事の発端はこれだった。
(5月頃から)色々ござさんの細かい言動がいちいち気になり、その動向にやきもきしっぱなしで、いったん落ち着こうと思ってござさんの動画を聞くのをやめてみた記憶。
もうブログでも散々書いてましたよね。「ただ趣味のピアノから勤めてた仕事をやめて専業になっただけであって、なんとなくピアノ弾いてるだけじゃないか、確固たるビジョンなんか無いだろう」とか、言い放題だったような。で、たかがファンなのにそこまで執着する意味無いしと思って、いったんリセットしようと思ったのかな。
ファンの発言じゃない、ござさんへの距離感の取り方が自分でもおかしいぞみたいな?
それもこれも、自分の中ではござさんの演奏はピアノ界で大活躍中なのに、現実のござさんの置かれた位置がはっきりしないというか、未来が見通せなくて(自分が)しんどかったのかもしれない。
何しろ、こんなふうに言うくらいには思い詰めていた。
結論を言うとござさんのピアノが気になってしんどい。
— かまたまうどん (@pEcXkXhkAeo0D6t) 2021年7月17日
多分、ござさんが檜舞台に立ってるのを見届けるまでは気が済まないであのブログ書き続けるに違いない。
お客さん前にして嬉しそうな顔してるござさんを見るまでは死ぬに死ねない。
他の動画と思ってチャゲアスの万里の河聴いてなぜかまた泣く。 https://t.co/WufewZrC87
でもどうせござさんから距離をおいて動画聞くのやめるなんて2、3日しか持たなかったのだけど。
そう、そんな無駄な行動はさっさとやめて正解だった。
なにかピアニストさん界隈で流れてきた断片的な情報。これどこでしょう?その時はさっぱり見当もつかなくて、さらに自分の不安感は増すばかり。
— ぜろいち Zeroichi (@Rei01_N) 2021年7月18日
しかし自分はネットピアノ新聞(仮称)の編集部所属、速報部のござさん番記者(そんなんあるんか)なのでおとなしく座して待つわけもなく。せっせと地下に潜って情報収集を欠かさなかったので、あるネタをつかんだところで積極的に界隈の情勢を探りに打って出た。
というわけで案件の正体はこれだったわけです。ゲーム音楽とアコースティック音楽の熱いコラボ。この組み合わせは東京オリンピック開会式でも注目されていた、今まさに話題の分野だ。そこにピアノが加わる夢のセッション。
瀬戸さんとぜろいちさんという、ピアノ界でもガチな二人の演奏に期待がかかる。
「BEMANI SYMPHONY ORIGINAL SOUNDTRACK」
— EDP OFFICIAL @ BEMANI SYMPHONY OST 9/15発売 (@EDP2016official) 2021年7月16日
9月15日に発売決定🎉
シリーズを代表する名曲23曲が、オーケストラアレンジとなりCD2枚組でリリース‼️
さらに「JOMANDA」「VALLIS-NERIA」「Lisa-RICCIA」がスペシャルメドレーに🎵https://t.co/efzLdHJYRd pic.twitter.com/cJXwxC6k1U
BEMANI SYMPHONY ORIGINAL SOUNDTRACK
— EDP OFFICIAL @ BEMANI SYMPHONY OST 9/15発売 (@EDP2016official) 2021年7月16日
コナミスタイル限定盤 完全生産限定セット✨
(CD+オルゴール+ピアノソロアレンジ集CD)
🔸「サヨナラ・ヘヴン」特製オルゴール
🔸ピアノソロアレンジ集CD
数量限定となりますのでお早めのご予約をオススメいたします。https://t.co/kerBUq3JAT pic.twitter.com/CjSjgxtEAS
ここにござさんの名前が挙がってないが、限定版のほうの特典CDでソロピアノ演奏を担当するという案件だったようです。
とりあえず告知がきて思いつくまま感想を当時書いてみた。
ただ、この時はただ案件の内容が分かっただけ、「音ゲーアレンジの音源がCDで手に入る」っていう程度の認識だった。それも十分自分の中では革新的だったけど。とりあえず感想の記事では仕事の依頼がきて良かった的な事を書いた気がする。
さて第1回ねぴらぼの締め切りが近づく中、自分はアーカイブの視聴に余念がなかったが、CD発売日の前日になってこんなつぶやきが舞い込んできた。
なになに・・・?
僕の演奏が音ゲーになった…だと…?! https://t.co/K5Sb44VBLT
— ござ 🎹 (@gprza) 2021年9月14日
音ゲーがピアノ演奏になったんですね・・・?と思って一度スルーしてましたすいません。分かってない人だった。
逆でした。
ござさんのピアノを聴きながら実際にゲームできるってことらしい。
実際にゲーム・・・
どこで?
