ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

Tank! --Youtube動画と即興演奏--

 

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自由な即興

唐突だが、ござさんの数ある演奏の中でも、自分の大好きな動画を貼ってみる。Youtube動画ですらないTwitter投稿だが。2021/5/3のござの日のリハ演奏。

この、心地よいJAZZの調べをとりとめもなく奏でてるところ。時間が許せばたぶんずっと弾いてるのだろうし、自分もずっと聴いていたい。ござさんの人柄がそのまま素直にあらわれているような……優しい音にただ身を委ねていたくなる。

また、無限に湧いてくるござさんのアイデアを象徴するような動画ともいえるだろう。

 

 

それはソロピアノだけではなくてセッションにおいても同様である。

メンバー限定配信で申し訳ないけど2021/4/29のスタジオリハ配信から。
突然ですがライブリハスタから生放送@5/3配信ライブ - YouTube

リハという意味では上記動画と一緒であるがこちらはセッションである。ねぴらぼのバンドメンバーで贈る、2021/5/3ござの日ライブに向けてのリハ配信。これの5:00~からの演奏で自由に曲目を行き来し操りながらバンドメンバー混乱のるつぼに陥れるござさん。…………

いやメンバーと仲良く戯れておられ、その様はまことに生き生きとして、さながら水を得た魚の如くである。

ソロにしろセッションにしろ、やっぱりござさんの本領はこういった即興演奏だと思う。生配信の曲のつなぎなど、特にお題のない音の連なりに思わず耳を傾けたりすることもあるし。

 

このような型に分類できない発想が次々と出てくるところも好き。

 

2019年から以降はストリートピアノ動画を投稿されて人気があったようだが、ござさんのストピ動画は2022年1月が最後である。あの頃の流行の勢いを見るにつけても、最近は流行が一周したというか目を引く斬新さという点では落ち着いてきたのではないか?と思う。

ござさんの投稿は、その後スタジオ録画の演奏に絞られている。

ストリートピアノ動画は展開に意外性があるものが多いし、シチュエーションや観客とのやり取りなどのサプライズ要素とかあって面白いには違いないと思うんだが。ござさんにかかればストピに行って演奏を録画などはいくらでもできそうなものだし。

しかしコンテンツとしてはバラエティ番組のような分類だと思うし、実際ござさんが一切投稿しないのだから、これ以上ストピ動画について考察しても無駄である。

即興演奏はYoutubeとかツイキャスの生配信で放送してくれる。有観客の演奏会やイベントにも度々出演されてるからそこに行き生で演奏を聴くこともできるようになった現在、ござさんは活動の足場としてストピを拠点に動くことに終止符を打ったのではないだろうか。

 

音楽専業になるまでのYoutube動画は、ご実家?のアップライトピアノ、または自宅のRolandの電子ピアノでの録音で投稿されていた。

それに対し去年から始められたスタジオでの録音は段違いに本格的。コンデンサマイクとスタンド、録画機器、ノートパソコンに各種コードにミキサーとかオーディオインターフェース?とかよく分からんけど周辺機器を持ち込んでセッティング、撮った動画を自分で編集。はっきりいって音楽スタジオの有料設備を持ち込み、編集等のスタッフの業務を全部自分でやっているのである。

控えめに言って無理がある。

でも自前で録画できれば、全部自由に設定できるしコストもスタジオ代だけで済む…

いやいやいや。

………ござさんの方針だからそこには口を挟むことはできないので黙ってますけど。

 

こうやって贅沢な環境で撮られた動画は音響が素晴らしく、演奏はもちろん最高。

服装とかスタイルは二の次として、ござさんのピアノが本来あるべき姿で、コンサートだけではなくYoutubeでも聴けるようになったのが嬉しいです。(というかコンサートへ度々行けない地方民にはありがたい。)(スタジオへの出張は大変かと思いますが)

全く溜飲が下がる思いだ。

プロらしい音を聴いてもらって、世の中に正当に評価されてほしいから。

 

 

今回、Youtube動画でTank! の演奏が投稿されていた(といっても6/18だからおよそ3週間前?)ので取り急ぎ書いてみる。ちょっと個人的事情で書くのが遅くなりましたが。

 

 

Tank! ーー5年ぶりの邂逅

【Tank!(カウボーイビバップ)5年ぶりにピアノで弾いてみた】

 

