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- ワダツミの木
- ござさんの生配信は14周年
- ニコニコ生放送でよく弾いていた曲
- リクエスト曲の栄枯盛衰を辿るーー組曲ニコニコ動画と、ニコニコ動画流星群
- クリスマスの曲
- 今年流行った曲とかいう当たり障りないお題
ワダツミの木
12/3(日)のYoutube生配信はワダツミの木で幕を開けた。
この曲は前日の12/2(土)にござさんもゲストで参加された、中孝介さんのワンマンコンサートの中の一曲だ。コンサートに参加できない遠隔地民とか都合つかないファンの人たちに、コンサートの雰囲気を分けて下さったのだと思う。
有難いというかなんというか。
自分は勝手にござさんからの無言の心づくしだと思うことにした。
なんというかファンの方を向いてくれてると思うんだ、音楽的に。
思い込み?ええ何とでも言ってください、自己満足とでも何とでも。行けないけどコンサートに思いを致してるファンもいるんだってことを、ござさんは忘れないでいてくれてるって思うことにしたんだ自分は。
ーー以下、ヲタクの早口ーー
ワダツミっていうのは海神と書く。ワタツミ、海津見ともいう。つまり海を司るというか海を主宰する神のことだ。
沖縄と奄美は由来とか歴史が厳密には違うけど、概して南西諸島は南方つまりフィリピンとかインドネシアの東南アジアの海洋民の系譜を継ぐ。遺伝的にも、文化的にも。
彼ら南方の民の死生観というのは遥か海の彼方の常世の国と往来するものであって、そこにはニライカナイという豊穣をもたらす世界があった。特に海の底ではなく海の向こうという意味だ。
生活の場も交易も海を舞台に、海に生きた民族。奄美の民謡には彼らの祈りがこめられている。
ござさんのピアノは静かな波をたたえる青い大海原のように……どこまでもひろがる壮大な世界を、奔放な筆致で描き出す。
ござさんのオリジナル曲の清新の風は大海原に漕ぎ出す冒険の始まりであり序奏。
ワダツミの木はそういった航海者をも全てを俯瞰して包み込み抱擁するかのような、海という存在そのもの。歌詞は人の心の機微を書いているが、曲調は民謡の憂いを帯びながらも美しい旋律が印象的。
ござさんの生配信は14周年
そして何気なく拾われたリクエストは戦場のメリークリスマス。この曲のござさんの演奏は生配信を中心に名演奏揃い。坂本龍一氏への畏敬の念がそうさせるのだろう。
メドレーで目まぐるしく変わっていくアレンジとは違い、腰を据えて聴かせてくれる。季節の曲というよりは、その時のござさんなりの解釈が盛り込まれてて、いつも考えさせられる曲だ。
でもござさんとしては「昔からリクエストをたくさんもらう人気の曲」だから生配信で弾く、とのこと。やっぱファンの方を向いてくれてるんだよ、ござさんは。音楽的に。
ファンが望む曲を、どういうふうにしたらより魅力的にして届けられるか。
それがござさんの配信のテーマだ。
その姿勢は一貫して昔から変わらない。
ござさんがYoutube配信を始めたのはだいたい2015~2016年頃?だがその前はツイキャスとかその前はニコニコ生放送で配信を行っていた。
そして突然生配信中に告げられる、配信開始して何年か記念。
このニコニコ生放送履歴(アーカイブは非公開)を見ると確かに先月25日で14周年記念日を迎えている。
ござさんのピアノ配信は、
2009年以来のニコニコ生放送(ござで御座います。-ニコニコミュニティ )
ツイキャス(ござ 🎹 (@gprza) 's Live - TwitCasting )
と、媒体を変えながらも定期的にずっと続けられてきた。
今年で14周年。
大学に通いながら、仕事をしながらと生活基盤の変遷を経て、途中に中断もあったのかもしれないけど、自分はリアルタイムで聴いてないのでわからないがとにかく続けられている。
ずっとリクエストを拾いながら。
自分が知ってからのござさんは、それまで続けられてた介護職から音楽専業になり、(途中でペンギンマスクをかぶりながら、)ピアノも買い替え、引っ越しし、CDも出してオリジナル曲の楽譜集も出してコンサートも開催して……と活躍の場を広げられている。
しかしそれはここ3~4年ほどの話。