ゲーセン?
こっそりBEMANIを置いてるゲーセンを調べましたけど、近所のゲーセンかそれか遠く県庁所在地にしか置いてないらしい。
近所でやると?
ウチの家族、近所の兄家族、その他近所の人達(お互い全員顔見知り、家族構成までばれている)に「ゲーセンで遊んでた」ことが筒抜けとなり、「何やってるんだそんな暇あるなら家の掃除でもしてろ」ってなって大ヒンシュクをかうのでやめておいた。
辺境の地のプライバシーってそんなもん。無いも同然。
ウチの高1男子をカモフラージュに連れていくには、付き添いがいる年齢でもなく不自然だし。かといって一人で行くと(マニュアルを勉強していったとしても)絶対まごついてて挙動不審なおばさんと化すから無理。
【※公式サイトのプレイ方法解説】
さて周知のとおり、ござさんの動画投稿歴は約10年にのぼる。動画投稿の初期はニコ動が主で、その当時のリスナーだったと思われる人達が、「あの音ゲーの神アレンジのござさんの曲で、ゲーセンで遊べる日が来るとは・・・!」的なつぶやきをしてるのをたくさん見かけた。
ニコ動といったらサブカル系ジャンルの動画が多いイメージ(自分は子育て真っ只中&スマホもなかったから、リアルタイムでは見た事なかったけど)。先日のツイキャス(ネピサマのスパチャ読み)のうち後半部分でもその当時、10年前を彷彿とさせる曲を演奏されていたので感想のリンク貼っとく。
現在、ござさんの音ゲーアレンジ代表曲と言ったら蠍火にニエンテみたいになってるが、ニコ動と言ったら
アニソン
ボカロ
東方
各種ゲーム音楽
要するに、ジャンルがござさんのレパートリーにもろかぶりである。多分弾ける曲は無限にあったと思われる。(現在まで全部は覚えてないだけだと思う)
ござで御座います。-ニコニコミュニティ(このコミュニティの中に膨大なレパートリー一覧がある。リクする方も覚えきれないような量。)
ゲーセンでござさんのアレンジが聞けるとなると、その記憶がある年代層の人達は「うわっ!!???」
っとなったことでしょう。懐かしい的な。
※当時の動画から、音ゲーの神アレンジ例。
【pop'n music 少年は空を辿る(ムラクモ/Murakumo)】
【「シュレーディンガーの猫(トイコンテンポラリー)」を弾いてみた】……ちなみに今はレパートリーの在庫切れ、鬼アレンジ過ぎて現在演奏不可とのこと。
シュレーディンガーは確か、年末年始の休暇10日間くらい?をまるまる練習に費やしてやっとこさ弾けたそうだ。去年の4~5月頃?スパチャリクがくるも、申し訳なさそうに謝っていた理由がそれだった。「もう弾けません」そりゃねえ…無理ですよね。
こんなふうにござさんにはいろんな顔がある。上記に貼ったニコニココミュニティのレパートリー紹介欄でもすでに、あらゆるジャンルを弾きこなしている事が伺える。
それはあくまでピアノ演奏がバラエティに富んでいることに関連付けられていた。
そのほかにもござさんの世界はピアノにとどまらず、楽器演奏全般に造詣が深いとあえていわせてもらいます。
この辺の演奏がすでにピアノ演奏者のクオリティを凌駕していて、その各界隈の人たちがこの時もわらわらとリプに寄ってきている気がする。
最近のベース音源はあまりにもリアルすぎてベーシストのチューニングのモノマネができるレベル。細かすぎて伝わらないけど pic.twitter.com/RX1V75CG12
— ござ 🎹 (@gprza) 2021年6月1日
誇張しすぎた歌謡曲のトランペット pic.twitter.com/hVxbosLrIy
— ござ 🎹 (@gprza) 2021年2月7日
鍵盤奏者なりにドラムを叩くとこうなる pic.twitter.com/V5I5CSCwJI
— ござ 🎹 (@gprza) 2021年7月29日
そんな調子で、今回もござさんの音ゲーの呟きに古いファン(と思われる人達)がわらわらと寄ってきてるのを見て、こっそりほくそ笑んでいる自分。(←ヤバい人)
さて。
管弦楽アレンジの本体CDは車に積んで聞いていて、通勤時間を豪華に彩ってくれている。
ござさんのCDはパソコンに入れてサウンドカード装着で聴いてみている。
え?どっちもスマホにいれたらいいじゃないか、そっちが手軽って?
