコンサート開催おめでとう🎉🎉というものだったが、その時点でチケット先行販売が同時スタートしたというのに、連動して公式サイトが更新されてない。配信終わってからも、配信概要欄の内容もTwitterの冒頭のピン止めツイートも変わらない。

アカンでしょ。

と思って、気がついたらあの記事が出来上がっていた。

( ↓ ↓ あの記事 )

取り急ぎ、初見さんがあの告知配信だけ見て「何のことやら・・・?」ってならないような早わかり記事。

だって初見の人が配信見てコンサートのことを気に留めてくれたとして、ござさんの基本的情報調べようと公式サイト見ても、肝心のコンサート情報が無いんじゃ「あれ・・・?」ってなってチャンネル登録すらしてくれないかもしれませんでしょ。

それじゃ本末転倒なんですよね。

あんな素敵なスタジオで告知配信したとしてもね。

(その後youtube配信の概要欄とコミュニティに同様の告知が掲載され、公式サイトもTwitterのピン留めツイートも更新されて、晴れておめでとうと言えるようになったのであった、めでたしめでたし。)

 

 

・・・ハッ( ゚д゚ )!

10/15の配信リンク貼ってなかった。(前回の記事には貼ったけど)

ペタっ。

 

さて。

今回の告知配信、場所は横浜にあるらしいPiascoreさんのスタジオ。

そこでは、以前から配信者さん向けに機材や撮影込みでツイキャス配信セットのサービスを展開していたようで、何回かあのピアノの演奏は有料配信で聞いたことがある。

あそこの配信サービスはツイキャスだったはずだが、今回どういう交渉してyoutube配信にできたのか。そんなマネジメント関連のことは気にしないとしても。

ピアノは個体差があるし、そこでござさんが弾くとどうなるのか?

ひそかに気になっていたところではあった。

 

というわけで、この記事はピアノは素人の自分の完全な個人的つぶやきです。つきましてはツッコミは受けつけません。独断と偏見による主観をベースにどんどん勝手に書きます。

 

アンティーク調のグランドピアノ。

たしかシャープで硬質、知的な響きがしてたような記憶……過去のツイキャス配信の演奏は、配信者さんのチャンネルで切り抜き動画として残ってるものもある。

豪華な響きというよりは渋い音、シンプルでスタイリッシュ。

よって今までの自分の中でのあのピアノは、イコールものはっぱさんだった。あれで弾くJAZZ、ぴったりじゃんと思って配信の感想まで書いてしまった。

(参考リンク、当時の感想は今とは違う事言ってるかもしれないがそれは横に置いておく、修正もしてないから聴いた印象そのまま)

 

 

 

しかしピアノは個体差もあるがそれ以上に奏者によって表情を変える。

ござさんが弾くとはっきりござさんの音だった(語彙力)。

色んな配信者さんのツイキャスでも、それぞれに違う印象の音で、なんで同じピアノでそんなに違う音になるのか?は素人の自分にはさっぱりわからない。

ただ、表現において個性っていうのは最大の魅力なので、様々に違う演奏をしかも配信で楽しめる今の環境は、(コロナ流行までは)過去に全くピアノを聞いてこなかった初心者の自分にとっては贅沢な環境だ。

CDで往年の名演奏家のピアノを聞くのもいいけど、配信のほうが鍵盤とか指とか見れるし。素人には「ふうん、そうやって弾いてるのかー」と思うことも多い。

 

素人の印象…?

ここですいませんけど全く関係ない動画を貼る。(動画内の関係箇所を頭出し済み)

このフォルテさんの最近の動画、ドッキリ演出がほんとなのかどうかは置いといて。この頭出し箇所の場面で素人を装いピアノを音出ししてる場面。

フォルテさんは素人を装ってるのだろうけど、ほんとに素人から見ればはっきり専門家だなってわかる。その音ひとつだけ聞いてもはっきり響いてて、「あ~なるほど」って思う。この音たちが集まって綺麗な演奏になるんだなって思わず首肯する。(あくまで私見………)


 

 

とにかく一音出すにも神経使ってるピアノ初心者から見れば。

ござさんの演奏ってほんと……なんていうの?

どうやって音が出てるのかがわからない。(もっと言いようがあるだろ)

ござさんの指は軽やかに鍵盤の上を舞い、高音から低音までまさに隅々まで駆け巡っているのだけど、一見して鍵盤を押すのにそんなに神経を集中しているようには見えない。

勢いよくアルペジオが行き来し、軽やかに左手がストライド奏法でリズムを刻んでる様からは想像つかないけど、そう、このピアノのどこから鳴ってるのかと思うくらい意思のあるはっきりした音が、自由なダイナミクスの波に乗って生きてるみたいにはきはき喋ってるみたいだ。

よく透る澄んだ音が複雑な和音の陰からしかしはっきりと姿を見せる。

このピアノのどこにそんな多彩な表情が隠れていたのかと思うくらい、いろんな音が引き出されてきて、もうござさんが弾いてるからピアノが鳴るのか、ピアノが喋るからござさんが応えてるのかわからなくなってくる。

「特徴的な、くせのある鍵盤なのかと身構えてましたが、家の電子ピアノ=FANTOM8と弾き心地があまり変わらなくて、親しみやすくて助かっている」

との弁が演奏の合間で聞かれた。

 

しかしグランドピアノは「酔っぱらってない限りは」購入を検討するつもりはないらしい。

個人的な私見を言えばグランドピアノに関しては、購入のコストもさることながらランニングコストがすさまじいことになると思うのでそういう意味で熟慮を重ねているんではないだろうか。調律とか基本的なメンテナンスも新たにかかるし、まず今の部屋からグラピが置けるところに引っ越すことになるからだ。そういう広い防音部屋、都内……となると家賃がかさむんだろうなあ、という意味で、買った後のコストがすごそうだなと自分は思った。ござさんの普段の経費の感覚からして、そういう綱渡りをするようには見えない。