上記の通り、ござさんの活動は基本的には黙ってリクエストを拾いながら生配信でピアノ弾くのである。ペンギンマスクかぶる前は画面も手だけの出演であった。ニコニコ生放送では、登録名を空白にすると自動的に _ っていうアカウント名が割り振られるらしい。つまり名前とか入力せずにただリクエスト拾ってピアノ弾いてたってことになるが、ファンからは _ 先生、つまりあんだば先生と呼ばれて慕われていた。
どのくらいファンがいたのかというとニコニコ大百科に項目を立てられているほど。
あんだば先生とは (アンダバセンセイとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
奇を衒った趣向もなく目を引くキャッチフレーズもない。目を引くというより、度肝を抜くのは演奏そのもの。そこにファンがさざ波みたいに静かに寄り沿ってピアノに耳を傾ける。
ござさんの活動の本質は今も昔もそこにある。
ニコニコ生放送時代のレパートリーは、このプロフィールによると
資料:【 ござで御座います。-ニコニコミュニティ 】
三大巨頭(byござさん)である東方の曲、ボカロ、それとアイマス。それからアニソンにゲーム音楽と音ゲー……
限られたファンによって支えられてる狭いコミュニティ?そうかもしれないけど再度注目されたりして、ござさんによれば「形を変えて伝えられてる」ものも多い。
【春夜宴桃李園序(の冒頭)】(李白)
夫天地者萬物之逆旅、 それてんちはばんぶつのげきりょにして
光陰者百代之過客。 こういんはひゃくだいのかかくなり
而浮生若夢、 しこうしてふせいはゆめのごとし
爲歡幾何。 かんをなすこといくばくぞ
(現代語訳)月日は万物を泊める宿。時の流れはゆきかう旅人のようなものだ。生者と死者の違いは夢を見ているか、夢から覚めたかの違いでしかない。楽しい事と言ってもどれほどのことがあるだろう。
松尾芭蕉の奥の細道にも引用されてるこの李白の詩を意訳すると、
「だからこそ、その時代の『今』を全力で楽しもうよ」
ってことだ。
きっと記憶に残るからだ。
ござさんの年齢が12才だったり17才だったり14才だったりするのは要するに追及するなってことでしょうから、謎の存在ってことにでもしときましょうか。
時代も、そして国境も民族の壁も超えてあらゆる音楽に精通するござさんですから。
そんなござさんにも心の故郷はあるわけで。
ニコニコで流行ってた曲がござさんの帰るところなのだろう。
10代に聞いた音楽は一生聴き続けることになるっていうし(え?ござさんの年齢ですか?シリマセンケド)、それは精神的なベースを築くことになる重要なファクターだ。
心の拠り所があるって人間形成のうえで必要不可欠だから。
今流行ってるかどうか、そういう議論はしてない。
ニコニコ生放送でよく弾いていた曲
さて何気なく拾われたリクエスト、戦場のメリークリスマス。
坂本龍一氏の曲でもありござさんは思い入れがあるのだと思う、いつも印象深い演奏をされる。まずイントロが標題音楽風に幻想的な雪景色を描いてて、それからJAZZバラードふうにとかSwingで盛り上がったのも束の間、さらに冬のぴんと張り詰めた空気みたいなオルゴールふうな中間部から終盤へ劇的な展開を見せる。
戦争という普遍的なテーマをも超えて、かといってクリスマスという標題で終わるわけでもなく。ござさんの抱くイメージは抽象的、哲学的なものを内包しててもはやひとつの宇宙を形成していてコンテンポラリーダンスの舞台を一本見たかのような重厚な世界観。どう解釈するかは聴き手ひとりひとりに委ねられている。
この曲とござさんが歩んできた音楽活動の歴史そのものが凝縮されていると言えるかもしれない。
※ニコニコ動画(いりすさんのアカウントから):まだあんだば先生と呼ばれてた頃のござさんと、いりすさんによる演奏。
リクエスト曲の栄枯盛衰を辿るーー組曲ニコニコ動画と、ニコニコ動画流星群
最近コンサートの練習が続いていたから、自由に自分の持ちレパートリー(いうても2000曲以上あるわけですけど)を弾きたくなったのだろうと思う。それがきっかけ?
今年は先月でちょうど14周年ということで、ニコニコ生放送でむかし良く弾いてた曲メドレーやりましょうと弾き始めるござさん。
そして俄然色めき立つチャット欄。
きたか…!!
