ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

5/18生配信ライブ

  晴耕雨読(せいこううどく)

 《名・ス自》

晴れた日は畑に出て耕作し、雨の日は家にいて読書すること。田園に閑居する文人の生活などに言う。(岩波 国語辞典 第8版)

 

 なぜか5月半ばにして、早くも日本列島はまるっと(北海道以南が)梅雨入りしてしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか。ていうアナウンサーの振りみたいな事を書いている。

目次:リンクで各項目へ飛べます

 

 

 

雨の季節

そんな中、自分は趣味が元々読書だったので冒頭の言葉のごとく悠々自適にどこでも本を読むだけである。それに加えてこれ書くにしてもござさんのピアノ聴くにしても、雨は関係ない。え?「閑居」って引退した人的な寂しい響き?そこは勝手に解釈するんですよ。自分は都会は苦手。行列も渋滞も苦手、建物の隣にすき間なく建物が建っていると思うと息が詰まる。しかしここは辺境の空海の里、都会の喧騒から隔離されて、静かに読書とござさんのピアノを楽しめると思えば楽園みたいなもんです。

(ウチの職場が雨に関係ないのはあるが)

雨の音も、静かにハーモニーを奏でてるみたい。重く垂れ込めた厚い雲も、今梅雨の時期だけの風物詩だと思えば逆に愛着がわく。明るく開放的とは言い難い梅雨の景色。ござさんのピアノをBGMにすれば見違えるように素敵に見えて来る。

 

第1回ねぴらぼのトークより。

ござさん「夏なのに、雨。英語で言うと?」

カワウソくん「な、なつなのに、あめー。」

ござさん「チッチッチ。Summer Rain。」

……すいませんでした。まじめにやります。

こっちでした。雨の日ぽいピアノのリンク(※原曲です、ござさんの動画ではない)
前奏曲 作品28の15「雨だれ」 ショパン - YouTube

 

日常の風景

自分の日常にはそんな風にいつもござさんのピアノが傍にいる。

普段の生活の中にござさんのピアノがある。

 

さてPIANIC後、普通の生配信かなと思われる通知がありました。

twitter.com

ここで疑問。色々ってどういう意味でしょう?場所はグランドピアノ配信か、自宅でFANTOM8を弾くのか。

(ソロライブとPIANICの前後は、移動して配信準備をする手間を考えてなのか、家からの雑談配信や生配信ライブでした。むしろソロライブの前1か月くらいは生配信しないで練習してればいいのにと思っていた)

今回の生配信は、果たしてからであった。

ござさんの自宅からのFANTOM8を弾きながらの生配信は、何度も言うけど去年の 9/17 以来だ。しつこいけどその前は8/6だ。実にそれから今回まで半年以上空いている。(4/22に家で弾いてた気がするが、自分は厳密には生配信にカウントしない。)

 今回は寝る前生配信でもなんでもない。雑談でもない。

  

ハレとケ(晴れと褻) 

 ※ リンク:ハレとケ - Wikipedia柳田國男の提唱した民俗学の概念(この場合漢字は当て字である。最初に語彙としての発音があり、漢字は便宜的に後で当てたにすぎない。)

ござさんも言ってる。「通常のピアノ弾く枠が最近無かった」。ライブが続いていて、(おそらく)それに向けたグランドピアノ特集期間でもあったし。とにかくこうやってFANTOM8で、家で通常配信やろうという気になったということだ。

もう一回言う。

家で。

通常の生配信ライブ。

wikipediaより)ハレとケの概念とは、日常と非日常の空間の区別である。ハレとは折り目・節目を表し、衣食住や振る舞いも普段とは歴然と区別していた。それと対峙する定義として「ケ」がある。ケは、普段の生活の場である「日常」を指す。

