ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

ござさんのソロライブ開催に寄せて(現地行けていない民より)

 

 《どうでもいい近況》

ここ数年ずっとブログ書いてたせいか、最近座ると股関節と膝が痛くて仕事以外では座れず、この年でそんな重要な関節を痛めるわけにはいかないので最近家ではパソコンの前に座ってなかった。

(そしてプライベートで今週まで10日くらい親戚が来てて、結局今月は何か書いても全然集中できなかったのはある)

(それ以外の自分のプライベートも半年位ほんとに放置しててやばかった)

(しかしノートパソコンを買うという選択肢はない)

 

 

 

さて。今日は、正確には昨日5/27はござの日のソロライブだった。

 

(自分は個人的事情で遠征には行けず、聞いてない事には書けないからコメントを控えてたけどこのツイートと写真から発作的にどうしても書きたくなったのでつぶやく)

(つまり全然本番は知らないけど得た情報から全部想像で書いてるにすぎない)

 

昼夜の2公演、大成功だったようでおめでとうございます。ハードスケジュールだったと思いますがお疲れさまでした。

衣装もお似合いです。

自分は普段からコンサートの衣装がどうこうとつぶやいてるが、毎回演奏の凄さに衣装が追い付いてないのでは?と思ってたからで、凄絶な迫りくる演奏に比して、衣装によってござさんの印象が左右されることなんてあってはならないと思って。

今回のライブはかつしかシンフォニーヒルズのモーツァルトホール。今年一月に行われたねぴふぁび2023で使用された場所でもあり、響きが素晴らしいことで評判の場所。

 

生配信で言われていた、

「以前動画で単体で投稿した、消費カロリーの高い曲をライブでやる予定です」

というのはTank!だったようだ。

該当動画:Tank!(カウボーイビバップ / Cowboy Bebop OP) Piano cover - YouTube

そもそもこの曲はビッグバンド編成、厳しいキメで埋め尽くされてると言ってもいい展開がシビレル名曲。黙々と支えてるベースライン、金管群の朗らかに抜ける高音、サックスのソロ。(ソプラニーノと思いきやアルトとはΣ(゚д゚lll)スゴー平伏…)

原曲の、そしてアニメの筋金入りファンだっただけけに、最初この動画見て「これもピアノで弾けるんかい!www(変な笑い出る)」って度肝抜かれて、穴が開くほど鍵盤の動きを見てた。見れば見るほど人間とは思えなかった。そしてどんどんござさんの世界にハマってったなあ(懐かしい)。

【※原曲】
・アニメOP版:Cowboy Bebop - Opening - Tank! (HD - 60 fps) - YouTube
・原曲演奏場面の録画:Yoko Kanno + Seatbelts - "Tank!" (Full Performance) | Cowboy Bebop: Unlocked | Netflix Geeked - YouTube

そんな思い出の曲なので、満を持してホールのグランドピアノで、ソロライブで、しかもfull尺で演奏されたそうで自分としては感無量です。

温故知新というか。

ござさんはいままで歩んできた道を冷静に見つめながら、その足取りの中に自分が進む道を少しづつ、しかし確かに切り拓いている。

 

※宝島も演奏されたそうなので初めてねぴらぼで演奏された時の動画も貼っておく。
NEO PIANO CO.LABO. (20/07/24配信) メンバー4人のソロパート映像 - YouTube

あの時、無観客開催の中からっぽのアリーナで(ござさんのアリーナ-!の掛け声にも応えてくれて)見守ってくれていたリスさんの着ぐるみのいりすさんも、ありがとう。あの時の悔しさを忘れたくないので敢えて貼る。

 

何より今回演奏後のござさんの表情が全てを物語っていると思う。

たぶん終演後、客席からブラボーとか何か掛け声あったんじゃないだろうか、いや絶対あったに違いない。

この日の相棒であったスタインウェイに片手を預けて、客席に向かって微笑んでいる。というより、充実感にあふれ、お客さんのオーディエンスから今日の演奏の結果を確信したかのような威風堂々たる佇まい。

やっぱり細身のござさんには落ち着いた色でぴったりした衣装がよく似合う。とある筋からの情報によると、ネクタイはシルバーというより白寄り、繊細なタイピンがつけられてて、ござさんだから眼鏡モチーフだったかもとの事。

スタッズのついたサテンの襟のジャケットという端正な装いに身を包みながらも、柔和な視線は、おおらかに伸びやかに客席へ投げられている。いやこの鷹揚な雰囲気は、かっちりした衣装とクラシックのホールという厳正な場の空気をも軽々と凌駕して、全てをふんわりと包み込んでいる。

まるで手足としてその場を従えた、というよりは有無を言わさない説得力でホール全体を味方につけたかのように。

 