ピアノは弾き込むほどに音が馴染み(?)、また年数がたつほどに本体の木が乾燥して響きがしっくりくるようになるから、ござさんの今からの長い音楽家生活を考えれば、家での膨大な練習時間も考えると買った方がピアニストとして演奏に深みを与えるのではないか?という意見はあるだろう。

しかしござさんの音楽活動の全容を俯瞰すればピアノ演奏はほんのその一角に過ぎないといえるかもしれない。そもそもグランドピアノは演奏に特化したツールであってござさんの別の顔ともいえる作曲、編曲には主にDAWとFANTOM8を使うのだから。

 

今回の配信でござさんはこうも言っている。

「ピアノとの一期一会の出会いを大切にして……」

 

ピアノは個体ごとに全く違う演奏になるらしい(素人の知識)。そして都内にはスタジオが充実してて、ござさんはどこのピアノともすぐ仲良くなれるし、配信機器も色々購入されたようだ。このマイクなんて普通はスタジオに備え付けの機器なのでは(詳しいことは知らないが)。

 

そしてスタジオに出向き、数々の個性的なピアノを前にワクワクウキウキするござさん。

伝説の白いグランドピアノ 2021/04/01 - YouTube

おしゃれ部屋のグランドピアノ配信! 2021/03/22 - YouTube

スタインウェイピアノ配信! 2021/02/23 - YouTube

(素人の個人的見解によれば、当時自分も全く地に足がついてなくてござさん同様ウキウキワクワクしてたので、今落ち着いて聴いてみればこれらのおしゃれスタジオのピアノは音がとりわけ良いというわけではない。ただ、スタインウェイのピアノはひたすら音が素晴らしい。ござさんもスタインウェイの鍵盤をさらーっと弾いては「うわっ!」とその響きに感動しきりだった)

そういえば定期的にグランドピアノ配信するのは、去年のソロコンサート開催配信のころを最後に行われてない気がする。ござさんは最近ソロアルバムの全曲楽譜集を発売されたが、そこから今年夏にかけて、家のFANTOM8で楽譜作成してたのじゃないだろうか。グランドピアノのスタジオに機材を持ち込んで配線設定し、とやってるとそこにかける手間暇と時間は半端ないのだし、あの定期配信が聴けた日々は贅沢だったのだなあと今になって懐古調になる。

 

今回のグランドピアノ配信、そういう意味でまたとない機会だし、演奏も音響も最高、さらにツイキャスじゃないから公開期間に期限が無い。過去の「重 大 発 表 !」みたいな謎の題名だった過去のグラピ告知配信と違って題名にグランドピアノって入ってるから、初見さんもピアノに興味がある人はアーカイブを聞いてくれるかもしれない。

個人的にはカメラが4方向から、とくに上からのカメラがある点がこの配信では推したいポイントだ。ござさんの素晴らしいアレンジ、人間業とは思えない左手の動きが鍵盤の動きとともによくわかる。どの和音を押してるかわかるから専門家の方々にはそこが注目だと思う。

 

ファンにとっても贅沢だけど、ここでの告知配信、ということで一番喜んでるのはほかならぬござさんその人だ。絶対そうだ。

最初の押さえておかなければならないきちんとした挨拶をまるで脚本を読むように不自然につつがなく終えると、さっそく演奏に入るござさん。途中の重大発表の告知も、主な内容は画像で表示され、わずか5分で終了、ござさんは再び「僕はピアノを弾きたくなってきたので……珍しいピアノだしいっぱい弾きたいし……」と、そそくさとリクエストを確認に画面を見る。

まるで時間が惜しいみたいに。え?時間貸しのスタジオだから?

いやいやいや単に、グランドピアノをずっと触ってたいんですよ。絶対。

演奏の合間のトークでも「素敵なスタジオです」とか「髪型もステキです」等、コメントを華麗にかわしながら、返事もそこそこにもう手は鍵盤の上を彷徨ってて話しながら半分弾いてるのだった。

ピアノのタッチというか鍵盤の相性がよかったのもあるのだろうけど、ほんとグランドピアノと会話しててすっかり仲良くなったござさんは、鍵盤の反発を試すみたいに?感触を確認するように?一瞬、曲のリズムの間隙で手を見ている気がする。

この曲をこう弾くとどうなるんだろう?

こういう和音はどう響くんだろう?

そういう実験が全部盛りというかてんこ盛りというか、いつものおなじみの曲も心なしか新しい装いに身を包み、ちょっと違ったアレンジに仕立てられて、ベースのリズムもさらに歯切れよく、グランドピアノの素晴らしい響きとともに自分たちファンの前に魅力も新たに供されるのだった。

 

そういった遊び心が随所に見られながらも、そしてあのスピードのリクエストを拾いながらも、弾いてくれたジャンルはござさんのレパートリーを余すことなく網羅されている。吹奏楽曲メドレーに、最近封印?されていたソロアルバムEnVisionの曲も満を持して弾いてくれた。これも楽譜集作ってたから演奏を控えてたんだろうか。

晴れて公の場でソロコンサート開催というおめでたい発表もでき(やらかしも特に起こらず)、楽しそうに、快い風に吹かれているかのようにピアノの響きを楽しむござさん。

 

Piascoreのスタジオには照明が切り替わる仕様があるのか、ござさんの背景には青いクロスに様々なライトの彩りが添えられている。それが、ござさんの演奏、そしてござさん自身から立ち昇る幸せな陽炎の陰影と重なって、配信の演出に一興を添え祝福しているかのようだった。