ここでハレの場をねぴらぼinventionとソロライブ、PIANICの舞台としよう。

衣装も奮発してステキな色あいに、会場もピアノもお誂え向きのとびきりのやつ。一緒に舞台を踏む仲間も特別な顔ぶれ。その日のために練習を重ね、思いを込めて曲の構想を練り、リハーサルを繰り返し本番に向けて音楽を作り上げていく。

(年中行事としてのハレの舞台は近年少なくなっているかもしれないが)ねぴらぼinventionからのソロライブ、PIANIC と続いてきた舞台は、間違いなくござさんの人生にとって一つの節目だったと思うし、この舞台を踏むことでピアニストとして新たなターンを切ったはずだ。

 

そういったハレの空間に対して通常の生配信ライブは「ケ」の場だと思う。

リラックスした雰囲気、ゆったりした日常の服、自由なアレンジにファンからの温かい声援とリクエスト。気の置けない仲間との会話のようなトーク。そう、何よりの変化。こういった生配信で何気なく普通の雑談ができるようになっている。生配信になると脳に思考能力を割けなくなるのか、ほんと何言ってるのか分かんなかったのに!IQ3だったのに!今回イイ感じのトークができている。素晴らしい。

逆にこういう日常の繰り返し行う配信は、主に視聴者はファンだし実験的。アレンジがきわどいというか挑戦的っていったらいいのか、リアルライブで手堅くまとめてくるのとは違った斬新な演奏を楽しめるという、ござさんの配信ならではの楽しみもある。

最近ハレの舞台が続き、緊張の連続だったと思うので、自分は家配信でくつろぎながらいつも通りフフフと笑うござさんを、ある意味で久しぶりに見た気がして安心した。 

なんか、お帰りなさいって思った。

お疲れ様、でもかっこよかったですよ!って心の中で呟いた。

 

照明

去年の 9/17 配信では色々導入したことが語られているが、今回の配信ではジャズバーを通り越して暗めに抑えに抑えたライティングである。タブレットの画面見えているのか?最近リアルライブで露出が多過ぎて、ハッと気づいたがもうキャップとサングラスでもないし、元の露出控えめに回帰してるんだろうか?

色が紫・ピンクetc様々に変わるムーディーな照明、どこ行ったんだ。捜索願出そうか。

 

ちょっとした過去の回想~

 日常の生配信といえば自分はねぴらぼ以前の生配信が好き。(ちょっと長くなって大変そうではあったけど)絶対配信時間には間に合わせて正座して待っていたなあ。

その頃、世の中はというと。(去年の春~今頃)先が見えなかった、未来の展望がちっとも拓けなかった、いつまでこんな事やってたらいいのかと息が詰まるようだったころ。家からの外出自体に意義を問われ、真剣にうつ病が話題になっていたような気がする。

さて自分はといえば、楽しみはござさんの生配信にリアタイする事。そしてござさんの膨大な量のアーカイブと投稿動画巡り。だから個人的には全然寂しくなかった。むしろ吹部だったころを思い出して、刺激的でわくわくした。聞くたびに、毎日ござさんの新しい魅力と出会っていた。だから全く退屈でも世の中真っ暗でもなく、まるで新生児かっていうくらい見るもの聞くもの全部が新鮮な衝撃だった。世間全体が暗く落ち込んで混乱していた時期にわけもなく申し訳ないと思う位に。

ーー回想ここまでーー 

 

 ボカロ=ボーカロイド???

そしてメルトが始まった。

 ……自分は、ボカロは、詳しくないです!

ござさんを知ったころ、当時中三になるかならないかのウチの男子に聞いたら。

自分:ボーカロイドって?

(当時は)中3男子:初音ミク。とかその曲。

自分:ナニソレ?

中3男子:だから、人工的に声が出せるの。

自分:そんな訳ないじゃん。。。?初音ミクの、そのビジュアルだけはよく見るよ!