( ゚д゚)
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
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 ̄ ̄ ̄
( ゚д゚ )
_(__つ/ ̄ ̄ ̄/_
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( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
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⊂( ゚д゚ )
ヽ ⊂ )
(⌒)| ダッ
三 `J
このくらい一斉にチャット欄が湧いて一気にコメントが来た。みんなどこにいたんですかそこだったんですねっていうくらい、藪に隠れてたんかと思うくらい。
ニコニコ時代、たぶんこのキーワードですでにテンプレのメドレーをみんな思い浮かべてたのかもしれない。
いつも隙あらば配信でアニソンを選び、ボカロとかゲーム音楽のリクエストを拾うとなると時間を忘れて楽しんでるござさん。そういう姿の原点を見た気がした。
※今回ござさんが生放送で弾いてたメドレーの元動画:投稿は16年前。
ニコニコ動画流星群 - ニコニコ動画
組曲『ニコニコ動画』 - ニコニコ動画
(※原曲版(?):「ニコニコ動画流星群」を原曲だけで再現してみた - ニコニコ動画 )
( 組曲『ニコニコ動画』を元の曲で再現してみた(最終調整版) ミラー - ニコニコ動画 )
と言っても、もともとは個人ユーザーが耳コピして作ったDTM打ち込み音源らしい。
ひとこといいですか?
耳コピして音源作るって、ござさんの耳コピしてピアノ弾いてみたとやってること一緒じゃありませんか?
ござさんのホームグラウンドがニコニコ動画と生放送なのがなんなく腑に落ちた。そういう自由な創作の場で混沌としたカオスの世界なんだな。ちなみにルールは存在しない。
そういやこの冬曲メドレーの粉雪のところでこなあああああああ(以下略)って字幕がついてるけど、ニコニコの弾幕そのままだなってことに、今気づいた(遅)。
観客0人が2分で満員コンサート!?冬うたJPOPメドレー! - YouTube
ござさんのニコニコ動画の概要欄に決まって「ゆっくりきいていってね!」とあるのも、(東方キャラの)霊夢と魔理沙のゆっくり実況ふうなんだな!ってことにも今気づいた(遅)。
黄金の太陽「サテュロス・スターマジシャン戦」を弾いてみた - ニコニコ動画
ニコニコ生放送で人気を博し一世を風靡したニコニコ動画メドレー。
ござさんのピアノメドレーは、上記に挙げた既存のメドレーを新しく曲を組み替えて要所を押さえてるところに、並々ならぬ思い入れとこだわりを感じる。
当時をリアルタイムで生きてた生放送の住民:ござさんの独断と偏見満載の選曲。メドレーの元の構成からベースライン強調してみたり(らき☆すた)、曲の別のところをピックアップしてみたり(True my heart(きしめん) )、ボカロも混ざっててローリンガールは激しい原曲がバラードのサビ風になってて感動する。
微に入り細を穿つ演出の再現度につられ、思わずチャットに浮上したと思われる人々であふれててめっちゃおもしろい。ニコニコ動画時代からのファンの方かなあ?と思うとなんだか嬉しい。知らない民としては聴きどころがわかって参考になりますし。
ござさんならでは、ここでしか聴けない組曲「みんなのニコニコ動画」。
いえここでなくてもほかにもニコニコ組曲その他一連のメドレー曲を弾いてみた動画はネットに上がってますが、自分はござさんの演奏が好き。上記のようにござさんならではの視点が反映されてるから、そういうアレンジが好きなので。
最後のさくらさくらの曲も原曲通り(?)のエフェクトかけて音程外れた琴みたいな感じにしてくるところも大好き。そこでチャット欄が
そこまでやるんだwww
音の外れがバッチリwww
組曲まんまwwww
とか、総ツッコミの嵐で笑う。
(自分ですか?ええござさんの生配信で細々と覚えてたところに、この組曲が9割わからなかったので、必死でニコニコ大百科で調べてたら一週間かかってこの感想書くのが遅れてすいません)
しかし当時の流行から10年以上、このメドレー動画から数えて16周年らしいので、少なくとも流行ってる曲というカテゴリでそれらの曲をリクエストしてくるファンはもういない。
「自分と同様に、当時を懐古するファンはしかし一定数いる。」とござさんは前置きしながらも、リクエストにも時代の流れがあり、ファンの思いに応えるかたちでずっと演奏してきたからニコニコ時代の曲のリクが飛んでこなくなったことにござさんは、もう取り戻せない時間の流れを噛み締めていることだろう。
そんな現在のYoutube生放送には、一抹の寂寥感が片隅に居座って去ろうとしない。
………どうするって?
