ござさんの魅力を語る部屋

ピアニストござさんについて、熱く語ります

積極的に傍観する  10/14の生配信

 

目次:クリックで各項目へ飛べます

 

 

 

必要な距離

以前、今年の冬くらいに生配信について書いたことがあった。

当時の足跡として貼っておく。

 

 

色々な考え方の変遷があるのでこういう時期もあったし、忘れたくはない。

悩んでた形跡があるけどその気持ちも嘘じゃないので。

 

生配信のアーカイブには毎回、2万回以上の再生数がつく。

つまり、毎回必ず聴いてくれる視聴者がその規模で一定数は存在するということだ。

名実ともに生配信はござさんの看板コンテンツにして、最も身近に且つ手軽に体験できる演奏だから。

 

でも自分は納得したくない。

チャット欄に書き込んでるのは8~9割がメンバーシップ登録者だし、いや毎週聴いて下さるリピーターの方々で賑わってて面白いことこの上ないのだけど、でもファンのコミュニティが固定したままなのでは?と思うのだ。

自分はあくまでござさんのピアノをたくさんの人に知ってもらいたいのだ。

いや、ピアノだけじゃなくてござさんの作る音楽の世界をもっといろんな人に体感してもらいたいというか、世の中に広まってほしいっていう一方的な願望がある。

ストリートピアノとか、ピアノ系Youtuberとかいう一般名詞の括りで片づけられたくない。そんな形容はござさんの真の姿をほんの1%も表現できてない。

 

この部屋でつぶやき始めたのも、深層心理にそういう焦燥感があったからかもしれない。謎の衝動に突き動かされるように、何か熱に浮かされるようにしていつも書いてる気がするから。

ただ配信のチャット欄に書き込んでるのはいつも変わらないアカウントであって、初見さんも書きこまないだけでたくさんの人が配信を見ててくれてるのかもしれない。

そうだとしても自分は、こっそり潜んでるのであろう彼ら初見さんに、なんとしてでもござさんの世界についてもっともっと力説したいんだ。

 

先日ひさしぶりに投稿されたストリートピアノ動画で、通りすがりに聴いてる人たちに本気でチラシ配りたかったし。物理的に無理だけど(←←やめとけ)。どこでもドアが本気で欲しかった。

それが物理的に無理だとしても、生配信に来てくれたりアーカイブ聴いてくれてるかもしれない初見さんに向けて、もっとなんか効果的な対応をすればいいのに?と勝手に考えたりもした。

もっと配信時点での流行曲チャートをもとに弾けば人目を引くんじゃない?

そういう流行のキーワードを概要欄で# につければ検索にもヒットするんじゃない?

いやいやうーんなんか違う。

自分で列挙しといてアレだけど、ござさんがそっちの方針に行ったら即ファンをやめそうだ。

 

そんな下らない考察にかれこれ夏から2か月以上というか冒頭の記事くらいからなので1年くらい?自分の中でさんざん大喜利大会を繰り広げ(そのため生配信感想は更新も途絶えてた)、あらゆる議論を自問自答してみた挙句、当たり前の結論に落ち着いた。

結論ーファンは冷静かつ積極的に傍観するべきだ。

ファンにはファンができる事、ファンにしかできないことがあるはず、その範囲で動けばいい。

ござさんの動向は黙って静観していればいい。

(って言う結論が出るのに直近の2~3か月、いや1年半くらいかかった)

 

 

単なるファンの自分でも思いつく程度の対策、ござさんが気づいてないわけもなく。

だから今運営されてる姿が即ちござさんの意志ってことだ。

つまりピアノ以外の要素に関わりたくないんだと思う。

ただ、ピアノを聴いてほしいんだと思う。

語りは飄々としててつかみどころがない。

そしてファンに対して、あくまで徹底して平等にリクエストの機会を設けてくれて、どんな難題の曲もどうやってでも弾いてくれるし、底知れないサービス精神を感じる。

でも根底には強固な絶対に曲げられない意志と沸き上がる情熱を抱えてる(のに違いない)。

その意志と情熱はピアノにだけ向けられているからさらに輝きを放つ。

(だから運営はどうなのかといえば公式HPも整備され、色んな公演の依頼も受けられているようで、それにステージでのMCもまるで落ち着き払っておられるので別に心配はないといえばない。ここでは単におせっかいおばさんが個人的につぶやいてるにすぎない)

………そう、現実として心配することは別にない。

 