それでボカロの存在を知った自分は、その仕組みとか代表曲とか徹底的に調べまくった。しかしイマイチ原理がわからず。少なくとも千本桜はボカロだったんだなってわかったくらい。

どうやら、初音ミクはアニメキャラではないらしい。

さて今回ござさんの言う所の、かの有名な米津玄師さんのパンダヒーローも知りませんでしたけど何か?正確にはこのツイート見て「何だボカロだったのか」ってなった。

twitter.com

その一番古いとやら言うハジメテノオトの時代、既にボカロ世代じゃありませんでしたので。(後でメルトの歌詞を調べてみたのは内緒です、キョロキョロ……シーッ)

でもボカロをよく知る世代の人は、チャット欄を見る限り満足そうである。いわゆる化石世代さんである。つまりござさんが配信を始めた頃からの古いファンの人。(命名:ござさん)

「脳のいつも使わない領域を使った」というのは、このまま使わなければ忘れてしまう内容という事でしょうか?リクエストが来ないからという理由でそのジャンルが埋もれていくのは非常に惜しいです。

 ござさんのアレンジは国宝、その腕は天然記念物なだけにレッドゾーンの絶滅危惧種でもある。ござさんの演奏が大好きなファンとしては、何としてもその生態系を健全な状態で死守したいのです。

ええ、(ボカロなんぞ一つも知りませんでしたけど)ござさんの配信で知り、好きになった曲は他ジャンルも含め数え切れませんので。

なんのこっちゃwww

いや、笑いごとじゃありませんから。(真顔)

 

 

JAZZ

その分野には自分はわざと距離を置いていた。吹部でやってたアレンジは管弦楽ものがほとんどでそこからクラシックはよく聞いていた。J-POPも何となく流行を追っていた。アニソン、ゲーソンはござさんを知るまで音楽分野とは認知してなかった。以下略。

そこでJAZZは、中古CD屋に吹奏楽ものを漁りに行っても物凄いスペースを取っていたし、確固たる世界があることは知ってはいたが、「世界が深そう」「調べるのは面倒」「やっぱクラシックが一番」っていう偏見が働いて、それ以上知ろうとはしなかった。

当たらず触らず。触らぬ神にたたりなし。何となく大人っぽい、よく分からない世界。

映画「カサブランカ」でカジノのボーイ?のサムが弾き語りしてたAs time goes by がかっこよかったのは覚えている、そのくらいの知識だった。ていうかそれがJAZZ分野なんだっていう認識がなかった。

あ、ピアノ曲ですか?子供の時に大っ嫌いになっていたから音楽分野として認知してなかったですね。クラシックでも避けてましたね。わざわざキャッチ―なチャイコフスキーのピアノ協奏曲だけ聞いていた(何気なく調べてみてそれでリヒテルさんを知った)

それで何の拍子からかピアノを再開してみてからも、どうしてもJAZZは避けていた。どうすれば委員会(親父ギャグではない)取り付く島がないのだ。そこでハノンばっかりやっていた。ござさんファンなのにどうした事だ。

で、月刊ピアノ5月号にJAZZアレンジが載ってて

(o;TωT)o"キタ……ヤヴァイ……ついにキタ…

という感じだった。やってみると案の定リズムの取り方も強弱もさっぱりわからない。

 

結構大変!?クラシックもジャズも弾いてるピアニスト(兼YouTuber)の練習風景がこちら【解説付き】 - YouTube

この動画によれば、何もかも他の(クラシックとか)分野とは違うらしい。リズムとか雰囲気とか?自分が覚えにくいのはそのせいかもしれない。脳がジャズじゃないんだろう。(語彙力皆無)PIANIC前のインタビューでござんは「JAZZの型のようなものがあるからそれに沿ってアレンジを……JAZZのセオリーや語法に従って……云々」と言っていた気がする。

型?コード進行とか、そういうことだろうか? そっちも覚えてみようか。そうするとござさんアレンジもすっと和音が分かってくるかもしれない。

こうして聞いてみると多分クラシックもたくさん弾けるのだろうが、ござさんのターンはJAZZに今向けられているのかなと思う。

ピアノの上にはいつもの黒本ことJAZZ standard。

いきなり幻想即興曲JAZZアレンジが始まってびっくりする。

 