リクエストし続けたらいいんじゃないですかね。自分らファンが当時の曲を。上記のメドレーにある曲に限らずいっぱいありますよね、ニコニコ時代からおなじみのござさんのレパートリー。
世の中の流行が絶えず変遷していく様子はもう生き馬の目を抜く勢いで目にも止まらない速さだが、ちょっとくらい昔を思い出してリクエスト飛ばすのはいいはずです。
だって歴史と同じく語り継がなければ記憶は人々の心から消える運命なので、ござさんが弾き続けることで文化は継承されるのではないだろうか。
何をリクエストすればいいかって?
そんなん自分も全然リアルタイムではシリマセンデシタけど、このござさんのニコニココミュニティに曲リストあるからこういうのをリクエストすればいいのでは?
主にゲーム音楽と音ゲー、ボカロ、東方の曲が詳しく挙げられている。その反面アニソンは詳しく載っていないが……
いたづらにリクエストを飛ばしてコメント欄が無駄に速く流れていくことには反対派なのだけど、しかし流行曲をたくさんリクエストすればファンも新しく聴いてくれるひとがいるかもしれないという説もあるが、しかし古い文化も大切にすることにも意味はあると思うので。
常に配信にて新しい曲を装備し、新しい世の中の流れを意識するのも一つの方向性ではあるけどそういう風潮はござさんの配信には似合わないと思うから。新しい曲だから弾く、というよりファンに求められて弾くという方針のように思われる。
昔のニコニコ動画きいてた人にこそほんとは今のござさんの演奏聴いてほしいけどな。
画質も演奏環境もよくなって全然残像じゃないござさんの手が見えるしほんと迫力が段違いです、バラード調に聴かせてくれる曲もなにもかも次元が違うんだけどなあ。
クリスマスの曲
ござさんはいつも季節に合わせてこまやかにリクエストを拾ってくれる。
まるで和菓子が、その意匠に四季の移ろいを繊細に映し出すみたいに。
秋の曲と言っても夏の残暑厳しい中に一瞬秋めいた空気を感じる初秋、澄んだ空気に満月が皓々と輝く仲秋、爽やかな秋晴れに時折木枯らしが混じるなか芸術を堪能する晩秋……といったふうに、ござさんはメドレーの構成からアレンジの演出まで細かく使い分けているのだ。
季節の曲はその時期に弾いてこそ共感される、その時期ならではのアイテムということも出来るだろう。旬の味覚は、栄養的にも味も旬の時期に食べてこそだし、また年中行事にもその時期に行われるのにはそれぞれ意味があるように、音楽も季節に応じて楽しまれてきたジャンルがある。とくに民謡や民族音楽、童謡。POPSやクラシックにも季節を描いたものは数えきれない。
ござさんにとって、クリスマスにまつわる曲は宗教的な讃美歌から洋楽などいろんなジャンルにわたっているしアレンジの発想は尽きない楽しいお題なのかもしれない。
今回もニコニコメドレーの後に仕切り直して洋楽弾きましょうと始めたはずが、がっつりクリスマス曲に持っていかれている。
チャット欄から、洋楽どこいったって総ツッコミだがそんなことは気にしてはいけない。ござさんが洋楽っていったら洋楽なんだ(棒読み)。ほら外国の曲ばっかりじゃないですか???