ただ生配信を見に来た初見さんにもっと詳しいチラシ配りたいという衝動が最近大きくて、でも物理的にチラシ配れないし。そこでチラシ代わりにこの部屋でなんか書くにも、もっと効果的な内容が書けないものか思案しながら月日が経つこと1年以上なんも名案が浮かばず、ただ惰性で書くのはもっと嫌で、結果として書けなかった、のかもしれない。

たぶん。

 

よし、そんなどうでもいい葛藤はどっか電車の網棚にでも置いていくとして。(←←忘れ物は鉄道会社に迷惑なのでやめよう)

無駄に工夫するのはやめて素直に考えることにした。うんそうしよう。

 

自分が無駄な思考回路にはまって出てこれない間、ござさんは着々とインプットとアウトプットにいそしんでいたのでそれを振り返ってみる。

(あれ?生配信の感想じゃないのこの記事?)

おおよそものごとを表現し創作し創造するひとたちは、目に見える部分のほかに膨大なインプットを経てきての今があるはず。

ござさんは相変わらず素人の自分には絶対リプできないコアなつぶやきをマイペースで投稿されてたので、ああ順調なんだなーとそれを横目で見ていた(その間ずっと自分の方向性は全然決まらなかったけど)。

 

生配信で見てるござさんの姿、リクエストに基づいたアレンジを演奏してる姿はあくまで氷山の一角だ。

ではござさんの創意工夫に富んだ(たぶん無意識のうちにやっているのであろう)アウトプットを並べてみる。以前の過去記事でリンク貼ったのがほとんどだけど、まあいいだろう。

ほんとはこういう奇抜なことを配信でリクエストしたいし、ござさんもそういうリクエスト(ないけど)を拾って下さると面白い演奏になると思うんだがコメントは滝で流れていくのでそんな贅沢は言わない。いちいちリクエストしないでも実際に演奏されてるアレンジが十分奇抜なのですでに面白いことになっているからだ。

電車の発車音?を耳コピするござさん、そしてそれを他の曲と組み合わせてシレっと弾くという、役に立つ立たないよりもっと別の論点で語りたい動画。

じゃあお店の入店音とか各チェーン店のテーマソングとかこういう電車の発車音とかいう生活の中の環境音だけ配信で弾いてみるってどうだろ。

 

たぶんほかにも生息なさってる方はいらっしゃると思われます。ござさんと接点がないだけです。

3年前ごろに菊池さんと家で2台シンセのセッション配信なさってましたよね?そんな二人での配信はもう叶わないと思いますが、おひとりでまたいかがでしょうか?

ぜひ、

一人合奏配信とか一人セッションとか、またお願いできませんでしょうか🥁🎸お時間ないとは存じますがまた機会があれば…!

 

もうすぐ冬だからこの動画も貼ってみる。

こうやって遊んでるときのござさんが一番いきいきしてると思います。配信でもこういうアレンジが出てくるの、楽しみにしています。

 

ござさんの演奏がなぜああまで原曲を徹底して再現してるのに音がすっきりしてて更にお洒落なのかについて語られてる気がする(素人の予想)。視聴者にござさん同様に耳コピしてアレンジしてる人が多いのではと推察するため、こういう話題は広く参考にされてるのかもしれないなあと思う(素人の雑感)。

 

そしてまた謎アレンジ。打ち込みによる豪華アレンジ。こういう曲ばっかりされてた配信ありましたよね、でももう今は時間がかかるこういう作業は難しいのかもしれない(´・ω・`)

 

これも耳コピの経過をうかがえそうな貴重な音源……

 

電車の発車音もそうだが、こういう生活の環境音をピアノで弾いてみようという発想も謎だが実際に弾けてしまうのもすごい。どうなってるんですか。

 

これも耳コピしてアレンジしてるファンの方々に提起されたお題って感じがする。

 

配信で何か弾きつつ、あの速さで飛んでくるリクエストを拾いつつアレンジを考慮する過程にこれらの発想と知識を組み込めるのは、ござさんならではの独特の感性だ。

でもそれだけじゃないはずで、やっぱり毎日の練習と長年の配信で叩き込まれた即興の持ち札、それらが積み重ねられた結果にほかならない。

 

10/14の配信のようす

ピアノ弾いてますリクエスト募集中! 2023/10/14 - YouTube

そんなわけで久しぶり?1か月以上ぶりに生配信のことを考えてるのだけど直近の10/14の配信から思い出してみる。

 