今までネット音源でしかピアノ聴けなかったから、せっかくCDだし、なるべくいい環境で聴いてるんですけど?それがCDの醍醐味じゃないんですか?(なんなら車でも、スマホからのネットピアノ音源はBluetoothで全部カーオーディオに飛ばして聴いてる)
海神(わたつみ、と読む)とかはシュレーディンガーの猫を思い出すような技巧的アレンジの中にもござさんらしいアレンジは生きている。
ござさんの世界はどこまでも透明な海。透き通る波が寄せては返す。ワタツミの神のお使いはウミガメ、その背中に乗っていけばめくるめく極彩色の珊瑚の林の中を、原色の熱帯魚が群れになって泳いでいく様子が真横に過ぎていく。
そんな世界を彷彿とさせる綺麗な音の粒。
3、4曲目の静かな曲は、何か語りかけてくるような、映画か何か見ているような世界観。単なる音ゲーのアレンジ、ゲーム用の音の連なりのはずなんだけどござさんの演奏にはそこにストーリーが生まれている。
懐古調なのはこの辺までにしましょうか。
そんな風にネット界隈は実際にCD聴いたとかゲーセン行ってプレイしてみた動画とかで賑やかに盛り上がっていたが、自分はやっと仕事が終わって帰ってから聴いてみた。
小包を開けて…緩衝材をよけて…オルゴールは置いといて…ちょっとひとこと。
なんでござさんの特典CDにジャケがないんですか?
透明なケースにCDだけ放り込まれてて、これじゃ自主制作CDと変わらないじゃん。
限定版てことで追加料金払ってこれですか?どうゆうこと?
ブツブツ言っても始まらない。
もーいーですよ自分で作るから。
(ふて腐れモード)
CD出るというので自分は楽しみにリリースを待っていたのだが、今時通販が主流、店頭に並ばないのはわかった。でも送られてきて開けてみたらジャケが無いって、あんまりじゃありません?
最近はそれ以前の問題で、楽曲をリリースするのがそもそもダウンロード限定版つまりサブスク前提になっていて、CDなんて過去の産物、スマホやメモリスティック?やデジタルプレイヤーでデータを持ち運ぶ時代になってるのはわかる。電気屋さん行ったらCDプレイヤーは隅に追いやられていた。アナログ世界が衰退してるなと思うのは本も一緒だけど。
ござさんがそもそも活躍の舞台がネットであり、保存はできないにしてもYoutubeもライブのアーカイブも全てネット上だと考えると、演奏の実態を手に取ることが出来ないという意味ではサブスク限定で新曲をリリースしているアーティストと何ら変わるところがない。
でも自分はアナログ派、音楽はCDで聴きたい派。
何が違うって、まあネット上の音楽は聞く環境さえ整えれば立派に素晴らしい音で聴ける(だからサウンドカード買った)のだが、あくまでCDで聴きたい派。
CDショップ(今は本屋と一体だったりする)や中古CD屋で偶然出会うわくわく感。手に取ってその独創的なジャケを見ながらどんな奏者がどんな演奏してるのか考えを巡らす、何とも言えない胸が躍る感覚。
CDのジャケは、デザインも様々なら装丁も多種多様、紙のケースだったりリーフレットが凝っていたり・・・
もうこのアナログ分野に凝っている時点で完全に昭和勢なんですけどね。多分レコードからCDに移行する時点でこんなことをぼやいてる人が一定数いたと思われるが自分も多分に漏れず新しいメディア、新しい形態にはいまいち馴染めないでいる。
というわけで、ござさんのCDが出たというのにジャケが無いなんて論外。
図案はCD聴きながら考えます。洗い物しながらでも。
なぜかこの間別件でポータブルCDプレイヤーを買っていた。その直後CD発売が告知になったので、何か虫が知らせたのかもしれない。とにかくヘッドホン装着して延長3mのコードをキッチンで引き摺りながら洗い物しつつ、図案を考えるべし。(Bluetooth対応じゃないから)
で、ジャケ作った。
できた!なんちゃってジャケ😆
— かまたまうどん (@pEcXkXhkAeo0D6t) 2021年9月16日
ジャケのないCDなんてCDじゃない!というわけで作りました。
元ツイの画像はどっかのお台場で(3〜4年前)やってたチームラボとかいうイベントのようすです。
音ゲーぽい?
それと、ワタツミの神伝説の島が見える海岸のセットです https://t.co/oEH8TUiIGl pic.twitter.com/xUzNFtjtVE
ネットで音ゲーのプレイ画面を見る限り光がどんどん落ちて来る感じだったので光の粒みたいのを過去の写真フォルダから掘ってきました💦デザイン……そういうソフトを一応使ってみたけど、しみじみ思った。センスが無いとソフトの機能がよくても意味ありません。うん。(絵も描けないので自分はきれいな写真でどうにか作った)