このマスクの下に見える微笑の裏には、想像を絶するすさまじいほどの過酷な練習と、それを過酷と思わないござさんのピアノへのあり余る熱量と愛情が隠されている。というか隠し切れずにありありとあふれ出ている。

気の遠くなるような積み重ねに裏打ちされた、滲み出る充足感。

 

ねぴふぁび2023は今年のお正月明けにここのホールで行われたが、まさかその数か月後にござさん一人でこの大きな、音響の素晴らしい舞台で演奏を披露することになろうとは。ござさんの表情からはそのような感慨深さも読み取れる。

 

 

そして今回のライブでは、来週に発売日を控えたござさんの著書のサイン本も販売されていたようだ。

そう、ねぴふぁび2023をやったホールで今度はソロライブ、そして著書のサイン本の販売。まさかそんな展開になるって思います????

急転直下とはこのことです。

衝撃過ぎて自分は現実にいまいち脳がついて行きません。

 

このサインされてる動画を配布することで、ファンの皆様にリアルでサイン本書いてもらってる雰囲気を味わってもらう狙いがあるのだろうか。

いやたぶんそうだろう。書いてるところの音まで入ってリアリティ100%。いやフフって笑わないでもいいし……なんでもいいので嬉しい。何冊書かれたのか、いつ書かれたのか、腱鞘炎になられてないか心配だけど、疲れたーって言うよりもサインして微笑まれてる動画見て、ついこっちも微笑がこぼれる。

 

自分の持論としてはござさんのピアノは絶対生で聴くべきで(できる限り。事情が許せば。)、この響きのいいホールで生で聴いたお客さんは絶対に度肝抜かれて魂も抜かれてファンになってるはずであり、そこで販売されてたサイン本を購入されたかどうかはともかく、「あれ、本出されたんだ、どんなのだろう」と気になる、はず。

一音聞いたら明らかにそれとわかるござさんのピアノ。

 

自分は、このコンサートでござさんのピアノの虜になってくれた人が一人でも増えてくれたら嬉しいし、というか今までファンだった人々もこれで改めてござさんの正体をまざまざと見せつけられ、どういうピアニストだったのか再認識された、と思う。

それほど、音響のいいホールでスピーカーなしで飛んでくる生のござさんの音というのは問答無用の迫力を伴っていた、と思う。

ござさんは毎週Youtubeとかツイキャスで生配信をほぼ欠かさず(本番前であっても)行ってくれる。

最大の持ち味である即興演奏は生配信で見るのが醍醐味であり十分その凄さは実感できるのだけど、コンサートで生で感じる演奏は、なんていうか空間でござさんを体感できるというか?さらにより一層肌身に感じることが出来ると思うのだ。

そして生で聴くとござさんの張ったピアノの魅力という罠からは二度と抜け出せなくなる……という恐ろしい事態に陥るのだ。(願ったり叶ったりじゃないか!)

 

 

ピアノは弾く人によって全く違う表情を持つ。

ござさんはピアノで何を語るのか。

 

穏やかな慈愛に満ちた優しさ。

深い青をたたえる湖のような静寂を描く、凛として張り詰めた音。

しかし触れると火傷しそうな激情、情熱を抑制された理性の中に秘めている。その炎は燃え上がったかと思うと次の瞬間爽やかな涼風になり、変幻自在に姿を変える。

しかし本当に隠しきれていないのはござさんが無意識に放つ音の艶だろう。

激しく刻むビートにもアニソンのポップで目まぐるしく動く旋律にも、そしてバラードのたおやかな調べからクラシック音楽のアカデミックな響きまで。

ござさんの指先から紡がれる音はどこまでも透明で麗しく輝く。

 

 

今回のコンサートを聴いてない自分が憶測で好き勝手書いてますが。

全てツイートの写真から発作的に発生した妄想です。

ご了承ください。

 

 

コンサートで新たにござさんの罠にはまった子羊たち(という名の新たにファンになってくださったであろう人々)は、ホールで販売されていた本のキャッチフレーズにつられて本を読んだり、またはピアノを試しに触ってみたりして、さらに抜けられない楽しい世界に嵌ることだろう。(という妄想が止まらない……)

 

しかしほんとに初心者でもわかりやすいのか?自分は半信半疑であって、ピアノは毎日地道に練習を積んでいってやっと長年の基礎練ののちにわずかな成果が味わえるくらいだし、この本で何がどう変わるのかは自分でもわからない。

来月半ば?ごろに本が届くので、本を読んでみて参考動画でピアノを弾いてみてから、改めて感想を考えたいと思う。

 

取り急ぎ、ござの日ライブはご盛況のうちに幕を下ろされたようで誠におめでとうございます。

当分現地には行けませんが、これからのござさんの益々のご活躍を祈念いたします。

今年の夏は数々のステージを控えられておられるとのこと、新たな舞台に立つござさんが、ピアノを通じて人々に遍く驚きと感動を与える事を期待しています。