古典派ふう

今回の配信ではこの曲をフル尺で弾いてくださっていた。

数あるござさんのアレンジレパートリーでも鉄板のひとつ、クラシックのジャンル。

時代的にも現代曲ふう、印象派ふう、ロマン派ふうとかあらゆるレパートリーが存在しててまさしく何のリクエストがきても応えられるのだろうけど、この古典派の時代はござさんには格別に思い入れがあるのか、演奏される機会も多いし最近もTwitterに発案を投稿されていた。

 

クラシックはいわば古典芸能ともいうべきジャンル、誰もが知っている分野だ。しかしござさんは上記の通りアレンジの上書きに余念がない。

個性が活きる分野をしっかり押さえてて、さらに昔の十八番もきっちりアップデート。

なんだかしっかり地に足がついてきた感じがします…(涙)

 

軌道に乗るまでは……

どこかで聞いたなこのコメント、気のせいかな……

 

童謡と民謡

ござさんによれば「単純な構造の曲ほど、アレンジの余地がある」そうで、ダニーボーイとかはその最たるものかもしれない。

生配信でもそういった世界各国の民謡とか伝承音楽、それが童謡になったものをたびたび取り上げられている。

アレンジのお題としても動画で以前投稿されていた。


※過去動画にも童謡が題材のものも多い。

【解説付き】スイカの名産地をニュース番組オープニング風にしてみた - YouTube

【上級者向け?】コード(和音)とモード(音階)の違いが何となく分かる「うれしいひなまつり」アレンジ - YouTube

 

今回の配信では秋にちなんだ童謡をもとにメドレーにしてくださっていた。生配信の醍醐味のひとつは、こういった繊細な四季の移ろいを細やかに選曲されていることだ。

童謡とはいえ沢山演奏されてるなと思ったら、やっぱ曲数は10を超えている。

このお題ひとつとっても感動風アレンジのアイアイ、タンゴ風とかラテン風の曲を降りまぜ、また虫のこえとかの軽快な曲調とかも間に入れられていて、このメドレーだけでも起承転結という単純な展開では説明できないような複雑なストーリーが組み込まれている。

まるで短編小説を読んだかのような読了感、さわやかな語りと劇的な終止形に短い映画を鑑賞したかのような充足感を覚えるのだ。

技術的には冒頭に述べたような絶えざる探求がベースにあるに違いないが、そういう過程を微塵も感じさせずに、ただ観衆に聴かせるために黙って語るござさん、その姿勢が潔く感じられる。こちらも賞賛の辞をひっそりとここで語るにとどめよう……

 

 

ここだけ実況中継:スポーツの秋

唐突ですが!

ここは実況中継ふうにいってみましょう!

実況者:えー季節は運動の秋、スポーツの日もありましたし、今日は運動系の曲でお送りするようです。

解説者:運動系って何でしょう、秋は学校で運動会が多いからそれにちなんだ曲でしょうか。

実況者:最初は番組の始まりにつきもののCM曲からです。

解説者:なつかしのアミノ式。つかみはオッケーですね!

実況者:ロッキーとか負けないでとか、元気が出る曲に続いて……Runnerも文字通り走る人を応援する曲です。

解説者:ゆずの栄光の架け橋はアテネオリンピックNHKテーマソングですし、この実況でも有名になった曲ですね。また、他のスポーツでも広く親しまれています。
アテネオリンピック 日本体操男子団体 金メダル - YouTube

実況者:おっ??運動会の徒競走でおなじみの曲になりました!さわやかな秋晴れの下、汗を流すには絶好の季節となってまいりましたね。この週末、運動会という学校も多いのではないでしょうか。

解説者:保護者の方が運動会に出場される場合は準備運動を怠らないように……思ったより体は動かなくなっているものです。おおっと早速カバレフスキーの道化師のギャロップだ、木琴つまりシロフォンのリズムを軽快に再現しているが、速い、速いぞ?BPMは原曲を超える勢いで回しております。

実況者:続いても徒競走の曲、ショート版アレンジでいきなりサビから入ったのはトランペット吹きの休日!