月刊ピアノ5月号で頭を抱えていた自分としては、脳内に衝撃が走った。JAZZって何だろう?自分がかじろうとして、少しもかじれてないのでやってて思う。

ちょっとその響きに憂いが入っている。気がする。モーツァルトみたいに短調でさえも明るい曲調になっているのとは、違って。

ござさんのJAZZアレンジはいつ聞いても新しい。その表情の違いは、別の曲聴いてるのかっていうくらい。

どこにこんなにたくさんの引き出しが隠れているのだろう。

何でこの若さでそんなに色んな表情が出せるんだろう。聞けば聞くほど味が出るのは、なぜ。

介護の現場でいろいろ経験してきたからかもしれない。びっくりするような大事故現場で大怪我のような事件は無いかもしれないが、そのぶん入所者が常に生と死と隣り合わせの世界である。そうでなくても介護の現場はきれいごとではない。毎日シビアだったはずなのだ。

そういう無常観まで、演奏からにじみ出ているような。

 

それはさておき、今回のルパン3世のアドリブが凄すぎる件。特筆もの。

ルパン3世の動画見ていても、生配信で聴いていても「あとちょっと……!もう少し…!」と思っていたので、本格的にアドリブやってくれてかっこよすぎてそこで倒れていました。

何なのあれ?反則です。よく切れる日本刀で一刀両断されました。ばっさり。

  

 

「そろそろ終わりの時間が近づいてまいりました」

生配信を2時間だと視聴者に認識してもらう期間だったのかなあ、この半年は。

どっちにしても自然と無理なく2時間なんだとそう思ってる自分がいるのでよしとしよう。コンサート行っても、大体2時間じゃないか。

アーカイブがあるからリアルライブよりも永遠に楽しめるんだし。

   

 

 

≪余談コーナー≫

 アー写のシャツ。それはユニクロ?またそんな庶民的な。

・文系大学・中高は吹部、に加えて新たな自分との共通点見つけて、勝手に喜んでました。

でもシャツってこれですか?でもこのシャツボタン黒いんですけど生配信のシャツは違うんじゃないですか?このシャツは単なる衣装ですよね?

(※このURL、もう関係ないけどアー写を貼ろうとしたらこのツイしか無かった)

 

 

 

 

 

税務署関連、口座振替、エアコンフィルター、お風呂、トイレ、キッチンシンク、床掃除……エンドレスに続く家事。そう、家事ってやってるときりがない。

 すごくないですか?

このブログとピアノにかまけて家事テキトーな自分より、よっぽどすごくない?

 

 ……いや、ござさんがここだけ読んでると仮定しよう。(虫のいい話だな)

シャツがアイロン要らないなら。

ござさん包丁買ってください。

ちょっとは自炊しましょう。

大事なことなのでもう一回言います。

ござさん、包丁買ってください。無いならまな板も。

余計なお世話ですか?すいません。

でも外食ばっかりはダメです。ケバブが晩御飯なんて1か月に1回くらいにしてください(言い過ぎ)

外食ばっかり食べて(+運動不足+甘いもの好き等他の要因は様々にしても)生活習慣病が取り返しがつかなくなってから病院にきても手遅れで、ぽっくり亡くなるでもなくその後の長い人生を棒に振る人を一杯見てきたので言いますけど。

もう一回言います。包丁買って、自炊してください。

それは元気でずっとピアノ弾いててほしいからです。

ござさんがお年寄りになってもピアノ弾いてて、その時は自分も一回り上だから同様に年寄りになってて配信聞くのが夢なのに。 

 

生活習慣病(特に糖尿病と肝臓疾患)は沈黙のうちに近づいてくる、静かな暗殺者みたいなもんです。侮らないでください。