 

5年ぶりとは何を指すのか

ござさんのファンにはご存じの方もいらっしゃるだろうが、上述の通りござさんの投稿動画にはストピ以前には家で撮られた1曲づつの動画も多い。このTank! もそんな動画の一つで、投稿は2017/11/11のこと。約5年半前。

まだ電子ピアノも前の代のRolandFA08。ただ音源はすでに「ピアノだけでも何種類もあった」らしいので音はこの頃から最大限に追及されてるように感じる。

 

 

このTank!、一時期(2020年とか)は生配信でのリクエスト曲の常連だったし、当時は実際頻繁に弾いてくれている。自分はストピ動画がきっかけだったけど、がっつりはまったのはこの曲の存在も大きかった。使ってる音源ソフトも電子ピアノも当時から最高のものに全振りのようだが、そもそも演奏がすごい。

海の幽霊と並ぶござさんのピアノアレンジの双璧。

現在ピアノでなしうる演奏の限界にして到達点。

自分はある意味この動画で長年満足だった。

右側に浮遊してるロゴ、不思議な外光の背景、近未来的?な電子ピアノ、そして有無を言わせない圧倒的な演奏。半ズボン履いてる気がするがそんなことはどうでもいい。

拍を先取り気味、ちょい奔り気味に、JAZZふうな原曲をみごとに再現してる。ビバップとはそもそもJAZZの一種である。

 

さらに、この曲はござさんのアレンジで楽譜も発売されている。当時の流通網なので同人サイトのようだけど。(ござさんのアイコンがおもしろいwww)

Tank!(カウボーイビバップOP)ピアノソロ譜 上級者向け mucome - デジタル音楽作品の仲介プラットフォーム

海の幽霊の楽譜もこのサイトで販売されてるくらいだから何があっても不思議ではない。ほかにも合計11曲の多様な楽譜を販売中。

(リンク: ござさんのページ mucome - デジタル音楽作品の仲介プラットフォーム )

 

この動画で満足だったというか、自分は何か変えてほしいというのはなかった。この曲に関しては。生配信でも(2020年の)当時はよく弾いてくれてたし。それほど原曲そのままのリアリティにあふれていたから。

 

 

※参考リンク:アニメのOP版原曲


ござさんを知る前から、自分もアニメ見てて知っていた数少ない曲でもある。

このOPが全てを物語ってますね。アニメが最高、作画が大好き。製作はガンダム手掛けたサンライズ(そりゃすごいわ)。全てにおいて渋くてかっこよくてOP演奏も最高。

登場人物も全員個性的、声優さんも林原めぐみ氏に山寺宏一氏に石塚運昇氏等と豪華……スパイク役の山寺氏がとにかくかっこよくて、あの声聞いただけで死んでも悔いはない(死んではいけない)。みんなも見ようアニメ全編!

 

※参考リンク:シートベルツの演奏動画

シートベルツさんの原曲の演奏シーンがさらにかっこいいので貼っておく。

キーポイントはウッドベース他のベースラインとパーカッション。これらが効いてるから一気にJAZZぽくなる。ウッドベースだけでもかっこよすぎて単体でもずっと聞いていられる、たぶん。

管楽器奏者が皆キレキレなのは言わずもがな。

アニメをDVDレンタルして見てた時代にはシートベルツが何者か知らなかったんだけどな……なんでだろ……?そっか当時はネットとかYoutubeとか無かったからな……!

 

Cowboy BebopビバップはJAZZの一種だ。ということをござさんのピアノを聴き始めてから知った。そういうアニメの題名なんだと思ってたから。というかスカとかファンクとかいうJAZZの分類を知ったのもござさんのピアノつながり。

 

ビバップは、Swing JAZZの後に出て来たジャンルで、ソロがメインとのこと。モダン・JAZZの起源とも言う。

………最初に決まったテーマ部分を演奏した後、コード進行に沿った形でありながらも、自由な即興演奏(アドリブ、インプロヴィゼーション)を順番に行う形式が主となる。基本的には、コード構成音や音階に忠実にアドリブ演奏しながらも、テーマのメロディーの原型をとどめないくらい、長めのインプロヴィゼーションが導入された演奏となっていった。
 ーー中略ーー
ビバップの時代には、チャーリー・パーカーディジー・ガレスピーらにより和声が極限まで拡張されることとなった。具体的には原曲のコード進行を、さまざまな代理和音を用いてリハーモナイズしたり、頻繁な内部転調を行う、あるいはテンションノートが積極的に用いられるなどである。このようにしてビバップの演奏では調性が希薄になった。
コードの進行がフレーズから聞き取れるようなフレーズづくりもビバップの特徴である。(引用:ビバップ - Wikipedia )