解説者:ルロイ・アンダーソンの人気曲ですね!実際オーケストラで演奏するにあたっては、トランペットパートは休日どころかせわしない旋律にスタッカートに音符も小刻みで、むしろ奏者の間では酷使される曲として名が通ってます。

実況者:チャット欄からはまるでずっと走ってる気分で休めないとか追いつけないとか足絡まって転ぶとかいう意見が散見されているようですが……

解説者:むしろござさんはそんな視聴者を手玉にとってさらに息切れさせようという魂胆かもしれないですねえ♬♪

実況者:さー次も運動会でおなじみウインナ・ポルカ、視聴者を休ませようという気はないようです。

解説者:チャット欄に貴婦人の乗馬が見えたようですし、そのような優雅な曲を挟むと皆さん休憩できるのでは?フォークダンス系のオクラホマミキサーとかもいかがでしょうかねえ…

実況者:さらに続いてクシコスポスト、もう視聴者はついてこれないのではないでしょうか?ピアノは全然足ていうか指が絡まることもなく悠々と演奏を続けている様子、徒競走じゃなくて持久走の様相を呈してまいりました、視聴者のための給水ポイントは無いのでしょうか。

解説者:そんな親切設計の配信には見えません。

実況者:続いてはコンバット・マーチ、言わずと知れた大学野球発祥の野球応援曲です。

解説者:たしかこの曲、早稲田大学の応援団の持ち曲でしたね。マラソンは一段落して野球なら攻守交替で休憩できるので、視聴者の皆さんも一息つかれているのではないでしょうか?

実況者:それは一安心でした。さて次はみんな大好きポルノグラフティのMUGEN、この曲についてはスポーツとの関係はいかがですか、解説さん?

解説者:2002年サッカーW杯のNHKテーマソングです。ポルノグラフティの定番ナンバーとして広く親しまれている曲でもありますね。

実況者:B'zのultra soul も来ましたがこの曲については?

解説者:2001年の水泳世界選手権でテーマソングに使われてから以後、水泳の世界大会でよく使われてる曲だからでしょう。ライブでも盛り上がる曲として今も親しまれているそうです。

実況者:さて、おおっと再び徒競走が始まったぞ、オッフェンバックの天国と地獄だ、油断してる視聴者もいる中、一気にラストスパートになだれこんでいくのか!?

解説者:天国と地獄といえば、ござさんのアレンジパターンにはこんなのもありましたが、視聴者は優雅にお茶飲んでるような雰囲気ではなさそうですね…
【ピアノ講座】「天国と地獄」を感動アレンジしてみた&解説付き - YouTube

実況者:競争というより無事にゴールにたどりつけるのか、展開から目が離せません!

解説者:やっぱり運動会といえばこの曲は外せないですねえー(優雅にお茶を飲む)。それはそうとチャット欄ではもう勘弁して、ラジオ体操を、との声もあるようですが、こういう感じで締めにされてはどうでしょうか?(8/20の生配信から、頭出し済み。ただしメンバーシップ限定)
ピアノ弾いてますリクエスト募集中! 2023/08/20 - YouTube

実況者:そんな悲鳴をよそに徒競走は最終コーナーを回ったぞ、ゴールが見えなくて視聴者は走る気が失せている、さらに続く曲はウイリアムテル序曲だ、サビから終盤への盛り上がるところでラストスパートか!??

解説者:ラジオ体操にはなりませんでしたね……ござさんはピアニスト=アスリートなので休憩いりませんし。

実況者:このままでは誰もゴールにたどりつけないのでは、どうなる徒競走?おおっと、ここでいきなり表彰式だ、走者にメダル授与です、展開が早すぎるぞ!

解説者:最後の整理体操がありませんでしたね!表彰式で誰が優勝したのか興味あるところですが、みんな頑張ったねというところでしょうか?今時は運動会でも順序はつけないようですし。ござさんの月刊ピアノアレンジでクラシックふうの素敵なバージョンもあります。
月刊Piano 2021年7月号「ござさんの All that Goza's Piano Arrange」第19回 見よ、勇者は帰りぬ(バッハ&ベートーヴェン風) - YouTube

 

実況者:さて、解説さんにこの徒競走の総括をしていただきましょう。

解説者:えーいつもあらゆる音楽ジャンルのメドレーが楽しいござさんの生配信ですが、このような違った切り口からのメドレーも新鮮味があって面白いですね。ほかにもドラマ主題歌メドレーとか、CMメドレーとかもありましたし。そういうところに意外と名曲が使われていたりすることも往々にしてよくあることです。

えーと今回の生配信でいうと(チラッと台帳を見ながら)、童謡メドレーも普段耳にしない曲が楽しめて、またござさんならではのアレンジも堪能できて聴きごたえがあったのではないでしょうか?

実況者:ではまた、次の配信も楽しみですね~!