12月に入りいわゆる待降節、つまりアドベントの期間に入って世の中は街のイルミネーションも華やかに彩られ、お店のウインドーは賑やかに飾り付けされて、クリスマスマーケットではグッズを求める人々でにぎわい、子供たちはサンタさんにリクエストするプレゼントを考えるのに忙しいし、何かと気ぜわしい中にも胸躍る季節だ。
そんなワクワクする季節なのだから、待降節のカレンダーを数えるようにクリスマスの曲で盛り上がるのも悪くないだろう。
なんどもいうがござさんの演奏はあらゆる手段で趣向を変えてくるのでまあ聞いた事あるからって飽きることはほぼないですね。
ただ。ござさんのレパートリーが振り幅大きすぎるので、もったいないから同一テーマはもうちょい間隔をあけてやっていただき、もっといろんなテーマでランダムに拾っていただきたいってことくらいでしょうか。ござさんとしてはあくまでメドレーを拾うにしても偶然というスタンスを貫きたいようだから、そこを深く考えるのは無理なのだろうと推察しますが。
(個人的に)ウチでは餅はついてもクリスマスツリー出すとヒンシュクかうので、ござさんの配信が唯一クリスマスらしい雰囲気を楽しめる空間なので演奏してくださるのはすっっっっっごい楽しみです。
さらに個人的にいえば、 ジョンレノンのHappy Xmas (War Is Over)をじっくり演奏してくださって嬉しかったです。クリスマスの曲ですがこの歌詞に考えさせられることは多いです。
資料:過去の動画リンク。ストピだけでも4つある。生配信の曲も入れたらメドレー演奏は数えきれない(ので数えてなくてすいません)
2019/11/17 都庁ピアノでクリスマスメドレー
2019/12/08(これもクリスマス曲メドレーです)
2020/11/23 教会で讃美歌聴いてるような響きです
2021/12/13 圧巻の迫力です
今年流行った曲とかいう当たり障りないお題
厳密に言えばここ数年で流行った曲メドレーらしい。そうだよねござさんはその年の流行曲を紅白見て仕入れて覚えるって言われてたから、この時点じゃ今年の流行曲はまだマスターできてないはずだ。部屋にテレビ置いてないらしいですし。
そういうわけで暫定的今年の振り返りと、ここ最近の人気曲ってくくりでいってみようってことになった。というお題の、強風オールバックがどの曲と相性いいかっていう実験でした。あしからず。
だって流行りの曲そのままやってもみんな知ってる曲だしつまんないですよね?というござさんの心のつぶやきが聞こえた(ような気がした)。
あ、B’zのウルトラソウルが聞こえるなーなんでだ今年の曲じゃないぞと思ってたらAdoさんの唱でした、大変失礼しました。セトリ見るまで間違えて考えてましたすいません。
この辺の曲は全部サブスクでリアルタイムで手軽に聴ける環境にあるので、まあ生放送で何が面白いってござさんの配信でいえばどうやってヘンタイな 意表を突いたアレンジしてくるかが聴きどころですしね。
クリスマス曲が洋楽からのメドレーというお題で正統派だったじゃないですか、やっぱ流行りの曲はどんだけ混ぜれるか縛りで遊ばないとつまんないですよねっていうござさんの心の声が聞こえます。
どうやって即興で混ぜてるのか。たぶん曲のキー(原曲の調)が近親関係で混ぜやすいとか?コード進行が似てるからやりやすいとか?リズムとか拍子が似てるとか?あるんだろうと思われるが素人だからくわしいことは知らない。
なぜか曲混ぜながらなのに鍵盤ノールックでモニターを眺めるござさん。チャット欄はいいように手玉に取られて混乱を極め、そんな上へ下への大騒ぎの狂乱ぶりをしてやったりとほくそ笑みながら……優しい視線で見つめながらリクエストを拾っててほんとにwwwww
メドレー弾いてみても「もうちょっと混ぜようがあるな、研究の余地が……」と練習が止まらない。それは勤勉で真面目な姿勢というのかなんて言ったらいいのか。
あと。
最後のメドレーの長調で弾くビッグブリッジの死闘も即興とは思えないです、独創性が炸裂してる。綺麗なアルペジオからショパンかシューマンの曲でそういうのあったっけっていうイントロからのゲーム音楽が意外過ぎる。
長調っていっても古典派とかバロックみたいな正統派よりロマン派っぽいですね。
何言ってるんだか。
なんか優雅な宮廷サロン風で、もはや死闘でもなんでもなくなってますね。
さらにルパン三世も、葛飾ラプソディーも意表を突いたアレンジ。
生配信のアレンジはどれも実験的で攻めてて、聴いてて飽きないですがとくに最後のノーストップメドレーがどれも必聴ものっていうか最後の方が脂が乗ってくるというかゾーンに入ってるというか。
どれも発想の切り口が鋭角でその刃物で常識を切り裂く攻め方してて、素人ではその理屈は説明できないからとにかくみんな聴いてくださったらいいと思います、度肝抜かれるから。まあこれ読まれてるかたはいつも聴いてるかたとは思いますが。
(ほんとは11月のほかの配信、19日のとかも書きたいけど順番が前後しててすいません、ニコニコ動画の復習の都合上、こっちが先になりましたが11/19の感想書けるかどうかは都合によるのでわからない)