 

ただしこのアニメOP版ではソロ部分は省略されてる感がある。

キメ譜がメインである。

確かにTVアニメOPでアドリブは不確定要素すぎて入れられなかったんだろうなと今になって思う。

 

 

ござさんとTank! がたどってきた足跡

そこで、今回の新しい動画リンク(え…同じリンクだけど上まで戻るの面倒でしょ?)

 

 

ござさんにとっては温故知新のプロジェクトといっていいだろう。

この動画投稿にあたっては長い間綿密にプランが練られていたように見える。

 

(上記の通り)介護士兼業時代に投稿された電子ピアノ演奏動画は数多い。

しかしグランドピアノも含めて自由に演奏活動が可能となり、また演奏自体も練習時間が段違いに確保可能となった現在では、情報というか演奏を刷新したらどうなるか自分らファンは見てみたいと思う部分は大きかった、と思う。主語が大きいけど。

 

※同様な時期=2017年に投稿されていたルパン三世80‘ のアレンジはねぴらぼなどで菊池さんとの2台ピアノ等で再演された。(Youtubeには都庁ピアノの連弾という形で新しく投稿されている)
2人が久々の都庁で久々のルパンをぶっつけ本番で連弾した結果・・・!?with 菊池亮太 - YouTube

※またおよげ!たいやきくんの動画も2022ござの日ライブで新しいアレンジとして披露され、そしてYoutube動画にもグランドピアノ演奏によって装いも新たに生まれ変わって投稿された。
【JAZZ】およげ!たいやきくんを高速ジャズで弾いてみた - YouTube

 

となるとあの時期のYoutubeで単独の曲はほかにTank!と、けものフレンズ2主題歌『乗ってけ!ジャパリビート』くらいである。(注:自分調べ。自分の主観により)


単独の曲動画といえばこれも。Hit Me / Dirty Loops (Piano Solo Cover)

このアレンジも大好きなんだけどなあ……ござさん以外に絶対弾けないと思うしなあ……そんなこと言ってたらきりがないしなあ。この論争は終わらないな。

 

 

………違う。話が横にそれた(通常運転)。

 

とにかくTank! は2023-5-27ござの日ライブの目玉プログラムとして極秘裏に練習が進められていたようで、4~5月あたりの生配信で確か練習しんどすぎてしんどいとか体重減るとか痩せたとかスタミナがどうとか言われてたような(どうだっけ?)。

たぶんこのことを指してたんでしょうね。

 

生配信で言われてた体重減るほどすごい曲ってどれなのか?

(他にも音ゲー曲とか激しい曲はたくさん動画で上がってたから何を指すのか見当もつかなかったけど、ルパン三世とたいやきくんと同時期の動画と考えれば答えは早かったことになる。)

ござの日ライブという節目に向けてガチでやる曲、何かわからなかったけどその戦いはもはや敵は過去のござさん自身であり、どこまで挑戦するのか自分らファンは黙って見守るしかできなくてもどかしくもあった。

せいぜいラーメンとかカレーだけじゃなくて、スタミナつくタンパク質たくさん食べてほしいとこっそり願うくらいしかできなかった。(←←親か。)

 

 

Tank!  ーーござの日ライブ版

さてござの日ライブは音響も素晴らしい葛飾シンフォニーヒルズのホールで成功裡に幕を閉じた。らしい。

 

ここで初めてライブのメインコンテンツともいえる練習して痩せた曲はTank! であったことが語られ、聞きに行った方々の感想からすると迫力と仕上がりが半端なく凄かったらしいことがわかった。

ライブ後の次の生配信ではほぼライブそのままのアレンジと思われる演奏してくださったし。演奏前に一瞬息を止めて集中しているかに見える。それだけござさんにとっても難曲だったということか。

【ピアノ配信】ライブありがとうございました&本発売開始!リクエスト募集中 2023/06/03 - YouTube

この配信で聞いたござの日ライブ版は、5年前の動画に比して長かった。

ござさんが解説するには「動画を撮り直すにあたりアレンジを抜本的に見直して、アルトSax奏者の本田雅人氏のソロを取り入れてフル尺にして………」ということのようで、つまりJAZZとしてビバップ本来のというかメインのアドリブを盛り込んだアレンジになってたようだ。

そこで、本田雅人氏がアドリブをしてるシートベルツの音源をYoutubeで………探したけどなぜか無い。いや、あるんだけどこのアドリブ版がない。どの動画のアドリブも惚れ惚れする程かっこいいが、今回のござの日ライブの耳コピ元と思われるアドリブがない。

※どの動画もSaxのアドリブソロは1:45~以降。

ライブ版ソロ
The Seatbelts シートベルツ, - Tank! (live) - YouTube

コロナ流行の影響で?リモートセッション動画
TANK! Virtual Session 2020 by Yoko Kanno & SEATBELTS - YouTube

(※このリモートセッションはコロナ流行のあおりを受けて臨時で組んだ偶然の産物なのか、結果的にこうやってYoutubeでアドリブ聴けることになったけどやっぱライブで演奏するほうがいいに決まってる。)

 

つまり本田雅人氏のやってるアドリブじゃないってことか?じゃあどの人のアドリブなんだ?と思って再びTank! の動画を片っ端から探したところ、どうやら日本人のバンドではないっぽい。いや、本田雅人氏のアドリブでもあったんかもしれないけどYoutube上で探せなかっただけかもしれない。

とにかく目視で確認できる限り、アドリブソロはこの動画の耳コピという感じがする。細部まで音を拾って耳コピしてるぽい。

Tank! - Cowboy Bebop Opening Theme - Performed By DA Jazz Alumni - YouTube

海外のJAZZバンドかなあ??SAXが4重奏の編成で最初のAメロが金管じゃなくてSAXのみなのも特徴的。金管はメロディ担当よりも合いの手としてspiceを効かせてる気がして、それも変わってるなーと思う。というかアニソンのコピーを海外のJAZZバンドがやるんだ????と思って、これもコロナ流行期だったから?かもしれないけど、そっちが驚きだった。

菅野よう子氏の曲はアニソンという枠を超えてファンの心を掴むというか国境を超えるってほんとだなーとその事実をまざまざを突きつけられた気がした。ござさんが菅野よう子氏の曲にフォーカスしてレパートリーにしてる理由が分かった気がする。

(ござさんを知るまでそもそも、作曲者:菅野よう子っていうクレジットをアニメOPで眺めつつ知らん人やなーとスルーしてた自分が通りますよっと………)

とにかく折角なので原曲の構成を聴きながらござさんのピアノも聞いてみるといいと思います・・・

アドリブのSaxの導入部とか、ピアノでいう手がクロスするところの金管の合いの手とか、複雑な編成に打楽器のボンゴのリズムも隈無く拾ってる気がする。

 

これが前触れも予告もなしにござの日ライブのメインプログラムとして突如演奏されたわけですね、そりゃ衝撃だったでしょうね。腰抜かしますよ。

 

 

Tank!   ーーYoutube動画版

そこで、その生配信の後スタジオ収録動画としてYoutubeに投稿されていた。

この動画用に?新調されたのか、真っ黒いシャツに真っ黒いパンツスタイルで黒いピアノと相まって画面全体が漆黒に包まれている。

アニメの世界観を設定してみたらこうなった、という感じだろうか。ギャグな設定もあるけどあのストーリーの裏にはマフィアがいるからな。モデルは香港マフィアかな。

テーマはハードボイルド?

 

薄暗いスタジオ、真っ黒なピアノとござさんの衣装が映る中、真上から?スポットライトのように光が当たってぽつんと異世界のように鍵盤だけが浮かぶ。

あまりの音圧でピアノの時空に歪みが生じてるのかと錯覚するような、音のひずみ。

左手のベースラインは、まるで異世界から地響きと共に近づいてくる足音のようだ。

 

両手の激しい跳躍に乗って、低く響くイントロから徐々にヒートアップしていくダイナミクスレンジ。本能にまかせているかのように縦横に動き回るオクターブの旋律。

そして最高潮に達したところでホイッスルのように右手のソロが呼び水となり、下からのアングルの上昇系のアルペジオに乗って始まるアドリブ。

ここをござさんのオリジナルアドリブではなくあくまでシートベルツさんのキメ譜を耳コピされたところに、原曲へのリスペクトを感じる。というか耳コピできて演奏できるござさんならではの技である。

伸びやかに縦横に駆けまわるアドリブソロ、そして何かが乗り移ったかのように後半のサビがさらに右手に華やかなアルペジオを伴って、ベースラインの上できらびやかに輝く。

 

カメラは最近のスタジオ動画と同様、左手のアップ角度、右上、後ろから、鍵盤の下から?の豪華な4カメ体制。後ろのカメラは手持ちで誰か撮ってくださっているようだ。ありがとうございます。

左手カメラがベース部分を撮ってくれてるので充分アップ角度で低音を堪能できる。まるで3D映像のような迫力で左手が迫ってくる。この色んな角度から鍵盤と指が見えるのが5年前の動画と違う点でもある。その時は家のピアノでしたからね。映ってる角度によって背景が微妙に違う、つまり最低でも2~3回の演奏を編集してまとめてることになるが、繰り返し弾いても同一動画に編集できるだけの均一な演奏だったというわけで、しかも撮影は2時間くらいで終わってしまったらしい。2~3回かそれ以上のテイクを、機材搬入と設定混みで2時間でサクッと撮れる、らしい。

この難曲を。すごくない…?

 

ただイヤホンでもヘッドホンにしても、わずかなひずみみたいな謎のノイズがたまに混ざる。自分は宇宙と交信してるんかと一瞬愕然とするがそうではないらしい。しかしこのノイズごとき、ござさんのDAWでミキシング?調整すればどうにかできそうなのに敢えて残してると思わざるを得ないくらい、小さくだけどはっきりとノイズが聞こえる。

故意にだとしたら、なんのために?

原曲で要となるのはウッドベースだから、あの弦を指ではじく際のちょっと裏返るような跳ねるようなノイズをいちいちグランドピアノで再現してみたとか????

何にしても素人の推測の域を出ないのでこのへんでやめておく。

 

 

 

しかし5年前の電子ピアノのほうが勢いがあるというか、今回のグランドピアノには拍の頭に一瞬の間があるというか、一息於いてるというか、落ち着きがある気がする。5年前が生き急いでたとしたら今回のグランドピアノ版は慎重。というかライブに向けてひたすら弾きこんでたはずなので、地に足がついた盤石な演奏といったほうが正しいのかもしれない。

冒険的な危うさは感じない。じゃなくて練習が盤石すぎて難曲をサラッとこなしてるふうに見えるだけなんだろうけど。

 

ござさんにはYoutube動画は昔でいうところのシングルCDリリース(伝わらない)のようなものなのかもしれない。

だから冒険は避けたいというところだろうか。どなたにも長く楽しんでいただける息の長い存在としてご愛顧のほどお願いいたします、という声がどこかから聞こえる。

 

シングルCDリリースみたいなもの、なら、去年の2022ござの日ライブで披露されたオリジナル曲、「そして鐘は鳴る」もYoutube動画で出していただくとかYoutube配信で弾いてくださると、とっても嬉しいんですけど。

あれは周到に用意された大曲だとお見受けしましたので、あそこで弾いて終わりなどという儚い存在にはなさらずに、ぜひ動画として遺していただきたく存じます。

 

(この歌だと久しぶりに会う旧友だからちょいニュアンス違うけどまあいっか)

巡りあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな

 

 

 

 

おまけ:グランドピアノならではの疑問

ただグランドピアノ録画ならではの装備があるんだろうなーと思ってたら無いものがある。それはマイク。前のスタジオ動画では譜面台を撤去した場所にパイプ?的なのを通し、マイクを設置していた。

プラスティック・ラブ(Plastic Love) / 竹内まりや Piano Cover - YouTube

 

そもそもグランドピアノ録音用に、こういうマイクをスタンドと一緒に購入されたはず。

 

これらのマイクはどこへ行ったのか。そもそもカメラに収音マイクも内蔵されてるのか。謎は解明されそうにないのでそのままにしとこうと思う。